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【コース分析】中京芝1400m_中京2歳S

2025年8月26日 / コース分析, 展望

ペース傾向

クラス ペース差
平均(※1)
逃げ切り
ペース差
平均(※2)
未勝利 0.39 0.14
500万下 0.16 0.63
1000万下 0.06 0.50
1600万下 -0.30 1.30
OP・重賞 -1.07 -0.60

(※1)ペース差平均:逃げ馬が残り3Fを通過した平均です。1000万下平均を±0秒とし、マイナスならそれより速く、プラスなら遅いということになります。
(※2)逃げ切りペース差平均:逃げた馬がそのまま勝ったときのペース差の平均です。
※経年による誤差を1000万下平均を±0として修正済み

 

ペースは、クラスごとにあがっていきます。
後述しますが、このコースはクラスによっては
逃げ勝つのは非常に困難です。
ただ、500万下~1600万下で逃げ切って勝つには
極端にペースがゆるくなる必要があります。

 

脚質傾向

※以下、データはすべて2013年以降が対象

クラス別

3歳未勝利
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 11-12-5-42/70 15.70% 32.90% 40.00%
平地・先行 23-27-18-177/245 9.40% 20.40% 27.80%
平地・中団 31-27-42-472/572 5.40% 10.10% 17.50%
平地・後方 5-4-6-350/365 1.40% 2.50% 4.10%
平地・マクリ 0-0-0-0/0
3上・4上500万下
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 11-10-8-76/105 10.50% 20.00% 27.60%
平地・先行 39-26-24-297/386 10.10% 16.80% 23.10%
平地・中団 45-54-44-669/812 5.50% 12.20% 17.60%
平地・後方 10-15-29-477/531 1.90% 4.70% 10.20%
平地・マクリ 0-0-0-0/0
3上・4上1000万下
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 3-5-3-37/48 6.30% 16.70% 22.90%
平地・先行 18-14-15-124/171 10.50% 18.70% 27.50%
平地・中団 23-18-22-196/259 8.90% 15.80% 24.30%
平地・後方 3-11-9-172/195 1.50% 7.20% 11.80%
平地・マクリ 1-0-0-0/1 100.00% 100.00% 100.00%
3上・4上1600万下
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 1-2-2-22/27 3.70% 11.10% 18.50%
平地・先行 9-10-7-81/107 8.40% 17.80% 24.30%
平地・中団 14-8-12-107/141 9.90% 15.60% 24.10%
平地・後方 3-7-6-97/113 2.70% 8.80% 14.20%
平地・マクリ 0-0-0-0/0
3上・4上OP・重賞
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 1-0-0-2/3 33.30% 33.30% 33.30%
平地・先行 0-0-1-10/11 0.00% 0.00% 9.10%
平地・中団 1-3-2-19/25 4.00% 16.00% 24.00%
平地・後方 1-0-0-13/14 7.10% 7.10% 7.10%
平地・マクリ 0-0-0-0/0

 

やはり注目すべきは、1000万下と1600万下の逃げ馬の成績が
極端に落ち込んでいる点です。
通常、どんなコースでも勝率が高いのは逃げ馬で
位置取りに応じてどんどん悪くなっていくのが常です。
(逃げる馬がわかれば競馬は負けない)

500万下も逃げ馬と先行がほぼ同じ成績で、
このあたりの条件を買うときは控えるタイプに注意したいです。

なお、OP・重賞については2013年以降
3上、4上では3レースしか行われておらず参考データです。

 

馬場別

良馬場
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 38-44-27-201/310 12.30% 26.50% 35.20%
平地・先行 112-111-91-815/1129 9.90% 19.80% 27.80%
平地・中団 130-117-135-1625/2007 6.50% 12.30% 19.00%
平地・後方 29-38-58-1273/1398 2.10% 4.80% 8.90%
平地・マクリ 1-0-0-0/1 100.00% 100.00% 100.00%
良馬場以外
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 11-12-9-59/91 12.10% 25.30% 35.20%
平地・先行 36-33-26-226/321 11.20% 21.50% 29.60%
平地・中団 40-34-43-447/564 7.10% 13.10% 20.70%
平地・後方 4-12-14-371/401 1.00% 4.00% 7.50%
平地・マクリ 0-0-0-0/0

 

馬場による違いはありませんでした。

 

コース区分別

Aコース
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 31-34-20-163/248 12.50% 26.20% 34.30%
平地・先行 91-88-73-648/900 10.10% 19.90% 28.00%
平地・中団 106-98-108-1258/1570 6.80% 13.00% 19.90%
平地・後方 20-28-48-1016/1112 1.80% 4.30% 8.60%
平地・マクリ 0-0-0-0/0
Bコース
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 18-22-16-97/153 11.80% 26.10% 36.60%
平地・先行 57-56-44-393/550 10.40% 20.50% 28.50%
平地・中団 64-53-70-814/1001 6.40% 11.70% 18.70%
平地・後方 13-22-24-628/687 1.90% 5.10% 8.60%
平地・マクリ 1-0-0-0/1 100.00% 100.00% 100.00%

Aコース:ファルコンS(2020年、2024年以外)、愛知杯(2025年)
Bコース:ファルコンS(2020年、2024年)

コースによる有意な差は感じられませんでした。

 

枠別成績

全条件
枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 45-34-39-530/648 6.90% 12.20% 18.20%
2枠 41-56-47-528/672 6.10% 14.40% 21.40%
3枠 60-52-35-548/695 8.60% 16.10% 21.20%
4枠 49-52-62-555/718 6.80% 14.10% 22.70%
5枠 48-56-42-596/742 6.50% 14.00% 19.70%
6枠 44-31-54-633/762 5.80% 9.80% 16.90%
7枠 62-61-56-799/978 6.30% 12.60% 18.30%
8枠 52-59-68-830/1009 5.20% 11.00% 17.70%
良馬場
枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 39-26-26-418/509 7.70% 12.80% 17.90%
2枠 35-40-42-406/523 6.70% 14.30% 22.40%
3枠 44-36-23-439/542 8.10% 14.80% 19.00%
4枠 33-43-48-433/557 5.90% 13.60% 22.30%
5枠 37-43-33-465/578 6.40% 13.80% 19.60%
6枠 34-28-46-485/593 5.70% 10.50% 18.20%
7枠 46-48-44-622/760 6.10% 12.40% 18.20%
8枠 42-46-49-648/785 5.40% 11.20% 17.50%
良馬場以外
枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 6-8-13-112/139 4.30% 10.10% 19.40%
2枠 6-16-5-122/149 4.00% 14.80% 18.10%
3枠 16-16-12-109/153 10.50% 20.90% 28.80%
4枠 16-9-14-122/161 9.90% 15.50% 24.20%
5枠 11-13-9-131/164 6.70% 14.60% 20.10%
6枠 10-3-8-148/169 5.90% 7.70% 12.40%
7枠 16-13-12-177/218 7.30% 13.30% 18.80%
8枠 10-13-19-182/224 4.50% 10.30% 18.80%

 

良馬場では枠による差はそれほど大きくありませんが、
馬場が渋ると1枠、2枠の数字がやや悪くなります。
その分、枠の有利不利がなく3枠4枠が少しよくなります。

 

騎手別成績(2022年以降)

※昨年順位は2024年の勝鞍数

騎手 着別度数 勝率 連率 複率 単回値 複回値 昨年順位
川田将雅 8-7-4-11/30 26.70% 50.00% 63.30% 82 94 2
坂井瑠星 8-0-8-26/42 19.00% 19.00% 38.10% 114 73 4
高杉吏麒 3-0-0-16/19 15.80% 15.80% 15.80% 74 30 19
北村友一 4-3-0-22/29 13.80% 24.10% 24.10% 161 97 15
西村淳也 6-9-3-27/45 13.30% 33.30% 40.00% 72 80 10
吉田隼人 5-1-1-31/38 13.20% 15.80% 18.40% 142 52 61
鮫島克駿 5-2-2-30/39 12.80% 17.90% 23.10% 45 50 7
池添謙一 2-1-2-12/17 11.80% 17.60% 29.40% 30 84 29
長岡禎仁 2-0-0-15/17 11.80% 11.80% 11.80% 504 99 70
永島まな 6-3-2-41/52 11.50% 17.30% 21.20% 117 80 33
岩田望来 6-12-1-35/54 11.10% 33.30% 35.20% 48 75 8
松山弘平 5-4-3-34/46 10.90% 19.60% 26.10% 42 44 5
M.デム 2-3-3-11/19 10.50% 26.30% 42.10% 130 107 23
荻野極 2-1-1-18/22 9.10% 13.60% 18.20% 128 93 32
団野大成 5-5-7-39/56 8.90% 17.90% 30.40% 50 87 13
西塚洸二 3-2-2-27/34 8.80% 14.70% 20.60% 107 94 20
角田大河 2-2-1-24/29 6.90% 13.80% 17.20% 77 82 57
藤岡康太 2-2-4-24/32 6.30% 12.50% 25.00% 49 70 39
岩田康誠 1-0-1-15/17 5.90% 5.90% 11.80% 80 29 25
小崎綾也 1-0-1-15/17 5.90% 5.90% 11.80% 18 21 79
松若風馬 2-4-2-27/35 5.70% 17.10% 22.90% 92 167 58
武豊 1-4-1-12/18 5.60% 27.80% 33.30% 27 72 9
松本大輝 1-0-1-16/18 5.60% 5.60% 11.10% 18 15 85
田口貫太 1-0-0-17/18 5.60% 5.60% 5.60% 82 21 26
藤岡佑介 1-3-1-15/20 5.00% 20.00% 25.00% 24 56 18
吉村誠之 1-1-1-18/21 4.80% 9.50% 14.30% 35 26 31
国分優作 1-0-0-24/25 4.00% 4.00% 4.00% 49 12 80
国分恭介 1-4-3-18/26 3.80% 19.20% 30.80% 508 214 77
川須栄彦 1-0-1-25/27 3.70% 3.70% 7.40% 136 75 103
幸英明 2-2-3-49/56 3.60% 7.10% 12.50% 118 69 21
斎藤新 1-1-1-26/29 3.40% 6.90% 10.30% 16 34 37
和田竜二 1-4-2-28/35 2.90% 14.30% 20.00% 45 48 27
小沢大仁 1-0-2-40/43 2.30% 2.30% 7.00% 15 18 48
菱田裕二 0-6-2-27/35 0.00% 17.10% 22.90% 0 68 36
丸山元気 0-4-0-19/23 0.00% 17.40% 17.40% 0 50 47
今村聖奈 0-2-2-15/19 0.00% 10.50% 21.10% 0 80 94
角田大和 0-1-4-35/40 0.00% 2.50% 12.50% 0 51 56
酒井学 0-1-2-30/33 0.00% 3.00% 9.10% 0 40 41
秋山真一 0-0-4-15/19 0.00% 0.00% 21.10% 0 132 114
秋山稔樹 0-0-3-21/24 0.00% 0.00% 12.50% 0 40 72
亀田温心 0-0-1-21/22 0.00% 0.00% 4.50% 0 17 59
河原田菜 0-0-1-18/19 0.00% 0.00% 5.30% 0 8 89

 

吉田隼人騎手が順位の割にこのコースで活躍できています。
長岡騎手も騎乗機会は少ないですが、このコースで穴をあけています。
武騎手と藤岡佑介騎手が、全体の成績の割にはふるいません。

 

激アツ条件

脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 4-7-5-59/75 5.30% 14.70% 21.30%
平地・先行 27-24-22-205/278 9.70% 18.30% 26.30%
平地・中団 37-26-34-303/400 9.30% 15.80% 24.30%
平地・後方 6-18-15-269/308 1.90% 7.80% 12.70%
平地・マクリ 1-0-0-0/1 100.00% 100.00% 100.00%

世代:3上、4上
クラス:1000万下、1600万下
馬場:全
コース区分:全

 

OP・重賞検討

中京2歳ステークス

日付 馬場差 着順 馬番 馬名 3F順 P差 残3F差 3角 4角 GS
240914 -1.3 1 3 スリールミニョン 1 0.2 0.7 5 5 95
2 5 ブルーサンセット 3 0.0 1 1 92
3 2 ウィルサヴァイブ 3 0.2 2 2 90
220917 -1.7 1 4 アロマデローサ 2 0.8 0.3 5 5 95
2 2 クインズエルサ 3 0.2 3 3 92
3 11 ヤクシマ 1 0.6 8 7 94
211002 -1.1 1 1 ドーブネ 2 0.7 0.0 1 1 89
2 2 ジャスティンヴェル 1 0.6 4 5 88
3 5 ジャズブルース 3 0.3 4 3 86
201003 -0.9 1 5 ポールネイロン 4 0.3 0.0 1 1 93
2 7 フラリオナ 1 1.0 7 7 96
3 3 ヴェールクレール 2 0.4 3 3 93
130721 0.0 1 4 グランシェリー 1 1.1 0.4 5 5 90
2 5 ウインスプラッシュ 2 0.0 1 1 86
3 2 マイネルギャルソン 4 0.2 4 2 84

※2013年のみ中京2歳S(OP)
※ほかはききょうS

中京2歳Sはちょこちょこと距離が変わり、
今年から重賞となることから傾向ががらりと変わる可能性もありますが、
ひとまず2013年の中京2歳SとききょうSの傾向を参考にしてみます。

ペースとしては、3歳未勝利平均と同じかそれより遅いくらいで
例年スローになりがちと考えてよさそうです。
このコースは条件によっては差し有利ですが、
基本はスローヨーイドンと考えてよさそうです。

しかし、今年は実績ベースでハナを切ったことがある馬が4頭います。
ペースだけでいえば前走1000万下平均くらいで逃げた
エンヴィーミーがレースを引っ張りそうです。
番手以降でも控える馬がおらず、今年はそれなりに前が流れると
考えてよいのではないかと思いました。

1人気になりそうなスターアニスはGSトップで次走注意馬。
前走未勝利としてはハイペースで前目から上がり最速。
距離延長は問題なさそうな印象があります。

対抗馬としては、前走前目から上がり最速で勝ち切ったコラルリーフ。
前走まずまず速いペースを逃げて勝ちあがったエンヴィーミーあたりでしょうか。
いずれにせよ、不確定要素が多く勝負するレースではなさそうです。

 

 

 

 

 

【コース分析】中京芝1600m

2025年8月25日 / コース分析, 展望

ペース傾向

クラス ペース差
平均(※1)
逃げ切り
ペース差
平均(※2)
未勝利 0.33 0.49
500万下 0.02 0.35
1000万下 0.08 0.54
1600万下 0.37 0.80
OP・重賞 -0.93 -0.70

(※1)ペース差平均:逃げ馬が残り3Fを通過した平均です。1000万下平均を±0秒とし、マイナスならそれより速く、プラスなら遅いということになります。
(※2)逃げ切りペース差平均:逃げた馬がそのまま勝ったときのペース差の平均です。
※経年による誤差を1000万下平均を±0として修正済み

 

目立つのは500万下と1600万下で、1000万下を基準とすると
500万下はペースが速すぎ、1600万下は遅すぎます。
未勝利とOP・重賞はクラス也に遅くなり、一方は速くなります。

 

脚質傾向

※以下、データはすべて2013年以降が対象

クラス別

3歳未勝利
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 18-10-8-57/93 19.40% 30.10% 38.70%
平地・先行 35-32-32-192/291 12.00% 23.00% 34.00%
平地・中団 26-37-33-420/516 5.00% 12.20% 18.60%
平地・後方 5-7-11-405/428 1.20% 2.80% 5.40%
平地・マクリ 1-0-1-1/3 33.30% 33.30% 66.70%
3上・4上500万下
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 16-11-5-111/143 11.20% 18.90% 22.40%
平地・先行 39-43-31-308/421 9.30% 19.50% 26.80%
平地・中団 49-58-65-556/728 6.70% 14.70% 23.60%
平地・後方 22-12-25-523/582 3.80% 5.80% 10.10%
平地・マクリ 0-2-1-1/4 0.00% 50.00% 75.00%
3上・4上1000万下
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 9-6-4-35/54 16.70% 27.80% 35.20%
平地・先行 21-17-21-108/167 12.60% 22.80% 35.30%
平地・中団 13-21-16-144/194 6.70% 17.50% 25.80%
平地・後方 5-4-7-148/164 3.00% 5.50% 9.80%
平地・マクリ 0-0-0-4/4 0.00% 0.00% 0.00%
3上・4上1600万下
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 5-4-0-11/20 25.00% 45.00% 45.00%
平地・先行 7-11-8-35/61 11.50% 29.50% 42.60%
平地・中団 3-2-5-67/77 3.90% 6.50% 13.00%
平地・後方 3-1-5-54/63 4.80% 6.30% 14.30%
平地・マクリ 0-0-0-0/0
3上・4上OP・重賞
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 2-1-1-16/20 10.00% 15.00% 20.00%
平地・先行 6-6-5-50/67 9.00% 17.90% 25.40%
平地・中団 6-8-6-80/100 6.00% 14.00% 20.00%
平地・後方 4-3-6-71/84 4.80% 8.30% 15.50%
平地・マクリ 0-0-0-0/0

 

先ほどペース傾向で見たように、前が速くなりすぎる500万下では
逃げ馬がほかの条件より勝てておらず、
1600万下は遅くなりがちなので、逃げ馬がほかの条件に比べて
極端に残せている傾向にあります。
また、OP・重賞はペースが速いので、
500万下以上に逃げづらい傾向です。

 

馬場別

良馬場
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 56-44-30-269/399 14.00% 25.10% 32.60%
平地・先行 154-128-130-805/1217 12.70% 23.20% 33.90%
平地・中団 107-153-136-1357/1753 6.10% 14.80% 22.60%
平地・後方 38-31-63-1368/1500 2.50% 4.60% 8.80%
平地・マクリ 4-3-2-11/20 20.00% 35.00% 45.00%
良馬場以外
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 19-13-12-72/116 16.40% 27.60% 37.90%
平地・先行 39-44-33-236/352 11.10% 23.60% 33.00%
平地・中団 34-38-41-425/538 6.30% 13.40% 21.00%
平地・後方 13-11-15-360/399 3.30% 6.00% 9.80%
平地・マクリ 0-0-3-6/9 0.00% 0.00% 33.30%

 

馬場による大きな差はみられませんでした。

 

コース区分別

Aコース
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 49-32-27-216/324 15.10% 25.00% 33.30%
平地・先行 123-103-105-630/961 12.80% 23.50% 34.40%
平地・中団 80-129-113-1082/1404 5.70% 14.90% 22.90%
平地・後方 34-24-41-1084/1183 2.90% 4.90% 8.40%
平地・マクリ 2-1-2-9/14 14.30% 21.40% 35.70%
Bコース
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 26-25-15-125/191 13.60% 26.70% 34.60%
平地・先行 70-69-58-411/608 11.50% 22.90% 32.40%
平地・中団 61-62-64-700/887 6.90% 13.90% 21.10%
平地・後方 17-18-37-644/716 2.40% 4.90% 10.10%
平地・マクリ 2-2-3-8/15 13.30% 26.70% 46.70%

Aコース:中京記念(2025年)、シンザン記念(2021年~2023年、2025年)、京都金杯(2021年~2023年、2025年)
Bコース:中京記念(2013~2023年)

 

コースについても大きな差は見当たりません。

 

枠別成績

全条件
枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 50-45-50-545/690 7.20% 13.80% 21.00%
2枠 56-64-60-546/726 7.70% 16.50% 24.80%
3枠 51-59-49-593/752 6.80% 14.60% 21.10%
4枠 46-60-57-619/782 5.90% 13.60% 20.80%
5枠 60-53-72-622/807 7.40% 14.00% 22.90%
6枠 59-74-58-638/829 7.10% 16.00% 23.00%
7枠 71-49-62-674/856 8.30% 14.00% 21.30%
8枠 71-61-57-676/865 8.20% 15.30% 21.80%
良馬場
枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 33-35-38-432/538 6.10% 12.60% 19.70%
2枠 46-50-47-423/566 8.10% 17.00% 25.30%
3枠 39-47-35-460/581 6.70% 14.80% 20.80%
4枠 31-47-43-484/605 5.10% 12.90% 20.00%
5枠 46-42-60-474/622 7.40% 14.10% 23.80%
6枠 51-61-48-481/641 8.00% 17.50% 25.00%
7枠 55-31-50-531/667 8.20% 12.90% 20.40%
8枠 58-46-40-528/672 8.60% 15.50% 21.40%
良馬場以外
枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 17-10-12-113/152 11.20% 17.80% 25.70%
2枠 10-14-13-123/160 6.30% 15.00% 23.10%
3枠 12-12-14-133/171 7.00% 14.00% 22.20%
4枠 15-13-14-135/177 8.50% 15.80% 23.70%
5枠 14-11-12-148/185 7.60% 13.50% 20.00%
6枠 8-13-10-157/188 4.30% 11.20% 16.50%
7枠 16-18-12-143/189 8.50% 18.00% 24.30%
8枠 13-15-17-148/193 6.70% 14.50% 23.30%

 

良馬場だと若干真ん中より外の枠が優勢ですが、2枠も好成績で
それほど気にする差ではないかなと思います。
馬場が渋ると、さらにばらつきはなくなりますが、
今度は1枠の成績がよくなります。
馬場の内が荒れるはずなのに1枠の成績がいいのは謎ですが、
枠についてはそれほど大きな差のあるコースとは思えませんでした。

 

騎手別成績(2022年以降)

※昨年順位は2024年の勝鞍数

騎手 着別度数 勝率 連率 複率 単回値 複回値 昨年順位
西村淳也 12-6-5-34/57 21.10% 31.60% 40.40% 115 112 10
川田将雅 12-8-9-31/60 20.00% 33.30% 48.30% 62 72 2
M.デム 5-3-1-17/26 19.20% 30.80% 34.60% 187 76 23
松山弘平 16-10-8-58/92 17.40% 28.30% 37.00% 102 72 5
岩田望来 13-10-13-39/75 17.30% 30.70% 48.00% 78 105 8
坂井瑠星 11-9-7-46/73 15.10% 27.40% 37.00% 91 84 4
今村聖奈 4-2-1-21/28 14.30% 21.40% 25.00% 60 61 94
吉田隼人 6-4-6-33/49 12.20% 20.40% 32.70% 171 106 61
浜中俊 3-2-2-18/25 12.00% 20.00% 28.00% 68 52 28
横山典弘 5-7-6-28/46 10.90% 26.10% 39.10% 82 91 53
西塚洸二 3-7-3-17/30 10.00% 33.30% 43.30% 63 232 20
鮫島克駿 6-5-5-50/66 9.10% 16.70% 24.20% 359 129 7
秋山真一 2-3-3-14/22 9.10% 22.70% 36.40% 365 118 114
角田大和 3-2-2-29/36 8.30% 13.90% 19.40% 114 73 56
永島まな 5-3-4-49/61 8.20% 13.10% 19.70% 114 101 33
北村友一 3-2-2-31/38 7.90% 13.20% 18.40% 200 73 15
団野大成 5-4-6-50/65 7.70% 13.80% 23.10% 81 73 13
池添謙一 2-3-5-19/29 6.90% 17.20% 34.50% 190 94 29
荻野極 2-2-0-26/30 6.70% 13.30% 13.30% 19 19 32
吉村誠之 2-3-4-22/31 6.50% 16.10% 29.00% 46 150 31
藤岡佑介 2-5-5-20/32 6.30% 21.90% 37.50% 40 80 18
斎藤新 2-4-1-26/33 6.10% 18.20% 21.20% 44 131 37
武豊 2-1-4-30/37 5.40% 8.10% 18.90% 22 35 9
幸英明 4-1-3-71/79 5.10% 6.30% 10.10% 41 30 21
松本大輝 1-2-2-18/23 4.30% 13.00% 21.70% 51 78 85
丸山元気 1-0-2-20/23 4.30% 4.30% 13.00% 69 53 47
小崎綾也 1-0-1-21/23 4.30% 4.30% 8.70% 447 73 79
高杉吏麒 1-0-2-21/24 4.20% 4.20% 12.50% 17 38 19
国分恭介 1-0-1-24/26 3.80% 3.80% 7.70% 316 47 77
菱田裕二 1-2-2-28/33 3.00% 9.10% 15.20% 9 49 36
松若風馬 1-6-2-26/35 2.90% 20.00% 25.70% 319 117 58
和田竜二 2-11-7-54/74 2.70% 17.60% 27.00% 8 85 27
藤岡康太 1-3-5-30/39 2.60% 10.30% 23.10% 3 63 39
酒井学 1-1-1-37/40 2.50% 5.00% 7.50% 45 28 41
角田大河 0-5-0-38/43 0.00% 11.60% 11.60% 0 34 57
古川吉洋 0-2-2-22/26 0.00% 7.70% 15.40% 0 58 71
富田暁 0-1-4-25/30 0.00% 3.30% 16.70% 0 55 73
小沢大仁 0-1-3-44/48 0.00% 2.10% 8.30% 0 32 48
国分優作 0-1-1-21/23 0.00% 4.30% 8.70% 0 44 80
河原田菜 0-1-0-22/23 0.00% 4.30% 4.30% 0 10 89
川須栄彦 0-0-1-22/23 0.00% 0.00% 4.30% 0 26 103
田口貫太 0-0-0-24/24 0.00% 0.00% 0.00% 0 0 26

 

若手時代が含まれるにもかかわらず好成績の西村騎手は、
注目に値するかと思います。
また、今村騎手、吉田騎手あたりは成績のわりに得意にしています。

以外なのが武騎手と幸で、乗り鞍数を考えても
少し疑ってかかりたい騎手です。

 

激アツ条件

脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 4-2-0-7/13 30.80% 46.20% 46.20%
平地・先行 5-8-7-21/41 12.20% 31.70% 48.80%
平地・中団 1-1-3-41/46 2.20% 4.30% 10.90%
平地・後方 2-1-2-35/40 5.00% 7.50% 12.50%
平地・マクリ 0-0-0-0/0

世代:3上、4上
クラス:1600万下
馬場:良馬場
コース区分:全

 

1600万下で逃げ馬が優秀でしたが、良馬場にしぼると
さらに成績優秀です。
先ほども書いたようにスローになりがちな条件なので
メンバー構成から楽に逃げられそうな馬がいれば、積極的に狙いたいです。

 

OP・重賞検討

※後日当該条件のレースがあるときに更新予定

※中京2歳Sが1600mと勘違いして途中まで記事を作ったのでとりあえず傾向だけアップしておきます

 

 

 

 

【コース分析】新潟芝1600m_新潟2歳S

2025年8月24日 / コース分析, 展望

ペース傾向

クラス ペース差
平均(※1)
逃げ切り
ペース差
平均(※2)
未勝利 0.13 0.64
500万下 0.04 0.68
1000万下 0.00
1600万下 -0.41 -0.05
OP・重賞 -1.13 -0.86

(※1)ペース差平均:逃げ馬が残り3Fを通過した平均です。1000万下平均を±0秒とし、マイナスならそれより速く、プラスなら遅いということになります。
(※2)逃げ切りペース差平均:逃げた馬がそのまま勝ったときのペース差の平均です。
※経年による誤差を1000万下平均を±0として修正済み

 

未勝利~1000万下はほぼペースが変わりません。
1600万下で速くなり、OP・重賞ではがくりとペースが速くなります。
未勝利と500万下で逃げ切った馬のペースに差はありませんでした。
1000万下「-」となっているのは2013年以降、
逃げ切った馬がいないからです。

脚質傾向

※以下、データはすべて2013年以降が対象

クラス別

3歳未勝利
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ   5-3-3-43/ 54 9.30% 14.80% 20.40%
平地・先行  16-16-14-144/190 8.40% 16.80% 24.20%
平地・中団  25-22-27-315/389 6.40% 12.10% 19.00%
平地・後方   8-13-10-261/292 2.70% 7.20% 10.60%
平地・マクリ   0-0-0-0/
0
3上・4上500万下
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ    5- 5- 5-62/  77 6.50% 13.00% 19.50%
平地・先行   28-18-19-214/ 279 10.00% 16.50% 23.30%
平地・中団   38-39-38-362/ 477 8.00% 16.10% 24.10%
平地・後方    7-14-15-330/ 366 1.90% 5.70% 9.80%
平地・マクリ    0- 0- 0- 0/   0
3上・4上1000万下
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ   0-3-2-25/ 30 0.00% 10.00% 16.70%
平地・先行  14-12-10-69/105 13.30% 24.80% 34.30%
平地・中団  12-9-12-134/167 7.20% 12.60% 19.80%
平地・後方   4-6-6-106/122 3.30% 8.20% 13.10%
平地・マクリ   0-0-0-0/
0
3上・4上1600万下
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ   3-0-3-7/ 13 23.10% 23.10% 46.20%
平地・先行   5-5-3-32/ 45 11.10% 22.20% 28.90%
平地・中団   5-6-4-66/ 81 6.20% 13.60% 18.50%
平地・後方   0-2-3-51/ 56 0.00% 3.60% 8.90%
平地・マクリ   0-0-0-0/
0
3上・4上OP・重賞
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ   6-3-3-13/ 25 24.00% 36.00% 48.00%
平地・先行   6-7-8-66/ 87 6.90% 14.90% 24.10%
平地・中団   9-11-9-135/164 5.50% 12.20% 17.70%
平地・後方   4-5-4-98/111 3.60% 8.10% 11.70%
平地・マクリ   0-0-0-0/
0

 

クラスによって脚質傾向が変わり、つかみどころがないのですが
理由はともかく傾向としては500万下と1000万下で逃げ切ることは困難で、
1600万下以上では逃げ馬が優勢となります。

未勝利~1000万下はペースが変わらず、
1000万下を基準にすると未勝利や500万下は
クラスの割には速いということになりますが、
厳しいペースになるほど消耗戦となり
逃げ馬が逃げ切れるという傾向にあるようです。

一方でスローになると上がり勝負になり、一本調子の先行馬には厳しく
ギアチェンできる馬が強いコースであるといえます。
非常に特殊なコースです。

世の中的には直線が長いので差し有利といわれていますが、
クラスによってその傾向はががらりと違うので
鵜呑みにしないほうがいいでしょう。

 

馬場別

良馬場
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ   36-26-31-209/ 302 11.90% 20.50% 30.80%
平地・先行  106-98-84-796/1084 9.80% 18.80% 26.60%
平地・中団  129-129-137-1478/1873 6.90% 13.80% 21.10%
平地・後方   32-48-49-1226/1355 2.40% 5.90% 9.50%
平地・マクリ    0- 1- 0- 0/   1 0.00% 100.00% 100.00%
良馬場以外
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ   9-7-3-46/ 65 13.80% 24.60% 29.20%
平地・先行  26-24-20-164/234 11.10% 21.40% 29.90%
平地・中団  19-26-31-333/409 4.60% 11.00% 18.60%
平地・後方  11-8-11-256/286 3.80% 6.60% 10.50%
平地・マクリ   0-0-0-0/
0

 

時計の出る良馬場では多い込みが若干不利になりますが、
良馬場以外のサンプル数が少なく、一概にはいえません。
それほど大きな差があるとは思えませんでした。

 

コース区分別

Aコース
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ   40-28-30-209/ 307 13.00% 22.10% 31.90%
平地・先行  111-103-85-808/1107 10.00% 19.30% 27.00%
平地・中団  120-132-143-1555/1950 6.20% 12.90% 20.30%
平地・後方   37-43-48-1229/1357 2.70% 5.90% 9.40%
平地・マクリ    0- 1- 0- 0/   1 0.00% 100.00% 100.00%
Bコース
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ   5-5-4-46/60 8.30% 16.70% 23.30%
平地・先行  21-19-19-152/211 10.00% 19.00% 28.00%
平地・中団  28-23-25-256/332 8.40% 15.40% 22.90%
平地・後方   6-13-12-253/284 2.10% 6.70% 10.90%
平地・マクリ   0-0-0-0/0

 

Aコース:関屋記念、新潟2歳S、京成杯AH(2014年)
Bコース:重賞なし

Aコースでしか重賞が施行されず、
先ほども書いたように重賞では逃げ馬が成績優秀です。
それに引っ張られる形で、Aコースの方が逃げの成功率が高いです。

それだけでなく、条件戦だけで比較すると
Aコースの逃げ成功率が13.20%、Bコースは4.10%まで落ち込みます。
Bコースでは谷川岳Sが施行され、2013年以降3頭も逃げ切っていることから
条件戦に限定するとごっそりと抜けるためです。
Bコースでのレース自体が全体の中で極端に割合が低く
あくまでも参考程度にしたほうがよさそうです。
クラス別の脚質傾向がわかりやすくばらけているため
馬券作戦としてはコース区分より、クラスを気にしたほうがいいでしょう。

枠別成績

全条件
枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠  27-30-31-496/584 4.60% 9.80% 15.10%
2枠  50-30-37-502/619 8.10% 12.90% 18.90%
3枠  36-39-38-526/639 5.60% 11.70% 17.70%
4枠  31-46-40-540/657 4.70% 11.70% 17.80%
5枠  46-51-50-536/683 6.70% 14.20% 21.50%
6枠  50-52-71-538/711 7.00% 14.30% 24.30%
7枠  65-65-46-668/844 7.70% 15.40% 20.90%
8枠  63-54-53-704/874 7.20% 13.40% 19.50%
良馬場
枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠  23-25-24-409/481 4.80% 10.00% 15.00%
2枠  44-21-27-419/511 8.60% 12.70% 18.00%
3枠  31-32-35-427/525 5.90% 12.00% 18.70%
4枠  27-37-34-443/541 5.00% 11.80% 18.10%
5枠  41-43-42-439/565 7.30% 14.90% 22.30%
6枠  41-42-58-444/585 7.00% 14.20% 24.10%
7枠  48-56-40-547/691 6.90% 15.10% 20.80%
8枠  48-46-41-583/718 6.70% 13.10% 18.80%
良馬場以外
枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠   4-5-7-87/103 3.90% 8.70% 15.50%
2枠   6-9-10-83/108 5.60% 13.90% 23.10%
3枠   5-7-3-99/114 4.40% 10.50% 13.20%
4枠   4-9-6-97/116 3.40% 11.20% 16.40%
5枠   5-8-8-97/118 4.20% 11.00% 17.80%
6枠   9-10-13-94/126 7.10% 15.10% 25.40%
7枠  17-9-6-121/153 11.10% 17.00% 20.90%
8枠  15-8-12-121/156 9.60% 14.70% 22.40%

 

やや外枠有利に思えます。
良馬場以外ではさらにその傾向が強まります。
渋ったら6~8枠を気にしていいかもしれません。

 

騎手別成績(2022年以降)

騎手 着別度数 勝率 連率 複率 単回値 複回値 昨年順位
騎手 着別度数 勝率 連率 複率 単回値 複回値 昨年順位
ルメール  8-2-2-8/20 40.00% 50.00% 60.00% 86 78 1
川田将雅  5-2-2-5/14 35.70% 50.00% 64.30% 105 87 2
丹内祐次  5-2-1-11/19 26.30% 36.80% 42.10% 252 114 12
戸崎圭太 11-6-3-26/46 23.90% 37.00% 43.50% 92 74 3
佐々木大  4-1-1-11/17 23.50% 29.40% 35.30% 562 167 11
北村宏司  3-2-2-9/16 18.80% 31.30% 43.80% 138 116 66
坂井瑠星  3-2-2-14/21 14.30% 23.80% 33.30% 57 53 4
団野大成  2-0-2-10/14 14.30% 14.30% 28.60% 69 53 13
松山弘平  2-2-3-8/15 13.30% 26.70% 46.70% 61 103 5
今村聖奈  2-1-1-13/17 11.80% 17.60% 23.50% 284 103 94
三浦皇成  5-4-2-35/46 10.90% 19.60% 23.90% 128 53 17
杉原誠人  3-0-2-24/29 10.30% 10.30% 17.20% 54 67 60
M.デム  3-4-5-18/30 10.00% 23.30% 40.00% 37 235 23
菅原明良  4-6-6-28/44 9.10% 22.70% 36.40% 38 107 14
大野拓弥  2-2-2-17/23 8.70% 17.40% 26.10% 220 92 40
丸山元気  2-4-2-24/32 6.30% 18.80% 25.00% 36 108 47
荻野極  2-2-3-26/33 6.10% 12.10% 21.20% 36 94 32
岩田康誠  1-4-0-13/18 5.60% 27.80% 27.80% 13 90 25
斎藤新  1-2-0-15/18 5.60% 16.70% 16.70% 137 40 37
松岡正海  1-1-1-15/18 5.60% 11.10% 16.70% 35 41 50
和田竜二  1-2-1-15/19 5.30% 15.80% 21.10% 13 72 27
横山琉人  1-2-0-17/20 5.00% 15.00% 15.00% 19 29 68
津村明秀  2-5-5-29/41 4.90% 17.10% 29.30% 23 79 22
田辺裕信  1-1-2-19/23 4.30% 8.70% 17.40% 27 45 24
木幡巧也  1-0-1-21/23 4.30% 4.30% 8.70% 223 42 46
藤田菜七  1-0-1-21/23 4.30% 4.30% 8.70% 27 221 93
永島まな  1-2-2-19/24 4.20% 12.50% 20.80% 5 129 33
菊沢一樹  1-1-3-27/32 3.10% 6.30% 15.60% 12 65 43
石川裕紀  1-2-3-30/36 2.80% 8.30% 16.70% 17 55 30
石橋脩  0-5-4-38/47 0.00% 10.60% 19.10% 0 139 49
菱田裕二  0-3-1-15/19 0.00% 15.80% 21.10% 0 110 36
西村淳也  0-2-4-11/17 0.00% 11.80% 35.30% 0 74 10
江田照男  0-2-1-13/16 0.00% 12.50% 18.80% 0 59 91
西塚洸二  0-2-0-15/17 0.00% 11.80% 11.80% 0 55 20
柴田大知  0-1-2-12/15 0.00% 6.70% 20.00% 0 26 86
原優介  0-1-1-35/37 0.00% 2.70% 5.40% 0 15 42
武藤雅  0-1-1-17/19 0.00% 5.30% 10.50% 0 25 74
吉田豊  0-0-5-18/23 0.00% 0.00% 21.70% 0 58 45
内田博幸  0-0-0-20/20 0.00% 0.00% 0.00% 0 0 62
小林脩斗  0-0-0-14/14 0.00% 0.00% 0.00% 0 0 128
丸田恭介  0-0-0-17/17 0.00% 0.00% 0.00% 0 0 67

※昨年順位は2024年の勝鞍数

 

上位騎手でこのレースを苦手としている騎手は
西村騎手、西塚騎手ですが二人とも若い騎手なので
成長分を加味するとなんともいえません。

一方で穴をあけてくるのが北村宏司騎手と今村騎手です。
回収率も優秀なので、一応頭に入れておいたほうがよいかもしれません。

 

激アツ条件

3上・4上OP・重賞
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ   6-3-3-13/25 24.00% 36.00% 48.00%
平地・先行   6-7-8-66/87 6.90% 14.90% 24.10%
平地・中団   9-11-9-135/164 5.50% 12.20% 17.70%
平地・後方   4-5-4-98/111 3.60% 8.10% 11.70%
平地・マクリ   0-0-0-0/0

世代:3上、4上
クラス:OP、重賞
馬場:全
コース区分:全

 

これは繰り返しになってしまいますが、
古馬混合のOP・重賞の逃げ成功率が非常に高いです。
複勝率は48%で2レースに1回は逃げ馬が馬券にからみます。
毎回、なるべくヒモには入れるべきでしょう。

また、渋った馬場の外枠は要注意です。
良馬場以外で7-8枠で4角3番手の馬は、
勝率連率複率とともに、回収率も非常に優秀です。

 

OP・重賞検討

新潟2歳ステークス

日付 馬場差 着順 馬番 馬名 3F順 P差 残3F差 3角 4角 GS
240825 -1.2 1 9 トータルクラリティ 2 0.4 0.5 3 4 91
2 6 コートアリシアン 1 0.7 5 5 91
3 10 プロクレイア 2 1.1 10 10 88
230827 -0.9 1 12 アスコリピチェーノ 3 0.3 0.7 5 5 98
2 6 ショウナンマヌエラ 8 0.0 1 1 93
3 11 クリーンエア 4 0.7 5 7 95
220828 -0.6 1 7 キタウイング 1 2.5 0.7 10 8 93
2 9 ウインオーディン 2 0.6 6 7 91
3 8 シーウィザード 3 0.4 5 5 90
210829 -0.6 1 1 セリフォス 1 0.5 0.8 6 6 103
2 8 アライバル 3 0.8 6 6 101
3 6 オタルエバー 9 0.0 1 1 96
200830 0.6 1 11 ショックアクション 1 -0.9 1.0 3 5 100
2 9 ブルーシンフォニー 6 0.6 7 3 95
3 5 フラーズダルム 2 1.3 5 7 98
190825 -0.6 1 6 ウーマンズハート 1 1.7 0.8 7 7 98
2 13 ペールエール 2 0.6 5 4 96
3 7 ビッククインバイオ 5 0.1 2 2 90
180826 -0.5 1 6 ケイデンスコール 1 1.7 0.9 8 8 94
2 9 アンブロークン 2 0.8 7 7 94
3 8 スティルネス 3 0.7 4 4 93
170827 -0.4 1 8 フロンティア 2 1.8 0.1 2 2 100
2 15 コーディエライト 4 0.0 1 1 99
3 3 テンクウ 1 0.5 6 6 102
160828 -0.7 1 10 ヴゼットジョリー 2 1.1 0.4 7 8 98
2 12 オーバースペック 1 0.9 15 14 99
3 3 イブキ 4 0.1 4 4 94
150830 0.0 1 2 ロードクエスト 1 -0.2 1.1 18 17 107
2 13 ウインファビラス 3 0.4 5 5 96
3 7 マコトルーメン 2 1.4 17 17 99
140831 -0.4 1 4 ミュゼスルタン 2 -0.7 0.9 14 11 103
2 7 アヴニールマルシェ 1 1.3 14 14 105
3 2 ニシノラッシュ 5 0.6 6 6 99
130825 -0.4 1 17 ハープスター 1 0.9 1.3 18 18 103
2 3 イスラボニータ 3 0.6 12 13 94
3 18 ピークトラム 4 0.5 8 8 94

 

古馬混合のOP・重賞は逃げ馬が優勢ですが、
新潟2歳Sは脚質傾向ががらりと変わります。
2013年以降、逃げ馬の成績は(0,2,1,9)と不振です。
このレースがスローになりがちで、
今年もとばしていく馬は見当たりません。
残り3Fで速い上がりが使える馬を中心視したいです。

2013年以降、馬券になった36頭中、
前走上がり最速が22頭、上がり2位が13頭、その他1頭です。
勝ち馬に限ると12頭中10頭が前走上がり最速です。

今年だとリネンタイリン、フォトンゲイザーは
人気通り消しでいいと思います。

また、勝った馬の前走は、上がり1位と2位の乖離が激しいパターンが多いです。
今年それに該当するのはサノノグレーターとリアライズシリウスで
いずれも人気2頭ですが、この人気は妥当であるといえると思います。

あと1頭注意したいのがGS3位のタイセイフレッサ。
短いところを使われてきて、
勝ち上がりに3走を要したので人気していませんが、
前走、直線やや前が詰まりつつも
位置取りを考えると上がりが出ています。
非常におもしろい1頭ではないかと思います。

 

 

 

 

 

 

【コース分析】小倉芝1200m_北九州記念

2025年7月6日 / コース分析, 展望

ペース傾向

クラス ペース差
平均(※1)
逃げ切り
ペース差
平均(※2)
未勝利 0.25 0.31
500万下 0.26 0.26
1000万下 0.04 0.15
1600万下 -0.24 0.20
OP・重賞 -0.37 -0.63

(※1)ペース差平均:逃げ馬が残り3Fを通過した平均です。1000万下平均を±0秒とし、マイナスならそれより速く、プラスなら遅いということになります。
(※2)逃げ切りペース差平均:逃げた馬がそのまま勝ったときのペース差の平均です。
※経年による誤差を1000万下平均を±0として修正済み

未勝利と500万下を比較するとほぼ平均ペースが同じで、
500万下で逃げ切った馬の平均が0.26秒と未勝利と同じことから
未勝利が速くなりすぎる傾向にあるといえるかと思います。

1600万下とOP。・重賞はほぼ差がありませんが、
なぜか1600万下で逃げ切った馬の平均ペースは遅く、ほぼ1000万下並。
ハイペースでぼろぼろと負けています。
この辺は次のブロックで検証します。

 

脚質傾向

※以下、データはすべて2013年以降が対象

クラス別

3歳未勝利
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 46-32-18-133/229 20.10% 34.10% 41.90%
平地・先行 105-111-89-546/851 12.30% 25.40% 35.80%
平地・中団 69-80-112-1509/1770 3.90% 8.40% 14.70%
平地・後方 8-5-10-1196/1219 0.70% 1.10% 1.90%
平地・マクリ 1-1-0-0/2 50.00% 100.00% 100.00%
3上・4上500万下
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 44-28-22-164/258 17.10% 27.90% 36.40%
平地・先行 115-102-106-670/993 11.60% 21.90% 32.50%
平地・中団 81-109-100-1537/1827 4.40% 10.40% 15.90%
平地・後方 18-22-28-1149/1217 1.50% 3.30% 5.60%
平地・マクリ 0-0-1-1/2 0.00% 0.00% 50.00%
3上・4上1000万下
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 15-11-4-55/85 17.60% 30.60% 35.30%
平地・先行 35-41-25-221/322 10.90% 23.60% 31.40%
平地・中団 28-22-41-463/554 5.10% 9.00% 16.40%
平地・後方 7-11-15-331/364 1.90% 4.90% 9.10%
平地・マクリ 0-0-0-1/1 0.00% 0.00% 0.00%
3上・4上1600万下
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 5-0-3-28/36 13.90% 13.90% 22.20%
平地・先行 13-16-12-97/138 9.40% 21.00% 29.70%
平地・中団 11-15-11-180/217 5.10% 12.00% 17.10%
平地・後方 7-5-10-114/136 5.10% 8.80% 16.20%
平地・マクリ 0-0-0-0/0
3上・4上OP・重賞
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 4-2-1-13/20 20.00% 30.00% 35.00%
平地・先行 8-7-4-65/84 9.50% 17.90% 22.60%
平地・中団 5-8-12-114/139 3.60% 9.40% 18.00%
平地・後方 3-3-2-88/96 3.10% 6.30% 8.30%
平地・マクリ 0-0-1-0/1 0.00% 0.00% 100.00%

 

まず、全国の芝1200mで逃げの成功率でいうと
小倉は9場中6位と、平坦で直線が短いコースとはいえ、
印象より逃げづらいコースです。

クラス別でみていくと、1600万下の逃げ成功率が
ほかの条件と比べると厳しいです。
これは、詳しく見てみると2021年からがくりと逃げ馬の成績が落ちています。
(2020年も勝ち馬がいませんが、2Rしか施行されていません)

すると、2021年以降は1人気が1頭逃げ切っており、2人気が4着
あとは全馬4人気以下で、単純に強い逃げ馬が出走していない可能性があります。
逆に2013年~2019年はむしろ逃げ馬が活躍しており、
特に1600万下だけペースが上がる傾向もなく、
記事冒頭でまとめたようにクラスによるペース上昇もゆるやかですので
単純に出走メンバーのアヤかなという気がします。

 

 

馬場別

良馬場
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 156-87-51-364/658 23.70% 36.90% 44.70%
平地・先行 305-320-268-1542/2435 12.50% 25.70% 36.70%
平地・中団 166-205-273-3435/4079 4.10% 9.10% 15.80%
平地・後方 32-46-62-2811/2951 1.10% 2.60% 4.70%
平地・マクリ 0-2-2-1/5 0.00% 40.00% 80.00%
良馬場以外
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 52-39-17-149/257 20.20% 35.40% 42.00%
平地・先行 121-111-109-643/984 12.30% 23.60% 34.70%
平地・中団 65-92-108-1499/1764 3.70% 8.90% 15.00%
平地・後方 19-15-22-1159/1215 1.60% 2.80% 4.60%
平地・マクリ 1-0-1-1/3 33.30% 33.30% 66.70%

 

良馬場のほうがやや逃げ馬の成績がいいっですが、
連対率や複勝率をみると、大差はないかなという気がします。

 

コース区分別

Aコース
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 141-81-39-309/570 24.70% 38.90% 45.80%
平地・先行 258-267-240-1337/2102 12.30% 25.00% 36.40%
平地・中団 140-176-233-2878/3427 4.10% 9.20% 16.00%
平地・後方 33-42-58-2380/2513 1.30% 3.00% 5.30%
平地・マクリ 0-2-2-1/5 0.00% 40.00% 80.00%
Bコース
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 67-45-29-204/345 19.40% 32.50% 40.90%
平地・先行 168-164-137-848/1317 12.80% 25.20% 35.60%
平地・中団 91-121-148-2056/2416 3.80% 8.80% 14.90%
平地・後方 18-19-26-1590/1653 1.10% 2.20% 3.80%
平地・マクリ 1-0-1-1/3 33.30% 33.30% 66.70%

Aコース:北九州記念、小倉2歳S(2023年)、CBC賞(2021~2022年)
Bコース:小倉2歳S(2023年以外、2024年は中京開催)、北九州記念(2022年)

 

Aコースのほうがやや逃げ馬が優勢です。
ただ、全体的に大きな違いがあるおうには思えませんでした。

 

枠別成績

全条件
枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 77-89-111-1242/1519 5.10% 10.90% 18.20%
2枠 103-89-75-1300/1567 6.60% 12.30% 17.00%
3枠 92-98-113-1308/1611 5.70% 11.80% 18.80%
4枠 99-111-110-1332/1652 6.00% 12.70% 19.40%
5枠 114-107-114-1360/1695 6.70% 13.00% 19.80%
6枠 104-118-113-1398/1733 6.00% 12.80% 19.30%
7枠 176-169-135-1772/2252 7.80% 15.30% 21.30%
8枠 152-136-142-1900/2330 6.50% 12.40% 18.50%
良馬場
枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 54-62-85-864/1065 5.10% 10.90% 18.90%
2枠 72-73-51-903/1099 6.60% 13.20% 17.80%
3枠 61-73-78-924/1136 5.40% 11.80% 18.70%
4枠 80-75-81-928/1164 6.90% 13.30% 20.30%
5枠 80-72-84-964/1200 6.70% 12.70% 19.70%
6枠 77-82-73-1004/1236 6.20% 12.90% 18.80%
7枠 132-114-97-1245/1588 8.30% 15.50% 21.60%
8枠 103-109-107-1326/1645 6.30% 12.90% 19.40%
良馬場以外
枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 23-27-26-378/454 5.10% 11.00% 16.70%
2枠 31-16-24-397/468 6.60% 10.00% 15.20%
3枠 31-25-35-384/475 6.50% 11.80% 19.20%
4枠 19-36-29-404/488 3.90% 11.30% 17.20%
5枠 34-35-30-396/495 6.90% 13.90% 20.00%
6枠 27-36-40-394/497 5.40% 12.70% 20.70%
7枠 44-55-38-527/664 6.60% 14.90% 20.60%
8枠 49-27-35-574/685 7.20% 11.10% 16.20%

 

1枠の成績がやや悪いように思えます。

 

騎手別成績(2022年以降)

※昨年順位は2024年の勝鞍数

騎手 着別度数 勝率 連率 複率 単回値 複回値 昨年順位
武豊 30-23-16-92/161 18.60% 32.90% 42.90% 86 81 9
川田将雅 31-25-14-97/167 18.60% 33.50% 41.90% 81 78 2
松山弘平 58-40-39-338/475 12.20% 20.60% 28.80% 70 76 5
西村淳也 31-13-22-204/270 11.50% 16.30% 24.40% 130 102 10
浜中俊 31-31-27-182/271 11.40% 22.90% 32.80% 68 69 28
藤岡佑介 24-17-20-152/213 11.30% 19.20% 28.60% 67 84 18
藤岡康太 40-35-25-289/389 10.30% 19.30% 25.70% 83 66 39
幸英明 49-40-43-372/504 9.70% 17.70% 26.20% 88 73 21
松若風馬 33-16-21-301/371 8.90% 13.20% 18.90% 182 77 58
北村友一 30-37-37-256/360 8.30% 18.60% 28.90% 77 96 15
和田竜二 29-41-27-254/351 8.30% 19.90% 27.60% 43 75 27
吉田隼人 19-19-15-202/255 7.50% 14.90% 20.80% 68 63 61
小牧太 12-11-13-126/162 7.40% 14.20% 22.20% 61 64 137
鮫島克駿 26-31-26-281/364 7.10% 15.70% 22.80% 99 80 7
丸山元気 12-15-15-132/174 6.90% 15.50% 24.10% 123 96 47
菱田裕二 17-14-18-208/257 6.60% 12.10% 19.10% 68 88 36
秋山真一 13-11-25-153/202 6.40% 11.90% 24.30% 78 105 114
川須栄彦 18-14-13-244/289 6.20% 11.10% 15.60% 190 85 103
田中健 9-7-7-122/145 6.20% 11.00% 15.90% 139 68 111
丹内祐次 19-25-32-240/316 6.00% 13.90% 24.10% 69 85 12
富田暁 13-15-13-178/219 5.90% 12.80% 18.70% 72 72 73
国分優作 13-9-10-191/223 5.80% 9.90% 14.30% 106 58 80
国分恭介 10-3-27-163/203 4.90% 6.40% 19.70% 59 114 77
酒井学 14-14-20-259/307 4.60% 9.10% 15.60% 62 80 41
太宰啓介 12-15-13-224/264 4.50% 10.20% 15.20% 105 74 96
荻野極 9-14-9-185/217 4.10% 10.60% 14.70% 55 74 32
勝浦正樹 7-17-15-130/169 4.10% 14.20% 23.10% 55 88 100
亀田温心 6-5-9-126/146 4.10% 7.50% 13.70% 31 73 59
高倉稜 10-7-11-224/252 4.00% 6.70% 11.10% 51 73 117
鮫島良太 5-5-12-149/171 2.90% 5.80% 12.90% 21 59 116
藤懸貴志 6-13-13-207/239 2.50% 7.90% 13.40% 59 64 64
中井裕二 4-5-10-160/179 2.20% 5.00% 10.60% 88 98 88
和田翼 4-8-13-162/187 2.10% 6.40% 13.40% 23 71 151
斎藤新 3-12-14-147/176 1.70% 8.50% 16.50% 48 75 37
黛弘人 2-7-4-191/204 1.00% 4.40% 6.40% 21 48 76

 

ほぼ成績通りで、特にこのコースを得意としている騎手、
苦手としている騎手が見当たりませんでした。
松若騎手が全体の成績の割に乗れているかなという気がします。

 

激アツ条件

脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ   9-3-2-5/ 19 47.40% 63.20% 73.70%
平地・先行   9-15-8-33/ 65 13.80% 36.90% 49.20%
平地・中団   0-1-8-73/ 82 0.00% 1.20% 11.00%
平地・後方   1-0-1-69/ 71 1.40% 1.40% 2.80%
平地・マクリ   0-0-0-0/  0

世代:2歳
クラス:OP
馬場:良
コース区分:全

 

2歳OPは逃げ馬が超好成績です。
ただ、2歳戦なのでどの馬が逃げるのか、
それを当てる必要があります。
わかれば高い確率で馬券がとれそうです。

 

OP・重賞検討

北九州記念(2025年)

日付 馬場差 着順 馬番 馬名 3F順 P差 残3F差 3角 4角 GS
240630 0.0 1 12 ピューロマジック 11 -1.1 0.0 1 1 101
2 16 ヨシノイースター 5 0.4 3 2 101
3 7 モズメイメイ 3 0.9 9 5 99
230820 -0.5 1 15 ジャスパークローネ 12 -0.3 0.0 1 1 104
2 9 ママコチャ 5 0.6 6 5 104
3 1 ストーンリッジ 5 0.6 6 5 104
220821 -1.0 1 1 ボンボヤージ 2 -0.1 0.6 7 5 104
2 3 タイセイビジョン 1 1.0 13 13 103
3 16 ナムラクレア 4 0.7 10 8 103
220703 -1.5 1 5 テイエムスパーダ 3 -0.9 0.0 1 1 107
2 8 タイセイビジョン 1 1.1 14 12 104
3 2 アネゴハダ 7 0.3 3 3 101
210822 0.4 1 17 ヨカヨカ 8 -0.4 0.6 3 3 105
2 6 ファストフォース 12 0.5 3 3 102
3 12 モズスーパーフレア 17 0.0 1 1 101
210704 -1.8 1 3 ファストフォース 8 -0.2 0.0 1 1 104
2 11 ピクシーナイト 2 0.5 7 6 104
3 10 アウィルアウェイ 1 0.7 8 8 103
200823 -0.1 1 4 レッドアンシェル 2 -1.0 1.2 8 8 104
2 10 モズスーパーフレア 15 0.0 1 1 98
3 11 アウィルアウェイ 2 1.5 13 14 101
190818 -0.2 1 16 ダイメイプリンセス 3 -0.6 1.0 11 8 99
2 5 ディアンドル 8 0.5 5 4 96
3 11 アンヴァル 1 1.3 15 14 98
180819 -0.7 1 5 アレスバローズ 1 -0.7 0.7 8 6 109
2 11 ダイメイプリンセス 5 0.5 7 6 107
3 9 ラブカンプー 11 0.0 2 2 105
170820 -0.4 1 9 ダイアナヘイロー 10 -0.4 0.1 2 2 102
2 12 ナリタスターワン 4 0.4 6 3 102
3 18 ラインスピリット 11 0.2 3 3 101
160821 0.4 1 9 バクシンテイオー 1 0.0 0.7 11 10 103
2 5 ベルカント 5 0.1 3 2 99
3 8 オウノミチ 3 0.5 9 4 98
150823 -0.1 1 3 ベルカント 5 -0.7 0.9 5 4 109
2 5 ビッグアーサー 3 1.4 10 8 108
3 13 ベルルミエール 7 1.1 7 8 106
140824 -0.1 1 1 リトルゲルダ 4 -0.3 0.3 3 3 106
2 8 メイショウイザヨイ 6 0.1 2 2 106
3 7 カイシュウコロンボ 1 0.8 13 7 106
130818 -0.7 1 7 ツルマルレオン 3 -0.9 1.1 10 10 109
2 13 ニンジャ 2 1.4 13 14 108
3 14 バーバラ 7 0.8 7 8 106

 

まずレースレベルとしてはかなり低いです。
OP特別レベルだと思ってよさそうです。

脚質的には逃げ馬の活躍が目立ち、
追い込み馬が馬券になるにはペース差で-1.0秒くらい
前が流れる展開になってほしいところです。

今年のメンバーを見ると、フルゲートと頭数が多く
単距離戦の割には逃げ馬が少ない印象を受けました。
だからこそ、普段番手の馬が
積極的にポジションをとっていくことも考えられますが
とはいえ後方の馬が有利になる要素はないかなと思っています。

今回はハンデ戦で、3歳勢が参戦ということで
斤量と年齢の傾向をひもといていきます。
まず、全体的な斤量と成績です。

●斤量別成績(2013年以降)

斤量 着別度数 勝率 連対率 複勝率
    ~49kg 1-0-1-4/6 16.70% 16.70% 33.30%
49.5~51kg 2-0-1-21/24 8.30% 8.30% 12.50%
51.5~53kg 4-4-3-48/59 6.80% 13.60% 18.60%
53.5~55kg 4-4-5-78/91 4.40% 8.80% 14.30%
55.5~57kg 3-6-4-35/48 6.30% 18.80% 27.10%
57.5~59kg 0-0-0-8/8 0.00% 0.00% 0.00%

軽ハンデは要注意だと思います。
一方で、55.5kg以上背負っている馬=その実績が認められている馬たちは
少なくとも連対率、複勝率という馬では優秀で、
2着、3着は警戒する必要があります。

次に年齢別成績です。

●年齢別成績(2013年以降)

年齢 着別度数 勝率 連対率 複勝率
3歳 3-2-3-22/30 10.00% 16.70% 26.70%
4歳 3-3-5-28/39 7.70% 15.40% 28.20%
5歳 4-8-2-60/74 5.40% 16.20% 18.90%
6歳 3-1-4-49/57 5.30% 7.00% 14.00%
7歳 1-0-0-26/27 3.70% 3.70% 3.70%
8歳 0-0-0-7/7 0.00% 0.00% 0.00%

 

北九州記念と畳は新しいほどいいという結論になりました。
夏のローカルハンデ重賞は3歳馬に注意というのは定説ですが
このレースも十分警戒すべきでしょう。
さらに斤量もまじえてまとめてみます。

●3歳馬斤量別成績1(2013年以降)

斤量 着別度数 勝率 連対率 複勝率
    ~49kg 1-0-1-1/3 33.30% 33.30% 66.70%
49.5~51kg 1-0-1-9/11 9.10% 9.10% 18.20%
51.5~53kg 1-2-1-7/11 9.10% 27.30% 36.40%
53.5~55kg 0-0-0-5/5 0.00% 0.00% 0.00%

53kgを超えると、がくんと好走率が下がり、
5頭すべてが馬券になっていません。
今年の3歳馬は以下の3頭です。

クラスペディア(54kg)

エイシンワンド(54kg)

アブキールベイ(53kg)

さらに牡馬、牝馬別にみてみます。

●3歳馬斤量別成績2(2013年以降)

馬名 性別 斤量 着順
ロンドンプラン 55 8
ペアポルックス 54 17
モズメイメイ 54 10
ファンタジスト 54 14
マイネルエテルネル 54 7
ピューロマジック 53 1
ナムラクレア 53 3
ピクシーナイト 53 2
マイネルグリット 53 12
ディープダイバー 53 13
アサクサゲンキ 53 6
ナナオ 52 6
シゲルピンクルビー 52 4
アスコルターレ 52 8
ディアンドル 52 2
ベルカント 52 6
テイエムスパーダ 51 7
ヨカヨカ 51 1
ヨカヨカ 51 5
カリオストロ 51 18
ラブカンプー 51 3
ゴールドクイーン 51 16
アンヴァル 50 10
オーミアリス 50 14
レオパルディナ 50 15
リアルヴィーナス 50 13
ローガンサファイア 50 4
アネゴハダ 49 4
アネゴハダ 49 3
テイエムスパーダ 48 1

 

あくまで過去傾向としては、斤量だけの話なら
アブキールベイに可能性がありそうです。
アブキールは牝馬ですが、牝馬の53kgについても。
厳しい斤量ではないように見えます。

前走の葵Sはクラスペディアとワンツーでした。
こちらにまとめてあります。
ざっと概要をまとめると、レースレベルは低くハイペースでした。
アブキールベイにとっては展開が向き、
クラスペディアにとっては展開が向きませんでした。

まずアブキールの取捨としては、展開が向いたことだけが
マイナスポイントなら、再び向く可能性もあり
個人的には最低限2着、3着は警戒すべきだと思います。

一方のクラスペディアは、脚質的には向いているし
前走は敗因もはっきりしています。
クロッカスSをみるとスローでギアチェンできるタイプで
消耗戦に持ち込まなくても勝機はありそう。
オッズも手ごろで手を出したくなりますが、
やはり54kgが気になります。
それだけハンデキャッパーに見込まれたともいえますが、
斤量傾向というのは数字なのである程度信頼度があると思っていて
傾向をひっくり返すだけの時計的な裏付けもありません。

エイシンワンドは実績を考えると54kgは厳しいかなと思いました。

古馬はどうでしょうか。GSトップはスリーアイランド。最低人気です。
続くのはミルトクレイモー。2頭とも1000mでやや信頼度は低いです。
個人的には2頭とも切り。

ヤマニンアンフィルは連闘になりますが、
前走やや余裕がありつつややスローを上がり最速差し切り。
今回2kg減でさらなる前進必至です。

レッドヒルシューズは近走さえませんが、
このコースで3勝しており今回53kg。
前々走この舞台でOP特別を7着ですが、不利がありました。
注意したいです。

人気どころを見てみると、メイショウソラフネは
57kgをはねのけるほどの買い要素があるかというと疑問です。

ロードエアフォースは脚質的にも会っているし、
ここまで大崩れなし。ヒモには党銭れるべきでしょう。
前走、前々走だけ走れば勝ち負けです。

ヤマニンアルリフラは前走展開に恵まれ、時計も出ていません。
斤量は55kg恵まれたので、さらに時計をつめてくればチャンスはあります。
ただ軸で買うにはどうか。

キタノエクスプレスは平坦に良績があり、時計も出ています。
まあまあオッズがつきますが、そこはファンもよくわかっていて
鞍上込みの判断だと思っています。
鞍上をどこまで信頼するかという問題かと思います。

ヨシノイースターは実績でいえばトップだと思いますし、
明らかにこのコースを得意としています。
ただ、斤量58kgは割り引きせざるをえず、2着、3着かなと思います。
2013年以降、57.5kgを超える馬は5頭とも馬券にからんでいません。

結論を出すのは難しいですが、素直にどの馬が一番可能性があるかときかれた
ロードエアフォースと答えますが、馬券はまた別の話。
ヤマニンアンフィル、レッドヒルシューズのオッズがおいしいと思いました。
3歳勢からはアブキールベイとクラスペディア。
この5頭の馬連、3連複BOXで遊ぼうかと思います。
自信はありません。

 

 

 

 

 

 

【コース分析】福島芝1800m_ラジオNIKKEI賞、福島牝馬S

2025年6月28日 / コース分析, 展望

このコースについての公式な見解

1.逃げ・先行が優勢
2.内枠がやや有利、特に逃げ・先行の内枠は優秀

まず「1」ですが、たいていどのコースも逃げ、先行が優勢とはいえ
1800mに限っていえば、全場で比較してもこのコースが一番逃げの成功率が高いです。
なので正しいと思います。

「2」についてはその通りで、1-2枠の逃げ馬の成績が優秀で
コース自体の特性もあいまって要注意の条件といえると思います。

 

ペース傾向

クラス ペース差
平均(※1)
逃げ切り
ペース差
平均(※2)
未勝利 0.39 0.76
500万下 -0.10 0.16
1000万下 0.00 1.01
1600万下 -0.49 -0.39
OP・重賞 -0.95 -1.19

(※1)ペース差平均:逃げ馬が残り3Fを通過した平均です。1000万下平均を±0秒とし、マイナスならそれより速く、プラスなら遅いということになります。
(※2)逃げ切りペース差平均:逃げた馬がそのまま勝ったときのペース差の平均です。
※経年による誤差を1000万下平均を±0として修正済み

 

500万下だけ突出してペースが速く、1000万下をしのぎます。
のちに述べますが、500万下は逃げ馬の成績がやや悪く
ペースが関係しているものと思われます。
逃げて勝った馬の平均を見ると、OP・重賞以外では
平均ペースより遅いことがわかります。
条件戦で逃げ切るには能力もさることながら、
スローがほしいところです。

 

脚質傾向

※以下、データはすべて2013年以降が対象

クラス別

3歳未勝利
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 12-6-10-54/82 14.60% 22.00% 34.10%
平地・先行 38-36-34-157/265 14.30% 27.90% 40.80%
平地・中団 22-24-21-356/423 5.20% 10.90% 15.80%
平地・後方 2-2-6-383/393 0.50% 1.00% 2.50%
平地・マクリ 0-6-3-5/14 0.00% 42.90% 64.30%
3上・4上500万下
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 14-16-11-90/131 10.70% 22.90% 31.30%
平地・先行 50-47-36-313/446 11.20% 21.70% 29.80%
平地・中団 41-44-53-537/675 6.10% 12.60% 20.40%
平地・後方 15-10-18-496/539 2.80% 4.60% 8.00%
平地・マクリ 2-6-3-17/28 7.10% 28.60% 39.30%
3上・4上1000万下
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 3-4-1-12/20 15.00% 35.00% 40.00%
平地・先行 10-9-8-44/71 14.10% 26.80% 38.00%
平地・中団 4-6-6-79/95 4.20% 10.50% 16.80%
平地・後方 3-1-4-65/73 4.10% 5.50% 11.00%
平地・マクリ 0-0-1-2/3 0.00% 0.00% 33.30%
3上・4上1600万下
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 2-0-3-5/10 20.00% 20.00% 50.00%
平地・先行 5-4-2-20/31 16.10% 29.00% 35.50%
平地・中団 1-1-3-32/37 2.70% 5.40% 13.50%
平地・後方 1-4-1-27/33 3.00% 15.20% 18.20%
平地・マクリ 0-0-0-2/2 0.00% 0.00% 0.00%
3上・4上OP・重賞
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 1-2-3-15/21 4.80% 14.30% 28.60%
平地・先行 7-10-8-35/60 11.70% 28.30% 41.70%
平地・中団 8-6-5-73/92 8.70% 15.20% 20.70%
平地・後方 2-0-1-72/75 2.70% 2.70% 4.00%
平地・マクリ 0-0-1-3/4 0.00% 0.00% 25.00%

 

500万下で逃げ馬の勝率ががくりとさがります。
これは、500万下だけ、1000万下よりペースが速くなることが原因かと思います。
このことは覚えておいたほうがよさそうです。
また、OP・重賞では逃げ馬が不振で、かといってまくりがくるわけでもなく
先行と差しに注意したいです。

1点、注意したいのはローカルなので、
1000万下以上の条件のレースが少ないことです。
サンプル数が増えれば、また結果もかわってくるとは思います。

 

馬場別

良馬場
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 49-43-33-221/346 14.20% 26.60% 36.10%
平地・先行 152-131-134-699/1116 13.60% 25.40% 37.40%
平地・中団 83-110-104-1328/1625 5.10% 11.90% 18.30%
平地・後方 26-17-33-1299/1375 1.90% 3.10% 5.50%
平地・マクリ 4-14-9-32/59 6.80% 30.50% 45.80%
良馬場以外
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 11-5-10-45/71 15.50% 22.50% 36.60%
平地・先行 27-36-17-131/211 12.80% 29.90% 37.90%
平地・中団 20-14-28-268/330 6.10% 10.30% 18.80%
平地・後方 2-4-5-274/285 0.70% 2.10% 3.90%
平地・マクリ 2-3-2-10/17 11.80% 29.40% 41.20%

 

馬場はそれほど気にしなくてもいいかなと思いました。

 

コース区分別

Aコース
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 35-28-25-127/215 16.30% 29.30% 40.90%
平地・先行 91-88-73-455/707 12.90% 25.30% 35.60%
平地・中団 55-62-82-863/1062 5.20% 11.00% 18.70%
平地・後方 18-13-19-852/902 2.00% 3.40% 5.50%
平地・マクリ 2-11-1-20/34 5.90% 38.20% 41.20%
Bコース
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 24-18-17-136/195 12.30% 21.50% 30.30%
平地・先行 82-78-77-354/591 13.90% 27.10% 40.10%
平地・中団 48-59-48-706/861 5.60% 12.40% 18.00%
平地・後方 10-7-16-700/733 1.40% 2.30% 4.50%
平地・マクリ 4-6-10-22/42 9.50% 23.80% 47.60%
Cコース
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 1-2-1-3/7 14.30% 42.90% 57.10%
平地・先行 6-1-1-21/29 20.70% 24.10% 27.60%
平地・中団 0-3-2-27/32 0.00% 9.40% 15.60%
平地・後方 0-1-3-21/25 0.00% 4.00% 16.00%
平地・マクリ 0-0-0-0/0

 

コース区分もそれほど差はありません。
このあたりは駆け足でとばします。

 

枠別成績

全条件
枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 40-32-50-465/587 6.80% 12.30% 20.80%
2枠 44-40-40-499/623 7.10% 13.50% 19.90%
3枠 56-51-39-512/658 8.50% 16.30% 22.20%
4枠 45-49-45-545/684 6.60% 13.70% 20.30%
5枠 40-60-49-558/707 5.70% 14.10% 21.10%
6枠 44-53-51-574/722 6.10% 13.40% 20.50%
7枠 58-46-60-567/731 7.90% 14.20% 22.40%
8枠 49-46-41-591/727 6.70% 13.10% 18.70%
良馬場
枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 33-25-42-391/491 6.70% 11.80% 20.40%
2枠 35-34-34-417/520 6.70% 13.30% 19.80%
3枠 49-40-35-425/549 8.90% 16.20% 22.60%
4枠 40-43-33-452/568 7.00% 14.60% 20.40%
5枠 35-52-41-458/586 6.00% 14.80% 21.80%
6枠 37-47-44-471/599 6.20% 14.00% 21.40%
7枠 46-36-47-479/608 7.60% 13.50% 21.20%
8枠 39-38-37-489/603 6.50% 12.80% 18.90%
良馬場以外
枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 7-7-8-74/96 7.30% 14.60% 22.90%
2枠 9-6-6-82/103 8.70% 14.60% 20.40%
3枠 7-11-4-87/109 6.40% 16.50% 20.20%
4枠 5-6-12-93/116 4.30% 9.50% 19.80%
5枠 5-8-8-100/121 4.10% 10.70% 17.40%
6枠 7-6-7-103/123 5.70% 10.60% 16.30%
7枠 12-10-13-88/123 9.80% 17.90% 28.50%
8枠 10-8-4-102/124 8.10% 14.50% 17.70%

 

際立つ差はないように思えますが、
馬場が渋ると4-5枠の成績が悪いようです。
特に5枠は馬場が良くても悪くてもあまり成績がよくなく、
一方で馬場が渋ると7-8枠の好走例が増えます。

 

騎手別成績(2022年以降)

騎手 着別度数 勝率 連率 複率 単回値 複回値 昨年順位
西村淳也 7-2-1-10/20 35.00% 45.00% 50.00% 149 87 10
戸崎圭太 11-8-6-20/45 24.40% 42.20% 55.60% 106 90 3
小林美駒 3-0-2-9/14 21.40% 21.40% 35.70% 696 179 55
佐々木大 5-1-1-18/25 20.00% 24.00% 28.00% 71 52 11
菅原明良 9-5-4-35/53 17.00% 26.40% 34.00% 144 96 14
丹内祐次 5-2-3-20/30 16.70% 23.30% 33.30% 115 94 12
横山琉人 5-1-0-26/32 15.60% 18.80% 18.80% 669 105 68
石川裕紀 4-1-0-23/28 14.30% 17.90% 17.90% 57 55 30
M.デム 3-4-4-15/26 11.50% 26.90% 42.30% 51 77 23
永島まな 3-0-2-21/26 11.50% 11.50% 19.20% 56 38 33
柴田大知 3-3-0-27/33 9.10% 18.20% 18.20% 58 37 86
松岡正海 3-1-4-25/33 9.10% 12.10% 24.20% 215 100 50
角田大和 2-3-4-13/22 9.10% 22.70% 40.90% 52 116 56
津村明秀 3-2-3-26/34 8.80% 14.70% 23.50% 46 52 22
内田博幸 2-0-0-23/25 8.00% 8.00% 8.00% 31 12 62
荻野極 2-1-1-22/26 7.70% 11.50% 15.40% 180 57 32
斎藤新 2-3-1-22/28 7.10% 17.90% 21.40% 30 54 37
大野拓弥 1-2-2-10/15 6.70% 20.00% 33.30% 9 99 40
菱田裕二 1-0-1-13/15 6.70% 6.70% 13.30% 40 96 36
亀田温心 1-3-3-9/16 6.30% 25.00% 43.80% 16 200 59
泉谷楓真 1-2-2-11/16 6.30% 18.80% 31.30% 660 233 110
三浦皇成 2-9-6-22/39 5.10% 28.20% 43.60% 44 102 17
丸山元気 2-3-6-28/39 5.10% 12.80% 28.20% 142 101 47
丸田恭介 1-0-0-19/20 5.00% 5.00% 5.00% 20 7 67
石橋脩 2-2-3-35/42 4.80% 9.50% 16.70% 61 63 49
田辺裕信 1-7-1-14/23 4.30% 34.80% 39.10% 48 92 24
野中悠太 1-1-3-18/23 4.30% 8.70% 21.70% 346 164 81
原優介 2-2-4-42/50 4.00% 8.00% 16.00% 121 69 42
武藤雅 1-0-1-26/28 3.60% 3.60% 7.10% 81 26 74
木幡巧也 1-3-2-25/31 3.20% 12.90% 19.40% 11 139 46
杉原誠人 1-3-1-26/31 3.20% 12.90% 16.10% 48 107 60
富田暁 0-4-1-10/15 0.00% 26.70% 33.30% 0 84 73
永野猛蔵 0-1-3-17/21 0.00% 4.80% 19.00% 0 56 38
菊沢一樹 0-1-2-51/54 0.00% 1.90% 5.60% 0 17 43
秋山稔樹 0-1-2-13/16 0.00% 6.30% 18.80% 0 68 72
柴田善臣 0-1-1-14/16 0.00% 6.30% 12.50% 0 66 82
黛弘人 0-1-1-12/14 0.00% 7.10% 14.30% 0 93 76
小沢大仁 0-1-1-16/18 0.00% 5.60% 11.10% 0 110 48
吉田豊 0-0-2-20/22 0.00% 0.00% 9.10% 0 9 45
藤田菜七 0-0-1-19/20 0.00% 0.00% 5.00% 0 8 93
松本大輝 0-0-0-17/17 0.00% 0.00% 0.00% 0 0 85
小林脩斗 0-0-0-15/15 0.00% 0.00% 0.00% 0 0 128
江田照男 0-0-0-16/16 0.00% 0.00% 0.00% 0 0 91

※昨年順位は2024年の勝鞍数

 

上位の騎手は騎乗機会が少なく、ローカルでおなじみの騎手が多いですが
西村騎手の成績は特筆すべきかなと思います。
また、横山琉人騎手も全体の勝ち鞍の数を考えるとそこそこやれています。

三浦騎手が、騎乗回数の割には結果を出せておらず3着が多いです。
単勝回収率が低く、人気馬に乗ったときは注意すべきでしょう。

 

OP・重賞検討

ラジオNIKKEI賞(2025年)

日付 馬場差 着順 馬番 馬名 3F順 P差 残3F差 1角 2角 3角 4角 GS
240630 -1.6 1 5 オフトレイル 1 -1.6 0.8 12 11 11 11 109
2 1 シリウスコルト 2 0.5 6 6 8 3 107
3 4 ヤマニンアドホック 3 0.3 4 4 6 5 104
230702 -0.3 1 6 エルトンバローズ 2 -1.1 0.3 4 3 3 3 106
2 7 シルトホルン 7 0.1 2 2 2 2 104
3 14 レーベンスティール 1 0.9 11 10 10 10 108
220703 -0.5 1 3 フェーングロッテン 4 -1.9 0.5 6 5 4 3 103
2 7 ショウナンマグマ 8 0.0 1 1 1 1 98
3 1 サトノヘリオス 2 0.8 8 8 9 7 103
210704 -0.4 1 2 ヴァイスメテオール 1 0.1 0.4 8 8 7 5 100
2 10 ワールドリバイバル 3 0.3 2 2 4 3 96
3 14 ノースブリッジ 9 0.0 1 1 1 1 92
200705 0.1 1 1 バビット 1 -1.6 0.0 1 1 1 1 102
2 11 パンサラッサ 5 0.2 3 4 2 2 95
3 2 ディープキング 2 0.6 6 9 9 8 97
190630 不能 1 14 ブレイキングドーン 2 不能 0.6 12 11 7 5
2 2 マイネルサーパス 5 0.3 4 3 3 3
3 13 ゴータイミング 1 1.2 16 16 15 13
180701 -1.4 1 2 メイショウテッコン 3 -1.1 0.3 4 3 3 3 103
2 6 フィエールマン 1 0.8 9 10 10 13 105
3 7 キボウノダイチ 9 0.0 1 1 1 1 100
170702 -1.1 1 11 セダブリランテス 2 -1.1 0.3 3 3 3 2 101
2 7 ウインガナドル 3 0.0 1 1 1 1 100
3 1 ロードリベラル 1 1.1 12 12 12 11 104
160703 -1.3 1 1 ゼーヴィント 4 -0.1 0.5 7 8 7 7 101
2 6 ダイワドレッサー 8 0.1 2 2 3 3 97
3 15 アーバンキッド 3 0.9 12 11 14 11 101
150705 -1.4 1 3 アンビシャス 1 -0.8 0.8 11 9 10 6 104
2 12 ミュゼゴースト 7 0.3 3 2 3 2 96
3 6 マルターズアポジー 11 0.0 1 1 1 1 93
140706 -1.0 1 9 ウインマーレライ 5 -1.7 0.2 3 3 2 3 105
2 4 クラリティシチー 1 0.8 13 12 14 9 106
3 3 ウインフェニックス 3 0.5 6 6 7 3 104
130630 -0.9 1 11 ケイアイチョウサン 1 0.3 0.9 14 14 15 14 100
2 4 カシノピカチュウ 2 0.5 9 7 10 8 98
3 3 アドマイヤドバイ 5 0.3 4 4 6 4 96

 

レースレベルとしは平均GSが103.1と1600万下並。
この時期の3歳馬としては、GIIIだなというレベルです。
ペース差平均は-0.96秒と古馬OP・重賞平均と同じで
まずまずハイペースになりがちと考えてよさそうです。

ただ、ペースは速くても遅くても前の馬が残る傾向にあり
(だからこそみんなとばしていくのでしょうけど)
逃げ、先行馬には要注意です。

一方でペースによらず上がり最速馬が1頭突っ込んできます。
ただ、残り3Fで逃げ馬から1秒以上離されていると
2013年以降ではよくて3着で、差しきるとなると
ある程度のハイペースはほしいところです。

今年出していきそうなのは実績ベースでいうと
スナークピカソ、モティスフォント、トレサフィール、
ショウナンマクベス、インパクトシー、アタラシイカドデニ、
エーオーキングと逃げたことがある、というだけなら
半分の馬がそれに該当しますが、
近3走すべてハナを切っているトレサフィール、
ある程度のペースでレースを引っ張ったモティスフォント、
ショウナンマクベスあたりがハナを切ると予想します。
ただ、3頭ともむちゃくちゃにとばしていくタイプではなく、
世代限定戦で各馬脚質(キャラ)がまだ設定されておらず、
依然教育中ということを考えると、ペースは速くなってもミドルとみます。
先行馬中心に考えてよいかと思います。

GSトップはチョングク。
これは斤量が大幅に減ったことによる計算のアヤに思えます。
ハンデ戦で斤量の話が出たの、斤量別の成績を見てみましょう。

●ラジオNIKKEI賞斤量別成績(2013年以降)

斤量 着別度数 勝率 連対率 複勝率
    ~49kg 0-0-0-1/1 0.00% 0.00% 0.00%
49.5~51kg 0-0-0-17/17 0.00% 0.00% 0.00%
51.5~53kg 1-4-5-41/51 2.00% 9.80% 19.60%
53.5~55kg 8-7-5-53/73 11.00% 20.50% 27.40%
55.5~57kg 3-1-2-25/31 9.70% 12.90% 19.40%
57.5~59kg 0-0-0-1/1 0.00% 0.00% 0.00%
59.5~ 0-0-0-0/0

この馬の場合、実績と呼べる実績がなく、
NZTで勝負に関係なく直線追い上げて、斤量差でGSが高くなった印象を受けます。
個人的には買いたくありません。

センツブラッドとバズアップビートは前走白百合Sで2着、3着。
白百合Sについてはこちらにまとめてありますが、
ペースが速く先行した馬には厳しい展開でした。
勝ち馬には差されたものの、位置取りを考えると
センツブラッドのほうが勝ち馬より厳しいレースだったと思います。
今回、1人気におされるとしてもいたしかたなし、という印象です。
一方のバズアップビートは展開が向きました。
センツとの差はハナ差でしたが、
今回、流れが落ち着くとどうかという疑問があります。
その意味では、センツやバズアップを買うなら
スナークピカソもセットで買っておいたほうがよいかもしれません。
今回、53kgでポジションがとれれば、逆転はきびしいかもしれませんが
前残りする可能性は十分感じます。ヒモには入れたいです。

その他、人気どころだとフクノブルーレイクは主な勝ち鞍未勝利の割に
57kgと見込まれました。
過去、57kgを背負った馬の実績を見ると白百合SなどのOP勝ち、
中には毎日杯勝ちもいました。最低でもOP勝ちと同等の評価です。
日本で一番競馬の予想がうまいハンデキャッパーから
高い評価を得ていることがわかります。
スプリングSは馬場差が分からず比較できないのですが、
ラップやRPCIからおそらくハイペース寄りだったのではないかと推測できます。
その意味では展開が向いたといえるので、個人的には
ハンデキャッパーとは違う見解となり57kgはかわいそうだと思います。
なお、過去2013年以降で57kg以上を背負って
このレースで馬券になった馬はいません。

連勝中のトレサフィールは今回展開が向きそうで、
楽に逃げられる可能性があります。当然警戒すべきでしょう。

先行勢では、エキサイトバイオが気になります。
ハイペースでポジションをとっても前目から2着に残しており、
余裕をもって500万下を卒業してるだけの時計です。
今回53kgなら積極的にポジションをとって前残りする可能性があります。

軸は素直に考えたらトレサフィールとなりますが、
スナークピカソとエキサイトバイオが現状気になるので
オッズが出てから決めたいと思います。

 

福島牝馬S(2025年)

日付 馬場差 着順 馬番 馬名 3F順 P差 残3F差 1角 2角 3角 4角 GS
240420 -0.9 1 1 コスタボニータ 3 -0.5 0.4 4 4 5 4 103
2 14 フィールシンパシー 7 0.1 3 3 2 2 102
3 8 ウインピクシス 10 0.0 1 1 1 1 99
230422 0.6 1 2 ステラリア 2 -0.5 0.5 7 6 7 6 109
2 9 ビッグリボン 2 0.5 11 10 7 6 109
3 11 クリノプレミアム 6 0.3 4 5 3 2 108
220423 0.6 1 4 アナザーリリック 1 -2.8 1.8 15 15 14 9 B3
2 2 クリノプレミアム 8 0.7 5 5 5 3 107
3 8 サトノダムゼル 3 1.5 8 9 10 9 B0
200425 -0.2 1 14 フェアリーポルカ 1 -1.5 0.9 12 12 11 9 109
2 5 リープフラウミルヒ 3 0.5 6 7 6 4 106
3 16 ランドネ 9 0.0 2 2 2 1 101
190420 -0.5 1 5 デンコウアンジュ 1 1.3 0.4 7 8 7 6 104
2 6 フローレスマジック 4 0.1 5 5 3 2 99
3 10 ダノングレース 3 0.4 10 9 7 2 98
180421 0.5 1 7 キンショーユキヒメ 1 -2.6 0.7 9 9 9 9 109
2 4 カワキタエンカ 3 0.0 1 1 1 1 105
3 12 デンコウアンジュ 2 0.5 8 6 6 2 107
170422 -0.5 1 6 ウキヨノカゼ 2 -2.0 0.8 12 12 11 11 103
2 8 フロンテアクイーン 3 0.6 8 8 9 7 102
3 9 クインズミラーグロ 1 1.0 15 14 13 11 103
160423 -1.1 1 8 マコトブリジャール 5 0.6 0.1 2 2 2 2 100
2 16 シャルール 1 0.6 6 6 6 7 100
3 6 オツウ 11 0.0 1 1 1 1 97
150425 -0.6 1 6 スイートサルサ 3 -1.9 0.5 10 8 7 4 108
2 12 リラヴァティ 9 0.1 2 2 2 1 106
3 1 メイショウスザンナ 5 0.5 9 8 7 7 107
140426 -0.2 1 6 ケイアイエレガント 10 -1.1 0.0 1 1 1 1 105
2 7 キャトルフィーユ 4 0.3 3 4 3 3 106
3 14 フィロパトール 11 0.1 2 2 2 2 103
130420 -0.5 1 6 オールザットジャズ 4 -2.6 1.8 6 7 5 5 109
2 10 マイネイサベル 3 2.0 9 8 9 6 B0
3 5 ピュアブリーゼ 6 1.5 3 3 2 2 107

 

ハイペースになった2022年、2018年、2017年、2015年は
差し・追い込み馬が勝ち切っています。
一方、スローになった他の年は、残り3F地点で
ほぼ逃げ馬から0.6秒以内の馬が上位を占めています。
ペース読みが非常に重要となります。

結論から言うと、2025年はハイペース必至に思えます。
アリスヴェリテはもともとハイペースで逃げて結果を出してきており
前走もハイペースをひるまず番手追走しました。
アマイは前走馬場差計時不能でしたが、前々走軽快に飛ばしています。
格上挑戦でいきなり控える形になるとは思えません。
セキトバイーストはここ2走大人しいですが、基本的にはとばしていくタイプ。
ペイシャフラワーは前走久々に逃げて惨敗。
今回逃げるかどうかは微妙ですが、もともとはとばしていくタイプ。
その他、アドマイヤマツリ、フィールシンパシーは
ハイペースでもひかえることなくついてくタイプです。
このメンバーでスローは考えられないかなと思います。
今年は、差し・追い込みでおもしろそうなのを狙いたいです。

ただし、ハイペースでも前が残せてしまうのがこのコースで、
前述した概要に戻るとあくまで逃げ・先行馬有利なコースです。
牝馬限定とはいえ重賞だからこそ、
ペース次第で差せる馬が現れる「可能性がある」という話かと思います。

控える馬からまず名前をあげたいのがジューンオレンジ。
今回、GSトップでもあるのですが、
前走中山牝馬Sはペース差こそ-1.9秒でしたが、逃げたペイシャフラワーが
やや単騎っぽい動きをしていました。
番手以降は道中もう少し楽だったはずで、
ジューンは4角でだいぶ外を回らされています。
上位7頭が0.3秒差と混戦で、コーナリングのアヤで
結果はどうとでもなっていた印象を受けます。
このとき2着のホーエリートが今回2人気ですが、
時計的な実績はこちらのほうが上です。
オッズを考えるとヒモにはいれておきたいです。
鞍上荻野騎手はこのコースまずまずやれています。

中山牝馬S自体はレースレベルは並といったところで
今回も牝馬限定戦で重賞初挑戦の馬が1人気していることを考えると
そのままスライドして考えれば上位馬は今回も上位争いしておかしくありません。
このとき5着だったフィールシンパシーの鞍上横山琉人騎手は
このコースを得意としています。
ただ、昨年2着したときも、ターコイズSで2着したときも
どちらもスローの展開利がありました。
今回ハイペース想定と決めたなら切ってしまっていいと思います。
2着したホーエリートは当然切るにはいたりません。

一方の小倉牝馬Sについては、サンプル数が少なく
レースレベルはよくわかりません。
ただ、少ないサンプルの比較では、悪くはないかなという評価です。
また、ペースが速かった点が特徴で、
上位を差し・追い込み馬が占めました。
今回も似たような展開になればフェアエールングでもう一丁
という気はしますが、今回斤量3kg増がどう出るか。
また、上がりが特に優秀という感じはせず
あくまで展開に乗じて前が勝手に垂れてくれた、という印象を受けます。

人気どころだとセキトバイーストはスローか、最低限ミドルで
ペースがおさまらないと厳しいと思います。

おさえておきたいのがライラックで、
ここまで走ってきた相手が強く、今回一気に相手が弱化し、
脚質的にも腹をくくった追い込みが決まっておかしくありません。
朝の時点で4人気ですが、盲点になっている気がしてなりません。

アドマイヤマツリはは前走ハイペースを番手からで快勝。
控えてもギアチェンできるタイプで、
今回どういう位置取りをとってくるのかわかりませんが、
重賞を勝てる時計的な裏付けはここまでなし。

まとめると、ジューンオレンジとライラックの2頭が気になります。
禁断のW単勝も視野に入れつつでしょうか。

 

 

【コース分析】函館芝2000m_函館記念

2025年6月27日 / コース分析, 展望

ペース傾向

クラス ペース差
平均(※1)
逃げ切り
ペース差
平均(※2)
未勝利 0.07 1.13
500万下 -0.13 0.18
1000万下 0.00 -0.02
1600万下 -0.59 -1.55
OP・重賞 -2.34 -2.03

(※1)ペース差平均:逃げ馬が残り3Fを通過した平均です。1000万下平均を±0秒とし、マイナスならそれより速く、プラスなら遅いということになります。
(※2)逃げ切りペース差平均:逃げた馬がそのまま勝ったときのペース差の平均です。
※経年による誤差を1000万下平均を±0として修正済み

 

よくある500万下が1000万下よりハイペースになるパターンです。
というより、未勝利~1000万下でのペース差があまりなく、
逃げ切れるかどうかでクラスの差が出ます。
ただ、1000万下で逃げ馬平均と、逃げて勝った馬の平均が同じということは
逃げやすいコースではあると思います。

一報、1600万下、OP・重賞では
シビアなハイペースで逃げ切れるだけの能力が求められるので
逃げ馬がいきなり頭打ちになる可能性もあります。

 

脚質傾向

※以下、データはすべて2013年以降が対象

クラス別

3歳未勝利
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 13-5-8-59/85 15.30% 21.20% 30.60%
平地・先行 29-40-28-189/286 10.10% 24.10% 33.90%
平地・中団 24-27-32-304/387 6.20% 13.20% 21.40%
平地・後方 5-3-6-313/327 1.50% 2.40% 4.30%
平地・マクリ 9-5-3-10/27 33.30% 51.90% 63.00%
3上・4上500万下
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 15-12-4-38/69 21.70% 39.10% 44.90%
平地・先行 25-31-29-147/232 10.80% 24.10% 36.60%
平地・中団 16-13-22-166/217 7.40% 13.40% 23.50%
平地・後方 5-9-11-177/202 2.50% 6.90% 12.40%
平地・マクリ 7-4-1-12/24 29.20% 45.80% 50.00%
3上・4上1000万下
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 7-5-2-8/22 31.80% 54.50% 63.60%
平地・先行 10-7-8-49/74 13.50% 23.00% 33.80%
平地・中団 2-6-7-55/70 2.90% 11.40% 21.40%
平地・後方 2-1-4-57/64 3.10% 4.70% 10.90%
平地・マクリ 0-2-0-5/7 0.00% 28.60% 28.60%
3上・4上1600万下
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 2-1-1-6/10 20.00% 30.00% 40.00%
平地・先行 5-2-5-23/35 14.30% 20.00% 34.30%
平地・中団 1-5-4-32/42 2.40% 14.30% 23.80%
平地・後方 2-1-1-37/41 4.90% 7.30% 9.80%
平地・マクリ 0-1-0-1/2 0.00% 50.00% 50.00%
3上・4上OP・重賞
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 4-0-2-8/14 28.60% 28.60% 42.90%
平地・先行 6-6-6-25/43 14.00% 27.90% 41.90%
平地・中団 2-5-3-70/80 2.50% 8.80% 12.50%
平地・後方 0-1-2-64/67 0.00% 1.50% 4.50%
平地・マクリ 1-1-0-1/3 33.30% 66.70% 66.70%

 

先ほど未勝利~1000万下まで平均ペースにあまり差がないことがわかりましたが
1000万下で逃げ馬の成績が優秀です。
一方、未勝利と500万下はまくりが決まる傾向にあります。
まくる馬を予想するのは難しいのですが、
特に未勝利では逃げ馬の勝率ががくんと下がります。
逃げ馬を狙うなら1000万下でしょう。

1600万下でもやや逃げ馬の成績が下がりますが
このクラスになると急にペースが速くなることが原因の1つだと思います。

 

馬場別

良馬場
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 33-20-12-90/155 21.30% 34.20% 41.90%
平地・先行 60-63-63-336/522 11.50% 23.60% 35.60%
平地・中団 33-45-49-486/613 5.40% 12.70% 20.70%
平地・後方 9-12-19-500/540 1.70% 3.90% 7.40%
平地・マクリ 13-10-4-21/48 27.10% 47.90% 56.30%
良馬場以外
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 9-3-5-29/46 19.60% 26.10% 37.00%
平地・先行 15-24-14-99/152 9.90% 25.70% 34.90%
平地・中団 12-11-19-141/183 6.60% 12.60% 23.00%
平地・後方 5-3-5-148/161 3.10% 5.00% 8.10%
平地・マクリ 4-3-0-8/15 26.70% 46.70% 46.70%

 

馬場が渋るとやや後ろの馬にチャンスが生まれます。
ただ、全体的にはそこまで大きな差はありません。

 

コース区分別

Aコース
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 24-10-9-76/119 20.20% 28.60% 36.10%
平地・先行 47-58-43-243/391 12.00% 26.90% 37.90%
平地・中団 25-25-43-363/456 5.50% 11.00% 20.40%
平地・後方 8-12-13-360/393 2.00% 5.10% 8.40%
平地・マクリ 10-9-3-21/43 23.30% 44.20% 51.20%
Bコース
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 12-13-8-40/73 16.40% 34.20% 45.20%
平地・先行 28-24-30-172/254 11.00% 20.50% 32.30%
平地・中団 19-28-21-228/296 6.40% 15.90% 23.00%
平地・後方 5-3-11-247/266 1.90% 3.00% 7.10%
平地・マクリ 7-4-1-6/18 38.90% 61.10% 66.70%
Cコース
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 6-0-0-3/9 66.70% 66.70% 66.70%
平地・先行 0-5-4-20/29 0.00% 17.20% 31.00%
平地・中団 1-3-4-36/44 2.30% 9.10% 18.20%
平地・後方 1-0-0-41/42 2.40% 2.40% 2.40%
平地・マクリ 0-0-0-2/2 0.00% 0.00% 0.00%

Aコース:函館記念(2021年、2013年)
Bコース:函館記念(2021年、2013年を除く)
Cコース:札幌記念(2013年)

AコースはBコースよりやや逃げ馬が優勢です。
Cコースも逃げ馬が優勢ですが、
レース数が少ないため、あくまでも参考データです。

枠別成績

全条件
枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 21-21-27-179/248 8.50% 16.90% 27.80%
2枠 25-25-16-196/262 9.50% 19.10% 25.20%
3枠 21-26-18-213/278 7.60% 16.90% 23.40%
4枠 27-21-32-213/293 9.20% 16.40% 27.30%
5枠 27-30-24-235/316 8.50% 18.00% 25.60%
6枠 30-22-21-260/333 9.00% 15.60% 21.90%
7枠 27-27-26-267/347 7.80% 15.60% 23.10%
8枠 15-22-26-298/361 4.20% 10.20% 17.50%
良馬場
枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 13-16-19-143/191 6.80% 15.20% 25.10%
2枠 22-24-14-142/202 10.90% 22.80% 29.70%
3枠 13-16-15-171/215 6.00% 13.50% 20.50%
4枠 23-15-24-164/226 10.20% 16.80% 27.40%
5枠 25-23-18-179/245 10.20% 19.60% 26.90%
6枠 20-19-17-200/256 7.80% 15.20% 21.90%
7枠 21-21-20-206/268 7.80% 15.70% 23.10%
8枠 11-16-20-231/278 4.00% 9.70% 16.90%
良馬場以外
枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 8-5-8-36/57 14.00% 22.80% 36.80%
2枠 3-1-2-54/60 5.00% 6.70% 10.00%
3枠 8-10-3-42/63 12.70% 28.60% 33.30%
4枠 4-6-8-49/67 6.00% 14.90% 26.90%
5枠 2-7-6-56/71 2.80% 12.70% 21.10%
6枠 10-3-4-60/77 13.00% 16.90% 22.10%
7枠 6-6-6-61/79 7.60% 15.20% 22.80%
8枠 4-6-6-67/83 4.80% 12.00% 19.30%

馬場状態による方よりは少ないように思えます。
良馬場以外で5枠の成績がふるいませんが、
全体で見て5枠が不利な理由は考えづらく
サンプル数が少なくことによるアヤでしょう。
ただ、馬場状態にかかわらず8枠の成績が異様に低く要注意です。

 

騎手別成績(2022年以降)

※昨年順位は2024年の勝鞍数

騎手 着別度数 勝率 連率 複率 単回値 複回値 昨年順位
西村淳也 2-0-0-4/6 33.30% 33.30% 33.30% 145 61 10
武豊 5-3-2-14/24 20.80% 33.30% 41.70% 133 92 9
横山武史 6-5-6-15/32 18.80% 34.40% 53.10% 91 91 6
岩田康誠 2-2-2-8/14 14.30% 28.60% 42.90% 61 90 25
富田暁 2-1-2-9/14 14.30% 21.40% 35.70% 130 110 73
長浜鴻緒 1-0-0-6/7 14.30% 14.30% 14.30% 175 54 52
横山和生 3-2-1-16/22 13.60% 22.70% 27.30% 118 78 16
藤岡佑介 3-2-4-15/24 12.50% 20.80% 37.50% 77 109 18
菱田裕二 2-0-0-15/17 11.80% 11.80% 11.80% 126 37 36
小林勝太 1-0-0-8/9 11.10% 11.10% 11.10% 70 22 44
佐々木大 3-3-3-19/28 10.70% 21.40% 32.10% 65 71 11
角田大和 1-0-2-7/10 10.00% 10.00% 30.00% 564 273 56
北村友一 1-2-1-8/12 8.30% 25.00% 33.30% 18 170 15
斎藤新 1-1-0-11/13 7.70% 15.40% 15.40% 21 26 37
丹内祐次 3-7-2-30/42 7.10% 23.80% 28.60% 67 93 12
浜中俊 1-1-0-16/18 5.60% 11.10% 11.10% 104 35 28
吉田隼人 1-4-1-16/22 4.50% 22.70% 27.30% 37 62 61
鮫島克駿 1-6-3-23/33 3.00% 21.20% 30.30% 5 102 7
古川奈穂 0-1-1-6/8 0.00% 12.50% 25.00% 0 95 84
黛弘人 0-1-0-12/13 0.00% 7.70% 7.70% 0 28 76
大野拓弥 0-1-0-5/6 0.00% 16.70% 16.70% 0 70 40
古川吉洋 0-0-2-14/16 0.00% 0.00% 12.50% 0 116 71
池添謙一 0-0-1-10/11 0.00% 0.00% 9.10% 0 15 29
横山琉人 0-0-1-14/15 0.00% 0.00% 6.70% 0 30 68
角田大河 0-0-1-6/7 0.00% 0.00% 14.30% 0 77 57
勝浦正樹 0-0-1-9/10 0.00% 0.00% 10.00% 0 98 100
川端海翼 0-0-1-5/6 0.00% 0.00% 16.70% 0 170 78
小林美駒 0-0-1-5/6 0.00% 0.00% 16.70% 0 100 55
永野猛蔵 0-0-0-9/9 0.00% 0.00% 0.00% 0 0 38
高杉吏麒 0-0-0-6/6 0.00% 0.00% 0.00% 0 0 19
丸山元気 0-0-0-6/6 0.00% 0.00% 0.00% 0 0 47

数字の上では鮫島克駿騎手の不振が目立ちます。
2着が多いのですが、うち半分は3人気以内、ほかは7人気、7人気、8人気です。
人気薄を上位にもってきていることもあり、
即消しの対象にはなりえないかと思います。

一方、富田騎手の成績が優秀で、
単勝回収率、複勝回収率ともに優秀です。

激アツ条件

脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ   5-1-2-4/ 12 41.70% 50.00% 66.70%
平地・先行   6-7-3-27/ 43 14.00% 30.20% 37.20%
平地・中団   1-3-4-32/ 40 2.50% 10.00% 20.00%
平地・後方   0-0-3-34/ 37 0.00% 0.00% 8.10%
平地・マクリ   0-1-0-2/  3 0.00% 33.30% 33.30%

世代:3上・4上
クラス:1000万下
馬場:全
コース区分:A

 

OP・重賞検討

函館記念(2025)

日付 馬場差 着順 馬番 馬名 3F順 P差 残3F差 1角 2角 3角 4角 GS
240714 -0.4 1 12 ホウオウビスケッツ 3 -2.4 0.4 2 2 2 2 108
2 4 グランディア 3 1.0 7 7 6 5 106
3 9 アウスヴァール 14 0.0 1 1 1 1 98
230716 1.2 1 9 ローシャムパーク 3 -2.2 0.8 8 7 7 7 106
2 7 ルビーカサブランカ 7 0.7 8 7 7 5 101
3 8 ブローザホーン 2 1.4 15 15 15 13 106
220717 不能 1 1 ハヤヤッコ 3 不能 0.5 6 6 4 2
2 5 マイネルウィルトス 1 1.2 16 16 10 3
3 8 スカーフェイス 2 1.3 14 13 13 11
210718 -0.3 1 8 トーセンスーリヤ 5 -3.2 0.5 3 3 3 2 108
2 4 アイスバブル 1 1.4 12 12 13 11 110
3 15 バイオスパーク 9 0.7 4 4 4 3 105
200719 -0.1 1 14 アドマイヤジャスタ 3 -3.5 0.7 8 8 8 6 100
2 6 ドゥオーモ 1 1.2 16 16 13 10 102
3 2 バイオスパーク 7 0.5 5 5 5 3 96
190714 -0.2 1 4 マイスタイル 13 -2.3 0.0 1 1 1 1 103
2 6 マイネルファンロン 6 0.3 2 2 2 2 106
3 10 ステイフーリッシュ 2 0.9 4 4 4 3 107
180715 -0.5 1 6 エアアンセム 4 -1.0 0.3 4 4 4 3 110
2 3 サクラアンプルール 3 0.5 7 7 8 5 110
3 14 エテルナミノル 8 0.2 4 4 3 2 107
170716 1.3 1 12 ルミナスウォリアー 2 -2.1 0.6 9 8 7 3 109
2 14 タマモベストプレイ 8 0.3 3 3 4 3 104
3 15 ヤマカツライデン 10 0.0 1 1 1 1 102
160717 -1.7 1 6 マイネルミラノ 6 -1.5 0.0 1 1 1 1 101
2 8 ケイティープライド 5 0.4 5 5 6 4 100
3 10 ツクバアズマオー 2 0.7 10 11 10 8 101
150719 -1.1 1 5 ダービーフィズ 1 -3.1 1.3 9 8 5 4 103
2 3 ハギノハイブリッド 2 1.1 5 5 3 3 102
3 1 ヤマカツエース 8 0.8 2 2 2 2 94
140720 -1.0 1 3 ラブイズブーシェ 1 -2.1 0.8 11 12 11 3 97
2 9 ダークシャドウ 3 0.6 11 9 7 7 95
3 2 ステラウインド 6 0.6 9 6 7 7 93
130714 -1.4 1 8 トウケイヘイロー 3 -2.3 0.0 1 1 1 1 102
2 1 アンコイルド 5 0.2 3 3 2 2 100
3 15 アスカクリチャン 1 0.9 7 10 12 6 105

 

平均ペース差は-2.34秒と前が速くなりがちです。
特に時計の出る馬場でハイペースになりがちで
前が止まらない傾向にのっかって押しきろう、
という騎手が増えるからかもしれません。
2025年は良馬場で行われる見込みで、
函館の芝2000mの馬場差は前週時点で-1.0秒とまずまず時計が出ています。
重馬場発表でこれですから、今週もまずまず時計は出るのではないかと思います。
実は金曜日時点でJRA発表の「クッション値」では馬場がゆるくなっていますが
土曜日には回復しているのではないかと推測します。
内外のバイアスもそれほどないようです。
少なくとも時計のかかる馬場にはならなそう。

平均ペース以上になっても前は残せるので
先行馬には注意ですが、一方で追い込みもそれなりに決まります。
ハンデ戦ということもあるかと思います。
斤量別成績は以下の通りです。

●函館記念斤量別成績(2013年以降)

斤量 着別度数 勝率 連対率 複勝率
    ~49kg 0-0-0-2/2 0.00% 0.00% 0.00%
49.5~51kg 0-0-0-3/3 0.00% 0.00% 0.00%
51.5~53kg 0-2-1-13/16 0.00% 12.50% 18.80%
53.5~55kg 4-4-8-60/76 5.30% 10.50% 21.10%
55.5~57kg 6-4-2-59/71 8.50% 14.10% 16.90%
57.5~59kg 2-2-1-18/23 8.70% 17.40% 21.70%
59.5~ 0-0-0-0/0

 

極端な軽ハンデはノーチャンスに見えます。
ただ、今年は54kg以上の馬しかいないので考えなくてよいでしょう。
53.5kg以上の馬同士なら、だいたい漫勉なく勝ち負けしているので
斤量でどうのという感じはしません。

今年出していきそうなのはアウスヴァールで、
去年このレースで3着しており、そのときはペース差-2.4秒と
このレースとしては平均ペースでした。
スローに落としたオールカマーの2着もあり、
時計はもっていませんが前残りは十分注意したいです。
ただ、近4走の内容はひどいの一言で、7歳で上積みもなし。
あって3着かなという評価です。

そのアウスヴァールに去年先着したのがグランディア。
GSトップです。
後ろからの脚質ゆえにOPではその2着が最高着順ですが、
時計としては毎レースそれなりに出せていて、
今年のメンバーを見渡すと馬券圏内は十分考えられます。

GSでいうと2番目に高いのがキミノナハマリア。
非常におもしろい1頭ですが、
近走はメンバーを考えたとしても物足りない時計です。
ただ、洋芝を明らかに得意としている反面、
どちらかというと時計のかかる馬場を得意としているフシがあります。
もし、冒頭の見立てと違って時計のかかる馬場になったときは
積極的に狙ってみてもよいかもしれません。

穴馬ばかり名前をあげましたが、現実路線でいくと
ディマイザキッドが見直せると思います。
前走はスローで馬場も悪く、後方からの競馬になりノーチャンスでした。
1000万下、1600万下と優秀な時計で連勝しており、
今回は非常におもしろいのではないかと思います。

任期はマコトヴェリーキー、マイネルモーント、ハヤテフクノスケあたり。
マコトは京都記念の内容は3着とはいえ正直条件戦レベル。
前走長距離はGS的には不明。
フクノスケもあくまで長距離実績を重ねてきており未知の要素が多く
どちらも人気で買う馬か?というのが正直なところです。
マイネルモーントは前走あららですが、中山金杯と白富士Sは
着順はもちろんのこと、函館記念基準なら内容もともなっています。
脚質傾向もはっきりしないハンデ戦で人気馬を買うことほど
つまらないことはないと思っていて、この3頭にはそれほど魅力は感じません。

あまり大金をツッパしたいレースではないので、本気では買いませんが
グランディア、キミノナハマリア、ディマイザキッドの3頭をあげておきます。
 

 

 

 

 

 

 

【コース分析】阪神芝1600m_しらさぎS、桜花賞、阪神牝馬S、チャーチルダウンズカップ

2025年6月21日 / コース分析, 展望

このコースについての公式な見解

1.スローになりがちで後傾ラップ
2.スローだと先行馬が残せる
3.差しも十分チャンスあり、追い込みは割り引き
4.直線で一定したスピードを持続させられる馬に向く
5.枠順の有利不利はない

まず「1」と条件によるのではないかと思いました。
「2」はその通りだと思います。
「3」もまた条件によりますし、追い込みはたいていのコースで割り引きです。
「4」は自分の感覚だと抽象的で、少なくとも私が扱うデータでは解析不能です。
「5」はその通りだと思います。

ペース傾向

クラス ペース差
平均(※1)
逃げ切り
ペース差
平均(※2)
未勝利 0.32 0.91
500万下 -0.39 0.41
1000万下 -0.03 -0.16
1600万下 -0.28 -0.50
OP・重賞 -1.01 -0.26

(※1)ペース差平均:逃げ馬が残り3Fを通過した平均です。1000万下平均を±0秒とし、マイナスならそれより速く、プラスなら遅いということになります。
(※2)逃げ切りペース差平均:逃げた馬がそのまま勝ったときのペース差の平均です。

 

クラスがあがるとペースがあがるのが常ですが、このコースに限っては
3上・4上の500万下がハイペースになりがちです。
実際、次の「脚質傾向」にまとめますが、500万下では逃げ馬の成績が悪く
阪神芝1600m特有の傾向といえます。
500万下で逃げ馬が勝ち切ったときの平均ペース差は、+0.41秒とスローです。
500万下はペース読みが重要となるため、ペースが読めないときの勝負は危険といえます。
逆にいえば、どちらかにヤマを張って高配当を狙う手もあり、
このあたりは馬券スタイルによるでしょう。

一方で、1600万下は500万下と比較しても平均ペースが遅く、
逃げ馬が勝ち切った平均ペースが、全体の平均ペースよりも速い、
という珍現象がおきています(平均よりペースが速くても逃げ馬が残せる)。
これは1600万下がスローになりがちということを表していると思います。
こちらものちにふれますが、1600万下は未勝利に並んで逃げやすい条件です。

このように、阪神芝1600mはクラスによって、いびつな傾向にあり
何がおきるかわからないということを頭に入れておいたほうがよさそうです。
500万下はクラスの割には速くなりがち、1600万下はスロー傾向と覚えておけばよいでしょう。

 

脚質傾向

※以下、データはすべて2013年以降が対象

クラス別

3歳未勝利
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 16-8-8-64/96 16.70% 25.00% 33.30%
平地・先行 29-42-33-253/357 8.10% 19.90% 29.10%
平地・中団 45-40-42-580/707 6.40% 12.00% 18.00%
平地・後方 6-6-13-473/498 1.20% 2.40% 5.00%
平地・マクリ 0-0-0-3/3 0.00% 0.00% 0.00%
3上・4上500万下
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 9-5-8-57/79 11.40% 17.70% 27.80%
平地・先行 23-20-26-217/286 8.00% 15.00% 24.10%
平地・中団 38-45-32-399/514 7.40% 16.10% 22.40%
平地・後方 9-8-14-289/320 2.80% 5.30% 9.70%
平地・マクリ 0-1-0-1/2 0.00% 50.00% 50.00%
3上・4上1000万下
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 9-9-11-57/86 10.50% 20.90% 33.70%
平地・先行 44-38-27-201/310 14.20% 26.50% 35.20%
平地・中団 27-23-28-220/298 9.10% 16.80% 26.20%
平地・後方 7-14-20-236/277 2.50% 7.60% 14.80%
平地・マクリ 0-1-0-6/7 0.00% 14.30% 14.30%
3上・4上1600万下
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 6-4-1-25/36 16.70% 27.80% 30.60%
平地・先行 8-11-15-100/134 6.00% 14.20% 25.40%
平地・中団 15-14-13-114/156 9.60% 18.60% 26.90%
平地・後方 6-7-7-111/131 4.60% 9.90% 15.30%
平地・マクリ 1-0-0-1/2 50.00% 50.00% 50.00%
3上・4上OP・重賞
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 9-4-1-47/61 14.80% 21.30% 23.00%
平地・先行 22-22-23-147/214 10.30% 20.60% 31.30%
平地・中団 23-25-22-253/323 7.10% 14.90% 21.70%
平地・後方 7-10-15-216/248 2.80% 6.90% 12.90%
平地・マクリ 0-0-0-0/0

 

「ペース傾向」でも述べたように、500万下で逃げ成功率が下がります。
その意味では1000万下もさらに逃げ成功率が低いのですが、その分先行馬が活躍しています。
さらに1600万下では逃げ馬が活躍する反面、先行馬の成績が悪く差しがだいぶ台頭してきます。

全般的に、差しがやや決まりやすいコースではあるかなという印象です。
坂で捕まるからだと思いますが、逆に坂のあるコースで先行して好走した実績のある馬は、
ペース次第では向くコースといえると思います。
まくりはほぼ成功しておらず、トライする馬もほとんどいないので
あまり考えなくていいかもしれません。

 

馬場別

良馬場
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 65-45-43-325/478 13.60% 23.00% 32.00%
平地・先行 191-185-166-1233/1775 10.80% 21.20% 30.50%
平地・中団 175-180-186-1937/2478 7.10% 14.30% 21.80%
平地・後方 48-65-83-1689/1885 2.50% 6.00% 10.40%
平地・マクリ 0-2-1-14/17 0.00% 11.80% 17.60%
良馬場以外
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 21-10-12-101/144 14.60% 21.50% 29.90%
平地・先行 50-54-50-353/507 9.90% 20.50% 30.40%
平地・中団 53-57-54-620/784 6.80% 14.00% 20.90%
平地・後方 20-21-28-524/593 3.40% 6.90% 11.60%
平地・マクリ 1-1-0-2/4 25.00% 50.00% 50.00%

 

馬場による大きな違いは認められず、ここは駆け足でとばします。

 

コース区分別

Aコース
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 55-37-37-234/363 15.20% 25.30% 35.50%
平地・先行 144-143-133-920/1340 10.70% 21.40% 31.30%
平地・中団 121-123-138-1401/1783 6.80% 13.70% 21.40%
平地・後方 43-58-55-1250/1406 3.10% 7.20% 11.10%
平地・マクリ 1-1-1-11/14 7.10% 14.30% 21.40%
Bコース
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 31-18-18-192/259 12.00% 18.90% 25.90%
平地・先行 97-96-83-666/942 10.30% 20.50% 29.30%
平地・中団 107-114-102-1156/1479 7.20% 14.90% 21.80%
平地・後方 25-28-56-963/1072 2.30% 4.90% 10.20%
平地・マクリ 0-2-0-5/7 0.00% 28.60% 28.60%

 

Bコースで若干というには無視できないほど逃げ馬の好走率が下がります。
勝率だけでなく、連率、複率もさがっており、Bコースで逃げ馬を買うときは少し注意する必要がありそうです。

 

枠別成績

全条件
枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 68-67-75-677/887 7.70% 15.20% 23.70%
2枠 68-62-77-714/921 7.40% 14.10% 22.50%
3枠 66-71-68-757/962 6.90% 14.20% 21.30%
4枠 81-68-66-795/1010 8.00% 14.80% 21.30%
5枠 81-82-69-834/1066 7.60% 15.30% 21.80%
6枠 81-92-87-852/1112 7.30% 15.60% 23.40%
7枠 88-87-92-1044/1311 6.70% 13.30% 20.40%
8枠 91-91-89-1129/1400 6.50% 13.00% 19.40%
良馬場
枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 46-42-60-530/678 6.80% 13.00% 21.80%
2枠 54-49-65-534/702 7.70% 14.70% 23.90%
3枠 52-56-51-573/732 7.10% 14.80% 21.70%
4枠 69-55-50-603/777 8.90% 16.00% 22.40%
5枠 61-64-56-633/814 7.50% 15.40% 22.20%
6枠 61-71-66-654/852 7.20% 15.50% 23.20%
7枠 66-65-71-806/1008 6.50% 13.00% 20.00%
8枠 70-75-60-869/1074 6.50% 13.50% 19.10%
良馬場以外
枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 22-25-15-147/209 10.50% 22.50% 29.70%
2枠 14-13-12-180/219 6.40% 12.30% 17.80%
3枠 14-15-17-184/230 6.10% 12.60% 20.00%
4枠 12-13-16-192/233 5.20% 10.70% 17.60%
5枠 20-18-13-201/252 7.90% 15.10% 20.20%
6枠 20-21-21-198/260 7.70% 15.80% 23.80%
7枠 22-22-21-238/303 7.30% 14.50% 21.50%
8枠 21-16-29-260/326 6.40% 11.30% 20.20%

 

良馬場だと、枠順の有利・不利は認められません。
ただ、良馬場以外だと1枠の好走率が高い点に注意でしょう。

 

騎手別成績(2022年以降)

※昨年順位は2024年の勝鞍数

騎手 着別度数 勝率 連率 複率 単回値 複回値 昨年順位
川田将雅 10-9-10-24/53 18.90% 35.80% 54.70% 73 79 2
浜中俊 6-0-2-26/34 17.60% 17.60% 23.50% 172 63 28
ルメール 3-3-4-13/23 13.00% 26.10% 43.50% 76 79 1
ムルザバ 3-2-4-14/23 13.00% 21.70% 39.10% 107 90 51
坂井瑠星 10-12-7-49/78 12.80% 28.20% 37.20% 123 95 4
岩田望来 11-9-11-57/88 12.50% 22.70% 35.20% 55 128 8
M.デム 4-4-4-21/33 12.10% 24.20% 36.40% 89 144 23
武豊 7-12-2-37/58 12.10% 32.80% 36.20% 85 82 9
横山典弘 5-6-3-34/48 10.40% 22.90% 29.20% 40 115 53
北村友一 3-2-2-23/30 10.00% 16.70% 23.30% 86 114 15
吉田隼人 4-3-3-31/41 9.80% 17.10% 24.40% 316 128 61
鮫島克駿 8-7-10-58/83 9.60% 18.10% 30.10% 135 101 7
酒井学 4-1-0-39/44 9.10% 11.40% 11.40% 170 38 41
西村淳也 3-5-4-25/37 8.10% 21.60% 32.40% 274 200 10
松若風馬 4-1-6-40/51 7.80% 9.80% 21.60% 120 163 58
藤岡佑介 3-5-2-31/41 7.30% 19.50% 24.40% 82 76 18
古川吉洋 2-2-1-23/28 7.10% 14.30% 17.90% 65 60 71
藤岡康太 4-3-1-50/58 6.90% 12.10% 13.80% 53 36 39
松山弘平 5-6-3-59/73 6.80% 15.10% 19.20% 22 33 5
幸英明 5-7-7-56/75 6.70% 16.00% 25.30% 49 77 21
池添謙一 4-4-6-46/60 6.70% 13.30% 23.30% 68 52 29
岩田康誠 2-1-3-26/32 6.30% 9.40% 18.80% 19 77 25
和田竜二 5-9-5-69/88 5.70% 15.90% 21.60% 28 58 27
永島まな 1-3-2-15/21 4.80% 19.00% 28.60% 41 50 33
秋山真一 1-1-2-17/21 4.80% 9.50% 19.00% 20 50 114
荻野極 1-0-2-20/23 4.30% 4.30% 13.00% 43 46 32
国分恭介 1-0-0-22/23 4.30% 4.30% 4.30% 274 43 77
横山武史 1-1-7-15/24 4.20% 8.30% 37.50% 9 77 6
団野大成 2-9-4-36/51 3.90% 21.60% 29.40% 13 98 13
今村聖奈 1-0-3-28/32 3.10% 3.10% 12.50% 10 30 94
富田暁 1-0-1-31/33 3.00% 3.00% 6.10% 5 6 73
角田大河 0-3-4-53/60 0.00% 5.00% 11.70% 0 36 57
藤懸貴志 0-2-1-17/20 0.00% 10.00% 15.00% 0 90 64
田口貫太 0-1-2-33/36 0.00% 2.80% 8.30% 0 28 26
斎藤新 0-1-1-18/20 0.00% 5.00% 10.00% 0 78 37
菱田裕二 0-0-2-22/24 0.00% 0.00% 8.30% 0 55 36
小沢大仁 0-0-1-22/23 0.00% 0.00% 4.30% 0 24 48

※20鞍以上

上位はいつものメンバーというか、一流ジョッキーばかりです。
川田騎手は2回に1回3着以内に入り、3回に1回は2着以内です。
ただ、その分平均人気が2.2人気と2位のルメール騎手の3.7人気を大きく離して人気します。
それでも単勝回収率が73%ですから信頼度は非常に高いといえるでしょう。
横山典弘と吉田隼人が関東の騎手としてはかなりがんばっている印象があります。

一方、横山武史と団野大成はかなり苦戦している様子がうかがえます。
二人とも単勝の回収率が極端に低く、横山武史は平均人気が4.9人気と高く
決して馬質は悪くない点に注意です。
団野大成も平均人気6.7人気とそれなりの馬に乗っての結果で、
二人とも単勝回収率の極端な低さが際立ちます。
それでも横山武史は3着に、団野大成は2着にはもってきており、
逆にいうと馬質だけでもってきているのではないかと疑います。
頭で買いたいときはもう一度検討したほうがよいかもしれません。

 

OP・重賞検討

しらさぎS(2025年)

日付 馬場差 着順 馬番 馬名 3F順 P差 残3F差 3角 4角 GS
230617 -1.3 1 11 メイショウシンタケ 2 -3.0 1.1 9 9 103
2 5 ラインベック 6 0.5 4 3 97
3 9 グレイイングリーン 2 1.4 10 10 102
220618 -1.1 1 14 ウインカーネリアン 6 -2.6 0.3 3 3 97
2 10 カイザーミノル 4 0.6 8 5 97
3 8 クラヴァシュドール 3 1.3 12 11 100
210619 0.7 1 13 ロータスランド 6 -1.8 0.4 3 3 93
2 7 スマートリアン 6 0.7 6 5 92
3 16 クラヴァシュドール 3 1.2 7 9 95
200621 -1.0 1 15 スマイルカナ 8 -1.8 0.0 3 1 99
2 12 ラセット 1 1.8 17 17 108
3 4 ミッキーブリランテ 2 1.5 14 14 104
190616 -0.3 1 5 オールフォーラヴ 8 -0.2 0.3 2 2 96
2 11 リライアブルエース 3 1.0 5 4 99
3 9 シャイニービーム 7 0.5 2 3 96
180617 -1.6 1 7 ベステンダンク 1 -1.5 0.0 1 1 100
2 2 タイセイサミット 5 0.2 4 4 94
3 9 マサハヤドリーム 2 0.7 12 11 96
170618 -1.8 1 4 ブラックムーン 1 -0.5 1.0 9 9 111
2 2 サトノラーゼン 2 0.6 6 6 107
3 6 グァンチャーレ 5 0.3 5 4 104
160619 0.9 1 1 ケントオー 1 -2.5 0.5 5 5 102
2 3 クイーンズリング 3 0.3 2 3 95
3 5 ダイシンサンダー 4 0.4 4 3 93
150621 -0.5 1 1 スマートレイアー 1 -0.4 0.2 4 3 99
2 3 オリービン 4 0.0 1 1 95
3 10 メイショウヤタロウ 4 0.1 3 3 95
140622 0.6 1 7 サンライズメジャー 2 -1.2 0.6 10 7 99
2 12 ブレイズアトレイル 1 0.9 11 11 99
3 9 サンレイレーザー 3 0.7 7 8 96
130616 -0.5 1 11 エーシンミズーリ 3 -1.7 1.4 5 4 107
2 15 サワノパンサー 3 1.7 12 8 106
3 12 ダノンプログラマー 1 1.9 10 11 107

今年から重賞になったため、前身である米子Sの傾向を参考までにあげておきます。
平均GSが100ちょいと、OP特別としてはかなりレベルが低く、
今年以降、もっと勝つには難易度の高いレースになる可能性があります。
ペース差は-1.56秒とOP特別としては速くなりがちな傾向にあります。

とはいえ、これらはあくまで平均で、やはり個別にレースを見てく必要があります。
全体的にペースが速くなっても前の馬が残せる傾向にあります。
ただ、レースレベルの低さが影響する年が多く、
たとえば2022年はペース差-2.6秒と超ハイペースにもかかわらず
先行したウインカーネリアンが押し切っていますが、
500万下と1000万下の間くらいのレベルでした。

今年は実績ベースで考えるとシヴァースが出していき、
タシットやデビットバローズあがりがそれを追いかけるという展開が考えられますが、
それほどペースがあがるとは思えません。
メンバーを見渡すと、実績ではチェルヴィニアが頭ひとつふたつ抜けてでていて
距離を考えなければレーベンスティールが重賞3勝。
あとはもうよくわからない馬もまじっているような構成です。
実績馬が能力だけで勝ち切っておかしくないし、
その不安要素の割にはオッズがつきません。
申し訳ないのですが、今年はサンプル収集のレースと割り切りケンします。

 

 

桜花賞(2025年)

日付 馬場差 着順 馬番 馬名 3F順 P差 残3F差 3角 4角 GS
240407 -1.3 1 12 ステレンボッシュ 3 -1.2 0.7 11 8 107
2 9 アスコリピチェーノ 4 0.7 8 8 106
3 11 ライトバック 1 1.4 17 18 110
230409 -1.0 1 3 リバティアイランド 1 -1.9 1.6 15 16 112
2 9 コナコースト 12 0.2 2 2 101
3 14 ペリファーニア 7 0.6 4 4 104
220410 -1.1 1 8 スターズオンアース 3 -0.7 0.6 10 9 105
2 6 ウォーターナビレラ 10 0.1 2 2 102
3 1 ナムラクレア 9 0.3 4 4 102
210411 -1.8 1 4 ソダシ 4 -2.2 0.5 3 3 105
2 18 サトノレイナス 1 1.4 15 16 111
3 2 ファインルージュ 3 0.7 8 6 106
200412 1.8 1 9 デアリングタクト 1 -3.3 1.5 13 12 91
2 17 レシステンシア 12 0.1 2 2 81
3 3 スマイルカナ 14 0.0 1 1 77
190407 -0.6 1 8 グランアレグリア 5 -0.4 0.0 3 1 110
2 16 シゲルピンクダイヤ 1 1.0 15 12 112
3 4 クロノジェネシス 2 0.8 8 9 111
180408 -0.5 1 13 アーモンドアイ 1 -1.1 1.2 15 16 109
2 1 ラッキーライラック 8 0.2 3 3 100
3 9 リリーノーブル 3 0.5 6 6 101
170409 0.9 1 10 レーヌミノル 5 -2.4 0.8 4 4 99
2 6 リスグラシュー 4 1.0 9 8 99
3 14 ソウルスターリング 5 0.9 6 5 99
160410 -0.8 1 13 ジュエラー 1 -0.5 1.3 16 17 108
2 12 シンハライト 3 0.6 8 8 103
3 10 アットザシーサイド 4 0.7 10 11 101
150412 0.6 1 6 レッツゴードンキ 4 2.0 0.0 1 1 103
2 7 クルミナル 2 0.8 12 13 101
3 1 コンテッサトゥーレ 5 0.7 5 11 99
140413 -0.7 1 18 ハープスター 1 -2.7 3.4 18 18 109
2 12 レッドリヴェール 2 2.9 13 15 106
3 10 ヌーヴォレコルト 3 2.6 12 12 103
130407 0.6 1 7 アユサン 3 -1.6 0.6 9 10 95
2 14 レッドオーヴァル 1 1.0 15 14 97
3 9 プリンセスジャック 4 0.9 13 14 93

 

まず、逃げ馬は非常に苦戦しています。
2013年以降、逃げ馬が勝ったのは2015年のレッツゴードンキのみで
このときはペース差+2.0秒と新馬戦並のスロー。
レッツゴードンキ自体が決して弱い馬ではなかったのですが
明らかに展開のアヤによる圧勝といえます。
勝った岩田騎手もインタビューでときおり苦笑いが漏れる珍レースでした。
逃げ馬が苦戦する理由として、まずBコースは
Aコースに比べてやや逃げづらいという点があげられると思います。
また、例年それなりに速い流れになりがちで、
ペースが速くなれば、だいぶ後方からでも届きます。
差し・追い込み馬中心に考えてよいと思います。

レースレベルは年度によりますが、
この時期の3歳馬としてはかなりの能力を求められます。
桜花賞勝ち馬にその後活躍する牝馬が多いのは
みなさんご存じの通りかと思います。

今年出していきそうなのはミストレスくらいで、
阪神JFではペース差-1.0秒とそこそこのペースで逃げました。
桜花賞だとそこまで速いペースにはあたらず、
あとはこの馬をつつく馬がいるかどうかが重要です。
ちなみにミストレスが逃げ切る可能性はないとふんで切ります。

番手候補は何頭か考えられますが、
ハイペースになってもポジションをとりにいった実績があるのは
エンブロイダリーとエリカエクスプレス。
この2頭がワンツー人気になりそうで、
ハイペースでまとめて沈んでくれると非常におもしろいのですが
2頭とも前走の内容がよくケチはつけられません。
エンブロイダリーのクイーンカップは時計はそこそこですが
ペース差-2.3秒の厳しいハイペースを番手からの快勝、
エリカエクスプレスのフェアリーSは
ペース差-1.4秒のハイペースを前目からで
2013年以降最もハイレベルな内容。
2頭とも人気ですが切れません。
なお、クイーンSで2着したマピュースは、
展開が向いたにもかかわらずエンブロイダリーの影すら踏めず。
2016年のメジャーエンブレムとの比較で高い評価はできず切ります。

GSトップはアルマヴェローチェ。
現世代の阪神JFは京都開催で過去との比較はつきませんが、
GS指数で考えれば及第点の内容だったと思います。
こちらも当然人気の一角ですが、切るにはいたりません。
馬券的には厳しいですが、GS指数で考えても
個人的にこの人気3頭はどうしても切れません。

 

一応、正統なステップレースを振り返ります。
まずチューリップ賞ですが、スローで内容も乏しい凡戦。
勝ち馬クリノメイとと3着馬ビップデイジーは切ります。
2着ウォーターガーベラは向かない展開で後方からつっこんできます。
500万下で大負けしたり、なにかと安定しない馬ですが
腹をくくった後方待機で3連系馬券の高配当の使者になるのではないかと期待します。

フィリーズRもまた低レベルなレースでした。
全切りします。
エルフィンSとアネモネSは、GIでどうのという内容ではなく
ヴーレヴーとトワイライトシティ、プリムツァールは迷わず消し、

気になるのはリンクスティップ。きさらぎ賞2着からの参戦ですが、
きさらぎ賞は2013年以降、もっともハイペースでした。
強い牡馬にまじって、厳しい展開の中での2着は評価に値します。
頭で買いたいと強く思うわけではありませんが、ヒモにはいれます。

最後に残ったのがブラウンラチェットですが、
アルテミッシュNIGHTステークスはスローの前残りだと思っていて
阪神JFで1人気を裏切ったのは必然とまで思っています。切り。

整理すると

エリカエクスプレス
エンブロイダリー
ウォーターガーベラ
アルマヴェローチェ
リンクスティップ

の5頭でどうにかやりくりしてガミらない馬券を考えたいです。
ウォーターガーベラ、リンクスティップがからむ前提で
たまにはフォーメーションという手もあるかなと思っています。

 

阪神牝馬S(2025年)

日付 馬場差 着順 馬番 馬名 3F順 P差 残3F差 3角 4角 GS
240406 -1.3 1 1 マスクトディーヴァ 3 0.2 0.5 4 4 106
2 9 ウンブライル 1 0.7 7 7 106
3 6 モリアーナ 1 0.9 9 9 106
230408 -0.6 1 9 サウンドビバーチェ 5 -0.1 0.1 2 2 100
2 1 サブライムアンセム 5 0.3 3 3 99
3 2 コスタボニータ 3 0.5 6 5 100
220409 -1.1 1 4 メイショウミモザ 3 -1.4 1.0 6 6 104
2 2 アンドヴァラナウト 5 0.6 3 2 100
3 3 デゼル 3 1.2 8 8 103
210410 -1.8 1 10 デゼル 2 -0.2 0.7 8 8 110
2 4 マジックキャッスル 1 0.8 8 10 111
3 1 ドナウデルタ 5 0.3 3 4 106
200411 -0.6 1 2 サウンドキアラ 2 -1.4 0.8 5 5 106
2 15 スカーレットカラー 1 1.3 14 15 108
3 10 ディメンシオン 12 0.4 3 2 101
190406 -0.6 1 8 ミッキーチャーム 10 0.2 0.2 3 2 106
2 14 アマルフィコースト 13 0.1 2 2 104
3 12 ミエノサクシード 6 0.4 5 4 106
180407 -0.2 1 11 ミスパンテール 10 1.0 0.0 1 1 101
2 10 レッドアヴァンセ 7 0.1 2 2 102
3 3 リスグラシュー 2 0.5 8 7 104
170408 1.2 1 6 ミッキークイーン 1 -1.6 1.0 8 8 110
2 16 アドマイヤリード 1 1.3 14 11 109
3 8 ジュールポレール 3 0.7 5 5 105
160409 -0.7 1 7 スマートレイアー 8 -0.8 0.0 1 1 102
2 6 ミッキークイーン 1 0.9 9 9 108
3 9 ウインプリメーラ 4 0.4 4 5 103

 

理由はともかく、スローになりがちです。
2024年、2023年、2021年、2019年、2018年がスローにあたり、
前目の馬が馬券になっています。
一方でハイペースになった2022年、2020年、2017年は
いずれも差し、追い込み馬が頭できており、
ペース読みが非常に重要になるかと思います。
ただ、ハイペースと書きましたが、かりにも牝馬限定とはいえ
古馬のGIIでこれをハイペースと呼んでいいのかわかりません。
桜花賞のほうが前が流れる傾向にあります。

今年は何がなんでもハナを切るタイプの馬がおらず、
しいてあげるならサフィラでしょうか。
あるいは押し出されてタガノエルピーダあたり?
近走逃げていませんがイヨンドザヴァレーもハナ候補です。
いずれにせよ、このメンバーでハイペースは考えづらく
今年はスロー前提で予想してしまっていいでしょう。

ボンドガールが1人気になりそうで、なおかつGS指数もトップでした。
ハイペースでもミドルでもスローでも、
それなりに安定して馬券にからんできており、
いくつかは優秀な時計のレースもあります。
2歳時ですが、スローのヨーイドンにも対応できており
今回、牝馬限定戦でメンバーも手薄ですから
最低でも馬券にはからんでくると思います。
ただ、穴党としてはこういう優等生を頭で買う気はありません。

もう1頭人気になりそうなのが、前走GIII勝のアルジーヌ。
ただ、内容自体は条件戦並で、あくまで今回のメンバーにおいては
実績優位という立ち位置かと思います。

実績の割にオッズがつきそうなのがスウィープフィートです。
前走は10か月ぶりで馬体重+22kgとあきらかに試運転に思えます。
それでも上がり最速と存在感は見せています。
脚質的にスローでどうかというのは気になります。
その意味で、ソーダズリングも実績はあるのですが、
スローでどうでしょうか。

タガノエルピーダは、今回牝馬限定のGIIであること考えれば
阪神JF3着、チューリップ賞4着はコース実績ありと考えてよいでしょう。
また、今回は展開利がありそうで、一本調子の選考馬Dえはなく、
直線でもうひと脚使えるタイプですし、頭で狙う手もあると思います。

同じ先行馬だとビヨンドザヴァレーについつい手がでがちですが
鞍上がこのコースを極端に苦手としており、
ターコイズSは軽ハンデの展開利。
中山牝馬も、ハイペースで展開が向く中での4着で
今回は展開利で、あって3着に思えます。

サフィラも展開利がありそうですが、
時計的な裏付けはありません。
ハンデ戦ならおもしろかったと思いますが、
今回は全馬55kgのガチンコです。

ほかに気になる馬はおらず、
個人的には、タガノエルピーダのオッズ次第でしょうか。

 

チャーチルズダウンズカップ(2025年)

日付 馬場差 着順 馬番 馬名 3F順 P差 残3F差 3角 4角 GS
240413 -1.4 1 3 ディスペランツァ 2 1.6 0.8 8 8 105
2 2 アレンジャー 5 0.3 2 3 102
3 7 チャンネルトンネル 3 0.7 7 5 104
230415 0.1 1 6 オオバンブルマイ 2 -2.5 1.6 7 7 101
2 4 セッション 7 1.1 3 3 98
3 1 ショーモン 9 0.9 2 2 96
220416 -1.5 1 10 ダノンスコーピオン 2 -0.7 0.6 10 10 102
2 14 タイセイディバイン 3 0.4 6 4 100
3 1 キングエルメス 6 0.3 3 4 98
210417 0.6 1 9 ホウオウアマゾン 4 -1.3 0.2 2 2 102
2 10 リッケンバッカー 3 0.5 6 7 102
3 12 レイモンドバローズ 6 0.3 4 4 100
200418 -0.2 1 6 タイセイビジョン 1 -2.4 0.5 11 9 88
2 10 ギルデッドミラー 3 0.2 6 4 83
3 9 プリンスリターン 6 0.0 2 1 81
190413 -0.4 1 9 イベリス 10 -0.1 0.0 1 1 98
2 10 カテドラル 1 1.1 17 16 105
3 11 トオヤリトセイト 2 0.8 16 11 103
180414 -0.9 1 6 タワーオブロンドン 2 -0.9 0.5 9 9 100
2 1 パクスアメリカーナ 4 0.4 8 7 98
3 11 レッドヴェイロン 1 0.8 11 12 99
170225 0.0 1 8 ペルシアンナイト 1 -1.0 1.0 9 9 104
2 12 レッドアンシェル 2 1.2 11 10 100
3 2 ディバインコード 3 0.5 5 4 94
160227 -0.6 1 6 レインボーライン 4 -0.7 0.4 9 5 96
2 12 ダンツプリウス 4 0.4 8 5 96
3 15 ロワアブソリュー 1 0.9 12 12 99
150228 -0.2 1 8 ヤングマンパワー 5 0.8 0.4 5 5 91
2 4 アルマワイオリ 1 1.2 12 12 96
3 11 マテンロウハピネス 7 0.0 1 1 89
140301 -0.3 1 10 ミッキーアイル 3 -1.2 0.0 1 1 95
2 6 タガノグランパ 2 0.8 2 2 94
3 3 フェルメッツァ 1 1.5 10 10 96
130223 -0.3 1 6 コパノリチャード 3 0.7 0.1 2 2 99
2 3 カオスモス 3 0.3 3 3 98
3 2 レッドアリオン 2 0.5 5 6 99

※すべてアーリントンカップ

まず最初にこのレースのレベル観です。

●阪神芝1600m3歳重賞の平均GS

レース名 平均GS
アーリントンC 98
チューリップ賞 102
桜花賞 104

※2013年以降平均

桜花賞はGIなのでともかく、牝馬限定のチューリップ賞と比べて
はるかにレベルが低いという点を念頭においておきたいです。
今年の登録馬で、実績ベースでGS98以上をマークしているのは
ミニトランザット、タイセイカレント、モンタルチーノ、モンテシートの4頭で、
そこに重賞勝ち馬のアルテヴェローチェ、GIで3着のランスオブカオスが参戦してくるのですから
メンバーはそろったと考えたほうがよいかもしれません。
その意味で、例年よりは高いレベルでの能力が問われる可能性があります。

脚質傾向としては、逃げ馬から追い込み馬までまんべんなく馬券になっています。
ペースでいうと、ハイペースになった2023年、2020年は
追い込みが届き勝ち切っています。
全体的に上がり最速馬は優勢とはいえず、勝ち切るとなるとハイペースであることは最低条件に思えます。

一方、(比較的)スローになった2024年、2019年、2015年、2013年は
逃げ馬か番手馬のいずれかが馬券になっており、前残りは十分にありえます。
ただ、全体的にみて逃げか追い込みか、という印象があり中団の馬が苦戦しているように思えます。

今年のペース読みです。
出していきそうなのは未勝利を勝ったばかりのツーエムクロノス、フォルテム、
あとは白梅賞を逃げ切ったモンテシートあたりで、3頭ともとばしていくタイプではありません。
マックスで速くなってもミドルで、スロー想定でいいのではないかと思います。
実際、過去も2024年や2014年、2013年のように
1000万下平均と比較してもだいぶ遅くなる年もあります。
今年は、逃げ・先行馬が要注意だと思います。

今年はスロー想定ということで、まずいったん、
人気馬、GS上位馬関係なく、逃げ馬の可能性を探ります。
まずツーエムクロノスの前走は、しまいに余裕があったことも事実ですが
展開とメンバーにめぐまれたかなという印象です。
フォルテムも同様で減量騎手起用が奏功した感があり、同じ斤量ならきつかったのではないかと思います。
この2頭は今回、スロー想定だとしても消します。

モンテシートは前走、スローで逃げて展開が向いたことは事実ですが、
しまいもしっかり伸びており、今回もまた展開利があることを考えると
上位人気にはなると思いますが、最低限、ヒモには入れておきたいです。

人気どころから見ていくと、アルテヴェローチェは切る理由が見当たりません。
ただ、軸としての信頼度で考えたとき、前走ハイペースを差してきて
思ったより上がりが出なかった点と、朝日杯FSのようにスローだとどうか
という点においてやや不安があります。
時計自体もそこまで圧倒的に高いパフォーマンスを見せているわけではなく
実績は上位ですが、2着以下も十分ありえると思います。

ランスオブカオスも同様で、時計面で絶対的な信頼感はありません。
朝日杯FSは、展開が向かなかった部分もあると思いますが、
きさらぎ賞はハイペースを好位からで、勝ち馬とは差がありましたが
少なくとも2着馬をかわしてほしかったというのが正直なところです。
ただ、今回のメンバーにおいては上位にとるべきだとは思います。

アスクセクシーモアは、前走時計としてはたいしたことがありませんが
抜群の手応えで前の馬をとらえ、ステッキ一発で抜き去りました。
未勝利としてはメンバーもそろっていましたし、
本領を発揮すれば、前出の実績馬2頭を負かす能力はありそうです。
時計派が飛びつく馬ではありませんが、まだ底は見せていません。

ワンモアスマイルは、ハイでもスローでも、逃げても控えても
それなりに走ってはきますが、今回頭でくるという材料は見当たりません。
前走、同じ舞台でGS97を出しており、今回最低条件のGS99にあと0.1秒ですが
前走は減量騎手を器用しており、1kgもらいだった点に注意です。

当ブログとしては注目せざるを得ないのがミニトランザットです。
京成杯はハイペースを後方からで展開利があったことは否めません。
きさらぎ賞はこれが実力のすべてとは思えませんが
あまりに内容がひどく、評価に値しません。
時計のかかる馬場がひびいた可能性はありそうです。
今週、大阪は土曜日までは天気がもちそうなので
良馬場でやれそうではありますが…。
ただ、1つの可能性として、新馬のように
最初からポジションを取りにいく手はあると思います。
とはいえ、新馬は展開も馬場も向きました。
相手関係としてもそこまできびしいメンバーではなかったように思えます。
ヒモまでかなあという気がします。

タイセイカレントはGS上位とはいえ、近走冴えません。
ただ、シンザン記念ではハイペースを先行して
なんとか5着に残しています。
今回まるで人気しておらず、ヒモに入れておくと
もしかして高配当の使者になる可能性も?

スリールミニョンは王道路線でよくやれています。
2歳時、このコースでGS97を出せていますし、
5人気以下になるならかなりおいしいオッズといえます。
人気の盲点になっている気がします。

デリュージョンは
ジュニアカップですでに勝負付けはすんだように思えます。

モンタルチーノは少しおもしろそうです。
前走、1200mと距離短縮し、ついていけなかったのか
ポジションをさげました。それでも上がりの脚は使えており、
7着ですが悲観するほどの着差ではありません。
未勝利ではポジションがとれており、勝ちあがった11/02のレースでは
2歳未勝利としては速いペースを番手から押し切りました。
このときのメンバーがそこそこ優秀で、
負かした馬は5着まで勝ち上がっており、中には重賞2着の馬もいます。
今回、このコースが得意な浜中騎手に乗り替わりそうで、その点もプラス材料です。
複勝前提で楽しめそうなオッズになると思いますし、この馬から入ろうかなと思っています。

 

 

 

 

【コース分析】東京芝1800m_府中牝馬S、エプソムC、スイートピーS

2025年6月20日 / コース分析, 展望

ペース傾向

クラス ペース差
平均(※1)
逃げ切り
ペース差
平均(※2)
未勝利 0.55 0.63
500万下 0.08 0.14
1000万下 0.00 0.16
1600万下 -0.49 0.18
OP・重賞 -1.27 -0.78

(※1)ペース差平均:逃げ馬が残り3Fを通過した平均です。1000万下平均を±0秒とし、マイナスならそれより速く、プラスなら遅いということになります。
(※2)逃げ切りペース差平均:逃げた馬がそのまま勝ったときのペース差の平均です。
※経年による誤差を1000万下平均を±0として修正済み

1000万下を基準にすると、1600万下、OP・重賞は
だいたいそんなものかなと思いますが、
500万下と未勝利は平均がややオーバーペースに思えます。
下級条件で速くなりがちと思ったほうがよさそうです。

また、500万下~1600万下の逃げ勝った馬の平均が
ほとんど同じという点も特徴です。
この場合、スローヨーイドンになりがちで、
逃げ馬であっても、ギアチェンできる能力が問われます。

 

脚質傾向

※以下、データはすべて2013年以降が対象

クラス別

3歳未勝利
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 11-14-8-116/149 7.40% 16.80% 22.10%
平地・先行 53-45-39-317/454 11.70% 21.60% 30.20%
平地・中団 57-54-62-695/868 6.60% 12.80% 19.90%
平地・後方 10-19-18-602/649 1.50% 4.50% 7.20%
平地・マクリ 0-0-3-4/7 0.00% 0.00% 42.90%
3上・4上500万下
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 11-6-14-67/98 11.20% 17.30% 31.60%
平地・先行 28-34-22-210/294 9.50% 21.10% 28.60%
平地・中団 37-32-39-318/426 8.70% 16.20% 25.40%
平地・後方 10-14-11-315/350 2.90% 6.90% 10.00%
平地・マクリ 0-0-1-8/9 0.00% 0.00% 11.10%
3上・4上1000万下
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 15-12-8-69/104 14.40% 26.00% 33.70%
平地・先行 37-36-40-219/332 11.10% 22.00% 34.00%
平地・中団 34-37-36-261/368 9.20% 19.30% 29.10%
平地・後方 15-13-16-258/302 5.00% 9.30% 14.60%
平地・マクリ 0-3-1-6/10 0.00% 30.00% 40.00%
3上・4上1600万下
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 5-8-4-37/54 9.30% 24.10% 31.50%
平地・先行 13-19-21-111/164 7.90% 19.50% 32.30%
平地・中団 23-16-20-171/230 10.00% 17.00% 25.70%
平地・後方 7-5-4-165/181 3.90% 6.60% 8.80%
平地・マクリ 0-0-0-3/3 0.00% 0.00% 0.00%
3上・4上OP・重賞
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 6-6-7-34/53 11.30% 22.60% 35.80%
平地・先行 15-15-11-118/159 9.40% 18.90% 25.80%
平地・中団 17-19-21-227/284 6.00% 12.70% 20.10%
平地・後方 10-8-9-161/188 5.30% 9.60% 14.40%
平地・マクリ 0-0-0-2/2 0.00% 0.00% 0.00%

 

未勝利と500万下で逃げ馬の成績が不振です。
これは、ペース傾向のところでも述べたように
ハイペースになりがちだからだと思います。
というより、このコースは割と前有利だと思っていたのですが、
全体的に逃げ馬が勝ち切れていません。

1600万下で差しが決まってる点にも注意したいです。
普通、競馬の脚質傾向は逃げ、先行、差し、追い込みの順に
パーセンテージが高く、せいぜい先行が逃げに勝るくらいの傾向なので
差しがパーセンテージの上でトップになるのは珍しいです。

なお、マクリはほぼ決まらないし、
トライする馬も少ないようです。

 

馬場別

良馬場
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 28-26-28-168/250 11.20% 21.60% 32.80%
平地・先行 71-88-75-539/773 9.20% 20.60% 30.30%
平地・中団 94-82-96-781/1053 8.90% 16.70% 25.80%
平地・後方 36-31-30-724/821 4.40% 8.20% 11.80%
平地・マクリ 0-2-2-13/17 0.00% 11.80% 23.50%
良馬場以外
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 9-6-5-39/59 15.30% 25.40% 33.90%
平地・先行 22-16-19-119/176 12.50% 21.60% 32.40%
平地・中団 17-22-20-196/255 6.70% 15.30% 23.10%
平地・後方 6-9-10-175/200 3.00% 7.50% 12.50%
平地・マクリ 0-1-0-6/7 0.00% 14.30% 14.30%

 

馬場が渋ると若干前残りする傾向にあるといえると思います。
ただ、連率、複率の数字は大差はありません。

 

コース区分別

Aコース
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 11-9-5-54/79 13.90% 25.30% 31.60%
平地・先行 22-26-25-180/253 8.70% 19.00% 28.90%
平地・中団 26-26-28-231/311 8.40% 16.70% 25.70%
平地・後方 17-13-17-185/232 7.30% 12.90% 20.30%
平地・マクリ 0-2-1-4/7 0.00% 28.60% 42.90%
Bコース
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 5-12-6-48/71 7.00% 23.90% 32.40%
平地・先行 21-24-19-144/208 10.10% 21.60% 30.80%
平地・中団 25-21-28-203/277 9.00% 16.60% 26.70%
平地・後方 13-7-11-184/215 6.00% 9.30% 14.40%
平地・マクリ 0-0-1-6/7 0.00% 0.00% 14.30%
Cコース
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 3-6-12-38/59 5.10% 15.30% 35.60%
平地・先行 18-20-17-126/181 9.90% 21.00% 30.40%
平地・中団 29-20-23-220/292 9.90% 16.80% 24.70%
平地・後方 3-7-1-199/210 1.40% 4.80% 5.20%
平地・マクリ 0-0-0-2/2 0.00% 0.00% 0.00%
Dコース
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 18-5-10-67/100 18.00% 23.00% 33.00%
平地・先行 32-34-33-208/307 10.40% 21.50% 32.20%
平地・中団 31-37-37-323/428 7.20% 15.90% 24.50%
平地・後方 9-13-11-331/364 2.50% 6.00% 9.10%
平地・マクリ 0-1-0-7/8 0.00% 12.50% 12.50%

 

毎日王冠、府中牝馬SはAコース、
エプソムカップはCコースで行われます。
B、Cコースの逃げ馬の勝率が低く、差しがばしばし決まります。

 

枠別成績

全条件
枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 71-74-73-740/958 7.40% 15.10% 22.80%
2枠 78-73-67-781/999 7.80% 15.10% 21.80%
3枠 89-70-80-811/1050 8.50% 15.10% 22.80%
4枠 105-98-71-839/1113 9.40% 18.20% 24.60%
5枠 64-102-94-912/1172 5.50% 14.20% 22.20%
6枠 88-101-96-953/1238 7.10% 15.30% 23.00%
7枠 99-91-109-1073/1372 7.20% 13.80% 21.80%
8枠 105-92-110-1129/1436 7.30% 13.70% 21.40%
良馬場
枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 63-63-58-605/789 8.00% 16.00% 23.30%
2枠 62-58-55-648/823 7.50% 14.60% 21.30%
3枠 69-62-64-665/860 8.00% 15.20% 22.70%
4枠 86-81-62-685/914 9.40% 18.30% 25.10%
5枠 53-76-75-760/964 5.50% 13.40% 21.20%
6枠 73-85-79-782/1019 7.20% 15.50% 23.30%
7枠 79-70-100-884/1133 7.00% 13.20% 22.00%
8枠 90-81-84-934/1189 7.60% 14.40% 21.40%
良馬場以外
枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 8-11-15-135/169 4.70% 11.20% 20.10%
2枠 16-15-12-133/176 9.10% 17.60% 24.40%
3枠 20-8-16-146/190 10.50% 14.70% 23.20%
4枠 19-17-9-154/199 9.50% 18.10% 22.60%
5枠 11-26-19-152/208 5.30% 17.80% 26.90%
6枠 15-16-17-171/219 6.80% 14.20% 21.90%
7枠 20-21-9-189/239 8.40% 17.20% 20.90%
8枠 15-11-26-195/247 6.10% 10.50% 21.10%

 

良馬場以外での1枠の成績の悪さが際立ちます。
なぜか5枠がふるいませんが、連率と複率をみるに
これは馬質のアヤかなと思いました。
(5枠だけ成績が悪いという理由が見当たりません)
全般的に、枠による有利・不利はないように思えます。

 

騎手別成績(2022年以降)

騎手 着別度数 勝率 連率 複率 単回値 複回値 昨年順位
モレイラ 11-4-2-5/22 50.00% 68.20% 77.30% 149 118 34
レーン 10-3-3-13/29 34.50% 44.80% 55.20% 154 80 119
ルメール 28-26-18-41/113 24.80% 47.80% 63.70% 65 83 1
戸崎圭太 24-22-15-62/123 19.50% 37.40% 49.60% 74 86 3
坂井瑠星 6-4-2-20/32 18.80% 31.30% 37.50% 173 121 4
松山弘平 7-4-6-28/45 15.60% 24.40% 37.80% 131 124 5
M.デム 8-5-4-37/54 14.80% 24.10% 31.50% 71 63 23
川田将雅 5-11-6-12/34 14.70% 47.10% 64.70% 72 115 2
横山武史 12-5-15-62/94 12.80% 18.10% 34.00% 52 62 6
横山和生 6-2-5-49/62 9.70% 12.90% 21.00% 72 51 16
岩田望来 3-0-3-27/33 9.10% 9.10% 18.20% 67 37 8
岩田康誠 2-4-2-15/23 8.70% 26.10% 34.80% 183 120 25
田辺裕信 6-12-7-51/76 7.90% 23.70% 32.90% 51 89 24
三浦皇成 6-9-3-60/78 7.70% 19.20% 23.10% 164 67 17
杉原誠人 2-1-0-33/36 5.60% 8.30% 8.30% 120 24 60
内田博幸 3-0-4-53/60 5.00% 5.00% 11.70% 38 41 62
鮫島克駿 1-1-3-17/22 4.50% 9.10% 22.70% 6 63 7
北村宏司 3-4-7-54/68 4.40% 10.30% 20.60% 13 78 66
津村明秀 3-6-5-56/70 4.30% 12.90% 20.00% 24 57 22
石橋脩 2-2-1-44/49 4.10% 8.20% 10.20% 61 25 49
石川裕紀 3-6-5-60/74 4.10% 12.20% 18.90% 47 51 30
菅原明良 4-18-9-72/103 3.90% 21.40% 30.10% 23 84 14
永野猛蔵 2-1-0-52/55 3.60% 5.50% 5.50% 256 28 38
吉田豊 2-1-3-51/57 3.50% 5.30% 10.50% 171 46 45
大野拓弥 2-1-6-51/60 3.30% 5.00% 15.00% 18 73 40
松岡正海 1-3-4-38/46 2.20% 8.70% 17.40% 11 51 50
野中悠太 1-2-1-45/49 2.00% 6.10% 8.20% 15 71 81
柴田大知 1-0-9-61/71 1.40% 1.40% 14.10% 11 66 86
原優介 0-2-1-44/47 0.00% 4.30% 6.40% 0 31 42
江田照男 0-2-0-18/20 0.00% 10.00% 10.00% 0 171 91
武豊 0-1-2-22/25 0.00% 4.00% 12.00% 0 14 9
丸田恭介 0-1-1-45/47 0.00% 2.10% 4.30% 0 6 67
佐々木大 0-1-0-22/23 0.00% 4.30% 4.30% 0 4 11
木幡巧也 0-0-0-68/68 0.00% 0.00% 0.00% 0 0 46

※昨年順位は2024年の勝鞍数

全般的に成績通りなのですが、武騎手が不振です。
前回買ったのがドウデュースにまたがった2021年のアイビーSで
その前は2020年の5月までさかのぼります。
ただ、武騎手がこのコースを苦手としているというのは考えづらく
実際、2013年以降OP~重賞ではハイレベルな成績です。

 

OP・重賞検討

府中牝馬ステークス(2025年)

日付 馬場差 着順 馬番 馬名 3F順 P差 残3F差 2角 3角 4角 GS
241014 -2.0 1 5 ブレイディヴェーグ 1 -1.8 1.3 10 10 10 110
2 10 シンティレーション 1 1.5 12 11 12 110
3 6 マスクトディーヴァ 5 1.1 9 8 9 106
231014 -1.4 1 7 ディヴィーナ 12 -0.6 0.0 1 1 1 102
2 5 ルージュエヴァイユ 2 1.2 12 8 8 110
3 8 ライラック 3 1.0 4 6 5 107
221015 -1.8 1 6 イズジョーノキセキ 1 -2.7 1.4 9 11 12 109
2 2 ソダシ 3 0.9 3 5 5 106
3 1 アンドヴァラナウト 3 1.1 6 9 9 105
211016 -1.4 1 7 シャドウディーヴァ 1 -1.6 1.3 14 13 14 109
2 4 アンドラステ 10 0.1 2 2 2 101
3 14 マルターズディオサ 4 1.1 10 13 11 105
201017 1.8 1 4 サラキア 1 -2.6 0.5 4 5 3 100
2 6 シャドウディーヴァ 3 0.7 7 5 6 96
3 8 サムシングジャスト 2 1.0 8 8 8 96
191014 -0.6 1 8 スカーレットカラー 1 -3.1 1.1 14 14 14 117
2 6 フロンテアクイーン 3 0.5 6 8 6 111
3 15 ラッキーライラック 4 0.3 6 4 3 109
181013 -1.4 1 4 ディアドラ 1 -2.9 2.5 11 9 9 117
2 10 リスグラシュー 2 2.2 9 7 7 115
3 2 フロンテアクイーン 4 2.0 5 5 6 113
171014 0.1 1 11 クロコスミア 9 0.6 0.0 1 1 1 105
2 1 ヴィブロス 3 0.5 6 6 6 108
3 7 アドマイヤリード 1 1.0 10 12 13 109
161015 -0.5 1 13 クイーンズリング 2 -0.7 0.4 3 4 4 108
2 1 マジックタイム 6 0.3 4 3 3 105
3 6 スマートレイアー 4 0.6 4 6 5 106
151017 -0.5 1 15 ノボリディアーナ 2 -2.2 1.2 11 12 9 106
2 4 スマートレイアー 4 1.2 7 7 9 104
3 17 カフェブリリアント 1 1.6 14 14 13 107
141018 -1.1 1 5 ディアデラマドレ 1 -1.5 1.0 9 12 12 109
2 3 スマートレイアー 1 1.1 13 12 13 109
3 12 ホエールキャプチャ 8 0.2 2 2 2 102
131014 -1.3 1 11 ホエールキャプチャ 7 3.2 0.2 3 3 2 101
2 13 ドナウブルー 12 0.1 2 2 2 99
3 3 スイートサルサ 7 0.3 4 4 4 101

エプソムカップよりハイペースになりがちで、先行馬は苦戦しています。
ただ、2023年、2017年、2016年、2013年のように
ペースが落ち着けば前目の馬が残せています。
ペース読みが重要となります。
早速今年の出走馬をみてみると、
セキトバイーストとアスコルディアーモが逃げ馬候補。
ただ、セキトバは近走ハナを切っておらず、
アスコルティアーモは前走逃げたばかりですが、
ペース差-1.2秒とそこまで出せていません。
その他だとラヴァンダが前走逃げていますが、
ペース差+4.6秒と押し出された形。
今年はスローとまではいきませんが、
前目の馬が残せるペース、展開になるのではないかと推測します。

そこで、自分が推したいのはタガノエルピーダです。
前走は直線、前が壁になり右往左往でまともに追えていません。
今回、枠はちょっとよろしくありませんが、
いく馬が少なくすんなりポジションはとれると思います。
オッズのさがったここが狙い目に思えます。

 

エプソムカップ(2025年)

日付 馬場差 着順 馬番 馬名 3F順 P差 残3F差 2角 3角 4角 GS
240609 -1.9 1 6 レーベンスティール 1 -2.3 0.9 5 7 7 105
2 17 ニシノスーベニア 5 0.8 3 6 5 102
3 10 シルトホルン 16 0.3 2 2 2 95
230611 -0.9 1 15 ジャスティンカフェ 1 -2.8 0.9 15 14 11 104
2 17 ルージュエヴァイユ 12 0.1 2 2 2 97
3 2 マテンロウスカイ 6 0.3 2 3 3 98
220612 -0.9 1 6 ノースブリッジ 7 -1.5 0.5 3 3 3 98
2 8 ガロアクリーク 3 0.9 7 7 5 101
3 5 ダーリントンホール 5 0.8 4 5 5 99
210613 -1.7 1 15 ザダル 2 -2.4 0.5 10 9 8 101
2 13 サトノフラッグ 1 0.7 14 15 12 101
3 7 ファルコニア 7 0.4 13 10 7 97
200614 1.6 1 6 ダイワキャグニー 7 -3.6 0.4 3 2 2 99
2 1 ソーグリッタリング 5 0.7 6 5 4 99
3 18 トーラスジェミニ 9 0.0 1 1 1 95
190609 -1.1 1 9 レイエンダ 1 3.2 0.2 2 2 2 100
2 6 サラキア 4 0.0 1 1 1 98
3 4 ソーグリッタリング 3 0.4 4 5 5 99
180610 -0.2 1 16 サトノアーサー 3 -2.1 0.7 3 6 6 96
2 6 ハクサンルドルフ 1 1.3 12 13 13 99
3 5 グリュイエール 2 1.0 10 8 8 96
170611 -1.1 1 12 ダッシングブレイズ 4 -1.6 0.3 5 2 3 102
2 10 アストラエンブレム 4 0.4 2 2 3 102
3 7 マイネルハニー 11 0.0 1 1 1 99
160612 -1.3 1 18 ルージュバック 1 -0.5 1.1 8 9 9 109
2 16 フルーキー 2 1.3 14 12 11 106
3 13 マイネルミラノ 15 0.0 1 1 1 98
150614 -1.1 1 6 エイシンヒカリ 6 -2.2 0.0 1 1 1 102
2 2 サトノアラジン 3 0.3 4 4 4 104
3 12 ディサイファ 2 0.6 10 10 8 104
140615 -0.5 1 1 ディサイファ 1 -1.4 0.6 4 8 9 109
2 5 マイネルラクリマ 5 0.1 2 2 2 105
3 4 ダークシャドウ 3 0.7 8 10 10 107
130609 -1.1 1 3 クラレント 9 -2.0 1.2 2 2 2 108
2 13 ジャスタウェイ 1 2.0 14 11 11 113
3 1 サンレイレーザー 5 1.5 5 4 5 108

平均ペース差が-1.6秒と、OP・重賞平均より速くなります。
このペース差は毎日王冠とほとんどかわりません。
毎日王冠との大きな違いは、GSです。
毎日王冠の勝馬平均は108.3、エプソムカップは102.8です。
脚質傾向でいうと以下のようになります。

毎日王冠
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 2-3-1-6/12 16.70% 41.70% 50.00%
平地・先行 4-1-5-30/40 10.00% 12.50% 25.00%
平地・中団 3-6-3-40/52 5.80% 17.30% 23.10%
平地・後方 3-2-3-34/42 7.10% 11.90% 19.00%
平地・マクリ 0-0-0-0/0
エプソムカップ
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 1-1-3-7/12 8.30% 16.70% 41.70%
平地・先行 5-5-2-32/44 11.40% 22.70% 27.30%
平地・中団 6-4-7-71/88 6.80% 11.40% 19.30%
平地・後方 0-2-0-46/48 0.00% 4.20% 4.20%
平地・マクリ 0-0-0-0/0

毎日王冠基準で考えると、エプソムカップはハイペースになりがちで
それでも先行馬は残せてしますが、
逃げ馬は取りこぼす傾向にあります。
ただ、逃げ馬の複勝率を比べると差はなく、
3連系の馬券を買うときは、ヒモにはいれておきたいです。

さて、2025年はどの馬がいくのか。
前走ペース差-1.5秒で逃げてOPを勝ったシュトラウス、
東京新聞杯、中山記念をハイペースで逃げたメイショウチタン、
前走マイルでハナを切って距離延長のビーアストニッシド、
このあたりが逃げてそこにセイウンハーデス、デビットバローズ、
ジューンテイクがついていく展開でしょうか。
このメンバーでスローは考えづらく、ある程度前は流れると思います。

もしペース差-1.5秒前後くらいで流れれば
前目の馬も十分残せるチャンスはあるかと思います。
過去、そのくらいのペースだった2014年、2017年、2022年は
いずれも先行した馬が1頭は馬券にからんでおり、
極端に後ろにいた馬はお呼びでありません。
メイショウチタンの出方次第なところがあり、
ペースが落ち着くなら追い込み馬は今回軽視でいいかなと思います。
ただ、シュトラウスが1枠を引いたことで、
ポジションをとろうとしたチタンと
ついでにアストニッシドが外から出していき、
その他、番手以下候補たちもついていこうとしたとき
前がやりあってくれればミドル以上も考えられます。

となると気になるのがGSトップのカラテです。
確かにここまでGIをはじめ、一線級相手のレースが多く
この着順自体はしかたない感じはします。
実際、去年の毎日王冠では同じ舞台でGS106をマークしており
これはエプソムカップの平均102.8を大きく上回ります。
ヒモに入れておいてもいいかもしれません。

同じ理屈でいうと人気になりそうなダノンエアズロックは
同じ毎日王冠でさらに先着しています。
毎日王冠6着は、ここでは勝ち負けくらいの価値があります。
実際、過去にエプソムカップで上位だった馬たちの
前後の毎日王冠を見ると、5着前後位の成績が多いです。
重賞初制覇があってもおかしくないと思います。
ただし、今回斤量が2kg増となる点に注意で
果たして人気で買うべき馬なのか疑問ではあります。

同じ毎日王冠からトップナイフが非常に気になります。
近2走、後方からの競馬で上がり最速を連発。
なかなか勝利には結びついていませんが、
2024年の毎日王冠はややペースがゆるく馬場もよく
前が残る展開でしまい伸びてきての0.5差9着です。
今回、大幅にメンバーが弱化する中で同じ舞台、
ミドル以上で流れれば3着くらいはあってもおかしくないかなと思います。
前日夜の時点で12人気36倍。複勝でも十分楽しめます。

1人気になりそうなドゥラドーレスについてふれておくと
個人的にこの馬はクラシックでも勝負になると思っていたのですが
毎日王冠は溜め殺しで3着、クラシックをあきらめて
次走条件戦に出走してきますがこちらも溜め殺しでまさかの3着。
その後、なんとかOP勝ちまではきましたが
ここ最近の時計をみるとそこまで高い評価はできず、
やや興味を失いつつあります。

どうしても狙いたい馬がおらずややケン気味に
トップナイフの単複で遊ぼうかと思います。

 

スイートピーステークス(2025年)

日付 馬場差 着順 馬番 馬名 3F順 P差 残3F差 2角 3角 4角 GS
240428 -2.0 1 5 コガネノソラ 1 -2.5 1.6 6 8 8 99
2 1 ニシノティアモ 3 1.3 6 5 5 97
3 7 ベストミーエヴァー 2 1.9 11 11 11 96
230430 -1.8 1 13 ウヴァロヴァイト 3 1.2 0.7 7 8 8 99
2 5 アリスヴェリテ 7 0.1 2 2 2 94
3 7 アグラシアド 1 0.9 9 8 9 99
220501 0.5 1 4 ウインエクレール 2 -2.3 0.3 3 2 3 87
2 9 コントディヴェール 1 1.3 10 9 10 91
3 6 ラリベラ 3 0.7 6 6 5 81
210502 -1.9 1 6 タガノパッション 1 -2.1 1.6 8 8 8 96
2 11 アラビアンナイト 3 1.4 6 6 6 92
3 3 オレンジフィズ 7 1.1 4 3 3 88
200503 -2.1 1 7 デゼル 1 1.3 1.0 14 14 13 103
2 17 スマートリアン 2 0.5 7 5 5 97
3 15 アカノニジュウイチ 2 0.6 9 8 7 97
190428 -1.8 1 6 カレンブーケドール 5 1.9 0.2 7 4 3 99
2 2 シングフォーユー 2 0.5 4 5 5 101
3 7 セリユーズ 3 0.5 4 7 5 100
180429 -1.5 1 11 ランドネ 6 0.8 0.3 2 2 2 95
2 3 ミュージアムヒル 1 1.0 9 8 7 98
3 7 ゴージャスランチ 3 0.9 5 6 7 97
170430 -1.2 1 7 ブラックスビーチ 4 0.4 0.7 9 8 7 101
2 5 カリビアンゴールド 1 1.0 10 10 10 103
3 11 ムーンザムーン 2 0.9 17 12 10 102
160501 -1.3 1 9 ジェラシー 8 1.3 0.0 4 2 2 95
2 1 フロムマイハート 6 0.2 2 4 4 96
3 2 コルコバード 2 0.5 9 8 8 97
150503 -0.9 1 4 ディープジュエリー 2 -0.3 0.8 11 11 11 101
2 7 トーセンナチュラル 6 0.3 5 5 4 97
3 3 ロッカフラベイビー 4 0.6 9 9 8 98
140504 -0.8 1 4 シャイニーガール 7 -0.4 0.4 4 4 4 100
2 5 ベッラレジーナ 2 1.2 7 8 8 103
3 12 ヘイジームーン 5 0.9 4 7 7 100
130428 -1.0 1 11 リラコサージュ 4 -0.5 0.7 4 4 6 101
2 1 フロアクラフト 7 0.5 3 3 3 98
3 5 ダイワストリーム 1 1.8 13 13 13 102

 

2013年以降、逃げ馬は1頭も馬券にからんでいません。
スローになりがちで、2016年から5年連続スロー、
2023年もスローですからペースが理由ではなさそう。
過去、逃げた馬を見てみると2013年以降で
2人気が1頭、5人気が1頭いましたが、
ほかはすべて8人気以下でした。
単に馬質の問題に思えます。

ペースに限らず上がりの速い馬がきていますが、
さすがにペース差+1.0秒台になると先行馬が残せています。
とはいえ、スローでも追い込み馬がつっこんでくるパターンもあり
ペース読みをして、前の馬か後ろの馬かというより
違うファクターで予想したほうがいいように思えます。

ハナを切りそうなのはテレサかジューンエオス。
まずテレサはアルメリア賞、新馬戦のどちらもスローでした。
2走とも上がりは4位で、のちにOPを勝ち切る馬なら
下級条件では仮に逃げたとしても上がり最速を出してほしいです。
過去、4角3番手から3着以内に入った馬たちは
少なくとも新馬や未勝利では前目から上がり最速を出せています。
今回、スローになったらなったで上がり勝負になると思うので
テレサの頭はないと思います。

一方のジューンエオスは前走ハイペースをついていって4着で
自らが逃げたのはダートだけ。
いずれにせよ芝でもダートでも、
500万下突破が現実的な目標といえますが、
勝ち負けはともかく、この馬がペースのカギを握っていると思います。
すんなりテレサの番手以降に控えるならスローになると思います。

GSトップはグローリーリンクで1-2人気に推されそう。
2走続けて上がり最速をマークしており、
前走はまあまあ速いペースを先行して後続を完封。
勝ち馬にはおよびませんでしたが、このとき4着のカムニャックが
先日フローラSを制しています。
人気上位は妥当に思えます。
先行してあっさり抜け出して押しきるシーンが目に浮かびます。
個人的にはこの馬の相手探しかなと思っています。

マリアイリダータは前走やや余裕がありつつの勝利で
時計自体はやや優秀程度でした。
500万下なら勝ち負けできそうな内容でしたが、
OPだとまだ数字的な根拠はありませんが、
今回のメンバーなら3着があってもおかしくないと思います。

ルージュソリテールはチューリップ賞6着が
今回のメンバーにあっては光る実績となります。
スローを中団からで、6着という着順自体はしょうがないですし、
上がり3位はスイートピーSで考えたら
控えれば最速を出せるポテンシャルはあるでしょう。
新馬もスローで前目からギアチェンしていますしこの人気は妥当です。

アルメントフーベルはだいぶ高く評価されています。
新馬戦は、それほど上がりは出ていませんが
2歳12月時点なら及第点の内容でした。
ただ、OP以上で通用するほどの内容ではありません。
前走はスローで展開が向かなかったとも事実ですが、
それほど上がりが出ているわけではなく、
未勝利レベルの内容でした。
500万下ならともかく、1人気はやや過剰人気にうつります。

ほかは積極的に買いたい馬は見当たりませんが、
GS指数を参考に、グローリーからGS上位に流す感じで
3連単を買って見ようかなという感じです。

 

 

 

 

【コース分析】函館芝1200m_函館SS

2025年6月13日 / コース分析, 展望

ペース傾向

クラス ペース差
平均(※1)
逃げ切り
ペース差
平均(※2)
未勝利 0.12 0.16
500万下 0.15 0.24
1000万下 0.10 0.31
1600万下 -0.09 0.00
OP・重賞 -0.11 0.00

(※1)ペース差平均:逃げ馬が残り3Fを通過した平均です。1000万下平均を±0秒とし、マイナスならそれより速く、プラスなら遅いということになります。
(※2)逃げ切りペース差平均:逃げた馬がそのまま勝ったときのペース差の平均です。
※経年による誤差を1000万下平均を±0として修正済み

クラス間によるペースの差はほとんどありません。
そもそも各場の芝1200mで比較すると、
函館は全国で3番目に逃げやすいコースです。
1600万下~OP・重賞で逃げ切った馬のペースを見ると、
1000万下逃げ馬平均と同等です。
下級条件で逃げ切るには0.2秒±0.1秒くらいの
スローがほしいところですが、誤差といってよいかもしれません。
そもそも1200mだとクラス間のペース差は
それほど乖離しない傾向にありますが、
函館は特に拮抗しているように思えます。

脚質傾向

※以下、データはすべて2013年以降が対象

クラス別

3歳未勝利
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 29-17-12-66/124 23.40% 37.10% 46.80%
平地・先行 56-58-44-291/449 12.50% 25.40% 35.20%
平地・中団 34-40-60-607/741 4.60% 10.00% 18.10%
平地・後方 6-8-9-616/639 0.90% 2.20% 3.60%
平地・マクリ 0-0-0-0/0
3上・4上500万下
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 29-16-10-83/138 21.00% 32.60% 39.90%
平地・先行 64-60-48-315/487 13.10% 25.50% 35.30%
平地・中団 36-41-63-527/667 5.40% 11.50% 21.00%
平地・後方 10-20-17-490/537 1.90% 5.60% 8.80%
平地・マクリ 0-0-0-0/0
3上・4上1000万下
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 14-5-4-48/71 19.70% 26.80% 32.40%
平地・先行 32-29-32-166/259 12.40% 23.60% 35.90%
平地・中団 23-25-26-261/335 6.90% 14.30% 22.10%
平地・後方 3-11-9-268/291 1.00% 4.80% 7.90%
平地・マクリ 0-0-0-1/1 0.00% 0.00% 0.00%
3上・4上1600万下
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 1-1-1-20/23 4.30% 8.70% 13.00%
平地・先行 10-10-6-62/88 11.40% 22.70% 29.50%
平地・中団 7-9-12-112/140 5.00% 11.40% 20.00%
平地・後方 5-3-4-80/92 5.40% 8.70% 13.00%
平地・マクリ 0-0-0-0/0
3上・4上OP・重賞
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 3-3-1-9/16 18.80% 37.50% 43.80%
平地・先行 6-5-4-44/59 10.20% 18.60% 25.40%
平地・中団 6-6-8-65/85 7.10% 14.10% 23.50%
平地・後方 1-2-3-72/78 1.30% 3.80% 7.70%
平地・マクリ 0-0-0-0/0

全体的に1600万下の逃げ馬の成績が突出して悪いです。
ほかはおおむね、逃げ馬にとっては有利なコースといえます。
この1600万下で逃げ馬が不振の理由を考えてみたのですが、
2013年以降、1600万下のレースは23Rあり、
その半数近くがハンデ戦でした。

●1600万下の逃げ馬成績(ハンデ戦のみ)

人気 着順 斤量 ペース
11 4 53.0 -0.3
2 5 53.0 -0.4
13 13 51.0 -0.6
10 5 53.0 -0.9
2 14 51.0 -0.2
5 4 54.0 0.2
2 12 55.0 0.6
7 11 53.0 0.6
11 6 53.0 0.3
5 3 55.0 -0.8
7 7 57.5 0

人気薄が軽斤量を利して逃げたという点があるかと思います。
実際、これまで逃げたことがなかったのに、
このレースで初めて逃げたみた、という馬もいました。
また、ハンデ戦以外で馬券になった4頭は
2人気、2人気、3人気、7人気で、
それ以外は人気薄の馬が目立ちます。
弱い馬が逃げて普通に負けた、という話かなと思いました

また、この条件のレースが年に2Rしかなく、
サンプル数が少ないことも当然あるかと思います。
1600万下で突然ペースがあがっているわけでもなく、
単純に馬質の問題に思えます。
狙いたい馬が逃げ馬で、この条件で出走してきたとしても
躊躇する必要はないかなと思います。

馬場別

良馬場
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 98-58-32-214/402 24.40% 38.80% 46.80%
平地・先行 189-187-158-904/1438 13.10% 26.10% 37.10%
平地・中団 95-112-168-1446/1821 5.20% 11.40% 20.60%
平地・後方 23-42-45-1465/1575 1.50% 4.10% 7.00%
平地・マクリ 0-0-0-1/1 0.00% 0.00% 0.00%
良馬場以外
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 33-13-12-73/131 25.20% 35.10% 44.30%
平地・先行 64-69-64-271/468 13.70% 28.40% 42.10%
平地・中団 27-34-43-479/583 4.60% 10.50% 17.80%
平地・後方 7-15-12-500/534 1.30% 4.10% 6.40%
平地・マクリ 0-0-0-0/0

馬場状態の影響は少ないと思うので、
確認だけしてここは足早に次へいきます。

 

コース区分別

Aコース
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 81-52-27-195/355 22.80% 37.50% 45.10%
平地・先行 170-165-154-788/1277 13.30% 26.20% 38.30%
平地・中団 83-94-137-1264/1578 5.30% 11.20% 19.90%
平地・後方 23-42-37-1283/1385 1.70% 4.70% 7.40%
平地・マクリ 0-0-0-0/0
Bコース
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 42-18-14-88/162 25.90% 37.00% 45.70%
平地・先行 78-79-59-361/577 13.50% 27.20% 37.40%
平地・中団 38-49-70-591/748 5.10% 11.60% 21.00%
平地・後方 5-15-20-614/654 0.80% 3.10% 6.10%
平地・マクリ 0-0-0-1/1 0.00% 0.00% 0.00%
Cコース
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 8-1-3-4/16 50.00% 56.30% 75.00%
平地・先行 5-12-9-26/52 9.60% 32.70% 50.00%
平地・中団 1-3-4-70/78 1.30% 5.10% 10.30%
平地・後方 2-0-0-68/70 2.90% 2.90% 2.90%
平地・マクリ 0-0-0-0/0

Aコース:函館SS
Bコース:函館2歳S
Cコース:

Cコースにおける逃げ馬の成績が良い意味で異常です。
ただし、Cコースは2013年に使われて以来、使われていません。
AコースとBコースに大きな差はみられません。

枠別成績

全条件
枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 68-66-74-543/751 9.10% 17.80% 27.70%
2枠 56-72-68-583/779 7.20% 16.40% 25.20%
3枠 61-71-73-609/814 7.50% 16.20% 25.20%
4枠 72-55-69-666/862 8.40% 14.70% 22.70%
5枠 74-63-58-700/895 8.30% 15.30% 21.80%
6枠 87-73-59-712/931 9.30% 17.20% 23.50%
7枠 58-70-74-750/952 6.10% 13.40% 21.20%
8枠 60-60-59-792/971 6.20% 12.40% 18.40%
良馬場
枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 47-51-59-405/562 8.40% 17.40% 27.90%
2枠 42-51-53-439/585 7.20% 15.90% 25.00%
3枠 43-58-51-457/609 7.10% 16.60% 25.00%
4枠 54-38-54-501/647 8.30% 14.20% 22.60%
5枠 55-49-42-524/670 8.20% 15.50% 21.80%
6枠 68-57-43-535/703 9.70% 17.80% 23.90%
7枠 46-55-58-564/723 6.40% 14.00% 22.00%
8枠 50-40-43-607/740 6.80% 12.20% 18.00%
良馬場以外
枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 21-15-15-138/189 11.10% 19.00% 27.00%
2枠 14-21-15-144/194 7.20% 18.00% 25.80%
3枠 18-13-22-152/205 8.80% 15.10% 25.90%
4枠 18-17-15-165/215 8.40% 16.30% 23.30%
5枠 19-14-16-176/225 8.40% 14.70% 21.80%
6枠 19-16-16-177/228 8.30% 15.40% 22.40%
7枠 12-15-16-186/229 5.20% 11.80% 18.80%
8枠 10-20-16-185/231 4.30% 13.00% 19.90%

7枠、8枠が苦戦しています。
一方、1枠はやや優勢で、距離損しないのがその理由かと思います。
ただ、脚質にもよると思いますし、極端に有利とは思えません。
それでもうちの枠ほど複勝率が高く、有利であることは間違いないと思います。

 

騎手別成績(2022年以降)

騎手 着別度数 勝率 連率 複率 単回値 複回値 昨年順位
武豊 16-9-12-34/71 22.50% 35.20% 52.10% 122 89 9
鷲頭虎太 5-2-0-17/24 20.80% 29.20% 29.20% 98 72 127
横山武史 15-10-17-42/84 17.90% 29.80% 50.00% 98 99 6
鮫島克駿 15-8-8-59/90 16.70% 25.60% 34.40% 88 86 7
佐々木大 10-8-7-42/67 14.90% 26.90% 37.30% 71 95 11
浜中俊 7-6-2-32/47 14.90% 27.70% 31.90% 143 77 28
永野猛蔵 4-4-0-21/29 13.80% 27.60% 27.60% 230 100 38
藤岡佑介 8-5-5-45/63 12.70% 20.60% 28.60% 61 54 18
吉田隼人 4-3-3-25/35 11.40% 20.00% 28.60% 128 74 61
北村友一 4-5-0-27/36 11.10% 25.00% 25.00% 48 64 15
池添謙一 6-4-3-43/56 10.70% 17.90% 23.20% 127 66 29
高杉吏麒 2-2-2-13/19 10.50% 21.10% 31.60% 36 61 19
大野拓弥 3-2-3-21/29 10.30% 17.20% 27.60% 46 52 40
角田大河 2-2-1-17/22 9.10% 18.20% 22.70% 109 71 57
岩田康誠 3-1-1-39/44 6.80% 9.10% 11.40% 45 61 25
泉谷楓真 1-0-0-16/17 5.90% 5.90% 5.90% 72 28 110
長浜鴻緒 1-3-1-14/19 5.30% 21.10% 26.30% 14 228 52
横山和生 3-6-6-46/61 4.90% 14.80% 24.60% 43 69 16
丹内祐次 5-8-12-78/103 4.90% 12.60% 24.30% 30 61 12
斎藤新 2-4-1-38/45 4.40% 13.30% 15.60% 87 77 37
勝浦正樹 1-4-2-18/25 4.00% 20.00% 28.00% 131 195 100
丸山元気 1-1-4-24/30 3.30% 6.70% 20.00% 15 69 47
富田暁 1-0-4-31/36 2.80% 2.80% 13.90% 6 90 73
角田大和 1-4-4-31/40 2.50% 12.50% 22.50% 13 152 56
横山琉人 1-2-5-33/41 2.40% 7.30% 19.50% 19 48 68
古川吉洋 1-0-2-38/41 2.40% 2.40% 7.30% 78 53 71
小林勝太 1-3-2-36/42 2.40% 9.50% 14.30% 50 43 44
菱田裕二 1-5-2-45/53 1.90% 11.30% 15.10% 20 66 36
黛弘人 0-4-6-39/49 0.00% 8.20% 20.40% 0 127 76
小沢大仁 0-1-1-15/17 0.00% 5.90% 11.80% 0 86 48
小林凌大 0-1-0-22/23 0.00% 4.30% 4.30% 0 117 109
秋山稔樹 0-0-2-20/22 0.00% 0.00% 9.10% 0 88 72
荻野琢真 0-0-2-14/16 0.00% 0.00% 12.50% 0 114 101
古川奈穂 0-0-1-21/22 0.00% 0.00% 4.50% 0 50 84

※昨年順位は2024年の勝鞍数

鷲頭騎手の成績が目立ちますが、斤量恩恵があったので
今後ガチンコ勝負になってどうか。
横山和生騎手、丹内騎手は鞍数の割に安定していません。

 

激アツ条件

色々試してみましたが、特に見当たりませんでした。

OP・重賞検討

函館スプリントステークス(2025)

日付 馬場差 着順 馬番 馬名 3F順 P差 残3F差 3角 4角 GS
240609 -0.5 1 4 サトノレーヴ 5 -0.5 0.4 3 3 103
2 10 ウイングレイテスト 9 0.4 3 3 101
3 13 ビッグシーザー 7 0.5 6 6 102
230611 -0.7 1 15 キミワクイーン 1 -0.8 0.8 12 10 104
2 7 ジュビリーヘッド 5 0.3 5 3 100
3 1 トウシンマカオ 8 0.3 5 6 98
220612 -1.0 1 7 ナムラクレア 6 -0.8 0.3 3 3 107
2 11 ジュビリーヘッド 9 0.5 6 6 105
3 5 タイセイアベニール 2 1.4 14 14 109
200621 -1.3 1 6 ダイアトニック 7 -0.1 0.2 2 2 105
2 16 ダイメイフジ 11 0.0 1 1 101
3 10 ジョーマンデリン 8 0.5 4 4 103
190616 -0.7 1 10 カイザーメランジェ 4 0.6 0.0 1 1 105
2 11 アスターペガサス 4 0.2 2 2 104
3 13 タワーオブロンドン 1 0.7 5 5 107
180617 -1.0 1 1 セイウンコウセイ 13 -0.6 0.0 1 1 103
2 9 ヒルノデイバロー 6 0.6 6 5 107
3 7 ナックビーナス 9 0.3 3 3 104
170618 -1.5 1 8 ジューヌエコール 2 -1.2 0.7 6 5 107
2 3 キングハート 5 0.8 7 7 103
3 4 エポワス 3 0.9 7 9 104
160619 -1.4 1 16 ソルヴェイグ 11 -0.1 0.1 2 2 101
2 3 シュウジ 4 0.4 4 4 103
3 1 レッツゴードンキ 4 0.6 7 7 102
150621 -1.1 1 9 ティーハーフ 1 -0.6 1.3 16 14 103
2 16 アースソニック 2 1.0 14 14 97
3 13 レンイングランド 3 0.8 11 12 96
140622 -0.8 1 3 ガルボ 3 0.0 0.6 9 6 104
2 10 ローブティサージュ 1 0.7 12 13 104
3 9 クリスマス 1 0.7 12 10 104
130825 不能 1 1 フォーエバーマーク 8 不能 0.0 1 1
2 11 ストレイトガール 2 0.8 10 8
3 3 シュプリームギフト 3 0.6 8 8
130616 -1.4 1 14 パドトロワ 13 0.6 0.1 2 2 98
2 5 シュプリームギフト 8 0.5 5 5 100
3 1 フォーエバーマーク 16 0.0 1 1 97

 

例年、3歳馬が優勢なのですが、さすがに今年はどうでしょうか。
全日本2歳優駿勝ち馬のミリアッドラヴが出走してきますが、
ここが初芝となります。そこまで人気しなそうですし、
一応ヒモにはいれておきたいですが、
時計派としてはこの馬を本命にするわけにはいきません。

ペース差-0.6秒あたりが逃げ馬が残せるかどうかの分岐点で
それより速くなると差し・追い込み勢が台頭してきています。
今年はジューンブレア最内枠を引き、
レースを引っ張る展開になりそうです。
この馬、スピード任せに飛ばすというよりやや溜めていくタイプで、
同じく1枠2番のカルチャーデイがそれについていく形になりそうですが
ほかに今回いきそうな馬は芝実績だと
ジョーメッドヴィンとペアポルックスあたりで
2頭とも何がなんでもという印象はありません。
隊列自体はすんなり決まりそうで、
ペースが落ち着く可能性は考えておきたいです。
このコースを手の内にいれている武騎手ということもあり、
ジューンブレアは要注意の存在でしょう。
ただ、今年は前走ダートの馬が多く、内目の枠からインビンシブルパパが
主張してくる可能性があります。

1人気は当然ナムラクレアで、実績を考えたらこの人気は当然でしょう。
今年は斤量差で足をすくいそうな3歳馬もいなそうで馬券圏内は堅そう。

森のドリームは条件戦が含まれますが、このコースは
OP勝ちを含む(3,0,0,0)と得意としています。
去年の青函Sの時計は、函館SSで通用してもおかしくない時計です。
ただ、今回は枠で割り引きが必要です。

オッズ関係なく素直に買うなら、
展開利込みでジューンブレアの前残り狙いとなりますが
おそらく最終的には2人気になりそう。
ケンですかねえ…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【コース分析】阪神芝2200m_宝塚記念

2025年6月9日 / コース分析, 展望

ペース傾向

クラス ペース差
平均(※1)
逃げ切り
ペース差
平均(※2)
未勝利 0.18 0.30
500万下 -0.57 -0.36
1000万下 0.06 -0.07
1600万下 -0.26 0.15
OP・重賞 -2.58 -1.50

(※1)ペース差平均:逃げ馬が残り3Fを通過した平均です。1000万下平均を±0秒とし、マイナスならそれより速く、プラスなら遅いということになります。
(※2)逃げ切りペース差平均:逃げた馬がそのまま勝ったときのペース差の平均です。

500万下だけ異様にペースが速くなりますが、
基本的に未勝利と1000万下のペース差は小さく、
1600万下でもそれほどペースが上がらず、
OP・重賞でがくんとペースが上がります。

逃げ切った馬の平均も条件戦ではクラス間で大きな差はなく、
総じて遅いペースです。

 

脚質傾向

※以下、データはすべて2013年以降が対象

クラス別

3歳未勝利
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 4-2-2-25/33 12.10% 18.20% 24.20%
平地・先行 17-9-11-71/108 15.70% 24.10% 34.30%
平地・中団 9-19-17-166/211 4.30% 13.30% 21.30%
平地・後方 1-2-1-149/153 0.70% 2.00% 2.60%
平地・マクリ 1-0-1-2/4 25.00% 25.00% 50.00%
3上・4上500万下
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 5-4-1-19/29 17.20% 31.00% 34.50%
平地・先行 10-13-11-68/102 9.80% 22.50% 33.30%
平地・中団 11-7-10-78/106 10.40% 17.00% 26.40%
平地・後方 2-4-5-83/94 2.10% 6.40% 11.70%
平地・マクリ 0-0-1-5/6 0.00% 0.00% 16.70%
3上・4上1000万下
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 2-6-3-15/26 7.70% 30.80% 42.30%
平地・先行 11-8-12-49/80 13.80% 23.80% 38.80%
平地・中団 9-6-5-59/79 11.40% 19.00% 25.30%
平地・後方 1-3-5-61/70 1.40% 5.70% 12.90%
平地・マクリ 2-2-0-1/5 40.00% 80.00% 80.00%
3上・4上1600万下
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 2-1-0-6/9 22.20% 33.30% 33.30%
平地・先行 3-4-5-19/31 9.70% 22.60% 38.70%
平地・中団 4-3-2-14/23 17.40% 30.40% 39.10%
平地・後方 0-1-2-24/27 0.00% 3.70% 11.10%
平地・マクリ 0-0-0-2/2 0.00% 0.00% 0.00%
3上・4上OP・重賞
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 1-2-2-12/17 5.90% 17.60% 29.40%
平地・先行 10-5-5-45/65 15.40% 23.10% 30.80%
平地・中団 6-5-7-73/91 6.60% 12.10% 19.80%
平地・後方 0-5-2-66/73 0.00% 6.80% 9.60%
平地・マクリ 0-1-0-3/4 0.00% 25.00% 25.00%

 

先ほど500万下が相対的にハイペースになりがちと書きましたが、
その割に、逃げ馬の勝率は悪くありません。
一方で、1000万下とOP・重賞での逃げ馬の勝率が低いです。
ただ、1000万下は逃げ馬の複勝率が高く、
3連系の馬券で考えたときは頭ではこないけど馬券圏内にはくる、
という少々厄介な傾向にあります。
1600万下は、逃げ馬が優秀な反面、
3着内という意味では差し馬がもっとも優秀です。
全体的につかみどころのないコースで
できれば勝負を避けたいコースといえます。

馬場別

良馬場
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 13-17-9-63/102 12.70% 29.40% 38.20%
平地・先行 45-38-37-224/344 13.10% 24.10% 34.90%
平地・中団 31-31-34-301/397 7.80% 15.60% 24.20%
平地・後方 7-12-17-305/341 2.10% 5.60% 10.60%
平地・マクリ 4-2-3-10/19 21.10% 31.60% 47.40%
良馬場以外
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 4-1-1-21/27 14.80% 18.50% 22.20%
平地・先行 11-10-11-59/91 12.10% 23.10% 35.20%
平地・中団 10-10-10-104/134 7.50% 14.90% 22.40%
平地・後方 1-5-3-97/106 0.90% 5.70% 8.50%
平地・マクリ 0-1-0-4/5 0.00% 20.00% 20.00%

 

馬場による大きな差は認められませんでした。
馬場が渋ると、追い込みやマクリはほぼ望み薄です。

 

コース区分別

Aコース
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 11-13-5-44/73 15.10% 32.90% 39.70%
平地・先行 27-30-29-160/246 11.00% 23.20% 35.00%
平地・中団 26-21-21-194/262 9.90% 17.90% 26.00%
平地・後方 5-7-14-201/227 2.20% 5.30% 11.50%
平地・マクリ 3-2-2-4/11 27.30% 45.50% 63.60%
Bコース
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 6-5-5-40/56 10.70% 19.60% 28.60%
平地・先行 29-18-19-123/189 15.30% 24.90% 34.90%
平地・中団 15-20-23-211/269 5.60% 13.00% 21.60%
平地・後方 3-10-6-201/220 1.40% 5.90% 8.60%
平地・マクリ 1-1-1-10/13 7.70% 15.40% 23.10%

Aコース:京都記念(2021~2023年)、エリザベス女王杯(2020年~2022年)
Bコース:宝塚記念

Bコースは宝塚記念が行われるからか、逃げ馬の勝率が若干落ちます。
注意したいのは、Aコースで数は少ないものの
まくりがばんばん決まっています。
これはのちほど激アツ条件としてまとめておきます。

 

枠別成績

枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 8-17-15-117/157 5.10% 15.90% 25.50%
2枠 19-17-14-114/164 11.60% 22.00% 30.50%
3枠 17-15-14-125/171 9.90% 18.70% 26.90%
4枠 14-12-11-144/181 7.70% 14.40% 20.40%
5枠 17-20-12-147/196 8.70% 18.90% 25.00%
6枠 13-14-21-162/210 6.20% 12.90% 22.90%
7枠 18-17-22-183/240 7.50% 14.60% 23.80%
8枠 20-15-16-197/248 8.10% 14.10% 20.60%
良馬場
枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 6-15-12-86/119 5.00% 17.60% 27.70%
2枠 13-13-13-87/126 10.30% 20.60% 31.00%
3枠 16-14-14-88/132 12.10% 22.70% 33.30%
4枠 12-12-7-109/140 8.60% 17.10% 22.10%
5枠 13-16-6-117/152 8.60% 19.10% 23.00%
6枠 13-10-17-123/163 8.00% 14.10% 24.50%
7枠 13-10-18-142/183 7.10% 12.60% 22.40%
8枠 14-10-13-152/189 7.40% 12.70% 19.60%
良馬場以外
枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 2-2-3-31/38 5.30% 10.50% 18.40%
2枠 6-4-1-27/38 15.80% 26.30% 28.90%
3枠 1-1-0-37/39 2.60% 5.10% 5.10%
4枠 2-0-4-35/41 4.90% 4.90% 14.60%
5枠 4-4-6-30/44 9.10% 18.20% 31.80%
6枠 0-4-4-39/47 0.00% 8.50% 17.00%
7枠 5-7-4-41/57 8.80% 21.10% 28.10%
8枠 6-5-3-45/59 10.20% 18.60% 23.70%

全体的に内枠有利なのですが、1枠だけあきらかに不振です。
馬場がしぶるとどの枠が有利かばらけてきますが、
馬場が良くても悪くても1枠はきびしい結果です。
たまたま人気薄が集まったのかというとそうでもなく、
理由はともかく、傾向としてははっきりしているので
覚えておいたほうがよいかもしれません。

騎手別成績(2022年以降)

騎手 着別度数 勝率 連率 複率 単回値 複回値 昨年順位
騎手 着別度数 勝率 連率 複率 単回値 複回値 昨年順位
横山和生 2-0-0-3/5 40.00% 40.00% 40.00% 190 78 16
ムルザバ 1-0-1-2/4 25.00% 25.00% 50.00% 45 405 51
ルメール 1-0-0-3/4 25.00% 25.00% 25.00% 32 27 1
武豊 2-1-0-6/9 22.20% 33.30% 33.30% 65 48 9
岩田望来 3-1-1-10/15 20.00% 26.70% 33.30% 42 48 8
M.デム 1-1-1-4/7 14.30% 28.60% 42.90% 202 240 23
川田将雅 1-1-0-5/7 14.30% 28.60% 28.60% 28 34 2
北村友一 1-0-1-5/7 14.30% 14.30% 28.60% 28 67 15
国分恭介 1-0-1-5/7 14.30% 14.30% 28.60% 735 138 77
坂井瑠星 2-1-1-12/16 12.50% 18.80% 25.00% 46 35 4
藤岡康太 1-1-1-6/9 11.10% 22.20% 33.30% 115 72 39
松若風馬 1-0-0-8/9 11.10% 11.10% 11.10% 62 27 58
松山弘平 1-3-1-10/15 6.70% 26.70% 33.30% 30 58 5
幸英明 1-3-0-12/16 6.30% 25.00% 25.00% 23 79 21
池添謙一 0-3-1-10/14 0.00% 21.40% 28.60% 0 72 29
団野大成 0-2-3-5/10 0.00% 20.00% 50.00% 0 124 13
藤岡佑介 0-2-0-4/6 0.00% 33.30% 33.30% 0 46 18
横山典弘 0-2-0-2/4 0.00% 50.00% 50.00% 0 420 53
吉田隼人 0-1-0-5/6 0.00% 16.70% 16.70% 0 38 61
鮫島克駿 0-0-3-10/13 0.00% 0.00% 23.10% 0 46 7
田口貫太 0-0-2-5/7 0.00% 0.00% 28.60% 0 298 26
西村淳也 0-0-2-5/7 0.00% 0.00% 28.60% 0 52 10
和田竜二 0-0-1-16/17 0.00% 0.00% 5.90% 0 0 27
浜中俊 0-0-1-6/7 0.00% 0.00% 14.30% 0 100 28
横山武史 0-0-1-6/7 0.00% 0.00% 14.30% 0 35 6
松岡正海 0-0-0-4/4 0.00% 0.00% 0.00% 0 0 50
角田大河 0-0-0-7/7 0.00% 0.00% 0.00% 0 0 57
今村聖奈 0-0-0-6/6 0.00% 0.00% 0.00% 0 0 94

※昨年順位は2024年の勝鞍数

マイナー距離なのでサンプル数がそれほど多く取れず参考程度ですが、
目をひくのは横山武史騎手の成績の悪さです。
トップクラスのジョッキーなので、乗るレースといえば、
GIが半数近くをしめますが、2020年エリ女の9人気4着はしかたないとして
2021年エリ女で3人気16着、2022年宝塚で1人気6着、
2022年エリ女で3人気5着、2023年宝塚では4人気11着と
明らかに乗れていないように思えます。

 

激アツ条件

脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 9-13-5-36/63 14.30% 34.90% 42.90%
平地・先行 25-25-24-137/211 11.80% 23.70% 35.10%
平地・中団 21-16-18-153/208 10.10% 17.80% 26.40%
平地・後方 4-6-13-165/188 2.10% 5.30% 12.20%
平地・マクリ 3-2-2-4/11 27.30% 45.50% 63.60%

世代:全
クラス:全
馬場:良
コース区分:Aコース

まくりの成績に注目すると、高い勝率をマークしています。
また、複勝率は6割をこえており、
単勝回収率188円、複勝回収率108円と配当妙味もあります。
過去、この条件で馬券になった馬たちのそれまでの成績を見ても
何頭かはまくった経験のある馬たちでした。
初めてまくってみた、という馬もいますが、
もし条件に合う馬がいれば積極的に狙ってみてもいいかもしれません。

 

OP・重賞検討

宝塚記念

日付 馬場差 着順 馬番 馬名 3F順 P差 残3F差 1角 2角 3角 4角 GS
230625 -1.2 1 5 イクイノックス 2 -2.5 0.7 16 16 13 9 108
2 6 スルーセブンシーズ 1 0.9 17 17 16 12 110
3 9 ジャスティンパレス 3 0.6 12 13 11 9 106
220626 -1.5 1 6 タイトルホルダー 3 -4.6 0.2 2 2 2 2 103
2 10 ヒシイグアス 1 0.7 6 6 6 5 103
3 7 デアリングタクト 2 0.9 10 10 8 8 102
210627 -1.4 1 7 クロノジェネシス 1 -1.9 0.3 4 4 3 4 111
2 1 ユニコーンライオン 5 0.0 1 1 1 1 105
3 2 レイパパレ 4 0.2 2 2 2 2 105
200628 0.4 1 16 クロノジェネシス 1 -2.2 0.0 7 8 7 1 99
2 14 キセキ 2 0.1 14 13 8 2 90
3 12 モズベッロ 4 0.5 12 11 11 8 84
190623 -0.4 1 12 リスグラシュー 1 -3.3 0.1 2 2 2 2 111
2 1 キセキ 3 0.0 1 1 1 1 105
3 11 スワーヴリチャード 2 0.4 4 4 3 3 105
180624 0.1 1 4 ミッキーロケット 2 -3.8 0.5 7 5 3 2 107
2 13 ワーザー 1 1.0 12 14 13 13 110
3 2 ノーブルマーズ 5 0.7 10 9 7 7 103
170625 -1.1 1 11 サトノクラウン 1 -2.6 0.3 7 6 6 6 104
2 2 ゴールドアクター 1 0.4 6 6 6 9 104
3 8 ミッキークイーン 3 0.5 9 9 9 9 102
160626 0.9 1 16 マリアライト 2 -3.7 0.5 11 11 10 6 104
2 9 ドゥラメンテ 1 0.7 13 13 10 9 105
3 3 キタサンブラック 4 0.0 1 1 1 1 100
150628 0.0 1 16 ラブリーデイ 5 0.3 0.2 2 2 2 2 104
2 6 デニムアンドルビー 1 1.0 15 15 14 14 109
3 1 ショウナンパンドラ 4 0.5 7 6 6 7 104
140629 1.8 1 11 ゴールドシップ 1 -2.1 0.4 4 3 4 4 112
2 5 カレンミロティック 4 0.3 3 3 3 3 106
3 3 ヴィルシーナ 9 0.0 1 1 1 1 102
130623 0.9 1 10 ゴールドシップ 1 -4.5 2.8 4 4 3 4 110
2 4 ダノンバラード 8 2.4 2 2 2 2 101
3 11 ジェンティルドンナ 4 2.7 3 3 3 3 103

 

平均ペース差-2.81秒と条件戦では考えられないほどハイペースですが、
ざっとみて、OP・重賞では厳しいはずの逃げ馬が(0,2,2,7)と
馬券圏内という意味では、そこそこやれている点に注意したいです。
今年はメイショウタバルが登録しているので、
この馬自体はとばしていくと思いますが、
おつきあいする相手が見当たりません。
番手以降は、そこそこ息の入るペースで流れるのではないかと思います。

天気は週中からふり、週末もしっかりふりそうです。
時計のかかる馬場になることは間違いないと思います。
過去、このレースで馬場差がプラスになった年は
逃げ馬は3着までとなっています。
メイショウタバルは厳しいレースになるのではないかと思います。
時計のかかる馬場で勝った馬たち…クロノジェネシス、
ミッキーロケット、マリアライト、ゴールドシップ(連覇)は
いずれも過去に馬場差がプラスのGII以上の重賞を勝っています。

今年、この条件に合致するのはソールオリエンス(皐月賞)、
チャックネイト(AJCC)、プラダリア(京都大賞典)、
ベラジオオペラ(スプリングS)、ヨーホーレイク(京都記念)で、
GIIIまで広げるとメイショウタバル(毎日杯)、
ローシャムパーク(函館記念)、が該当します。
ただ、たとえばドゥレッツァやレガレイラ、ロードデルレイなどの
上位人気勢はデビュー以来時計のかかる馬場では走ってきていません。
(ついでボルドグフーシュも)
馬場適性だけで絞り切れるものではなさそうです。

ピンポイントで名指しして申し訳ないのですが
ドゥレッツァの名前が出たのでふれておくと、
もし鞍上が横山武史騎手なら、このコースを苦手としており
少し疑ってかかりたいです。

ちなみに1枠の成績が悪いと書きましたが、
宝塚記念においても(0,2,2,12)と勝ち切れてはいません。
連率や複率がほかの枠よりおとっていることはないので
消しの根拠としてはやや弱いですが、一応頭に入れておきたいです。

ベラジオオペラは阪神の鬼といってよく、
実績から1人気は妥当でしょう。
メイショウタバルが1頭飛ばして勝手に自滅し、
番手付近のこの馬は速すぎず、遅すぎずで追走し
あっさり勝ち切るシーンが目にうかびます。

時計のかかる馬場ならヨーホーレイクの末脚には要注意ですが、
2013年以降最もハイペースになった大阪杯で、
ベラジオオペラを差し切れませんでした。
ロードデルレイも同様で、この2頭はあって2着かなという気がします。
ベラジオオペラが自滅しないかぎり、この馬をかわすとなると
ある程度のポジションがほしいです。
となると、ヨーホーレイクが少しポジションをとったケースのほか
アーバンシックが本領を発揮するとなると面白いかなと思いました。
有馬記念は有馬としてはスローで、低レベルなレースでした。
結果的に、4角でポジションをとっていた馬たちが上位にきており
アーバンシックは位置取りで割を食った格好です。
前にいた馬より上がりが出ておらず言い訳は立ちませんが、
勝負付けが済んだとは言い切れません。
最終的には10倍くらいに落ち着きそうで、
ペイするかどうかは別に複勝圏内なら十分ありえます。
相手はベラジオ、チャックネイト、ヨーホー、ロード、レガレイラ
あたりでしょうか。自信はまったくないです。

【コース分析】京都芝1200m_葵S

2025年5月31日 / コース分析, 展望

ペース傾向

クラス ペース差
平均(※1)
逃げ切り
ペース差
平均(※2)
未勝利 0.21 0.18
500万下 -0.01 -0.25
1000万下 0.07 0.37
1600万下 -0.20 -0.26
OP・重賞 -0.35 -0.10

(※1)ペース差平均:逃げ馬が残り3Fを通過した平均です。1000万下平均を±0秒とし、マイナスならそれより速く、プラスなら遅いということになります。
(※2)逃げ切りペース差平均:逃げた馬がそのまま勝ったときのペース差の平均です。
※経年による誤差を1000万下平均を±0として修正済み

よくある現象なのですが、500万下が1000万下並のペースになります。
1000万下より上のクラスのペースアップはゆるやかに見えますが
単距離ということもあり極端なペースアップにはなりづらいです。
どのクラスもほぼ平均ペースで逃げ切れます。
ただ、1000万下を逃げ切った馬たちのペースが異様に遅いです。

 

脚質傾向

※以下、データはすべて2013年以降が対象

クラス別

3歳未勝利
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 4-3-0-14/21 19.00% 33.30% 33.30%
平地・先行 9-9-13-48/79 11.40% 22.80% 39.20%
平地・中団 7-8-8-119/142 4.90% 10.60% 16.20%
平地・後方 1-1-0-117/119 0.80% 1.70% 1.70%
平地・マクリ 0-0-0-0/0
3上・4上500万下
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 2-4-1-11/18 11.10% 33.30% 38.90%
平地・先行 8-7-2-44/61 13.10% 24.60% 27.90%
平地・中団 5-6-11-94/116 4.30% 9.50% 19.00%
平地・後方 3-1-4-82/90 3.30% 4.40% 8.90%
平地・マクリ 0-0-0-0/0
3上・4上1000万下
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 14-8-4-34/60 23.30% 36.70% 43.30%
平地・先行 23-22-20-146/211 10.90% 21.30% 30.80%
平地・中団 20-22-23-279/344 5.80% 12.20% 18.90%
平地・後方 3-8-14-237/262 1.10% 4.20% 9.50%
平地・マクリ 0-0-0-0/0
3上・4上1600万下
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 5-4-4-18/31 16.10% 29.00% 41.90%
平地・先行 12-10-7-77/106 11.30% 20.80% 27.40%
平地・中団 12-10-15-159/196 6.10% 11.20% 18.90%
平地・後方 2-7-5-125/139 1.40% 6.50% 10.10%
平地・マクリ 0-0-0-0/0
3上・4上OP・重賞
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 8-9-3-32/52 15.40% 32.70% 38.50%
平地・先行 21-12-14-145/192 10.90% 17.20% 24.50%
平地・中団 18-24-24-269/335 5.40% 12.50% 19.70%
平地・後方 5-7-13-231/256 2.00% 4.70% 9.80%
平地・マクリ 0-0-0-0/0

ペースでふれたように、500万下の平均ペースが速いため、
それにともなって逃げ馬の成績がやや不振です。
とはいえ、それでも2着、3着の馬の逃げ馬成績はかわらず
このコースにおいては逃げ馬には十分注意すべきだと思います。
追い込みは500万下以外ではほぼ不可能で、
狙うならハイペース想定の500万下でしょう。

 

馬場別

良馬場
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 42-38-21-125/226 18.60% 35.40% 44.70%
平地・先行 99-83-77-528/787 12.60% 23.10% 32.90%
平地・中団 70-81-90-1091/1332 5.30% 11.30% 18.10%
平地・後方 15-25-39-916/995 1.50% 4.00% 7.90%
平地・マクリ 0-0-0-0/0
良馬場以外
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 16-11-2-22/51 31.40% 52.90% 56.90%
平地・先行 19-22-17-130/188 10.10% 21.80% 30.90%
平地・中団 12-12-25-209/258 4.70% 9.30% 19.00%
平地・後方 4-6-8-206/224 1.80% 4.50% 8.00%
平地・マクリ 0-0-0-0/0

馬場が悪くなると逃げ馬の成績が極端にあがります。
これは絶対に覚えておいたほうがいい条件といえます。

 

コース区分別

Aコース
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 27-18-8-43/96 28.10% 46.90% 55.20%
平地・先行 39-46-33-218/336 11.60% 25.30% 35.10%
平地・中団 24-27-37-428/516 4.70% 9.90% 17.10%
平地・後方 6-5-19-376/406 1.50% 2.70% 7.40%
平地・マクリ 0-0-0-0/0
Bコース
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 9-8-3-38/58 15.50% 29.30% 34.50%
平地・先行 27-21-18-131/197 13.70% 24.40% 33.50%
平地・中団 20-23-23-259/325 6.20% 13.20% 20.30%
平地・後方 2-6-14-220/242 0.80% 3.30% 9.10%
平地・マクリ 0-0-0-0/0
Cコース
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 12-11-10-41/74 16.20% 31.10% 44.60%
平地・先行 30-24-26-192/272 11.00% 19.90% 29.40%
平地・中団 24-27-31-377/459 5.20% 11.10% 17.90%
平地・後方 8-12-8-307/335 2.40% 6.00% 8.40%
平地・マクリ 0-0-0-0/0
Dコース
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 10-12-2-25/49 20.40% 44.90% 49.00%
平地・先行 22-14-17-117/170 12.90% 21.20% 31.20%
平地・中団 14-16-24-236/290 4.80% 10.30% 18.60%
平地・後方 3-8-6-219/236 1.30% 4.70% 7.20%
平地・マクリ 0-0-0-0/0

Aコース:シルクロードS(2025年)
Bコース:葵S(2024年)、シルクロードS(2013年~2024年)
Cコース:葵S(2023年)、京阪杯(2013年~2024年)
Dコース:葵S(2018年~2020年)

Aコースの逃げ馬には注意を払うべきですが、
Aコースでは重賞がほとんどの施行されないという事情もあります。
この傾向はDコースでも同じで、
強い馬がいると逃げづらくなるという話かと思います。

 

枠別成績

※昨年順位は2024年の勝鞍数

全条件
枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 38-38-31-310/417 9.10% 18.20% 25.70%
2枠 38-31-37-336/442 8.60% 15.60% 24.00%
3枠 35-33-42-355/465 7.50% 14.60% 23.70%
4枠 28-34-35-389/486 5.80% 12.80% 20.00%
5枠 27-35-33-417/512 5.30% 12.10% 18.60%
6枠 34-32-31-430/527 6.50% 12.50% 18.40%
7枠 48-51-31-470/600 8.00% 16.50% 21.70%
8枠 29-24-39-527/619 4.70% 8.60% 14.90%
良馬場
枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 27-27-24-265/343 7.90% 15.70% 22.70%
2枠 32-31-29-274/366 8.70% 17.20% 25.10%
3枠 30-27-33-293/383 7.80% 14.90% 23.50%
4枠 20-28-29-319/396 5.10% 12.10% 19.40%
5枠 25-23-29-344/421 5.90% 11.40% 18.30%
6枠 28-30-26-348/432 6.50% 13.40% 19.40%
7枠 39-41-27-387/494 7.90% 16.20% 21.70%
8枠 25-20-30-436/511 4.90% 8.80% 14.70%
良馬場以外
枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 11-11-7-45/74 14.90% 29.70% 39.20%
2枠 6-0-8-62/76 7.90% 7.90% 18.40%
3枠 5-6-9-62/82 6.10% 13.40% 24.40%
4枠 8-6-6-70/90 8.90% 15.60% 22.20%
5枠 2-12-4-73/91 2.20% 15.40% 19.80%
6枠 6-2-5-82/95 6.30% 8.40% 13.70%
7枠 9-10-4-83/106 8.50% 17.90% 21.70%
8枠 4-4-9-91/108 3.70% 7.40% 15.70%

馬場に限らず8枠の成績が不振です。
また、全体的に内枠…特に1枠が優勢で、
馬場が悪くなると内の馬場が伸びづらくなるからか、
いままで内枠にかたよっていた良績が、真ん中から外に
ばらけていくイメージです。

騎手別成績(2022年以降)

騎手 着別度数 勝率 連率 複率 単回値 複回値 昨年順位
坂井瑠星 7-3-3-11/24 29.20% 41.70% 54.20% 130 106 4
M.デム 3-1-2-8/14 21.40% 28.60% 42.90% 229 216 23
北村友一 3-0-0-12/15 20.00% 20.00% 20.00% 88 37 15
武豊 3-1-2-14/20 15.00% 20.00% 30.00% 64 45 9
団野大成 4-2-1-24/31 12.90% 19.40% 22.60% 55 76 13
国分優作 1-2-0-6/9 11.10% 33.30% 33.30% 22 136 80
高杉吏麒 1-0-1-7/9 11.10% 11.10% 22.20% 38 86 19
横山和生 1-0-0-8/9 11.10% 11.10% 11.10% 267 80 16
鮫島克駿 3-3-3-19/28 10.70% 21.40% 32.10% 47 83 7
岩田望来 3-3-5-21/32 9.40% 18.80% 34.40% 32 72 8
河原田菜 1-0-0-10/11 9.10% 9.10% 9.10% 51 20 89
藤岡康太 1-1-2-10/14 7.10% 14.30% 28.60% 42 101 39
松山弘平 2-0-0-27/29 6.90% 6.90% 6.90% 54 15 5
角田大河 1-1-2-12/16 6.30% 12.50% 25.00% 30 116 57
田口貫太 2-2-1-28/33 6.10% 12.10% 15.20% 47 46 26
酒井学 1-1-2-13/17 5.90% 11.80% 23.50% 34 199 41
浜中俊 1-4-0-13/18 5.60% 27.80% 27.80% 12 84 28
松若風馬 1-2-0-16/19 5.30% 15.80% 15.80% 33 48 58
幸英明 2-1-6-30/39 5.10% 7.70% 23.10% 33 75 21
和田竜二 1-1-5-14/21 4.80% 9.50% 33.30% 24 124 27
西村淳也 1-2-6-13/22 4.50% 13.60% 40.90% 15 140 10
池添謙一 1-0-0-22/23 4.30% 4.30% 4.30% 32 13 29
岩田康誠 0-2-2-9/13 0.00% 15.40% 30.80% 0 93 25
吉村誠之 0-2-1-16/19 0.00% 10.50% 15.80% 0 56 31
古川吉洋 0-2-0-16/18 0.00% 11.10% 11.10% 0 33 71
川須栄彦 0-1-1-13/15 0.00% 6.70% 13.30% 0 158 103
太宰啓介 0-1-1-6/8 0.00% 12.50% 25.00% 0 106 96
藤岡佑介 0-1-0-13/14 0.00% 7.10% 7.10% 0 16 18
菱田裕二 0-1-0-10/11 0.00% 9.10% 9.10% 0 51 36
角田大和 0-0-1-9/10 0.00% 0.00% 10.00% 0 50 56
国分恭介 0-0-0-11/11 0.00% 0.00% 0.00% 0 0 77
富田暁 0-0-0-8/8 0.00% 0.00% 0.00% 0 0 73
西塚洸二 0-0-0-8/8 0.00% 0.00% 0.00% 0 0 20
小沢大仁 0-0-0-14/14 0.00% 0.00% 0.00% 0 0 48
永島まな 0-0-0-11/11 0.00% 0.00% 0.00% 0 0 33

まずまず成績通りかなという感じで
松山弘平騎手の不振が目立ちます。

激アツ条件

脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 3-2-0-3/8 37.50% 62.50% 62.50%
平地・先行 2-2-1-26/31 6.50% 12.90% 16.10%
平地・中団 3-2-5-30/40 7.50% 12.50% 25.00%
平地・後方 0-2-2-32/36 0.00% 5.60% 11.10%
平地・マクリ 0-0-0-0/0

世代:全
クラス:1000万下
馬場:良以外
コース区分:全

 

脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 8-5-1-10/24 33.30% 54.20% 58.30%
平地・先行 8-10-8-62/88 9.10% 20.50% 29.50%
平地・中団 5-7-9-95/116 4.30% 10.30% 18.10%
平地・後方 3-2-6-91/102 2.90% 4.90% 10.80%
平地・マクリ 0-0-0-0/0

世代:全
クラス:全
馬場:良以外
コース区分:Aコース

OP・重賞検討

葵ステークス(2025)

日付 馬場差 着順 馬番 馬名 3F順 P差 残3F差 3角 4角 GS
240525 -1.3 1 17 ピューロマジック 10 -0.6 0.0 1 1 101
2 13 ペアポルックス 10 0.2 2 2 100
3 14 ナナオ 9 0.3 3 3 101
230527 -1.3 1 15 モズメイメイ 12 0.1 0.0 1 1 104
2 1 ルガル 4 0.6 6 5 106
3 2 ビッグシーザー 6 0.3 4 4 105
200530 -0.6 1 12 ビアンフェ 10 -0.6 0.0 1 1 98
2 3 レジェーロ 2 0.7 5 5 101
3 5 ワンスカイ 7 0.7 5 5 99
190525 -1.0 1 6 ディアンドル 5 0.1 0.3 4 4 100
2 13 アスターペガサス 1 0.6 9 6 101
3 7 アウィルアウェイ 5 0.5 6 6 99
180526 -0.6 1 3 ゴールドクイーン 8 -0.2 0.0 1 1 101
2 1 ラブカンプー 8 0.2 2 2 100
2 14 トゥラヴェスーラ 2 1.1 12 12 104

5レース中、逃げ馬が4勝。
比較的ペースの速かった2024年、2020年も
逃げ馬の優勢が揺らぐことはなく、当然狙いたくなります。
また、2020年は1人気が勝ちましたが、ほかの3レースは
8人気、4人気、9人気と人気馬が勝ったわけでもありません。

今年出していきそうなのはベイビーキッス、レイピア、
もしかしてクラスペディアあたりですが、
距離経験からレイピアがハナを奪うのではないかと思います。
この3頭のうち、レイピアは前走このレースで勝ち切るだけの
最低限のGS指数は出してきています。
ただ、今回斤量+3kgで、割引が必要です。
そしてその多くが惜敗とはいえ、500万下のおいてですら
ここまで築き上げた凡走の山もまた
この馬そのものであり、重賞で本命とするにはあまりにもな成績です。

ベイビーキッスは前走NZTだったので着順自体はしょうがないとしても
時計はまったく出ておりません。
未勝利、500万下の連勝も同様で、
そもそも時計のかかる馬場に良績が集中しています。

クラスペディアは小倉2歳S以来の1200mとなり要注意です。
去年の小倉2歳Sは中京芝で行われており特殊です。
過去レースと比較できませんが、GS指数自体は十分出ており
適性距離で一発あっておかしくないと思います。
逃げそうな馬の中ではこの馬に最も可能性を感じました。
ただし、不利な8枠というのは割り引き材料でしょう。

GSトップはカンシン。前走、いい時計で勝利しました。
ただ、脚質的な意味でも、京都替わりという意味でも今回どうでしょうか。
2着惜敗のシーンは覚悟しておいたほうがよさそうで
オッズは魅力的なものの頭で勝負となるとどうでしょうか。

前走同じ舞台でマーガレットSを勝ち切ったポッドベイダーは
展開利があり低レベルでした。
今回も同じことができるるかどうかは相手次第だと思います。

ウイントワイライトは芝替わりの前走危なげない勝ち方で
スロー前残りを許さず芝適性を見せつけました。
時計も上々で、あとは距離適性がどうか。

ニタモノドウシは近走は仕方ないとしても、
1200mで似たような位置取りをするならきついと思います。
ただ、クローバー賞は2013年以降、2番目にいい時計でした。
オッズを考えるとお買い得度は低いかなと思います。

GS上位に話を戻すと、カワキタマナレアの前走は
スローに巻き込まれたこともあり参考外とできます。
ただ、同じコースですし、この脚質だと頭では買いづらいです。
とはいえ、展開がハマったときの爆発力はあり、
逃げ馬が強いというデータに従えば消しなのですが
データクラッシャーになる可能性は十分あります。

ダンツエランは近走冴えないですが
ハイレベルなメンバーだったので参考外。
ファンタジーSでは2歳にしてすでにGS100を出しており
今回、メンバーが楽になって要注意だと思います。

サウスバンクは前走案外でしたが、
黒松賞の内容がよく、脚質も魅力です。
マーガレットSでは1人気になったほどで、
前走、距離適性がなかったのだとすれば巻き返しはありそう。

ムイは脚質的に今回は厳しい競馬になりそうな気がします。

結論としては、
どの馬も一長一短で軸にしたいという決め手がありませんでした。
自信度23%くらいの中、しいて3頭あげるなら
クラスペディア、カンシン、サウスバンクでしょうか。

 

 

 

 

【コース分析】新潟芝2000m(外)_新潟大賞典

2025年5月11日 / コース分析, 展望

ペース傾向

クラス ペース差
平均(※1)
逃げ切り
ペース差
平均(※2)
未勝利
500万下 -0.42 -0.53
1000万下 0.01 0.00
1600万下 -1.03 -0.30
OP・重賞 -2.07 -0.70

(※1)ペース差平均:逃げ馬が残り3Fを通過した平均です。1000万下平均を±0秒とし、マイナスならそれより速く、プラスなら遅いということになります。
(※2)逃げ切りペース差平均:逃げた馬がそのまま勝ったときのペース差の平均です。

未勝利は内回りのため、組まれていません。
たまにある500万下の方が1000万下よりペースが速くなるコースです。
1600万下、OP・重賞は非常にペースが速くなる一方で
逃げ馬が勝つには極端にペースが遅くなる必要があります。

 

脚質傾向

※以下、データはすべて2013年以降が対象

クラス別

3上・4上500万下
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 8-6-11-78/103 7.80% 13.60% 24.30%
平地・先行 30-37-30-277/374 8.00% 17.90% 25.90%
平地・中団 40-43-35-330/448 8.90% 18.50% 26.30%
平地・後方 25-17-27-321/390 6.40% 10.80% 17.70%
平地・マクリ 0-0-0-0/0
3上・4上1000万下
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 2-1-5-20/28 7.10% 10.70% 28.60%
平地・先行 11-12-9-60/92 12.00% 25.00% 34.80%
平地・中団 6-8-8-94/116 5.20% 12.10% 19.00%
平地・後方 9-7-6-62/84 10.70% 19.00% 26.20%
平地・マクリ 0-0-0-0/0
3上・4上1600万下
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 2-0-2-9/13 15.40% 15.40% 30.80%
平地・先行 3-4-3-36/46 6.50% 15.20% 21.70%
平地・中団 3-6-7-30/46 6.50% 19.60% 34.80%
平地・後方 5-3-1-35/44 11.40% 18.20% 20.50%
平地・マクリ 0-0-0-0/0
3上・4上OP・重賞
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 1-4-0-20/25 4.00% 20.00% 20.00%
平地・先行 7-5-5-71/88 8.00% 13.60% 19.30%
平地・中団 13-9-9-143/174 7.50% 12.60% 17.80%
平地・後方 4-7-11-90/112 3.60% 9.80% 19.60%
平地・マクリ 0-0-0-0/0

 

とにかく逃げ馬にとっては厳しいコースです。
1600万下で逃げ馬の勝率が突出していますが、
逃げて勝った馬の頭数はわずか2頭。
もともと施行数の少ない条件下での数字のアヤで
連率や複率をみると苦戦していることがわかります。

一方で差しや追い込みがばんばん決まる珍しいコースといえます。
たとえば函館や阪神、京都の芝2000mは
逃げ馬の勝率は20%前後です。
その他でも15%くらいで、
中山と小倉が10%前後なのですが、
その分、この2場はマクリが決まる傾向にあります。
単純にマクリも決まらずこれだけ逃げ馬が苦戦する芝2000mは
新潟の外回りくらいで特殊な傾向といえるでしょう。

ただ、馬券を買う側からするとほぼ無条件に逃げ馬を消せるので
狙いは定めやすいコースともいえます。

 

馬場別

良馬場
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 11-7-12-108/138 8.00% 13.00% 21.70%
平地・先行 42-46-38-369/495 8.50% 17.80% 25.50%
平地・中団 46-57-49-481/633 7.30% 16.30% 24.00%
平地・後方 39-28-39-419/525 7.40% 12.80% 20.20%
平地・マクリ 0-0-0-0/0
良馬場以外
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 2-4-7-22/35 5.70% 17.10% 37.10%
平地・先行 12-13-9-88/122 9.80% 20.50% 27.90%
平地・中団 16-11-11-128/166 9.60% 16.30% 22.90%
平地・後方 5-7-8-95/115 4.30% 10.40% 17.40%
平地・マクリ 0-0-0-0/0

 

馬場がしぶるとさらに逃げ馬にとっては厳しいコースとなります。
先行の成績が10%なのは珍しくありませんが、
差し馬の勝率が10%近くというのは逃げ馬不利な
新潟芝2000m(外)の特徴といえます。

 

コース区分別

Aコース
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 12-6-14-87/119 10.10% 15.10% 26.90%
平地・先行 34-40-37-316/427 8.00% 17.30% 26.00%
平地・中団 44-45-38-437/564 7.80% 15.80% 22.50%
平地・後方 29-28-30-357/444 6.50% 12.80% 19.60%
平地・マクリ 0-0-0-0/0
Bコース
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 1-5-5-43/54 1.90% 11.10% 20.40%
平地・先行 20-19-10-141/190 10.50% 20.50% 25.80%
平地・中団 18-23-22-172/235 7.70% 17.40% 26.80%
平地・後方 15-7-17-157/196 7.70% 11.20% 19.90%
平地・マクリ 0-0-0-0/0

Aコース:新潟記念
Bコース:新潟大賞典、福島民報杯(2021)

Aコースはまだありえる傾向なのですが
Bコースの逃げ馬の勝率が低くほぼ不可能という数字です。
その分、先行、差し、追い込みと1つずつ後ろにずれて
勝ちやすくなっています。

 

枠別成績

全条件
枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 24-12-15-164/215 11.20% 16.70% 23.70%
2枠 25-15-17-170/227 11.00% 17.60% 25.10%
3枠 15-30-19-182/246 6.10% 18.30% 26.00%
4枠 21-21-22-204/268 7.80% 15.70% 23.90%
5枠 20-13-22-231/286 7.00% 11.50% 19.20%
6枠 18-34-28-223/303 5.90% 17.20% 26.40%
7枠 19-20-32-266/337 5.60% 11.60% 21.10%
8枠 31-28-18-271/348 8.90% 17.00% 22.10%
良馬場
枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 20-8-13-133/174 11.50% 16.10% 23.60%
2枠 17-12-12-143/184 9.20% 15.80% 22.30%
3枠 8-23-14-150/195 4.10% 15.90% 23.10%
4枠 16-17-18-164/215 7.40% 15.30% 23.70%
5枠 18-11-16-185/230 7.80% 12.60% 19.60%
6枠 16-27-23-178/244 6.60% 17.60% 27.00%
7枠 16-17-26-212/271 5.90% 12.20% 21.80%
8枠 27-23-16-213/279 9.70% 17.90% 23.70%
良馬場以外
枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 4-4-2-31/41 9.80% 19.50% 24.40%
2枠 8-3-5-27/43 18.60% 25.60% 37.20%
3枠 7-7-5-32/51 13.70% 27.50% 37.30%
4枠 5-4-4-40/53 9.40% 17.00% 24.50%
5枠 2-2-6-46/56 3.60% 7.10% 17.90%
6枠 2-7-5-45/59 3.40% 15.30% 23.70%
7枠 3-3-6-54/66 4.50% 9.10% 18.20%
8枠 4-5-2-58/69 5.80% 13.00% 15.90%

 

全体的に馬場によらず内枠有利といえます。
特に馬場が渋ると真ん中から外の枠は厳しくなります。

 

騎手別成績(2022年以降)

騎手 着別度数 勝率 連率 複率 単回値 複回値 昨年順位
ルメール 2-1-0-2/5 40.00% 60.00% 60.00% 164 90 1
西村淳也 2-1-0-5/8 25.00% 37.50% 37.50% 66 47 10
菱田裕二 2-0-0-6/8 25.00% 25.00% 25.00% 68 33 36
菅原明良 2-0-2-6/10 20.00% 20.00% 40.00% 298 222 14
川田将雅 1-1-1-2/5 20.00% 40.00% 60.00% 70 102 2
M.デム 1-1-0-3/5 20.00% 40.00% 40.00% 34 50 23
斎藤新 3-1-0-12/16 18.80% 25.00% 25.00% 140 66 37
丹内祐次 3-1-4-9/17 17.60% 23.50% 47.10% 116 100 12
丸山元気 3-1-0-14/18 16.70% 22.20% 22.20% 108 45 47
石川裕紀 1-2-0-3/6 16.70% 50.00% 50.00% 68 101 30
原優介 1-1-0-4/6 16.70% 33.30% 33.30% 1326 368 42
角田大和 1-1-1-5/8 12.50% 25.00% 37.50% 31 62 56
三浦皇成 1-0-0-7/8 12.50% 12.50% 12.50% 23 13 17
大野拓弥 1-0-0-8/9 11.10% 11.10% 11.10% 516 112 40
戸崎圭太 1-1-1-7/10 10.00% 20.00% 30.00% 33 38 3
亀田温心 1-0-1-8/10 10.00% 10.00% 20.00% 101 29 59
武藤雅 1-1-1-10/13 7.70% 15.40% 23.10% 19 41 74
菊沢一樹 1-1-2-10/14 7.10% 14.30% 28.60% 72 184 43
荻野極 1-1-2-12/16 6.30% 12.50% 25.00% 19 45 32
津村明秀 0-2-3-5/10 0.00% 20.00% 50.00% 0 201 22
石橋脩 0-2-1-13/16 0.00% 12.50% 18.80% 0 97 49
佐々木大 0-2-1-12/15 0.00% 13.30% 20.00% 0 32 11
横山琉人 0-1-1-5/7 0.00% 14.30% 28.60% 0 120 68
松岡正海 0-1-1-3/5 0.00% 20.00% 40.00% 0 68 50
泉谷楓真 0-1-0-6/7 0.00% 14.30% 14.30% 0 22 110
北村友一 0-1-0-5/6 0.00% 16.70% 16.70% 0 38 15
秋山稔樹 0-1-0-5/6 0.00% 16.70% 16.70% 0 55 72
江田照男 0-1-0-4/5 0.00% 20.00% 20.00% 0 48 91
勝浦正樹 0-1-0-7/8 0.00% 12.50% 12.50% 0 17 100
杉原誠人 0-1-0-8/9 0.00% 11.10% 11.10% 0 35 60
田辺裕信 0-1-0-4/5 0.00% 20.00% 20.00% 0 44 24
西塚洸二 0-0-2-6/8 0.00% 0.00% 25.00% 0 73 20
丸田恭介 0-0-2-4/6 0.00% 0.00% 33.30% 0 190 67
黛弘人 0-0-1-8/9 0.00% 0.00% 11.10% 0 41 76
今村聖奈 0-0-1-4/5 0.00% 0.00% 20.00% 0 26 94
富田暁 0-0-1-7/8 0.00% 0.00% 12.50% 0 22 73
古川吉洋 0-0-0-6/6 0.00% 0.00% 0.00% 0 0 71
内田博幸 0-0-0-5/5 0.00% 0.00% 0.00% 0 0 62
松本大輝 0-0-0-5/5 0.00% 0.00% 0.00% 0 0 85

※昨年順位は2024年の勝鞍数

サンプル数が少ないのであくまで参考データでしょう。

 

激アツ条件

脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 0-1-1-5/7 0.00% 14.30% 28.60%
平地・先行 1-0-2-9/12 8.30% 8.30% 25.00%
平地・中団 2-2-0-3/7 28.60% 57.10% 57.10%
平地・後方 1-0-0-4/5 20.00% 20.00% 20.00%
平地・マクリ 0-0-0-0/0

世代:3上・4上
クラス:500万下
馬場:良以外
コース区分:B
枠:1~4

 

ペースがあがりがちな500万下で馬場が渋ったとき
1~4枠の馬で差してくる馬には要注意です。

新潟大賞典と新潟記念

新潟記念
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 0-2-0-10/12 0.00% 16.70% 16.70%
平地・先行 3-3-3-35/44 6.80% 13.60% 20.50%
平地・中団 6-2-3-74/85 7.10% 9.40% 12.90%
平地・後方 3-5-6-39/53 5.70% 15.10% 26.40%
平地・マクリ 0-0-0-0/0
新潟大賞典
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 1-2-0-9/12 8.30% 25.00% 25.00%
平地・先行 3-2-2-34/41 7.30% 12.20% 17.10%
平地・中団 7-7-5-62/81 8.60% 17.30% 23.50%
平地・後方 1-1-5-48/55 1.80% 3.60% 12.70%
平地・マクリ 0-0-0-0/0

数字だけ見ると新潟大賞典は逃げも決まるように見えますが、
頭数でいうと2013年以降わずか1頭、
それも2024年のヤマニンサルバムがその1頭に該当しますが、
このときペース差-0.7秒のスローで展開利がありました。

▼平均ペース
新潟記念:-2.0秒
新潟大賞典:-2.2秒

平均ペースは双方変わりません。
記念、大賞典ともに逃げ馬にとっては厳しいコースであることに
かわりはないかなと思います。
先行馬の成績もどっこいどっこいに思えます。
ただ、新潟記念のほうは追い込みがよく決まっています。

この2つのレースの違いはAコース(記念)とBコース(大賞典)のほか、
開催時期も大きいかと思います。
つまり、新潟記念は夏競馬の開催で裏もローカルです。
よって上位の騎手、特に関東のトップ騎手もばんばん乗りにきます。
一方、大賞典は5月で裏ではNHKマイルを含む東京開催、
および京都開催があり、上位の騎手が新潟に集まりづらい状況です。

どちらもハイペースになりがちなのに、
脚質傾向に差が出るのは新潟記念のほうが
よい騎手が集まり、脚を余さず差しているように思えます。
これはイメージではなく、新潟記念を追い込んで馬券になった馬の
鞍上を一覧してみると以下のようになります。

横山典弘
M.デム
池添謙一
石橋脩
戸崎圭太
荻野極
福永祐一
菅原明良
武藤雅
三浦皇成
川田将雅
吉田豊

5月だと東京か京都で乗っている騎手がほとんどだと思います。
買いたいと思う馬の鞍上によるのでなんともいえませんが、
いくら前が速くなって追い込みが決まるコースとはいえ、
鞍上次第では脚を余す可能性があることを頭に入れておきたいです。

もう一点、これは記念と大賞典の比較の話ではありませんが
大きな違いは新潟記念はその年の3歳馬が参戦し、
確かに数字の上では断然勝率の高い世代です。
彼らはハンデ戦ということもあり52kg~54kgで走ることができます。
成績は(2,0,1,7)とまずまずといったところで
人気する割には信頼度に欠けます。
ちなみに勝った2頭は2018年毎日杯勝ちのブラストワンピースと
2023年毎日杯2着のノッキングポイントで、どちらも54kg。
2020年には1人気ワーケアが、2015年にはミュゼスルタンが
それぞれ1人気でとんでいます。

●新潟記念世代別成績(2013年以降)

年齢 着別度数 勝率 連対率 複勝率
3歳 2-0-1-6/9 22.20% 22.20% 33.30%
4歳 3-3-4-28/38 7.90% 15.80% 26.30%
5歳 3-5-4-48/60 5.00% 13.30% 20.00%
6歳 3-2-1-39/45 6.70% 11.10% 13.30%
7歳 1-1-2-28/32 3.10% 6.30% 12.50%
8歳 0-1-0-8/9 0.00% 11.10% 11.10%

 

3歳馬が出走してくれば当然購入を検討すべきだと思いますが、
この数字を見ると、3歳だから買う、という話ではないと思います。
あくまでその馬の資質が重要となってきます。

 

OP・重賞検討

新潟大賞典

日付 馬場差 着順 馬番 馬名 3F順 P差 残3F差 3角 4角 GS
240505 0.6 1 16 ヤマニンサルバム 9 -0.7 0.0 1 1 102
2 13 キングズパレス 2 0.8 9 7 107
3 1 ヨーホーレイク 1 1.1 9 10 107
230507 不能 1 2 カラテ 1 不能 0.5 5 5
2 6 セイウンハーデス 2 0.0 1 1
3 11 イクスプロージョン 3 1.1 10 11
220508 -0.6 1 14 レッドガラン 5 -3.0 0.2 4 5 101
2 8 カイザーバローズ 1 0.8 10 10 103
3 13 ヤシャマル 3 0.6 8 8 102
210509 1.7 1 2 サンレイポケット 1 -5.5 1.1 11 10 97
2 10 ポタジェ 4 0.7 7 7 95
3 14 サトノソルタス 5 0.4 3 3 93
200510 -0.4 1 9 トーセンスーリヤ 3 -2.5 0.4 4 4 98
2 12 アトミックフォース 10 0.0 1 1 93
3 14 プレシャスブルー 1 1.2 10 10 100
190429 0.1 1 15 メールドグラース 3 -1.2 0.7 8 8 113
2 1 ミッキースワロー 2 0.9 13 12 114
3 6 ロシュフォール 1 1.0 15 15 114
180506 -0.5 1 1 スズカデヴィアス 2 1.2 0.3 8 6 106
2 14 ステイインシアトル 10 0.0 2 1 103
3 2 ナスノセイカン 10 0.1 3 3 103
170507 0.4 1 2 サンデーウィザード 2 -2.2 0.4 6 6 108
2 6 マイネルフロスト 5 0.2 2 2 107
3 11 メートルダール 2 0.7 9 10 107
160508 0.2 1 9 パッションダンス 4 -3.2 0.3 3 3 107
2 3 フルーキー 1 1.1 8 9 109
3 12 シャイニープリンス 4 0.6 4 5 106
150510 0.4 1 6 ダコール 2 -0.6 1.0 7 7 112
2 4 ナカヤマナイト 7 0.8 6 5 109
3 5 アルフレード 1 1.4 14 12 113
140511 0.6 1 10 ユールシンギング 1 -1.3 1.0 13 11 113
2 5 マジェスティハーツ 3 0.6 7 7 111
3 16 レッドレイヴン 3 0.8 11 11 110
130505 -0.7 1 11 パッションダンス 4 -3.7 0.8 3 2 107
2 7 アドマイヤタイシ 1 1.1 6 6 109
3 4 ダコール 1 1.6 13 14 107

 

まず、逃げ馬が馬券になったのは2024年、2023年、2020年で、
2020年がややハイくらいでした。
逃げ馬にとって厳しいコースであることは間違いないのですが
どうしても2020年の説明がつきません。
2着アトミックフォースは、条件戦を勝ったばかりの馬で
確かに斤量は54kgとめぐまれていましたが、その後鳴かず飛ばずで
メイSで3着したくらいの馬です。
能力で押し切ったとは到底思えません。
ペースが速いから後ろ、遅いから前、という
単純な話ではこのコースを攻略できない気がします。

1つのヒントは馬場状態でしょうか。
例年、この時期の新潟芝は時計がかかるようになり、
時計が出る馬場だった2022年、2020年、2018年、2013年は
2013年の例外をのぞいて前目の馬が残せています。
2013年は、逃げ馬が1頭飛ばす展開で、
4角番手のパッションダンスが勝ち切りました。

2025年5月の新潟の芝ですが、すでに開催初日から時計が出づらく
2日目には馬場差がプラス方向に傾いています。
3日目、4日目は雨の影響で発表も稍重となり、
おそらく新潟大賞典は時計のかかる馬場で行われる見通しです。
今年に限っては時計の出る馬場だから前残り、
というのは考えづらいような気がします。

整理すると、馬場差がプラス方向に傾いた
時計のかかる馬場での脚質傾向を見るとこうなります。

●新潟大賞典脚質傾向(2013年以降、プラスの馬場差のみ)

脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 1-1-0-5/7 14.30% 28.60% 28.60%
平地・先行 1-1-1-21/24 4.20% 8.30% 12.50%
平地・中団 4-5-3-32/44 9.10% 20.50% 27.30%
平地・後方 1-0-3-31/35 2.90% 2.90% 11.40%
平地・マクリ 0-0-0-0/0

逃げ馬が馬券になってはいますが、ここでは頭数に注目したいです。
7レース中、逃げ馬の勝ち切りは1レースのみ。
4頭が中団からの差し馬です。
ここで初めてペースの話が出てきますが、
この逃げ切った1頭は2024年のヤマニンサルバムで
ペース差-0.7秒と、このコースでいうと1600万下の平均よりも
遅いペースで流れました。逃げ馬が勝ち切るにはスローが大前提です。

今年はいきそうな馬が皆無で、しいてあげればレガーロデルシエロが
3歳春までは先行馬でした。
あとはグランドカナリンが最近では逃げていませんが、
去年はハナを切るレースがちらほら。しかし溜めて逃げるタイプです。
フライライクバードがハイペース上等でついていくタイプで
もしかするとこの馬が押し出される可能性もあります。
いずれにせよ、今年はスローは確定的かと思います。
上記3頭のうち、レガーロデルシエロは1人気になりそうで、
斤量も56kgと人気する理由は分かります。

フライライクバードはケフェウスSの内容がよく、
このときややスローくらいを番手からで押し切りました。
左回りだと前々走の中日新聞杯はデシエルトに中途半端についていって撃沈。
戦績から時計のかかる馬場をそれほど得意にしている印象はなく、
今回、巻き返すだけの材料がそれほど見当たりません。

グランドカリナンは少し気になります。
デビュー当時中山を使われてさっぱりでしたが、
左回りで勝ちあがり、ここまで勝ったレースはすべて左回り。
去年10月の魚沼S(3勝クラス)でこのコース2着があり、
このとき58kgでGS97ですから、今回3kg減の55kgで
展開利もふまえると3着があっておかしくないかなと思いました。
ヒモにいれておくといいかもしれません。

GSトップのショウナンアデイブについてふれておくと
左回り実績がイマイチで、どちらかというと
ハイペースを先行して押し切るタイプ。
控える海馬もできていますが、条件戦レベルの末脚に思えます。

昇級初戦組に人気が集まっているようですが、
前走の条件戦を見てみると

カネフラ(前走GS107で今回1kg増)
ディマイザキッド(前走GS108で今回±0kg)
レガーロデルシエロ(前走GS99で今回2kg減)
サブマリーナ(前走GS105で今回2kg減)

と、レガーロデルシエロ以外はGSだけ見れば
今回ここで通用しても全く不思議ではありません。
特に斤量を加味するとサブマリーナはあっさりがあってもおかしくなく
そもそもこの馬は3歳時から高いGSを連発してきています。
ただ、負けたつばき賞、オリオンSともにスローの展開で、
できれば前が流れてほしいところでしょう。
今回は展開の面で頭までは厳しいかもしれません。
左回り適性も含めて2人気の割に不確定要素が多いです。

正直なところ、個人的にこの難解なレースを買う意味があるのか
というところまできていて、ブログのようなものをやっていなければ
余裕でケンしていたレースです。
グランドカリナンの複勝を遊びで買ってお茶を濁そうかと思います。

 

 

 

 

【コース分析】京都芝2200m_京都新聞杯

2025年5月9日 / コース分析, 展望

ペース傾向

クラス ペース差
平均(※1)
逃げ切り
ペース差
平均(※2)
未勝利 0.29 1.17
500万下 -0.25 0.05
1000万下 -0.10 2.38
1600万下 -1.00 0.70
OP・重賞 -1.24

(※1)ペース差平均:逃げ馬が残り3Fを通過した平均です。1000万下平均を±0秒とし、マイナスならそれより速く、プラスなら遅いということになります。
(※2)逃げ切りペース差平均:逃げた馬がそのまま勝ったときのペース差の平均です。
※経年による誤差を1000万下平均を±0として修正済み

1000万下で逃げ勝った馬の平均が異様に遅いです。
また、500万下の平均ペースは1000万下よりやや速く、
逃げ勝った馬も1000万下より優秀です。
OP・重賞で逃げ切るのは困難で、「-」となっているのは
2016年にサトノクラウンが番手付近から4角早め先頭で押し切りましたが
これを逃げたと考えても馬場が悪く馬場差が出せず参考外としています。

 

脚質傾向

※以下、データはすべて2013年以降が対象

クラス別

3歳未勝利
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 2-6-2-27/37 5.40% 21.60% 27.00%
平地・先行 16-13-15-76/120 13.30% 24.20% 36.70%
平地・中団 12-11-15-135/173 6.90% 13.30% 22.00%
平地・後方 1-3-2-140/146 0.70% 2.70% 4.10%
平地・マクリ 4-2-1-8/15 26.70% 40.00% 46.70%
3上・4上500万下
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 7-3-2-25/37 18.90% 27.00% 32.40%
平地・先行 13-12-9-69/103 12.60% 24.30% 33.00%
平地・中団 8-15-17-118/158 5.10% 14.60% 25.30%
平地・後方 4-3-5-119/131 3.10% 5.30% 9.20%
平地・マクリ 1-0-0-7/8 12.50% 12.50% 12.50%
3上・4上1000万下
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 4-4-6-25/39 10.30% 20.50% 35.90%
平地・先行 14-16-13-76/119 11.80% 25.20% 36.10%
平地・中団 16-12-8-67/103 15.50% 27.20% 35.00%
平地・後方 3-4-8-97/112 2.70% 6.30% 13.40%
平地・マクリ 0-1-2-7/10 0.00% 10.00% 30.00%
3上・4上1600万下
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 2-0-3-7/12 16.70% 16.70% 41.70%
平地・先行 8-5-1-29/43 18.60% 30.20% 32.60%
平地・中団 1-6-6-26/39 2.60% 17.90% 33.30%
平地・後方 1-1-2-34/38 2.60% 5.30% 10.50%
平地・マクリ 0-0-0-1/1 0.00% 0.00% 0.00%
3上・4上OP・重賞
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 1-3-0-16/20 5.00% 20.00% 20.00%
平地・先行 10-8-11-42/71 14.10% 25.40% 40.80%
平地・中団 9-7-9-82/107 8.40% 15.00% 23.40%
平地・後方 0-2-0-78/80 0.00% 2.50% 2.50%
平地・マクリ 0-0-0-3/3 0.00% 0.00% 0.00%

 

未勝利、1000万下、OP・重賞での逃げ馬の成績が不振です。
まず未勝利ですが、スローになるとまくってくる馬がいるようで
逆にまくった馬が高い確率で馬券になっています。
ただ、実績に乏しい馬たちが走る未勝利で
まくる馬を予想するのは困難で、ひとまず逃げ馬は不振、
と覚えておけばよさそうです。

一方、1000万下やOP・重賞ではまくりが決まっている様子はありません。
また、1000万下では極端にスローにならないと逃げ馬は残せていません。
逃げ馬が勝ったレースはいずれも新馬並のドスローとなっており、
そのほとんどのレースが少頭数です。
未勝利同様、1000万下の多頭数で逃げ馬が何頭かいるレースは
逃げ馬を狙うのは無謀といえます。

全体的に、好位から中団くらいにいる馬を狙うのがセオリーに思えます。

 

馬場別

良馬場
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ   14-16-12-90/ 132 10.60% 22.70% 31.80%
平地・先行   49-2-39-276/ 416 11.80% 24.30% 33.70%
平地・中団   48-1-54-399/ 542 8.90% 16.40% 26.40%
平地・後方   10-12-17-429/ 468 2.10% 4.70% 8.30%
平地・マクリ    4-4- 3-19/30 13.30% 26.70% 36.70%
良馬場以外
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ   3-3-2-24/ 32 9.40% 18.80% 25.00%
平地・先行  18-11-17-60/106 17.00% 27.40% 43.40%
平地・中団   7- 14- 10- 85/116 6.00% 18.10% 26.70%
平地・後方   2-3-2-100/107 1.90% 4.70% 6.50%
平地・マクリ   1-0-0-10/ 11 9.10% 9.10% 9.10%

 

逃げ馬はどちらも変わらず、先行馬が押しきれるかどうかに
馬場状態が大きく影響します。
馬場がしぶると差し馬の勢いがやや止まる傾向にあります。

 

コース区分別

Aコース
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 3-3-5-32/43 7.00% 14.00% 25.60%
平地・先行 18-15-15-90/138 13.00% 23.90% 34.80%
平地・中団 14-16-12-107/149 9.40% 20.10% 28.20%
平地・後方 5-6-9-126/146 3.40% 7.50% 13.70%
平地・マクリ 1-1-0-8/10 10.00% 20.00% 20.00%
Bコース
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 6-4-1-25/36 16.70% 27.80% 30.60%
平地・先行 13-16-12-68/109 11.90% 26.60% 37.60%
平地・中団 12-11-17-109/149 8.10% 15.40% 26.80%
平地・後方 2-2-1-108/113 1.80% 3.50% 4.40%
平地・マクリ 0-0-2-4/6 0.00% 0.00% 33.30%
Cコース
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 1-3-4-10/18 5.60% 22.20% 44.40%
平地・先行 10-5-3-38/56 17.90% 26.80% 32.10%
平地・中団 5-8-7-38/58 8.60% 22.40% 34.50%
平地・後方 1-1-3-56/61 1.60% 3.30% 8.20%
平地・マクリ 0-0-0-1/1 0.00% 0.00% 0.00%
Dコース
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 4-0-1-6/11 36.40% 36.40% 45.50%
平地・先行 4-5-4-20/33 12.10% 27.30% 39.40%
平地・中団 3-5-4-39/51 5.90% 15.70% 23.50%
平地・後方 0-1-2-38/41 0.00% 2.40% 7.30%
平地・マクリ 0-0-0-5/5 0.00% 0.00% 0.00%

Aコース:京都新聞杯(2023~2024)
Bコース:京都記念、エリザベス女王杯
Cコース:京都新聞杯(2013~2020)、京都記念(2024)
Dコース:宝塚記念(2024)

 

Cコースは重賞が行われる影響がありそうです。
Bコースは古馬のGII、GIが行われる割に逃げ馬が逃げ切っていますが
これは下級条件の逃げ馬ががんばった結果です。
重賞が行われないAコースで逃げ馬が不振なのがよくわからないのですが、
Aコースでは他のB、C、Dコースに比べて
直線が5m長いという特徴があるにはあります。
この5mで逃げ馬が最後にふんばり切れず、
明暗を分けたケースが多いのかもしれません。

 

枠別成績

全条件
枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 20-18-18-142/198 10.10% 19.20% 28.30%
2枠 20-14-20-155/209 9.60% 16.30% 25.80%
3枠 21-21-16-156/214 9.80% 19.60% 27.10%
4枠 11-18-21-176/226 4.90% 12.80% 22.10%
5枠 21-16-16-195/248 8.50% 14.90% 21.40%
6枠 18-21-18-207/264 6.80% 14.80% 21.60%
7枠 20-19-18-237/294 6.80% 13.30% 19.40%
8枠 25-29-29-224/307 8.10% 17.60% 27.00%
良馬場
枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 16-16-17-112/161 9.90% 19.90% 30.40%
2枠 19-11-13-126/169 11.20% 17.80% 25.40%
3枠 20-18-13-124/175 11.40% 21.70% 29.10%
4枠 8-15-15-146/184 4.30% 12.50% 20.70%
5枠 15-13-14-160/202 7.40% 13.90% 20.80%
6枠 14-15-15-171/215 6.50% 13.50% 20.50%
7枠 15-16-15-190/236 6.40% 13.10% 19.50%
8枠 18-21-23-184/246 7.30% 15.90% 25.20%
良馬場以外
枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 4-2-1-30/37 10.80% 16.20% 18.90%
2枠 1-3-7-29/40 2.50% 10.00% 27.50%
3枠 1-3-3-32/39 2.60% 10.30% 17.90%
4枠 3-3-6-30/42 7.10% 14.30% 28.60%
5枠 6-3-2-35/46 13.00% 19.60% 23.90%
6枠 4-6-3-36/49 8.20% 20.40% 26.50%
7枠 5-3-3-47/58 8.60% 13.80% 19.00%
8枠 7-8-6-40/61 11.50% 24.60% 34.40%

 

真ん中より内側の枠が有利ですが、
馬場が渋ると2枠、3枠の成績ががくりと落ちます。
一方で良馬場以外で外枠の成績ががくんとよくなります。
雨が降って外枠が有利になるのはインが荒れるなど
理由はいくつか考えられますが、
この傾向は知っておいたほうがよさそうです。

 

騎手別成績(2022年以降)

※昨年順位は2024年の勝鞍数

騎手 着別度数 勝率 連率 複率 単回値 複回値 昨年順位
騎手 着別度数 勝率 連率 複率 単回値 複回値 昨年順位
ルメール 4-1-0-7/12 33.30% 41.70% 41.70% 115 68 1
川田将雅 5-3-5-4/17 29.40% 47.10% 76.50% 95 161 2
岩田望来 4-4-2-11/21 19.00% 38.10% 47.60% 138 117 8
横山和生 1-2-2-1/6 16.70% 50.00% 83.30% 210 148 16
池添謙一 3-1-2-13/19 15.80% 21.10% 31.60% 48 60 29
団野大成 2-1-3-9/15 13.30% 20.00% 40.00% 87 130 13
松山弘平 3-3-2-15/23 13.00% 26.10% 34.80% 41 80 5
藤岡佑介 1-2-0-6/9 11.10% 33.30% 33.30% 196 110 18
坂井瑠星 2-1-3-14/20 10.00% 15.00% 30.00% 39 93 4
古川吉洋 1-1-1-7/10 10.00% 20.00% 30.00% 67 73 71
松若風馬 1-0-2-7/10 10.00% 10.00% 30.00% 76 66 58
武豊 1-0-1-8/10 10.00% 10.00% 20.00% 14 27 9
岩田康誠 1-1-1-8/11 9.10% 18.20% 27.30% 31 37 25
和田竜二 1-0-1-14/16 6.30% 6.30% 12.50% 18 75 27
西村淳也 1-4-1-12/18 5.60% 27.80% 33.30% 25 50 10
鮫島克駿 0-1-1-10/12 0.00% 8.30% 16.70% 0 33 7
富田暁 0-1-0-5/6 0.00% 16.70% 16.70% 0 136 73
浜中俊 0-1-0-5/6 0.00% 16.70% 16.70% 0 30 28
角田大河 0-1-0-9/10 0.00% 10.00% 10.00% 0 16 57
ルメート 0-1-0-4/5 0.00% 20.00% 20.00% 0 52 63
横山典弘 0-1-0-5/6 0.00% 16.70% 16.70% 0 56 53
酒井学 0-0-2-7/9 0.00% 0.00% 22.20% 0 85 41
藤懸貴志 0-0-1-5/6 0.00% 0.00% 16.70% 0 43 64
田口貫太 0-0-1-23/24 0.00% 0.00% 4.20% 0 10 26
吉村誠之 0-0-1-5/6 0.00% 0.00% 16.70% 0 88 31
北村友一 0-0-1-4/5 0.00% 0.00% 20.00% 0 150 15
今村聖奈 0-0-1-5/6 0.00% 0.00% 16.70% 0 103 94
戸崎圭太 0-0-0-5/5 0.00% 0.00% 0.00% 0 0 3
幸英明 0-0-0-17/17 0.00% 0.00% 0.00% 0 0 21
ムーア 0-0-0-5/5 0.00% 0.00% 0.00% 0 0 75
M.デム 0-0-0-5/5 0.00% 0.00% 0.00% 0 0 23
小崎綾也 0-0-0-7/7 0.00% 0.00% 0.00% 0 0 79
角田大和 0-0-0-5/5 0.00% 0.00% 0.00% 0 0 56
国分優作 0-0-0-8/8 0.00% 0.00% 0.00% 0 0 80
川須栄彦 0-0-0-5/5 0.00% 0.00% 0.00% 0 0 103

 

おおむね成績通りですが、戸崎騎手がこのコースで不振です。
北村友一騎手も得意とはいえないでしょう。
ただ、騎乗数を考えるとここから巻き返す可能性もあり、
そこそこの騎手が乗っていればそれほど気にする必要はないと思います。

 

激アツ条件

その1

脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 4-0-1-4/9 44.40% 44.40% 55.60%
平地・先行 3-5-2-15/25 12.00% 32.00% 40.00%
平地・中団 2-4-4-31/41 4.90% 14.60% 24.40%
平地・後方 0-0-2-32/34 0.00% 0.00% 5.90%
平地・マクリ 0-0-0-4/4 0.00% 0.00% 0.00%

世代:3上・4上
クラス:500万下
馬場:全
コース区分:D

 

Dコースの3上・4上500万下は、
圧倒的に逃げ馬が活躍しています。

 

その2

脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ   1-4-2-13/ 20 5.00% 25.00% 35.00%
平地・先行   4-7-6-37/ 54 7.40% 20.40% 31.50%
平地・中団  10-5-6-36/ 57 17.50% 26.30% 36.80%
平地・後方   1-1-4-48/ 54 1.90% 3.70% 11.10%
平地・マクリ   0-0-1-3/  4 0.00% 0.00% 25.00%

世代:3上・4上
クラス:1000万下
馬場:良
コース区分:全
枠:5~8枠

もともと1000万下では逃げ馬が不振ですが、良馬場だと
真ん中から外の枠の差し馬が台頭してきます。
これがさらにAコースという条件をつけると
逃げ馬が逃げ切る可能性がさらに低くなります。
1つ上の条件と比較するとやや弱い傾向ですが、
取捨にまよったときの参考にはなります。

 

 

OP・重賞検討

京都新聞杯

日付 馬場差 着順 馬番 馬名 3F順 P差 残3F差 1角 2角 3角 4角 GS
240504 -2.6 1 1 ジューンテイク 1 -0.5 0.2 3 4 4 5 104
2 5 ウエストナウ 4 0.0 1 1 1 2 101
3 7 ヴェローチェエラ 2 0.4 10 10 11 8 103
230506 -2.1 1 6 サトノグランツ 2 1.9 0.6 5 5 6 5 102
2 7 ダノントルネード 4 0.3 2 2 3 3 99
3 12 リビアングラス 6 0.0 1 1 1 1 97
200509 -1.9 1 6 ディープボンド 2 -2.8 0.8 5 5 6 6 92
2 11 マンオブスピリット 1 1.1 9 10 9 8 94
3 10 ファルコニア 4 0.5 8 7 4 4 87
190504 -1.8 1 12 レッドジェニアル 1 -1.9 0.6 8 8 9 9 98
2 3 ロジャーバローズ 3 0.0 1 1 1 1 93
3 6 サトノソロモン 3 0.4 4 3 7 7 92
180505 -1.4 1 13 ステイフーリッシュ 7 -2.4 0.0 2 2 2 2 102
2 8 アドマイヤアルバ 5 0.6 11 11 10 5 104
3 15 シャルドネゴールド 1 1.0 13 13 13 12 107
170506 -1.4 1 11 プラチナムバレット 1 1.7 1.1 7 7 7 9 100
2 3 サトノクロニクル 5 0.7 4 4 4 3 97
3 2 ダノンディスタンス 8 0.5 2 2 2 2 95
160507 -1.3 1 2 スマートオーディン 1 -0.8 0.7 13 13 12 9 105
2 11 アグネスフォルテ 4 0.1 2 2 2 2 99
3 9 ロイカバード 3 0.5 9 9 8 7 100
150509 -1.9 1 4 サトノラーゼン 4 -2.0 0.4 5 4 5 5 100
2 2 ポルトドートウィユ 3 0.7 9 9 8 7 101
3 15 アルバートドック 2 0.9 10 10 10 10 103
140510 -2.2 1 3 ハギノハイブリッド 2 -3.4 1.5 10 11 10 9 98
2 11 サウンズオブアース 6 1.1 10 9 9 7 93
3 5 ガリバルディ 1 1.9 16 15 17 14 99
130504 -1.3 1 5 キズナ 1 -2.5 1.4 16 16 15 13 100
2 8 ペプチドアマゾン 5 0.7 3 3 3 3 93
3 12 ジャイアントリープ 3 1.0 10 10 10 5 93

 

平均ペース差が-1.76秒と、古馬のOP・重賞平均である-1.24を
はるかに上回るハイペースになります。
ただしあくまで平均で、スローの年はとことんスローです。
2023年、2017年が新馬戦並のスローで、
それぞれ前目の馬が馬券にはなっています。
ただ、勝ったのは差し馬でした。
一方で2018年や2018年のようにペースが速くなっても
逃げ馬、番手馬が連対しており、
ややつかみどころのないレースといえます。
逃げ馬が不振ですが、2019年のロジャーバローズが2人気2着。
(まずそもそもこの馬が強かったか)
2023年のリビアングラスが7人気3着。
ほかの年の逃げ馬は単勝二けた人気の馬がほとんどでした。
逃げ馬の可能性をまるっきり否定するのはないかなと思います。

今年は逃げたことがある、という話なら何頭かいますが
10頭立てで、1頭だけぶっとばしていく展開は考えられません。
スロー~ミドルになるのではないかと推測します。

●京都新聞杯の頭数とペース

頭数 ペース
2025 10 ?
2024 15 -0.5
2023 12 1.9
2020 13 -2.8
2019 14 -1.9
2018 17 -2.4
2017 12 1.7
2016 14 -0.8
2015 16 -2.0
2014 18 -3.4
2013 16 -2.5

 

これを見得tも、頭数が多ければペースが速くなる傾向にあります。
今年は2023年や2017年のようになる可能性があります。
また、2017年は差し馬が台頭しているようですが、
逃げたウインベラシアス(11人気)が残り3F地点を
番手馬より0.5秒速いペースで通過しており、
ベラシアスの戦績を考えるとごめんですが出てきただけの馬。
実際はペース差2.2秒で、番手馬から計算すると
勝ったプラチナムバレットは0.6秒しか離れていなかった計算です。
ほか2頭は先行馬ですし、基本的には前目にいたほうが
有利なレースにはなると思います。

今年はエムズ、デルアヴァー、トッピボーンと
次走注意馬が3頭も出走してくるので非常に悩ましいのですが
順番に見ていきましょう。

まずエムズ。こちらにまとめたように、
前走大寒桜賞の内容が優秀で、番手から上がり最速の完勝。
過去、大寒桜賞からダービートライアルに駒を進めた馬たちとの比較で
アクシデントがなければ、ここで馬券になると考えるのが冷静な見方だと思います。
最低限、◎か○にしたいです。

デルアヴァーは鞍上不安。2013年以降(0,2,0,14)で
2着のうちの1つは51kgでのぞめた条件戦です。
ただ、しまいの脚はするどく、ペースによらず
最後につっこんできますが
今回、スローになって脚をあます可能性は考えておきたいです。
3着はあっておかしくないでしょう。軸にはできない。

トッピボーンは変な名前ですが1人気になりそうです。
前走、ハイペースを差して完勝。時計も優秀でした。
ただ、やはり今回展開利はのぞめません。

人気どころだとキングスコールが2人気でしょうか。
新馬の内容がよかったので、人気するのはわかりますが、
いよいよ相手もそろってきてどうでしょうか。

毎日杯3着のネブラディスクは勝ったファンダムが強すぎましたが、
2着ガルダイアはスローの前残りで実質2着の評価は必要です。

以上5頭のうちポジションをとりそうなのはエムズくらいです。
有力どころの2頭にかわされなければ馬券圏内です。
一本調子の先行馬ではありませんし、
エムズも直線でしっかりギアチェンしてくると思います。
この馬を3着前提で考えて馬券を組みたいと思います。

 

 

 

 

 

【コース分析】東京芝1600m_安田記念、ヴィクトリアマイル、NHKマイルカップ

2025年5月5日 / コース分析, 展望

ペース傾向

クラス ペース差
平均(※1)
逃げ切り
ペース差
平均(※2)
未勝利 0.18 0.38
500万下 -0.19 0.24
1000万下 -0.09 0.16
1600万下 -0.32 0.06
OP・重賞 -1.06 -0.59

(※1)ペース差平均:逃げ馬が残り3Fを通過した平均です。1000万下平均を±0秒とし、マイナスならそれより速く、プラスなら遅いということになります。
(※2)逃げ切りペース差平均:逃げた馬がそのまま勝ったときのペース差の平均です。

まず一番右の列の逃げて勝った馬たちの平均ペースからですが、
クラスによってシビアなペースが求められます。
特に、1600万下では、1000万下の平均くらいで逃げないと厳しいといえます。

また、500万下は1000万下より平均ペースが速くなるため、
逃げ馬の成績が若干落ちます。

OP・重賞では平均ペースがぐっと速くなります。
また、逃げて勝った馬の平均もぐっと速くなるので、
半端な逃げ馬が活躍できるコースとはいえません。

脚質傾向

※以下、データはすべて2013年以降が対象

クラス別

3歳未勝利
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 18-14-10-89/131 13.70% 24.40% 32.10%
平地・先行 53-46-37-331/467 11.30% 21.20% 29.10%
平地・中団 49-63-60-741/913 5.40% 12.30% 18.80%
平地・後方 11-9-24-643/687 1.60% 2.90% 6.40%
平地・マクリ 0-0-0-0/0
3上・4上500万下
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 10-11-12-73/106 9.40% 19.80% 31.10%
平地・先行 31-31-34-288/384 8.10% 16.10% 25.00%
平地・中団 52-52-47-470/621 8.40% 16.70% 24.30%
平地・後方 13-12-13-440/478 2.70% 5.20% 7.90%
平地・マクリ 0-0-0-0/0
3上・4上1000万下
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 12-8-17-70/107 11.20% 18.70% 34.60%
平地・先行 42-36-27-279/384 10.90% 20.30% 27.30%
平地・中団 42-40-41-304/427 9.80% 19.20% 28.80%
平地・後方 11-21-23-283/338 3.30% 9.50% 16.30%
平地・マクリ 0-2-0-0/2 0.00% 100.00% 100.00%
3上・4上1600万下
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 7-2-7-42/58 12.10% 15.50% 27.60%
平地・先行 21-16-19-147/203 10.30% 18.20% 27.60%
平地・中団 20-30-20-247/317 6.30% 15.80% 22.10%
平地・後方 10-10-12-190/222 4.50% 9.00% 14.40%
平地・マクリ 0-0-0-0/0
3上・4上OP・重賞
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 6-3-3-49/61 9.80% 14.80% 19.70%
平地・先行 12-12-18-173/215 5.60% 11.20% 19.50%
平地・中団 35-30-28-316/409 8.60% 15.90% 22.70%
平地・後方 8-16-12-253/289 2.80% 8.30% 12.50%
平地・マクリ 0-0-0-0/0

 

ペース平均のところで見たように、
500万下での逃げ馬の成績がほかのクラスと比べてやや落ちます。
一方で差し馬が活躍しており、積極的に狙えます。

新潟と府中は他場のマイルと比較しても1番か2番に厳しく
OP・重賞に限っていえば、差し馬の成績が逃げ馬に肉薄し、先行馬より優秀です。
基本的に逃げ馬はレースに1頭ですが、差し馬は何頭もいます。
そのすべての馬を対象にしてパーセンテージが高いのですから
逃げ馬を狙うにはそれなりの根拠が必要となります。

ちなみに、2013年以降のすべてのOP・重賞で平均ペースの-1.06秒を基準に
ミドル以上になったときに安田記念を勝った馬はいません。
VMでヴィルシーナが、NHKマイルでミッキーアイル、メジャーエンブレムが
勝っていますが、GIではその3頭です。
(ロゴタイプが安田を勝ったときはスローでした)
GIIIだとウインカーネリアンとエアスピネルが、
3歳GIIIだとテトラドラクマとメジャーエンブレムが
それぞれ逃げ切っています。
ただ、府中マイルの重賞は10レース以上あります。
スローになることが明らかな場合以外で
OP・重賞で逃げ馬を買うのはよっぽどの馬に限るべきでしょう。

 

馬場別

良馬場
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 91-79-83-461/714 12.70% 23.80% 35.40%
平地・先行 282-240-248-1800/2570 11.00% 20.30% 30.00%
平地・中団 268-298-269-3116/3951 6.80% 14.30% 21.10%
平地・後方 74-95-117-2705/2991 2.50% 5.70% 9.60%
平地・マクリ 0-2-0-0/2 0.00% 100.00% 100.00%
良馬場以外
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 11-20-15-102/148 7.40% 20.90% 31.10%
平地・先行 55-49-41-377/522 10.50% 19.90% 27.80%
平地・中団 64-53-62-663/842 7.60% 13.90% 21.30%
平地・後方 18-25-30-552/625 2.90% 6.90% 11.70%
平地・マクリ 0-1-1-1/3 0.00% 33.30% 66.70%

 

馬場が渋ると逃げ馬の勝率が極端に下がります。
もともとが逃げ馬にとって厳しいコースなので
馬場が渋ったら逃げ馬は大幅に割り引いて考えたほうがよさそうです。

 

コース区分別

Aコース
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 23-30-24-163/240 9.60% 22.10% 32.10%
平地・先行 91-74-77-631/873 10.40% 18.90% 27.70%
平地・中団 96-89-98-1086/1369 7.00% 13.50% 20.70%
平地・後方 30-45-41-895/1011 3.00% 7.40% 11.50%
平地・マクリ 0-2-1-0/3 0.00% 66.70% 100.00%
Bコース
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 28-20-24-121/193 14.50% 24.90% 37.30%
平地・先行 80-75-69-462/686 11.70% 22.60% 32.70%
平地・中団 66-77-76-817/1036 6.40% 13.80% 21.10%
平地・後方 20-20-25-642/707 2.80% 5.70% 9.20%
平地・マクリ 0-1-0-1/2 0.00% 50.00% 50.00%
Cコース
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 23-29-27-143/222 10.40% 23.40% 35.60%
平地・先行 89-74-73-555/791 11.30% 20.60% 29.80%
平地・中団 93-89-82-1003/1267 7.30% 14.40% 20.80%
平地・後方 17-30-40-854/941 1.80% 5.00% 9.20%
平地・マクリ 0-0-0-0/0
Dコース
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 28-20-23-136/207 13.50% 23.20% 34.30%
平地・先行 77-66-70-529/742 10.40% 19.30% 28.70%
平地・中団 77-96-75-873/1121 6.90% 15.40% 22.10%
平地・後方 25-25-41-866/957 2.60% 5.20% 9.50%
平地・マクリ 0-0-0-0/0

Aコース:NHKマイル、富士S、サウジアラビアRC
Bコース:VM、アルテミスS
Cコース:安田記念
Dコース:東京新聞杯、クイーンカップ

Aコースは重賞が3つも組まれており、Cコースは安田記念があります。
これがAコースとCコースで逃げ馬が不振な理由でしょう。
その他の脚質にかんしてはコースによる優劣は感じられませんでした。

 

枠別成績

全条件
枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 92-85-89-1010/1276 7.20% 13.90% 20.80%
2枠 77-97-97-1066/1337 5.80% 13.00% 20.30%
3枠 97-104-84-1111/1396 6.90% 14.40% 20.40%
4枠 94-93-94-1174/1455 6.50% 12.90% 19.30%
5枠 114-102-93-1230/1539 7.40% 14.00% 20.10%
6枠 108-151-107-1236/1602 6.70% 16.20% 22.80%
7枠 128-106-150-1465/1849 6.90% 12.70% 20.80%
8枠 153-124-152-1495/1924 8.00% 14.40% 22.30%
良馬場
枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 77-72-75-830/1054 7.30% 14.10% 21.30%
2枠 64-76-81-888/1109 5.80% 12.60% 19.90%
3枠 82-89-66-919/1156 7.10% 14.80% 20.50%
4枠 76-80-79-962/1197 6.30% 13.00% 19.60%
5枠 90-86-75-1017/1268 7.10% 13.90% 19.80%
6枠 88-122-94-1020/1324 6.60% 15.90% 23.00%
7枠 111-89-121-1212/1533 7.20% 13.00% 20.90%
8枠 127-100-126-1244/1597 8.00% 14.20% 22.10%
良馬場以外
枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 15-13-14-180/222 6.80% 12.60% 18.90%
2枠 13-21-16-178/228 5.70% 14.90% 21.90%
3枠 15-15-18-192/240 6.30% 12.50% 20.00%
4枠 18-13-15-212/258 7.00% 12.00% 17.80%
5枠 24-16-18-213/271 8.90% 14.80% 21.40%
6枠 20-29-13-216/278 7.20% 17.60% 22.30%
7枠 17-17-29-253/316 5.40% 10.80% 19.90%
8枠 26-24-26-251/327 8.00% 15.30% 23.20%

 

枠についてはあまり気にする必要はないと思います。
実力が素直に反映されるコースといえます。

 

騎手別成績(2022年以降)

騎手 着別度数 勝率 連率 複率 単回値 複回値
ルメール 40-29-24-50/143 28.00% 48.30% 65.00% 67 93
レーン 8-6-3-16/33 24.20% 42.40% 51.50% 76 88
川田将雅 11-6-4-27/48 22.90% 35.40% 43.80% 98 67
モレイラ 5-9-4-5/23 21.70% 60.90% 78.30% 63 102
キング 3-3-0-9/15 20.00% 40.00% 40.00% 288 100
マーカン 5-4-5-16/30 16.70% 30.00% 46.70% 100 112
戸崎圭太 23-17-17-93/150 15.30% 26.70% 38.00% 70 71
吉田隼人 2-2-0-11/15 13.30% 26.70% 26.70% 60 116
松山弘平 6-8-4-34/52 11.50% 26.90% 34.60% 104 66
田辺裕信 11-7-17-64/99 11.10% 18.20% 35.40% 65 94
菅原明良 13-12-8-99/132 9.80% 18.90% 25.00% 78 110
横山武史 12-14-17-88/131 9.20% 19.80% 32.80% 69 69
岩田康誠 2-0-1-21/24 8.30% 8.30% 12.50% 116 57
横山典弘 2-2-1-21/26 7.70% 15.40% 19.20% 34 31
津村明秀 7-7-9-71/94 7.40% 14.90% 24.50% 682 165
横山和生 5-9-5-51/70 7.10% 20.00% 27.10% 40 67
吉田豊 5-7-13-46/71 7.00% 16.90% 35.20% 54 142
M.デム 4-5-6-44/59 6.80% 15.30% 25.40% 26 57
武藤雅 1-0-2-12/15 6.70% 6.70% 20.00% 42 46
佐々木大 2-1-0-29/32 6.30% 9.40% 9.40% 26 18
池添謙一 1-0-2-13/16 6.30% 6.30% 18.80% 51 46
三浦皇成 6-7-5-81/99 6.10% 13.10% 18.20% 67 63
福永祐一 1-2-4-10/17 5.90% 17.60% 41.20% 50 88
永野猛蔵 5-1-3-87/96 5.20% 6.30% 9.40% 69 53
オシェア 1-1-1-17/20 5.00% 10.00% 15.00% 10 54
石川裕紀 4-6-3-71/84 4.80% 11.90% 15.50% 23 44
大野拓弥 4-5-6-72/87 4.60% 10.30% 17.20% 80 84
杉原誠人 2-2-3-37/44 4.50% 9.10% 15.90% 54 56
坂井瑠星 2-3-1-39/45 4.40% 11.10% 13.30% 22 27
丸田恭介 3-0-1-68/72 4.20% 4.20% 5.60% 262 75
横山琉人 1-2-0-22/25 4.00% 12.00% 12.00% 74 33
石橋脩 2-3-3-44/52 3.80% 9.60% 15.40% 30 80
岩田望来 1-2-2-23/28 3.60% 10.70% 17.90% 52 65
木幡巧也 3-2-3-83/91 3.30% 5.50% 8.80% 49 31
松岡正海 2-2-5-52/61 3.30% 6.60% 14.80% 38 42
武豊 1-7-3-22/33 3.00% 24.20% 33.30% 15 82
野中悠太 1-1-1-54/57 1.80% 3.50% 5.30% 4 146
北村宏司 1-5-4-53/63 1.60% 9.50% 15.90% 6 54
内田博幸 1-4-6-55/66 1.50% 7.60% 16.70% 33 46
嶋田純次 0-2-3-18/23 0.00% 8.70% 21.70% 0 266
原優介 0-2-2-53/57 0.00% 3.50% 7.00% 0 45
ドイル 0-2-1-14/17 0.00% 11.80% 17.60% 0 24
丸山元気 0-2-0-16/18 0.00% 11.10% 11.10% 0 12
柴田大知 0-1-2-59/62 0.00% 1.60% 4.80% 0 15
菊沢一樹 0-1-2-22/25 0.00% 4.00% 12.00% 0 114
鮫島克駿 0-1-1-20/22 0.00% 4.50% 9.10% 0 16
柴田善臣 0-1-1-20/22 0.00% 4.50% 9.10% 0 25
西村淳也 0-1-1-20/22 0.00% 4.50% 9.10% 0 26
江田照男 0-1-0-33/34 0.00% 2.90% 2.90% 0 163
丹内祐次 0-0-2-17/19 0.00% 0.00% 10.50% 0 60
岩部純二 0-0-0-18/18 0.00% 0.00% 0.00% 0 0
武士沢友 0-0-0-19/19 0.00% 0.00% 0.00% 0 0
佐藤翔馬 0-0-0-19/19 0.00% 0.00% 0.00% 0 0

※昨年順位は2024年の勝鞍数

騎手の適性は十分に注意したいです。
まず、出稼ぎの外国人騎手の活躍が目立ちます。
これはいい馬に乗せてもらっていることもあると思いますが、
キング騎手、マーカン騎手は単複回収率が高く、
人気薄をきっちりもってきているということになるかと思います。

武騎手が思ったより奮いませんが、連率と複率が高く、
馬券圏内という意味では信頼できそうです。

一方、坂井騎手、岩田望来騎手、鮫島騎手、
西村騎手、丹内騎手の成績が厳しいです。

 

激アツ条件

脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 0-0-0-18/18 0.00% 0.00% 0.00%
平地・先行 4-2-6-47/59 6.80% 10.20% 20.30%
平地・中団 10-8-5-94/117 8.50% 15.40% 19.70%
平地・後方 4-8-6-60/78 5.10% 15.40% 23.10%
平地・マクリ 0-0-1-0/1 0.00% 0.00% 100.00%

世代:全
クラス:OP・重賞
馬場:良以外
コース区分:全

この条件下では逃げ馬は馬券にすらならず、差し優勢です。
逆にいえば、逃げ馬は消せます。

 

OP・重賞検討

安田記念(2025)

日付 馬場差 着順 馬番 馬名 3F順 P差 残3F差 3角 4角 GS
240602 -1.2 1 7 ロマンチックウォリ 6 -2.1 0.5 6 5 107
2 5 ナミュール 1 1.1 13 13 110
3 10 ソウルラッシュ 3 0.9 10 11 109
230604 -1.8 1 18 ソングライン 2 -1.5 0.7 11 9 109
2 4 セリフォス 6 0.4 4 5 105
3 14 シュネルマイスター 1 1.2 15 15 110
220605 -1.8 1 13 ソングライン 4 -0.4 0.7 10 10 107
2 9 シュネルマイスター 4 0.7 13 10 107
3 17 サリオス 6 0.6 7 9 106
210606 -1.6 1 11 ダノンキングリー 2 -1.5 0.8 8 8 109
2 5 グランアレグリア 1 1.0 11 11 110
3 13 シュネルマイスター 4 0.6 5 5 107
200607 -1.0 1 11 グランアレグリア 1 -2.3 0.6 8 7 110
2 5 アーモンドアイ 3 0.8 11 11 107
3 6 インディチャンプ 4 0.7 9 7 105
190602 -1.7 1 5 インディチャンプ 5 -2.2 1.0 4 5 113
2 2 アエロリット 12 0.0 1 1 107
3 14 アーモンドアイ 1 1.5 11 9 116
180603 -1.7 1 10 モズアスコット 1 -2.4 1.2 11 12 109
2 4 アエロリット 6 0.5 3 3 105
3 1 スワーヴリチャード 5 0.7 5 5 105
170604 -1.0 1 14 サトノアラジン 1 -2.5 0.9 14 15 111
2 16 ロゴタイプ 8 0.0 1 1 106
3 6 レッドファルクス 3 0.8 14 13 110
160605 -1.0 1 6 ロゴタイプ 5 -0.5 0.0 1 1 103
2 8 モーリス 10 0.1 2 2 102
3 10 フィエロ 1 0.6 9 9 105
150607 -1.0 1 6 モーリス 8 -2.3 0.2 3 3 103
2 13 ヴァンセンヌ 1 1.0 12 10 108
3 12 クラレント 8 0.4 5 4 103
140608 不能 1 10 ジャスタウェイ 1 不能 0.6 9 11
2 12 グランプリボス 2 0.5 9 9
3 11 ショウナンマイティ 3 0.9 13 15
130602 -1.0 1 10 ロードカナロア 3 -2.6 1.2 8 8 113
2 2 ショウナンマイティ 1 1.7 15 14 116
3 16 ダノンシャーク 2 1.4 11 11 113

今年はこれでもかと差し・追い込み馬がそろい
逃げ馬が1頭も見当たりません。
過去1年で逃げたことがあるという馬すらいないというメンバー構成。
しいて逃げそうな馬をあげるとすれば
この距離が初めてとなるマッドクールが
スプリントでもポジションがとれることから
素でスピードが速く、押し出される可能性がありそうです。
続けてジャンタルマンタル、セックスペニス、ウインマーベル、
グラティアス、エコロヴァルツあたりが番手~先団をうかがう流れでしょうか。

気になるのはGSトップのエコロヴァルツ。
前走は8枠14番でポジションをとるのに苦労し、
本来の先行策がとれませんでした。
今回、いく馬もいませんし、
4枠8番ならポジショニングの懸念は解消されそうです。
大阪杯は例年比較でハイレベルで、そこで4着なら
今回このオッズはかなりお買い得といえそうです。
自分は軸まで視野に入れていますが、
最低限ヒモには入れておくことをおすすめいたします。

そのエコロヴァルツと何度かあたっているのがシックスペンスで
前走大阪杯は1頭とばしたデシエルトを無視しとしても
ややハイを先行しての7着なので悲観するほどの内容ではありません。
中山記念の内容もよく、人気でも切るにはいたりません。
スローで一気にギアチェンするレースになった場合、
脚質的にも推せる馬かなと思います。

ソウルラッシュは1人気になりそうですが、
どちらかというとある程度前が流れ垂れたところを差す、
という脚質だと思っていて、今回は取りこぼしがあると思っています。
ただ、前出2頭に比べるとマイル実績は桁違いに上で、
馬券圏内は大前提として、あとはもう頭で狙うかどうかという話かなと思います

ジャンタルマンタルはNHKマイル実績が光るようでいて、
スロー高速馬場の前残りでメンバーも手薄でした。
切るにはいたりませんが、頭ではどうか?
その他のレースでも基本的には相手に恵まれてきており、
あとはもう今回のメンバーとの力関係といえるでしょう。

ブレイディヴェーグは、個人的には謎人気だと思っていて
時計的な実績もとなっておらず、脚質的にも
今回のスローヨーイドンの展開が合うかどうか。
切りたいです。

その他、前走重賞を勝ってきた馬が何頭かいますので
それぞれのレースレベルやペースをざっとおさらいします。

ダービー卿CT:レースレベル中、スロー
マイラーズC:レースレベル中、ミドル
東京新聞杯:レースレベル高、ハイペース

この3つのレースだと東京新聞杯が気になるところですが、
勝ったウォーターリヒトはハイペースで
前が垂れたところをスナイプする競馬が合っています。
今回展開が向かないかなあという印象があります。

マイラーズカップは
ダービー卿とマイラーズはこちらに、東京新聞杯はこちら
それぞれまとめてあります。

1頭忘れてはならないのがウインマーベルで、
去年のMCSではハイペースを先行して3着に粘っています。
1200mでもポジションがとれる馬なので、
1600mなら楽に先行できます。
展開が向けば前で3着残しがあっておかしくありません。
このオッズはかなりOisixといえます。

結論。エコロヴァルツ、シックスペンス、ウインマーベルが◎○▲候補。
ジャンタル、ソウル、ジュンブロッサムの人気どころはヒモでおさえたいです。
軽視はブレイディヴェーグとウォーターリヒトです。

 

ヴィクトリアマイル(2025)

日付 馬場差 着順 馬番 馬名 3F順 P差 残3F差 3角 4角 GS
240512 -1.8 1 9 テンハッピーローズ 3 -2.3 1.1 10 8 103
2 2 フィアスプライド 9 0.3 3 3 96
3 6 マスクトディーヴァ 5 1.1 7 8 101
230514 -1.3 1 6 ソングライン 2 -0.9 0.5 8 6 108
2 16 ソダシ 8 0.1 2 2 106
3 2 スターズオンアース 8 0.2 5 3 106
220515 -1.4 1 5 ソダシ 6 -1.4 0.8 4 4 107
2 11 ファインルージュ 6 1.1 6 6 105
3 7 レシステンシア 15 0.4 2 2 101
210516 -1.6 1 6 グランアレグリア 1 -1.7 0.8 9 10 115
2 8 ランブリングアレー 3 0.9 11 10 109
3 1 マジックキャッスル 7 0.6 9 7 107
200517 -1.7 1 12 アーモンドアイ 1 -2.5 1.0 4 4 114
2 18 サウンドキアラ 12 0.8 3 3 106
3 16 ノームコア 2 1.4 7 6 110
190512 -1.8 1 4 ノームコア 3 -3.0 1.2 7 7 112
2 9 プリモシーン 1 1.4 10 10 113
3 3 クロコスミア 5 1.0 5 5 110
180513 -1.0 1 4 ジュールポレール 2 -1.3 0.7 8 8 109
2 16 リスグラシュー 1 1.1 13 13 112
3 6 レッドアヴァンセ 5 0.4 4 4 108
170514 0.0 1 5 アドマイヤリード 4 -0.2 0.4 12 7 109
2 10 デンコウアンジュ 1 0.8 9 11 109
3 3 ジュールポレール 6 0.4 6 7 107
160515 -1.2 1 13 ストレイトガール 1 -2.3 0.9 11 10 111
2 10 ミッキークイーン 4 1.1 13 12 108
3 15 ショウナンパンドラ 3 1.2 13 14 108
150517 -0.8 1 5 ストレイトガール 3 -2.9 2.0 5 5 114
2 7 ケイアイエレガント 13 1.0 2 2 108
3 18 ミナレット 17 0.0 1 1 99
140518 -0.9 1 14 ヴィルシーナ 15 -1.7 0.0 1 1 104
2 4 メイショウマンボ 5 0.9 7 7 108
3 1 ストレイトガール 2 1.2 9 11 110
130512 -0.9 1 11 ヴィルシーナ 9 -1.5 0.2 2 2 105
2 8 ホエールキャプチャ 3 0.8 10 10 109
3 1 マイネイサベル 10 0.2 3 2 104

まず、VMのレベルというのはいったいどのくらいなのか
府中マイルの重賞と比較してみましょう。

●東京芝1600m重賞のペースとGS指数

平均ペース GS
NHK -1.60 101.1
古馬GIII -0.99 106.8
VM -1.81 109.3
安田 -1.85 108.5

安田記念と同じくらいのペースで流れ、
GS指数で言うと平均は若干上です。
牝馬限定とはいえ、まごうことなきGI競走といっていいでしょう。

平均ペース-1.81秒より速かった2024年、
2020年、2019年、2016年、2015年は
逃げ馬はただ1頭、2015年に3着したのみ。
しかも微妙な時計での3着でした。
基本的にペースが速くなれば、残り3F地点で
逃げ馬から1秒以上離されていた馬も届きます。
予想においてペース読みが重要となります。

ペースが緩くなると前残りが発生しますが、
先行馬が上位3頭というケースはありません。

今年いきそうなのはアリスヴェリテとクリスマスパレードの2頭で、
両馬ともいくとなればそれなりにとばしていくタイプです。
ただ、 後続がそれを無視して馬群が分断されるケースが散見されます。
今年はどうでしょうか。この2頭についていきそうなのは
アドマイヤマツリ、クイーンズウォーク、もしかしてタガノエルピーダあたりは
多少前が速くなってもひるまずついていくタイプに思えます。
縦長馬群のハイペースになりそうな気がしています。
となれば、後方の馬にチャンスが生まれる気がします。

人気になりそうなアスコリピチェーノは、
好位をとっての競馬になりそうですが
実はここまで国内では本当の意味でのハイペースを経験していません。

ボンドガールは、前走スローに巻き込まれ、5着という着順は参考外とできます。
むしろ、サフィラ、アルジーヌは前残りと見るべきで、
阪神牝馬Sから巻き返すならボンドガールかと思います。
ただ、主な勝ち鞍新馬(牝限)で、どうにも勝ち切れません。
脚質からも実績からもハイペースの流れ自体は大歓迎だと思うので、
馬券圏内という意味では前走1-2着馬より可能性は高いと見ています。

あと人気はステレンボッシュ。
桜花賞から1年以上勝ち鞍はありませんが、
闘ってきたメンバーが違います。
脚質的にも、人気とはいえ3連系からははずせません。

クイーンズウォークは前走超ハイペースを3番手でしたが
逃げ馬からだいぶ離れた位置を追走していました。
それを差し引いてもハイペースへの対応力はありますし、
左回りだと別馬になる印象があります。
勝ち鞍のある舞台ですし、久々のマイルでポジションを落とすなら
それはそれで今回予想される展開には妙にかみ合いそう。

飛ばし屋クリスマスパレードは、初のマイルで期待が高まります。
ただ、今回は展開が向かないと思います。

GSトップはミアネーロ。いかにも中山専用機という戦績ですが、
追い込みタイプですし、展開利に乗じて
しまいつっこんでくる可能性があります。
要注意でしょう。人気しませんし、ヒモにいれておけば
高配当の使者になる可能性があります。
※出走取消

不気味なのがドゥアイズで、去年不利を受けながらの4着があり、
頭で狙うだけの根拠はありませんが、点数次第ではヒモにいれておきたいです。

現時点で率直に軸で買いたいなと思うのはボンドガールです。
東京新聞杯は勝ち馬が強すぎましたが、内容はよく
2013年以降、府中マイルGIIIでは20R中6番目にハイレベルでした。
勝ち切れないところがありますが、GS指数自体も
展開、コースによらず安定してレベルの高い合格点を超えてくるような時計を
オールウェイズ出してくれています。
ただ2人気か3人気ですよね…。
穴だとミアネーロとドゥアイズに期待したいです。
人気どころで消したいのはアルジーヌ。

 

NHKマイルカップ(2025)

日付 馬場差 着順 馬番 馬名 3F順 P差 残3F差 3角 4角 GS
240505 -1.8 1 16 ジャンタルマンタル 2 -0.8 0.2 3 3 100
2 14 アスコリピチェーノ 8 0.3 5 3 97
3 6 ロジリオン 4 0.6 8 6 98
230507 -0.4 1 11 シャンパンカラー 2 -1.6 1.0 12 13 100
2 3 ウンブライル 1 1.4 16 16 103
3 10 オオバンブルマイ 2 1.2 15 15 100
220508 -1.4 1 18 ダノンスコーピオン 4 -2.0 0.6 7 6 101
2 1 マテンロウオリオン 1 1.4 17 16 106
3 10 カワキタレブリー 2 1.2 15 14 103
210509 -1.7 1 15 シュネルマイスター 2 -2.3 0.7 9 9 104
2 10 ソングライン 3 0.4 6 7 102
3 8 グレナディアガーズ 10 0.1 3 2 95
200510 -1.7 1 11 ラウダシオン 4 -1.2 0.1 2 2 98
2 3 レシステンシア 9 0.0 1 1 95
3 6 ギルデッドミラー 3 0.6 6 5 98
190505 -1.4 1 17 アドマイヤマーズ 4 -1.6 0.7 6 7 103
2 18 ケイデンスコール 1 1.1 12 14 104
3 10 カテドラル 2 1.0 12 11 104
180506 -1.4 1 11 ケイアイノーテック 1 -1.4 1.1 17 15 102
2 9 ギベオン 5 0.3 5 4 98
3 17 レッドヴェイロン 3 0.7 11 12 100
170507 -1.0 1 16 アエロリット 3 -1.7 0.1 2 2 103
2 14 リエノテソーロ 1 0.6 9 9 104
3 6 ボンセルヴィーソ 12 0.0 1 1 97
160508 -1.0 1 4 メジャーエンブレム 11 -1.9 0.0 1 1 97
2 5 ロードクエスト 1 1.4 16 16 104
3 18 レインボーライン 6 0.8 9 9 100
150510 -0.6 1 7 クラリティスカイ 3 -0.6 0.3 5 5 103
2 9 アルビアーノ 10 0.0 2 2 100
3 12 ミュゼスルタン 1 0.6 11 9 103
140511 -0.7 1 10 ミッキーアイル 13 -1.4 0.0 1 1 99
2 2 タガノブルグ 3 0.9 13 7 104
3 1 キングズオブザサン 2 1.1 13 11 105
130505 -1.0 1 8 マイネルホウオウ 2 -1.8 1.2 16 14 105
2 17 インパルスヒーロー 3 1.0 12 10 104
3 12 フラムドグロワール 8 0.4 3 4 100

 

まず今週の東京の天気ですが、金曜日と土曜日に雨が降りそうです。
そのまま馬場が渋れば、上記した激アツ条件に当てはまります。
すなわち逃げ馬の可能性を否定できそうです。
とはいえ、ここまで逃げは消しみたいなことを説明し続けてなんですが
今回これといってゴリゴリの逃げ馬は登録していません。
スローも十分ありえるので、脚質から絞り込むのはやや危険かもしれません。

クラシック組の取捨選択

毎年、クラシックあきらめ組がこちらにまわってきて
良績を残しているのでまずはそちらから見ていきましょう。

●クラシック→NHKマイルの成績(2013年以降)

着順 馬名 残3f 3角 4角 前走 前着 前2角 前3角 前4角
25 マピュース 4 12 12
25 チェルビアット 6 15 17
25 ヴーレヴー 8 9 8
25 ショウナンザナドゥ 10 4 4
25 マジックサンズ 6 17 17 13
日付 着順 馬名 残3f 3角 4角 前走 前着 前2角 前3角 前4角
24 1 ジャンタルマンタル 0.2 3 3 3 3 3 2
19 1 アドマイヤマーズ 0.7 6 7 4 5 4 5
17 1 アエロリット 0.1 2 2 5 14 14
16 1 メジャーエンブレム 0.0 1 1 4 7 7
15 1 クラリティスカイ 0.3 5 5 5 1 1 1
24 2 アスコリピチェーノ 0.3 5 3 2 8 8
21 2 ソングライン 0.4 6 7 15 11 14
20 2 レシステンシア 0.0 1 1 2 2 2
16 2 ロードクエスト 1.4 16 16 8 10 11 5
14 3 キングズオブザサン 1.1 13 11 15 5 5 4
19 4→5 グランアレグリア 0.6 4 6 1 3 1
23 4 ダノンタッチダウン 0.6 8 7 18 4 5 10
14 4 ロサギガンティア 1.7 17 18 10 9 10 8
24 5 イフェイオン 0.5 6 6 11 8 8
18 5 プリモシーン 1.0 15 15 10 15 13
14 5 ホウライアキコ 0.2 2 2 4 10 10
16 6 ブランボヌール 0.3 3 3 8 12 12
17 7 ミスエルテ 0.9 13 13 11 6 9
24 8 ウォーターリヒト 0.9 12 10 16 13 14 16
20 8 ラインベック 0.5 8 5 15 5 4 7
17 8 トラスト 0.1 2 2 13 2 1 2
13 8 コパノリチャード 0.0 1 1 13 1 1 1
22 9 アルーリングウェイ 1.2 14 14 8 4 4
23 11 シングザットソング 0.4 5 4 7 4 4
17 11 プラチナヴォイス 0.5 7 7 10 7 8 5
22 12 ダンテスヴュー 1.0 12 12 10 8 8 8
19 12 プールヴィル 0.3 3 3 6 1 2
19 13 ファンタジスト 0.9 9 11 13 7 7 8
17 13 アウトライアーズ 1.0 15 13 12 13 13 12
13 13 サトノネプチューン 0.5 5 4 14 7 9 11
19 14 クリノガウディー 0.2 2 2 16 3 3 2
15 14 クールホタルビ 0.9 16 17 18 18 17
14 14 アドマイヤビジン 1.5 13 17 6 13 13
24 15 マスクオールウィン 0.0 2 2 14 15 15
18 17 アンコールプリュ 0.8 14 12 11 10 9
17 17 カラクレナイ 0.8 10 10 4 15 14
22 18 フォラブリューテ 0.4 3 4 14 16 15

 

2013年以降で馬券になった10頭の特徴は

・3頭がクラシックでも馬券圏内
・7頭がクラシックで掲示板圏内
・5頭がクラシックで逃げ、または先行
・前走追い込んだ馬もNHKではポジションをとっている

また、いくらクラシック組とはいえ、
前走が二けた着順の馬で巻き返したのは2頭。
逆にいうと、ほかの19頭はNHKでも馬券圏内にはこれませんでした。
「クラシックに出走しただけ」の馬と
「クラシックでは足りなかったけどここなら」という馬の
見極めが重要となります。

今年は桜花賞から4頭、皐月賞から1頭出走します。
まず皐月賞は(こちらにまとめてあります)。
レースレベルとしては低く、マジックサンズは上がり最速はマークしたものの
残り3F地点で自身よりはるか前にいた馬の方と比較して
それほど速い上がりを使えているわけではありません。
また、このレースは妨害を受けた馬が多く、その数7頭。
(サトノシャイニングは二度の不利)
その中にあっての6着ですから割り引きが必要です。
後方からという脚質については、新馬や札幌2歳で
そこそこポジションをとってややまくり気味にポジションをあげる
という競馬ができており、ここで前目につける可能性は十分にあります。
軸にはしたくないですが、ヒモにはいれたいです。

桜花賞についてはこちらにまとめてありますが、
4着マピュースを切るというのはありえないと思います。
府中マイルはすでに3走しており、
クイーンカップは2013年以降もっともハイペースとなる中、
中断から4角では4番手につけて、差し・追い込み勢を退けました。
2走続けてエンブロイダリーに先着され
牝馬クラシック戦線での勝負付けは済みましたが
ここにまわってくれば大威張りの実績といえます。

6着チェルビアットは、道中不利を受け、
ブレーキを踏む場面がありました。
それがなければ勝っていたとまではいえませんが、
しまいはよく伸びています。
掲示板くらいはあっておかしくなかったかと思います。
軸にするかは迷いますがヒモに入れます。

8着ヴーレヴー、10着ショウナンザナドゥについては、
桜花賞の結果は妥当であると認めざるを得ないと思いますが、
2頭ともポジションはとれる馬です。
マピュースやチェルビアットとついた着差は致命的とも思えますが
他路線組の取捨選択次第で一応ヒモにいれる可能性も残しておきたいです。

NZT組の取捨選択

日付 着順 馬名 残3f 3角 4角 前走 前着 前2角 前3角 前4角
25 ? イミグラントソング ? ? ? NZT 1 10 9 9
25 ? アドマイヤズーム ? ? ? NZT 2 4 4 3
25 ? コートアリシアン ? ? ? NZT 3 6 6 7
25 ? ミーントゥビー ? ? ? NZT 5 8 8 7
日付 着順 馬名 残3f 3角 4角 前走 前着 前2角 前3角 前4角
23 1 シャンパンカラー 1.0 12 13 NZT 3 6 6 4
18 1 ケイアイノーテック 1.1 17 15 NZT 2 8 8 5
13 1 マイネルホウオウ 1.2 16 14 NZT 7 11 8 4
23 2 ウンブライル 1.4 16 16 NZT 2 9 10 8
22 2 マテンロウオリオン 1.4 17 16 NZT 2 5 5 7
17 3 ボンセルヴィーソ 0.0 1 1 NZT 3 2 2 2
16 3 レインボーライン 0.8 9 9 NZT 5 14 13 12
16 4 ダンツプリウス 0.5 6 6 NZT 1 8 5 3
13 4 レッドアリオン 1.6 17 18 NZT 2 6 3 4
20 5 ルフトシュトローム 1.0 15 14 NZT 1 11 12 10
15 5 グランシルク 0.5 9 9 NZT 2 16 16 16
23 6 モリアーナ 0.8 12 11 NZT 4 6 9 4
21 6 タイムトゥヘヴン 0.5 6 8 NZT 2 6 7 5
17 6 タイムトリップ 0.5 7 7 NZT 5 14 13 9
15 6 ヤングマンパワー 0.6 12 9 NZT 8 7 5 4
14 6 ショウナンアチーヴ 0.6 6 4 NZT 1 12 11 8
23 7 ミシシッピテソーロ 0.8 11 11 NZT 5 12 13 12
22 7 ジャングロ 1.7 18 18 NZT 1 1 1 1
20 7 ウイングレイテスト 1.4 18 18 NZT 3 11 12 10
13 7 エーシントップ 0.2 3 3 NZT 1 2 3 3
18 8 カツジ 0.5 9 9 NZT 1 13 14 10
23 9 エエヤン 0.6 9 7 NZT 1 4 2 3
19 9 ワイドファラオ 0.4 4 3 NZT 1 1 1 1
18 9 デルタバローズ 1.3 18 18 NZT 3 8 5 5
16 9 ストーミーシー 0.9 11 12 NZT 2 11 13 15
15 9 アルマワイオリ 0.6 12 9 NZT 3 13 11 10
13 9 カシノピカチュウ 0.9 9 10 NZT 5 9 6 8
24 10 エンヤラヴフェイス 0.5 6 6 NZT 9 12 11 9
20 10 ソウルトレイン 1.0 12 14 NZT 5 4 5 4
18 10 カシアス 0.3 5 4 NZT 7 1 1 1
15 10 コスモナインボール 1.1 18 18 NZT 10 3 5 6
14 10 ショウナンワダチ 1.3 13 15 NZT 2 10 7 7
13 10 ディアセルヴィス 1.1 12 12 NZT 13 11 8 12
24 11 ユキノロイヤル 1.1 15 14 NZT 3 1 1 1
18 11 リョーノテソーロ 0.6 11 11 NZT 8 8 11 10
14 11 ウインフェニックス 1.1 10 11 NZT 5 4 4 3
13 11 ゴットフリート 1.5 18 17 NZT 9 14 11 8
23 12 ドルチェモア 0.6 5 7 NZT 7 1 1 1
17 12 ジョーストリクトリ 0.9 13 13 NZT 1 5 5 4
14 12 ベルルミエール 0.6 4 4 NZT 3 2 3 3
13 12 ストーミングスター 1.1 9 12 NZT 3 2 2 2
16 13 エクラミレネール 0.5 6 6 NZT 3 9 9 8
15 13 ヤマカツエース 0.3 7 5 NZT 1 9 9 8
21 14 シティレインボー 1.2 16 14 NZT 3 3 2 2
13 14 モグモグパクパク 0.7 9 7 NZT 6 6 8 8
19 15 ヴィッテルスバッハ 1.1 15 14 NZT 3 14 11 11
18 15 ファストアプローチ 0.2 2 4 NZT 6 5 10 10
17 15 タイセイスターリー 1.2 16 16 NZT 7 3 3 4
21 16 ゴールドチャリス 1.1 13 13 NZT 6 10 14 13
20 16 シャチ 0.9 12 13 NZT 11 16 16 16
17 16 ナイトバナレット 1.5 18 18 NZT 10 15 15 15
14 16 マイネルディアベル 1.1 6 11 NZT 7 4 6 3
13 16 ザラストロ 1.4 14 15 NZT 10 16 16 13
24 17 ボンドガール 0.2 3 3 NZT 2 5 4 4
20 17 ハーモニーマゼラン 0.8 12 10 NZT 6 2 2 2
19 17 ミッキーブラック 1.6 18 18 NZT 9 13 3 2
14 17 アルマエルナト 1.4 17 15 NZT 4 14 15 15
24 18 キャプテンシー 0.0 1 1 NZT 16 5 2 2
14 18 カラダレジェンド 0.7 4 4 NZT 8 8 11 10
21 バスラットレオン NZT 1 1 1 1

 

NZTについてはこちらにまとめてあります。
まず大前提として、今年のNZTは2013年以降最もハイレベルでした。
しかし、このNZT勝ち馬は本番との相性が悪く、
連覇は2012年のカレンブラックヒルまでさかのぼります。
いまの1600mになってからの連覇はカレンのみで、
逆に2着以下から巻き返した馬は何頭かいるのですが
そのほとんどの馬が4角で5番手以内につけていました。
NZTで先行して負けた馬が本番で巻き返す、という傾向にあります。
上記の表でも、NHKで馬券になった馬たちは
そのほとんどが4かどでポジションをとれており、
直線追い込み一気だった馬は少ないです。
イミングラントソングは、4角9番手、
残り3F地点で逃げ馬から1.6秒も離れていました。
このレースはベイビーキッスがとばしていったので
その分を差し引いても後方からの競馬だったことに違いはありません。
中山マイルと府中マイルでは求められる能力が違う、
ということだと思います。
府中マイルでは、一気にギアチェンしてキレる馬よりも
ある程度のポジションからしまいきっちりスピードが持続する馬が
良績をあげているように思えます。
ただし、イミグラントソングのパフォーマンスは
2013年以降最高のレベル…。
また、GS指数的にも今回GSトップになる見込みです。
買わないという手はないのですが、
過去の傾向にしたがって本命にしない勇気も必要かもしれません。

2着アドマイヤズームは実績についてはいうまでもなく、
前走は先行して惜しくも2着という、
過去NZTから巻き返した馬たちと同じパターンに見えます。
2013年以降、もっともハイレベルなNZTで
勝ち馬からクビ差ですから、中心視は当然かと思います。
2016年にNZTを勝ってNHKで4着したダンツプリウスという馬がいますが、
プリウスが59.6-35.1、ズームは同じ59.6から34.6と
0.5秒も速い上がりを使えています。
3着以内はもはや確定的といっていいと思います。

3着コートアリシアン、5着ミーントゥビーは
ここで巻き返す理由が見当たらず、常識にのっとって切ります。

 

CDC(旧アーリントンC)組の取捨選択

日付 着順 馬名 残3F 3角 4角 前走 前着 前3角 前4角
25 ランスオブカオス チャ 1 2 5
25 アルテヴェローチェ チャ 2 8 5
25 ミニトランザット チャ 3 8 9
25 スリールミニョン チャ 4 5 7
日付 着順 馬名 残3F 3角 4角 前走 前着 前3角 前4角
22 1 ダノンスコーピオン 0.6 7 6 アー 1 10 10
14 1 ミッキーアイル 0.0 1 1 アー 1 1 1
23 3 オオバンブルマイ 1.2 15 15 アー 1 7 7
22 3 カワキタレブリー 1.2 15 14 アー 11 3 3
20 3 ギルデッドミラー 0.6 6 5 アー 2 6 4
19 3 カテドラル 1.0 12 11 アー 2 17 16
18 3 レッドヴェイロン 0.7 11 12 アー 3 11 12
21 4 リッケンバッカー 1.4 15 16 アー 2 6 7
20 4 タイセイビジョン 0.3 3 3 アー 1 11 9
17 4 レッドアンシェル 0.8 10 10 アー 2 11 10
24 6 チャンネルトンネル 0.8 11 10 アー 3 7 5
22 6 キングエルメス 0.3 3 3 アー 3 3 4
19 6 ヴァルディゼール 1.0 9 11 アー 8 6 7
18 6 パクスアメリカーナ 0.5 9 9 アー 2 8 7
24 7 ディスペランツァ 0.9 12 10 アー 1 8 8
18 7 ダノンスマッシュ 0.0 2 2 アー 5 2 3
23 8 ナヴォーナ 1.4 17 16 アー 7 9 9
19 8 トオヤリトセイト 0.5 6 5 アー 3 16 11
21 9 ホウオウアマゾン 0.1 2 2 アー 1 2 2
20 9 ボンオムトゥック 0.5 6 5 アー 4 7 7
22 10 タイセイディバイン 0.4 5 4 アー 2 6 4
21 12 ピクシーナイト 0.0 1 1 アー 4 1 1
18 12 タワーオブロンドン 0.7 11 12 アー 1 9 9
23 13 セッション 0.4 2 4 アー 2 3 3
24 14 アレンジャー 1.1 15 14 アー 2 2 3
23 14 ユリーシャ 0.2 2 3 アー 11 1 1
17 14 キョウヘイ 1.3 16 16 アー 7 12 10
23 15 ショーモン 0.9 12 13 アー 3 2 2
21 15 レイモンドバローズ 1.8 17 17 アー 3 4 4
20 15 プリンスリターン 0.5 3 5 アー 3 2 1
19 16 イベリス 0.0 1 1 アー 1 1 1
21 17 グレイイングリーン 0.1 3 2 アー 17 8 7
19 18 ロードグラディオ 1.2 15 14 アー 7 4 3

 

一応ざっとみて、アーリントンカップで4角3番手以内の馬の不振が目立つ一方、
2014年のミッキーアイルや、2022年のカワキタレブリーのようなケースもあります。
ただ、全般的には先行した馬は厳しいかなという印象はあります。
なら後方の馬はどうかというとそれも厳しく、
しかも今年はスローになる可能性もあります。
全体的に法則性のようなものはみあたりませんが、
基本的には毎年苦戦してします。
チャーチルズDCについてはこちらにまとめましたが、
レベルとしては微妙で、特に厳しいペースではありませんでした。
今年はクラシックあきらめ組も多く、NZTがハイレベルでした。
チャーチルズDC組は苦戦するのではないかと推測します。

ファルコンS組の取捨選択

ファルコンS組は(1,1,2,20)と苦戦しています。
NHKで馬券になった馬から法則性のようなものは読み取れませんでした。
ただ、今年のファルコンSはこちらにもまとめたように
レース自体が低レベルです。

超難解なレース

考えれば考えるほど難解なレースですが、
個人的にはマピュースとイミグラントソングを上位にとりたいです。
オッズを見つつ、どちらかを軸に、あるいは禁断のW単勝など。

 

 

 

 

 

【コース分析】東京芝1400m_京王杯SC

2025年5月2日 / コース分析, 展望

ペース傾向

クラス ペース差
平均(※1)
逃げ切り
ペース差
平均(※2)
未勝利 0.18 0.06
500万下 -0.07 -0.15
1000万下 -0.02 0.27
1600万下 -0.23 0.27
OP・重賞 -0.40 0.23

(※1)ペース差平均:逃げ馬が残り3Fを通過した平均です。1000万下平均を±0秒とし、マイナスならそれより速く、プラスなら遅いということになります。
(※2)逃げ切りペース差平均:逃げた馬がそのまま勝ったときのペース差の平均です。

少し変わったペース傾向にあります。
まず、全体を通じて下級条件からOPまでの間にそれほどの差がありません。
この場合、難しいのはどこを基準にするかによって
ペースの話が全然違ってくるのですが、
1000万下以上になると+0.2秒台とややスローに傾かないと
逃げが成功しないことから、全体的にペースが速くなる傾向にあると考えられます。
また、下級条件では多少前が速くなっても、
差し・追い込みが届きませんが、上のクラスにいくにつれ
末脚が切れる馬が増えてくるので、ペースを味方にしないと
なかなか逃げられないということが言えるかと思います。

 

脚質傾向

※以下、データはすべて2013年以降が対象

クラス別

3歳未勝利
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 7-9-3-63/82 8.50% 19.50% 23.20%
平地・先行 28-35-23-209/295 9.50% 21.40% 29.20%
平地・中団 40-34-48-464/586 6.80% 12.60% 20.80%
平地・後方 7-5-8-435/455 1.50% 2.60% 4.40%
平地・マクリ 0-0-0-0/0
3上・4上500万下
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 12-6-5-37/60 20.00% 30.00% 38.30%
平地・先行 17-22-21-148/208 8.20% 18.80% 28.80%
平地・中団 26-27-27-365/445 5.80% 11.90% 18.00%
平地・後方 5-5-7-284/301 1.70% 3.30% 5.60%
平地・マクリ 0-0-0-0/0
3上・4上1000万下
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 23-19-14-78/134 17.20% 31.30% 41.80%
平地・先行 47-41-43-336/467 10.10% 18.80% 28.10%
平地・中団 50-47-61-566/724 6.90% 13.40% 21.80%
平地・後方 14-27-16-502/559 2.50% 7.30% 10.20%
平地・マクリ 0-0-0-0/0
3上・4上1600万下
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 7-2-7-52/68 10.30% 13.20% 23.50%
平地・先行 20-27-23-183/253 7.90% 18.60% 27.70%
平地・中団 32-29-23-321/405 7.90% 15.10% 20.70%
平地・後方 9-10-16-275/310 2.90% 6.10% 11.30%
平地・マクリ 0-0-0-0/0
3上・4上OP・重賞
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 7-3-3-23/36 19.40% 27.80% 36.10%
平地・先行 10-12-9-103/134 7.50% 16.40% 23.10%
平地・中団 13-13-17-183/226 5.80% 11.50% 19.00%
平地・後方 6-8-7-145/166 3.60% 8.40% 12.70%
平地・マクリ 0-0-0-0/0

 

ペースの話を踏まえると、まず未勝利で逃げ馬の成績が悪いのは
未勝利にしてはペースが速くなる傾向にあることが1つあげられると思います。
阪神、新潟、京都の外回りなどは1400mで逃げ馬の成功率が20%前後となります。
それをふまえると、東京芝1400mはやや逃げづらいコースともいえます。

OPや重賞で逃げの成功率がやや高いのは、
走る馬のレベルに比べるとなかなかペースが速くならない
ということが1つあげられると思います。
のわりには1600万下の逃げの成功率が低く、
全体を通してつかみどころのないコースといえます。

 

馬場別

良馬場
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 80-65-49-350/544 14.70% 26.70% 35.70%
平地・先行 180-189-182-1371/1922 9.40% 19.20% 28.70%
平地・中団 229-219-243-2628/3319 6.90% 13.50% 20.80%
平地・後方 55-71-70-2242/2438 2.30% 5.20% 8.00%
平地・マクリ 0-0-1-5/6 0.00% 0.00% 16.70%
良馬場以外
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 22-21-8-86/137 16.10% 31.40% 37.20%
平地・先行 51-59-47-350/507 10.10% 21.70% 31.00%
平地・中団 52-48-62-636/798 6.50% 12.50% 20.30%
平地・後方 12-12-19-590/633 1.90% 3.80% 6.80%
平地・マクリ 0-0-0-1/1 0.00% 0.00% 0.00%

 

馬場状態による差はないように思えます。
駆け足で次にいきます。

 

コース区分別

Aコース
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 25-29-13-113/180 13.90% 30.00% 37.20%
平地・先行 55-58-68-455/636 8.60% 17.80% 28.50%
平地・中団 80-69-73-883/1105 7.20% 13.50% 20.10%
平地・後方 20-24-26-700/770 2.60% 5.70% 9.10%
平地・マクリ 0-0-1-4/5 0.00% 0.00% 20.00%
Bコース
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 23-22-17-123/185 12.40% 24.30% 33.50%
平地・先行 56-62-64-484/666 8.40% 17.70% 27.30%
平地・中団 86-81-82-929/1178 7.30% 14.20% 21.10%
平地・後方 20-21-22-789/852 2.30% 4.80% 7.40%
平地・マクリ 0-0-0-1/1 0.00% 0.00% 0.00%
Cコース
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 28-15-9-94/146 19.20% 29.50% 35.60%
平地・先行 50-58-46-373/527 9.50% 20.50% 29.20%
平地・中団 55-59-71-780/965 5.70% 11.80% 19.20%
平地・後方 13-15-19-648/695 1.90% 4.00% 6.80%
平地・マクリ 0-0-0-1/1 0.00% 0.00% 0.00%
Dコース
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 26-20-18-106/170 15.30% 27.10% 37.60%
平地・先行 70-70-51-409/600 11.70% 23.30% 31.80%
平地・中団 60-58-79-672/869 6.90% 13.60% 22.70%
平地・後方 14-23-22-695/754 1.90% 4.90% 7.80%
平地・マクリ 0-0-0-0/0

 

Cコースの逃げの成功率が高いです。
オーロカップと京王杯SCがBコース、
クロッカスS、パラダイスSがDコースなので、
控えてしまいがキレる馬が出走しないという番組のアヤかと思います。

 

枠別成績

全条件
枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 79-85-82-826/1072 7.40% 15.30% 22.90%
2枠 55-75-80-911/1121 4.90% 11.60% 18.70%
3枠 98-80-76-925/1179 8.30% 15.10% 21.50%
4枠 81-76-79-988/1224 6.60% 12.80% 19.30%
5枠 89-76-87-1017/1269 7.00% 13.00% 19.90%
6枠 90-87-74-1051/1302 6.90% 13.60% 19.30%
7枠 80-118-95-1254/1547 5.20% 12.80% 18.90%
8枠 109-87-108-1292/1596 6.80% 12.30% 19.00%
良馬場
枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 63-65-61-663/852 7.40% 15.00% 22.20%
2枠 43-60-71-718/892 4.80% 11.50% 19.50%
3枠 69-60-61-751/941 7.30% 13.70% 20.20%
4枠 62-64-61-785/972 6.40% 13.00% 19.20%
5枠 75-61-64-810/1010 7.40% 13.50% 19.80%
6枠 78-70-61-834/1043 7.50% 14.20% 20.00%
7枠 68-89-74-1013/1244 5.50% 12.60% 18.60%
8枠 86-75-92-1026/1279 6.70% 12.60% 19.80%
良馬場以外
枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 16-20-21-163/220 7.30% 16.40% 25.90%
2枠 12-15-9-193/229 5.20% 11.80% 15.70%
3枠 29-20-15-174/238 12.20% 20.60% 26.90%
4枠 19-12-18-203/252 7.50% 12.30% 19.40%
5枠 14-15-23-207/259 5.40% 11.20% 20.10%
6枠 12-17-13-217/259 4.60% 11.20% 16.20%
7枠 12-29-21-241/303 4.00% 13.50% 20.50%
8枠 23-12-16-266/317 7.30% 11.00% 16.10%

 

2枠と7枠の成績が低いのが気になります。
これだけばらつくと単に馬の強い弱いのような気もしますが、
何か理由を思いついたら更新します。

 

騎手別成績(2022年以降)

騎手 着別度数 勝率 連率 複率 単回値 複回値 昨年順位
ルメール 22-17-12-40/91 24.20% 42.90% 56.00% 63 78 1
戸崎圭太 22-20-13-58/113 19.50% 37.20% 48.70% 124 112 3
横山武史 13-10-14-51/88 14.80% 26.10% 42.00% 108 83 6
横山和生 8-6-3-39/56 14.30% 25.00% 30.40% 81 81 16
三浦皇成 8-12-6-48/74 10.80% 27.00% 35.10% 139 109 17
田辺裕信 7-9-8-46/70 10.00% 22.90% 34.30% 252 107 24
松山弘平 3-2-3-22/30 10.00% 16.70% 26.70% 519 221 5
石川裕紀 7-1-8-57/73 9.60% 11.00% 21.90% 93 91 30
菅原明良 8-6-10-75/99 8.10% 14.10% 24.20% 98 66 14
レーン 2-5-0-19/26 7.70% 26.90% 26.90% 12 50 119
松岡正海 3-1-1-35/40 7.50% 10.00% 12.50% 104 27 50
M.デム 3-7-7-26/43 7.00% 23.30% 39.50% 39 77 23
柴田善臣 2-2-0-25/29 6.90% 13.80% 13.80% 92 55 82
津村明秀 5-5-8-68/86 5.80% 11.60% 20.90% 33 54 22
内田博幸 2-1-2-35/40 5.00% 7.50% 12.50% 34 35 62
岩田康誠 1-0-2-17/20 5.00% 5.00% 15.00% 35 28 25
岩田望来 1-4-3-13/21 4.80% 23.80% 38.10% 38 85 8
佐々木大 1-1-3-18/23 4.30% 8.70% 21.70% 11 58 11
野中悠太 2-3-3-39/47 4.30% 10.60% 17.00% 19 125 81
原優介 2-2-1-52/57 3.50% 7.00% 8.80% 262 61 42
永野猛蔵 3-5-5-77/90 3.30% 8.90% 14.40% 44 140 38
木幡巧也 2-5-3-76/86 2.30% 8.10% 11.60% 25 165 46
杉原誠人 1-4-2-38/45 2.20% 11.10% 15.60% 44 85 60
丸田恭介 1-1-1-42/45 2.20% 4.40% 6.70% 15 13 67
石橋脩 1-1-2-45/49 2.00% 4.10% 8.20% 31 54 49
吉田豊 1-2-6-50/59 1.70% 5.10% 15.30% 7 61 45
柴田大知 1-2-0-56/59 1.70% 5.10% 5.10% 21 22 86
北村宏司 1-3-5-53/62 1.60% 6.50% 14.50% 201 75 66
江田照男 0-2-0-32/34 0.00% 5.90% 5.90% 0 34 91
大野拓弥 0-1-5-59/65 0.00% 1.50% 9.20% 0 63 40
嶋田純次 0-1-1-21/23 0.00% 4.30% 8.70% 0 59 99
武士沢友 0-0-2-20/22 0.00% 0.00% 9.10% 0 60 123

※昨年順位は2024年の勝鞍数

だいたい成績通りに並んでいる気がします。
上位の騎手ならあまり気にしなくていいかなと思いました。

 

OP・重賞検討

京王杯SC

日付 馬場差 着順 馬番 馬名 3F順 P差 残3F差 3角 4角 GS
240511 -1.5 1 15 ウインマーベル 3 -0.7 0.7 4 4 106
2 4 レッドモンレーヴ 1 1.7 15 15 112
3 11 スズハローム 4 1.0 7 7 104
230513 -1.3 1 12 レッドモンレーヴ 2 0.0 1.1 12 10 108
2 10 ウインマーベル 10 0.6 5 5 104
3 15 ダディーズビビッド 13 0.4 3 3 102
220514 -1.1 1 12 メイケイエール 6 -0.9 0.8 6 5 104
2 4 スカイグルーヴ 3 1.0 7 7 105
3 9 タイムトゥヘヴン 2 1.2 10 9 105
210515 -1.6 1 10 ラウダシオン 8 -1.0 0.8 2 2 103
2 12 トゥラヴェスーラ 1 1.8 13 14 109
3 5 カイザーミノル 8 1.0 4 3 102
200516 -1.2 1 13 ダノンスマッシュ 5 0.0 0.0 1 1 108
2 12 ステルヴィオ 3 0.3 4 3 108
3 2 グルーヴィット 5 0.3 2 3 107
190511 -1.5 1 9 タワーオブロンドン 4 -1.0 0.8 7 6 108
2 7 リナーテ 7 0.7 6 6 106
3 6 ロジクライ 12 0.3 3 3 104
180512 -1.3 1 5 ムーンクエイク 3 -1.2 0.9 10 10 108
2 17 キャンベルジュニア 6 0.7 8 8 107
3 1 サトノアレス 2 1.4 16 15 111
170513 1.3 1 10 レッドファルクス 1 0.9 0.5 8 9 107
2 12 クラレント 6 0.2 3 4 104
3 9 グランシルク 2 0.6 10 10 106
160514 -1.1 1 10 サトノアラジン 1 -0.6 1.1 12 12 114
2 13 サンライズメジャー 1 1.3 15 16 113
3 1 ロサギガンティア 5 0.6 6 6 109
150516 -0.4 1 11 サクラゴスペル 2 0.8 0.4 6 7 105
2 15 ヴァンセンヌ 1 1.0 15 15 108
3 8 オメガヴェンデッタ 12 0.0 1 2 102
140517 -0.8 1 9 レッドスパーダ 10 -2.2 0.3 2 2 102
2 10 クラレント 8 0.6 4 4 102
3 5 エールブリーズ 6 1.0 6 5 102
130511 -0.2 1 15 ダイワマッジョーレ 5 -1.6 0.8 8 8 106
2 3 トライアンフマーチ 6 0.8 8 8 105
3 4 ガルボ 8 0.5 7 6 103

 

まず、逃げ馬が残すには1000万下並みかそれ以下にペースが落ち着く必要があります。
このコースではOP・重賞の平均ペースが-0.4秒ですから
基本的にそれ以上のハイペースになりれば差し馬が台頭してきます。

前走高松宮記念組が優秀で、毎年のように馬券にからんできます。
特に、宮記念ではポジションのとれなかった(をとらなかった)馬たちが
距離延長で競馬がしやすくなっている印象を受けます。

 

●高松宮記念→京王杯SCの馬たちの着順と位置取り

馬名 着順 3角 4角 前着 前3角 前4角
240511 ウインマーベル 1 4 4 12 13 13
220514 メイケイエール 1 6 5 5 7 8
210515 ラウダシオン 1 2 2 14 2 3
200516 ダノンスマッシュ 1 1 1 10 7 4
170513 レッドファルクス 1 8 9 3 8 6
150516 サクラゴスペル 1 6 7 8 8 9
140517 レッドスパーダ 1 2 2 17 9 9
230513 ウインマーベル 2 5 5 10 7 5
210515 トゥラヴェスーラ 2 13 14 4 11 12
200516 ステルヴィオ 2 4 3 9 8 7
230513 ダディーズビビッド 3 3 3 11 3 2
200516 グルーヴィット 3 2 3 6 15 14
190511 ロジクライ 3 3 3 8 11 12
210515 ミッキーブリランテ 4 7 5 10 13 13
200516 セイウンコウセイ 5 2 2 7 2 2
180512 ラインスピリット 5 2 2 15 16 16
130511 シルクフォーチュン 5 18 18 13 9 7
240511 トウシンマカオ 6 5 5 6 6 7
170513 トーキングドラム 6 2 2 6 10 9
220514 シャインガーネット 7 5 5 7 10 10
140517 コパノリチャード 7 1 1 1 2 2
230513 ピクシーナイト 8 5 5 13 13 11
210515 セイウンコウセイ 8 9 8 9 2 3
200516 タワーオブロンドン 8 4 5 12 8 9
160514 サクラゴスペル 8 1 1 17 5 4
150516 ショウナンアチーヴ 8 3 3 10 14 14
160514 ブラヴィッシモ 10 3 3 14 8 7
150516 ダイワマッジョーレ 10 15 11 6 18 18
130511 サンカルロ 11 10 10 9 15 17
230513 トゥラヴェスーラ 12 9 10 3 10 11
180512 セイウンコウセイ 12 2 3 6 2 1
160514 ヒルノデイバロー 12 10 9 12 12 12
140517 インプレスウィナー 14 13 13 16 17 17
180512 ダンスディレクター 15 11 13 4 11 11
180512 ノボバカラ 16 16 17 13 18 18

 

今年の高松宮記念組の脚質をざっとまとめます。

前着 馬名 前3角 前4角 備考
3 ママコチャ 9 8 1400mなら先行実績あり
4 トウシンマカオ 10 9 1400mなら先行実績あり
10 カンチェンジュンガ 10 9 ほぼ常に追い込み
11 トゥラヴェスーラ 15 15 ほぼ常に追い込み
12 バルサムノート 13 13 1400mなら先行実績あり
17 スズハローム 17 18 ほぼ常に追い込み

 

ママコチャとトウシンマカオは人気サイドなので、
特にこの傾向と関係なく切るにはいたりませんが、
バルサムノートが気になります。
戦績を見ると、前々走ダートは参考外で、
GIでは通用していませんが、
淀単距離で2着、富士Sで5着、朱鷺Sで1着と
そこまで負け負けというわけではありません。
去年このレースで11着でしたが、
大外枠から出遅れて競馬になっていませんでした
今年、ポジションをとる競馬をしたら巻き返しがあっておかしくありません。
まったく人気していませんが、ヒモには入れておきたいです。
一方でカンチュンジェンガがそこそこ人気していますが、
同じ宮記念組でも基本的には後ろからなので今回は用無しに思えます。

GSトップはレッドモンレーヴ。
このレース、1着、2着ときて今年です。
スローでもハイでも後方からきていますので、
よっぽどこのコースが合っているのだと思います。
前走+16kgでひと叩きしてのここで、
くる気配がぷんぷんします。

ロジリオンも人気していますが、
このコースの実績がありますし人気は妥当でしょう。
スローでもハイでも高速馬場でも渋った馬場でも
安定して走ってきますし、頭で買うかどうかはともかく
ヒモとしては切れません。

個人的には軸にしたいと強く思う馬がいません。
今年いきそうなのはアサカラキングくらいで
バルサムノートがポジションをとるのは
さほど難しくないかなと思っています。
このオッズですから、バルサムの複勝で楽しもうかなと思います。

 

 

 

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