【反省】2023_6月・古馬・芝・重賞(鳴尾記念、安田記念、エプソムカップ、函館SS、マーメイドS、宝塚記念)

●鳴尾記念
レースレベル:7位/9R

ペースの速さ:4位(同率1R)/9R

年月日 馬名 GS 3F
180602 1 ストロングタイタン 130 83.6 35.3
160604 1 サトノノブレス 126 84.0 35.3
150606 1 ラブリーデイ 123 84.6 35.0
230603 2 フェーングロッテン 111 84.6 36.2
230603 5 マリアエレーナ 110 84.7 36.2
230603 12 ソーヴァリアント 105 84.8 36.6
230603 9 カラテ 107 84.9 36.3
230603 1 ボッケリーニ 112 84.9 35.8
230603 3 アドマイヤハダル 111 84.9 35.9
230603 4 ワンダフルタウン 110 85.1 35.8
230603 13 インプレス 104 85.1 36.4
230603 15 サトノルークス 86 85.1 38.2
130601 1 トウケイヘイロー 116 85.2 35.1
230603 10 グラティアス 107 85.2 36.0
190601 1 メールドグラース 119 85.3 34.7
230603 11 マイネルファンロン 106 85.3 36.0
200606 1 パフォーマプロミス 104 85.4 36.1
230603 8 スカーフェイス 108 85.4 35.7
230603 6 モズベッロ 109 85.4 35.6
230603 7 ヒンドゥタイムズ 109 85.5 35.5
140607 1 エアソミュール 115 85.7 34.7
230603 14 ディアマンミノル 101 85.8 36.0
170603 1 ステイインシアトル 109 86.4 34.6

 

ペースが緩く、低レベルなレースでした。

1着から8着までがクビ差で並ぶ激戦でしたが、

逆にいうとこの低レベルな内容で、他を圧倒的ない馬たち…

というメンバー構成だったように思えます。

トップクラスとなると4歳の強い馬がブイブイいわせている中、

今後、G1戦線でどうのという馬は見当たりませんでした。

 

●安田記念
レースレベル:7位/10R(2014年は馬場差計測不能)

ペースの速さ:7位(同率1R)/10R(2014年は馬場差計測不能)

年月日 馬名 GS 3F
150607 1 モーリス 119 58.1 34.9
200607 1 グランアレグリア 123 58.5 34.1
170604 1 サトノアラジン 124 58.6 33.9
230604 8 ウインカーネリアン 110 58.7 35.2
230604 5 ジャックドール 114 58.8 34.7
130602 1 ロードカナロア 124 58.8 33.7
230604 7 ソダシ 111 58.9 34.9
230604 12 カフェファラオ 108 59.0 35.1
180603 1 モズアスコット 119 59.1 33.9
190602 1 インディチャンプ 123 59.1 33.5
230604 2 セリフォス 115 59.1 34.3
230604 14 シャンパンカラー 105 59.2 35.2
230604 13 ダノンスコーピオン 107 59.2 35.0
230604 18 ドルチェモア 88 59.3 36.8
230604 4 ガイアフォース 115 59.4 34.0
230604 15 メイケイエール 104 59.4 35.1
230604 1 ソングライン 117 59.4 33.8
210606 1 ダノンキングリー 116 59.6 33.7
230604 6 レッドモンレーヴ 111 59.6 34.2
230604 10 イルーシヴパンサー 109 59.6 34.4
230604 9 ソウルラッシュ 109 59.7 34.3
160605 1 ロゴタイプ 109 59.7 34.3
230604 3 シュネルマイスター 115 59.9 33.5
230604 16 ナミュール 98 59.9 35.2
230604 17 ナランフレグ 98 59.9 35.2
230604 11 マテンロウオリオン 108 60.1 34.0
220605 1 ソングライン 108 60.5 33.6

 

ペースが緩く低レベルでした。

理由の1つとして、 今回7着だったソダシが

さすがにピークは過ぎてしまったことがあげられます。

前走のVMよりパフォーマンスを落としており、

前目に付けましたが展開を理由にするほど

シビアなペースではありませんでした。

次走以降、人気するようなら少なくともG1ではもう買いたくありません。

 

勝ったソングラインは目下マイルなら任せろという感じで

2022年の安田記念、前走VM、今回と府中マイルのパフォーマンスを

時系列でみてみるとGS108→114→117とどんどん内容がよくなっています。

いまが旬、本格化したといえるでしょう。

 

2着セリフォスは、展開が向いたフロックに思えます。

2019年のインディチャンプとほぼ同じ位置取りで

上がりで0.8秒負けています。

MCS1着→安田記念2着で、今後も人気は落ちないと思いますが

次走MCSでハイペースになりそうなら疑ってかかる手もあるでしょう。

フロックが続いています。

 

3着シュネルマイスターは向かない展開でつっこんできました。

3歳時のNHKマイルとほぼ同じパフォーマンスで

次走ハイペースなら少なくともセリフォスは差せるのではないかと思います

 

4着ガイアフォースも展開が向かずでしたが、

前走も含めて加味すればマイル適性は問題なさそう。

逆に5着ジャックドールは距離云々以前に、

スローからギアチェンを要求される展開は苦手でしょうし、

それでもデビュー以来操を通してきた芝2000mから

初めての1600m、しかもG1でこれだけやれれば

見限るには早い気がします。

次走京都でもっとペースがあがれば、おもしろいんじゃないかと思いました。

 

6着レッドモンレーヴは、マイルのほうが合っていると思いましたが

向かない展開でここまでつっこんでくればまずまずやれたほうでしょう。

次走、G2、G3から要注意です。

ソダシは前述したとおり。

8着ウインカーネリアンは、やるだけのことはやったという感じで

あわよくば後続に脚をつかわせつつ、もっと速いペースならどうかな

という気はしますが、たとえば坂井騎手のような積極的なジョッキーに乗り替われば

おもしろいかなと思いますが、よくも悪くも三浦騎手のままだと

セオリー通りに走らせそうな気がします。

 

●函館SS
レースレベル:5位/10R

ペースの速さ:2位(同率1R)/10R

年月日 馬名 GS 3F
230611 8 リバーラ 100 33.4 36.2
230611 16 ジャスパークローネ 84 33.4 37.8
230611 12 カルネアサーダ 97 33.5 36.4
230611 15 テイエムトッキュウ 87 33.5 37.4
180617 1 セイウンコウセイ 109 33.6 35.0
220612 1 ナムラクレア 113 33.6 34.6
230611 2 ジュビリーヘッド 105 33.7 35.4
230611 3 トウシンマカオ 103 33.7 35.6
170618 1 ジューヌエコール 112 33.7 34.7
230611 7 ヴァトレニ 101 33.7 35.8
230611 5 ブトンドール 102 34.0 35.4
230611 13 レイハリア 95 34.0 36.1
230611 9 ムーンプローブ 99 34.0 35.7
230611 14 ヴィズサクセス 94 34.1 36.1
230611 4 カイザーメランジェ 102 34.2 35.2
230611 10 ウォーターナビレラ 99 34.2 35.5
230611 1 キミワクイーン 106 34.2 34.8
160619 1 ソルヴェイグ 103 34.2 35.0
200621 1 ダイアトニック 107 34.3 34.6
230611 6 ディヴィナシオン 101 34.4 35.1
230611 11 サトノアイ 98 34.6 35.2
190616 1 カイザーメランジェ 104 34.8 34.4
140622 1 ガルボ 102 34.8 34.5
150621 1 ティーハーフ 101 34.9 34.6
130616 1 パドトロワ 96 34.9 35.0

 

レベルは中程度でしたが、3歳牝馬が勝った

2022年、2017年、2016年は斤量も加味すべきでしょう。

実質的にはそれなりにハイレベルだったと考えてよさそうです。

ほぼ同じレベルだったのが2020年のダイアトニックで、

その後、G2を2勝、G3を1勝しています。

今回、初重賞制覇となったキミワクイーンは、今後もG2、G3なら注目でしょう。

ただし、今回は前が流れたため、差し馬にとっては向く展開でした。

また、キミワの戦績を観ると、速い馬場が苦手なようで、

重馬場だった春雷Sをはじめ、1000万下、1600万下を勝ち切ったときは

それほど時計の出る馬場ではありませんでした。

今回は馬場差-0.7秒とまずまず時計の出る馬場でしたが、

洋芝ということを考えると、力のいる馬場が合っているように思えます。

今後、パンパンの馬場で凡走して、オッズがさがったところを

渋った馬場で狙う、という馬券作戦が考えられます。

 

2着ジュビリーヘッドおよび3着トウシンマカオは、

ハイペースを前目につけての馬券圏内で評価できます。

特にトウシンマカオはただ1頭58kgを背負っており、

実績を考えれば今後巻き返しは十分考えられます。

この馬逆に、時計の出る馬場が得意そうです。

4着カイザーメランジェは位置取りを考えると物足りない内容です。

 

3歳勢にとっては厳しいレースとなりました。

ブトンドールがなんとか掲示板を確保しましたが、

案の定、ポジションがとれず、逆にとれなかったにもかかわらず

ハイペースで差してくることができず、52kgだったことも加味すれば

物足りない内容といえます。

今年の3歳はレベルが低く、トライアルを含むクラシック戦線は

着順に3~5くらい足しておいたほうがよいかもしれません。

 

●エプソムC
レースレベル:2位/11R

ペースの速さ:2位/11R

年月日 馬名 GS 3F
200614 1 ダイワキャグニー 123 70.5 35.6
230611 15 ショウナンマグマ 108 70.9 36.7
230611 2 ルージュエヴァイユ 118 71.0 35.6
230611 10 ガロアクリーク 113 71.1 36.0
230611 3 マテンロウスカイ 118 71.2 35.4
230611 9 フィアスプライド 114 71.3 35.7
230611 6 ヤマニンサルバム 116 71.3 35.5
230611 7 インダストリア 115 71.4 35.5
230611 17 トーラスジェミニ 74 71.5 39.5
150614 1 エイシンヒカリ 119 71.5 35.0
230611 12 レインフロムヘヴン 113 71.6 35.5
230611 13 カワキタレブリー 112 71.7 35.5
230611 14 ラストドラフト 111 71.8 35.5
230611 16 ピースワンパラディ 101 71.8 36.5
230611 1 ジャスティンカフェ 120 71.8 34.6
210613 1 ザダル 116 71.8 35.0
230611 8 ヤマニンサンパ 114 71.9 35.1
230611 4 レクセランス 117 72.0 34.7
230611 5 エアロロノア 117 72.0 34.7
230611 11 エアファンディタ 113 72.0 35.1
180610 1 サトノアーサー 108 72.3 35.3
170611 1 ダッシングブレイズ 114 72.4 34.6
220612 1 ノースブリッジ 108 72.7 34.9
140615 1 ディサイファ 117 72.9 33.8
130609 1 クラレント 116 72.9 33.9
160612 1 ルージュバック 109 74.3 33.2
190609 1 レイエンダ 82 77.1 33.1

このレースとしては、かなりハイレベルです

ペースも引き締まったレースでした。

勝ったジャスティンカフェは展開が向いた形になりましたが、

時計が出ており、ハイペースを後方から、という展開になれば

確実に伸びてくると考えたほうがよさそうです。

去年と同じローテーションなら、

次走は毎日王冠から始動しマイルCSを目指すこととなりそうですが、

スローに泣いた去年も6着にきています。

ペースがあがればG1でも馬券圏内は十分考えられます。

 

番手からだった2着ルージュエヴァイユは厳しい展開でしたので

この着順は価値があるといえます。

ただ、2020年のダイワキャグニーより前半楽したにもかかわらず

上がりの時計はそれほどかわりません。

とはいえ、ここまで後方待機策でしたが、

前目に付けるとかなりしぶといことがわかりました。

 

●マーメイドS
レースレベル:2位/11R

ペースの速さ:1位/11R

年月日 馬名 GS 3F
230618 11 ヒヅルジョウ 85 83.2 40.2
230618 6 ビジン 109 83.3 37.7
230618 12 ハギノメーテル 77 83.3 40.9
230618 13 シャーレイポピー 70 83.3 41.6
230618 5 シンシアウィッシュ 111 83.4 37.4
230618 7 ストーリア 104 83.5 38.0
230618 9 サンカルパ 91 83.5 39.3
230618 10 タガノフィナーレ 89 83.5 39.5
230618 1 ビッグリボン 117 83.5 36.7
230618 2 ウインマイティー 116 83.7 36.6
230618 3 ホウオウエミーズ 113 83.7 36.9
230618 4 ゴールドエクリプス 111 83.7 37.1
230618 8 ランスオブアース 98 83.7 38.4
220619 1 ウインマイティー 122 84.4 35.3
200614 1 サマーセント 112 84.4 36.3
160612 1 リラヴァティ 112 84.6 36.1
180610 1 アンドリエッテ 116 85.5 34.8
210620 1 シャムロックヒル 108 85.6 35.5
130609 1 マルセリーナ 112 85.8 34.9
190609 1 サラス 114 85.8 34.7
170611 1 マキシマムドパリ 107 85.9 35.3
140615 1 ディアデラマドレ 113 86.3 34.3
150614 1 シャトーブランシュ 101 87.8 34.0

 

前有利な阪神芝2000mですが、

さすがにここまでハイペースになると

いく馬にとってはきびしいレースになりました。

3角から4角にかけて、ポジションをあげた馬が多いですが

これはマクったというより前が垂れてきた、

というのが正しい表現だと思います。

このレースとしてはハイレベルでしたが、

基本的に大阪杯と比較するとレースそのものが

比較にならないほど楽ですし、

上位馬は展開が向いたともいえます。

 

次走、注目したいのはシンシアウィッシュで、

前走1000万下を勝ったばかりなのですが、

今回、3角までで比較的前目に位置した馬では再先着でした。

近2走で前につける競馬で結果を出しており、

次走1600万下なら人気でもさからえません。

 

●宝塚記念
レースレベル:9位(同率1R)/11R

ペースの速さ:7位/11R

年月日 馬名 GS 3F
220626 1 タイトルホルダー 132 94.7 36.5
180624 1 ミッキーロケット 130 95.7 35.8
160626 1 マリアライト 126 95.8 36.1
190623 1 リスグラシュー 133 95.9 35.3
230625 15 ユニコーンライオン 106 96.6 37.2
230625 10 ドゥラエレーデ 109 96.7 36.8
230625 11 アスクビクターモア 109 96.7 36.8
230625 12 ブレークアップ 109 96.7 36.8
230625 4 ジェラルディーナ 118 96.8 35.8
170625 1 サトノクラウン 120 96.8 35.7
200628 1 クロノジェネシス 114 96.9 36.2
230625 5 ディープボンド 116 97.0 35.8
230625 13 ダノンザキッド 106 97.0 36.8
230625 16 カラテ 106 97.0 36.8
230625 9 ジオグリフ 113 97.0 36.1
230625 17 ライラック 105 97.2 36.7
230625 6 プラダリア 116 97.2 35.6
230625 3 ジャスティンパレス 118 97.2 35.4
230625 14 モズベッロ 106 97.3 36.5
230625 1 イクイノックス 120 97.3 35.1
130623 1 ゴールドシップ 122 97.3 35.0
140629 1 ゴールドシップ 124 97.4 34.7
230625 2 スルーセブンシーズ 120 97.5 34.9
230625 7 ボッケリーニ 115 97.5 35.4
210627 1 クロノジェネシス 121 97.5 34.8
230625 8 ヴェラアズール 113 97.6 35.5
150628 1 ラブリーデイ 101 99.6 34.8

 

基本的に時計の出る馬場で、ペースも遅く

前にいく馬にとっては楽な展開だったといえます。

(あくまでG1レベルとして)

 

勝ったイクイノックスは、時計としてはたいしたことはありませんが

脚質的には向くといえないコースで、大外をまわす競馬でしたので

この馬の評価をさげるにはいたりません。

この馬の能力が本当にいかされるのは府中だと思いますが

内回りでもこのような競馬をするとなると

しばらく出てきたら買わざるを得ないと思います

 

3着ジャスティンパレスもそれほどいいコースどりではなく、

イクイとはだいぶ力量差がありそうですが、

楽なレースではなかったでしょう。

 

2着スルーセブンシーズは、去年3月の湾岸S(中山芝2200m)を

いい内容で3着していますがさすがにここで買えるかというと無理でした。

まくる競馬が性に合っており、今後も内回りやローカルでは

上位に食い込んできそうですが、さすがに次走以降は人気でしょう。

 

先行勢はふがいない内容で、特に次走以降気になる馬はいませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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