【展望】20240303_弥生賞_過去傾向から前残りに注意する

日付 馬場差 着順 馬番 馬名 3F順 P差 残3F差 1角 2角 3角 4角 GS
230305 -1.6 1 6 タスティエーラ 4 0.4 0.3 3 4 3 2 90
2 4 トップナイフ 7 0.3 3 2 3 4 88
3 2 ワンダイレクト 3 0.6 5 6 5 4 88
220306 -0.7 1 10 アスクビクターモア 6 -0.3 0.0 2 2 2 2 98
2 7 ドウデュース 2 0.2 5 4 4 5 98
3 6 ボーンディスウェイ 2 0.3 3 3 4 3 97
210307 0.0 1 4 タイトルホルダー 4 1.4 0.0 1 1 1 1 90
2 10 シュネルマイスター 4 0.2 2 2 2 2 88
3 2 ダノンザキッド 1 0.6 5 5 5 4 87
200308 2.0 1 1 サトノフラッグ 1 -1.2 0.5 8 8 8 2 101
2 8 ワーケア 3 0.4 6 6 6 6 98
3 10 オーソリティ 5 0.1 5 5 2 2 97
190303 1.6 1 10 メイショウテンゲン 2 -0.9 0.3 6 6 4 5 93
2 5 シュヴァルツリーゼ 1 1.0 9 9 9 7 91
3 8 ブレイキングドーン 2 0.7 8 8 8 7 89
180304 -0.3 1 9 ダノンプレミアム 3 0.8 0.2 2 2 2 2 97
2 8 ワグネリアン 1 0.8 5 5 5 4 95
3 3 ジャンダルム 3 0.5 4 4 3 3 94
170305 -0.4 1 11 カデナ 1 2.4 0.4 8 8 7 5 74
2 10 マイスタイル 6 0.0 1 1 1 1 73
3 4 ダンビュライト 4 0.3 5 5 5 5 71
160306 -0.8 1 11 マカヒキ 1 -0.7 1.5 12 9 9 8 103
2 10 リオンディーズ 2 0.7 4 4 4 2 103
3 4 エアスピネル 2 1.0 5 5 5 4 100
150308 1.1 1 4 サトノクラウン 2 -1.4 0.7 4 6 5 4 103
2 5 ブライトエンブレム 1 1.4 10 10 10 10 101
3 2 タガノエスプレッソ 4 0.9 7 7 7 8 97
140309 0.4 1 10 トゥザワールド 2 -1.4 0.7 7 7 6 4 100
2 11 ワンアンドオンリー 1 0.9 10 10 8 8 100
3 3 アデイインザライフ 5 0.6 5 5 6 4 96
130303 0.0 1 8 カミノタサハラ 5 -0.3 0.2 7 7 4 4 100
2 4 ミヤジタイガ 3 0.3 5 5 5 4 100
3 3 コディーノ 3 0.3 3 3 5 7 100

 

ペースと脚質傾向が連動しています。

すなわち、前が速くなれば後ろ、遅くなれば前の馬に注意すべきでしょう。

今年の出走馬のこれまでの脚質を見てみましょう。

 

馬名 脚質 近3走
平均位置
シュバルツクーゲル 2.0
ダノンエアズロック 2.0
ニシノフィアンス 2.5
エコロレイズ 3.0
レッドテリオス 3.0
シンエンペラー 4.0
トロヴァトーレ 5.0
ファビュラススター 5.0
アドミラルシップ 6.0
シリウスコルト 6.0
コスモキュランダ 7.0

 

メンバーを見渡しても、頭数が少ないうえに、

ハイペースで引っ張るタイプもおらず、

ミドルあるいはスローまでありえると思います。

以下は、ペース差-0.3秒以下のスローで流れた弥生賞の穴馬です。

 

●4人気以下で馬券圏内の馬(2013年以降、弥生賞)

日付 馬場差 着順 馬番 馬名 3F順 P差 残3F差 1角 2角 3角 4角 GS
220306 -0.7 3 6 ボーンディスウェイ 2 -0.3 0.3 3 3 4 3 97
210307 0.0 1 4 タイトルホルダー 4 1.4 0.0 1 1 1 1 90
180304 -0.3 3 3 ジャンダルム 3 0.8 0.5 4 4 3 3 94
170305 -0.4 2 10 マイスタイル 6 2.4 0.0 1 1 1 1 73
170305 -0.4 3 4 ダンビュライト 4 2.4 0.3 5 5 5 5 71
130303 0.0 1 8 カミノタサハラ 5 -0.3 0.2 7 7 4 4 100
130303 0.0 2 4 ミヤジタイガ 3 -0.3 0.3 5 5 5 4 100

 

実際、穴をあけているのは残り3F地点で逃げ馬から0.5秒以内、

ほとんどの馬が0.3秒以内に位置していました。

 

シンエンペラーの取捨は?

レース名 レースレベル ペース 馬名
新潟2歳S 5位/11R 4位/11R 5 シリウスコルト
芙蓉S 4位/9R 5位/9R 1 シリウスコルト
アイビーS 7位/11R 10位/11R 1 ダノンエアズロック
東スポ杯2歳S 7位/11R 2位/11R 2 シュバルツクーゲル
京都2歳S 1位/7R 1位/7R 1 シンエンペラー
8 コスモキュランダ
ホープフルS 2位/11R 4位/11R 2 シンエンペラー
4 アドミラルシップ
6 シリウスコルト
京成杯 8位/12R 10位/12R 5 ニシノフィアンス

 

穴馬探しの前に、まず実績馬たちのこれまでをおさらいしましょう。

1人気になりそうなシンエンペラーは、

2013年以降もっともハイレベルな京都3歳Sを制し、

さらに2着したホープフルSも2013年以降2番目に高いレベル。

ここを本気でとりにくるかどうかは別として、

これだけの実績の馬を切るというのは無謀な気がします。

アラ探しをするだけ時間のムダで、

ほかに買いたい馬がいるかどうか、あとは馬券スタイルの問題に思えます。

 

ほかにOP特別勝ちが2頭。

芙蓉SのシリウスコルトとアイビーSのダノンエアズロックがいます。

ただ、2走ともハイレベルとはいいがたく、

軸にするとなると実績の割にはな、という印象を受けました。

 

東スポ杯2着のシュバルツクーゲルについては、

ペースが速く前で2着に残したこと自体は評価できますが

レースレベルを考えると微妙な感じがします。

シリウスコルト、ダノンエアズあたりと同じくらいの評価かなと思います。

 

条件組の評価は

トロヴァトーレとファビュラススターの2頭が目下2連勝で売り出し中。

まずトロヴァトーレの葉牡丹賞を見てみましょう。

 

年月日 馬名 GS 3F N
140419 1 キネオペガサス 85 87.9 34.6
231202 1 トロヴァトーレ 86 87.9 34.5
190105 1 エングレーバー 79 88.1 35.0
130323 1 セキショウ 73 88.3 35.4 8
220105 1 アスクビクターモア 83 88.4 34.3 5 3 1
140316 1 シャドウダンサー 78 88.5 34.7
180108 1 オウケンムーン 70 88.6 35.4 12 15 18
151205 1 メートルダール 76 89.0 34.4
170325 1 ルヴォワール 64 89.9 34.7
160312 1 アジュールローズ 52 91.1 34.8 12

 

スローで時計自体を評価するのは難しいのですが、

過去の同条件で同じゾーンの馬と比較するとまずまずの内容といえます。

さらに、スローだった2021年の弥生賞と比較すると

トロヴァトーレ:87.9-34.5

タイトルホルダー(1着):87.5-34.5

シュネルマイスター(2着):87.7-34.5

ダノンザキッド(3着):88.1-34.2

と、やや見劣りはするのですが

トロヴァトーレのレースっぷりからして、

前が壁になって進路を確保するのにやや手間取った点と

ノーステッキということを考慮すれば

弥生賞なら十分勝負できる能力の持ち主だと思います。

実績馬をさしおいての2人気になりそうですが、過剰人気とはいえないでしょう。

 

一方のファビュラススターはどうでしょうか。

 

年月日 馬名 GS 3F N
230415 1 スズカハービン 88 86.1 36.1
210105 1 ワンデイモア 94 86.1 35.5
220327 1 ラブパイロー 88 86.1 36.1 15 14
180311 1 コスモインザハート 88 86.1 36.1
190323 1 エアジーン 87 86.1 36.2
230311 1 メイテソーロ 88 86.2 36.1
150314 1 ストレンジクォーク 89 86.2 35.9
240108 1 ファビュラススター 91 86.3 35.6
210328 1 スルーセブンシーズ 96 86.3 35.1 9 11
180324 1 レッドベルローズ 92 86.3 35.5
150418 1 ミュゼゴースト 95 86.5 35.0
130106 1 マンボネフュー 87 86.5 35.8

 

こちらはやや物足りない時計で、レースっぷりとしても

そこまで余裕があったなという気がします。

展開も、前が忙しくなって垂れてくる中、

後方待機策が奏功した印象が強いです。

今回、ほかにめぼしい馬がおらず、未知の魅力を買われ

3人気におされるのだろうと思いますが、やや懐疑的です。

 

穴馬の出番は?

ここまでをおさらいすると、1-2人気の2頭(シンエンペラー、トロヴァトーレ)は

時計の面からけなす理由は見当たりませんでした。

妥当の人気です。

ファビュラススターはやや懐疑的ですが、OP勝ち馬たちと比較して

遜色があるとは思えませんでした。

その他で穴馬をさがすとなると…。

少なくともエコロレイズとニシノフィアンス、コスモキュランダについては

きたら事故だと思います。

 

レッドテリオスの前走は不良馬場でGS指数が出せていません。

ただ、マシな外を通っている点と、新馬戦で上がり最速を出せていない点から

大きな期待をするには材料が足りない気がします。

 

ここまで名前が出ていない馬がアドミラルシップで、

ホープフルは出遅れたものの、もともとはポジションをとる馬です。

前走大敗はマイナス材料ですが、枠もよくなかったし、

距離が合っていなかったのかもしれません。

あくまで上位におしたいのは人気2頭ですが、

馬券的な意味で、3頭目に選ぶとすればこの馬でしょうか。

最内枠を引きましたし、ゲートを決めてインベタでまわってくれば

しかけどころ次第で前残りを期待するのはそれほど無謀とは思えません。

 

 

 

 

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