【展望】3歳G1に向けたステップレースのおさらい(その9:3歳5月後半)

●オークス
レースレベル:2位/10R

ペースの速さ:2位(同率他2R)/10R

日付 馬名 GS 3F
190519 1 ラヴズオンリーユー 122 110.1 35.1
220522 8 ニシノラブウインク 106 110.5 36.4
220522 16 パーソナルハイ 92 110.7 37.6
220522 7 アートハウス 107 110.9 35.9
220522 2 スタニングローズ 115 111.1 34.9
220522 15 ラブパイロー 95 111.2 36.8
170521 1 ソウルスターリング 116 111.3 34.5
220522 5 プレサージュリフト 111 111.4 35.0
220522 9 エリカヴィータ 106 111.4 35.5
130519 1 メイショウマンボ 110 111.5 34.9
220522 1 スターズオンアース 117 111.6 34.2
220522 3 ナミュール 113 111.7 34.5
220522 10 ベルクレスタ 104 111.8 35.3
220522 4 ピンハイ 112 111.8 34.5
210523 1 ユーバーレーベン 107 111.8 35.0
220522 6 ルージュエヴァイユ 110 112.0 34.5
220522 13 ウォーターナビレラ 95 112.0 36.0
150524 1 ミッキークイーン 111 112.0 34.3
180520 1 アーモンドアイ 116 112.1 33.7
220522 14 シーグラス 95 112.2 35.8
220522 11 ライラック 102 112.3 35.0
220522 12 サークルオブライフ 98 112.4 35.3
140525 1 ヌーヴォレコルト 105 112.4 34.5
220522 17 ホウオウバニラ 86 112.5 36.4
160522 1 シンハライト 107 112.8 33.9
200524 1 デアリングタクト 102 113.4 33.8

 

2013年以降では、2019年のラヴズオンリーユーに次いで

2番目にいい時計でした。

勝ったスターズオンアースのGSは、アーモンドアイとほぼ変わらず

スターズは(もう誰も疑うところはないと思いますが)

すでに名牝の仲間入りをしたといっていいでしょう。

フロックで出せる数字ではありません。

 

追い込み馬が上位を占める中、

2着スタニングローズは残り3F地点で逃げ馬から0.6秒しか離されておらず、

好枠から道中、内を立ち回ったとはいえ、

ハイペースを前目から残したことには変わらず、

例年と比較しても生まれた年が違えばオークス馬になっていておかしくない内容でした。

次走、秋華賞からエリザベスでも注意すべきなのですが

個人的にはJCにまわってくるとおもしろいなと思っています。

 

3着ナミュールは、折り合いやゲートなど、課題を残しつつの本番でしたが

今回は精神面でのロスの少ない競馬で、展開もハマりました。

この馬にしても、歴代オークス馬より高いパフォーマンスで

世代限定の牝馬戦だとほかにもいい馬がたくさんいますが、

次走古馬に混じって重賞に出てきても軽視できません。

 

4着はピンハイ。

スローの桜花賞を追い込んで5着した末脚は伊達ではありませんでした。

この馬同様、5着プレサージュリフト、6着ルージュエヴァイユも、

次走古馬混合なら軽視禁物

 

アートハウスは先行集団で、厳しい展開の中での7着。

8着ニシノラヴウインク同様に、先行馬に向くコースや

ペースが落ち着きそうなら巻き返しがありそうです。

 

12着サークルオブライフは出遅れで道中、直線とやる気なし。

これが能力を出し切ったレースとは思えませんが、

メンタル面で爆弾を抱えているようで、オッズも極端には落ちないでしょうし

買いづらい1頭となってしまいました。

 

●ダービー
レースレベル:1位/10R

ペースの速さ:2位/10R

日付 馬名 GS 3F
220529 15 デシエルト 108 108.7 38.0
220529 3 アスクビクターモア 126 108.9 36.0
220529 10 ビーアストニッシド 113 109.3 36.9
220529 18 ピースオブエイト 57 109.4 42.4
220529 11 セイウンハーデス 109 109.5 37.1
220529 14 ロードレゼル 108 109.5 37.2
220529 5 プラダリア 120 109.6 35.9
190526 1 ロジャーバローズ 120 109.6 35.8
220529 9 ジャスティンパレス 116 109.8 36.1
220529 12 アスクワイルドモア 108 109.8 36.9
220529 13 マテンロウレオ 108 109.8 36.9
220529 7 ジオグリフ 119 110.0 35.6
220529 8 オニャンコポン 118 110.0 35.7
220529 4 ダノンベルーガ 125 110.0 35.0
220529 1 ドウデュース 129 110.2 34.4
220529 2 イクイノックス 129 110.3 34.3
220529 6 キラーアビリティ 119 110.4 35.2
150531 1 ドゥラメンテ 126 110.5 34.3
220529 16 ジャスティンロック 101 110.7 36.7
220529 17 マテンロウオリオン 89 110.7 37.9
180527 1 ワグネリアン 115 111.0 34.9
210530 1 シャフリヤール 118 111.4 34.2
140601 1 ワンアンドオンリー 112 111.8 34.4
200531 1 コントレイル 108 112.0 34.6
160529 1 マカヒキ 115 112.1 33.8
130526 1 キズナ 113 112.2 34.0
170528 1 レイデオロ 88 114.4 34.2

 

2013年以降もっともハイレベルなレースで

文句なしの日本ダービーでした。

ドウデュースは、ここ10年で最強の3歳馬といってよく

海外でもなんでもいってくれーいという感じで、

今さらわたしごときが解説する必要はないかと思います。

強いです。

 

2着イクイノックスにしても、

ドゥラメンテより0.2秒前の位置から同じ上がりを使っており

生まれた年が悪かっただけで

ほかの年ならダービー馬になっていました。

秋以降、ドウデュースが国内を走らないならこの馬が横綱です。

 

3着アスクビクターモアは、ハイペースを番手から驚異の粘り腰。

GS的にはドゥラメンテと同格で、

この馬も実質ダービー馬であることを認識しておいたほうがよさそうです。

次走以降、菊花賞でもJCでも買えます。

 

今年は、ドゥラメンテ級が1頭、ドゥラメンテより強い馬が2頭いるということになります。

まさに当たり年です。

 

4着以下はさすがに実質ダービー馬とはいえませんが、

ダノンベルーガ、プラダリア、キラーアビリティ、

ジオグリフ、オニャンコポン、ジャスティンパレスあたりまでは

例年なら馬券にからんでおかしくないパフォーマンスで、

中でも比較的前目にいたプラダリアは、次走、展開やメンバー次第では

菊花賞トライアルで頭まであるので要注意です。

ダノンベルーガは、-10kgの究極仕上げがアダでしょうか。

 

ホープフルSのキラーアビリティと朝日杯FSのドウデュース、

どうして差がついたのか…慢心、環境の違い。

キラーアビリティは、叩かれて復調気配。

2013年以降でもっとも内容のよかったホープフルSのパフォーマンスを考えると

物足りないクラシックでした。

能力の高い馬であることは間違いないのですが

もっと強い馬が同世代にごろごろいたというのが現実でしょう。

 

●白百合S
レースレベル:1位(他同率1R)/2R

ペースの速さ:2位/2R

日付 馬名 GS 3F
210530 1 セファーラジエル 105 85.2 35.8
220529 1 フェーングロッテン 105 85.9 35.0
220529 5 アサヒ 91 86.2 36.1
220529 2 ヴェローナシチー 103 86.4 34.7
220529 3 アーティット 99 86.4 35.1
220529 4 フォースクエア 98 86.5 35.1
220529 6 タマモエース 80 86.8 36.6
220529 7 ピースファイン 68 87.2 37.4

 

中京開催で比較対象が去年のレースしかありません。

単にGSだけ見てみると去年と互角でした。

ただ、GS的には、このあとクラシックでどうのという内容ではありませんし、

今年は世代レベルが高すぎます。

 

 

 

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました