【展望】3歳G1に向けたステップレースのおさらい(その4:3歳3月前半)

●マーガレットS(2013年以降5R分)

レースレベル:1位/5R

ペースの速さ:同率1位(他1R)/5R

 

日付 馬名 GS 3F 皐月 桜花 DB OA NM
220227 2 ショウナンマッハ 102 33.5 35.5
220227 11 メイショウグラニー 94 33.6 36.2
220227 9 カジュフェイス 94 33.8 36.0
220227 1 ジャングロ 104 34.0 34.8
220227 4 エテルナメンテ 97 34.0 35.5
220227 5 ゼットレヨン 97 34.2 35.3
220227 13 エイシンツーリング 93 34.3 35.6
220227 7 ダークペイジ 96 34.3 35.3
220227 3 カイカノキセキ 101 34.4 34.7
220227 12 プレヴォール 93 34.5 35.4
220227 6 タヤスゴールド 96 34.6 35.0
220227 10 アルトシュタット 94 34.6 35.2
220227 8 ヴィアドロローサ 96 34.7 34.9
200229 1 エレナアヴァンティ 93 34.8 35.3
180224 1 アンフィトリテ 96 35.0 34.7
190223 1 ディアンドル 96 35.2 34.5
210227 1 アスコルターレ 97 35.4 34.3

 

文句なしにこのレースとしてはハイレベルで、

ペースも厳しく、1着ジャングロ、2着ショウナンマッハともに

高いパフォーマンスだったといえます。

3着カイカノキセキは展開が向きましたが、評価をさげるにはいたらず

そこそこ前につけて健闘したエテルナメンテも含めて、

次走以降は軸にすべきかと思います。

3歳G1に直結するレースではありませんが、

夏競馬でスプリント戦に出走してきたら、

斤量も加味すると上位争いは必至でしょう。

また、惨敗したメイショウグラニーは

次走500万下で4着。まだまだ自己条件に出走できるので

引き続き500万下なら注目です。

あるいは葵Sにまわってきたらメンバー次第で高配当が狙えそうです。

 

●チューリップ賞(2013年以降9R分)

レースレベル:同率5位(他2R)/9R

ペースの速さ:同率2位(他1R)/9R

※2015年は馬場差計測不能

 

日付 馬名 GS 3F 皐月 桜花 DB OA NM
220305 13 ジャマン 86 59.1 37.2
220305 4 サウンドビバーチェ 104 59.2 35.3
220305 8 オーソレミオ 97 59.4 35.8
220305 3 サークルオブライフ 105 59.5 34.9
210306 1 メイケイエール 102 59.6 35.1 18
220305 7 ラリュエル 99 59.6 35.4
170304 1 ソウルスターリング 113 59.7 34.0 3 1
130302 1 クロフネサプライズ 108 59.7 34.4 4 12
220305 5 ウォーターナビレラ 103 59.7 34.9
220305 9 ルピナスリード 95 59.8 35.6
220305 1 ナミュール 107 59.9 34.3
220305 2 ピンハイ 105 59.9 34.5
220305 12 シークルーズ 95 59.9 35.5
200307 1 マルターズディオサ 107 60.0 34.2 8 10
210306 1 エリザベスタワー 102 60.1 34.6 13
220305 11 ステルナティーア 95 60.1 35.3
160305 1 シンハライト 115 60.2 33.2 2 1
220305 14 スプリットザシー 79 60.2 36.8
220305 10 ツッチーフェイス 95 60.3 35.1
140308 1 ハープスター 110 60.4 33.6 1 2
220305 6 ルージュスティリア 101 60.5 34.3
190302 1 ダノンファンタジー 101 60.5 34.3 4 5
180303 1 ラッキーライラック 107 60.6 33.6 2 3
150307 1 ココロノアイ 10 7
220305 アンジェリーナ

 

いうまでもなく本番で注目しなければいけないトライアルレースですが、

今年はやや低レベルでした。

ただ、ペース速く、各馬の位置取りは見ておきたいです。

1着ナミュールと2着ピンハイは展開が向いたといえます。

ただ、あくまでもチューリップ賞としては速いだけで

本番はもっと前が速くなります。

3着サークルオブライフ、4着サウンドビバーチェが

ここでハイペースだったから次走は巻き返し、とはならないんじゃないかと思います。

サークルオブライフの位置取りのゾーンでいうと

2021年メイケイエール

2017年ソウルスターリング

2013年クロフネサプライズ

がいますが、メイケイエール(桜花賞18着、気性もあると思いますが…)には

先着している計算ですが、ソウルとクロサプ相手だと競り負けている計算です。

ただ、すでに賞金を加算している立場で、

トライアル仕様だった可能性もあり、これを全力としてしまうのは早計です。

また、もともと後方からの馬ですし、上積みがあれば本番でも軽視は禁物でしょうか。

とはいえ、2歳女王が3歳でも女王の座を保つかというと不安がよぎる内容でした。

 

●弥生賞(2013年以降10R分)

レースレベル:6位/10R

ペースの速さ:7同率6位(他1R)/10R

 

日付 馬名 GS 3F 皐月 桜花 DB OA NM
150308 1 サトノクラウン 112 85.3 35.4 6 3
200308 1 サトノフラッグ 110 85.4 35.5 5 11
140309 1 トゥザワールド 109 85.4 35.6 2 5
190303 1 メイショウテンゲン 102 85.5 36.2 15 10
220306 1 アスクビクターモア 107 85.8 35.4
220306 6 リューベック 101 85.8 36.0
220306 7 ロジハービン 101 85.9 35.9
220306 2 ドウデュース 107 86.0 35.2
130303 1 カミノタサハラ 109 86.0 35.0 4
220306 3 ボーンディスウェイ 106 86.1 35.2
220306 11 ラーグルフ 96 86.2 36.1
220306 4 ジャスティンロック 105 86.2 35.2
220306 9 メイショウゲキリン 101 86.3 35.5
220306 5 インダストリア 104 86.4 35.1
220306 8 アケルナルスター 101 86.5 35.3
220306 10 マテンロウレオ 98 86.5 35.6
160306 1 マカヒキ 112 86.9 33.8 2 1
180304 1 ダノンプレミアム 106 87.1 34.2 6
210307 1 タイトルホルダー 99 87.5 34.5 2 6
170305 1 カデナ 83 88.9 34.7 9 11

 

弥生賞としては物足りない内容でした。

ペースが遅く、逃げて垂れたリューベックは

このレースのレベルに達しておらず論外。

2-5着まではほぼ隊列通りの着順で、

そのまま流れ込んだように見えます。

弥生賞というだけでそれなりに人気しますので、

このあたりの馬がコケてくれると配当的にはおいしいのですが…。

個人的に、本番では▲以下評価です。

 

●フィリーズR(2013年以降10R分)

レースレベル:1位/10R

ペースの速さ:2位/10R

 

日付 馬名 GS 3F 皐月 桜花 DB OA NM
220313 12 コンクパール 93 45.4 37.0
220313 13 テイエムスパーダ 91 45.5 37.1
220313 8 アドヴァイス 98 45.6 36.3
220313 10 スリーパーダ 95 45.6 36.6
220313 3 アネゴハダ 107 45.7 35.3
220313 7 キミワクイーン 104 45.8 35.5
220313 15 ウィリン 85 45.8 37.4
220313 6 ブッシュガーデン 105 45.9 35.3
200315 1 エーポス 106 46.0 35.1 9
220313 11 モチベーション 94 46.0 36.3
220313 2 ナムラクレア 110 46.0 34.7
220313 4 マイシンフォニー 106 46.2 34.9
220313 1 サブライムアンセム 110 46.2 34.5
210314 1 シゲルピンクルビー 100 46.2 35.5 16
220313 5 ラブリネスオーバー 105 46.4 34.8
220313 14 サウンドクレア 90 46.4 36.3
220313 9 ゼロドラゴン 96 46.5 35.6
180311 1 リバティハイツ 95 46.6 35.6 6
170312 1 カラクレナイ 103 46.8 34.6 4 17
140316 1 ベルカント 96 46.9 35.2 10
130310 1 メイショウマンボ 100 47.1 34.6 10 1
150315 1 クイーンズリング 97 47.3 34.7 4 9
190310 1 プールヴィル 96 47.4 34.7 6 12
190310 1 ノーワン 96 47.6 34.5 11 18
160313 1 ソルヴェイグ 92 47.7 34.8 17

 

ペースが速かったにもかかわらず、しまいもしっかり出ており

このレースとしては、過去10年で最もハイレベルでした。

本番に直結しないレースとはいえ、軽視は禁物でしょう。

むしろ、「前走○○は勝ち馬なし」みたいなどうでもいい根拠で

このレースをステップにした馬が軽視されるならおいしい配当が期待できます。

勝ったサブライムアンセムは、勝ちあがりまでだいぶかかりましたが、

ここで一気に時計を詰めてきました。

フロックで出る時計ではないと思います。

ナムラクレアもタイム差なしの2着でこちらも優秀です。

3着アネゴハダは、上位で唯一の先行馬。

本番の激流で通用するかは微妙ですが、

単距離方面の適正がありそうで、

次走マイルで惨敗しても、1200-1400mに出てきたら軸もありえます。

距離については、サブライムアンセム、ナムラクレアも同様に不安がありますが、

3歳戦は距離より能力、と考えれば本番でも有望でしょう。

 

●アネモネS(2013年以降10R分)

レースレベル:5位/10R

ペースの速さ:同率8位(他1R)/10R

 

日付 馬名 GS 3F 皐月 桜花 DB OA NM
210314 1 アナザーリリック 105 58.2 36.1 7
200315 1 インターミッション 102 58.6 36.0 14 18
190310 1 ルガールカルム 100 59.7 35.2 18
140315 1 ペイシャフェリス 96 59.7 35.5 11 17
170311 1 ライジングリーズン 99 59.7 35.2 8
130309 1 クラウンロゼ 95 59.8 35.5 16 18
220313 7 リヴォリ 91 60.2 35.5
180311 1 ハーレムライン 94 60.2 35.2 14
220313 1 クロスマジェスティ 98 60.3 34.7
220313 4 アンクロワ 94 60.5 34.9
220313 9 ウィズグレイス 89 60.5 35.4
160312 1 チェッキーノ 89 60.6 35.4 2
220313 2 ラズベリームース 96 60.7 34.5
220313 6 アリシアン 93 60.7 34.8
220313 8 オルコス 90 60.8 35.0
220313 3 コントディヴェール 95 61.0 34.3
220313 14 カリュウ 70 61.0 36.8
220313 11 ブルトンクール 86 61.2 35.0
220313 10 フィールシンパシー 89 61.3 34.6
220313 5 ビジュノワール 93 61.4 34.1
220313 12 ホワイトターフ 77 61.7 35.4
220313 13 ユキノプリンセス 75 61.8 35.5
150314 1 テンダリーヴォイス 79 61.9 35.0 12

 

このレースとしてはまずまずでしたが、

たいしてペースは速くなく、先行して勝ったクロスマジェスティが

本番で激走するかというと「?」です。

5着ビジュノワールは、フェアリーSについで脚を余しました。

ハイペースになれば、もっとやれる馬で展開次第。

 

まとめ:3月前半のレースからの注目馬

・なんといってもフィリーズRが目立つ。勝ち馬サブライムアンセムは現状の桜花賞本命候補暫定筆頭

・ナムラクレアも悪くない内容で、最悪でもヒモには入れる予定

・マーガレットSの上位馬は、夏競馬のスプリント戦で大注目

・メイショウグラニーは自己条件で頭固定

・チューリップ賞、弥生賞ともに、レースの格を考えると物足りず。特に弥生賞は本番でも消せるのではないかと期待

・ビジュノワールは、次走以降ハイペースになりそうなレースで注目

 

 

 

 

 

 

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