【展望】20230827_新潟2歳ステークス

日付 馬場差 着順 馬番 馬名 3F順 P差 残3F差 3角 4角 GS
220828 -0.6 1 7 キタウイング 1 2.5 0.7 10 8 77
2 9 ウインオーディン 2 0.6 6 7 76
3 8 シーウィザード 3 0.4 5 5 76
210829 -0.6 1 1 セリフォス 1 0.5 0.8 6 6 98
2 8 アライバル 3 0.8 6 6 96
3 6 オタルエバー 9 0.0 1 1 95
200830 0.6 1 11 ショックアクション 1 -0.9 1.0 3 5 102
2 9 ブルーシンフォニー 6 0.6 7 3 99
3 5 フラーズダルム 2 1.3 5 7 98
190825 -0.6 1 6 ウーマンズハート 1 1.7 0.8 7 7 86
2 13 ペールエール 2 0.6 5 4 85
3 7 ビッククインバイオ 5 0.1 2 2 82
180826 -0.5 1 6 ケイデンスコール 1 1.7 0.9 8 8 82
2 9 アンブロークン 2 0.8 7 7 82
3 8 スティルネス 3 0.7 4 4 82
170827 -0.4 1 8 フロンティア 2 1.8 0.1 2 2 92
2 15 コーディエライト 4 0.0 1 1 91
3 3 テンクウ 1 0.5 6 6 91
160828 -0.7 1 10 ヴゼットジョリー 2 1.1 0.4 7 8 92
2 12 オーバースペック 1 0.9 15 14 90
3 3 イブキ 4 0.1 4 4 90
150830 0.0 1 2 ロードクエスト 1 -0.2 1.1 18 17 104
2 13 ウインファビラス 3 0.4 5 5 97
3 7 マコトルーメン 2 1.4 17 17 94
140831 -0.4 1 4 ミュゼスルタン 2 -0.7 0.9 14 11 104
2 7 アヴニールマルシェ 1 1.3 14 14 104
3 2 ニシノラッシュ 5 0.6 6 6 102
130825 -0.4 1 17 ハープスター 1 0.9 1.3 18 18 93
2 3 イスラボニータ 3 0.6 12 13 88
3 18 ピークトラム 4 0.5 8 8 88

 

まず、全体的な新潟芝1600mの傾向なのですが、

以下のように逃げ馬は苦戦するコースです。

 

●芝1600mの逃げ成功率

逃げ成功率
京都(内) 16.2%
中山 15.0%
中京 13.3%
京都(外) 13.0%
阪神 12.8%
東京 11.5%
新潟 11.4%

 

新潟2歳Sの過去傾向を見ても、勝ち切ったかどうかという意味では

2013年以降、逃げられた馬はいません。

圧倒的に上がりの速い馬が上位をしめており、

スピード任せに押し切るタイプには手を出しづらいレースです。

 

とはいえ、前走をみるとほとんどの馬がスローの上がり勝負で

勝ちあがってきており、GS指数にかぎらずスピード指数全般の宿命として

スローのレースは評価しづらいという弱点があります。

そこで、少々めんどうくさいのですが、

出走各馬の残り3F地点からの上がりを、

2020年以降の全2歳戦と比較してみました。

本命候補

相手候補

当落線上

消し

の4段階で評価したいと思います

 

●アスコリピチェーノ

GS:4位

年月日 馬名 GS 3F
221106 14 トーセンダビット 57 50.4 36.0
210612 17 エスティメート 63 50.4 35.4
211107 11 カプラローラ 62 50.4 35.5
201011 10 デモネタブンキット 72 50.4 34.5
200620 13 シーレカズマ 46 50.4 37.1
201011 14 ハッピーモンチャン 54 50.4 36.3
201114 2 フレーズバニーユ 73 50.4 34.4
220611 10 カレイジャス 63 50.4 35.4
230624 1 アスコリピチェーノ 77 50.4 34.0
201123 7 ヤマニンアマルタス 64 50.4 35.3
230617 3 ヴァンヴィーヴ 71 50.4 34.6
230617 4 ランデヴーローズ 71 50.4 34.6
201018 12 ロックンハニー 64 50.4 35.3
221023 2 ハーエクセレンシー 78 50.4 33.9
201108 7 ラインマン 73 50.4 34.4

 

2020年以降で、かなり優秀な部類に入るパフォーマンスでした。

スローでしたが前残りを許さず、後方から差し切った脚はなかなかです。

前走1400mからの距離延長になりますが、

むしろマイルの方が競馬がしやすいのではないかと推測します。

 

結論:本命候補

 

●エンヤラヴフェイス

GS:6位

年月日 馬名 GS 3F
200919 1 ホウオウアマゾン 81 62.1 34.6
201004 2 マリアエレーナ 76 62.1 35.0
201004 9 ピノヴェリタ 65 62.1 36.1
201004 11 フォルツァンド 65 62.1 36.1
221002 13 スギノケルピー 67 62.1 35.9
220917 9 カンノーリ 77 62.1 34.9
211204 5 シュヴェルトライテ 81 62.1 34.5
200912 5 ハッピーオーサム 76 62.1 35.0
230716 1 エンヤラヴフェイス 76 62.1 35.0
221210 3 カレンパンピナップ 74 62.1 35.2
221210 12 タロントゥーズ 67 62.1 35.9
200912 13 レジュールウール 62 62.1 36.4
211211 6 アルティヒ 70 62.1 35.6

 

まずまずの内容でしたが、

このゾーンでGS80を超えている馬もちらほらおり、

たとえばホウオウアマゾンと比較すると物足りない内容でした。

2着に5馬身をつけている点は評価できますが、

しまいもそれなりに追って追っての競馬でしたので、

ここは展開と馬場も味方したかなという印象があります。

 

結論:相手候補

 

●ショウナンマヌエラ

GS:12位

年月日 馬名 GS 3F
230702 8 ユウトザフェイス 25 63.4 38.9
230702 2 セキトバイースト 66 63.4 34.8
221001 9 ハイインザスカイ 56 63.4 35.7
221001 10 ドーバーファルコン 54 63.4 35.9
221001 5 ムーンプローブ 63 63.4 35.0
230709 1 ショウナンマヌエラ 57 63.5 35.5
210920 13 エイブルマン 51 63.5 36.1
230716 12 ラクスガウディ 48 63.5 36.4
230702 3 サマーアゲイン 62 63.6 35.0
221001 7 ツクヨミ 59 63.6 35.2
211211 14 ウェルシュゴールド 66 63.6 34.5

さすがにこの内容だと、相当時計をつめてくる必要があります。

スローを逃げて上がり4位という点も

今回のコースにはマッチしないと思います。

 

結論:消し

 

●ルージュスタニング

GS:9位

年月日 馬名 GS 3F
210920 4 テイエムビシャモン 63 63.1 35.3
230716 9 テイエムリステット 55 63.1 36.1
221001 14 フェアリーハイ 47 63.1 36.9
230702 4 エラトー 62 63.2 35.4
230702 1 ルージュスタニング 68 63.2 34.8
221001 2 ベルビューポイント 66 63.2 34.9
221001 3 サンライズプルート 64 63.2 35.1
210612 10 プリモスペランツァ 35 63.3 37.9
210920 3 ロードマゼラン 65 63.3 34.9
210920 6 タイセイドレフォン 60 63.3 35.4
230716 7 ホルトバージ 64 63.3 35.0
211211 9 クインズグレイト 69 63.3 34.5
211211 10 ルクスレジーナ 69 63.3 34.5
211211 11 カルチェリノイオリ 68 63.3 34.6

GS的には消しなのですが、

このゾーンとしてはそれなりに上がりは出ています。

スローを3番手からだったのですが、

上がり3Fは加速ラップで、ノーステッキでした。

競った2着馬が次走勝ちあがっていますが、

直線での脚色をみると完勝でしした。

 

結論:本命候補

 

●ルクスノア

GS:8位

年月日 馬名 GS 3F
211003 14 マーテン 52 62.2 37.4
220911 5 キャロルビアンカ 72 62.2 35.3
220911 11 マサハヤヴァンス 67 62.2 35.8
201004 16 メタモルフォシス 42 62.2 38.3
220911 7 トーホウダリンシア 70 62.2 35.5
221002 2 ウインエーデル 78 62.2 34.7
221002 5 ワイドアラジン 76 62.2 34.9
220917 8 ローゼンカヴァリエ 77 62.2 34.8
230722 1 ルクスノア 72 62.2 35.3
230722 3 エヴァンスウィート 63 62.2 36.2
221210 9 フクノカトレア 69 62.2 35.6
200912 2 スパークル 79 62.2 34.6
210605 9 プレシャスソウル 65 62.2 36.0
200912 14 ブライエス 62 62.2 36.3
220604 3 マイネルメモリー 76 62.2 34.9
220604 4 リアリーホット 72 62.2 35.3
220604 6 トゥーテイルズ 71 62.2 35.4

 

2着に着差はつけているのですが、やや物足りない内容でした。

女性原料騎手で他馬から3kgもらいでしたので、

着差自体はアテになりません。

そこそこ人気はしそうですが、個人的には…

 

結論:当落線上

 

●ヴァンヴィーヴ

GS:5位

年月日 馬名 GS 3F
211120 2 オーロロッソ 86 74.0 35.8
211120 7 エクセレントマン 78 74.0 36.6
230708 1 ヴァンヴィーヴ 77 74.0 36.7
221106 11 イチズ 66 74.0 37.8
220724 4 グリーングラシア 73 74.0 37.1
220724 7 ステキナココロ 64 74.0 38.0
210718 4 コスモフロイデ 76 74.0 36.8
210718 15 プチョヘンザ 53 74.0 39.1
230716 2 ニシノコイゴコロ 79 74.0 36.5
200705 10 ウインアミュレット 54 74.0 38.9
200719 2 アルバトリア 78 74.0 36.5

 

3角、4角とポジションをあげていく器用な競馬で

2着以下に5馬身差をつけました。

ただ、時計としてはやや平凡で、もう少し上がりが出てもいいかなと思いました。

負かした相手の次走をみると、相手に恵まれたところもあると思います。

 

結論:消し

 

●ホルトバージ

GS:2位

年月日 馬名 GS 3F
230730 4 シーメジャー 75 73.8 35.7
210822 4 ロードバルドル 66 73.9 36.6
210828 12 チェリーメガイラ 53 73.9 37.9
230730 7 マイネルディレクト 62 73.9 36.9
230730 1 ホルトバージ 82 73.9 34.9
230730 9 カヴァラ 59 73.9 37.2
210822 3 セイウンシデン 67 74.0 36.4
210828 9 キングズパレス 71 74.0 36.0
200816 9 ファーブラ 68 74.0 36.3

 

比較対象が弱かったこともあると思いますが、

デビュー戦とはうってかわって濃い内容のレースでした。

デビュー戦は、スローで脚をあました格好で、

エンヤラヴフェイスに大きく差をつけられましたが、

出遅れが響いたこともあり、勝負付けがすんだとは思えません。

勝ち上がりが女性減量騎手で、斤量恩恵があったことを考えても

切るにはいたりませんでした。

 

結論:相手候補

 

●ヒヒーン

GS:10位

年月日 馬名 GS 3F
201205 6 アドマイヤハイジ 65 63.8 34.6
220618 6 ユハンヌス 61 63.8 35.0
220618 3 ガルヴァナイズ 64 63.8 34.7
221228 9 ショウナンマカロン 71 63.8 34.0
230610 1 ヒヒーン 65 63.8 34.6
201219 3 テーオーロイヤル 66 63.8 34.5
221008 11 クリノエンジェル 65 63.9 34.6
211228 15 カネトシダリア 48 63.9 36.3
211127 13 ワンダークエーサー 50 63.9 36.0
221228 11 エスカミーリョ 69 63.9 34.1
230610 6 ファミリー 46 63.9 36.4
201219 1 エリザベスタワー 70 63.9 34.0
201219 12 コルス 57 63.9 35.3

 

スローを番手からで押し切りましたが、上がりは平凡でした。

他馬も次走ふるわず、メンバー次第では勝ちあがっていなかったんじゃないかと思います。

 

結論:消し

 

●クリーンエア

GS:7位

年月日 馬名 GS 3F
200802 2 プラウドルック 72 62.7 34.4
200802 8 スパラキシス 62 62.7 35.4
200802 6 トーホウディアス 66 62.7 35.0
220828 9 タマモブラックタイ 69 62.7 34.6
220821 2 バロックダンス 72 62.7 34.3
210829 15 ニコニコプン 49 62.7 36.6
200829 14 シヴァタウ 50 62.7 36.5
210731 10 シゲルツキミザケ 55 62.7 36.0
230806 2 ナファロア 71 62.7 34.4
230806 3 ニックオブタイム 69 62.7 34.6
200809 3 トーセンメラニー 68 62.7 34.7
230806 1 クリーンエア 72 62.7 34.3
210724 2 コリエンテス 71 62.7 34.4
210801 1 ベルクレスタ 71 62.7 34.4
210801 12 パンケーキ 39 62.7 37.6
200808 8 ホットポッド 57 62.7 35.8
200808 13 カキエモン 51 62.7 36.4

 

このゾーンとしてはまずまずの上がりでしたが、

特に際立つ数字でもありません。

同じだけ走っても厳しいと思いますので

時計を詰めてくる必要があります。

 

結論:当落線上

 

●ジューンテイク

GS:11位

年月日 馬名 GS 3F
230708 6 タイヘイノヨ 58 49.5 36.1
210606 7 ユイ 56 49.5 36.3
210925 8 アローゴールド 71 49.5 34.8
210925 3 ホートンプレインズ 78 49.5 34.1
211205 18 フレイムリリー 57 49.5 36.2
211219 12 ラヴァーズリング 59 49.5 36.0
230708 1 ジューンテイク 62 49.6 35.6
200926 8 ノーブルアリーナ 67 49.6 35.2
211219 7 ヘクトパスカル 68 49.6 35.0
230708 5 フタバ 58 49.7 35.9
230708 2 ラシェンテ 60 49.7 35.7
210925 9 イーストリバー 71 49.7 34.6
210925 10 アーテルアストレア 69 49.7 34.8
210925 13 トウカイイグニス 62 49.7 35.5
211205 12 ヴェーチェル 70 49.7 34.7

明らかに上がりがかかっています。

緩いペースで上がり最速を出せておらず、

ここでは厳しいのではないかと思います。

 

結論:消し

 

●ニシノクラウン

GS:1位

年月日 馬名 GS 3F
211017 11 ウインチャチャ 69 35.7 36.4
210821 10 グレタ 64 35.7 36.9
200823 6 グリモリオ 68 35.7 36.6
200823 2 ファインルージュ 76 35.7 35.8
200802 6 ショウナンアドール 76 35.7 35.7
200802 8 ワイオミアロール 73 35.7 36.0
230806 1 ニシノクラウン 81 35.7 35.1
220820 5 レジーナルージュ 76 35.7 35.6
210905 7 ショウナンナウシカ 77 35.7 35.5
210808 9 キタノラズベリ 75 35.7 35.7
230819 7 ゴールデンリープ 70 35.8 36.2
220814 10 ショッキングブルー 79 35.8 35.3
211017 15 プリンアラモード 55 35.8 37.7
211017 7 ペイシャフラガール 78 35.8 35.4
210821 9 エリーピコット 65 35.8 36.7
200823 16 スカイパンチ 33 35.8 39.9
220820 7 ミレディ 75 35.8 35.6
211024 14 ミカンダイフク 67 35.8 36.4
210905 15 アストラガルス 57 35.8 37.4

 

GS1位は1位なのですが、あくまで1200mの実績です。

1200m実績としては申し分ないのですが、距離的にどうでしょうか。

デビュー戦1800mで大敗している点が気になります。

また、ハイペースを後方から差し切った形で、展開も向きました。

ただ、GSものとしては、GS1位を買わないという選択肢はなく

馬券には含めます。

 

結論:相手候補

 

●シリウスコルト

GS:3位

年月日 馬名 GS 3F
211120 14 フレンドプリンセス 71 36.2 35.8
210710 11 キタノドーベル 63 36.2 36.6
230716 2 サフランヒーロー 79 36.2 35.0
230716 3 アクアファースト 70 36.2 35.9
230701 1 シリウスコルト 78 36.2 35.1
230701 12 アララララ 63 36.2 36.6
220710 1 モンサンスヴニール 79 36.2 35.0
211120 11 ヒロノゴウカイ 74 36.2 35.5
230709 3 スプレムータ 74 36.2 35.5
200705 3 ニューフィー 71 36.2 35.8
220717 10 イブシギン 68 36.2 36.0
220717 9 ノーブルミステリー 71 36.2 35.7
220709 6 トータルプラン 72 36.2 35.6
200719 10 ポーラージェット 61 36.2 36.7
200711 1 ブルーバード 76 36.2 35.2
221106 16 ヤマカツリン 61 36.2 36.7

 

ニシノクラウン同様、1200m実績となります。

スローを中断からで決して展開が向いたわけではありません。

同じく後方からつっこんできた3着カレンナオトメが

函館2歳Sで5着しており、このレースは(おそらく)前有利な展開で

後方から5着は立派です。

 

結論:相手候補

 

以上の12頭です。

評価を一覧にると、以下のようになります。

 

馬名 評価
アスコリピチェーノ 本命候補
ルージュスタニング 本命候補
エンヤラヴフェイス 相手候補
シリウスコルト 相手候補
ニシノクラウン 相手候補
ホルトバージ 相手候補
クリーンエア 当落線上
ルクスノア 当落線上
ヴァンヴィーヴ 消し
ジューンテイク 消し
ショウナンマヌエラ 消し
ヒヒーン 消し

 

見事に1-2人気が本命候補となってしまいました。

こうなると、1200m組から買いたくなります。

あるいはオッズ妙味と実績を加味すると、

ホルトバージが面白いと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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