【反省】2023_2月・古馬・芝・重賞(東京新聞杯、京都記念、京都牝馬S、小倉大賞典、中山記念、阪急杯)

●東京新聞杯
レースレベル:2位(同率1R)/11R

ペースの速さ:2位/11R

年月日 馬名 GS 3F
230205 1 ウインカーネリアン 117 58.0 35.2
230205 9 ファルコニア 112 58.1 35.6
230205 15 シュリ 104 58.2 36.3
230205 11 プリンスリターン 111 58.4 35.4
230205 2 ナミュール 117 58.7 34.5
190203 1 インディチャンプ 123 58.8 33.8
230205 6 マテンロウオリオン 113 58.9 34.7
230205 16 ショウナンマグマ 103 58.9 35.7
140217 1 ホエールキャプチャ 117 58.9 34.3
230205 8 ピンハイ 112 59.1 34.6
230205 3 プレサージュリフト 116 59.1 34.2
230205 5 エアロロノア 115 59.3 34.1
230205 7 インダストリア 112 59.3 34.4
230205 12 カイザーミノル 110 59.3 34.6
210207 1 カラテ 111 59.3 34.5
230205 4 ジャスティンカフェ 116 59.5 33.8
230205 10 タイムトゥヘヴン 111 59.6 34.2
230205 14 サクラトゥジュール 106 59.6 34.7
230205 13 ピースワンパラディ 106 59.9 34.4
220206 1 イルーシヴパンサー 114 60.0 33.6
200209 1 プリモシーン 107 60.2 34.1
130203 1 クラレント 115 60.2 33.2
150208 1 ヴァンセンヌ 106 60.2 34.1
180204 1 リスグラシュー 109 60.4 33.6
160207 1 スマートレイアー 102 61.0 33.7
170205 1 ブラックスピネル 92 62.7 33.0

 

レースレベルは高く、厳しいペースでした。

58kgで逃げ切ったウインカーネリアンは素直に評価すべきでしょう。

前走MCSはゲートで立ち上がってからのスタートで、

外から包まれて本来の先行策がとれませんでした。

阪神開催のMCSだったので、ほか2Rとの比較になりますが

ペースとしては速かったので、ハイペースで逃げた姿を見たかった、というのはあります。

速いと言っても-1.4秒ですから、あくまで過去の阪神開催との比較で、

これが京都開催なら-1.4秒はややハイ、

安田記念ならミドルからむしろややスローくらいのペースです。

今回のGS117という数字は、同じ舞台の安田記念だと

低レベルな年なら逃げ切れる内容ですが、

通常120以上が要求されるので、同じだけ走って2着、3着という評価です。

それでも、5歳以降の充実度は著しく、

今回のVはもうフロックでもなんでもない点に注意です。

 

●京都記念
レースレベル:2位/3R

ペースの速さ:2位/3R

年月日 馬名 GS 3F
210214 1 ラヴズオンリーユー 122 97.1 35.2
230212 7 ユニコーンライオン 106 97.6 36.2
230212 3 プラダリア 112 97.8 35.4
230212 12 マイネルファンロン 101 97.9 36.4
230212 4 キングオブドラゴン 109 97.9 35.6
230212 6 ウインマイティー 107 98.0 35.7
230212 5 キラーアビリティ 109 98.0 35.5
230212 1 ドウデュース 118 98.1 34.5
230212 2 マテンロウレオ 112 98.2 35.0
220213 1 アフリカンゴールド 113 98.3 34.8
230212 10 ラストドラフト 102 98.3 35.9
230212 11 インプレス 101 98.4 35.9
230212 9 アフリカンゴールド 104 98.4 35.6
230212 8 スカーフェイス 105 98.5 35.4

 

ドウデュースの強さについて、今さらどうのこうの言っても始まらないですし

どのみち、次走国内ではありませんので簡単に。

パフォーマンスとしては、まずまずの内容で、この馬の本気とは思えませんでした。

宝塚記念基準でいうと、物足りない内容です。

ペースとしてはこのクラスなら楽なペースで、

馬場が速かったことを考えても、前目に付けていれば残せるレースでした。

とにかく4歳が強く、掲示板をほぼ独占。

4着キングオブドラゴンが6歳ですが、展開を考えると前残りといっていいでしょう。

マテンロウレオ、プラダリアといった4歳世代の2軍クラスでも

馬券になってしまうのだなという印象です。

5着キラーアビリティは、これが本気だとすると、

ホープフルの高いパフォーマンスはなんだったんだろうと首をかしげます。

前走中日新聞杯の内容も物足りないですし、早熟なのかもしれません。

特に次走以降、気になる馬はいませんでした。

 

●京都牝馬S
レースレベル:5位(同率1R)/6R(含む2013-2015年の阪神牝馬S)

ペースの速さ:5位/6R(含む2013-2015年の阪神牝馬S)

年月日 馬名 GS 3F
150411 1 カフェブリリアント 114 46.2 34.1
220219 1 ロータスランド 112 46.4 34.1
210220 1 イベリス 104 46.4 34.9
230218 2 ウインシャーロット 104 47.0 34.3
230218 8 シゲルピンクルビー 99 47.1 34.7
230218 5 メイショウミモザ 101 47.2 34.4
230218 14 ウォーターナビレラ 93 47.2 35.2
230218 17 スカイグルーヴ 92 47.3 35.2
230218 18 サトノアイ 90 47.3 35.4
140412 1 スマートレイアー 108 47.3 33.6
230218 6 テンハッピーローズ 100 47.4 34.3
230218 1 ララクリスティーヌ 104 47.4 33.9
230218 11 ルチェカリーナ 97 47.5 34.5
230218 16 コムストックロード 92 47.5 35.0
230218 10 ディヴィーナ 98 47.5 34.4
130406 1 サウンドオブハート 105 47.7 33.5
230218 13 ルピナスリード 94 47.7 34.6
230218 4 フェルミスフィア 102 47.8 33.7
230218 15 サブライムアンセム 93 47.8 34.6
230218 12 ボンボヤージ 96 47.8 34.3
230218 7 ヒメノカリス 100 48.0 33.7
230218 9 ミスニューヨーク 98 48.2 33.7
230218 3 ロータスランド 102 48.3 33.2

 

緩いペースで、馬場もよく、前にいれば止まらない展開でした。

比較対象にGIIの阪神牝馬Sを含めているので、

若干厳しめの評価になってはいますが、

にしてもこのあとGI戦線でどうのというレースではないと思います。

ララクリスティーヌはポジションをしっかりとりにいき、そのまま押し切りました。

差してこれない位置取りではありませんし、

しまいの手ごたえを見ても余裕がなく、せいぜいOP勝ち程度の評価とします

2着 ウインシャーロットはあきらかにフロックでしょう。

3着ロータスランド、4着フェルミスフィアにとっては不運なレースで

逆によく追い込んできたなという印象はあります。

ロータスランドはここのところ先行策で結果がともなっていませんでしたが

久々に重賞で馬券になりました。

次走以降、どの位置取りになるかは陣営次第なところもあるかと思いますが

今回出遅れて追い込んだことで、逆に新味を見せたように思えます。

 

●小倉大賞典
レースレベル:不明(馬場差計測不能)

ペースの速さ:不明(馬場差計測不能)

今年は時計がかかりすぎたため、馬場差が計測できません。

そこで、せめてペースだけでも見てみましょう。

 

年月日 馬名 GS 3F
170219 1 マルターズアポジー 120 69.3 36.5
210221 3 ディアンドル 118 70.0 36.0
160221 7 レッドアリオン 115 70.9 35.4
140223 1 ラストインパクト 120 71.0 34.8
200223 3 ジナンボー 112 71.2 35.4
190217 3 サイモンラムセス 109 71.3 35.6
130217 8 シャイニーホーク 104 71.5 35.9
220220 12 トップウイナー 96 71.9 36.3
180218 10 タイセイサミット 102 72.1 35.5
210718 8 ディアンドル 98 72.2 35.8
220724 1 ベレヌス 104 72.3 35.1
230219 3 バジオウ 73.4 36.4

 

馬場差を±0秒としたときの逃げ馬の残り3F通過比較です。

実際は馬場が悪いので、当然時計がかかっていますが、

仮に+3.0秒時計がかかるとして、

前半1200mが

73.4 - 3.0 * (1200 / 1800)= 71.4

となり、まあ若干スローからミドルという印象です。

1頭あげるとすれば、みんな直線で少しでも馬場のいい外に進路をとる中

2着カテドラルはやや内目の馬場からつっこんできました。

斤量も背負っていますし、勝ち馬と遜色のない内容だったといえます。

 

●中山記念
レースレベル:7位/9R(2014-2015年は馬場差計測不能)

ペースの速さ:8位/9R(2014-2015年は馬場差計測不能)

年月日 馬名 GS 3F
220227 1 パンサラッサ 123 69.6 37.5
210228 1 ヒシイグアス 130 71.7 34.7
130224 1 ナカヤマナイト 124 71.8 35.2
230226 3 ドーブネ 113 72.2 35.9
230226 7 ショウナンマグマ 112 72.3 35.9
160228 1 ドゥラメンテ 127 72.3 34.4
230226 5 スタニングローズ 113 72.4 35.7
230226 11 ダノンザキッド 104 72.6 36.4
230226 9 ソーヴァリアント 107 72.6 36.1
230226 6 リューベック 113 72.7 35.4
230226 8 イルーシヴパンサー 110 72.7 35.7
190224 1 ウインブライト 125 72.7 34.2
200301 1 ダノンキングリー 119 72.9 34.6
230226 4 シュネルマイスター 113 72.9 35.2
230226 14 トーラスジェミニ 94 72.9 37.1
180225 1 ウインブライト 114 73.0 35.0
230226 2 ラーグルフ 114 73.0 35.0
230226 1 ヒシイグアス 115 73.0 34.9
230226 12 ナイママ 102 73.2 36.0
230226 10 モズベッロ 105 73.3 35.6
230226 13 ソロフレーズ 95 73.3 36.6
170226 1 ネオリアリズム 113 73.6 34.5

ペースが速くなりがちな中山記念ですが、

今年はそこまで速くなりませんでした。

(あくまで中山記念比較)

ざっとみると、真ん中より上の着順は前目の馬がほぼ隊列通りに入線し、

そこに1着馬、2着馬、4着馬がつっこんできたという格好です。

ひとまず3着ドーブネは時計を見ても平凡で、前残りとみていいでしょう。

ただ、あくまで中山記念における前残りなので、

次走以降GIIIやOPなら勝ち負けできる内容です。

3歳時はいまいちクラシック戦線に乗り切れませんでしたが、

3歳秋から4歳にかけていよいよ本格化してきた印象があります。

G3以下なら注意です。

 

勝ったヒシイグアスは、実績を考えてもこのくらいはやれて当然で、

得意の中山コースでしっかり差し切りました。

展開を考えればまずまず及第点といえるでしょう。

 

2着ラーグルフは強い4歳世代ではどちらかというと1.5軍くらいの評価でしたが

勝ち馬とそう差はなく、枠を考えたらよくやれているでしょう。

少なくとも2018年のウインブライト(その後海外GIを2勝)くらいは走れており、

精神的に成長したいま、旬をむかえつつあるかもしれません。

次走、GIでも頭で買いたい!と強くは思いませんが、軽視は禁物といえます。

 

●阪急杯
レースレベル:1位/10R(2015年は馬場差計測不能)

ペースの速さ:2位/10R(2015年は馬場差計測不能)

年月日 馬名 GS 3F
140302 1 コパノリチャード 114 44.7 35.6
230226 15 メイショウチタン 107 45.3 35.7
230226 1 アグリ 121 45.5 34.1
160228 1 ミッキーアイル 113 45.5 34.9
230226 3 ホウオウアマゾン 117 45.7 34.3
230226 2 ダディーズビビッド 121 45.8 33.8
230226 7 グレナディアガーズ 115 45.9 34.3
230226 10 ロードベイリーフ 114 45.9 34.4
180225 1 ダイアナヘイロー 109 45.9 34.9
230226 8 ミッキーブリランテ 115 46.1 34.1
230226 9 サトノラムセス 114 46.1 34.2
170226 1 トーキングドラム 103 46.1 35.3
210228 1 レシステンシア 112 46.1 34.4
220227 1 ダイアトニック 109 46.2 34.6
130224 1 ロードカナロア 110 46.3 34.4
230226 14 ホープフルサイン 111 46.4 34.2
230226 11 リレーションシップ 112 46.4 34.1
230226 5 ショウナンアレス 115 46.6 33.6
230226 4 グレイイングリーン 115 46.7 33.5
200301 1 ベストアクター 107 46.7 34.3
230226 13 メイショウケイメイ 111 46.8 33.8
230226 12 ラルナブリラーレ 111 47.1 33.5
190224 1 スマートオーディン 107 47.3 33.7
230226 6 ルプリュフォール 115 47.7 32.5

 

検討すらしなかったレースなのですが、ハイレベルでした。

また、このレースにしてはペースも厳しく、

上位3頭については今後も注意が必要でしょう。

勝ったアグリは これで4連勝。

また1頭、強い4歳馬が現れたという印象です。

4連勝の中身がすべて非根幹距離、うち3レースは阪神と偏りがある、など

未知な分ケチをつければいくらでもつけられますが、

次走、宮記念でも軽視は禁物でしょう。

 

2着ダディーズビビッドは、500kgを越える大型馬で、

ここのところ、休み明けを叩いて、次走しぼれて好走、

というパターンを繰り返しています。

宮記念でおつりがあるかどうかはわかりませんが、

勝ち馬とは差のない競馬をしており、ヒモで一考できます。

 

 

 

 

 

 

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