【展望】3歳G1に向けたステップレースのおさらい(その5:3歳3月後半)

●若葉S(2013年以降10R分)

レースレベル:2位/10R

ペースの速さ:4位/10R

 

日付 馬名 GS 3F 皐月 桜花 DB OA NM
170318 1 アダムバローズ 111 85.0 35.9 17
220319 1 デシエルト 114 85.1 35.4
180317 1 アイトーン 112 85.2 35.5 8
220319 6 ストロングウィル 105 85.3 36.1
220319 4 メイショウラナキラ 107 85.5 35.7
160319 1 アドマイヤダイオウ 106 85.6 35.7 9
220319 3 フィデル 108 85.6 35.5
130316 1 レッドルーラー 112 85.7 35.0 18
220319 7 ショウナンアデイブ 104 85.7 35.8
220319 10 エイカイマッケンロ 98 85.7 36.4
220319 2 ヴェローナシチー 109 85.8 35.2
200321 1 アドマイヤビルゴ 120 85.9 34.0
220319 5 メイショウウネビ 107 86.0 35.2
220319 8 サクセスドレーク 104 86.0 35.5
150321 1 レッドソロモン 103 86.0 35.6
140322 1 アドマイヤデウス 108 86.3 34.8 9 7
220319 9 ウナギノボリ 102 86.3 35.4
190316 1 ヴェロックス 103 86.7 35.0 2 3
210320 1 アドマイヤハダル 106 87.1 34.2 4 17

 

このレースで高いGSをマークしても、

なかなか本番に直結しないレースですが、

単純にGSの高さが、世代レベルの高さを裏付けています。

ただ、馬場があまりよくなく、前が残りやすいコースで

勝ったデシエルトにとって条件がそろった感じはします。

今回は少頭数で気持ちよく逃げられましたが、もまれてどうか、という点と

もともとダートを使われてきた馬で、当日馬場状態がよいとどうか、

という点が気になります。

それでもGSは十分出ており、このメンバーでの圧勝自体は参考程度としても

本番で軽視できない1頭であることは間違いないでしょう。

 

●ファルコンS(2013年以降10R分)

レースレベル:同率3位(他1R)/10R

ペースの速さ:1位/10R

 

日付 馬名 GS 3F 皐月 桜花 DB OA NM
220319 7 カジュフェイス 96 44.5 37.3
220319 18 ナムラリコリス 76 44.7 39.1
220319 11 ヴィアドロローサ 91 44.8 37.5
220319 12 ニシノレバンテ 89 44.8 37.7
220319 5 トウシンマカオ 98 44.9 36.7
220319 17 デュガ 77 44.9 38.8
220319 15 ウインマーベル 81 45.0 38.3
220319 1 プルパレイ 104 45.1 35.9
220319 13 ウインバグース 85 45.2 37.7
220319 2 タイセイディバイン 101 45.2 36.1
220319 4 デヴィルズマーブル 100 45.3 36.1
150321 1 タガノアザガル 101 45.3 36.1 18
220319 3 オタルエバー 100 45.4 36.0
210320 1 ルークズネスト 108 45.4 35.3 10
220319 9 エイシンシュトルム 95 45.6 36.3
220319 10 レディバランタイン 93 45.6 36.5
220319 14 ナバロン 85 45.6 37.3
220319 8 ティーガーデン 95 45.8 36.1
220319 6 ショウナンハクラク 98 45.8 35.8
220319 16 ベルウッドブラボー 78 45.8 37.8
140322 1 タガノグランパ 104 46.1 35.0 17 4
200314 1 シャインガーネット 106 46.4 34.5 6
170318 1 コウソクストレート 100 46.9 34.6
190316 1 ハッピーアワー 102 47.1 34.2 7
180317 1 ミスターメロディ 97 47.2 34.6 4
130316 1 インパルスヒーロー 94 47.4 34.7 2
160319 1 トウショウドラフタ 5

 

こちらもレースレベルは高く、2013年以降もっともハイペースで流れました。

プルパレイは前走クロッカスSを、ドスローから2着まで追い込んでおり、

ハイペースの今回は展開が向きました。

2着タイセイディバイン、3着オタルエバーも同様で展開が向いた組。

先行勢ではカジュフェイスが逃げて7着とがんばりました。
GS自体は平凡なので、次に買いたいかといわれるとメンバー次第ですが

近3走ハイペースで展開が向いておらず、

今後楽に逃げられるようなら一発があるのでOP特別などで要注意です。

 

●スプリングS(2013年以降10R分)

レースレベル:同率3位(他2R)/10R

ペースの速さ:10位/10R

 

日付 馬名 GS 3F 皐月 桜花 DB OA NM
160320 1 マウントロブソン 114 72.3 35.7 6 7
140323 1 ロサギガンティア 117 72.6 35.1 10 4
130317 1 ロゴタイプ 111 72.9 35.4 1 5
220320 1 ビーアストニッシド 111 73.0 35.3
170319 1 ウインブライト 106 73.2 35.6 8 15
220320 2 アライバル 111 73.2 35.1
220320 12 グランドライン 99 73.3 36.2
220320 4 エンギダルマ 108 73.4 35.2
190317 1 エメラルファイト 108 73.4 35.2 12
220320 5 ディオ 108 73.5 35.1
220320 13 トーセンヴァンノ 86 73.5 37.3
220320 3 サトノヘリオス 109 73.7 34.8
220320 7 アルナシーム 103 73.8 35.3
220320 8 サノラキ 103 73.9 35.2
220320 11 アサヒ 100 73.9 35.5
220320 10 ソリタリオ 102 74.0 35.2
220320 6 ドーブネ 105 74.1 34.8
180318 1 ステルヴィオ 111 74.1 34.2 4 8
220320 9 オウケンボルト 102 74.2 35.0
150322 1 キタサンブラック 96 75.2 34.6 3 14
200322 1 ガロアクリーク 91 76.3 34.0 3 6

 

2013年以降、もっとも楽なペースでした。

前目の馬は大幅に割引が必要です。

勝ったビーアストニッシドは、 ここまで馬柱だけ見れば

それなりの成績で走ってきていますが、

いまだに激流を経験していません。

ハイペースになるとあっさり二けた着順もありえるので

成績を額面通りに受け取るのは危険でしょう。

2着アライバルも同様で展開が向いたクチ。

3着サトノヘリオスは、直線で進路の確保に苦労しつつの3着で

今回一番強い競馬をしたといえます。

鞍上の手腕が問われ、直線で前が詰まるリスクもありますが

本番でもおもしろい1頭だと思います。

 

●フラワーカップ(2013年以降10R分)

レースレベル:3位/10R

ペースの速さ:3位/10R

 

日付 馬名 GS 3F 皐月 桜花 DB OA NM
200320 1 アブレイズ 107 71.8 36.9 17
190316 1 コントラチェック 112 73.0 35.2 9
220321 10 コルベイユ 92 73.4 36.8
220321 2 ニシノラブウインク 103 73.6 35.5
220321 5 デインティハート 98 73.7 35.9
160321 1 エンジェルフェイス 100 73.8 35.6 10
220321 1 スタニングローズ 104 73.8 35.2
220321 12 アプサラー 63 73.8 39.3
210320 1 ホウオウイクセル 99 74.0 35.5 9
140321 1 バウンスシャッセ 91 74.0 36.3 11 3
220321 3 シンティレーション 100 74.0 35.4
220321 11 アポロルタ 79 74.0 37.5
170320 1 ファンディーナ 103 74.1 35.0 7
180317 1 カンタービレ 101 74.2 35.1 13
150321 1 アルビアーノ 97 74.2 35.5 2
220321 6 パーソナルハイ 97 74.2 35.5
220321 8 モカフラワー 94 74.2 35.8
220321 4 ダイム 99 74.4 35.1
220321 9 ティズグロリアス 92 74.4 35.8
220321 7 キタサンシュガー 94 74.7 35.3
130316 1 サクラプレジール 89 75.1 35.4 14

 

ハイペースでポジションをとった馬が上位をしめており、

1-2着馬は、展開が厳しい中、結果を出したといえます。

ただ、この中山での先行力が桜花賞で問われるかというと疑問で

過去このレースをステップに桜花賞に進んだファンディーナ、

バウンスシャッセが次走惨敗しており、そのどちらも先行馬でした。

今年の1-2着馬も、阪神芝マイルというのは

能力を発揮できるコースではないかもしれません。

 

●毎日杯

レースレベル:4位/10R

ペースの速さ:同率3位(他1R)/10R

 

日付 馬名 GS 3F 皐月 桜花 DB OA NM
210327 1 シャフリヤール 120 70.9 34.6 1
220326 1 ピースオブエイト 106 71.6 35.4
220326 5 リアド 101 71.8 35.7
220326 9 スーサンアッシャー 92 71.8 36.6
220326 2 ベジャール 105 71.9 35.2
140329 1 マイネルフロスト 110 72.0 34.5 3
220326 4 セイウンハーデス 102 72.0 35.4
220326 7 テンダンス 94 72.0 36.2
130323 1 キズナ 109 72.2 34.4 1
220326 3 ドゥラドーレス 104 72.2 35.0
220326 8 コマンドライン 92 72.2 36.2
220326 10 ディープレイヤー 89 72.2 36.5
220326 6 ホウオウプレミア 98 72.3 35.5
170325 1 アルアイン 105 72.5 34.5 1 5
150328 1 ミュゼエイリアン 103 72.6 34.6 7 10
200328 1 サトノインプレッサ 95 72.7 35.3 4 13
180324 1 ブラストワンピース 105 72.9 34.1 5
190323 1 ランスオブプラーナ 97 73.3 34.5 18
160326 1 スマートオーディン 95 75.1 32.9 6

 

ピースオブエイトは2021年のシャフリヤールと比較すると、

楽なペースで上がりが出ておらず、

本番でどうのという内容ではありませんでした。

2着ベジャールにしても、2014年のマイネルフロストと比較して

まったく上がりが出ておらず、

毎日杯のレベルとしては低くありませんが

クラシックに直結するようなパフォーマンスではありません。

3着ドゥラドーレスは、道中包まれて直線でも進路を確保できず

レースになっていませんでした。次走、巻き返しを期待します。

 

まとめ:3月前半のレースからの注目馬

・若葉Sがハイレベル、デシエルトは当日馬場が渋ればおもしろそう

・スプリングSで先行した1-2着馬は、展開が向いた。むしろ3着のサトノヘリオスが本番でおもしろそう

・毎日杯組は消し

 

 

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