【反省】2023_2月・3歳・芝・オープン&重賞(エルフィンS、きさらぎ賞、クイーンC、共同通信杯、すみれS、マーガレットS)

●エルフィンS
レースレベル:2位/3R

ペースの速さ:2位/3R

年月日 馬名 GS 3F N
220205 1 アルーリングウェイ 103 59.5 35.0 8 9
230204 1 ユリーシャ 95 60.4 34.8
230204 8 マルクパージュ 85 61.1 35.1
230204 7 ダークブロンド 86 61.3 34.8
230204 6 レッドヒルシューズ 89 61.4 34.4
230204 2 コナコースト 91 61.6 34.0
230204 4 クイーンオブソウル 90 61.6 34.1
230204 5 アルーリングビュー 90 61.6 34.1
230204 9 ヒメナデシコ 84 61.9 34.4
230204 10 ランフリーバンクス 82 61.9 34.6
230204 11 エイムインライフ 78 61.9 35.0
230204 3 シングザットソング 90 62.1 33.6
210206 1 サルファーコスモス 84 62.4 33.9 12

 

中京開催でほかに2Rしか比較対象がありませんが、

それなりに時計の出る馬場でこのペースなら

前目の馬は残して当然といえるでしょう。

1着ユリーシャは、 展開が向いた上に、

もしクラシックを目指すなら時計は平凡で、

2022年のアルーリングウェイより1秒近く楽をして

上がりはそれほど出ていません。

そのアルーリングの桜花賞、NHKの成績を考えると

今後クラシックでどうのというパフォーマンスではないでしょう。

2着コナコーストは、残り3F地点で逃げ馬から1.2秒離れていましたが

隊列としては前目に位置しており、こちらも展開が向いたといえます。

おもしろいのが3着シングザットソングで、

後方からの脚質でありながら、デビュー以来緩いペースで結果が出ていません。

まだ500万下を走れるので、次走以降自己条件なら見直せます。

 

●きさらぎ賞
レースレベル:2位/3R

ペースの速さ:3位/3R

年月日 馬名 GS 3F N
220206 1 マテンロウレオ 107 85.6 35.1 12 13
210207 1 ラーゴム 101 85.9 35.5 13 12
230205 5 レミージュ 93 86.3 35.8
230205 1 フリームファクシ 104 86.4 34.6
230205 6 シェイクユアハート 93 86.6 35.5
230205 4 ロゼル 96 86.7 35.1
230205 3 クールミラボー 98 86.8 34.8
230205 2 オープンファイア 103 86.9 34.2
230205 7 トーセントラム 79 87.3 36.2

 

レースレベルとしては格好がつく感じでしたが、

ひとまずスローだった点に注意です。

前目の馬にとっては楽なレースで、

勝ったフリームファクシのしまいの余裕のなさを見ると

トライアルならまだしも、クラシックでは厳しいかなという印象です。

2着オープンファイアは、デビュー以来スローばかり走っており、

後方の馬にもチャンスがある展開になれば、

トライアルなら…という感じでしょうか。

 

●クイーンカップ
レースレベル:5位/11R

ペースの速さ:4位/11R

年月日 馬名 GS 3F N
180212 1 テトラドラクマ 109 58.0 36.0 14
160213 1 メジャーエンブレム 116 58.3 35.0 4 1
230211 13 ニシノカシミヤ 85 58.8 37.7
230211 14 オンザブロッサム 82 58.9 37.9
230211 10 ウヴァロヴァイト 95 59.1 36.4
230211 2 ドゥアイズ 106 59.2 35.2
230211 15 ミシシッピテソーロ 81 59.3 37.6
230211 1 ハーパー 106 59.4 35.0
230211 9 リックスター 97 59.4 35.9
230211 16 ゴールドレコーダー 80 59.4 37.6
150214 1 キャットコイン 107 59.5 34.7 7 12 16
230211 6 ウンブライル 103 59.6 35.1
230211 4 イングランドアイズ 105 59.7 34.8
230211 5 グランベルナデット 103 59.8 34.9
210213 1 アカイトリノムスメ 102 59.8 34.9 4 2 1
230211 3 モリアーナ 106 59.9 34.5
230211 7 アスパルディーコ 100 60.0 35.0
170211 1 アドマイヤミヤビ 111 60.0 33.8 12 3
230211 8 ミカッテヨンデイイ 99 60.2 34.9
230211 12 ブラウンウェーブ 93 60.3 35.4
200215 1 ミヤマザクラ 99 60.3 34.7 5 7 14
230211 11 メイドイットマム 95 60.8 34.7
140218 1 フォーエバーモア 91 61.2 34.6 8 11
220212 1 プレサージュリフト 98 61.2 33.9 11 5 9
130209 1 ウキヨノカゼ 97 61.3 33.9
190211 1 クロノジェネシス 100 61.5 33.4 3 3 1

 

レースレベルとしては可もなく不可もなくといったところでした。

ただ、ペースは 2013年以降4番目に速く、

3歳のこの時期ということを考えるとハイペースといっていいでしょう。

実際、3着から8着までの馬は後方待機で、

逃げ馬、番手馬はそもそも不人気馬ではあったものの惨敗しています。

そんな中、勝ち馬と2着馬はそれなりにポジションをとっており、

特にドゥアイズは実質勝ち馬といっていいほど厳しいレースだったと思います。

これで重賞3走連続馬券圏内なのですが、もうワンパンチ足りません。

キレない馬で、ハイペースにひるまず前目につけたほうが

高いパフォーマンスを発揮しそうです。

デビュー以来手綱をとる吉田隼人騎手もそのあたりはご承知なようで

今後も前が速くなりそうなら、要注意でしょう。

 

当ブログ本命のグレンベルナデットは、ゲートに失敗し、

持ち味を生かせなかったように感じました。

ゲートさえ出れば、少なくとも500万下は楽勝できるはずで、

次走自己条件なら頭固定で狙えます。

 

●共同通信杯
レースレベル:7位/11R

ペースの速さ:7位/11R

年月日 馬名 GS 3F N
130210 1 メイケイペガスター 117 72.7 34.0 9 11
160214 1 ディーマジェスティ 106 72.8 35.0 1 3 4
150215 1 リアルスティール 110 73.3 34.1 2 4 2
170212 1 スワーヴリチャード 103 73.7 34.4 6 2
230212 2 タッチウッド 97 73.9 34.8
230212 1 ファントムシーフ 99 74.0 34.5
180211 1 オウケンムーン 106 74.2 33.6 12 15 18
230212 6 シーズンリッチ 94 74.3 34.7
190210 1 ダノンキングリー 109 74.4 33.1 3 2
230212 11 キョウエイブリッサ 83 74.4 35.7
230212 4 タスティエーラ 97 74.5 34.2
230212 3 ダノンザタイガー 97 74.6 34.1
230212 12 シュタールヴィント 80 74.7 35.7
220213 1 ダノンベルーガ 97 74.7 34.0 4 4
230212 7 コレペティトール 93 74.9 34.2
230212 9 レイベリング 88 74.9 34.7
230212 5 ウインオーディン 94 74.9 34.1
230212 8 シルバースペード 91 75.1 34.2
230212 10 ロードプレイヤー 87 75.1 34.6
210214 1 エフフォーリア 93 75.2 33.9 1 2
200216 1 ダーリントンホール 92 75.2 34.0 6 13
140224 1 イスラボニータ 94 75.5 33.5 1 2

 

雪の影響もたいしてなく、時計の出る馬場でスローヨーイドンでした。

勝ち馬ファントムシーフのしまいが11.3-11.3-11.5で、

ハイペースでこんな上がりでまとめたらそれこそ化け物ですし、

前残りと見るのが自然でしょう。

前1200mが同じゾーンだったのが2017年スワーヴリチャード、2018年オウケンムーン、

2019年ダノンキングリーなどですが、それらと比較しても上がりが出ておらず

現状、クラシックでは用無しと見ます。

エフフォーリアやイスラボニータよりGSが高いじゃないか、

という意見もあるかと思いますが、この2頭はどちらもドスローでした。

いくらドスローになっても上がり3Fが32秒台というのは難しく

このあたりスローの評価を拾いきれないのがGS指数の限界でもありますが、

同列に論じるのは厳しいかと思います。

 

余談。当ブログの本命馬レイベリングは、道中後ろで溜める競馬になりました。

鞍上デムーロ騎手がレース後に、今後を見据えて控える競馬を…

というようなことをコメントしており、

こちらとしてはこのレースについて勝つと思って馬券を買っており

次のレースなんて馬券を買う側からしたらどうでもいい話です。

公開調教ということでしょうか?競馬法に抵触しないのでしょうか?

ドスローを後方からで、道中動くこともなくみすみす前の馬に先着を許しました。

たとえばスタートの悪かったタッチウッドは、

思い切って序盤からポジションを挽回して2着しています。

(それでも2着できるほど、前につければゆるい展開だったといえます)

レイベリングは、FSでもハイペースを前目に付けて3着しており、

GSの高さを考えても先行が合う馬だと思います。

少なくともGS80台後半みたいな無様なレースをする馬ではないと思います。

今後、鞍上がかわって、思い切りよく出していくレースができれば

G3くらいなら余裕で勝てる馬だと思いますが、

鞍上は「今後につながるような控える競馬だった」などといっており、

溜める競馬を続けるようなら未来は暗そうです。

いずれにせよ、個人的には見ていて気分の悪いレースでした。

 

●すみれS
レースレベル:8位/10R(2015年は馬場差計測不能)

ペースの速さ:10位/10R(2015年は馬場差計測不能)

年月日 馬名 GS 3F N
170226 1 クリンチャー 104 98.3 35.8 4 13 2
160228 1 ジョルジュサンク 105 98.6 35.4 16 15
200301 1 レクセランス 107 98.7 35.1 11 15 16
180225 1 キタノコマンドール 117 98.7 34.1 5 12
210228 1 ディープモンスター 101 99.3 35.1 7 16 5
220226 1 ポッドボレット 101 99.5 34.8 16
190224 1 サトノルークス 98 100.0 34.7 14 17 2
130224 1 ナリタパイレーツ 86 101.3 34.6 11 12
230225 4 サトノクローク 83 101.8 34.3
230225 5 セオ 82 102.0 34.2
230225 2 ショウナンバシット 87 102.1 33.6
230225 3 アヴニールドブリエ 84 102.2 33.8
230225 6 エゾダイモン 79 102.2 34.3
230225 1 シャザーン 88 102.5 33.1
140302 1 スズカデヴィアス 75 103.1 33.9 14 9

 

超ドスローでした。ここまで遅いと比較対象となるレースがなく、

この上がりが妥当なのかどうなのか評価できません。

そこで、古馬条件戦と比較してみました。

 

年月日 年限 クラス 馬名 GS 3F
200419 4上 1勝 1 ジンゴイスト 78 101.1 35.5
140921 3上 500万 1 エイシンハドソン 81 101.1 35.2
220626 3上 1勝 1 ゲーテローズ 86 101.2 34.6
201115 3上 2勝 1 ピッツィカート 87 101.3 34.4
131207 3上 1000万 1 ダイシンブラック 78 101.5 35.1
230225 3歳 OP(L) 4 サトノクローク 83 101.8 34.3
230225 3歳 OP(L) 5 セオ 82 102.0 34.2
230225 3歳 OP(L) 2 ショウナンバシット 87 102.1 33.6
230225 3歳 OP(L) 3 アヴニールドブリエ 84 102.2 33.8
230225 3歳 OP(L) 6 エゾダイモン 79 102.2 34.3
131223 3上 500万 1 サンライズタイセイ 75 102.5 34.4
230225 3歳 OP(L) 1 シャザーン 88 102.5 33.1
220424 4上 2勝 1 スタッドリー 77 102.5 34.2
221009 3上 2勝 1 セントウル 77 102.6 34.1
171210 3上 1000万 1 エアウィンザー 66 103.9 33.9

 

勝ったシャザーンのこの位置からの上がり33.1は

少なくとも1000万下あたりでは完封している内容でした。

この時期の3歳で1000万下並の時計が出ていれば

まずまず及第点とはいえます。

加えて展開が向かなかったことを考えれば、

シャザーンは一応、次走注意が必要かもしれません。

2着ショウナンバシットも、未勝利でGS94を出しており、

内容としては1000万下と同等くらい。

次走、重賞となるともうワンパンチ必要で、

クラシック戦線という意味ではこのあたりが頭打ちな印象を受けます。

3着以下はさすがに今後どうのという内容ではないでしょう。

 

●マーガレットS
レースレベル:1位/6R

ペースの速さ:3位/6R

年月日 馬名 GS 3F N
230226 7 エコロアイ 91 33.9 36.3
230226 3 オメガシンフォニー 97 34.0 35.6
220227 1 ジャングロ 104 34.0 34.8 7
230226 4 ミルトクレイモー 96 34.1 35.6
230226 1 ビッグシーザー 105 34.2 34.6
230226 10 バレリーナ 76 34.2 37.5
230226 8 ウメムスビ 90 34.3 36.0
230226 5 アームズレイン 93 34.4 35.6
230226 6 トールキン 92 34.5 35.6
230226 2 ブーケファロス 101 34.7 34.5
230226 9 コーパスクリスティ 84 34.7 36.2
200229 1 エレナアヴァンティ 93 34.8 35.3
180224 1 アンフィトリテ 96 35.0 34.7
190223 1 ディアンドル 96 35.2 34.5
210227 1 アスコルターレ 97 35.4 34.3

 

去年に続いてハイレベルなレースでした。

勝ったビッグシーザーは、1200mでとれるレースは全部ブンどる

という感じがして、現3歳では暫定スプリント王と考えてよさそうです。

葵Sでも人気しそうですが、いたしかたありません。

 

まずまずのペースで先行馬にとっては厳しいレースでした。

2着ブーケファロスに展開利があったことは否めません。

ただ、例年比較なら、勝っていてもおかしくないだけの内容で、

次走レベルの低いメンバーなら軽視は禁物でしょう。

ただ、こちらはすでに1400m~1600mを走っており、勝ち切れていません。

まるっきり適性がないわけではないと思いますが、

GS指数的にも1200mで高いパフォーマンスを発揮しており、

1200mではないなら疑ってかかるのも手です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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