【反省】2023_10月・古馬・芝・重賞(スプリンターズS、毎日王冠、京都大賞典、府中牝馬S、富士S、スワンS、天皇賞・秋)

●スプリンターズS
レースレベル:3位(同率1R)/10R

ペースの速さ:5位(同率1R)/10R

年月日 馬名 GS 3F
231001 4 ジャスパークローネ 106 33.4 35.2
221002 1 ジャンダルム 108 33.5 34.9
231001 14 テイエムスパーダ 98 33.5 35.9
231001 16 モズメイメイ 95 33.6 36.1
231001 1 ママコチャ 110 33.6 34.6
231001 2 マッドクール 110 33.7 34.5
231001 5 メイケイエール 106 33.7 34.9
130929 1 ロードカナロア 111 33.8 34.2
180930 1 ファインニードル 107 33.9 34.6
231001 3 ナムラクレア 108 33.9 34.5
231001 8 ピクシーナイト 104 34.1 34.7
231001 6 ウインマーベル 106 34.1 34.5
190929 1 タワーオブロンドン 109 34.2 34.1
211003 1 ピクシーナイト 111 34.2 33.9
231001 9 ナランフレグ 104 34.3 34.5
231001 12 ドルチェモア 100 34.3 34.9
161002 1 レッドファルクス 110 34.4 33.8
231001 13 オールアットワンス 98 34.6 34.8
231001 7 アグリ 105 34.7 34.0
201004 1 グランアレグリア 106 34.8 33.7
171001 1 レッドファルクス 108 35.0 33.4
231001 10 キミワクイーン 104 35.0 33.8
231001 11 エイシンスポッター 103 35.0 33.9
231001 15 ジュビリーヘッド 96 35.2 34.4
151004 1 ストレイトガール 104 35.3 33.4

 

このレースとしてはミドルペースでしたが、

レースレベルは高く3着までの馬は文句なしの内容でした。

ママコチャは、前走が初めての1200mで

スローを差し損ねましたが、安土城Sでややハイを

唯一前目から残して好時計をマークしており、

スプリントという主戦場も定まっていよいよ本格化してきた印象です。

また、スタート直後、逃げたジャスパークローネとテイエムスパーダが

お互いハナを譲らない展開になりましたが、ひるまず前目につけたことで

道中ややペースが落ち着いたことも勝因の1つだと思います。

 

2着、3着も時計としては優秀で、

例年なら勝ち切っていておかしくない内容でした。

 

2人気アグリは7着に終わりましたが、しまいの脚は目立っていました。

やはり行き脚という意味で1200mは短く忙しいように思えます。

それでもそこそこやれてしまうのですが、

阪急杯の内容がよく、1400mのような非根幹距離が合っているのかもしれません。

次走、1400mにまわってきたら買いたいなと思います。

 

●毎日王冠
レースレベル:10位/11R

ペースの速さ:9位/11R

年月日 馬名 GS 3F
201011 1 サリオス 127 71.5 34.2
221009 1 サリオス 121 71.8 34.5
181007 1 アエロリット 123 71.8 34.3
191006 1 ダノンキングリー 123 72.1 34.0
151011 1 エイシンヒカリ 118 72.3 34.3
231008 5 ウインカーネリアン 107 72.6 35.1
231008 10 バビット 100 72.7 35.7
231008 12 フェーングロッテン 93 72.8 36.3
141012 1 エアソミュール 118 72.8 33.8
161009 1 ルージュバック 123 72.9 33.2
231008 1 エルトンバローズ 110 72.9 34.5
211010 1 シュネルマイスター 118 73.0 33.6
231008 8 エエヤン 104 73.0 35.0
231008 9 バラジ 103 73.1 35.0
231008 11 デュガ 96 73.1 35.7
231008 2 ソングライン 110 73.2 34.2
231008 6 ノースザワールド 106 73.2 34.6
171008 1 リアルスティール 119 73.4 33.1
231008 3 シュネルマイスター 110 73.4 34.0
231008 4 アドマイヤハダル 109 73.7 33.8
231008 7 ジャスティンカフェ 105 74.0 33.9
131006 1 エイシンフラッシュ 107 74.6 33.1

 

このレースとしてはペースが遅く、

レベルに関しては厳しい内容でした。

 

勝ったエルトンバローズは、決して弱い馬ではないと思いますが

今回は展開が向いたことと、斤量にも恵まれました。

形としてはG1ホースを2着、3着に抑えての勝利ですが、

現状の実力が現れたとは思えません。

 

3着シュネルマイスターの73.4-34.0は

2017年のリアルスティールと比較すると、かなり厳しい内容です。

ソングラインにしても、パフォーマンスとしては平凡でした。

ただ、両馬とも+10kgで出走してきており、

一度叩かれた次走はさらに時計を詰めてきそうです。

 

●京都大賞典
レースレベル:4位/17R

ペースの速さ:3位/17R

※含む日経新春杯

年月日 馬名 GS 3F
190113 1 グローリーヴェイズ 123 108.7 36.6
170117 1 ミッキーロケット 131 108.7 35.7
231009 5 アフリカンゴールド 124 109.1 36.0
231009 11 アイアンバローズ 112 109.4 36.9
231009 1 プラダリア 126 109.4 35.5
231009 10 ウインマイティー 115 109.6 36.4
231009 2 ボッケリーニ 126 109.7 35.2
140119 1 サトノノブレス 130 109.8 34.7
231009 8 ビッグリボン 117 109.8 36.0
191006 1 ドレッドノータス 124 109.8 35.3
231009 9 ヒートオンビート 116 109.8 36.1
231009 12 インプレス 97 109.9 37.9
231009 4 ヒンドゥタイムズ 124 109.9 35.2
231009 3 ディープボンド 125 110.0 35.0
130113 1 カポーティスター 124 110.4 34.7
231009 7 ヴェラアズール 122 110.4 34.9
231009 6 マイネルウィルトス 122 110.5 34.8
201011 1 グローリーヴェイズ 125 110.7 34.4
231009 13 ゼーゲン 95 110.8 37.2
131006 1 ヒットザターゲット 120 110.9 34.7
171009 1 スマートレイアー 127 111.0 33.9
200119 1 モズベッロ 124 111.1 34.1
141014 1 ラストインパクト 122 111.2 34.1
150118 1 アドマイヤデウス 122 111.4 33.9
180114 1 パフォーマプロミス 113 111.8 34.4
181008 1 サトノダイヤモンド 111 112.1 34.4
151012 1 ラブリーデイ 120 112.7 32.8
161010 1 キタサンブラック 106 113.0 34.0
160117 1 レーヴミストラル 108 113.4 33.3

 

レースレベル、ペースともに上位でした。

勝ったプラダリアは、末脚がキレるタイプではないですが、

ハイペースでポジションをとり、消耗戦に持ち込む形があっているのかもしれません。

 

●府中牝馬S
レースレベル:9位/11R

ペースの速さ:9位/11R

年月日 馬名 GS 3F
201017 1 サラキア 117 71.6 35.1
191014 1 スカーレットカラー 133 71.7 33.4
221015 1 イズジョーノキセキ 121 72.4 33.9
151017 1 ノボリディアーナ 116 72.7 34.1
231014 1 ディヴィーナ 109 73.1 34.4
141018 1 ディアデラマドレ 116 73.2 33.6
181013 1 ディアドラ 123 73.3 32.8
161015 1 クイーンズリング 113 73.4 33.7
211016 1 シャドウディーヴァ 114 73.4 33.6
231014 7 ルージュスティリア 106 73.8 34.0
231014 8 コスタボニータ 104 73.9 34.1
231014 6 アンドヴァラナウト 106 74.0 33.8
231014 3 ライラック 108 74.1 33.5
231014 10 シンリョクカ 101 74.1 34.2
231014 11 エリカヴィータ 100 74.1 34.3
231014 2 ルージュエヴァイユ 109 74.3 33.2
171014 1 クロコスミア 104 74.3 33.7
231014 5 プレサージュリフト 106 74.3 33.5
231014 9 イズジョーノキセキ 103 74.3 33.8
231014 4 フィアスプライド 108 74.5 33.1
231014 12 ファユエン 98 74.8 33.8
131014 1 ホエールキャプチャ 83 77.1 33.0

 

スローの低レベルレースでした。

後続を突き放しつつの単騎逃げですから

勝ったディヴィーナとしてはこれ以上の展開はありませんでした。

VMで追い込んで4着しているように、

逃げ一辺倒というタイプではないと思いますが、

今回に関してはフロックといってしまってよいと思います。

 

2着ルージュエヴァイユ、3着ライラックともに、

向かない展開での競馬となりました。

4着フィアスプライド、5着プレサージュリフトも

展開が向いたとはいえず、展開次第では

上位は入れ替わっておかしくないと思います。

 

●富士S
レースレベル:2位/22R

ペースの速さ:2位/22R

※含む東京新聞杯

年月日 馬名 GS 3F
231021 11 ダノンタッチダウン 108 57.5 36.6
231021 9 ユニコーンライオン 109 57.8 36.2
231021 7 ステラヴェローチェ 112 57.8 35.9
230205 1 ウインカーネリアン 117 58.0 35.2
231021 4 イルーシヴパンサー 115 58.0 35.4
231021 6 エターナルタイム 114 58.0 35.5
231021 5 マテンロウオリオン 114 58.2 35.3
231021 10 ジャスティンスカイ 109 58.2 35.8
231021 3 ソーヴァリアント 116 58.4 34.9
231021 1 ナミュール 122 58.4 34.3
181020 1 ロジクライ 120 58.6 34.4
171021 1 エアスピネル 119 58.7 34.3
231021 2 レッドモンレーヴ 120 58.7 34.2
231021 8 タイムトゥヘヴン 111 58.7 35.1
190203 1 インディチャンプ 123 58.8 33.8
201024 1 ヴァンドギャルド 114 58.9 34.6
140217 1 ホエールキャプチャ 117 58.9 34.3
210207 1 カラテ 111 59.3 34.5
231021 12 キラーアビリティ 105 59.6 34.8
211023 1 ソングライン 111 59.7 34.1
221022 1 セリフォス 113 59.8 33.8
220206 1 イルーシヴパンサー 114 60.0 33.6
131019 1 ダノンシャーク 114 60.0 33.5
200209 1 プリモシーン 107 60.2 34.1
130203 1 クラレント 115 60.2 33.2
150208 1 ヴァンセンヌ 106 60.2 34.1
191019 1 ノームコア 112 60.2 33.5
151024 1 ダノンプラチナ 115 60.3 33.1
161022 1 ヤングマンパワー 106 60.4 33.9
180204 1 リスグラシュー 109 60.4 33.6
141025 1 ステファノス 107 60.9 33.3
160207 1 スマートレイアー 102 61.0 33.7
170205 1 ブラックスピネル 92 62.7 33.0

 

ペースが速く、ハイレベルな内容でした。

2013年以降、東京新聞杯を含めても2番目に速いペースで

前は総崩れという感じで、中団以降の馬が上位をしめています。

 

勝ったナミュールは近走、冴えないレースが続いていましたが、

斤量もあったとはいえ、

2017年エアスピネル、2018年ロジクライと比較しても優秀な内容です。

 

さらに注目に値するのが2着レッドモンレーヴで、

58kgを背負ってのパフォーマンスですから、

実質この馬が勝ち馬といっていいでしょう。

安田記念6着はペースが遅く展開が向かなかったこともあり、

次走MCSならあらためて注目です。

 

●スワンS

レースレベル:5位(同率1R)/8R

ペースの速さ:2位(同率1R)/8R

年月日 馬名 GS 3F
231028 9 トウシンマカオ 102 46.0 35.7
231028 14 メイショウソラフネ 100 46.1 35.8
231028 1 ウイングレイテスト 109 46.1 34.9
231028 2 ララクリスティーヌ 108 46.4 34.7
231028 12 タマモブラックタイ 101 46.4 35.4
231028 5 ウインマーベル 105 46.5 34.9
231028 11 エクセトラ 101 46.5 35.3
231028 10 デュガ 101 46.6 35.2
231028 17 サブライムアンセム 98 46.7 35.4
231028 7 アヴェラーレ 104 46.7 34.8
201031 1 カツジ 110 46.7 34.2
141101 1 ミッキーアイル 110 46.7 34.2
131026 1 コパノリチャード 111 46.8 34.0
231028 4 ルガル 107 46.9 34.3
231028 8 インダストリア 104 46.9 34.6
231028 13 ルージュスティリア 101 46.9 34.9
231028 18 ミッキーブリランテ 97 47.1 35.1
151031 1 アルビアーノ 109 47.2 33.8
231028 3 ロータスランド 107 47.2 34.0
231028 15 スマートリアン 99 47.2 34.8
191026 1 ダイアトニック 114 47.2 33.3
181027 1 ロードクエスト 105 47.2 34.2
231028 6 グレナディアガーズ 105 47.3 34.1
161029 1 サトノアラジン 107 47.4 33.8
231028 16 カイザーミノル 98 47.6 34.5

レベルは並以下ですが、ペースが速く、

1-2着馬は向かない展開で前から残しました。

このレースとしては珍しく時計の出る馬場だったこともあると思いますが

時計自体はそれなりに出てういます。

3着ロータスランドも、2015年のアルビアーノと比較すれば

2着くらいの価値はありそうです。

勝ち馬に話を戻すと、ウイングレイテストの前走京成杯AHは

展開に恵まれた感じがしますが、今回はフロックという感じはしません。

6歳でそれなりにキャリアも積んでいますし、

上積みという意味では疑問ですが、実は短い方に適性があったように思えます。

 

●天皇賞・秋

レースレベル:1位/10R

ペースの速さ:1位/10R

年月日 馬名 GS 3F
231029 11 ジャックドール 112 82.0 38.5
231029 5 ガイアフォース 131 82.2 36.1
231029 1 イクイノックス 144 82.5 34.8
231029 7 ドウデュース 131 82.8 35.9
231029 9 ヒシイグアス 120 82.8 36.9
231029 10 ノースブリッジ 116 82.8 37.3
231029 4 ダノンベルーガ 139 83.0 34.9
231029 6 アドマイヤハダル 131 83.0 35.6
231029 8 エヒト 122 83.2 36.3
231029 2 ジャスティンパレス 140 83.4 34.3
231029 3 プログノーシス 138 83.4 34.5
131027 1 ジャスタウェイ 133 83.5 34.9
191027 1 アーモンドアイ 135 83.8 34.4
181028 1 レイデオロ 131 84.5 34.1
201101 1 アーモンドアイ 128 85.5 33.4
151101 1 ラブリーデイ 122 85.5 34.0
161030 1 モーリス 123 85.6 33.8
211031 1 エフフォーリア 125 85.6 33.6
221030 1 イクイノックス 119 86.4 33.4
141102 1 スピルバーグ 112 86.6 33.9

 

キタサンブラックが勝った2017年が馬場差計時不能だったので比較がつきませんが

2013年以降、馬場差を出せるレースの中では

最もペースが速く、レースレベルも1位でした。

2番目によかったのは2019年のアーモンドアイで、

勝ったイクイノックスは、そのときより1秒近く高いパフォーマンスだった計算です。

G1で1秒近い差をつけることがまず異常ですが、

どう見てもイクイのしまいの手応えは本気で走っているように思えませんでした。

イクイノックスは天皇賞・秋を連覇になりますが、

去年より斤量2kg増で、レース内容もよく、

もう誰にも止められない印象を受けます。

JCでは斤量差を利して、リバティアイランドがストップをかけられるのか

非常に興味深いです。

 

2着ジャスティンパレス、3着プログノーシス、

4着ダノンベルーガは例年なら勝ち負けしておかしくない時計で、

生まれた年が悪かったとしかいいようがありません。

ただ、3頭とも後方からで少なくとも展開自体は向いています。

イクイノックスとの差は埋めようもなく大きいといえます。

今後、G1をとるとすればイクイが走らないレースで

空き巣狙いするしかないと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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