【展望】20221016_秋華賞

阪神開催の秋華賞

去年に続き、阪神開催となるため、脚質傾向やレベル感がつかみづらいレースです。

参考までに去年の結果です。

 

日付 馬場差 着順 馬番 馬名 3F順 P差 残3F差 1角 2角 3角 4角 GS
211017 1.5 1 12 アカイトリノムスメ 3 -2.6 0.6 6 5 5 4 122
2 14 ファインルージュ 1 1.1 11 11 10 10 121
3 9 アンドヴァラナウト 6 0.6 4 5 5 6 120

 

馬場が悪く、その割にペースが速かったので

差し・追い込みが台頭したレースでした。

 

京都開催の秋華賞のレベルを見てみましょう。

 

●秋華賞の勝ち馬とGS

日付 年齢限定 勝ち馬 GS
201018 秋華賞 デアリングタクト 115
191013 クロノジェネシス 116
181014 アーモンドアイ 116
171015 ディアドラ 115
161016 ヴィブロス 109
151018 ミッキークイーン 127
141019 ショウナンパンドラ 127
131013 メイショウマンボ 108
平均 116.625

 

平均でGSが116以上。

阪神芝2000mでこのレベルのレースは、

牝馬限定戦をのぞく古馬G2とG3でした。

 

●阪神芝2000m古馬G2、G3の勝ち馬とGS(マーメイドSはのぞく)

日付 年齢限定 勝ち馬 GS
211204 チャレンG3 ソーヴァリアント 98
201205 チャレンG3 レイパパレ 109
200606 鳴尾記念G3 パフォーマプロミス 104
191130 チャレンG3 ロードマイウェイ 107
190601 鳴尾記念G3 メールドグラース 119
181201 チャレンG3 エアウィンザー 118
180602 鳴尾記念G3 ストロングタイタン 130
171202 チャレンG3 サトノクロニクル 119
170603 鳴尾記念G3 ステイインシアトル 109
160604 鳴尾記念G3 サトノノブレス 126
160403 産経大阪G2 アンビシャス 113
150606 鳴尾記念G3 ラブリーデイ 123
140607 鳴尾記念G3 エアソミュール 115
140406 産経大阪G2 キズナ 131
130601 鳴尾記念G3 トウケイヘイロー 116
130331 産経大阪G2 オルフェーヴル 119
平均 116

 

ほぼ平均が一緒でした。

なので、今回は阪神芝2000mの古馬G2、G3の

脚質傾向を参考にしていきたいと思います。

 

●2013年以降阪神芝2000m古馬G2、G3脚質傾向(マーメイドSはのぞく)

日付 馬場差 着順 馬番 馬名 3F順 P差 残3F差 1角 2角 3角 4角 GS
211204
チャレンジC
-1.1 1 11 ソーヴァリアント 1 1.1 0.1 1 2 2 2 98
2 6 ヒートオンビート 4 0.6 5 5 6 6 92
3 7 ペルシアンナイト 1 0.7 7 7 8 8 92
201205
チャレンジC
-1.1 1 7 レイパパレ 3 0.0 0.0 2 2 2 1 109
2 11 ブラヴァス 1 0.5 4 5 6 6 107
3 1 ヒンドゥタイムズ 3 0.3 4 4 5 3 106
200606
鳴尾記念
-1.4 1 1 パフォーマプロミス 3 -1.5 0.6 8 9 7 5 104
2 7 ラヴズオンリーユー 3 0.6 5 6 5 5 104
3 8 レッドジェニアル 1 1.2 15 14 13 13 103
191130
チャレンジC
-2.1 1 4 ロードマイウェイ 1 -0.1 0.6 10 9 9 7 107
2 7 トリオンフ 7 0.0 1 1 1 1 107
3 1 ブレステイキング 5 0.5 6 6 7 7 106
190601
鳴尾記念
-0.4 1 7 メールドグラース 1 -1.7 0.7 7 7 7 7 119
2 9 ブラックスピネル 6 0.0 1 1 1 1 117
3 6 ステイフーリッシュ 4 0.3 4 4 4 2 117
181201
チャレンジC
-1.8 1 9 エアウィンザー 1 -1.9 1.5 4 4 4 3 118
2 2 マウントゴールド 6 1.2 3 3 3 3 113
3 10 ステイフーリッシュ 4 1.7 7 6 6 6 111
180602
鳴尾記念
-1.7 1 8 ストロングタイタン 1 -3.2 0.5 5 5 5 4 130
2 2 トリオンフ 1 0.6 5 5 5 4 129
3 5 トリコロールブルー 3 0.8 7 7 8 7 125
171202
チャレンジC
-1.4 1 3 サトノクロニクル 4 -1.9 0.3 3 4 3 4 119
2 8 デニムアンドルビー 2 0.6 11 10 8 6 119
3 6 ブレスジャーニー 2 0.7 7 7 8 9 118
170603
鳴尾記念
-1.6 1 9 ステイインシアトル 5 0.1 0.0 1 1 1 1 109
2 8 スマートレイアー 1 0.5 5 5 5 5 109
3 3 マイネルフロスト 7 0.2 3 3 3 3 106
160604
鳴尾記念
-1.7 1 3 サトノノブレス 4 -2.6 0.3 4 4 3 2 126
2 12 ステファノス 2 0.5 8 8 6 6 126
3 2 プランスペスカ 4 0.4 4 6 6 6 125
160403
大阪杯
-1.3 1 9 アンビシャス 2 0.3 0.2 2 2 2 2 113
2 7 キタサンブラック 5 0.0 1 1 1 1 113
3 8 ショウナンパンドラ 1 0.5 5 5 5 3 111
150606
鳴尾記念
-0.8 1 10 ラブリーデイ 2 -2.3 0.6 5 5 5 5 123
2 6 マジェスティハーツ 1 1.0 9 9 10 11 120
3 4 アズマシャトル 3 0.8 8 8 7 6 119
150405
大阪杯
不能 1 3 ラキシス 1 不能 1.2 11 11 11 11
2 7 キズナ 2 1.4 12 12 12 12
3 4 エアソミュール 4 0.4 5 5 4 4
140607
鳴尾記念
-1.3 1 11 エアソミュール 1 -1.3 0.7 9 9 8 7 115
2 10 アドマイヤタイシ 5 0.3 3 3 3 3 115
3 2 フラガラッハ 1 0.7 9 9 10 10 115
140406
大阪杯
1.5 1 7 キズナ 1 -3.3 2.4 8 8 8 8 131
2 3 トウカイパラダイス 5 0.1 2 2 2 2 129
3 4 エピファネイア 2 2.2 6 6 6 5 128
130601
鳴尾記念
-1.4 1 10 トウケイヘイロー 8 -1.1 0.0 2 2 1 1 116
2 9 エクスペディション 3 0.6 9 9 10 9 114
3 7 ダノンバラード 5 0.4 5 5 9 5 114
130331
大阪杯
-1.0 1 5 オルフェーヴル 2 -0.3 0.7 10 11 9 6 119
2 3 ショウナンマイティ 1 0.9 13 13 12 10 118
3 7 エイシンフラッシュ 3 0.3 8 8 3 3 118

※2016年以前の大阪杯はG2
ざっと見た印象として、前残りが起きがちに思えます。

ペースの速かった

2019年と2015年の鳴尾記念では4角3番手無いの馬が全滅していますが、

ほぼ毎年のように4角3番手以内の馬が1頭は残しており、

逃げ馬もそこそこ馬券にからんでいます。

脚質傾向をまとめると以下のようになります。

 

●2013年以降阪神芝2000m古馬G2、G3脚質別勝率(マーメイドSはのぞく)

脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ   2- 3-  0- 14/ 19 10.50% 26.30% 26.30%
平地・先行   7- 4-  6- 43/ 60 11.70% 18.30% 28.30%
平地・中団   5- 8-  8- 46/ 67 7.50% 19.40% 31.30%
平地・後方   3- 2-  3- 50/ 58 5.20% 8.60% 13.80%
平地・マクリ   0- 0-  0-  0/  0

基本的に前目の馬は軽視できません。

 

人気馬は切れなそう

今年はオークス 1-3着馬がそろって出走してくるので、

まずはこの馬たちのおさらいですが、

こちらの記事でもまとめたように、

今年のオークスは2013年以降10R中2番目にパフォーマンスが高く、

上位3頭については、例年ならどの馬もオークス馬でおかしくありません。

穴党でも頭で狙うのは、この3頭のどれか、と考えるのが無難に思えます。

 

個人的には、スタニングローズを中心視したいです。

先行脚質がこのコースに合っていますし、

前走紫苑Sは時計的にはたいしたことがなかったのですが、

スローでもキレ負けせずきっちり勝ち切ったところに好感が持てました。

この手のハイペースで粘りこむタイプは、えてしてスローで

持ち味を発揮できないことがあるのですが、

この馬にかんしては本格派の先行馬という印象を受けます。

目下好調の坂井騎手は、積極策で結果を出せる騎手ですし、

スターズの三冠を阻止できるのはこの馬しかいないと思います。

 

当然、相手にはスターズとナミュールをがっちりおさえつつ、

ぶっつけの2頭のどちらかがコケたときに、

前が止まらない展開だったローズSで3着につっこんできた

エグランタインをおさえたいと思います。

春までは冴えない馬でしたが、ひと夏をこえてだいぶ成長しました。

 

オークス5着のプレサージュリフトまでおさえて、

相手の頭数を絞れば3連単頭固定でも十分ペイすると思います。

スターズが頭なら、「すげえ」といって

素直に牝馬三冠達成を称えます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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