【コース分析】京都芝1600m(外)_マイラーズカップ

ペース傾向

クラス ペース差
平均(※1)
逃げ切り
ペース差
平均(※2)
未勝利
500万下 -0.44 0.02
1000万下 0.00 0.38
1600万下 -0.15 0.98
OP・重賞 -0.92 -0.72

(※1)ペース差平均:逃げ馬が残り3Fを通過した平均です。1000万下平均を±0秒とし、マイナスならそれより速く、プラスなら遅いということになります。
(※2)逃げ切りペース差平均:逃げた馬がそのまま勝ったときのペース差の平均です。
※経年による誤差を1000万下平均を±0として修正済み
※未勝利は2013年以降1鞍しかないため割愛(通常、未勝利は内回り)

他コースでもたまにある現象なのですが、500万下が
1000万下よりもハイペースになる現象が起きています。
一方で1600万下は、1000万下と比較して
それほどハイペースにはなりません。
逃げ切って勝った馬の平均ペースは相当スローといえます。

 

脚質傾向

※以下、データはすべて2013年以降が対象

クラス別

3歳未勝利
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 0-0-0-1/1 0.00% 0.00% 0.00%
平地・先行 0-0-1-2/3 0.00% 0.00% 33.30%
平地・中団 1-1-0-5/7 14.30% 28.60% 28.60%
平地・後方 0-0-0-5/5 0.00% 0.00% 0.00%
平地・マクリ 0-0-0-0/0
3上・4上500万下
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 9-2-4-44/59 15.30% 18.60% 25.40%
平地・先行 15-20-15-164/214 7.00% 16.40% 23.40%
平地・中団 29-26-35-274/364 8.00% 15.10% 24.70%
平地・後方 6-11-6-246/269 2.20% 6.30% 8.60%
平地・マクリ 0-0-0-1/1 0.00% 0.00% 0.00%
3上・4上1000万下
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 11-5-8-48/72 15.30% 22.20% 33.30%
平地・先行 36-31-19-166/252 14.30% 26.60% 34.10%
平地・中団 20-23-21-194/258 7.80% 16.70% 24.80%
平地・後方 5-13-24-191/233 2.10% 7.70% 18.00%
平地・マクリ 0-0-0-2/2 0.00% 0.00% 0.00%
3上・4上1600万下
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 3-4-7-27/41 7.30% 17.10% 34.10%
平地・先行 20-14-17-94/145 13.80% 23.40% 35.20%
平地・中団 15-16-10-120/161 9.30% 19.30% 25.50%
平地・後方 3-6-7-121/137 2.20% 6.60% 11.70%
平地・マクリ 0-1-0-0/1 0.00% 100.00% 100.00%
3上・4上OP・重賞
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 4-3-1-35/43 9.30% 16.30% 18.60%
平地・先行 11-14-17-111/153 7.20% 16.30% 27.50%
平地・中団 19-22-20-222/283 6.70% 14.50% 21.60%
平地・後方 9-4-5-173/191 4.70% 6.80% 9.40%
平地・マクリ 0-0-0-0/0

 

1600万下の逃げ馬の勝率が極端に低く、
平均のペースを見ても超スローでした。
OP・重賞にしても下級条件と比べると少し成績が悪いです。

 

馬場別

良馬場
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 28-13-18-148/207 13.50% 19.80% 28.50%
平地・先行 79-81-68-509/737 10.70% 21.70% 30.90%
平地・中団 76-77-78-759/990 7.70% 15.50% 23.30%
平地・後方 24-35-44-679/782 3.10% 7.50% 13.20%
平地・マクリ 0-1-0-3/4 0.00% 25.00% 25.00%
良馬場以外
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 4-3-5-27/39 10.30% 17.90% 30.80%
平地・先行 13-13-12-102/140 9.30% 18.60% 27.10%
平地・中団 16-19-17-148/200 8.00% 17.50% 26.00%
平地・後方 6-4-5-143/158 3.80% 6.30% 9.50%
平地・マクリ 0-0-0-0/0

 

馬場が渋ると逃げ馬の勝率がやや下がります。

 

コース区分別

Aコース
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 14-4-10-65/93 15.10% 19.40% 30.10%
平地・先行 38-36-27-235/336 11.30% 22.00% 30.10%
平地・中団 30-38-35-352/455 6.60% 14.90% 22.60%
平地・後方 11-15-21-319/366 3.00% 7.10% 12.80%
平地・マクリ 0-0-0-1/1 0.00% 0.00% 0.00%
Bコース
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 10-8-3-46/67 14.90% 26.90% 31.30%
平地・先行 24-26-26-157/233 10.30% 21.50% 32.60%
平地・中団 23-24-24-212/283 8.10% 16.60% 25.10%
平地・後方 10-8-14-207/239 4.20% 7.50% 13.40%
平地・マクリ 0-1-0-1/2 0.00% 50.00% 50.00%
Cコース
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 5-3-8-51/67 7.50% 11.90% 23.90%
平地・先行 22-19-19-176/236 9.30% 17.40% 25.40%
平地・中団 31-31-30-273/365 8.50% 17.00% 25.20%
平地・後方 9-14-11-231/265 3.40% 8.70% 12.80%
平地・マクリ 0-0-0-1/1 0.00% 0.00% 0.00%
Dコース
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 3-1-2-13/19 15.80% 21.10% 31.60%
平地・先行 8-13-8-43/72 11.10% 29.20% 40.30%
平地・中団 8-3-6-70/87 9.20% 12.60% 19.50%
平地・後方 0-2-3-65/70 0.00% 2.90% 7.10%
平地・マクリ 0-0-0-0/0

 

Cコースだけ逃げ馬の勝率が低いですが、
このコースはMCSやマイラーズカップで使われます。
上の条件では逃げ馬が苦戦している特徴を表しています。

 

枠別成績

枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 27-26-27-242/322 8.40% 16.50% 24.80%
2枠 27-21-24-264/336 8.00% 14.30% 21.40%
3枠 27-26-34-272/359 7.50% 14.80% 24.20%
4枠 31-34-23-292/380 8.20% 17.10% 23.20%
5枠 26-32-35-318/411 6.30% 14.10% 22.60%
6枠 27-38-25-345/435 6.20% 14.90% 20.70%
7枠 34-36-36-390/496 6.90% 14.10% 21.40%
8枠 47-33-43-397/520 9.00% 15.40% 23.70%
良馬場
枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 24-25-24-196/269 8.90% 18.20% 27.10%
2枠 24-15-19-221/279 8.60% 14.00% 20.80%
3枠 23-22-31-223/299 7.70% 15.10% 25.40%
4枠 26-28-19-244/317 8.20% 17.00% 23.00%
5枠 21-26-28-266/341 6.20% 13.80% 22.00%
6枠 23-32-20-288/363 6.30% 15.20% 20.70%
7枠 26-31-31-328/416 6.30% 13.70% 21.20%
8枠 40-28-36-334/438 9.10% 15.50% 23.70%
良馬場以外
枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 3-1-3-46/53 5.70% 7.50% 13.20%
2枠 3-6-5-43/57 5.30% 15.80% 24.60%
3枠 4-4-3-49/60 6.70% 13.30% 18.30%
4枠 5-6-4-48/63 7.90% 17.50% 23.80%
5枠 5-6-7-52/70 7.10% 15.70% 25.70%
6枠 4-6-5-57/72 5.60% 13.90% 20.80%
7枠 8-5-5-62/80 10.00% 16.30% 22.50%
8枠 7-5-7-63/82 8.50% 14.60% 23.20%

 

良馬場では際立つばらつきはありませんが、
馬場が渋ると外枠有利になるようです。

 

騎手別成績(2022年以降)

騎手 着別度数 勝率 連率 複率 単回値 複回値 昨年順位
川田将雅 28-17-14-72/131 21.40% 34.40% 45.00% 95 101 2
ルメール 10-12-7-37/66 15.20% 33.30% 43.90% 62 81 1
坂井瑠星 8-7-4-39/58 13.80% 25.90% 32.80% 90 76 4
武豊 15-15-11-76/117 12.80% 25.60% 35.00% 67 66 9
松山弘平 18-8-16-103/145 12.40% 17.90% 29.00% 105 86 5
M.デム 10-19-7-49/85 11.80% 34.10% 42.40% 40 79 23
浜中俊 13-9-6-89/117 11.10% 18.80% 23.90% 71 68 28
池添謙一 12-13-4-91/120 10.00% 20.80% 24.20% 88 93 29
岩田康誠 11-13-11-80/115 9.60% 20.90% 30.40% 96 76 25
和田竜二 12-6-14-120/152 7.90% 11.80% 21.10% 108 66 27
川須栄彦 3-5-3-31/42 7.10% 19.00% 26.20% 132 95 103
秋山真一 4-2-4-50/60 6.70% 10.00% 16.70% 48 81 114
藤岡佑介 5-9-8-60/82 6.10% 17.10% 26.80% 44 80 18
北村友一 5-6-9-66/86 5.80% 12.80% 23.30% 85 86 15
酒井学 4-3-3-64/74 5.40% 9.50% 13.50% 201 76 41
菱田裕二 2-2-3-30/37 5.40% 10.80% 18.90% 74 81 36
太宰啓介 3-1-7-46/57 5.30% 7.00% 19.30% 172 165 96
四位洋文 3-9-4-45/61 4.90% 19.70% 26.20% 30 56
小牧太 3-2-7-57/69 4.30% 7.20% 17.40% 24 46 137
岩田望来 2-5-7-32/46 4.30% 15.20% 30.40% 44 99 8
国分優作 2-0-1-43/46 4.30% 4.30% 6.50% 118 38 80
古川吉洋 2-5-2-42/51 3.90% 13.70% 17.60% 276 118 71
松若風馬 3-2-7-66/78 3.80% 6.40% 15.40% 8 63 58
田口貫太 1-1-6-23/31 3.20% 6.50% 25.80% 56 133 26
高倉稜 1-0-1-30/32 3.10% 3.10% 6.30% 85 24 117
藤岡康太 2-2-7-62/73 2.70% 5.50% 15.10% 31 36 39
西村淳也 1-10-5-22/38 2.60% 28.90% 42.10% 9 183 10
幸英明 3-15-5-129/152 2.00% 11.80% 15.10% 6 69 21
国分恭介 0-0-1-51/52 0.00% 0.00% 1.90% 0 4 77

※昨年順位は2024年の勝鞍数

だいたい成績順で落ち着いていますが、
岩田望来騎手、西村淳也騎手はやや注意が必要でしょうか。
ただ、西村騎手は人気薄を2着、3着にもってきています。
基本的に若手騎手は活躍しだした時期にもよるので
キャリアとともに成績が落ち着いてくるかもしれません。

 

OP・重賞検討

マイラーズカップ

日付 馬場差 着順 馬番 馬名 3F順 P差 残3F差 3角 4角 GS
240421 -0.9 1 14 ソウルラッシュ 1 -2.2 0.8 8 6 103
2 3 セリフォス 2 0.9 8 9 101
3 9 ニホンピロキーフ 3 0.8 7 6 99
230423 -1.8 1 10 シュネルマイスター 1 -1.4 1.2 12 11 111
2 7 ガイアフォース 2 0.9 8 9 109
3 15 ソウルラッシュ 7 0.7 7 5 107
200426 -1.4 1 1 インディチャンプ 2 -0.4 0.8 4 3 109
2 5 ベステンダンク 8 0.0 2 2 102
3 7 ヴァンドギャルド 1 1.6 10 10 108
190421 -1.4 1 6 ダノンプレミアム 5 1.3 0.1 2 2 113
2 8 グァンチャーレ 6 0.0 1 1 110
3 2 パクスアメリカーナ 2 0.4 3 3 112
180422 -1.0 1 5 サングレーザー 1 -2.1 0.9 9 9 116
2 9 モズアスコット 4 0.1 2 2 109
3 4 エアスピネル 3 0.5 7 5 110
170423 -0.8 1 11 イスラボニータ 2 -0.6 0.5 5 4 114
2 4 エアスピネル 2 0.6 5 6 114
3 6 ヤングマンパワー 8 0.0 2 2 110
160424 -0.9 1 2 クルーガー 1 -1.4 0.7 11 12 106
2 1 ダノンシャーク 2 0.5 7 7 105
3 4 クラレント 6 0.2 3 3 102
150426 -1.5 1 15 レッドアリオン 5 0.4 0.3 3 3 108
2 4 サンライズメジャー 10 0.0 1 1 106
3 7 フィエロ 2 0.8 10 11 110
140427 -1.8 1 4 ワールドエース 3 -1.0 0.4 4 4 110
2 5 フィエロ 3 0.6 6 5 109
3 12 エキストラエンド 3 0.9 8 7 108
130421 -0.2 1 17 グランプリボス 6 -2.5 0.5 9 8 106
2 14 サンレイレーザー 5 0.7 13 11 106
3 12 ダノンシャーク 9 0.4 6 7 105

ペースが-1秒より速くなったあたりから、
上がり最速の差し・追い込み馬が台頭してきます。
2024年、2023年、2018年、2016年、2013年がこれに該当します。
一方でスローになった2019年、2015年は
しっかりと前目の馬が残しており、ペースと脚質が連動するコースです。
ペースをしっかり読んで予想をしていきたいです。

まずメンバー構成以前に、今年は10頭立てと出走頭数が少ないです。
2013年以降、出走頭数が少なかった年は

2020年12頭:ペース差-0.4秒
2019年10頭:ペース差+1.3秒
2017年11頭:ペース差-0.6秒

とGIIであることを考えるとスローといっていい年でした。
いずれの年も前の馬が馬券になっています。

今年はどの馬がいくのでしょうか。
結論からいうと、何が何でもハナを切る馬が見当たりません。
まずいきそうなのがセオで、ここのところはハナにこだわっていませんが
押し出されてハナを切りそうな気がします。
あとはレイベリングが前走初めてハナを切りました。
続いてビーアストニッシド、グラティアスあたりがポジションをとりそうですが
これはどう考えてもミドル以上にはならないと思います。

となると前の馬にチャンスありと判断するのが自然ですが
まず2人気になりそうなセオですが、どちらかというと
ハイペースで能力を発揮するタイプに思えます。
スローの団子になったとき、上がりの速い馬に
直線で抗えないというシーンは想像しておいたほうがいいように思えます。
このコースを苦手とする鞍上岩田望来騎手の腕にもかかっています。

レイベリングは逆にスローを参考して良績を出せており、
近2走は前が速くなってしまいました(しかも前々走はMCS)。
スローになりそうなここは警戒すべき1頭に思えます。
ただ、時計的な裏付けには乏しいです。

ビーアストニッシド、グラティアスは展開利があったとしても
さすがに買い要素がない気がします。

好位につけそうなのがニホンピロキーフ。
なんといっても去年このレース3着の実績が光りますが、
去年はペース差-2.2秒のハイペースで、前の馬が総崩れする展開でした。
スローに対応できるかどうかがカギとなります。
一応、条件戦ではスローからギアチェンして上がり最速、
というレースを連発していますし、
前々走洛Sで3着とはいえミドルペースでいい時計を出せています。
田口騎手、初の重賞制覇となるか。

人気どころだとジュンブロッサムが
あまり前が速くならなかった2024年の富士Sでしっかり対応できています。
ただ、関屋記念のように極端なスローになると
上がり最速で猛然と追い込んでも前の馬がすでにゴール、
というケースがあります。
それでも今回のメンバーなら馬券圏内は堅そうですが
1人気ですから頭かどうかが重要だと思いますので
そういった意味で盤石かというと疑問です。

ロングランはハイペースでは圧倒的な時計を出せていますが
ペースの遅かった福島民報杯で思わぬ大敗を喫しているように
展開次第なところがあります。

個人的には人気どころではニホンピロキーフが堅いと思っていて、
穴ならレイベリングという気がします。
勝負したいと思えるレースではありませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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