【コース分析】東京芝1600m_ヴィクトリアマイル、NHKマイルカップ

ペース傾向

クラス ペース差
平均(※1)
逃げ切り
ペース差
平均(※2)
未勝利 0.18 0.38
500万下 -0.19 0.24
1000万下 -0.09 0.16
1600万下 -0.32 0.06
OP・重賞 -1.06 -0.59

(※1)ペース差平均:逃げ馬が残り3Fを通過した平均です。1000万下平均を±0秒とし、マイナスならそれより速く、プラスなら遅いということになります。
(※2)逃げ切りペース差平均:逃げた馬がそのまま勝ったときのペース差の平均です。

まず一番右の列の逃げて勝った馬たちの平均ペースからですが、
クラスによってシビアなペースが求められます。
特に、1600万下では、1000万下の平均くらいで逃げないと厳しいといえます。

また、500万下は1000万下より平均ペースが速くなるため、
逃げ馬の成績が若干落ちます。

OP・重賞では平均ペースがぐっと速くなります。
また、逃げて勝った馬の平均もぐっと速くなるので、
半端な逃げ馬が活躍できるコースとはいえません。

脚質傾向

※以下、データはすべて2013年以降が対象

クラス別

3歳未勝利
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 18-14-10-89/131 13.70% 24.40% 32.10%
平地・先行 53-46-37-331/467 11.30% 21.20% 29.10%
平地・中団 49-63-60-741/913 5.40% 12.30% 18.80%
平地・後方 11-9-24-643/687 1.60% 2.90% 6.40%
平地・マクリ 0-0-0-0/0
3上・4上500万下
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 10-11-12-73/106 9.40% 19.80% 31.10%
平地・先行 31-31-34-288/384 8.10% 16.10% 25.00%
平地・中団 52-52-47-470/621 8.40% 16.70% 24.30%
平地・後方 13-12-13-440/478 2.70% 5.20% 7.90%
平地・マクリ 0-0-0-0/0
3上・4上1000万下
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 12-8-17-70/107 11.20% 18.70% 34.60%
平地・先行 42-36-27-279/384 10.90% 20.30% 27.30%
平地・中団 42-40-41-304/427 9.80% 19.20% 28.80%
平地・後方 11-21-23-283/338 3.30% 9.50% 16.30%
平地・マクリ 0-2-0-0/2 0.00% 100.00% 100.00%
3上・4上1600万下
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 7-2-7-42/58 12.10% 15.50% 27.60%
平地・先行 21-16-19-147/203 10.30% 18.20% 27.60%
平地・中団 20-30-20-247/317 6.30% 15.80% 22.10%
平地・後方 10-10-12-190/222 4.50% 9.00% 14.40%
平地・マクリ 0-0-0-0/0
3上・4上OP・重賞
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 6-3-3-49/61 9.80% 14.80% 19.70%
平地・先行 12-12-18-173/215 5.60% 11.20% 19.50%
平地・中団 35-30-28-316/409 8.60% 15.90% 22.70%
平地・後方 8-16-12-253/289 2.80% 8.30% 12.50%
平地・マクリ 0-0-0-0/0

 

ペース平均のところで見たように、
500万下での逃げ馬の成績がほかのクラスと比べてやや落ちます。
一方で差し馬が活躍しており、積極的に狙えます。

新潟と府中は他場のマイルと比較しても1番か2番に厳しく
OP・重賞に限っていえば、差し馬の成績が逃げ馬に肉薄し、先行馬より優秀です。
基本的に逃げ馬はレースに1頭ですが、差し馬は何頭もいます。
そのすべての馬を対象にしてパーセンテージが高いのですから
逃げ馬を狙うにはそれなりの根拠が必要となります。

ちなみに、2013年以降のすべてのOP・重賞で平均ペースの-1.06秒を基準に
ミドル以上になったときに安田記念を勝った馬はいません。
VMでヴィルシーナが、NHKマイルでミッキーアイル、メジャーエンブレムが
勝っていますが、GIではその3頭です。
(ロゴタイプが安田を勝ったときはスローでした)
GIIIだとウインカーネリアンとエアスピネルが、
3歳GIIIだとテトラドラクマとメジャーエンブレムが
それぞれ逃げ切っています。
ただ、府中マイルの重賞は10レース以上あります。
スローになることが明らかな場合以外で
OP・重賞で逃げ馬を買うのはよっぽどの馬に限るべきでしょう。

 

馬場別

良馬場
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 91-79-83-461/714 12.70% 23.80% 35.40%
平地・先行 282-240-248-1800/2570 11.00% 20.30% 30.00%
平地・中団 268-298-269-3116/3951 6.80% 14.30% 21.10%
平地・後方 74-95-117-2705/2991 2.50% 5.70% 9.60%
平地・マクリ 0-2-0-0/2 0.00% 100.00% 100.00%
良馬場以外
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 11-20-15-102/148 7.40% 20.90% 31.10%
平地・先行 55-49-41-377/522 10.50% 19.90% 27.80%
平地・中団 64-53-62-663/842 7.60% 13.90% 21.30%
平地・後方 18-25-30-552/625 2.90% 6.90% 11.70%
平地・マクリ 0-1-1-1/3 0.00% 33.30% 66.70%

 

馬場が渋ると逃げ馬の勝率が極端に下がります。
もともとが逃げ馬にとって厳しいコースなので
馬場が渋ったら逃げ馬は大幅に割り引いて考えたほうがよさそうです。

 

コース区分別

Aコース
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 23-30-24-163/240 9.60% 22.10% 32.10%
平地・先行 91-74-77-631/873 10.40% 18.90% 27.70%
平地・中団 96-89-98-1086/1369 7.00% 13.50% 20.70%
平地・後方 30-45-41-895/1011 3.00% 7.40% 11.50%
平地・マクリ 0-2-1-0/3 0.00% 66.70% 100.00%
Bコース
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 28-20-24-121/193 14.50% 24.90% 37.30%
平地・先行 80-75-69-462/686 11.70% 22.60% 32.70%
平地・中団 66-77-76-817/1036 6.40% 13.80% 21.10%
平地・後方 20-20-25-642/707 2.80% 5.70% 9.20%
平地・マクリ 0-1-0-1/2 0.00% 50.00% 50.00%
Cコース
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 23-29-27-143/222 10.40% 23.40% 35.60%
平地・先行 89-74-73-555/791 11.30% 20.60% 29.80%
平地・中団 93-89-82-1003/1267 7.30% 14.40% 20.80%
平地・後方 17-30-40-854/941 1.80% 5.00% 9.20%
平地・マクリ 0-0-0-0/0
Dコース
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 28-20-23-136/207 13.50% 23.20% 34.30%
平地・先行 77-66-70-529/742 10.40% 19.30% 28.70%
平地・中団 77-96-75-873/1121 6.90% 15.40% 22.10%
平地・後方 25-25-41-866/957 2.60% 5.20% 9.50%
平地・マクリ 0-0-0-0/0

Aコース:NHKマイル、富士S、サウジアラビアRC
Bコース:VM、アルテミスS
Cコース:安田記念
Dコース:東京新聞杯、クイーンカップ

Aコースは重賞が3つも組まれており、Cコースは安田記念があります。
これがAコースとCコースで逃げ馬が不振な理由でしょう。
その他の脚質にかんしてはコースによる優劣は感じられませんでした。

 

枠別成績

全条件
枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 92-85-89-1010/1276 7.20% 13.90% 20.80%
2枠 77-97-97-1066/1337 5.80% 13.00% 20.30%
3枠 97-104-84-1111/1396 6.90% 14.40% 20.40%
4枠 94-93-94-1174/1455 6.50% 12.90% 19.30%
5枠 114-102-93-1230/1539 7.40% 14.00% 20.10%
6枠 108-151-107-1236/1602 6.70% 16.20% 22.80%
7枠 128-106-150-1465/1849 6.90% 12.70% 20.80%
8枠 153-124-152-1495/1924 8.00% 14.40% 22.30%
良馬場
枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 77-72-75-830/1054 7.30% 14.10% 21.30%
2枠 64-76-81-888/1109 5.80% 12.60% 19.90%
3枠 82-89-66-919/1156 7.10% 14.80% 20.50%
4枠 76-80-79-962/1197 6.30% 13.00% 19.60%
5枠 90-86-75-1017/1268 7.10% 13.90% 19.80%
6枠 88-122-94-1020/1324 6.60% 15.90% 23.00%
7枠 111-89-121-1212/1533 7.20% 13.00% 20.90%
8枠 127-100-126-1244/1597 8.00% 14.20% 22.10%
良馬場以外
枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 15-13-14-180/222 6.80% 12.60% 18.90%
2枠 13-21-16-178/228 5.70% 14.90% 21.90%
3枠 15-15-18-192/240 6.30% 12.50% 20.00%
4枠 18-13-15-212/258 7.00% 12.00% 17.80%
5枠 24-16-18-213/271 8.90% 14.80% 21.40%
6枠 20-29-13-216/278 7.20% 17.60% 22.30%
7枠 17-17-29-253/316 5.40% 10.80% 19.90%
8枠 26-24-26-251/327 8.00% 15.30% 23.20%

 

枠についてはあまり気にする必要はないと思います。
実力が素直に反映されるコースといえます。

 

騎手別成績(2022年以降)

騎手 着別度数 勝率 連率 複率 単回値 複回値
ルメール 40-29-24-50/143 28.00% 48.30% 65.00% 67 93
レーン 8-6-3-16/33 24.20% 42.40% 51.50% 76 88
川田将雅 11-6-4-27/48 22.90% 35.40% 43.80% 98 67
モレイラ 5-9-4-5/23 21.70% 60.90% 78.30% 63 102
キング 3-3-0-9/15 20.00% 40.00% 40.00% 288 100
マーカン 5-4-5-16/30 16.70% 30.00% 46.70% 100 112
戸崎圭太 23-17-17-93/150 15.30% 26.70% 38.00% 70 71
吉田隼人 2-2-0-11/15 13.30% 26.70% 26.70% 60 116
松山弘平 6-8-4-34/52 11.50% 26.90% 34.60% 104 66
田辺裕信 11-7-17-64/99 11.10% 18.20% 35.40% 65 94
菅原明良 13-12-8-99/132 9.80% 18.90% 25.00% 78 110
横山武史 12-14-17-88/131 9.20% 19.80% 32.80% 69 69
岩田康誠 2-0-1-21/24 8.30% 8.30% 12.50% 116 57
横山典弘 2-2-1-21/26 7.70% 15.40% 19.20% 34 31
津村明秀 7-7-9-71/94 7.40% 14.90% 24.50% 682 165
横山和生 5-9-5-51/70 7.10% 20.00% 27.10% 40 67
吉田豊 5-7-13-46/71 7.00% 16.90% 35.20% 54 142
M.デム 4-5-6-44/59 6.80% 15.30% 25.40% 26 57
武藤雅 1-0-2-12/15 6.70% 6.70% 20.00% 42 46
佐々木大 2-1-0-29/32 6.30% 9.40% 9.40% 26 18
池添謙一 1-0-2-13/16 6.30% 6.30% 18.80% 51 46
三浦皇成 6-7-5-81/99 6.10% 13.10% 18.20% 67 63
福永祐一 1-2-4-10/17 5.90% 17.60% 41.20% 50 88
永野猛蔵 5-1-3-87/96 5.20% 6.30% 9.40% 69 53
オシェア 1-1-1-17/20 5.00% 10.00% 15.00% 10 54
石川裕紀 4-6-3-71/84 4.80% 11.90% 15.50% 23 44
大野拓弥 4-5-6-72/87 4.60% 10.30% 17.20% 80 84
杉原誠人 2-2-3-37/44 4.50% 9.10% 15.90% 54 56
坂井瑠星 2-3-1-39/45 4.40% 11.10% 13.30% 22 27
丸田恭介 3-0-1-68/72 4.20% 4.20% 5.60% 262 75
横山琉人 1-2-0-22/25 4.00% 12.00% 12.00% 74 33
石橋脩 2-3-3-44/52 3.80% 9.60% 15.40% 30 80
岩田望来 1-2-2-23/28 3.60% 10.70% 17.90% 52 65
木幡巧也 3-2-3-83/91 3.30% 5.50% 8.80% 49 31
松岡正海 2-2-5-52/61 3.30% 6.60% 14.80% 38 42
武豊 1-7-3-22/33 3.00% 24.20% 33.30% 15 82
野中悠太 1-1-1-54/57 1.80% 3.50% 5.30% 4 146
北村宏司 1-5-4-53/63 1.60% 9.50% 15.90% 6 54
内田博幸 1-4-6-55/66 1.50% 7.60% 16.70% 33 46
嶋田純次 0-2-3-18/23 0.00% 8.70% 21.70% 0 266
原優介 0-2-2-53/57 0.00% 3.50% 7.00% 0 45
ドイル 0-2-1-14/17 0.00% 11.80% 17.60% 0 24
丸山元気 0-2-0-16/18 0.00% 11.10% 11.10% 0 12
柴田大知 0-1-2-59/62 0.00% 1.60% 4.80% 0 15
菊沢一樹 0-1-2-22/25 0.00% 4.00% 12.00% 0 114
鮫島克駿 0-1-1-20/22 0.00% 4.50% 9.10% 0 16
柴田善臣 0-1-1-20/22 0.00% 4.50% 9.10% 0 25
西村淳也 0-1-1-20/22 0.00% 4.50% 9.10% 0 26
江田照男 0-1-0-33/34 0.00% 2.90% 2.90% 0 163
丹内祐次 0-0-2-17/19 0.00% 0.00% 10.50% 0 60
岩部純二 0-0-0-18/18 0.00% 0.00% 0.00% 0 0
武士沢友 0-0-0-19/19 0.00% 0.00% 0.00% 0 0
佐藤翔馬 0-0-0-19/19 0.00% 0.00% 0.00% 0 0

※昨年順位は2024年の勝鞍数

騎手の適性は十分に注意したいです。
まず、出稼ぎの外国人騎手の活躍が目立ちます。
これはいい馬に乗せてもらっていることもあると思いますが、
キング騎手、マーカン騎手は単複回収率が高く、
人気薄をきっちりもってきているということになるかと思います。

武騎手が思ったより奮いませんが、連率と複率が高く、
馬券圏内という意味では信頼できそうです。

一方、坂井騎手、岩田望来騎手、鮫島騎手、
西村騎手、丹内騎手の成績が厳しいです。

 

激アツ条件

脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 0-0-0-18/18 0.00% 0.00% 0.00%
平地・先行 4-2-6-47/59 6.80% 10.20% 20.30%
平地・中団 10-8-5-94/117 8.50% 15.40% 19.70%
平地・後方 4-8-6-60/78 5.10% 15.40% 23.10%
平地・マクリ 0-0-1-0/1 0.00% 0.00% 100.00%

世代:全
クラス:OP・重賞
馬場:良以外
コース区分:全

この条件下では逃げ馬は馬券にすらならず、差し優勢です。
逆にいえば、逃げ馬は消せます。

 

OP・重賞検討

ヴィクトリアマイル(2025)

日付 馬場差 着順 馬番 馬名 3F順 P差 残3F差 3角 4角 GS
240512 -1.8 1 9 テンハッピーローズ 3 -2.3 1.1 10 8 103
2 2 フィアスプライド 9 0.3 3 3 96
3 6 マスクトディーヴァ 5 1.1 7 8 101
230514 -1.3 1 6 ソングライン 2 -0.9 0.5 8 6 108
2 16 ソダシ 8 0.1 2 2 106
3 2 スターズオンアース 8 0.2 5 3 106
220515 -1.4 1 5 ソダシ 6 -1.4 0.8 4 4 107
2 11 ファインルージュ 6 1.1 6 6 105
3 7 レシステンシア 15 0.4 2 2 101
210516 -1.6 1 6 グランアレグリア 1 -1.7 0.8 9 10 115
2 8 ランブリングアレー 3 0.9 11 10 109
3 1 マジックキャッスル 7 0.6 9 7 107
200517 -1.7 1 12 アーモンドアイ 1 -2.5 1.0 4 4 114
2 18 サウンドキアラ 12 0.8 3 3 106
3 16 ノームコア 2 1.4 7 6 110
190512 -1.8 1 4 ノームコア 3 -3.0 1.2 7 7 112
2 9 プリモシーン 1 1.4 10 10 113
3 3 クロコスミア 5 1.0 5 5 110
180513 -1.0 1 4 ジュールポレール 2 -1.3 0.7 8 8 109
2 16 リスグラシュー 1 1.1 13 13 112
3 6 レッドアヴァンセ 5 0.4 4 4 108
170514 0.0 1 5 アドマイヤリード 4 -0.2 0.4 12 7 109
2 10 デンコウアンジュ 1 0.8 9 11 109
3 3 ジュールポレール 6 0.4 6 7 107
160515 -1.2 1 13 ストレイトガール 1 -2.3 0.9 11 10 111
2 10 ミッキークイーン 4 1.1 13 12 108
3 15 ショウナンパンドラ 3 1.2 13 14 108
150517 -0.8 1 5 ストレイトガール 3 -2.9 2.0 5 5 114
2 7 ケイアイエレガント 13 1.0 2 2 108
3 18 ミナレット 17 0.0 1 1 99
140518 -0.9 1 14 ヴィルシーナ 15 -1.7 0.0 1 1 104
2 4 メイショウマンボ 5 0.9 7 7 108
3 1 ストレイトガール 2 1.2 9 11 110
130512 -0.9 1 11 ヴィルシーナ 9 -1.5 0.2 2 2 105
2 8 ホエールキャプチャ 3 0.8 10 10 109
3 1 マイネイサベル 10 0.2 3 2 104

まず、VMのレベルというのはいったいどのくらいなのか
府中マイルの重賞と比較してみましょう。

●東京芝1600m重賞のペースとGS指数

平均ペース GS
NHK -1.60 101.1
古馬GIII -0.99 106.8
VM -1.81 109.3
安田 -1.85 108.5

安田記念と同じくらいのペースで流れ、
GS指数で言うと平均は若干上です。
牝馬限定とはいえ、まごうことなきGI競走といっていいでしょう。

平均ペース-1.81秒より速かった2024年、
2020年、2019年、2016年、2015年は
逃げ馬はただ1頭、2015年に3着したのみ。
しかも微妙な時計での3着でした。
基本的にペースが速くなれば、残り3F地点で
逃げ馬から1秒以上離されていた馬も届きます。
予想においてペース読みが重要となります。

ペースが緩くなると前残りが発生しますが、
先行馬が上位3頭というケースはありません。

今年いきそうなのはアリスヴェリテとクリスマスパレードの2頭で、
両馬ともいくとなればそれなりにとばしていくタイプです。
ただ、 後続がそれを無視して馬群が分断されるケースが散見されます。
今年はどうでしょうか。この2頭についていきそうなのは
アドマイヤマツリ、クイーンズウォーク、もしかしてタガノエルピーダあたりは
多少前が速くなってもひるまずついていくタイプに思えます。
縦長馬群のハイペースになりそうな気がしています。
となれば、後方の馬にチャンスが生まれる気がします。

人気になりそうなアスコリピチェーノは、
好位をとっての競馬になりそうですが
実はここまで国内では本当の意味でのハイペースを経験していません。

ボンドガールは、前走スローに巻き込まれ、5着という着順は参考外とできます。
むしろ、サフィラ、アルジーヌは前残りと見るべきで、
阪神牝馬Sから巻き返すならボンドガールかと思います。
ただ、主な勝ち鞍新馬(牝限)で、どにも勝ち切れません。
脚質からも実績からもハイペースの流れ自体は大歓迎だと思うので、
馬券圏内という意味では前走1-2着馬より可能性は高いと見ています。

あと人気はステレンボッシュ。
桜花賞から1年以上勝ち鞍はありませんが、
闘ってきたメンバーが違います。
脚質的にも、人気とはいえ3連系からははずせません。

クイーンズウォークは前走超ハイペースを3番手でしたが
逃げ馬からだいぶ離れた位置を追走していました。
それを差し引いてもハイペースへの対応力はありますし、
左回りだと別馬になる印象があります。
勝ち鞍のある舞台ですし、久々のマイルでポジションを落とすなら
それはそれで今回予想される展開には妙にかみ合いそう。

飛ばし屋クリスマスパレードは、初のマイルで期待が高まります。
ただ、今回は展開が向かないと思います。

GSトップはミアネーロ。いかにも中山専用機という戦績ですが、
追い込みタイプですし、展開利に乗じて
しまいつっこんでくる可能性があります。
要注意でしょう。人気しませんし、ヒモにいれておけば
高配当の使者になる可能性があります。

不気味なのがドゥアイズで、去年不利を受けながらの4着があり、
頭で狙うだけの根拠はありませんが、点数次第ではヒモにいれておきたいです。

現時点で率直に軸で買いたいなと思うのはボンドガールです。
東京新聞杯は勝ち馬が強すぎましたが、内容はよく
2013年以降、府中マイルGIIIでは20R中6番目にハイレベルでした。
勝ち切れないところがありますが、GS指数自体も
展開、コースによらず安定してレベルの高い合格点を超えてくるような時計を
オールウェイズ出してくれています。
ただ2人気か3人気ですよね…。
穴だとミアネーロとドゥアイズに期待したいです。
人気どころで消したいのはアルジーヌ。

 

NHKマイルカップ(2025)

日付 馬場差 着順 馬番 馬名 3F順 P差 残3F差 3角 4角 GS
240505 -1.8 1 16 ジャンタルマンタル 2 -0.8 0.2 3 3 100
2 14 アスコリピチェーノ 8 0.3 5 3 97
3 6 ロジリオン 4 0.6 8 6 98
230507 -0.4 1 11 シャンパンカラー 2 -1.6 1.0 12 13 100
2 3 ウンブライル 1 1.4 16 16 103
3 10 オオバンブルマイ 2 1.2 15 15 100
220508 -1.4 1 18 ダノンスコーピオン 4 -2.0 0.6 7 6 101
2 1 マテンロウオリオン 1 1.4 17 16 106
3 10 カワキタレブリー 2 1.2 15 14 103
210509 -1.7 1 15 シュネルマイスター 2 -2.3 0.7 9 9 104
2 10 ソングライン 3 0.4 6 7 102
3 8 グレナディアガーズ 10 0.1 3 2 95
200510 -1.7 1 11 ラウダシオン 4 -1.2 0.1 2 2 98
2 3 レシステンシア 9 0.0 1 1 95
3 6 ギルデッドミラー 3 0.6 6 5 98
190505 -1.4 1 17 アドマイヤマーズ 4 -1.6 0.7 6 7 103
2 18 ケイデンスコール 1 1.1 12 14 104
3 10 カテドラル 2 1.0 12 11 104
180506 -1.4 1 11 ケイアイノーテック 1 -1.4 1.1 17 15 102
2 9 ギベオン 5 0.3 5 4 98
3 17 レッドヴェイロン 3 0.7 11 12 100
170507 -1.0 1 16 アエロリット 3 -1.7 0.1 2 2 103
2 14 リエノテソーロ 1 0.6 9 9 104
3 6 ボンセルヴィーソ 12 0.0 1 1 97
160508 -1.0 1 4 メジャーエンブレム 11 -1.9 0.0 1 1 97
2 5 ロードクエスト 1 1.4 16 16 104
3 18 レインボーライン 6 0.8 9 9 100
150510 -0.6 1 7 クラリティスカイ 3 -0.6 0.3 5 5 103
2 9 アルビアーノ 10 0.0 2 2 100
3 12 ミュゼスルタン 1 0.6 11 9 103
140511 -0.7 1 10 ミッキーアイル 13 -1.4 0.0 1 1 99
2 2 タガノブルグ 3 0.9 13 7 104
3 1 キングズオブザサン 2 1.1 13 11 105
130505 -1.0 1 8 マイネルホウオウ 2 -1.8 1.2 16 14 105
2 17 インパルスヒーロー 3 1.0 12 10 104
3 12 フラムドグロワール 8 0.4 3 4 100

 

まず今週の東京の天気ですが、金曜日と土曜日に雨が降りそうです。
そのまま馬場が渋れば、上記した激アツ条件に当てはまります。
すなわち逃げ馬の可能性を否定できそうです。
とはいえ、ここまで逃げは消しみたいなことを説明し続けてなんですが
今回これといってゴリゴリの逃げ馬は登録していません。
スローも十分ありえるので、脚質から絞り込むのはやや危険かもしれません。

クラシック組の取捨選択

毎年、クラシックあきらめ組がこちらにまわってきて
良績を残しているのでまずはそちらから見ていきましょう。

●クラシック→NHKマイルの成績(2013年以降)

着順 馬名 残3f 3角 4角 前走 前着 前2角 前3角 前4角
25 マピュース 4 12 12
25 チェルビアット 6 15 17
25 ヴーレヴー 8 9 8
25 ショウナンザナドゥ 10 4 4
25 マジックサンズ 6 17 17 13
日付 着順 馬名 残3f 3角 4角 前走 前着 前2角 前3角 前4角
24 1 ジャンタルマンタル 0.2 3 3 3 3 3 2
19 1 アドマイヤマーズ 0.7 6 7 4 5 4 5
17 1 アエロリット 0.1 2 2 5 14 14
16 1 メジャーエンブレム 0.0 1 1 4 7 7
15 1 クラリティスカイ 0.3 5 5 5 1 1 1
24 2 アスコリピチェーノ 0.3 5 3 2 8 8
21 2 ソングライン 0.4 6 7 15 11 14
20 2 レシステンシア 0.0 1 1 2 2 2
16 2 ロードクエスト 1.4 16 16 8 10 11 5
14 3 キングズオブザサン 1.1 13 11 15 5 5 4
19 4→5 グランアレグリア 0.6 4 6 1 3 1
23 4 ダノンタッチダウン 0.6 8 7 18 4 5 10
14 4 ロサギガンティア 1.7 17 18 10 9 10 8
24 5 イフェイオン 0.5 6 6 11 8 8
18 5 プリモシーン 1.0 15 15 10 15 13
14 5 ホウライアキコ 0.2 2 2 4 10 10
16 6 ブランボヌール 0.3 3 3 8 12 12
17 7 ミスエルテ 0.9 13 13 11 6 9
24 8 ウォーターリヒト 0.9 12 10 16 13 14 16
20 8 ラインベック 0.5 8 5 15 5 4 7
17 8 トラスト 0.1 2 2 13 2 1 2
13 8 コパノリチャード 0.0 1 1 13 1 1 1
22 9 アルーリングウェイ 1.2 14 14 8 4 4
23 11 シングザットソング 0.4 5 4 7 4 4
17 11 プラチナヴォイス 0.5 7 7 10 7 8 5
22 12 ダンテスヴュー 1.0 12 12 10 8 8 8
19 12 プールヴィル 0.3 3 3 6 1 2
19 13 ファンタジスト 0.9 9 11 13 7 7 8
17 13 アウトライアーズ 1.0 15 13 12 13 13 12
13 13 サトノネプチューン 0.5 5 4 14 7 9 11
19 14 クリノガウディー 0.2 2 2 16 3 3 2
15 14 クールホタルビ 0.9 16 17 18 18 17
14 14 アドマイヤビジン 1.5 13 17 6 13 13
24 15 マスクオールウィン 0.0 2 2 14 15 15
18 17 アンコールプリュ 0.8 14 12 11 10 9
17 17 カラクレナイ 0.8 10 10 4 15 14
22 18 フォラブリューテ 0.4 3 4 14 16 15

 

2013年以降で馬券になった10頭の特徴は

・3頭がクラシックでも馬券圏内
・7頭がクラシックで掲示板圏内
・5頭がクラシックで逃げ、または先行
・前走追い込んだ馬もNHKではポジションをとっている

また、いくらクラシック組とはいえ、
前走が二けた着順の馬で巻き返したのは2頭。
逆にいうと、ほかの19頭はNHKでも馬券圏内にはこれませんでした。
「クラシックに出走しただけ」の馬と
「クラシックでは足りなかったけどここなら」という馬の
見極めが重要となります。

今年は桜花賞から4頭、皐月賞から1頭出走します。
まず皐月賞は(こちらにまとめてあります)。
レースレベルとしては低く、マジックサンズは上がり最速はマークしたものの
残り3F地点で自身よりはるか前にいた馬の方と比較して
それほど速い上がりを使えているわけではありません。
また、このレースは妨害を受けた馬が多く、その数7頭。
(サトノシャイニングは二度の不利)
その中にあっての6着ですから割り引きが必要です。
後方からという脚質については、新馬や札幌2歳で
そこそこポジションをとってややまくり気味にポジションをあげる
という競馬ができており、ここで前目につける可能性は十分にあります。
軸にはしたくないですが、ヒモにはいれたいです。

桜花賞についてはこちらにまとめてありますが、
4着マピュースを切るというのはありえないと思います。
府中マイルはすでに3走しており、
クイーンカップは2013年以降もっともハイペースとなる中、
中断から4角では4番手につけて、差し・追い込み勢を退けました。
2走続けてエンブロイダリーに先着され
牝馬クラシック戦線での勝負付けは済みましたが
ここにまわってくれば大威張りの実績といえます。

6着チェルビアットは、道中不利を受け、
ブレーキを踏む場面がありました。
それがなければ勝っていたとまではいえませんが、
しまいはよく伸びています。
掲示板くらいはあっておかしくなかったかと思います。
軸にするかは迷いますがヒモに入れます。

8着ヴーレヴー、10着ショウナンザナドゥについては、
桜花賞の結果は妥当であると認めざるを得ないと思いますが、
2頭ともポジションはとれる馬です。
マピュースやチェルビアットとついた着差は致命的とも思えますが
他路線組の取捨選択次第で一応ヒモにいれる可能性も残しておきたいです。

NZT組の取捨選択

日付 着順 馬名 残3f 3角 4角 前走 前着 前2角 前3角 前4角
25 ? イミグラントソング ? ? ? NZT 1 10 9 9
25 ? アドマイヤズーム ? ? ? NZT 2 4 4 3
25 ? コートアリシアン ? ? ? NZT 3 6 6 7
25 ? ミーントゥビー ? ? ? NZT 5 8 8 7
日付 着順 馬名 残3f 3角 4角 前走 前着 前2角 前3角 前4角
23 1 シャンパンカラー 1.0 12 13 NZT 3 6 6 4
18 1 ケイアイノーテック 1.1 17 15 NZT 2 8 8 5
13 1 マイネルホウオウ 1.2 16 14 NZT 7 11 8 4
23 2 ウンブライル 1.4 16 16 NZT 2 9 10 8
22 2 マテンロウオリオン 1.4 17 16 NZT 2 5 5 7
17 3 ボンセルヴィーソ 0.0 1 1 NZT 3 2 2 2
16 3 レインボーライン 0.8 9 9 NZT 5 14 13 12
16 4 ダンツプリウス 0.5 6 6 NZT 1 8 5 3
13 4 レッドアリオン 1.6 17 18 NZT 2 6 3 4
20 5 ルフトシュトローム 1.0 15 14 NZT 1 11 12 10
15 5 グランシルク 0.5 9 9 NZT 2 16 16 16
23 6 モリアーナ 0.8 12 11 NZT 4 6 9 4
21 6 タイムトゥヘヴン 0.5 6 8 NZT 2 6 7 5
17 6 タイムトリップ 0.5 7 7 NZT 5 14 13 9
15 6 ヤングマンパワー 0.6 12 9 NZT 8 7 5 4
14 6 ショウナンアチーヴ 0.6 6 4 NZT 1 12 11 8
23 7 ミシシッピテソーロ 0.8 11 11 NZT 5 12 13 12
22 7 ジャングロ 1.7 18 18 NZT 1 1 1 1
20 7 ウイングレイテスト 1.4 18 18 NZT 3 11 12 10
13 7 エーシントップ 0.2 3 3 NZT 1 2 3 3
18 8 カツジ 0.5 9 9 NZT 1 13 14 10
23 9 エエヤン 0.6 9 7 NZT 1 4 2 3
19 9 ワイドファラオ 0.4 4 3 NZT 1 1 1 1
18 9 デルタバローズ 1.3 18 18 NZT 3 8 5 5
16 9 ストーミーシー 0.9 11 12 NZT 2 11 13 15
15 9 アルマワイオリ 0.6 12 9 NZT 3 13 11 10
13 9 カシノピカチュウ 0.9 9 10 NZT 5 9 6 8
24 10 エンヤラヴフェイス 0.5 6 6 NZT 9 12 11 9
20 10 ソウルトレイン 1.0 12 14 NZT 5 4 5 4
18 10 カシアス 0.3 5 4 NZT 7 1 1 1
15 10 コスモナインボール 1.1 18 18 NZT 10 3 5 6
14 10 ショウナンワダチ 1.3 13 15 NZT 2 10 7 7
13 10 ディアセルヴィス 1.1 12 12 NZT 13 11 8 12
24 11 ユキノロイヤル 1.1 15 14 NZT 3 1 1 1
18 11 リョーノテソーロ 0.6 11 11 NZT 8 8 11 10
14 11 ウインフェニックス 1.1 10 11 NZT 5 4 4 3
13 11 ゴットフリート 1.5 18 17 NZT 9 14 11 8
23 12 ドルチェモア 0.6 5 7 NZT 7 1 1 1
17 12 ジョーストリクトリ 0.9 13 13 NZT 1 5 5 4
14 12 ベルルミエール 0.6 4 4 NZT 3 2 3 3
13 12 ストーミングスター 1.1 9 12 NZT 3 2 2 2
16 13 エクラミレネール 0.5 6 6 NZT 3 9 9 8
15 13 ヤマカツエース 0.3 7 5 NZT 1 9 9 8
21 14 シティレインボー 1.2 16 14 NZT 3 3 2 2
13 14 モグモグパクパク 0.7 9 7 NZT 6 6 8 8
19 15 ヴィッテルスバッハ 1.1 15 14 NZT 3 14 11 11
18 15 ファストアプローチ 0.2 2 4 NZT 6 5 10 10
17 15 タイセイスターリー 1.2 16 16 NZT 7 3 3 4
21 16 ゴールドチャリス 1.1 13 13 NZT 6 10 14 13
20 16 シャチ 0.9 12 13 NZT 11 16 16 16
17 16 ナイトバナレット 1.5 18 18 NZT 10 15 15 15
14 16 マイネルディアベル 1.1 6 11 NZT 7 4 6 3
13 16 ザラストロ 1.4 14 15 NZT 10 16 16 13
24 17 ボンドガール 0.2 3 3 NZT 2 5 4 4
20 17 ハーモニーマゼラン 0.8 12 10 NZT 6 2 2 2
19 17 ミッキーブラック 1.6 18 18 NZT 9 13 3 2
14 17 アルマエルナト 1.4 17 15 NZT 4 14 15 15
24 18 キャプテンシー 0.0 1 1 NZT 16 5 2 2
14 18 カラダレジェンド 0.7 4 4 NZT 8 8 11 10
21 バスラットレオン NZT 1 1 1 1

 

NZTについてはこちらにまとめてあります。
まず大前提として、今年のNZTは2013年以降最もハイレベルでした。
しかし、このNZT勝ち馬は本番との相性が悪く、
連覇は2012年のカレンブラックヒルまでさかのぼります。
いまの1600mになってからの連覇はカレンのみで、
逆に2着以下から巻き返した馬は何頭かいるのですが
そのほとんどの馬が4角で5番手以内につけていました。
NZTで先行して負けた馬が本番で巻き返す、という傾向にあります。
上記の表でも、NHKで馬券になった馬たちは
そのほとんどが4かどでポジションをとれており、
直線追い込み一気だった馬は少ないです。
イミングラントソングは、4角9番手、
残り3F地点で逃げ馬から1.6秒も離れていました。
このレースはベイビーキッスがとばしていったので
その分を差し引いても後方からの競馬だったことに違いはありません。
中山マイルと府中マイルでは求められる能力が違う、
ということだと思います。
府中マイルでは、一気にギアチェンしてキレる馬よりも
ある程度のポジションからしまいきっちりスピードが持続する馬が
良績をあげているように思えます。
ただし、イミグラントソングのパフォーマンスは
2013年以降最高のレベル…。
また、GS指数的にも今回GSトップになる見込みです。
買わないという手はないのですが、
過去の傾向にしたがって本命にしない勇気も必要かもしれません。

2着アドマイヤズームは実績についてはいうまでもなく、
前走は先行して惜しくも2着という、
過去NZTから巻き返した馬たちと同じパターンに見えます。
2013年以降、もっともハイレベルなNZTで
勝ち馬からクビ差ですから、中心視は当然かと思います。
2016年にNZTを勝ってNHKで4着したダンツプリウスという馬がいますが、
プリウスが59.6-35.1、ズームは同じ59.6から34.6と
0.5秒も速い上がりを使えています。
3着以内はもはや確定的といっていいと思います。

3着コートアリシアン、5着ミーントゥビーは
ここで巻き返す理由が見当たらず、常識にのっとって切ります。

 

CDC(旧アーリントンC)組の取捨選択

日付 着順 馬名 残3F 3角 4角 前走 前着 前3角 前4角
25 ランスオブカオス チャ 1 2 5
25 アルテヴェローチェ チャ 2 8 5
25 ミニトランザット チャ 3 8 9
25 スリールミニョン チャ 4 5 7
日付 着順 馬名 残3F 3角 4角 前走 前着 前3角 前4角
22 1 ダノンスコーピオン 0.6 7 6 アー 1 10 10
14 1 ミッキーアイル 0.0 1 1 アー 1 1 1
23 3 オオバンブルマイ 1.2 15 15 アー 1 7 7
22 3 カワキタレブリー 1.2 15 14 アー 11 3 3
20 3 ギルデッドミラー 0.6 6 5 アー 2 6 4
19 3 カテドラル 1.0 12 11 アー 2 17 16
18 3 レッドヴェイロン 0.7 11 12 アー 3 11 12
21 4 リッケンバッカー 1.4 15 16 アー 2 6 7
20 4 タイセイビジョン 0.3 3 3 アー 1 11 9
17 4 レッドアンシェル 0.8 10 10 アー 2 11 10
24 6 チャンネルトンネル 0.8 11 10 アー 3 7 5
22 6 キングエルメス 0.3 3 3 アー 3 3 4
19 6 ヴァルディゼール 1.0 9 11 アー 8 6 7
18 6 パクスアメリカーナ 0.5 9 9 アー 2 8 7
24 7 ディスペランツァ 0.9 12 10 アー 1 8 8
18 7 ダノンスマッシュ 0.0 2 2 アー 5 2 3
23 8 ナヴォーナ 1.4 17 16 アー 7 9 9
19 8 トオヤリトセイト 0.5 6 5 アー 3 16 11
21 9 ホウオウアマゾン 0.1 2 2 アー 1 2 2
20 9 ボンオムトゥック 0.5 6 5 アー 4 7 7
22 10 タイセイディバイン 0.4 5 4 アー 2 6 4
21 12 ピクシーナイト 0.0 1 1 アー 4 1 1
18 12 タワーオブロンドン 0.7 11 12 アー 1 9 9
23 13 セッション 0.4 2 4 アー 2 3 3
24 14 アレンジャー 1.1 15 14 アー 2 2 3
23 14 ユリーシャ 0.2 2 3 アー 11 1 1
17 14 キョウヘイ 1.3 16 16 アー 7 12 10
23 15 ショーモン 0.9 12 13 アー 3 2 2
21 15 レイモンドバローズ 1.8 17 17 アー 3 4 4
20 15 プリンスリターン 0.5 3 5 アー 3 2 1
19 16 イベリス 0.0 1 1 アー 1 1 1
21 17 グレイイングリーン 0.1 3 2 アー 17 8 7
19 18 ロードグラディオ 1.2 15 14 アー 7 4 3

 

一応ざっとみて、アーリントンカップで4角3番手以内の馬の不振が目立つ一方、
2014年のミッキーアイルや、2022年のカワキタレブリーのようなケースもあります。
ただ、全般的には先行した馬は厳しいかなという印象はあります。
なら後方の馬はどうかというとそれも厳しく、
しかも今年はスローになる可能性もあります。
全体的に法則性のようなものはみあたりませんが、
基本的には毎年苦戦してします。
チャーチルズDCについてはこちらにまとめましたが、
レベルとしては微妙で、特に厳しいペースではありませんでした。
今年はクラシックあきらめ組も多く、NZTがハイレベルでした。
チャーチルズDC組は苦戦するのではないかと推測します。

ファルコンS組の取捨選択

ファルコンS組は(1,1,2,20)と苦戦しています。
NHKで馬券になった馬から法則性のようなものは読み取れませんでした。
ただ、今年のファルコンSはこちらにもまとめたように
レース自体が低レベルです。

超難解なレース

考えれば考えるほど難解なレースですが、
個人的にはマピュースとイミグラントソングを上位にとりたいです。
オッズを見つつ、どちらかを軸に、あるいは禁断のW単勝など。

 

 

 

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました