【展望】20231228_ホープフルS_野路菊S、京都2歳Sがハイレベル

日付 馬場差 着順 馬番 馬名 3F順 P差 残3F差 1角 2角 3角 4角 GS
221228 -0.5 1 11 ドゥラエレーデ 9 0.8 0.0 2 2 2 2 99
2 8 トップナイフ 9 0.0 1 1 1 1 99
3 15 キングズレイン 1 0.9 14 14 11 11 97
211228 -0.2 1 5 キラーアビリティ 6 -1.6 0.5 3 3 3 3 111
2 8 ジャスティンパレス 4 0.8 5 5 5 5 109
3 3 ラーグルフ 8 0.7 7 5 5 3 107
201226 0.7 1 10 ダノンザキッド 1 -0.3 0.3 4 3 5 3 98
2 1 オーソクレース 7 0.2 2 3 3 2 96
3 2 ヨーホーレイク 1 0.6 10 9 9 7 95
191228 -0.4 1 2 コントレイル 1 -0.8 0.6 4 4 3 2 101
2 5 ヴェルトライゼンデ 1 0.8 6 6 5 4 99
3 7 ワーケア 3 1.0 11 10 9 7 96
181228 -0.6 1 5 サートゥルナーリア 1 0.4 0.2 2 2 3 4 97
2 8 アドマイヤジャスタ 5 0.1 2 2 2 2 95
3 1 ニシノデイジー 1 0.5 4 4 6 9 94
171228 -0.5 1 7 タイムフライヤー 1 -1.1 1.4 15 16 16 9 100
2 15 ジャンダルム 3 0.9 10 10 9 4 98
3 13 ステイフーリッシュ 2 1.2 13 13 11 8 98
161225 0.1 1 2 レイデオロ 1 -1.2 0.9 12 12 11 8 107
2 11 マイネルスフェーン 2 0.8 9 9 9 8 105
3 6 グローブシアター 5 0.8 9 9 9 8 103
151227 -0.6 1 6 ハートレー 2 0.9 1.0 8 9 9 7 95
2 9 ロードクエスト 1 1.4 12 12 11 7 93
3 8 バティスティーニ 4 0.7 8 8 7 6 90
141228 -0.6 1 10 シャイニングレイ 8 0.3 0.3 3 3 3 3 94
2 6 コメート 10 0.3 3 3 3 3 92
3 7 ブラックバゴ 3 1.2 11 11 11 11 92
131222 0.5 1 2 エアアンセム 4 -1.8 0.7 6 5 7 4 104
2 7 ベルキャニオン 2 1.0 11 12 12 13 103
3 17 クラリティシチー 2 1.0 13 13 12 8 103

 

ペースと脚質がほぼほぼ連動するレースです。

ペース差(1000万下逃げ馬平均との比較)が

-1.0秒になった年…2021年、2017年、2016年、2013年は

いずれも差し・追い込み馬が優勢です。

例外が2021年のキラーアビリティで、

ハイペースをものともせず3番手から優秀な時計で1着。

このあとどれだけ活躍するのだろうと思いました。

しかし、ハイレベルな世代の壁に当たってしまったのか、

単純に早熟タイプだったのかは謎ですが、案外でした。

キラーはともかく、ペースによって脚質傾向がはっきりしている以上、

ペース読みが重要となります。

馬場は、有馬記念の時点で2000mが-1.1秒と速い馬場になっており、

2013年以降、これほど馬場状態が保たれたことはありません。

よほどのハイペースになるならともかく、

ある程度の前残りは意識したほうがよさそうです。

 

ミドルからスローで流れるか

馬名 脚質 近3走
平均位置
サンライズアース 1.0
センチュリボンド 1.3
ニューステソーロ 1.5
ウインマクシマム 1.7
サンライズジパング 2.0
ヴェロキラプトル 2.0
アドミラルシップ 3.0
ホルトバージ 3.7
テンエースワン 4.0
レガレイラ 4.0
インザモーメント 4.5
ゴンバデカーブース 5.0
シンエンペラー 5.0
ロジルーラー 5.0
シリウスコルト 6.0
ミスタージーティー 6.0
ショウナンラプンタ 6.5
ディスペランツァ 7.0
ココナツキュート 8.0
カフェグランデ 9.0
タリフライン 9.0
アンモシエラ ※ダート

 

2021年はボーンディスウェイが前走葉牡丹賞を

ハイペースで逃げて勝っており、本番でもポジションを取りにいきました。

それをグランドラインが譲らず、ハイペースになった格好です。

2013年に逃げたアグネスドリームは1600mでもハナを切れていたので

2000mでハイペースを演出したのは自然な流れでしょう。

ただ、他の年をみても、そのような予兆は見当たりませんでした。

 

除外される馬もいるので、なんともいえませんが

登録馬のうち、逃げた馬のほとんどが新馬などで

だいたいスローに落として逃げています。

2000mを使ってくる馬たちですから、

勝ちあがったら次はある程度折り合いを意識してくると思います。

 

よく、距離延長でおさえがきかずかかってしまう馬がいます。

ゴンバデカーブースは新馬で逃げており

今回1600mを2度走ってからの距離延長です。

前走は少頭数だったこともあると思いますが、

2枠2番であきらかにハナを意識していおらず、

今回も控える競馬をしてくるのではないかと思います。

同じ距離延長組だとカフェグランデがいますが、

前走出遅れていることからも、この馬が突然逃げるというのは

リアリティに欠ける話かと思います。

 

1頭あやしいとするとニューステソーロの前走は、

2歳未勝利としてはまずまずのハイペースでした。

出していく可能性は十分ありそうです。

仮に1勝馬のサンライズアースとウインマクシマムが

ニューステソーロとともにそろって除外となれば話は別で

スローまであると思っています。

となると、ある程度ポジションのとれる馬に注意すべきかと思います。

 

勝ち上がりのレースっぷりがよかった馬は

ゴール前余裕あり
■■ 早めに抜け出して余裕あり
■■■ 鞭入って楽勝
■■■■ ノーステッキ楽勝
■■■■■ 大楽勝
馬名 勝ちっぷり GS
アドミラルシップ 56
アンモシエラ ※ダート
インザモーメント 89
ウインマクシマム 92
カフェグランデ 89
ココナツキュート ※地方勝ち上がり
ゴンバデカーブース 85
サンライズアース 82
サンライズジパング ※ダート
ショウナンラプンタ ■■■ 84
シリウスコルト 78
シンエンペラー ■■ 84
センチュリボンド ■■■■ 80
タリフライン ■■■ 74
テンエースワン ※ダート
ディスペランツァ ■■■ 78
ニューステソーロ ■■ 85
ホルトバージ ■■ 82
ミスタージーティー 74
レガレイラ ■■■ 82
ロジルーラー 79
ヴェロキラプトル 70

 

ひときわ目をひいたのがセンチュリボンドです。

未勝利の勝ちっぷりは能力のすべてを出し切っているようには思えませんでした。

負かした馬には朝日杯FS5着馬もおり、楽なメンバーだったようには思えません。

ただ、その次の黄菊賞はおせじにもほめられた内容ではなく、

若干、評価を落としたくなります。

朝日杯FS、有馬記念とレジェンドらしい騎乗が続いていて

GI完全制覇がかかる武騎手が騎乗を予定しており、

オッズが渋くなる要素が重なるのも懸念材料の1つです。

 

ショウナンラプンタもいい勝ちっぷりでした。

新馬は出遅れから高速馬場のドスローという絶望的な状況で

4角大外ぶんまわしという雑な競馬で勝ち切っているので高く評価できます。

ただ、次走東スポ杯でもそうなのですが、

出遅れ癖があるようで、2走続けてゲートに失敗しています。

非常に不器用な印象を受けます。

まだ能力のすべてを出し切っているように思えませんが

頭で買うとなるとチャレンジ精神が必要です。

 

ディスペランツァもいい勝ちっぷりでしたでした。

京都2歳Sについてはのちほどまたまとめます。

 

レガレイラは要注意の1頭に思えます。

新馬では札幌2歳S勝ち馬を子ども扱いしており、

しかも高速馬場、スロー、出遅れをはねのけています。

アイビーSでも高速馬場、スロー、出遅れが重なり

さすがにOP特別では3着でしたが、能力はありそうです。

ただ、ショウナンラプンタ同様、こういう出遅れ癖のある馬を

頭で買うかという問題があります。しかもこちらはおそらく人気します。

 

OP・重賞のレベルは

レース名 レースレベル ペース 馬名
新潟2歳S 5位/11R 4位/11R 5 シリウスコルト
11 ホルトバージ
札幌2歳S 6位/10R 5位/10R 7 ロジルーラー
野路菊S 2位/11R 1位/11R 1 ヴェロキラプトル
芙蓉S 4位/9R 5位/9R 1 シリウスコルト
サウジアラビアRC 5位/10R 6位/10R 1 ゴンバデカーブース
アイビーS 7位/11R 10位/11R 3 レガレイラ
萩S 5位/8R 6位/8R 5 ホルトバージ
東スポ杯2歳S 7位/11R 2位/11R 4 ショウナンラプンタ
京都2歳S 1位/7R 1位/7R 1 シンエンペラー
6 ディスペランツァ

 

野路菊Sは、少頭数のわりにハイペースになりました。

7頭が残り3F地点で先頭から最後尾まで0.5秒の範囲おさまる団子状態で

消耗戦の形になりましたが、ヴェロキラプトルが制しています。

レースを見ると、何度もムチが入るのに後続を突き放せず

地味な勝ち方に見えますが、このペースで流れてしまっては

直線で一気にギアチェンしてしまいに向けて

加速していくのは難しいと思います。

これはこれで、内容としては十分優秀に思えました。

 

特にハイレベルだったのが京都2歳Sで、

例年、スローになりがちなこのレースにしては

ハイペースで流れ、差し・追い込み競馬となりました。

ホープフルSとは直接関係ありませんが、

3着サトノシュトラーセがかなり厳しい競馬をしており、

次走500万下なら勝ち負けかと思います。

勝ったシンエンペラーは、直線でもきっちり馬群につっこんでおり

距離損を最低限におさえています。

展開が向いたことは事実ですが、時計的には優秀だったといえます。

 

結局、直線で内を通った順でほぼ着順がきまっており、

6着ディスペランツァは外を通った分、見劣りしましたが

上位はそれほど着差があるわけではありません。

もともと、もう少しポジションをとれる馬で、

デビュー以来外目の枠ばかり引いていますが、

もう少しいい枠がほしいところです。

あとゲートにも多少課題が残ります。

ただ、可能性は感じます。

あまりにも人気しないようなら、

この馬の3着前提の馬券もアリかなと思っています。

 

その他のレースはすべて中程度のレベルでした。

人気どころだとサウジアラビアRCを勝ったゴンバデカーブースが気になりますが、

ひとまず東スポ杯2歳Sが低レベルで、朝日杯でも惨敗していることから

シュトラウスに先着したことはあまり自慢にならないと思います。

 

まとめ

ペースが落ち着いたとして、ポジションをとれる馬ということであれば、

ヴェロキラプトルが非常ににおいます。

ゴンバデカーブースも2000mなら好きなポジションをとれると思うので

頭では買いたくありませんが、人気でもさからえない気はしました。

ポジションをとれればという条件がつきますが

ディスペランツァは最低限ヒモには入れたいと思います。

シンエンペラーも当然切るにはいたりません。

 

最後に1頭、タリフラインという馬についてです。

新馬の時計はたいしたことがないのですが、

これはペースも遅かったですし、むしろ勝ちっぷりに注目したいです。

超高速馬場、ドスロー、後方と馬場も展開も向きませんでしたが、

直線でノーステッキから前を射程圏内に入れると、

鞭一発でぐーんと伸びてきました。

ラスト1F11.0秒の加速ラップ自体は、

馬場とペースを考えるとたいしたことはありませんが、

反応の良さが際立ち、まだまだ脚を隠している印象を受けました。

重賞で一気に時計を詰めてくる可能性があります。

中穴人気くらいになりそうですが、出走できればおもしろい1頭だと思います。

 

出走馬が確定して、もう一度展開を予想し直したら、

最終結論を出したいと思います。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました