【反省】2022_9月・3歳・芝・重賞(紫苑S、ローズS、セントライト記念、神戸新聞杯)

●紫苑S
レースレベル:8位/9R

ペースの速さ:6位/9R

年月日 馬名 GS 残3F 秋華賞 菊花賞
130907 1 セキショウ 111 84.3 36.6 8
160910 1 ビッシュ 111 85.2 35.6 10
210911 1 ファインルージュ 115 85.5 34.9 2
180908 1 ノームコア 120 85.7 34.2
220910 2 サウンドビバーチェ 103 86.0 35.6
220910 12 コルベイユ 62 86.1 39.6
220910 1 スタニングローズ 103 86.1 35.5
200912 1 マルターズディオサ 101 86.1 35.7 7
220910 9 サンカルパ 96 86.2 36.1
190907 1 パッシングスルー 111 86.3 34.6 10
220910 10 エバーハンティング 90 86.3 36.6
220910 4 サークルオブライフ 101 86.4 35.4
220910 6 ニシノラブウインク 100 86.4 35.5
220910 11 ロジレット 83 86.4 37.2
150912 1 クインズミラーグロ 107 86.4 34.8 9
220910 7 シーグラス 98 86.5 35.6
220910 3 ライラック 102 86.6 35.1
220910 8 エコルフリューゲル 98 86.7 35.4
220910 5 カヨウネンカ 101 86.8 35.0
170909 1 ディアドラ 106 87.1 34.3 1

 

開幕週の高速馬場で、1000万下並のペースでしたから

前の馬は残して当然というレースでした。

中団以降の馬も問題意識をもって3角前から進出を開始していますが、

そこは、近年最強世代のオークス2着馬ですから

しまいまでしっかりリードを保ちました。

直線でのスタニングローズはそれなりに追われており、

これが全力だとすると物足りない時計ですが、

どちらかというとハイペースで先行してこそ持ち味がいかせそうなタイプで、

今回はむしろ展開が向かなかったと考えてよさそうです。

本番での取捨はペース読みが重要になりそうです。

後方の馬たちは、展開が向かなかったという言い訳はたつものの

時計を考えると本番でどうのこうのという印象は受けませんでした。

 

 

●ローズS

レースレベル:2位/3R

ペースの速さ:1位/3R

年月日 馬名 GS 残3F 秋華賞 菊花賞
220918 11 パーソナルハイ 82 85.6 37.6
220918 4 ラリュエル 103 85.7 35.4
220918 1 アートハウス 106 85.9 34.9
220918 13 ブルトンクール 72 85.9 38.3
220918 12 ベリーヴィーナス 77 86.0 37.7
220918 5 メモリーレゾン 101 86.1 35.2
220918 8 ヒヅルジョウ 97 86.2 35.5
220918 3 エグランタイン 105 86.3 34.6
220918 10 ヴァンルーラー 90 86.3 36.1
200920 1 リアアメリア 102 86.5 34.8 13
220918 2 サリエラ 105 86.5 34.4
220918 6 ルージュリナージュ 98 86.5 35.1
220918 14 ミナモトフェイス 72 86.5 37.7
220918 9 セントカメリア 94 86.7 35.3
220918 7 マイシンフォニー 97 86.7 35.0
210919 1 アンドヴァラナウト 107 86.8 34.0 3

中京開催のローズSは今年で3回目。

比較対象が少なく困りますが、

勝ったアートハウスは 、2021年のエイシンヒテンと比較して

アート:85.9-34.9

ヒテン:86.0-35.0

と、つごう0.2秒厳しい競馬をしている計算になります。

そのエイシンヒテンが本番では4着でしたので、

トライアルとしてはまずまずの内容だったと推測できます。

ただ、秋華賞で大◎という内容ではありませんでした。

ペースは去年、おととしより速くなったものの、

超ハイペースという印象ではありません。

むしろこのクラスで考えたら楽なペースだったといえます。

高速馬場で前目につけていればなんとかなるコンディションでしたし、

勝ったアートハウスよりも、追い込んだ2着、3着馬の巻き返しが面白そうです。

本番でペースが速くなれば、もっとやれておかしくありません。

 

●セントライト記念

レースレベル:2位/9R

ペースの速さ:3位/9R

年月日 馬名 GS 残3F 秋華賞 菊花賞
190916 1 リオンリオン 130 96.7 35.9
220919 9 ショウナンマグマ 112 97.3 37.1
220919 4 セイウンハーデス 118 97.5 36.3
220919 13 マテンロウスカイ 104 97.6 37.6
220919 2 アスクビクターモア 127 97.6 35.3
200921 1 バビット 110 97.7 36.9 10
220919 7 オニャンコポン 113 97.9 36.4
220919 1 ガイアフォース 127 97.9 35.0
220919 3 ローシャムパーク 122 98.1 35.3
180917 1 ジェネラーレウーノ 118 98.1 35.7 9
220919 5 ラーグルフ 117 98.2 35.7
220919 10 ベジャール 107 98.3 36.6
220919 8 キングズパレス 113 98.4 35.9
220919 6 ボーンディスウェイ 114 98.6 35.6
220919 12 ロンギングエーオ 105 98.6 36.5
220919 11 サイモンバロン 106 98.9 36.1
160918 1 ディーマジェスティ 119 99.0 34.7 4
130917 1 ユールシンギング 113 99.1 35.2 15
210920 1 アサマノイタズラ 113 99.2 35.1 9
150921 1 キタサンブラック 106 99.8 35.2 1
170918 1 ミッキースワロー 122 99.8 33.6 6

 

2013年以降、3番目に速いペースで

レースレベルは2番目に高いレースでした。

今年の3歳がハイレベルなことは疑いようもありませんが、

さらに裏付けされたといえます。

8着の馬まで、例年なら勝っていておかしくない内容だったといえます。

しかも速い割に、前目の馬で決着しており、

前目からこの末脚を出されては後方の馬が出番がありません。

ガイアフォースとアスクビクターモアは、位置取りの差が着順に反映された感じで

アスクビクターのほうが厳しいレースをしたといえます。

ただ、アスクビクターはスローよりもハイペースで消耗戦になるほうが合ってそうで

スローだったら…というのは当たらないかなと思います。

3着ローシャムパークと4着セイウンハーデスは、着順が入れ替わってもいいかなと思いました。

5着~8着の馬は、例年なら勝ち切れていても不思議ではありませんが

展開が向いたにもかかわらずこのパフォーマンスだと、

本番では相当巻き返す必要があります。

個人的には勝負付けは済んだように思えます。

 

●神戸新聞杯

レースレベル:1位(同率1R)/2R(2021年は馬場差計時不能)

ペースの速さ:2位/2R(2021年は馬場差計時不能)

年月日 馬名 GS 残3F 秋華賞 菊花賞
200927 1 コントレイル 109 97.4 35.8 1
220925 6 リカンカブール 100 97.9 36.2
220925 14 メイショウラナキラ 90 98.1 37.0
220925 1 ジャスティンパレス 109 98.2 35.0
220925 17 ミスターホワイト 15 98.2 44.4
220925 4 ジュンブロッサム 102 98.2 35.7
220925 15 サトノヘリオス 85 98.3 37.3
220925 8 プラダリア 98 98.5 35.8
220925 11 レヴァンジル 95 98.5 36.1
220925 12 コントゥラット 95 98.5 36.1
220925 9 ビーアストニッシド 97 98.6 35.8
220925 2 ヤマニンゼスト 103 98.7 35.1
220925 7 パラレルヴィジョン 98 98.7 35.6
220925 13 サンセットクラウド 94 98.8 35.9
220925 5 ヴェローナシチー 101 98.8 35.2
220925 16 アイキャンドウイッ 81 98.8 37.2
220925 10 アスクワイルドモア 95 99.0 35.6
220925 3 ボルドグフーシュ 102 99.0 34.9

比較対象がコントレイルの勝った2020年しかなく、

ペースもまったく違うので参考程度になりますが、

ジャスティンパレスのパフォーマンスは三冠馬と同等のものでした。

数字の上では、抜け出したジャスティンを後方からコントレイルが追い詰めて

ハナづらをそろえたところがゴール、となります。

ただ、ジャスティンパレスが抜け出してから追われているのに対し、

コントレイルは楽勝ともいえるほどでした。

実際は、コントレイルが勝っていたと思います。

また、今回は京都新聞杯と比較しても、前目の馬にとっては

比較的楽なレースだったといえ、この圧勝で菊花賞も人気するとなると

個人的には疑ってかかりたいなと思いました。

 

2着ヤマニンゼスト、3着ボルドグフーシュは前目が残るペースで

展開が向かなかったとはいえ、勝ち馬とはかなり差がありました。

権利は獲得したものの、本番でひっくり返すとなると

さらに時計を詰めてくる必要があります。

相手関係が強化されることもふまえると、ヒモまでかなと思います。

4着ジュンブロッサムはやはり前目からしっかり伸びていますが

次走、自己条件なら圧倒的1人気は間違いないでしょうし、

馬券妙味という意味では手が出なそうです。

 

気になるのは、5月の京都新聞杯でアスクワイルドモアがマークした時計や

2021年のレッドジェネシスの京都新聞杯の方が時計としては上でした。

今年に限っては、神戸新聞杯組より、セントライト記念組のほうが

高いパフォーマンスを発揮したように思えます。

 

一方、牝馬は骨折明けとはいえ、スターズのオークスは

かなり高いパフォーマンスでしたし、

2着のスタニングローズはステップレースもしっかりモノにしました。

能力でスターズか、順調さでスタニングか、いずれにせよ

この2頭が抜けているなといった感じはしています。

ローズSから狙うとすれば、サリエラの巻き返しがおもしろそうです。

条件馬からは、まずは抽選突破が条件になりますが

エリオトローピオという馬が目下3連勝中で、

500万下、1000万下と52kgを背負っての勝利で

しかも小柄な馬なので、一気に斤量が増えてどうかという不安はありますが

デビュー当時から考えると別馬と思った方がよさそうです。

 

 

 

 

 

 

 

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