【反省】2023_11月・古馬・芝・重賞(エリザベス女王杯、福島記念、マイルCS、京阪杯、ジャパンカップ)

●エリザベス女王杯
レースレベル:1位/8R

ペースの速さ:1位/8R

年月日 馬名 GS 3F
231112 13 アートハウス 114 97.6 35.9
231112 12 ローゼライト 114 97.7 35.8
231112 14 ゴールドエクリプス 95 98.0 37.4
231112 3 ハーパー 119 98.1 34.9
231112 15 マリアエレーナ 94 98.2 37.3
231112 1 ブレイディヴェーグ 121 98.3 34.5
231112 5 ジェラルディーナ 118 98.3 34.8
231112 2 ルージュエヴァイユ 120 98.5 34.4
231112 9 シンリョクカ 116 98.5 34.8
231112 10 ククナ 116 98.5 34.8
231112 7 ディヴィーナ 117 98.6 34.6
231112 8 イズジョーノキセキ 116 98.8 34.5
231112 4 ライラック 118 98.8 34.3
231112 6 サリエラ 118 98.8 34.3
231112 11 ビッグリボン 115 99.0 34.4
181111 1 リスグラシュー 111 99.8 34.0
141116 1 ラキシス 113 99.8 33.8
151115 1 マリアライト 101 100.1 34.7
171112 1 モズカッチャン 103 100.4 34.2
131110 1 メイショウマンボ 111 100.5 33.3
161113 1 クイーンズリング 109 100.5 33.5
191110 1 ラッキーライラック 102 101.7 33.0

 

2020~2022年と阪神開催が続きましたが、

京都開催としては2013年以降、 最もハイレベルでハイペースでした。

しかも、ずば抜けてレベルが高く、

勝ったブレイディヴェーグは、牝馬戦線にとどまらず

今後牡馬にまじって、王道路線で

イクイノックスやリバティアイランドとしのぎをけずってほしいです。

 

全体的にペースが速い中、勝ったブレイディは

そこそこポジションをとりにいっており、完勝です。

2着ルージュエヴァイユも、2kgの斤量差を考えると

勝ち馬とそうそう差はありません。

 

3着ハーパーも位置取りの割にはハイペースの中、

前目でがんばったほうでしょう。

4着ライラック、6着サリエラは位置取りの割にはという感じで

展開が向いたにもかかわらず馬券圏内には届きませんでした。

いずれにせよ勝ち馬が強すぎた印象はあります。

 

●福島記念
レースレベル:16位(同率1R)/21R

ペースの速さ:11位/21R

※含む七夕賞

年月日 馬名 GS 3F
211114 1 パンサラッサ 116 81.6 37.6
160710 1 アルバートドック 127 82.3 35.8
190707 1 ミッキースワロー 119 82.4 36.5
181111 1 スティッフェリオ 121 82.7 36.0
170709 1 ゼーヴィント 116 82.8 36.4
140713 1 メイショウナルト 119 82.8 36.1
180708 1 メドウラーク 105 83.0 37.4
130707 1 マイネルラクリマ 120 83.1 35.7
231112 13 テーオーシリウス 93 83.2 38.3
231112 15 ユニコーンライオン 83 83.3 39.2
231112 6 シルトホルン 105 83.4 36.9
231112 14 バビット 85 83.4 38.9
210711 1 トーラスジェミニ 111 83.5 36.3
131117 1 ダイワファルコン 119 83.5 35.4
231112 7 グリューネグリーン 103 83.6 36.9
231112 4 ウインピクシス 107 83.6 36.5
221113 1 ユニコーンライオン 110 83.7 36.1
231112 10 ノースザワールド 102 83.8 36.8
220710 1 エヒト 123 83.9 34.6
231112 12 ナイママ 96 83.9 37.3
231112 11 ダンテスヴュー 100 84.0 36.8
231112 1 ホウオウエミーズ 110 84.0 35.8
191110 1 クレッシェンドラヴ 112 84.1 35.5
200712 1 クレッシェンドラヴ 109 84.1 35.8
231112 2 ダンディズム 110 84.2 35.6
231112 8 ヴァンケドミンゴ 102 84.2 36.4
201115 1 バイオスパーク 114 84.3 35.1
141116 1 ミトラ 119 84.3 34.6
231112 3 カレンルシェルブル 108 84.3 35.7
231112 9 アナザーリリック 102 84.3 36.3
231112 5 アケルナルスター 106 84.5 35.7
161113 1 マルターズアポジー 105 84.6 35.8
150712 1 グランデッツァ 114 84.7 34.7
230709 1 セイウンハーデス 111 84.8 34.9
171112 1 ウインブライト 102 85.2 35.4

 

低レベルなレースでした。

ペースはまあまあ早い上に、4角から3角で動く馬もいて

前目の馬たちはほぼ全滅しています。

時計のかかる馬場で、おそらく直線は

外差し有利なコンディションだったのではないかと思います。

次走に向けてしいて1頭あげるなら、4着ウインピクシスは

直線で伸びなそうな内をついてきています。

ただ、当然距離損がなかったこともありますし、54kgでした。

一応、3着くらいの価値はあったと心にメモしておく程度でしょうか。

 

●マイルチャンピオンシップ
レースレベル:2位/8R

ペースの速さ:4位/8R

年月日 馬名 GS 3F
161120 1 ミッキーアイル 116 57.6 35.6
141123 1 ダノンシャーク 123 58.0 34.5
231119 15 バスラットレオン 101 58.3 36.4
231119 16 セルバーグ 99 58.4 36.5
231119 12 ソーヴァリアント 109 58.5 35.4
231119 14 マテンロウオリオン 105 58.5 35.8
231119 8 セリフォス 118 58.6 34.4
231119 10 エエヤン 110 58.7 35.1
231119 13 ダノンスコーピオン 107 58.7 35.4
231119 11 ビーアストニッシド 109 58.8 35.1
231119 4 エルトンバローズ 120 58.9 33.9
231119 2 ソウルラッシュ 122 59.0 33.6
231119 3 ジャスティンカフェ 121 59.1 33.6
231119 9 レッドモンレーヴ 117 59.1 34.0
191117 1 インディチャンプ 116 59.2 34.0
231119 5 ダノンザキッド 119 59.4 33.5
231119 6 イルーシヴパンサー 119 59.4 33.5
171119 1 ペルシアンナイト 116 59.5 33.7
231119 1 ナミュール 122 59.6 33.0
231119 7 シュネルマイスター 118 59.6 33.4
181118 1 ステルヴィオ 109 59.6 34.3
131117 1 トーセンラー 116 59.6 33.6
151122 1 モーリス 113 60.1 33.4

 

ペースとしては、遅くはありませんでしたが、

かといってそれだけを理由に、差し差し決着になるほどのハイペースとはいえません。

レースレベルは高く、2013年以降2位。

当日の馬場をみると、若干外差し傾向にあったように思えますが、

加速ラップで差し切ったナミュールは高く評価すべきでしょう。

 

2着ソウルラッシュはいったん先頭に立ち、ビュッと切れる脚を見せました。

ただ、京都の場合、もう少しトップスピードを持続する必要があり、

一気に突き放したあと、脚色がにぶったように見えます。

戦績からも、長くいい脚が求められる安田記念でふるわないように、

中山や阪神で警戒すべき1頭かなと思います。

3着ジャスティンカフェも最後いい脚を見せましたが、

自身より前に位置していたソウルラッシュをかわせずでしたし、

ここは力負けといえるでしょう。

ただ、ナミュールが通った大外のコースが

どのくらい有利だったのかわかりませんし、

トラックバイアスによっては1-3着は入れ替わっていておかしくありません。

実際、時計としては2着馬、3着馬ともに例年なら勝ち負けの内容です。

GIらしい好レースだったといえるでしょう。

 

●ジャパンカップ
レースレベル:3位/11R

ペースの速さ:2位/11R

年月日 馬名 GS 3F
231126 12 パンサラッサ 110 107.1 39.3
181125 1 アーモンドアイ 146 108.2 34.7
141130 1 エピファネイア 141 108.3 35.1
191124 1 スワーヴリチャード 125 108.7 36.3
201129 1 アーモンドアイ 131 109.3 35.0
171126 1 シュヴァルグラン 126 109.8 35.0
231126 5 タイトルホルダー 119 109.9 35.6
231126 1 イクイノックス 132 110.1 34.1
231126 2 リバティアイランド 125 110.4 34.5
231126 3 スターズオンアース 124 110.4 34.6
231126 10 ディープボンド 114 110.7 35.3
231126 4 ドウデュース 123 110.8 34.3
231126 11 ショウナンバシット 112 110.8 35.4
161127 1 キタサンブラック 120 110.8 34.6
231126 8 スタッドリー 117 110.9 34.8
231126 9 イレジン 115 111.1 34.8
231126 6 ダノンベルーガ 118 111.2 34.4
231126 7 ヴェラアズール 117 111.3 34.4
231126 18 クリノメガミエース 71 111.5 38.8
151129 1 ショウナンパンドラ 115 111.7 34.2
231126 14 フォワードアゲン 97 111.8 35.9
221127 1 ヴェラアズール 112 111.9 34.3
231126 13 インプレス 98 112.0 35.6
231126 16 トラストケンシン 84 112.0 37.0
231126 17 チェスナットコート 80 112.4 37.0
211128 1 コントレイル 105 112.7 34.3
231126 15 ウインエアフォルク 88 112.9 35.7
131124 1 ジェンティルドンナ 100 113.2 34.2

 

逃げたパンサラッサが刻んだ1000m通過が57.6秒で場内にどよめきがおきました。

当然のようにハイペースで自滅したので、問題は番手がどのくらい離れていたかでしょう。

番手のタイトルホルダーは残り600m地点でパンサラッサから2.8秒離れていました。

今回のペース差が-5.2秒ですから、実質的にはペース差-2.4秒でタイトルホルダーが

逃げたレースと考えてよさそうです。

2017年にキタサンブラック(3着)が逃げたレースが-2.9秒、

2015年にカレンミロティック(着外)が逃げたレースが-2.0秒で

だいたいその間くらいのペースだったといえます。

なので、ペース自体はパンサラッサ基準なら2013年以降11R中2番目に速いですが、

実際は11R中6番目くらいでJCとしてはミドルペースだったといえます。

 

まずそのタイトルホルダーですが、ペース差-2.4秒というのは

彼にとっては決して速いペースではなく、

そのすぐ後ろ0.2秒にイクイノックス、

さらに0.3秒後ろにリバティアイランドが位置どっていたことを考えると

位置取りとしてはヨーイドンでかんたんにかわされる最悪の展開でした。

コンピューターゲームのように、ジョッキーの理想とする位置に

馬をささっと移動できるわけではないのでしかたなかったのでしょうけれど、

イクイとタイトルの上がりの差が1.5秒ですから、

道中0.2秒くらい先行していたもとうてい押し切るのは無理でした。

タイトルの脚質、特性を考えると、勝ち筋という意味では

さらに前目のポジションをとるべきだったと思います。

あるいは、勝ち負けできずとも着順はもう少し上だったかもしれません。

 

勝ったイクイノックスについては、今さらこの馬の強さを述べたところで

特に今後の馬券作戦において重要とは思えず、解説は割愛します。

当ブログ本命はスターズオンアース。2着リバティとの差は斤量と枠でしょう。

大外枠からスタート直後、スムーズにポジションをとれ

1600mから一気の距離延長にもかかわらずしっかり折り合いました。

この操縦性の高さを考えるとひょっとすると有馬記念でもおもしろいかなと思いました。

 

●京阪杯
レースレベル:1位/7R

ペースの速さ:1位/7R

※2016年は馬場差計時不能馬場

年月日 馬名 GS 3F
231126 5 ビッグシーザー 107 33.9 34.4
231126 13 ヴァトレニ 102 33.9 34.9
171126 1 ネロ 104 34.2 34.4
231126 6 グレイトゲイナー 106 34.4 34.0
231126 14 ジュビリーヘッド 102 34.4 34.4
151129 1 サトノルパン 111 34.6 33.4
131123 1 アースソニック 107 34.6 33.7
231126 2 ルガル 109 34.6 33.5
181125 1 ダノンスマッシュ 104 34.7 33.9
141130 1 アンバルブライベン 107 34.7 33.6
231126 12 モズメイメイ 103 34.7 34.0
231126 8 ショウナンハクラク 106 34.9 33.5
231126 11 キミワクイーン 104 34.9 33.7
231126 1 トウシンマカオ 112 34.9 32.9
191124 1 ライトオンキュー 103 35.1 33.7
231126 4 トゥラヴェスーラ 108 35.1 33.1
231126 9 シングザットソング 105 35.2 33.3
231126 16 グルーヴィット 101 35.3 33.6
231126 10 スマートリアン 105 35.5 33.0
231126 17 バンデルオーラ 100 35.5 33.5
231126 7 エクセトラ 106 35.7 32.7
231126 3 エイシンスポッター 108 35.8 32.4
231126 18 シュバルツカイザー 95 35.9 33.6
231126 15 ディヴィナシオン 102 36.0 32.8

 

2013年以降最もハイペースで最もハイレベルでした。

ただ、展望記事にも書いたように、

同じ距離のシルクロードSと比較すると、

ペースもレベルも緩いのが京阪杯です。

そこでトップレベルにシビアなレースだとしても、

シルクロードS基準だとたいしたペースでもレベルでもありません。

実際、2015年にサトノルパンが今年に肉薄するレベルで走破しましたが

その後サッパリでした。

次走に向けてむりくり1頭あげるとすれば、3着エイシンスポッターでしょうか。

追い込み系にとってはきつい展開だったと思いますが、

しまい32.2秒(生時計)とほぼ限界の上がりでつっこんでてきています。

G1やG2だと前も止まらずきびしいとは思いますが、

オーシャンSで3着があるように、メンバーが楽そうなGIIIなら

十分馬券になる末脚です。次走以降も、特に前が速くなるメンバーなら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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