【展望】20211205_チャンピオンズカップ

チャンピオンズカップの脚質傾向

日付 馬場差 着順 馬番 馬名 3F順 P差 残3F差 1角 2角 3角 4角 GS
201206 -0.5 1 11 チュウワウィザード 1 -2.4 0.6 8 7 5 4 135
2 2 ゴールドドリーム 3 0.8 11 10 8 7 131
3 13 インティ 10 0.0 2 2 1 2 131
191201 -0.8 1 5 クリソベリル 2 -1.7 0.3 3 3 4 4 140
2 11 ゴールドドリーム 2 0.3 4 5 4 4 140
3 4 インティ 9 0.0 1 1 1 1 138
181202 -0.7 1 2 ルヴァンスレーヴ 2 -0.4 0.3 2 2 3 3 125
2 12 ウェスタールンド 1 1.9 15 15 15 13 121
3 9 サンライズソア 5 0.4 5 5 5 5 121
171203 -0.5 1 9 ゴールドドリーム 2 -0.8 1.0 9 10 11 11 127
2 13 テイエムジンソク 7 0.1 2 2 2 2 127
3 1 コパノリッキー 13 0.0 1 1 1 1 126
161204 -0.5 1 8 サウンドトゥルー 1 -2.3 1.9 14 14 14 13 127
2 2 アウォーディー 6 0.7 6 6 6 5 127
3 4 アスカノロマン 9 0.4 2 2 3 2 126
151206 -0.5 1 4 サンビスタ 4 -2.2 0.5 9 6 8 6 124
2 1 ノンコノユメ 2 1.4 14 14 15 15 122
3 2 サウンドトゥルー 1 1.6 15 15 16 16 121
141207 0.0 1 8 ホッコータルマエ 6 -0.5 0.1 2 2 2 2 123
2 4 ナムラビクター 4 0.3 5 5 4 4 122
3 12 ローマンレジェンド 8 0.1 5 5 2 2 121

 

ざっと見ると、番手以内か、追い込みか、

という極端な脚質の馬が馬券圏内にきている傾向にあります。

ただ、ペースの速かった2020年、2016年、2015年は、

差し・追い込みのワンツー(orスリー)で決まっています。

ただ、ペースの遅かった年でも、追い込み馬が勝ち負けしているので

ペース読みで脚質から取捨選択するよりも、

馬の能力を重視したほうがよさそうです。

あえてペースを読むとすれば、

今年はいく馬が多そうですが、

ハイペースで飛ばしていくタイプはかつてのインティくらいで

そのインティは近走逃げていません。

この馬がハナを切るときは、いつも内枠を引いているので

外枠になれば、番手以降になる可能性もあります。

いく馬は多いですが、そこまで速くならないケースもありえそうです。

 

ステップレース比較

●中京ダート1900m重賞比較

日付 年齢限定 クラス名 着順 馬名 GS 1300m通過 上がり3F
210522 4上 G3 1 オーヴェルニュ 128 80.1 37.3
211002 3上 G3 1 サンライズホープ 115 80.4 38.3
201003 3上 G3 1 カフェファラオ 108 82.0 37.4

 

サンライズホープの前走は、時計でいえばきびしく、

斤量が56kgだったことを考えると、

G1で即通用する内容とはいえません。

 

一方、平安Sを勝ったオーヴェルニュは、2020年のカフェファラオを

はるかに上回る内容で、このときカフェファラオは本番で6着でした。

(そのあとフェブラリーSを快勝しますが)

ただ、外を回らされたこともあり、着順ほど悲観する内容ではありませんでした。

オーヴェルニュに話を戻すと、実績からこのコースは

得意なはずで、近走惨敗が続いていますが、

中京に戻れば巻き返す可能性は十分あります。

高速ダートを得意としているので、

願わくば名古屋に恵の雨があれば、軸にしたい1頭です。

 

●阪神ダート1800m重賞比較

日付 年齢限定 クラス名 着順 馬名 GS 1200m通過 上がり3F
150418 4上 G3 1 クリノスターオー 125 72.8 37.5
201108 3上 G3 1 クリンチャー 123 73.0 37.5
210418 4上 G3 1 テーオーケインズ 121 73.1 37.6
160416 4上 G3 1 アウォーディー 120 73.7 37.1
180415 4上 G3 1 グレイトパール 113 73.8 37.7
190414 4上 G3 1 アナザートゥルース 115 73.9 37.4
131201 3上 G1 1 ベルシャザール 127 74.1 36.0
130413 4上 G3 1 ホッコータルマエ 125 74.6 35.7
170415 4上 G3 1 モルトベーネ 114 74.7 36.7
211107 3上 G3 1 メイショウハリオ 116 75.0 36.2
140419 4上 G3 1 ナムラビクター 113 75.2 36.3
200419 4上 G3 1 ウェスタールンド 120 75.5 35.3

 

テーオーケインズのアンタレスSは、

1200m通過が同じくらいのゾーンにいる

クリノスターオー、クリンチャーのクリクリ2頭と比較すると若干見劣りします。

実績から、ヒモには入れたいですが、本命となるとどうでしょう。

 

メイショウハリオも内容としては平凡で

この位置取りなら、35秒台はほしかったところです。

後方待機からしまいは伸びてくると思いますが、

G1の舞台で前にいる猛者をブッコ抜く、というシーンは想像つきません。

次々走でチャンピオンズカップ3着の2014年ナムラビクターより

少しいいパフォーマンスですが、ナムラ58kgに対してハリオは56kgでした。

数字以上に悪いパフォーマンスです。

あって3着でしょうか。

 

●武蔵野S比較

日付 年齢限定 クラス名 着順 馬名 GS 1000m通過 上がり3F
131110 3上 G3 1 ベルシャザール 120 59.3 36.0
161112 3上 G3 1 タガノトネール 117 59.4 36.2
141115 3上 G3 1 ワイドバッハ 121 59.5 35.7
211113 3上 G3 1 ソリストサンダー 114 59.6 36.3
191109 3上 G3 1 ワンダーリーデル 121 60.0 35.2
201114 3上 G3 1 サンライズノヴァ 116 60.0 35.7
151114 3上 G3 1 ノンコノユメ 117 60.1 35.5
171111 3上 G3 1 インカンテーション 117 60.2 35.4
181110 3上 G3 1 サンライズノヴァ 117 60.5 35.1

 

勝ち馬比較でも、2013年以降最も低レベルで

このレースとしてはペースが速かったことを考えると

ここで差し切れていない馬は、

ワンターンからコーナー4つに変わる中京で

パフォーマンスをあげてくることは考えづらいでしょう。

エアスピネル、タガノビューティーは消しでよさそうです。

 

当日、必ずチェックしたいのは枠順

ここで、人気を裏切った馬と、穴をあけた馬を両方みてみましょう。

 

●1-3人気で4着以下だった馬(2013年以降チャンピオンズカップ)

日付 馬場差 着順 馬番 馬名 3F順 P差 残3F差 1角 2角 3角 4角
201206 -0.5 4 15 クリソベリル 9 -2.4 0.3 7 3 3 3
201206 -0.5 6 7 カフェファラオ 6 -2.4 0.8 10 7 8 9
181202 -0.7 11 8 ケイティブレイブ 9 -0.4 0.6 8 8 8 7
171203 -0.5 4 2 ケイティブレイブ 9 -0.8 0.3 3 3 3 3
171203 -0.5 11 14 サウンドトゥルー 3 -0.8 1.3 14 14 13 13
161204 -0.5 12 12 ゴールドドリーム 13 -2.3 0.5 6 6 5 5
161204 -0.5 13 11 コパノリッキー 14 -2.3 0.4 3 2 3 4
151206 -0.5 5 13 ホッコータルマエ 7 -2.2 0.1 6 6 2 2
151206 -0.5 7 7 コパノリッキー 11 -2.2 0.0 2 1 1 1
141207 0.0 12 14 コパノリッキー 9 -0.5 0.8 8 10 11 10

 

●4人気以下で馬券圏内だった馬(2013年以降チャンピオンズカップ)

日付 馬場差 着順 馬番 馬名 3F順 P差 残3F差 1角 2角 3角 4角
201206 -0.5 1 11 チュウワウィザード 1 -2.4 0.6 8 7 5 4
201206 -0.5 3 13 インティ 10 -2.4 0.0 2 2 1 2
181202 -0.7 2 12 ウェスタールンド 1 -0.4 1.9 15 15 15 13
171203 -0.5 1 9 ゴールドドリーム 2 -0.8 1.0 9 10 11 11
171203 -0.5 3 1 コパノリッキー 13 -0.8 0.0 1 1 1 1
161204 -0.5 1 8 サウンドトゥルー 1 -2.3 1.9 14 14 14 13
161204 -0.5 3 4 アスカノロマン 9 -2.3 0.4 2 2 3 2
151206 -0.5 1 4 サンビスタ 4 -2.2 0.5 9 6 8 6
151206 -0.5 3 2 サウンドトゥルー 1 -2.2 1.6 15 15 16 16
141207 0.0 2 4 ナムラビクター 4 -0.5 0.3 5 5 4 4

 

まず上の表、人気を裏切った馬たちですが、

外目の枠の馬の凡走が目立ちます。

また、先行脚質の馬が多く、 2014年のコパノリッキーが、

本来は先行脚質だったことを考えると、

前にいく馬が外枠を引いた場合、割り引きせざるを得ません。

 

そもそも内枠を引いた番手以内の馬がよく馬券になっており、

穴をあけた馬をみると半分が内目の枠ですが、

これをもって内有利と言い切るほどの傾向ではありません。

ただ、2つの表から、枠順がかなり重要なことが見てとれます。

 

最後に、中京ダート1800mの枠順傾向を見てみましょう。

 

●中京ダート1800mの枠順傾向(2013年以降全レース)

枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠   64-
58-  59- 605/ 786
8.10% 15.50% 23.00%
2枠   67-
72-  74- 634/ 847
7.90% 16.40% 25.10%
3枠   66-
59-  54- 712/ 891
7.40% 14.00% 20.10%
4枠   76-
59-  69- 749/ 953
8.00% 14.20% 21.40%
5枠   65-
73-  69- 792/ 999
6.50% 13.80% 20.70%
6枠   74-
78-  78- 811/1041
7.10% 14.60% 22.10%
7枠   64-
85-  71- 852/1072
6.00% 13.90% 20.50%
8枠   75-
69-  76- 869/1089
6.90% 13.20% 20.20%

 

●中京ダート1800mの枠順傾向(G1、G2のみ)

枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠  0- 2- 2-20/24 0.00% 8.30% 16.70%
2枠  2- 3- 3-19/27 7.40% 18.50% 29.60%
3枠  1- 2- 3-22/28 3.60% 10.70% 21.40%
4枠  5- 0- 1-23/29 17.20% 17.20% 20.70%
5枠  3- 1- 2-24/30 10.00% 13.30% 20.00%
6枠  2- 2- 1-25/30 6.70% 13.30% 16.70%
7枠  1- 4- 2-23/30 3.30% 16.70% 23.30%
8枠  1- 1- 1-26/29 3.40% 6.90% 10.30%

 

まず全レースでみると、真ん中より内側の枠が

有利と言わざるを得ません。

G1、G2のみで見てみると、しあげてきた実力馬が枠順関係なく走るので
全レースの表に比べたらばらけた感じはします。

ただ、7枠、8枠の勝率が低く、1枠もあまりよくありません。

特に目立つのが8枠の数字の悪さです。

あくまで傾向なので、内から真ん中あたりの枠を重視、

1枠と外枠は軽視、と機械的にしてしまうのは危険ですが

1つの傾向としては十分成り立つのではないかと思います。

 

雨がふったらオーヴェルニュ軸がおもしろそうです。

晴れなら外枠以外の差し・追い込みを狙いたい感じがしますが

今年のメンバーを見渡して、追い込みが届く展開で

あっといわせそうな馬が見当たりません。

しいてあげれば、メイショウハリオがさらに時計をつめてくると

おもしろい1頭ではありますが、上記したように実績ベースでは

まだG1級の時計は出せていません。

結局オッズを考えず、素で予想してしまうと

チュウワウィザードになる可能性が高く、一気にテンションが下がりました。

とにもかくにも、枠順が発表されたらまた考えたいと思います。

 

※ソダシの取捨選択が悩ましいですね…

 

 

コメント

  1. 匿名 より:

    とてもわかりやすい考察ありがとうございます。

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