【展望】20231210_阪神JF_後編_重賞初出走組にお宝馬はいるのか

前編記事はこちらです。

 

ミドル以下でペースは落ち着くと予想

出走馬が決まったので、あらためて各馬のこれまでの脚質をまとめてみました。

 

馬名 脚質 近3走
平均位置
プシプシーナ 1.5
テリオスルル 1.7
ナナオ 2.0
ニュージェネラル 2.0
コスモディナー 2.3
スプリングノヴァ 2.5
カルチャーデイ 3.5
コラソンビート 3.7
シカゴスティング 3.7
ルシフェル 3.7
サフィラ 4.3
ステレンボッシュ 4.3
キャットファイト 4.7
クイックバイオ 5.0
スウィープフィート 5.0
ドナベティ 5.7
アスコリピチェーノ 8.0
ミライテーラー ダート

 

いきそうなのはプシプシーナかテリオスルル、ナナオあたりでしょうか。

このうち、プシプシーナとナナオの前走をみるに、

スピード任せにとばしてくタイプには思えませんでした。

どちらかというと溜め逃げするタイプ。

テリオスルルの前走は暴走ともいえるほどのハイペースでした。

そこでしんがり負けをしたあと、GIで相手が強化された中、

同じようにハイペースでいききるでしょうか?

おそらくおさえられればおさえるのではないかと思います。

となると、今回スピードをいかした逃げをはかる馬がみあたらず、

ミドル以下のペースになるのではないかと推測します。

 

阪神芝は先週時点で十分時計が出ており、

そこでペースが落ち着くと、2017年のようなパターンが考えられます。

ヨーイドンがはじまって、好位あたりにいた

上がりの速い馬が台頭してきます。

となると、前編記事でピックアップした

カルチャーデイとコラソンビートの2頭にとっては

展開が邪魔することはないように思えます。

あとは、500万下組や1勝馬に、お宝穴馬がいるかどうか検討してみましょう。

 

500万下組の前走は?

前走、500万下で勝ちあがってきたばかりの馬は以下の4頭です。

・キャットファイト

・ステレンボッシュ

・スプリングノヴァ

・プシプシーナ

まずキャットファイトですが、

前走の時計は500万下としては破格です。

なので、少し古いデータですが

中山開催の朝日杯FS、および芙蓉Sと比較します。

 

年月日 馬名 GS 3F JF FS
131215 1 アジアエクスプレス 102 59.3 35.3 1
230909 1 キャットファイト 101 60.4 34.3
130928 1 マーブルカテドラル 91 60.5 35.2 5

 

アジアエクスプレスとは位置取りが違うので比較は難しいですが

単純に時計の上ではゴール前でぎりぎりまで追い詰めている計算になります。

その後JFで5着するマーブルカテドラルについては、

もはや子ども扱いといっていいでしょう。

この時計を、2歳の9月時点で出しているところがポイントで、

しまい余裕があるくらいでした。

日々成長する2歳馬が3か月たってさらに上積みがあれば

ここで勝ち負けしてもおかしくありません。

中穴人気すると思いますが、最低限ヒモに入れるべきだと思います。

狙いによっては軸までありえます。

あとは鞍上の大野騎手をどう評価するかでしょう。

 

ステレンボッシュは時計的には厳しい内容です。

他馬と比較しても、特に特筆すべき末脚ではありませんでしたし、

しまいに余裕があったようにも思えません。

サフラン賞をとりこぼしているのも減点です。

買い目から捨てれんというより捨てられるぼっしゅだと思います。

念のため解説すると、これは「ステレン」ボッシュに

「捨てれん」をひっかけています。

あまりそういう初歩的なことは、今後言わせないでいただけるとありがたいです。

 

そのステレンボッシュにサフラン賞で先着したのがスプリングノヴァです。

ペースが遅かったので時計が出ていないのは仕方ありませんが、

上がり最速をマークできていない点は減点でしょう。

 

プシプシーナも前走はペース差+2.1秒のドスローで展開に恵まれました。

高く評価するのは難しく、今回同じことをやっても

よほどの展開のアヤ(各騎手がそろってチョンボ)がないかぎり、

確実に後方の馬に直線でやられると思います。

 

500万下勝利組からは、キャットファイトを強く推します。

ほかの3頭は個人的には切ります。

 

1勝馬にお宝馬はいるか?

1勝馬で駒をすすめてきたのは以下の4頭です。

・スウィープフィート

・テリオスルル

・ニュージェネラル

・ミライテーラー

まずスウィープフィートについては、

前走展開が向かない中よく差してきたとはいえます。

ただ、新馬や未勝利の内容をみるとここでは厳しいのではないかと思います。

 

テリオスルルは、サフラン賞で展開が向いたにもかかわらず、

直線伸びきれませんでした。

見るからにギアチェンが苦手なタイプに思え、

阪神芝1600mのGIで勝ち切るとなると、

馬券圏内まで目標を落としても、展開が向いたとしても厳しいと思います。

消し。

 

ニュージェネラルは、新馬戦が不良馬場で

馬場差を計算するのができず時計的な評価は難しいです。

ただ、なんであれ、新馬程度で上がり10位というのは

位置取りなどを考慮しても、かなり厳しい競馬になるのではないかと思います。

過去2013年以降、阪神JFで馬券になった馬で、前走上がり4位以下の馬たちを見ても

勝ちあがったレースでは上がり最速をマークしています。

(さらにさかのぼるとクロフネサプライズが未勝利で上がり2位)

 

ミライテーラーはここまでの2走どちらもダート。

芝で一変する可能性は誰にも否定できませんが、

こういうきたら事故みたいな馬を買うとなるとキリがないと思います。

 

結論としては、1勝馬にはチャンスはないように思えます。

 

結論:点数はかなりしぼれそう

当ブログとしては、以下のように結論づけます。

・コラソンビート

・カルチャーデイ

・キャットファイト

この3頭を上位にとります。

おそらくこれでBOXを組んでもそれなりに楽しめるオッズではないかと思います。

ヒモは以下の馬たちです。

・サフィラ

・ドナベティ

・シカゴスティング

・メイショウゴーフル

人気どころで消すのはアウコリピチェーノと

ステレンボッシュ(なんでこの馬人気なんですか?)、ルシフェルあたりです。

 

ちなみに、私が阪神JFで人気馬を事前にけなすと

本番できっちり馬券圏内にくる傾向にあります。

かつてはソウルスターリングをこきおろして恥をかいたこともあります。

 

 

 

 

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