【反省】2022_10月・2歳・芝・OP&重賞(芙蓉S、サウジアラビアRC、もみじS、アイビーS、アルテミスS、萩S)

●芙蓉S
レースレベル:8位/8R

ペースの速さ:8位/8R

年月日 馬名 GS 残3F 皐月賞 東京優 桜花賞 NHK
201003 1 ランドオブリバティ 103 86.1 35.5 8
211002 1 ラーグルフ 93 87.0 35.6 8
180923 1 ミッキーブラック 89 87.3 35.7 17
150927 1 プロディガルサン 100 87.3 34.6 10
160925 1 キングズラッシュ 67 89.9 35.3 15
170924 1 サンリヴァル 72 90.3 34.4 2 13
221001 2 ゴールデンハインド 61 90.4 35.4
190922 1 オーソリティ 71 90.4 34.4
221001 3 オンザブロッサム 60 90.5 35.4
221001 4 ナチュラルハイ 59 90.7 35.3
221001 1 シーウィザード 62 90.7 35.0
221001 6 フェアエールング 54 91.0 35.5
221001 7 アクラシア 51 91.0 35.8
221001 5 キミノナハマリア 56 91.2 35.1

 

スローなので、GSが出ていないこと自体はしかたないのですが

それを考えても低レベルなレースでした。

また、スローといっても勝ち馬の1400m通過が90.7秒で

ほかの90秒台の年の馬と比較しても上がりが出ていません。

最低でも34秒台半ばくらいはほしいところでした。

2022年は、ここまで2歳馬の低レベルさが目立ちます…。

 

●サウジアラビアRC
レースレベル:5位(同率1R)/7R

ペースの速さ:2位/7R

年月日 馬名 GS 残3F 皐月賞 東京優 桜花賞 NHK
221008 2 グラニット 95 58.9 36.5
171007 1 ダノンプレミアム 113 59.0 34.6 6
191005 1 サリオス 106 60.6 33.7 2 2
181006 1 グランアレグリア 99 60.6 34.4 1
161008 1 ブレスジャーニー 101 60.9 33.9
221008 1 ドルチェモア 97 61.1 34.1
221008 3 シルヴァーデューク 91 61.2 34.6
221008 9 レッドソリッド 81 61.3 35.5
221008 6 ブーケファロス 87 61.4 34.8
151010 1 ブレイブスマッシュ 97 61.4 33.8 18 8
221008 8 フロムナウオン 85 61.5 34.9
221008 4 ノッキングポイント 90 61.6 34.3
221008 7 ミシェラドラータ 86 61.7 34.6
221008 5 マイネルケレリウス 88 61.8 34.3
211009 1 コマンドライン 68 64.0 34.1

 

ひとまずレースレベルが低く、2015年のブレイブスマッシュと同じレベルでした。

ただ、ペースが速いことには要注意で、

逃げたグラニットは、1頭逆ポツンでレースを引っ張りました。

よく2着に残したというのが正直なところで、

この馬については即低レベルと断定せず保留としたいところではあります。

 

番手以降は、残り3F地点で2.2秒も後方におり、

勝ち馬のドルチェモアは実質スローで逃げたも同然です。

2016年のブレスジャーニーと比較すると、

0.2秒後ろから0.2秒遅い上がりを使っており、

実質0.4秒負けてることになります。

次走人気するならヒモまで評価を落としてよさそうです。

 

また、脚質を問わず、3着以下の馬は今後軽視したいです。

特に3着シルヴァーデュークは、

まだ1勝馬で500万下に出走してくる可能性がありますが

人気になるようなら頭は疑っていいかもしれません。

 

●もみじS
レースレベル:3位(同率1R)/9R

ペースの速さ:7位/9R

年月日 馬名 GS 残3F 皐月賞 東京優 桜花賞 NHK
170923 1 タワーオブロンドン 92 47.0 35.5 12
180922 1 イッツクール 89 47.2 35.6
211017 1 カジュフェイス 79 47.9 35.9
221016 6 タガノタント 77 48.0 36.0
140927 1 ナヴィオン 90 48.1 34.6
221016 3 アスクドリームモア 84 48.1 35.2
130921 1 ウインスプラッシュ 84 48.3 35.0
150926 1 シャドウアプローチ 84 48.3 35.0 10
221016 5 タガノエヴリン 79 48.3 35.5
221016 2 ロードスパイラル 84 48.4 34.9
160924 1 ジューヌエコール 88 48.6 34.3 9
221016 1 ウンブライル 89 48.7 34.1
190921 1 プリンスリターン 83 49.2 34.2 15
221016 4 ハクサンパイオニア 80 49.2 34.5
221016 7 スカイラピス 72 49.4 35.1

※2019年以前はききょうS

ほぼ同時期にききょうSが行われていたので、併せて比較します。

レースレベルは高かったのですが、

ペースは緩い流れになりました。

3着アスクドリームモアは、展開が向いたにもかかわらず

上位2頭に差されており、今後は厳しい闘いとなりそうです。

2着ロードスパイラルも、勝ち馬との差がありすぎました。

 

勝ったウンブライルは展開が向かない中、

余裕の手応えで完勝しました。

この時期の2歳OPはその後活躍馬があまり出ないレースですが、

今年の2歳は低レベルなレースが続いており、

現状この馬は注目に値すると思います。

 

●アルテミスS
レースレベル:7位/10R

ペースの速さ:8位/10R

年月日 馬名 GS 残3F 皐月賞 東京優 桜花賞 NHK
171028 1 ラッキーライラック 96 60.5 34.9 2 3
141101 1 ココロノアイ 98 60.5 34.6 10 7
181027 1 シェーングランツ 98 60.8 34.3 9 7
221029 3 アリスヴェリテ 92 61.1 34.6
221029 7 マスキュリン 84 61.2 35.3
221029 6 ディナトセレーネ 89 61.3 34.7
151031 1 デンコウアンジュ 99 61.4 33.6 10 9
221029 5 マラキナイア 90 61.4 34.5
211030 1 サークルオブライフ 94 61.4 34.1 4 12
221029 4 デインバランス 91 61.5 34.3
201031 1 ソダシ 91 61.6 34.2 1 8
221029 9 ミシシッピテソーロ 83 61.6 35.0
221029 10 ニシノコウフク 83 61.6 35.0
221029 2 リバティアイランド 92 61.7 34.0
131102 1 マーブルカテドラル 89 61.8 34.2 7 6
221029 1 ラヴェル 93 61.9 33.7
161029 1 リスグラシュー 94 62.0 33.5 2 5
221029 8 コウセイマリア 83 62.0 34.6
191026 1 リアアメリア 91 62.2 33.6 10 4

 

一応、出世レースといって差し支えないと思いますが

今年は物足りない内容でした。

ペースが遅く、馬場がよく、いく馬にはむく展開で、

ひとまず3着アリスヴェリテは展開が向いたといえます。

次走以降、相手が強化されると馬券圏内は難しそう。

 

勝ち切ったラヴェルは、展開が向かない中の差し切りで

時計とは別に評価すべきではありますが、

ただ、追って追ってでこの時計だとすると、

次走G1でも確勝、といえるパフォーマンスではありません。

ただ、現状今年の2歳があまりに低レベルなので、

世代補正をかければ次走も馬券になる可能性はあります。

今後、強い牝馬が現れれば次走以降あっさり圏外もありえるので

評価は保留としておきます。

 

●萩S
レースレベル:1位/9R(含む野路菊S)

ペースの速さ:2位/9R(含む野路菊S)

年月日 馬名 GS 残3F 皐月賞 東京優 桜花賞 NHK
221029 5 スズカダブル 94 72.8 35.4
221029 1 トップナイフ 100 73.2 34.4
221029 2 ナイトキャッスル 97 73.3 34.6
221029 3 エレガントルビー 94 73.4 34.8
150919 1 ロスカボス 89 73.4 35.2
221029 7 ラスハンメル 92 73.6 34.8
221029 4 タイセイクラージュ 94 73.8 34.4
221029 6 トーセントラム 93 74.1 34.2
130914 1 サンダラス 96 74.2 33.7
180915 1 カテドラル 87 74.5 34.3 3
190914 1 マイラプソディ 81 75.3 34.1 13 9
160917 1 アメリカズカップ 76 75.3 34.6 18 17
211030 1 ダノンスコーピオン 80 75.7 33.9 1
170916 1 ワグネリアン 85 76.1 32.9 7 1
140920 1 ダノンメジャー 77 76.2 33.6 11 11

去年今年と阪神開催で、サンプルが少ないため、

野路菊Sも含めて比較してみます。

この時期の2歳戦としては引き締まったペースで

1000万下並の速さで流れました。

レースレベルも高く、勝ったトップナイフは現時点で

1000万下で勝ち負けできるパフォーマンスだったといえます。

時計としては文句なしです。

残り600m地点でトップナイフは逃げ馬から0.4秒離れた番手で、

少頭数ということを考えると実質番手というよりは

先行くらいのイメージの位置取りでしたが、

馬場差補正を入れた上がり34.4秒は、

過去、スローで勝った勝ち馬たちと比較しても、

位置取りを考えるとかなり優秀です。

カテドラル、ダノンスコーピオン、ワグネリアン相手でも

十分やれるだけの能力を持ってそうで、今後も注目です。

ただ、野路菊Sは9月開催で、約1か月半こちらのレースの方が遅く、

成長分を考えると多少の割引は必要でしょう。

(ハイペースとスローペースの違いもありますし)

となると、前走野路菊Sをはじめ、ちょいいちょい負けるのが気になりますが、

こちらの記事で野路菊Sを振り返ったときにも書いたように

スローでは持ち味をいかせないタイプのようです。

勝った未勝利と、萩Sはいずれも前が流れており、

後続に脚を使わせながらずぶずぶの消耗戦に持ち込むのが得意そうで

次走以降、スローになるようなら疑ってかかっていいかもしれません。

 

 

 

 

 

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