【反省】2023_3月・古馬・芝・重賞(オーシャンS、中山牝馬S、金鯱賞、日経賞、高松宮記念)

●オーシャンS
レースレベル:6位(同率3R)/11R

ペースの速さ:11位/11R

年月日 馬名 GS 3F
190302 1 モズスーパーフレア 113 32.7 35.2
130302 1 サクラゴスペル 108 33.2 35.1
200307 1 ダノンスマッシュ 111 33.7 34.3
160305 1 エイシンブルズアイ 111 33.9 34.2
230304 10 レイハリア 101 33.9 35.2
220305 1 ジャンダルム 108 34.0 34.5
230304 13 ジャスパージャック 100 34.0 35.2
140308 1 スマートオリオン 106 34.0 34.5
230304 15 オパールシャルム 97 34.1 35.4
180303 1 キングハート 106 34.1 34.4
210306 1 コントラチェック 107 34.1 34.3
230304 16 ジャズエチュード 94 34.2 35.6
230304 5 ジュビリーヘッド 102 34.2 34.8
150307 1 サクラゴスペル 109 34.3 34.0
170304 1 メラグラーナ 108 34.4 33.9
230304 7 カイザーメランジェ 101 34.5 34.6
230304 12 キミワクイーン 100 34.5 34.7
230304 1 ヴェントヴォーチェ 108 34.6 33.8
230304 2 ディヴィナシオン 105 34.7 34.0
230304 8 スンリ 101 34.8 34.3
230304 3 エイシンスポッター 104 34.9 33.9
230304 6 ロードマックス 101 35.0 34.1
230304 4 マリアズハート 104 35.1 33.7
230304 9 ナランフレグ 101 35.4 33.7
230304 14 グラスミヤラビ 98 35.4 34.0
230304 11 タイムトゥヘヴン 101 35.5 33.6

 

レースレベルとしては平凡で、緩いペースでした。

このペースで中団の馬が上位を占めたのが不思議なんどえすが

メンバーレベル自体が低かったのでしょうか。

ただし、勝ったヴェントヴォーチェについては、

4角で大外をまわってくるのですが手応えは楽そのもので

直線でも抜け出してからしまいは流す余裕がありました。

GS指数的にはもう少し下駄をはかせてもいいかなと思いました。

去年の春雷Sの時計がよく、今回のように勝つとなると強い勝ち方をしますが

負けるときは大敗というタイプでつかみどころがありません。

ただ、スプリンターズSは不利もありましたし、

宮記念でもう1回見直す手はありそうです。

 

●中山牝馬S

レースレベル:4位(同率1R)/10R(2021年は馬場差計測不能)

ペースの速さ:6位/10R(2021年は馬場差計測不能)

年月日 馬名 GS 3F
200314 1 フェアリーポルカ 121 71.2 36.1
150315 1 バウンスシャッセ 115 72.8 35.1
190309 1 フロンテアクイーン 114 72.9 35.1
230311 8 ウインピクシス 106 72.9 35.9
140316 1 フーラブライド 116 72.9 34.9
220312 1 クリノプレミアム 119 73.0 34.5
230311 5 クリノプレミアム 108 73.1 35.5
230311 4 アートハウス 110 73.2 35.2
230311 2 ストーリア 113 73.2 34.9
230311 10 シャーレイポピー 104 73.3 35.7
230311 3 サトノセシル 110 73.4 35.0
230311 13 エイシンチラー 101 73.4 35.9
180310 1 カワキタエンカ 106 73.5 35.3
230311 6 スライリー 106 73.5 35.3
230311 1 スルーセブンシーズ 115 73.6 34.3
230311 9 イリマ 104 73.7 35.3
230311 7 リノキアナ 106 73.7 35.1
230311 11 ラルナブリラーレ 104 73.8 35.2
230311 12 コトブキテティス 103 74.1 35.0
230311 14 クロスマジェスティ 98 74.1 35.5
130310 1 マイネイサベル 107 74.3 34.4
170312 1 トーセンビクトリー 97 75.1 34.6
160313 1 シュンドルボン 86 76.1 34.7

 

若干緩いペースでいく馬にとっては楽な展開でした。

レースレベルはまずまずですが、ハンデ戦ということもあり

勝ったスルーセブンシーズは54kg、

2着ストーリアは52kgと斤量が味方した印象があります。

上位はそこそこポジションをとった馬がしめており、

今後ここから大きく活躍する馬が出るかどうかは微妙です。

4着アートハウスは、ここまで勝ったレースがすべてスローで

今回、重賞としてはそこまで厳しくないペースにもかかわらず5着でした。

 

●金鯱賞

レースレベル:9位/11R

ペースの速さ:8位/11R

年月日 馬名 GS 3F
210314 1 ギベオン 119 83.5 36.1
220313 1 ジャックドール 128 83.6 35.0
131130 1 カレンミロティック 122 83.6 35.7
141206 1 ラストインパクト 128 84.1 34.6
151205 1 ミトラ 126 84.3 34.6
170311 1 ヤマカツエース 118 84.9 34.9
230312 2 フェーングロッテン 109 85.6 34.9
230312 7 ヤマニンサルバム 103 85.8 35.3
230312 11 グランオフィシエ 101 85.8 35.5
230312 3 アラタ 107 85.9 34.8
190310 1 ダノンプレミアム 115 85.9 34.1
230312 5 ディープモンスター 105 86.0 34.9
230312 6 ポタジェ 104 86.1 34.9
230312 8 マリアエレーナ 103 86.2 34.9
230312 12 ルビーカサブランカ 100 86.2 35.2
230312 1 プログノーシス 110 86.3 34.1
230312 4 ハヤヤッコ 105 86.4 34.5
230312 10 ワンダフルタウン 101 86.4 34.9
230312 9 バイオスパーク 102 86.5 34.7
200315 1 サートゥルナーリア 121 86.9 32.5
180311 1 スワーヴリチャード 102 87.6 33.7
161203 1 ヤマカツエース 103 87.7 33.6

 

スローの低レベルでした。

2着フェーングロッテン、3着アラタは前残りとみていいでしょう。

一方で勝ったブログノーシスは、後方からつっこんできており

展開が向かない中、がんばったといえます。

ただ、今後G1戦線でどうのという話をするならば、

もう1レースくらい見てみたい気はします。

ゲートが悪く、今後も直線にかける競馬になると思うので

脚質からいまいち頭で買う気はおきません。

馬柱がまだきれいなので、オッズもつかなそうです。

 

●日経賞

レースレベル:3位(他1R)/11R

ペースの速さ:4位/11R

年月日 馬名 GS 3F
150328 1 アドマイヤデウス 143 117.1 34.6
230325 1 タイトルホルダー 128 117.3 35.9
230325 3 ディアスティマ 114 117.5 37.1
200328 1 ミッキースワロー 125 117.7 35.8
230325 7 キングオブドラゴン 105 117.7 37.8
230325 10 カントル 98 117.8 38.4
230325 6 ヒートオンビート 109 118.0 37.1
230325 5 マカオンドール 113 118.0 36.7
170325 1 シャケトラ 128 118.1 35.1
230325 11 アリストテレス 86 118.3 39.1
180324 1 ガンコ 121 118.3 35.6
230325 2 ボッケリーニ 115 118.4 36.1
130323 1 フェノーメノ 131 118.4 34.5
230325 9 アスクビクターモア 102 118.5 37.3
230325 12 コトブキテティス 83 118.5 39.2
230325 4 ライラック 113 118.7 36.0
210327 1 ウインマリリン 126 118.7 34.7
230325 8 マイネルファンロン 104 118.8 36.8
190323 1 メイショウテッコン 117 118.9 35.4
140329 1 ウインバリアシオン 119 120.3 33.8
220326 1 タイトルホルダー 105 120.8 34.7
160326 1 ゴールドアクター 84 123.6 34.0

 

時計のかかる馬場でしたが、

そういうことは抜きにして圧巻のパフォーマンスでした。

しまいには余裕があり、時計以上の内容です。

ただ、今回はメンバーに恵まれた印象もあります。

どうしてこの馬が、同じ舞台の有馬記念で2度も負けたのか不思議なほどです。

 

もう1頭の有力馬、アスクビクターモアは久々が響いたか、

ゲートに失敗し、後方からという余所行きの競馬をしいられました。

もともとハイペースで後続に脚を使わせつつ粘りこむ、

という競馬が合ってそうで、今回は参考外でしょう。

強い4歳世代で結果を残してきた馬ですしこれが実力とは思えません。

 

●高松宮記念

レースレベル:不明

ペースの速さ:不明(おそらくスローか?)

 

●高松宮記念のRPCIとペース差の関係

RPCI ペース差
2023 45.2 不能
2022 39.5 -0.9
2021 41.9 -0.6
2020 45.2 -0.4
2019 42.2 -0.7
2018 37.6 -1.1
2017 41.4 -0.8
2016 40.3 -1.0
2015 44.2 -0.5
2014 32.5 不能
2013 49.1 -0.1

 

馬場差計測不能で、レースレベル、ペースともに不明です。

ただ、ペースはある程度推測できます。

上の表で「RPCI」というのはひとことでいうと

数字が小さいほど前傾ラップとなり、前目の馬にはきびしくなります。

逆に数字が大きいほどいわゆるスローで上がり3Fは出やすくなります。

今年の45.2という数字はこのレースとしては数字が大きく、

スローであると推測できます。

過去のRPCIを見ても、数字が小さい年は

ペース差(1000万下逃げ馬平均との差)もマイナス方向に振れており

ペースが速かったことがわかります。

仮に、今年のレベルが極端に高かったり低かったりしないかぎり、

ペースでいうとだいたい-0.4か-0.5くらいだったのではないかと推測できます。

これはG1としては遅い方です。

その推測をもとに、上位馬の位置取りを見てみましょう。

 

●2023年高松宮記念の各馬の位置取り

馬名 上り3F -3F差 3角 4角
ファストフォース 35.5 0.4 7 5
ナムラクレア 35.4 0.6 10 9
トゥラヴェスーラ 35.3 0.8 10 11
ナランフレグ 35.1 1.1 15 14
グレナディアガーズ 34.9 1.5 18 18
ロータスランド 35.6 0.8 10 11
アグリ 36.3 0.2 3 2
ヴェントヴォーチェ 35.9 0.6 7 9
キルロード 36.8 0 1 1
ウインマーベル 36.5 0.4 7 5
ダディーズビビッド 36.8 0.2 3 2
メイケイエール 36.6 0.4 5 5
ピクシーナイト 36.4 0.9 13 11
ディヴィナシオン 36.3 1.1 15 14
トウシンマカオ 36.3 1.1 14 14
ウォーターナビレラ 37.1 0.5 5 5
オパールシャルム 37.5 0.2 2 2
ボンボヤージ 36.7 1.3 17 17

 

勝ったファストフォースとナムラクレアでは位置取りにおいて

若干ファストフォースに利があり、

またナムラクレアは4角で大外をまわしたロスもありました。

この分が1着、2着の差に響いたのかなと思います。

 

過去傾向では、馬場が悪くなると外枠の差し馬が台頭しており、

今年も7枠の馬がワンツーでした。

となると、3着トゥラヴェスーラは、かなり厳しいレースを強いられたはずで

スローで後方、しかも最内を通ってきています。

もう8歳なので上積みがあるかどうかはわかりませんが、

過去の戦績からも道悪巧者であることは間違いなさそうです。

 

案外だったのが7着のアグリで、

前目に位置しており、展開は向いたように思えますが

もしかするとスローでは持ち味を発揮できないタイプなのかもしれません。

あるいは馬場が合わなかった可能性もあり、

阪急杯の時計が優秀だったことを考えると、評価は持ち越しでいいでしょう。

 

 

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