【展望】3歳G1に向けたステップレースのおさらい(その2:3歳1月)

●ジュニアカップ(2013年以降10R分)

レースレベル:同率5位(他1R)/10R

ペースの速さ:5位/10R

 

日付 馬名 GS 3F 皐月 桜花 DB OA NM
190106 1 ヴァッシュモン 104 58.7 35.7
200106 1 サクセッション 106 58.7 35.5 14
170105 1 ナイトバナレット 95 59.8 35.5 16
220105 2 ベルウッドブラボー 89 60.5 35.4
160105 1 ダンツプリウス 99 60.6 34.3 4
220105 3 モンタナアゲート 89 60.7 35.2
220105 5 トーセンヴァンノ 87 60.9 35.2
220105 6 ロードカテドラル 85 60.9 35.4
150104 1 ナイトフォックス 93 60.9 34.6 15
220105 1 インダストリア 93 61.0 34.5
210105 1 ヴェイルネビュラ 86 61.2 35.0 11
220105 8 ガトーフレーズ 79 61.3 35.6
220105 9 ロイヤルザップ 74 61.4 36.0
220105 4 アバンチュリエ 88 61.5 34.5
130105 1 マイネルホウオウ 87 61.6 34.5 15 1
220105 7 ハッピープリベイル 82 61.9 34.7
140105 1 エスメラルディーナ 76 62.4 34.8
180106 1 テンクウ 61 64.4 34.3

 

このレース自体が、クラシック戦線というより

NHKマイルにまわるパターンが多いのですが、

2013年のマイネルホウオウがNHKマイルを勝っています。

ただ、ラキ珍っぽさは否めません。

その他、2016年にこのレースを勝ったダンツプリウスが

NHKマイルで4着していますが、今年はこのときよりも低レベルでした。

そもそもクラシックにまわってくるかどうかわかりませんが、

よほどのことがない限り、今後注目する必要はないかなと思っています。

 

●シンザン記念(2013年以降2R分)

レースレベル:2位/2R

ペースの速さ:2位/2R

 

日付 馬名 GS 3F 皐月 桜花 DB OA NM
210110 1 ピクシーナイト 108 58.5 35.4 12
220109 13 ジャスティンヴェル 84 59.4 36.9
220109 14 シーズザデイ 79 59.4 37.4
220109 1 マテンロウオリオン 100 59.6 35.1
220109 6 モズゴールドバレル 95 59.6 35.6
220109 11 セルバーグ 86 59.6 36.5
220109 2 ソリタリオ 100 59.8 34.9
220109 7 ラスール 94 59.9 35.4
220109 4 ビーアストニッシド 97 59.9 35.1
220109 3 レッドベルアーム 97 60.1 34.9
220109 10 アールチャレンジ 89 60.1 35.7
220109 12 ショウナンアメリア 84 60.1 36.2
220109 5 デルマグレムリン 97 60.3 34.7
220109 8 カワキタレブリー 91 60.4 35.2
220109 15 ジャカランダ 78 60.5 36.4
220109 9 ウナギノボリ 89 60.6 35.2

 

去年今年と中京開催で、比較するにも難しく

去年は勝ったピクシーナイトがNHKマイルにまわっただけ。

なんとも扱いに難しいのですが、GS自体は低くありません。

ただ、2020年に比べるとぐっと低レベルでした。

幸い、上位の馬は次走で他の重賞を走っているので

評価はそのときに譲りましょう。

牝馬が3頭出走しており、6着モズゴールドバレルが次走クイーンSで5着、

7着ラスールが次走500万下を勝ち切っており、

ハイレベルな今年の牡馬相手にいい勝負をしたことで

次走も注目すべきだったかなとは思っています。

人気するとは思いますが、モズゴールドバレルが

次走500万下にまわってきたら勝ち負けしそうです。

 

●フェアリーS(2013年以降10R分)

レースレベル:7位/10R

ペースの速さ:7位/10R

 

日付 馬名 GS 3F 皐月 桜花 DB OA NM
200113 1 スマイルカナ 102 59.4 35.2 3 16
170108 1 ライジングリーズン 98 59.5 35.5 8
210111 1 ファインルージュ 102 59.5 35.1 3 11
160111 1 ビービーバーレル 99 60.0 34.9 9
130112 1 クラウンロゼ 95 60.1 35.2 16 18
220110 14 ウラカワノキセキ 78 60.2 36.8
220110 4 フィールシンパシー 88 60.3 35.7
150112 1 ノットフォーマル 90 60.4 35.4 5 13
180107 1 プリモシーン 97 60.4 34.7 10 5
220110 5 ブルトンクール 87 60.4 35.7
220110 6 スクルトゥーラ 87 60.4 35.7
220110 2 スターズオンアース 90 60.5 35.3
220110 8 ヴァンルーラー 86 60.5 35.7
220110 13 ユキヤナギ 79 60.6 36.3
220110 7 ニシノラブウインク 86 60.7 35.5
220110 1 ライラック 91 60.8 34.9
220110 16 スプリットザシー 71 60.8 36.9
220110 9 エバーシャドネー 84 60.8 35.6
140113 1 オメガハートロック 86 60.8 35.4
220110 3 ビジュノワール 88 60.9 35.1
220110 12 スピードグラマー 80 61.0 35.8
220110 15 ポケットシンデレラ 75 61.0 36.3
220110 10 エリカヴィータ 83 61.0 35.5
190112 1 フィリアプーラ 82 61.9 34.7 15 10
220110 11 テーオーシャルマン 81 61.9 34.8

 

過去、このレースから桜花賞で2頭馬券になっています。

2020年のスマイルカナ、2021年のファインルージュが

ともにハイペースでポジションをとり、桜花賞で激走しました。

2頭とも、本番で馬券になるには十分なGSが出ています。

それに比べると今年は平凡な数字でしたが、

スローで展開が向かない中、最後方からまくりあげて勝ち切ったライラックは、

大外で距離損しつつの勝利なので、時計以上の評価が必要です。

ただ、このGSだと本番で同じことをすれば通用するはずもなく、

ある程度位置をとって、ガチンコ勝負になったときどうか、という点は気になります。

2着スターズオンアースは、道中それなりにポジションをとりつつこの内容ですから

このレースに限っては、それほど高い評価はできません。

ただ、次走クイーンカップでも2着しているので、

そちらも注意深く見る必要があります。

 

●紅梅S(2013年以降8R分)

レースレベル:2位/2R

ペースの速さ:2位/2R

 

日付 馬名 GS 3F 皐月 桜花 DB OA NM
210116 1 ソングライン 103 45.6 35.6 15 2
220115 2 ダークペイジ 91 46.8 35.6
220115 4 アドヴァイス 87 46.9 35.9
220115 6 ナムラリコリス 85 47.0 36.0
220115 3 ウィリン 87 47.1 35.7
220115 7 スカイトレイル 84 47.1 36.0
220115 8 シナモンスティック 83 47.2 36.0
220115 1 フォラブリューテ 92 47.4 34.9
220115 9 グランデレジーナ 82 47.5 35.8
220115 5 ディオサデルソル 85 47.8 35.2

 

シンザン記念同様、中京開催でしたのでサンプルが不足しています。

2020年のソングラインはOPにしてはそこそこ時計が出ており、

NHKマイルで2着したのもまずまずうなずけます。

今年はGSにして11も低く、前目にいた2着~4着の馬は

評価をさげざるを得ません。

ただ、1着フォラブリューテは、出遅れからのややスローと

向かない展開で差してきていますので
決して楽な競馬ではなかったといえます。

 

●京成杯(2013年以降10R分)

レースレベル:4位/10R

ペースの速さ:4位/10R

 

日付 馬名 GS 3F 皐月 桜花 DB OA NM
140119 1 プレイアンドリアル 110 84.8 36.1
180114 1 ジェネラーレウーノ 102 85.3 36.5 3 16
220116 11 ニシノムネヲウツ 93 85.9 36.7
220116 10 タイセイディバイン 95 86.0 36.4
200119 1 クリスタルブラック 105 86.2 35.2 16
220116 8 ルークスヘリオス 96 86.2 36.1
220116 9 フジマサフリーダム 95 86.2 36.2
220116 15 テラフォーミング 73 86.2 38.4
190114 1 ラストドラフト 100 86.4 35.5 7
220116 5 テンダンス 98 86.5 35.6
220116 14 ヴェールランス 88 86.5 36.6
220116 2 ロジハービン 102 86.6 35.1
220116 4 アライバル 100 86.6 35.3
220116 1 オニャンコポン 104 86.7 34.8
220116 3 ヴェローナシチー 100 86.8 35.1
220116 7 サンストックトン 96 86.9 35.4
220116 16 オディロン 59 86.9 39.1
220116 6 ホウオウプレミア 96 87.0 35.3
170115 1 コマノインパルス 92 87.0 35.7 14
220116 13 トーセンヴァンノ 91 87.1 35.7
160117 1 プロフェット 98 87.3 34.8 11 17
220116 12 トゥーサン 92 87.3 35.4
130121 1 フェイムゲーム 98 87.5 34.6 12
150118 1 ベルーフ 92 87.8 34.9 12
210117 1 グラティアス 87 88.3 34.9 6 8

 

皐月賞と同じコースでありながら、

本番ではほぼ用無し、というレースですが

今年はまずまずのレースレベルでした。

ただしあくまで例年の京成杯の中では、という話で

皐月賞ではさらにGSでいうと最低でも110以上が求められます

120台が求められる年も珍しくなく、大幅に時計を詰める必要があるでしょう。

2018年にジェネーラレウーノがここをステップに皐月賞で3着していますが

勝ち馬から0.6秒離され、そもそもこの年自体が低レベルな世代でした。

(エポカドーロ、サンリヴァルなんて覚えてます?)

今年も大きな期待をかけるのは無謀に思えます。

 

●若駒S(2013年以降2R分)

レースレベル:2位/2R

ペースの速さ:2位/2R

 

日付 馬名 GS 3F 皐月 桜花 DB OA NM
210123 1 ウインアグライア 92 85.4 37.0 15
220122 1 リューベック 84 87.8 35.2
220122 4 グランディア 80 87.9 35.5
220122 3 メイショウラナキラ 80 88.0 35.4
220122 2 リアド 82 88.0 35.2
220122 5 クラウンドマジック 80 88.1 35.3
220122 6 エンタングルメント 75 88.2 35.7
220122 7 ジャスパーグレイト 64 88.3 36.7

 

こちらも去年から続く中京開催。

レースレベルは極端に低く、ドスローで隊列通りに決まったというだけの凡戦でした。

軽視が正解かと思います。

 

●クロッカスS(2013年以降10R分)

レースレベル:8位/10R

ペースの速さ:8位/10R

 

日付 馬名 GS 3F 皐月 桜花 DB OA NM
160130 1 トウショウドラフタ 104 47.6 34.1 5
150131 1 ニシノラッシュ 95 47.9 34.7 8
140201 1 マイネルディアベル 98 48.0 34.3 16
180127 1 リョーノテソーロ 99 48.1 34.1 11
200201 1 ラウダシオン 98 48.3 34.0 1
130126 1 シーブリーズライフ 100 48.3 33.8 12
190126 1 ディキシーナイト 93 48.9 33.9
220129 4 アルトシュタット 86 49.2 34.3
170128 1 タイムトリップ 92 49.3 33.6 6
220129 5 リトス 86 49.3 34.2
220129 1 トウシンマカオ 90 49.4 33.7
220129 6 フリートオブフット 85 49.5 34.1
210130 1 ストライプ 88 49.7 33.6 12 17
220129 3 コラリン 87 49.7 33.7
220129 9 シーズアクイーン 69 49.7 35.5
220129 8 ウインモナーク 80 49.9 34.2
220129 7 レッツリブオン 83 50.0 33.8
220129 2 プルパレイ 88 50.2 33.1
220129 デュガ

 

レースレベルは低く、ペースも1400m戦とは思えない

もっさりとしたスローでした。

勝ち馬トウシンマカオにとって展開が向いただけの

下手すると500万下よりひどいレースです。

ただ、トウシンマカオは朝日杯で6着しており、内容も悪くありません。

むしろハイペースのほうが持ち味がいきそうで、

このレースで評価をさげる必要はないでしょう。

プルパレイにとっては展開が厳しく

次走、ファルコンSを勝ったのもうなずけます。

 

まとめ:1月のレースからの注目馬

・全体的に低レベル

・しいてあげるなら、フォラブリューテが次走時計を詰めてくる可能性があり、桜花賞(or 出走するならNHKマイル)ではヒモで一考できそう。軽視禁物

・モズゴールドバレルの次走が自己条件なら頭で狙えそう

・京成杯は、クラシックでは用無しも、ハイレベルな世代で過去4番目に内容がよく、レースによっては注意が必要

 

 

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