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【反省】2023_5月・古馬・芝・重賞(新潟大賞典、京王杯SC、VM、目黒記念)

2023年5月17日 / 2023古馬芝, 反省

●新潟大賞典
レースレベル:不明/10R
ペースの速さ:不明/10R

 

馬場が悪く、馬場差が出せないので、

せめてペースだけ見てみましょう。

 

▼2023年新潟大賞典のペース概算

年月日 馬名 GS 3F
210509 14 マイスタイル 91 80.5 40.6
130505 12 ダンツホウテイ 113 82.3 36.6
160508 5 マイネルミラノ 119 82.9 35.4
220508 15 アルサトワ 73 83.0 39.9
200510 2 アトミックフォース 110 83.5 35.7
170507 8 トーセンレーヴ 113 83.8 35.1
140511 10 ナリタクリスタル 107 84.7 34.8
230507 2 セイウンハーデス 85.2 35.7
150510 4 アーデント 107 85.4 34.1
180506 2 ステイインシアトル 96 87.3 33.4

※2023年は馬場差+3.0秒で計算

 

馬場差+3.0秒で計算していますが、

実際はもっとかかったと思います。

それをふまえつつ、RPCIが50.8で前傾でも後傾でもないことから

ミドルからややハイくらいで考えてよさそうです。

上位3頭は好位、逃げ、差しと脚質がばらけていますが、

2着のセイウンハーデスにとっては、

それほど楽なペースではなかったのではないかと推測します。

ただ、斤量56kgはいかにも楽で、上位は57kg~59kgを背負った馬がしめています。

なにぶん馬場差がわからず、パフォーマンスの評価は保留とします。

 

●京王杯SC
レースレベル:9位/11R
ペースの速さ:8位(同率1R)/11R

年月日 馬名 GS 3F
140517 1 レッドスパーダ 116 45.5 35.0
130511 1 ダイワマッジョーレ 113 46.6 34.2
180512 1 ムーンクエイク 113 47.0 33.8
190511 1 タワーオブロンドン 112 47.2 33.7
210515 1 ラウダシオン 107 47.2 34.2
220514 1 メイケイエール 108 47.2 34.1
230513 14 ベレヌス 97 47.3 35.1
200516 1 ダノンスマッシュ 111 47.4 33.6
230513 7 ラウダシオン 101 47.5 34.5
230513 18 ヴィクティファルス 89 47.6 35.6
230513 3 ダディーズビビッド 103 47.7 34.1
160514 1 サトノアラジン 114 47.8 32.9
230513 2 ウインマーベル 104 47.9 33.8
230513 8 ピクシーナイト 101 47.9 34.1
230513 11 ダノンスコーピオン 100 48.0 34.1
230513 6 ゾンニッヒ 102 48.1 33.8
230513 5 レイモンドバローズ 102 48.3 33.6
230513 10 ミッキーブリランテ 100 48.4 33.7
230513 1 レッドモンレーヴ 105 48.4 33.2
230513 12 トゥラヴェスーラ 99 48.4 33.8
150516 1 サクラゴスペル 101 48.5 33.5
230513 4 アヴェラーレ 103 48.7 33.1
230513 9 ホープフルサイン 101 48.7 33.3
170513 1 レッドファルクス 102 48.8 33.1
230513 15 ロードマックス 95 48.9 33.7
230513 13 グラスミヤラビ 98 48.9 33.4
230513 16 カルリーノ 92 49.2 33.7
230513 17 タイムトゥヘヴン 92 49.2 33.7

 

スローの凡戦でした。

ただ、差し切ったレッドモンレーヴについては、

生の時計で上がりが32.6秒でており、

ペースが遅くなれば無限に上がりが縮まるわけではないので

展開が向かない中、よくつっこんできたなという印象はあります。

過去スローだった2015年サクラゴスペル、2017年レッドファルクスと比較しても

高いパフォーマンスを見せています。

ややスプリンター色の強いサクラゴスペルはともかく、

レッドファルクスは次走安田記念で3着にきており、

その比較で考えれば今年の安田で馬券圏内につっこんできてもおかしくありません。

脚質的にも、1400mというよりマイルのほうがあっていそうで

ダービー卿ではスローを後方からで脚を余しましたが、

実際、戦績から府中マイルは十分こなせています。

2着だった秋色S(1600万下)はハイペースを好位からで

展開が向かず不覚を取りましたが、GSは十分出ています。

今年いよいよ本格化する可能性もあり、今後要注意の1頭だと思います。

 

●VM
レースレベル:9位/11R
ペースの速さ:10位/11R

年月日 馬名 GS 3F
190512 1 ノームコア 126 58.4 33.9
140518 1 ヴィルシーナ 117 58.6 34.6
200517 1 アーモンドアイ 126 58.8 33.5
160515 1 ストレイトガール 122 58.9 33.9
130512 1 ヴィルシーナ 116 59.0 34.3
230514 6 ロータスランド 108 59.3 34.8
210516 1 グランアレグリア 123 59.4 33.2
150517 1 ストレイトガール 122 59.4 33.3
230514 2 ソダシ 114 59.4 34.1
230514 3 スターズオンアース 113 59.5 34.1
230514 10 ルージュスティリア 107 59.5 34.7
180513 1 ジュールポレール 116 59.6 33.7
220515 1 ソダシ 113 59.7 33.9
230514 5 サウンドビバーチェ 109 59.7 34.3
230514 1 ソングライン 114 59.8 33.7
230514 8 ナムラクレア 107 59.8 34.4
230514 14 ララクリスティーヌ 106 59.9 34.4
230514 7 ナミュール 108 60.1 34.0
230514 15 イズジョーノキセキ 101 60.1 34.7
230514 16 クリノプレミアム 101 60.1 34.7
230514 4 ディヴィーナ 112 60.1 33.6
230514 11 アンドヴァラナウト 106 60.3 34.0
230514 9 ステラリア 107 60.3 33.9
230514 12 スタニングローズ 106 60.4 33.9
170514 1 アドマイヤリード 110 60.5 33.4
230514 13 サブライムアンセム 106 60.5 33.8

 

ペースが緩く、レベルも低いレースでした。

前につけていれば有利な展開でしたが、

ソダシ、スターズともにキレ負けた格好です。

 

ソングラインは、ペースが落ち着くと

高いパフォーマンスを発揮するようで、

今後の取捨選択としては逃げ馬がどのくらいいるのか、

あるいは飛ばす逃げ馬なのか、溜める逃げ馬なのか、

といったあたりが重要になりそうで、展開読むが大事です。

スロー想定なら買いでしょう。

 

ソダシは去年よりむしろパフォーマンス自体はそれほど変わらないのですが

このペースはソダシにとっては緩すぎて

後続にもっと脚を使わせる競馬のほうが合っているのかもしれません。

ただ、ソダシは生粋のマイラーで、1600mに出走すれば

芝なら必ず勝つ、ダートでも馬券圏内には食い込む、

という神話にも似たマイル最強伝説が前走崩れ、

いよいよ下り坂かなという印象があります。

 

スターズはここを勝てないとすると、

あとはもう天皇賞・秋かJCか、そのあたりが正念場になりそう。

 

4着ディヴィーナはむかない展開でつっこんできており、

戦績を考えるといきなり狂ったように走ったなという印象です。

 

※目黒記念はレース終了後集計します

 

 

【反省】2023_4月・古馬・芝・重賞(ダービー卿CT、大阪杯、阪神牝馬S、福島牝馬S、マイラーズC)

2023年4月5日 / 2023古馬芝, 反省

●ダービー卿CT
レースレベル:19位/20R(京成杯AH含む)
ペースの速さ:19位/20R(京成杯AH含む)

年月日 馬名 GS 3F
190908 1 トロワゼトワル 125 56.7 35.7
190330 1 フィアーノロマーノ 124 57.3 35.1
140406 1 カレンブラックヒル 114 57.4 36.1
130331 1 トウケイヘイロー 115 57.9 35.4
200404 1 クルーガー 113 58.0 35.5
210403 1 テルツェット 115 58.3 35.0
200913 1 トロワゼトワル 111 58.5 35.2
180331 1 ヒーズインラブ 118 58.6 34.4
130908 1 エクセラントカーヴ 118 58.7 34.4
170910 1 グランシルク 120 59.0 33.9
220402 1 タイムトゥヘヴン 118 59.0 34.0
210912 1 カテドラル 111 59.2 34.5
160403 1 マジックタイム 116 59.3 34.0
160911 1 ロードクエスト 110 59.3 34.5
150405 1 モーリス 120 59.6 33.2
180909 1 ミッキーグローリー 109 59.8 34.1
230401 14 ベレヌス 91 59.9 35.9
170401 1 ロジチャリス 105 59.9 34.5
230401 6 ミッキーブリランテ 100 60.2 34.7
230401 5 ウイングレイテスト 100 60.3 34.6
150913 1 フラアンジェリコ 105 60.3 34.0
220911 1 ファルコニア 96 60.4 34.8
230401 3 ゾンニッヒ 102 60.5 34.2
230401 12 ファルコニア 96 60.5 34.8
230401 9 タイムトゥヘヴン 99 60.6 34.4
230401 1 インダストリア 104 60.6 33.9
230401 2 ジャスティンカフェ 103 60.7 33.9
230401 8 ミスニューヨーク 99 60.7 34.3
230401 15 ソロフレーズ 88 60.9 35.2
230401 10 アナザーリリック 99 61.0 34.0
230401 4 マテンロウオリオン 100 61.2 33.7
230401 11 ルプリュフォール 96 61.2 34.1
230401 7 レッドモンレーヴ 100 61.4 33.5
230401 13 スカーフェイス 94 61.6 33.9
230401 16 トーラスジェミニ 63 62.1 36.5

 

ひとまずペースが遅すぎて、

ほかのレースとに比較が付けづらいレースでした。

しまいが11.6-11.3-11.2の加速ラップで、

いく馬にとっては楽なレースだったといえます。

ただ、2015年の京成杯AHのフラアンジェリコと比較すると、

このゾーンならもう少し上がりがでてもおかしくないようにも思えます。

勝ったインダストリアの60.6-33.9は、

このコースでのオープン特別と比較しても平凡な時計でした。

展開が向かなかったことを考えても、

G3レベルと評価するのが妥当だと思います。

 

●大阪杯
レースレベル:1位/7R(G1格上以降)
ペースの速さ:1位(同率2R)/7R(G1格上以降)

年月日 馬名 GS 3F
230402 1 ジャックドール 133 83.2 35.8
210404 1 レイパパレ 126 83.2 36.1
230402 15 ノースザワールド 111 83.4 37.5
230402 3 ダノンザキッド 133 83.5 35.5
230402 4 マテンロウレオ 126 83.5 35.9
230402 7 ヒシイグアス 123 83.7 35.9
230402 8 ノースブリッジ 122 83.7 36.0
230402 10 ポタジェ 120 83.7 36.0
220403 1 ポタジェ 126 83.7 35.6
230402 9 ヴェルトライゼンデ 121 83.9 35.8
230402 5 マリアエレーナ 125 84.0 35.5
230402 16 ヒンドゥタイムズ 109 84.0 37.1
230402 2 スターズオンアース 133 84.1 34.9
230402 6 ジェラルディーナ 124 84.2 35.4
230402 13 キラーアビリティ 123 84.2 35.7
230402 11 ラーグルフ 121 84.4 35.4
230402 12 モズベッロ 122 84.4 35.4
230402 14 ワンダフルタウン 115 84.6 35.9
170402 1 キタサンブラック 127 84.8 34.4
180401 1 スワーヴリチャード 124 85.0 34.5
200405 1 ラッキーライラック 127 85.1 34.1
190331 1 アルアイン 105 86.1 35.3

 

2021年、2022年と同じハイペースでした。

レースレベルも高く、逃げて勝ったのですから

ジャックドールは完勝といえます。

ひるまずにハイペースを演出し

後方の馬にも脚を使わせて自分の形にもっていったのが勝因に思えます。

結果的にはきっちりハナ差しのいだわけですから

ユタカマジックと呼ぶべきでしょう。

コース形態、鞍上のファインプレーがかさなったことも事実ですが、

GS指数としても優秀で、フロックでもなんでもありません。

才能開花、という感じがします。

 

2着スターズオンアースは、やはりこのコースだと割り引きで

それでも猛然と追い込んでの2着ですから、やはりただものではありません。

もっとこの馬に合うコースだと、G1タイトルの1つや2つ、

上乗せしてくることは間違いないでしょう。

 

ダノンザキッドはいろいろな方向から探っても、

自分のような馬券検討をするタイプには買い時がわかりません。

ただ、今回のパフォーマンスは高く評価すべきで

ジャックドールについていって直線でも垂れなかったのですから優秀です。

 

4着マテンロウレオも、G2、G3なら十分やれる内容で、

控える競馬よりも、先行力をいかす競馬の方が合っていると思います。

 

●阪神牝馬S
レースレベル:7位/8R
ペースの速さ:6位/8R

年月日 馬名 GS 3F
160409 1 スマートレイアー 111 59.3 34.5
170408 1 ミッキークイーン 118 59.6 33.6
200411 1 サウンドキアラ 114 59.6 33.9
220409 1 メイショウミモザ 110 59.8 34.1
230408 4 ウインシャーロット 101 60.1 34.7
230408 1 サウンドビバーチェ 104 60.2 34.3
230408 9 ママコチャ 97 60.3 34.9
230408 2 サブライムアンセム 102 60.4 34.3
230408 10 イズジョーノキセキ 95 60.5 34.9
190406 1 ミッキーチャーム 107 60.6 33.6
230408 3 コスタボニータ 101 60.6 34.2
230408 11 ピンハイ 94 60.6 34.9
210410 1 デゼル 111 60.6 33.2
230408 6 ルージュスティリア 99 60.7 34.3
230408 7 テンハッピーローズ 99 60.8 34.2
230408 8 フラーズダルム 99 61.0 34.0
230408 5 アンドヴァラナウト 100 61.1 33.8
180407 1 ミスパンテール 99 61.1 33.9

スローで低レベルなレースでした。

勝ったサウンドビバーチェ、サブライムアンセムともに

位置取りがよかっただけのフロックでしょう。

(差してくると思ったサブライムが先行しました。私の的中もある意味フロックです)

3着コスタボニータは、 位置取りを考えるとがんばったほうですが

とはいえ、という感じで時計が出ていません。

VMで注目すべき馬は見当たりませんでした。

 

●福島牝馬S
レースレベル:7位(同率1R)/10R
ペースの速さ:8位/10R

年月日 馬名 GS 3F
180421 1 キンショーユキヒメ 120 71.1 35.2
150425 1 スイートサルサ 117 71.5 35.1
170422 1 ウキヨノカゼ 110 71.8 35.5
140426 1 ケイアイエレガント 111 71.9 35.3
220423 1 アナザーリリック 120 72.0 34.4
130420 1 オールザットジャズ 114 72.2 34.7
200425 1 フェアリーポルカ 113 72.4 34.6
230422 9 ストゥーティ 106 72.5 35.3
230422 5 ストーリア 108 72.6 35.0
230422 13 ウインピクシス 104 72.7 35.3
230422 15 ニシノラブウインク 97 72.7 36.0
230422 3 クリノプレミアム 111 72.8 34.5
230422 6 パーソナルハイ 108 72.8 34.8
230422 2 ビッグリボン 111 73.0 34.3
230422 14 スライリー 103 73.0 35.1
230422 1 ステラリア 111 73.0 34.3
230422 4 ジネストラ 109 73.2 34.3
230422 7 エイシンチラー 107 73.2 34.5
230422 8 ホウオウイクセル 107 73.3 34.4
230422 10 エリカヴィータ 105 73.4 34.5
230422 12 ホウオウエミーズ 105 73.4 34.5
230422 11 ミスニューヨーク 105 73.7 34.2
160423 1 マコトブリジャール 97 73.7 34.9
190420 1 デンコウアンジュ 97 74.6 34.0

 

スローの低レベルレースでした。

上位3頭ともそこそこ前目の位置におり、

このペースですら残せなかったいく馬が垂れたところに

流れ込んできたという印象です。

道中、ストーリアが前目の馬にからんだことも

好位にいた上位3頭にとっては展開が向きました。

今年から斤量1kg増の55kgになったことを加味しても

今後につながるレースだったとは思えません。

 

●マイラーズカップ
レースレベル:5位/9R
ペースの速さ:3位(同率1R)/9R

年月日 馬名 GS 3F
130421 1 グランプリボス 120 57.9 34.9
230423 4 シャイニーロック 114 58.5 34.9
180422 1 サングレーザー 125 58.7 33.6
230423 6 ビーアストニッシド 112 58.8 34.8
230423 15 ダイメイフジ 99 58.9 36.0
230423 7 キングエルメス 111 59.0 34.7
230423 5 マテンロウオリオン 113 59.1 34.4
160424 1 クルーガー 113 59.2 34.3
230423 3 ソウルラッシュ 114 59.2 34.2
230423 10 サヴァ 109 59.2 34.7
140427 1 ワールドエース 116 59.3 33.9
230423 2 ガイアフォース 115 59.4 33.9
230423 8 エアロロノア 110 59.4 34.4
230423 14 ゴールデンシロップ 107 59.4 34.7
230423 9 ジャスティンスカイ 110 59.7 34.1
230423 1 シュネルマイスター 115 59.7 33.6
170423 1 イスラボニータ 118 59.8 33.2
230423 11 ザイツィンガー 109 59.9 34.0
230423 12 グラティアス 109 60.0 33.9
230423 13 トリプルエース 108 60.1 33.9
200426 1 インディチャンプ 110 60.3 33.5
150426 1 レッドアリオン 107 60.6 33.5
190421 1 ダノンプレミアム 108 61.3 32.7

 

そこそこ前が流れるレースで、差し馬にとっては向く展開でした。

開幕週で馬場がよく、1600mで1.8秒速い時計の出る馬場でしたので

勝ち時計をそのまま鵜呑みにはできません。

勝ったシュネルマイスターは、2017年のイスラボニータと

ほぼ同じ位置取りで、上がりが見劣りします。

2着ガイアフォースが2014年のワールドエースのときと同じ馬場差で

ほぼ同じ位置取りですから、ワールドエースに若干劣るパフォーマンス。

そのワールドエースは次走安田記念で5着に敗れており、

このレースだけに限って評価するなら、

シュネルマイスターとガイアフォースが

次走以降G1で活躍と言い切るには物足りない内容です。

 

●天皇賞・春
レースレベル:7位(同率1R)/9R
ペースの速さ:4位/9R

 

この条件の1000万下のレースがないのでGSは出せないのですが

天皇賞同士で比較してみると、レベルが高いとはいいがたいレースでした。

ペースはやや速く、2着したディープボンドが一番厳しいレースをしたように思えます。

ただ、レースレベルと勝ち馬との着差を考えると胸を張れる内容ではありません。

また、1人気タイトルホルダーが競走中止したことも大きいでしょう。

 

 

 

【反省】2023_3月・古馬・芝・重賞(オーシャンS、中山牝馬S、金鯱賞、日経賞、高松宮記念)

2023年3月12日 / 2023古馬芝, 反省

●オーシャンS
レースレベル:6位(同率3R)/11R

ペースの速さ:11位/11R

年月日 馬名 GS 3F
190302 1 モズスーパーフレア 113 32.7 35.2
130302 1 サクラゴスペル 108 33.2 35.1
200307 1 ダノンスマッシュ 111 33.7 34.3
160305 1 エイシンブルズアイ 111 33.9 34.2
230304 10 レイハリア 101 33.9 35.2
220305 1 ジャンダルム 108 34.0 34.5
230304 13 ジャスパージャック 100 34.0 35.2
140308 1 スマートオリオン 106 34.0 34.5
230304 15 オパールシャルム 97 34.1 35.4
180303 1 キングハート 106 34.1 34.4
210306 1 コントラチェック 107 34.1 34.3
230304 16 ジャズエチュード 94 34.2 35.6
230304 5 ジュビリーヘッド 102 34.2 34.8
150307 1 サクラゴスペル 109 34.3 34.0
170304 1 メラグラーナ 108 34.4 33.9
230304 7 カイザーメランジェ 101 34.5 34.6
230304 12 キミワクイーン 100 34.5 34.7
230304 1 ヴェントヴォーチェ 108 34.6 33.8
230304 2 ディヴィナシオン 105 34.7 34.0
230304 8 スンリ 101 34.8 34.3
230304 3 エイシンスポッター 104 34.9 33.9
230304 6 ロードマックス 101 35.0 34.1
230304 4 マリアズハート 104 35.1 33.7
230304 9 ナランフレグ 101 35.4 33.7
230304 14 グラスミヤラビ 98 35.4 34.0
230304 11 タイムトゥヘヴン 101 35.5 33.6

 

レースレベルとしては平凡で、緩いペースでした。

このペースで中団の馬が上位を占めたのが不思議なんどえすが

メンバーレベル自体が低かったのでしょうか。

ただし、勝ったヴェントヴォーチェについては、

4角で大外をまわってくるのですが手応えは楽そのもので

直線でも抜け出してからしまいは流す余裕がありました。

GS指数的にはもう少し下駄をはかせてもいいかなと思いました。

去年の春雷Sの時計がよく、今回のように勝つとなると強い勝ち方をしますが

負けるときは大敗というタイプでつかみどころがありません。

ただ、スプリンターズSは不利もありましたし、

宮記念でもう1回見直す手はありそうです。

 

●中山牝馬S

レースレベル:4位(同率1R)/10R(2021年は馬場差計測不能)

ペースの速さ:6位/10R(2021年は馬場差計測不能)

年月日 馬名 GS 3F
200314 1 フェアリーポルカ 121 71.2 36.1
150315 1 バウンスシャッセ 115 72.8 35.1
190309 1 フロンテアクイーン 114 72.9 35.1
230311 8 ウインピクシス 106 72.9 35.9
140316 1 フーラブライド 116 72.9 34.9
220312 1 クリノプレミアム 119 73.0 34.5
230311 5 クリノプレミアム 108 73.1 35.5
230311 4 アートハウス 110 73.2 35.2
230311 2 ストーリア 113 73.2 34.9
230311 10 シャーレイポピー 104 73.3 35.7
230311 3 サトノセシル 110 73.4 35.0
230311 13 エイシンチラー 101 73.4 35.9
180310 1 カワキタエンカ 106 73.5 35.3
230311 6 スライリー 106 73.5 35.3
230311 1 スルーセブンシーズ 115 73.6 34.3
230311 9 イリマ 104 73.7 35.3
230311 7 リノキアナ 106 73.7 35.1
230311 11 ラルナブリラーレ 104 73.8 35.2
230311 12 コトブキテティス 103 74.1 35.0
230311 14 クロスマジェスティ 98 74.1 35.5
130310 1 マイネイサベル 107 74.3 34.4
170312 1 トーセンビクトリー 97 75.1 34.6
160313 1 シュンドルボン 86 76.1 34.7

 

若干緩いペースでいく馬にとっては楽な展開でした。

レースレベルはまずまずですが、ハンデ戦ということもあり

勝ったスルーセブンシーズは54kg、

2着ストーリアは52kgと斤量が味方した印象があります。

上位はそこそこポジションをとった馬がしめており、

今後ここから大きく活躍する馬が出るかどうかは微妙です。

4着アートハウスは、ここまで勝ったレースがすべてスローで

今回、重賞としてはそこまで厳しくないペースにもかかわらず5着でした。

 

●金鯱賞

レースレベル:9位/11R

ペースの速さ:8位/11R

年月日 馬名 GS 3F
210314 1 ギベオン 119 83.5 36.1
220313 1 ジャックドール 128 83.6 35.0
131130 1 カレンミロティック 122 83.6 35.7
141206 1 ラストインパクト 128 84.1 34.6
151205 1 ミトラ 126 84.3 34.6
170311 1 ヤマカツエース 118 84.9 34.9
230312 2 フェーングロッテン 109 85.6 34.9
230312 7 ヤマニンサルバム 103 85.8 35.3
230312 11 グランオフィシエ 101 85.8 35.5
230312 3 アラタ 107 85.9 34.8
190310 1 ダノンプレミアム 115 85.9 34.1
230312 5 ディープモンスター 105 86.0 34.9
230312 6 ポタジェ 104 86.1 34.9
230312 8 マリアエレーナ 103 86.2 34.9
230312 12 ルビーカサブランカ 100 86.2 35.2
230312 1 プログノーシス 110 86.3 34.1
230312 4 ハヤヤッコ 105 86.4 34.5
230312 10 ワンダフルタウン 101 86.4 34.9
230312 9 バイオスパーク 102 86.5 34.7
200315 1 サートゥルナーリア 121 86.9 32.5
180311 1 スワーヴリチャード 102 87.6 33.7
161203 1 ヤマカツエース 103 87.7 33.6

 

スローの低レベルでした。

2着フェーングロッテン、3着アラタは前残りとみていいでしょう。

一方で勝ったブログノーシスは、後方からつっこんできており

展開が向かない中、がんばったといえます。

ただ、今後G1戦線でどうのという話をするならば、

もう1レースくらい見てみたい気はします。

ゲートが悪く、今後も直線にかける競馬になると思うので

脚質からいまいち頭で買う気はおきません。

馬柱がまだきれいなので、オッズもつかなそうです。

 

●日経賞

レースレベル:3位(他1R)/11R

ペースの速さ:4位/11R

年月日 馬名 GS 3F
150328 1 アドマイヤデウス 143 117.1 34.6
230325 1 タイトルホルダー 128 117.3 35.9
230325 3 ディアスティマ 114 117.5 37.1
200328 1 ミッキースワロー 125 117.7 35.8
230325 7 キングオブドラゴン 105 117.7 37.8
230325 10 カントル 98 117.8 38.4
230325 6 ヒートオンビート 109 118.0 37.1
230325 5 マカオンドール 113 118.0 36.7
170325 1 シャケトラ 128 118.1 35.1
230325 11 アリストテレス 86 118.3 39.1
180324 1 ガンコ 121 118.3 35.6
230325 2 ボッケリーニ 115 118.4 36.1
130323 1 フェノーメノ 131 118.4 34.5
230325 9 アスクビクターモア 102 118.5 37.3
230325 12 コトブキテティス 83 118.5 39.2
230325 4 ライラック 113 118.7 36.0
210327 1 ウインマリリン 126 118.7 34.7
230325 8 マイネルファンロン 104 118.8 36.8
190323 1 メイショウテッコン 117 118.9 35.4
140329 1 ウインバリアシオン 119 120.3 33.8
220326 1 タイトルホルダー 105 120.8 34.7
160326 1 ゴールドアクター 84 123.6 34.0

 

時計のかかる馬場でしたが、

そういうことは抜きにして圧巻のパフォーマンスでした。

しまいには余裕があり、時計以上の内容です。

ただ、今回はメンバーに恵まれた印象もあります。

どうしてこの馬が、同じ舞台の有馬記念で2度も負けたのか不思議なほどです。

 

もう1頭の有力馬、アスクビクターモアは久々が響いたか、

ゲートに失敗し、後方からという余所行きの競馬をしいられました。

もともとハイペースで後続に脚を使わせつつ粘りこむ、

という競馬が合ってそうで、今回は参考外でしょう。

強い4歳世代で結果を残してきた馬ですしこれが実力とは思えません。

 

●高松宮記念

レースレベル:不明

ペースの速さ:不明(おそらくスローか?)

 

●高松宮記念のRPCIとペース差の関係

RPCI ペース差
2023 45.2 不能
2022 39.5 -0.9
2021 41.9 -0.6
2020 45.2 -0.4
2019 42.2 -0.7
2018 37.6 -1.1
2017 41.4 -0.8
2016 40.3 -1.0
2015 44.2 -0.5
2014 32.5 不能
2013 49.1 -0.1

 

馬場差計測不能で、レースレベル、ペースともに不明です。

ただ、ペースはある程度推測できます。

上の表で「RPCI」というのはひとことでいうと

数字が小さいほど前傾ラップとなり、前目の馬にはきびしくなります。

逆に数字が大きいほどいわゆるスローで上がり3Fは出やすくなります。

今年の45.2という数字はこのレースとしては数字が大きく、

スローであると推測できます。

過去のRPCIを見ても、数字が小さい年は

ペース差(1000万下逃げ馬平均との差)もマイナス方向に振れており

ペースが速かったことがわかります。

仮に、今年のレベルが極端に高かったり低かったりしないかぎり、

ペースでいうとだいたい-0.4か-0.5くらいだったのではないかと推測できます。

これはG1としては遅い方です。

その推測をもとに、上位馬の位置取りを見てみましょう。

 

●2023年高松宮記念の各馬の位置取り

馬名 上り3F -3F差 3角 4角
ファストフォース 35.5 0.4 7 5
ナムラクレア 35.4 0.6 10 9
トゥラヴェスーラ 35.3 0.8 10 11
ナランフレグ 35.1 1.1 15 14
グレナディアガーズ 34.9 1.5 18 18
ロータスランド 35.6 0.8 10 11
アグリ 36.3 0.2 3 2
ヴェントヴォーチェ 35.9 0.6 7 9
キルロード 36.8 0 1 1
ウインマーベル 36.5 0.4 7 5
ダディーズビビッド 36.8 0.2 3 2
メイケイエール 36.6 0.4 5 5
ピクシーナイト 36.4 0.9 13 11
ディヴィナシオン 36.3 1.1 15 14
トウシンマカオ 36.3 1.1 14 14
ウォーターナビレラ 37.1 0.5 5 5
オパールシャルム 37.5 0.2 2 2
ボンボヤージ 36.7 1.3 17 17

 

勝ったファストフォースとナムラクレアでは位置取りにおいて

若干ファストフォースに利があり、

またナムラクレアは4角で大外をまわしたロスもありました。

この分が1着、2着の差に響いたのかなと思います。

 

過去傾向では、馬場が悪くなると外枠の差し馬が台頭しており、

今年も7枠の馬がワンツーでした。

となると、3着トゥラヴェスーラは、かなり厳しいレースを強いられたはずで

スローで後方、しかも最内を通ってきています。

もう8歳なので上積みがあるかどうかはわかりませんが、

過去の戦績からも道悪巧者であることは間違いなさそうです。

 

案外だったのが7着のアグリで、

前目に位置しており、展開は向いたように思えますが

もしかするとスローでは持ち味を発揮できないタイプなのかもしれません。

あるいは馬場が合わなかった可能性もあり、

阪急杯の時計が優秀だったことを考えると、評価は持ち越しでいいでしょう。

 

 

【反省】2023_2月・古馬・芝・重賞(東京新聞杯、京都記念、京都牝馬S、小倉大賞典、中山記念、阪急杯)

2023年2月7日 / 2023古馬芝, 反省

●東京新聞杯
レースレベル:2位(同率1R)/11R

ペースの速さ:2位/11R

年月日 馬名 GS 3F
230205 1 ウインカーネリアン 117 58.0 35.2
230205 9 ファルコニア 112 58.1 35.6
230205 15 シュリ 104 58.2 36.3
230205 11 プリンスリターン 111 58.4 35.4
230205 2 ナミュール 117 58.7 34.5
190203 1 インディチャンプ 123 58.8 33.8
230205 6 マテンロウオリオン 113 58.9 34.7
230205 16 ショウナンマグマ 103 58.9 35.7
140217 1 ホエールキャプチャ 117 58.9 34.3
230205 8 ピンハイ 112 59.1 34.6
230205 3 プレサージュリフト 116 59.1 34.2
230205 5 エアロロノア 115 59.3 34.1
230205 7 インダストリア 112 59.3 34.4
230205 12 カイザーミノル 110 59.3 34.6
210207 1 カラテ 111 59.3 34.5
230205 4 ジャスティンカフェ 116 59.5 33.8
230205 10 タイムトゥヘヴン 111 59.6 34.2
230205 14 サクラトゥジュール 106 59.6 34.7
230205 13 ピースワンパラディ 106 59.9 34.4
220206 1 イルーシヴパンサー 114 60.0 33.6
200209 1 プリモシーン 107 60.2 34.1
130203 1 クラレント 115 60.2 33.2
150208 1 ヴァンセンヌ 106 60.2 34.1
180204 1 リスグラシュー 109 60.4 33.6
160207 1 スマートレイアー 102 61.0 33.7
170205 1 ブラックスピネル 92 62.7 33.0

 

レースレベルは高く、厳しいペースでした。

58kgで逃げ切ったウインカーネリアンは素直に評価すべきでしょう。

前走MCSはゲートで立ち上がってからのスタートで、

外から包まれて本来の先行策がとれませんでした。

阪神開催のMCSだったので、ほか2Rとの比較になりますが

ペースとしては速かったので、ハイペースで逃げた姿を見たかった、というのはあります。

速いと言っても-1.4秒ですから、あくまで過去の阪神開催との比較で、

これが京都開催なら-1.4秒はややハイ、

安田記念ならミドルからむしろややスローくらいのペースです。

今回のGS117という数字は、同じ舞台の安田記念だと

低レベルな年なら逃げ切れる内容ですが、

通常120以上が要求されるので、同じだけ走って2着、3着という評価です。

それでも、5歳以降の充実度は著しく、

今回のVはもうフロックでもなんでもない点に注意です。

 

●京都記念
レースレベル:2位/3R

ペースの速さ:2位/3R

年月日 馬名 GS 3F
210214 1 ラヴズオンリーユー 122 97.1 35.2
230212 7 ユニコーンライオン 106 97.6 36.2
230212 3 プラダリア 112 97.8 35.4
230212 12 マイネルファンロン 101 97.9 36.4
230212 4 キングオブドラゴン 109 97.9 35.6
230212 6 ウインマイティー 107 98.0 35.7
230212 5 キラーアビリティ 109 98.0 35.5
230212 1 ドウデュース 118 98.1 34.5
230212 2 マテンロウレオ 112 98.2 35.0
220213 1 アフリカンゴールド 113 98.3 34.8
230212 10 ラストドラフト 102 98.3 35.9
230212 11 インプレス 101 98.4 35.9
230212 9 アフリカンゴールド 104 98.4 35.6
230212 8 スカーフェイス 105 98.5 35.4

 

ドウデュースの強さについて、今さらどうのこうの言っても始まらないですし

どのみち、次走国内ではありませんので簡単に。

パフォーマンスとしては、まずまずの内容で、この馬の本気とは思えませんでした。

宝塚記念基準でいうと、物足りない内容です。

ペースとしてはこのクラスなら楽なペースで、

馬場が速かったことを考えても、前目に付けていれば残せるレースでした。

とにかく4歳が強く、掲示板をほぼ独占。

4着キングオブドラゴンが6歳ですが、展開を考えると前残りといっていいでしょう。

マテンロウレオ、プラダリアといった4歳世代の2軍クラスでも

馬券になってしまうのだなという印象です。

5着キラーアビリティは、これが本気だとすると、

ホープフルの高いパフォーマンスはなんだったんだろうと首をかしげます。

前走中日新聞杯の内容も物足りないですし、早熟なのかもしれません。

特に次走以降、気になる馬はいませんでした。

 

●京都牝馬S
レースレベル:5位(同率1R)/6R(含む2013-2015年の阪神牝馬S)

ペースの速さ:5位/6R(含む2013-2015年の阪神牝馬S)

年月日 馬名 GS 3F
150411 1 カフェブリリアント 114 46.2 34.1
220219 1 ロータスランド 112 46.4 34.1
210220 1 イベリス 104 46.4 34.9
230218 2 ウインシャーロット 104 47.0 34.3
230218 8 シゲルピンクルビー 99 47.1 34.7
230218 5 メイショウミモザ 101 47.2 34.4
230218 14 ウォーターナビレラ 93 47.2 35.2
230218 17 スカイグルーヴ 92 47.3 35.2
230218 18 サトノアイ 90 47.3 35.4
140412 1 スマートレイアー 108 47.3 33.6
230218 6 テンハッピーローズ 100 47.4 34.3
230218 1 ララクリスティーヌ 104 47.4 33.9
230218 11 ルチェカリーナ 97 47.5 34.5
230218 16 コムストックロード 92 47.5 35.0
230218 10 ディヴィーナ 98 47.5 34.4
130406 1 サウンドオブハート 105 47.7 33.5
230218 13 ルピナスリード 94 47.7 34.6
230218 4 フェルミスフィア 102 47.8 33.7
230218 15 サブライムアンセム 93 47.8 34.6
230218 12 ボンボヤージ 96 47.8 34.3
230218 7 ヒメノカリス 100 48.0 33.7
230218 9 ミスニューヨーク 98 48.2 33.7
230218 3 ロータスランド 102 48.3 33.2

 

緩いペースで、馬場もよく、前にいれば止まらない展開でした。

比較対象にGIIの阪神牝馬Sを含めているので、

若干厳しめの評価になってはいますが、

にしてもこのあとGI戦線でどうのというレースではないと思います。

ララクリスティーヌはポジションをしっかりとりにいき、そのまま押し切りました。

差してこれない位置取りではありませんし、

しまいの手ごたえを見ても余裕がなく、せいぜいOP勝ち程度の評価とします

2着 ウインシャーロットはあきらかにフロックでしょう。

3着ロータスランド、4着フェルミスフィアにとっては不運なレースで

逆によく追い込んできたなという印象はあります。

ロータスランドはここのところ先行策で結果がともなっていませんでしたが

久々に重賞で馬券になりました。

次走以降、どの位置取りになるかは陣営次第なところもあるかと思いますが

今回出遅れて追い込んだことで、逆に新味を見せたように思えます。

 

●小倉大賞典
レースレベル:不明(馬場差計測不能)

ペースの速さ:不明(馬場差計測不能)

今年は時計がかかりすぎたため、馬場差が計測できません。

そこで、せめてペースだけでも見てみましょう。

 

年月日 馬名 GS 3F
170219 1 マルターズアポジー 120 69.3 36.5
210221 3 ディアンドル 118 70.0 36.0
160221 7 レッドアリオン 115 70.9 35.4
140223 1 ラストインパクト 120 71.0 34.8
200223 3 ジナンボー 112 71.2 35.4
190217 3 サイモンラムセス 109 71.3 35.6
130217 8 シャイニーホーク 104 71.5 35.9
220220 12 トップウイナー 96 71.9 36.3
180218 10 タイセイサミット 102 72.1 35.5
210718 8 ディアンドル 98 72.2 35.8
220724 1 ベレヌス 104 72.3 35.1
230219 3 バジオウ 73.4 36.4

 

馬場差を±0秒としたときの逃げ馬の残り3F通過比較です。

実際は馬場が悪いので、当然時計がかかっていますが、

仮に+3.0秒時計がかかるとして、

前半1200mが

73.4 - 3.0 * (1200 / 1800)= 71.4

となり、まあ若干スローからミドルという印象です。

1頭あげるとすれば、みんな直線で少しでも馬場のいい外に進路をとる中

2着カテドラルはやや内目の馬場からつっこんできました。

斤量も背負っていますし、勝ち馬と遜色のない内容だったといえます。

 

●中山記念
レースレベル:7位/9R(2014-2015年は馬場差計測不能)

ペースの速さ:8位/9R(2014-2015年は馬場差計測不能)

年月日 馬名 GS 3F
220227 1 パンサラッサ 123 69.6 37.5
210228 1 ヒシイグアス 130 71.7 34.7
130224 1 ナカヤマナイト 124 71.8 35.2
230226 3 ドーブネ 113 72.2 35.9
230226 7 ショウナンマグマ 112 72.3 35.9
160228 1 ドゥラメンテ 127 72.3 34.4
230226 5 スタニングローズ 113 72.4 35.7
230226 11 ダノンザキッド 104 72.6 36.4
230226 9 ソーヴァリアント 107 72.6 36.1
230226 6 リューベック 113 72.7 35.4
230226 8 イルーシヴパンサー 110 72.7 35.7
190224 1 ウインブライト 125 72.7 34.2
200301 1 ダノンキングリー 119 72.9 34.6
230226 4 シュネルマイスター 113 72.9 35.2
230226 14 トーラスジェミニ 94 72.9 37.1
180225 1 ウインブライト 114 73.0 35.0
230226 2 ラーグルフ 114 73.0 35.0
230226 1 ヒシイグアス 115 73.0 34.9
230226 12 ナイママ 102 73.2 36.0
230226 10 モズベッロ 105 73.3 35.6
230226 13 ソロフレーズ 95 73.3 36.6
170226 1 ネオリアリズム 113 73.6 34.5

ペースが速くなりがちな中山記念ですが、

今年はそこまで速くなりませんでした。

(あくまで中山記念比較)

ざっとみると、真ん中より上の着順は前目の馬がほぼ隊列通りに入線し、

そこに1着馬、2着馬、4着馬がつっこんできたという格好です。

ひとまず3着ドーブネは時計を見ても平凡で、前残りとみていいでしょう。

ただ、あくまで中山記念における前残りなので、

次走以降GIIIやOPなら勝ち負けできる内容です。

3歳時はいまいちクラシック戦線に乗り切れませんでしたが、

3歳秋から4歳にかけていよいよ本格化してきた印象があります。

G3以下なら注意です。

 

勝ったヒシイグアスは、実績を考えてもこのくらいはやれて当然で、

得意の中山コースでしっかり差し切りました。

展開を考えればまずまず及第点といえるでしょう。

 

2着ラーグルフは強い4歳世代ではどちらかというと1.5軍くらいの評価でしたが

勝ち馬とそう差はなく、枠を考えたらよくやれているでしょう。

少なくとも2018年のウインブライト(その後海外GIを2勝)くらいは走れており、

精神的に成長したいま、旬をむかえつつあるかもしれません。

次走、GIでも頭で買いたい!と強くは思いませんが、軽視は禁物といえます。

 

●阪急杯
レースレベル:1位/10R(2015年は馬場差計測不能)

ペースの速さ:2位/10R(2015年は馬場差計測不能)

年月日 馬名 GS 3F
140302 1 コパノリチャード 114 44.7 35.6
230226 15 メイショウチタン 107 45.3 35.7
230226 1 アグリ 121 45.5 34.1
160228 1 ミッキーアイル 113 45.5 34.9
230226 3 ホウオウアマゾン 117 45.7 34.3
230226 2 ダディーズビビッド 121 45.8 33.8
230226 7 グレナディアガーズ 115 45.9 34.3
230226 10 ロードベイリーフ 114 45.9 34.4
180225 1 ダイアナヘイロー 109 45.9 34.9
230226 8 ミッキーブリランテ 115 46.1 34.1
230226 9 サトノラムセス 114 46.1 34.2
170226 1 トーキングドラム 103 46.1 35.3
210228 1 レシステンシア 112 46.1 34.4
220227 1 ダイアトニック 109 46.2 34.6
130224 1 ロードカナロア 110 46.3 34.4
230226 14 ホープフルサイン 111 46.4 34.2
230226 11 リレーションシップ 112 46.4 34.1
230226 5 ショウナンアレス 115 46.6 33.6
230226 4 グレイイングリーン 115 46.7 33.5
200301 1 ベストアクター 107 46.7 34.3
230226 13 メイショウケイメイ 111 46.8 33.8
230226 12 ラルナブリラーレ 111 47.1 33.5
190224 1 スマートオーディン 107 47.3 33.7
230226 6 ルプリュフォール 115 47.7 32.5

 

検討すらしなかったレースなのですが、ハイレベルでした。

また、このレースにしてはペースも厳しく、

上位3頭については今後も注意が必要でしょう。

勝ったアグリは これで4連勝。

また1頭、強い4歳馬が現れたという印象です。

4連勝の中身がすべて非根幹距離、うち3レースは阪神と偏りがある、など

未知な分ケチをつければいくらでもつけられますが、

次走、宮記念でも軽視は禁物でしょう。

 

2着ダディーズビビッドは、500kgを越える大型馬で、

ここのところ、休み明けを叩いて、次走しぼれて好走、

というパターンを繰り返しています。

宮記念でおつりがあるかどうかはわかりませんが、

勝ち馬とは差のない競馬をしており、ヒモで一考できます。

 

 

 

 

 

 

【反省】2023_1月・古馬・芝・重賞(中山金杯、京都金杯、愛知杯、日経新春杯、AJCC、シルクロードS)

2023年1月28日 / 2023古馬芝, 反省

年初一発目の古馬反省記事ですので、振り返りも含めて

大きな視点での展望を語らせてください。

 

すでにみなさんご存じの通り、現4歳世代はハイレベルで

ひと世代、ふた世代前の馬たちとの比較が

2023年古馬戦線において重要な予想ファクターとなるかと思います。

そこで、世代間のレベルというものをあらためて比較してみたいと思います。

 

まず、3歳馬はどのくらいG1を勝てるのか、というところですが

菊花賞後の有馬記念までのG1競走に限られますので、

よほど常識外れのスーパーホース(怪物)があらわれない限り、

秋華賞や菊花賞をパスしていれば1頭あたり2勝、

秋華賞や菊花賞を経てくれば1勝が限度だと思います。

 

●年別3歳馬の3上G1成績

年・年月 着別度数 勝率 連対率 複勝率
2022年  3- 3- 1-16/23 13.00% 26.10% 30.40%
2021年  3- 2- 3- 9/17 17.60% 29.40% 47.10%
2020年  0- 1- 1-12/14 0.00% 7.10% 14.30%
2019年  0- 2- 2-14/18 0.00% 11.10% 22.20%
2018年  3- 1- 0- 6/10 30.00% 40.00% 40.00%
2017年  2- 1- 1-12/16 12.50% 18.80% 25.00%
2016年  1- 0- 1- 8/10 10.00% 10.00% 20.00%
2015年  0- 0- 2-14/16 0.00% 0.00% 12.50%
2014年  0- 2- 1-14/17 0.00% 11.80% 17.60%
2013年  1- 2- 0-13/16 6.30% 18.80% 18.80%

 

上の表からもわかるように2013年以降で3歳馬が古馬にまじると、3勝が限度で

半分以上は1つ勝てばやっと、というのが現実です。

となると、3勝した世代は、上の世代に比べて優秀といってしまってよいかと思います。

さらに細かく見てみましょう。

 

●2019年~2022年の世代間レベル比較(G1成績)

年齢 3歳時
3歳以上芝G1
勝ち馬 4歳時
芝G1
勝ち馬
国内 国外 国内 国外
2022の3歳 3,3,1,16 0,0,0,5 イクイノックス(有馬、天・秋)、セリフォス(MCS)
2021の3歳 3,2,3,9 0,0,0,1 エフフォーリア(有馬、天・秋)、ピクシーナイト(スプリンタ) 5,4,4,36 1,1,0,11 ジェラルディーナ、タイトルホルダー(×2)、ソングラインソダシ
2020の3歳 0,1,1,12 0,0,0,0 3,6,4,40 0,1,2,3 コントレイル、アカイイト、レイパパレ
2019の3歳 0,2,2,14 1,0,0,2 アドマイヤマーズ(香港M) 5,2,6,39 0,0,1,0 クロノジェネシス(×2)、グランアレグリア(×3)

 

2019年、2020年は3歳馬による3上G1は全敗でした。

4歳になって、2019年の馬は突出した2頭、つまり

クロノジェネシスとグランアレグリアが勝ちまくりますが、

牡馬はふるわない都市でした。

2020年は三冠馬コントレイルの世代ですが、やはり3歳時は全敗。

4歳になって巻き返しますが、前年2019年が低レベルだったことも関係してそうです。

近年でも珍しい最弱世代といっていいと思います。

 

2021年はエフフォーリアがビシっと決めて、

4歳になってもG1を5勝とがんばりました。

ただ、前年2020年が最弱世代だったことを考えると

そこまで高い評価は与えられないかなと思います。

ただし割り引いても弱い世代ではなかったことがわかります。

 

そして2022年。イクイノックスが秋に大活躍したのは記憶に新しいところで

しかも相手は決して弱くない2021年世代とあたっての成績で、

クラシックの世代間比較を考えても、2022年の3歳馬は強かったと断言してよさそうです。

これはあくまでG1での比較なので、G2以下になるとまた違ってくると思いますが

時間があればG2以下の馬の成績も比較してみようと思います。

では、通常通り、レース別にみていきましょう。

 

●中山金杯
レースレベル:8位(同率1R)/11R

ペースの速さ:9位/11R

年月日 馬名 GS 3F
150104 1 ラブリーデイ 133 84.2 34.4
200105 1 トリオンフ 114 84.6 35.9
190105 1 ウインブライト 120 84.8 35.1
230105 3 フェーングロッテン 107 85.0 36.2
230105 15 コスモカレンドゥラ 95 85.1 37.3
230105 10 エヴァーガーデン 100 85.2 36.7
180106 1 セダブリランテス 115 85.2 35.2
230105 14 ウインキートス 96 85.3 37.0
230105 6 レッドランメルト 104 85.4 36.1
140105 1 オーシャンブルー 119 85.4 34.6
220105 1 レッドガラン 110 85.5 35.4
170105 1 ツクバアズマオー 106 85.5 35.8
230105 2 クリノプレミアム 107 85.5 35.7
230105 1 ラーグルフ 107 85.5 35.7
130105 1 タッチミーノット 118 85.5 34.6
230105 4 アラタ 107 85.7 35.5
230105 5 マテンロウレオ 106 85.8 35.5
230105 12 レインカルナティオ 100 85.8 36.1
230105 17 ゴールドスミス 91 85.9 36.9
230105 9 ラーゴム 104 85.9 35.6
230105 7 カレンルシェルブル 104 86.0 35.5
230105 8 フォワードアゲン 104 86.1 35.4
230105 13 ヒュミドール 97 86.2 36.0
230105 16 ワンダフルタウン 93 86.2 36.4
230105 11 スカーフェイス 100 86.5 35.4
210105 1 ヒシイグアス 107 86.6 34.6
160105 1 ヤマカツエース 98 88.8 33.3

 

超がつくほどではありませんが、過去の中山金杯と比較しても、

いく馬にとっては楽なペースだったといえます。

レース自体は低レベルで、前残りの馬(3着フェーングロッテン)は、

次走以降、ペース次第では疑ってかかってよさそうです。

勝ったラーグルフは2022年の3歳世代で、

世代においてはいまいちクラシック戦線に乗り切れませんでしたが、

地道に条件戦を勝って、ようやく一軍たちと同じグラウンドにあがりました。

今回、時計的にはたいしたことはありませんが、

前走1600万下ではハイパフォーマンスを見せており、

晩成型で花開けば、このあともまだまだ活躍しておかしくありません。

一応、評価は保留としておきたいです。

 

●京都金杯(2013年~2019年の中京記念も含む)

レースレベル:5位/9R(2014年は馬場差計測不能)

ペースの速さ:3位(同率1R)/9R(2014年は馬場差計測不能)

年月日 馬名 GS 3F
230105 16 ベレヌス 90 58.2 37.5
230105 14 ダイワキャグニー 93 58.3 37.1
150726 1 スマートオリオン 112 58.4 35.1
230105 15 アルサトワ 92 58.5 37.0
230105 3 プレサージュリフト 108 58.5 35.4
230105 2 エアロロノア 109 58.7 35.1
230105 12 ヴィクティファルス 98 58.7 36.2
180722 1 グレーターロンドン 114 58.8 34.5
170723 1 ウインガニオン 107 58.9 35.1
230105 4 ピースワンパラディ 107 58.9 35.1
230105 8 シュリ 105 58.9 35.3
230105 1 イルーシヴパンサー 110 58.9 34.8
220105 1 ザダル 112 59.1 34.4
190721 1 グルーヴィット 109 59.1 34.7
230105 5 カイザーミノル 107 59.1 34.9
230105 6 オニャンコポン 107 59.1 34.9
230105 10 エントシャイデン 103 59.2 35.2
130721 1 フラガラッハ 112 59.3 34.2
230105 7 タイムトゥヘヴン 107 59.4 34.6
230105 11 シャーレイポピー 101 59.4 35.2
230105 9 ミッキーブリランテ 103 59.4 35.0
210105 1 ケイデンスコール 109 59.5 34.3
230105 13 マテンロウオリオン 96 60.1 35.0
160724 1 ガリバルディ 105 60.4 33.8

 

低レベルでした。

ただ、多少ペースが速く、上位勢で唯一前目にいた

3着プレサージュリフトは評価に値しそうですが、

まわりが57.5kg以上の斤量を背負った馬ばかりで

枠にも恵まれたことを考えると、そこまで高い評価はできません。

また、勝ち馬、2着馬ともに59kgを背負っていましたが、

プレサージュは54kgですから特にがんばったかというと微妙です。

このレースで今後気になる馬はいませんでした。

 

●愛知杯

レースレベル:8位/8R(2014年は馬場差計測不能)

ペースの速さ:8位/8R(2014年は馬場差計測不能)

年月日 馬名 GS 3F
210116 1 マジックキャッスル 120 83.9 35.6
160116 1 バウンスシャッセ 123 84.1 35.1
180113 1 エテルナミノル 113 85.5 34.7
170114 1 マキシマムドパリ 104 86.2 34.9
190126 1 ワンブレスアウェイ 104 86.9 34.2
220115 1 ルビーカサブランカ 97 87.3 34.4
230114 4 アブレイズ 87 88.0 34.7
131214 1 フーラブライド 95 88.0 34.0
230114 2 アイコンテーラー 91 88.1 34.2
230114 3 マリアエレーナ 89 88.4 34.1
230114 1 アートハウス 94 88.4 33.6
230114 5 サトノセシル 85 88.6 34.3
230114 7 ビジン 81 88.6 34.7
230114 11 ホウオウイクセル 78 88.6 35.0
230114 8 ルビーカサブランカ 79 88.7 34.8
230114 15 リアアメリア 71 88.8 35.5
230114 14 エリカヴィータ 72 88.9 35.3
230114 6 ラヴユーライヴ 83 89.0 34.1
230114 10 サンテローズ 78 89.0 34.6
230114 13 フィオリキアリ 73 89.0 35.1
230114 9 アンドヴァラナウト 78 89.1 34.5
230114 12 ルージュエヴァイユ 76 89.2 34.6

 

ドスローで時計は500万下並でした。

勝ったアートハウスは手応えこそ余裕があったものの

2-4着馬と比較して馬場のいいところを走れましたし、

見た目のまま快勝とは評価したくありません。

ただ、3歳時の成績をみると、この馬が500万下並というのはありえず、

今回は展開も馬場も向いて楽勝だったということでしょう。

とにかくスローにめっぽう強く、G1戦線ではともかく

今後も牝限などでスローになりそうなら前目で残してくるので要注意です。

 

●日経新春杯

レースレベル:3位/3R

ペースの速さ:3位/3R

年月日 馬名 GS 3F
210117 1 ショウリュウイクゾ 114 97.0 35.7
220116 1 ヨーホーレイク 117 97.8 34.6
230115 9 アフリカンゴールド 99 98.2 36.0
230115 11 ヴェローナシチー 98 98.4 35.9
230115 2 キングオブドラゴン 106 98.4 35.1
230115 1 ヴェルトライゼンデ 107 98.6 34.8
230115 8 プライドランド 100 98.6 35.5
230115 5 ロバートソンキー 103 98.8 35.0
230115 6 ハヤヤッコ 102 98.8 35.1
230115 13 イクスプロージョン 97 98.8 35.6
230115 4 ヤマニンゼスト 105 98.8 34.8
230115 3 プラダリア 106 98.9 34.6
230115 10 サンレイポケット 99 99.0 35.2
230115 7 ダンディズム 100 99.0 35.1
230115 12 プリマヴィスタ 98 99.2 35.1
230115 14 モズナガレボシ 27 100.1 41.3

 

比較対象が少なく、なんともいえないのですが、

レースレベルは決して高いとはいえなそうです。

ペースも緩く、勝ち馬は位置取りが奏功したように思えます。

2着キングオブドラゴンも番手からゆるいペースで展開利がありました。

むしろ3着以下の差し馬たちが、次走展開が味方すれば巻き返してきそうです。

ヴェルトライゼンデは、近年最弱のコントレイル世代で、

前走JC3着、ここ1着と結果だけはそろえてきていますが、

次走以降、現4歳馬のトップどころとあたってどうでしょうか。

 

●AJCC(含むオールカマー)

レースレベル:9位/19R(2021年AJCCは馬場差計測不能)

ペースの速さ:14位/19R(2021年AJCCは馬場差計測不能)

※AJCC単体比較

レースレベル:6位/10R(2021年AJCCは馬場差計測不能)

ペースの速さ:8位/10R(2021年AJCCは馬場差計測不能)

年月日 馬名 GS 3F
170122 1 タンタアレグリア 131 96.6 35.9
130120 1 ダノンバラード 127 97.0 35.9
160124 1 ディサイファ 128 97.7 35.1
140126 1 ヴェルデグリーン 125 97.8 35.3
220123 1 キングオブコージ 128 98.1 34.7
200126 1 ブラストワンピース 117 98.1 35.8
180121 1 ダンビュライト 120 98.1 35.5
210926 1 ウインマリリン 118 98.2 35.6
230122 13 シャムロックヒル 95 98.2 37.9
180923 1 レイデオロ 125 98.3 34.8
160925 1 ゴールドアクター 126 98.3 34.7
150927 1 ショウナンパンドラ 129 98.4 34.3
230122 4 ラーゴム 118 98.4 35.4
230122 8 バビット 112 98.4 36.0
220925 1 ジェラルディーナ 117 98.5 35.4
230122 11 エピファニー 103 98.6 36.7
230122 1 ノースブリッジ 122 98.6 34.8
230122 3 ユーバーレーベン 120 98.7 34.9
230122 5 ガイアフォース 117 98.7 35.2
230122 10 ブラックマジック 109 98.8 35.9
230122 14 オウケンムーン 95 98.9 37.2
230122 6 スタッドリー 117 98.9 35.0
230122 2 エヒト 121 99.1 34.4
230122 7 アリストテレス 113 99.1 35.2
230122 9 レインカルナティオ 110 99.4 35.2
230122 12 レッドガラン 99 99.4 36.3
190922 1 スティッフェリオ 115 99.5 34.6
150125 1 クリールカイザー 114 99.6 34.6
130922 1 ヴェルデグリーン 119 99.6 34.1
190120 1 シャケトラ 112 100.0 34.4
170924 1 ルージュバック 106 100.8 34.2
200927 1 センテリュオ 104 100.8 34.4

 

まずレベルからいうと低レベルでした。

ペースも決して速くなく、レースによっては

1000万下と同等になることもあるのでドスローとまではいきませんが

いく馬にとってはそれほど厳しい展開ではなかったといえます。

道中、先団にちょっかいを出したのは3着ユーバーレーベンくらいで

前を掃除するにはいたりませんでした。

ノースブリッジにとっては楽な展開になりました。

このノースブリッジ、いよいよ才能開花か、とささやかれていますが

重賞初勝利のエプソムカップが低レベルで、

毎日王冠も5着とはいえ少頭数、

G1ではまるで勝負になっていないように、

G2番長くらいの位置づけだと思います。

春のG1で人気するようなら自分は軽視します。

案外だったのがガイアフォースで、

セントライト記念の内容から見限ることはできません。

レースを見返すと若干頭が高かったように見えました。

次走、本調子なら見直せます。

 

●シルクロードS(含むCBC賞)
レースレベル:1位(同率1R)/10R

ペースの速さ:6位/10R

年月日 馬名 GS 3F
220130 1 メイケイエール 104 34.2 34.5
230129 3 マッドクール 108 34.2 34.0
230129 11 カイザーメランジェ 94 34.3 35.3
150705 1 ウリウリ 107 34.3 34.0
180701 1 アレスバローズ 109 34.4 33.8
230129 12 キルロード 94 34.5 35.1
230129 13 レイハリア 92 34.5 35.3
230129 2 ファストフォース 109 34.6 33.5
230129 6 シャインガーネット 102 34.7 34.1
230129 8 ショウナンバニラ 99 34.7 34.4
230129 1 ナムラクレア 109 34.8 33.3
210131 1 シヴァージ 105 34.8 33.7
190630 1 レッドアンシェル 104 34.8 33.8
130630 1 マジンプロスパー 108 34.8 33.4
140706 1 トーホウアマポーラ 105 34.9 33.7
230129 7 ウインマーベル 99 34.9 34.2
230129 4 トウシンマカオ 104 35.0 33.6
160703 1 レッドファルクス 108 35.0 33.2
230129 9 エイティーンガール 99 35.1 34.0
170702 1 シャイニングレイ 104 35.1 33.5
230129 10 シゲルピンクルビー 97 35.1 34.2
230129 5 マリアズハート 103 35.2 33.5
230129 15 グルーヴィット 89 35.4 34.7
230129 14 テイエムスパーダ 92 35.7 34.1

 

ひとまずレベルとしては過去10年で1位タイという優秀なものでした。

そして、ペースが1000万下並という点に注意です。

勝ったナムラクレアは位置取りとしては決して向かない4角8番手から

上がり最速で差し切り、完勝といえます。

しかも斤量56.5kgを背負わされてのものですから、

現状宮記念での有力な1頭として数えるべきでしょう。

 

ファストフォースもよくわからない馬ですが、

今回のパフォーマンスだけでいえば優秀です。

 

3着マッドクールは前走知立Sと同じ舞台で、

若干パフォーマンスを下げました。

前走の内容がよすぎただけに、少し物足りないですが

勝ち馬が強すぎたのか、ある程度の速いペースが必要なタイプなのか、

それでも、初重賞で通用したことは事実で、決して内容は悪くありません。

もし賞金が足りるなら本番でもヒモには入れておきたいです。

 

 

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