【反省】2023_5月・古馬・芝・重賞(新潟大賞典、京王杯SC、VM、目黒記念)

●新潟大賞典
レースレベル:不明/10R
ペースの速さ:不明/10R

 

馬場が悪く、馬場差が出せないので、

せめてペースだけ見てみましょう。

 

▼2023年新潟大賞典のペース概算

年月日 馬名 GS 3F
210509 14 マイスタイル 91 80.5 40.6
130505 12 ダンツホウテイ 113 82.3 36.6
160508 5 マイネルミラノ 119 82.9 35.4
220508 15 アルサトワ 73 83.0 39.9
200510 2 アトミックフォース 110 83.5 35.7
170507 8 トーセンレーヴ 113 83.8 35.1
140511 10 ナリタクリスタル 107 84.7 34.8
230507 2 セイウンハーデス 85.2 35.7
150510 4 アーデント 107 85.4 34.1
180506 2 ステイインシアトル 96 87.3 33.4

※2023年は馬場差+3.0秒で計算

 

馬場差+3.0秒で計算していますが、

実際はもっとかかったと思います。

それをふまえつつ、RPCIが50.8で前傾でも後傾でもないことから

ミドルからややハイくらいで考えてよさそうです。

上位3頭は好位、逃げ、差しと脚質がばらけていますが、

2着のセイウンハーデスにとっては、

それほど楽なペースではなかったのではないかと推測します。

ただ、斤量56kgはいかにも楽で、上位は57kg~59kgを背負った馬がしめています。

なにぶん馬場差がわからず、パフォーマンスの評価は保留とします。

 

●京王杯SC
レースレベル:9位/11R
ペースの速さ:8位(同率1R)/11R

年月日 馬名 GS 3F
140517 1 レッドスパーダ 116 45.5 35.0
130511 1 ダイワマッジョーレ 113 46.6 34.2
180512 1 ムーンクエイク 113 47.0 33.8
190511 1 タワーオブロンドン 112 47.2 33.7
210515 1 ラウダシオン 107 47.2 34.2
220514 1 メイケイエール 108 47.2 34.1
230513 14 ベレヌス 97 47.3 35.1
200516 1 ダノンスマッシュ 111 47.4 33.6
230513 7 ラウダシオン 101 47.5 34.5
230513 18 ヴィクティファルス 89 47.6 35.6
230513 3 ダディーズビビッド 103 47.7 34.1
160514 1 サトノアラジン 114 47.8 32.9
230513 2 ウインマーベル 104 47.9 33.8
230513 8 ピクシーナイト 101 47.9 34.1
230513 11 ダノンスコーピオン 100 48.0 34.1
230513 6 ゾンニッヒ 102 48.1 33.8
230513 5 レイモンドバローズ 102 48.3 33.6
230513 10 ミッキーブリランテ 100 48.4 33.7
230513 1 レッドモンレーヴ 105 48.4 33.2
230513 12 トゥラヴェスーラ 99 48.4 33.8
150516 1 サクラゴスペル 101 48.5 33.5
230513 4 アヴェラーレ 103 48.7 33.1
230513 9 ホープフルサイン 101 48.7 33.3
170513 1 レッドファルクス 102 48.8 33.1
230513 15 ロードマックス 95 48.9 33.7
230513 13 グラスミヤラビ 98 48.9 33.4
230513 16 カルリーノ 92 49.2 33.7
230513 17 タイムトゥヘヴン 92 49.2 33.7

 

スローの凡戦でした。

ただ、差し切ったレッドモンレーヴについては、

生の時計で上がりが32.6秒でており、

ペースが遅くなれば無限に上がりが縮まるわけではないので

展開が向かない中、よくつっこんできたなという印象はあります。

過去スローだった2015年サクラゴスペル、2017年レッドファルクスと比較しても

高いパフォーマンスを見せています。

ややスプリンター色の強いサクラゴスペルはともかく、

レッドファルクスは次走安田記念で3着にきており、

その比較で考えれば今年の安田で馬券圏内につっこんできてもおかしくありません。

脚質的にも、1400mというよりマイルのほうがあっていそうで

ダービー卿ではスローを後方からで脚を余しましたが、

実際、戦績から府中マイルは十分こなせています。

2着だった秋色S(1600万下)はハイペースを好位からで

展開が向かず不覚を取りましたが、GSは十分出ています。

今年いよいよ本格化する可能性もあり、今後要注意の1頭だと思います。

 

●VM
レースレベル:9位/11R
ペースの速さ:10位/11R

年月日 馬名 GS 3F
190512 1 ノームコア 126 58.4 33.9
140518 1 ヴィルシーナ 117 58.6 34.6
200517 1 アーモンドアイ 126 58.8 33.5
160515 1 ストレイトガール 122 58.9 33.9
130512 1 ヴィルシーナ 116 59.0 34.3
230514 6 ロータスランド 108 59.3 34.8
210516 1 グランアレグリア 123 59.4 33.2
150517 1 ストレイトガール 122 59.4 33.3
230514 2 ソダシ 114 59.4 34.1
230514 3 スターズオンアース 113 59.5 34.1
230514 10 ルージュスティリア 107 59.5 34.7
180513 1 ジュールポレール 116 59.6 33.7
220515 1 ソダシ 113 59.7 33.9
230514 5 サウンドビバーチェ 109 59.7 34.3
230514 1 ソングライン 114 59.8 33.7
230514 8 ナムラクレア 107 59.8 34.4
230514 14 ララクリスティーヌ 106 59.9 34.4
230514 7 ナミュール 108 60.1 34.0
230514 15 イズジョーノキセキ 101 60.1 34.7
230514 16 クリノプレミアム 101 60.1 34.7
230514 4 ディヴィーナ 112 60.1 33.6
230514 11 アンドヴァラナウト 106 60.3 34.0
230514 9 ステラリア 107 60.3 33.9
230514 12 スタニングローズ 106 60.4 33.9
170514 1 アドマイヤリード 110 60.5 33.4
230514 13 サブライムアンセム 106 60.5 33.8

 

ペースが緩く、レベルも低いレースでした。

前につけていれば有利な展開でしたが、

ソダシ、スターズともにキレ負けた格好です。

 

ソングラインは、ペースが落ち着くと

高いパフォーマンスを発揮するようで、

今後の取捨選択としては逃げ馬がどのくらいいるのか、

あるいは飛ばす逃げ馬なのか、溜める逃げ馬なのか、

といったあたりが重要になりそうで、展開読むが大事です。

スロー想定なら買いでしょう。

 

ソダシは去年よりむしろパフォーマンス自体はそれほど変わらないのですが

このペースはソダシにとっては緩すぎて

後続にもっと脚を使わせる競馬のほうが合っているのかもしれません。

ただ、ソダシは生粋のマイラーで、1600mに出走すれば

芝なら必ず勝つ、ダートでも馬券圏内には食い込む、

という神話にも似たマイル最強伝説が前走崩れ、

いよいよ下り坂かなという印象があります。

 

スターズはここを勝てないとすると、

あとはもう天皇賞・秋かJCか、そのあたりが正念場になりそう。

 

4着ディヴィーナはむかない展開でつっこんできており、

戦績を考えるといきなり狂ったように走ったなという印象です。

 

●目黒記念
レースレベル:不明
ペースの速さ:不明

 

東京芝2500mは、1000万下条件がなく、

比較対象がなくGSが出せません。

そこで、まずアルゼンチン共和国杯も含めて、

単純に残り3Fまでの時計と、3Fの時計を比較してみます。

まずは逃げ馬です。

 

年月日 馬名 GS 3F
190526 11 ケイティクレバー 114.6 38.9
171105 11 マイネルサージュ 115.2 37.1
130526 13 コスモラピュタ 115.6 37.1
200531 17 パリンジェネシス 115.7 38.8
150531 4 メイショウカドマツ 115.9 35.7
131103 17 コスモラピュタ 116.5 38.5
140601 9 グランデスバル 117.0 36.2
141109 2 クリールカイザー 117.0 35.5
180527 7 ヴォージュ 117.0 35.5
170528 18 メイショウカドマツ 117.2 38.2
160529 8 サムソンズプライド 117.2 36.0
201108 10 ミュゼエイリアン 117.5 36.2
221106 18 キングオブドラゴン 118.2 39.7
230528 2 ディアスティマ 118.8 35.3
151108 9 スズカデヴィアス 119.3 35.0
191103 12 オジュウチョウサン 119.4 36.0
220529 3 ウインキートス 119.5 35.5
161106 7 クリールカイザー 119.7 34.9
211107 8 アンティシペイト 119.7 35.3
181104 4 ウインテンダネス 122.0 34.1
210530 16 トップウイナー 122.5 35.6

 

ややスローで前目の馬にとっては楽な展開だったといえます。

次に勝ち馬のGSを、あくまでこの条件のG2内で比較してみます。

 

日付 着順 馬名 GS
171105 1 スワーヴリチャード 127
190526 1 ルックトゥワイス 124
150531 1 ヒットザターゲット 120
200531 1 キングオブコージ 118
130526 1 ムスカテール 118
131103 1 アスカクリチャン 115
180527 1 ウインテンダネス 111
141109 1 フェイムゲーム 108
140601 1 マイネルメダリスト 107
160529 1 クリプトグラム 106
201108 1 オーソリティ 105
170528 1 フェイムゲーム 101
221106 1 ブレークアップ 98
230528 1 ヒートオンビート 91
151108 1 ゴールドアクター 91
191103 1 ムイトオブリガード 88
220529 1 ボッケリーニ 87
211107 1 オーソリティ 86
161106 1 シュヴァルグラン 84
181104 1 パフォーマプロミス 58
210530 1 ウインキートス 57

 

このレースの平均パフォーマンスより、

0.9秒遅れをとっている計算で、

(あくまでG2のレベルにおいては)低レベルだったといえます。
とはいえ、1着のヒートオンビートは

向かない展開で差してつっこんできており、

背負った斤量が58kgだったことを考えると、

評価は保留した方がよいかもしれません。

 

2着ディアスティマは明らかに展開利がありました。

また、主戦場はもっと長いところかなという気もします。

 

3着サリエラ、4着ゼッフィーロ、5着プラダリアも

勝ち馬とは時計的な差はなく、展開も向きませんでした。

特にゼッフィーロは、とにかく出るレース出るレーススローで

脚を余すレースが続いています。

どこかで前が流れれば、突き抜ける可能性もありそうです。

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました