【反省】2022_7-8月・2歳・芝・OP・重賞(函館2歳S、ダリア賞、フェニックス賞、コスモス賞、クローバー賞、ひまわり賞、新潟2歳S)

●函館2歳S
レースレベル:不明

ペースの速さ:不明

日付 馬名 GS 3F
190721 1 ビアンフェ 99 33.8 35.8
130721 1 クリスマス 92 34.2 36.2
200718 1 リンゴアメ 93 34.2 36.0
160724 1 レヴァンテライオン 93 34.2 36.0
210717 1 ナムラリコリス 94 34.3 35.8
150726 1 ブランボヌール 99 34.4 35.2
140719 1 アクティブミノル 86 34.5 36.5
180722 1 アスターペガサス 96 34.9 35.1
170723 1 カシアス 95 35.2 34.8

 

2022年は、時計がかかりすぎて馬場差計時不能でした。

そこで、正確な数字はわからないのですが、

仮に馬場差が+2.0秒~+3.0秒くらいだったと仮定して

時計を出してみました。

以下は馬場差+2.5秒の場合の数字です。

1着:ブトンドール:34.0-35.4見当:

2着:クリダーム:33.3-36.3見当

3着:オマツリオトコ:35.0-34.6見当

だいたいGSでいうと100をこえる優秀な内容で、

今年の函館2歳Sは少なくとも低レベルということはなさそうです。

クリダームは逃げての2着でしたが、

おそらく2013年以降で最もハイペースだったと思われ、

差し・追い込みが上位を占める中での2着ですから価値があります。

むしろこのレースの真の勝ち馬といえるでしょう。

 

勝ち馬と3着馬は、展開利があったとはいえ、

内容としては例年よりよさそうです。

2頭とも道悪巧者の可能性があり、パンパンの良馬場でどうか、

という点は気になります。

 

●ダリア賞

レースレベル:4位/10R

ペースの速さ:4位/10R

日付 馬名 GS 3F
220806 5 スムースベルベット 72 47.0 36.9
130803 1 マキャヴィティ 79 47.1 36.1
220806 9 アドバンスファラオ 70 47.1 37.0
200808 1 ブルーバード 88 47.2 35.1
220806 6 ジョウショーホープ 71 47.3 36.7
220806 8 クリノリアルレディ 71 47.3 36.7
220806 11 ベアサッチャー 58 47.3 38.0
140809 1 ワキノヒビキ 90 47.4 34.7
220806 2 フミサウンド 80 47.5 35.6
220806 4 シルヴァーゴースト 74 47.5 36.2
220806 7 ピンクジン 71 47.5 36.5
220806 1 ミシシッピテソーロ 81 47.7 35.3
220806 3 ブーケファロス 80 47.8 35.3
170805 1 タイセイプライド 80 48.1 35.0
190803 1 エレナアヴァンティ 79 48.1 35.1
150808 1 ペルソナリテ 75 48.1 35.5
220806 10 シテイタイケツ 65 48.4 36.2
180804 1 アウィルアウェイ 85 48.8 33.8
210807 1 ベルウッドブラボー 78 49.2 34.1
160806 1 リンクスゼロ 69 49.5 34.7

 

2013年以降ではまずまずの内容でした。

過去でもっとも高いパフォーマンスをあげたワキノヒビキがもみじSで2着。

続くブルーバードはそのあと掲示板にすら乗れず。

次のアウィルアウェイが京王杯2歳Sで2着し、

そのあと単距離戦線でそこそこやれていました。

例年、ここで上位だったからといって、

このあとにG1戦線に乗っかってくる馬はいないのですが

2歳、3歳時にOP特別くらいなら馬券になる可能性はあります。

特に今年はそれほど悪いパフォーマンスでもないですし、

1つの実績として見ておいたほうがよさそうです。

 

●コスモス賞
レースレベル:3位/9R

ペースの速さ:2位/9R

日付 馬名 GS 3F
180811 1 ナイママ 94 72.4 37.3
220813 7 マイネルズーメン 66 73.9 38.6
220813 1 モリアーナ 89 74.0 36.2
210814 1 トーセンヴァンノ 81 74.1 36.9
220813 2 ドゥアイズ 86 74.2 36.3
220813 5 シンゼンイズモ 77 74.2 37.2
220813 3 ウェイビー 86 74.4 36.1
220813 6 タイガーチャージ 71 74.4 37.6
170812 1 ステルヴィオ 92 74.6 35.3
220813 4 アンテロース 79 74.9 36.3
200815 1 ウインアグライア 88 75.0 35.3
160813 1 サトノアリシア 84 75.3 35.4
150815 1 ラヴアンドポップ 74 75.4 36.3
190810 1 ルーチェデラヴィタ 80 75.6 35.5
220813 8 フォーカスオンミー 56 75.6 37.9
220813 9 グロリアヴェルデ 55 75.7 37.9
140816 1 マイネルサクセサー 70 75.8 36.3

 

2017年のステルヴィオ、 2018年のナイママにつぐ時計ですが、

2013年以降、3番目に高いパフォーマンスで

このレースとしては優秀でした。

ただ、前述2頭からは、やや離されての3位です。

勝ったモリアーナは出遅れて挽回したことを加味しても、

次走以降、重賞で頭となると厳しいかもしれません。

ペースは2番目に速かったのですが、2018年が超ハイペースで

だいぶ離れての2位でした。

ハイペースというのには当たらないと思います。

 

●フェニックス賞
レースレベル:1位/10R

ペースの速さ:8位(同率1R)/9R

日付 馬名 GS 3F
160813 1 クインズサリナ 88 33.1 36.5
200815 1 ヨカヨカ 93 33.5 35.6
180811 1 シングルアップ 91 33.7 35.5
190810 1 マイネルグリット 88 34.0 35.6
130810 1 クーファナイン 82 34.0 36.1
140816 1 レオパルディナ 92 34.1 35.1
150815 1 コウエイテンマ 88 34.1 35.4
170812 1 ゴールドクイーン 83 34.3 35.7
220813 4 ウメムスビ 89 34.4 35.1
220813 2 タガノタント 91 34.5 34.8
220813 1 ミカッテヨンデイイ 95 34.6 34.3
220813 6 レヴィアタン 81 34.7 35.6
220813 7 エミサキホコル 77 34.7 36.0
220813 3 アルルカン 90 34.9 34.5
220813 5 ゴーツウキリシマ 81 35.0 35.3
220813 9 モーモーレッド 50 35.2 38.2
220813 8 イチノコマチ 73 35.3 35.8

2013年以降最も高いパフォーマンスでした。

勝ったミカッテヨンデイイは、未勝利の身でのOP快走となりましたが、

この前のレースの未勝利戦では、同じ舞台でペースが速く

追走に苦労していた印象を受けます。

次走、スローになってくれないと脚を余す可能性があります。

ただ、パフォーマンスとしては優秀なので、

むしろゆったり追走できる距離延長でおもしろそうです。

2着以下も悪い時計ではなく、特に3着アルルカンまでは

500万下ならいつでも勝てるパフォーマンスでした。

 

●クローバー賞
レースレベル:6位/9R

ペースの速さ:6位/9R

年月日 馬名 GS 残3F
140809 1 トーセンラーク 93 53.7 36.5
160821 1 ブラックオニキス 86 54.4 36.5
210822 1 ラブリイユアアイズ 96 54.5 35.4
220821 1 ジョリダム 85 54.7 36.3
220821 7 マルモリディライト 77 54.7 37.1
150823 1 マシェリガール 89 54.8 35.8
220821 6 コンチトーホク 82 54.8 36.5
200823 1 カイザーノヴァ 92 54.9 35.4
220821 3 ジョウショーホープ 84 54.9 36.2
220821 2 イコサン 85 55.0 36.0
220821 10 ブライトファントム 72 55.0 37.3
220821 5 ミシェラドラータ 82 55.2 36.1
220821 9 プルタオルネ 73 55.3 36.9
220821 4 ナイトキャッスル 84 55.3 35.8
170820 1 ダブルシャープ 80 55.4 36.1
220821 8 エイトスターズ 75 55.4 36.6
180819 1 ウインゼノビア 74 56.3 35.8
190818 1 オータムレッド 68 57.1 35.6

 

1着ジョリダムは、門別で勝ったり負けたりしていた馬で、

低レベルでペースも緩く、前の馬にとって楽なレースでした。

2着イコサンは、ここまでの走りっぷりを考えると物足りない内容でした。

1か月半ぶりの16kg増で、ここはたたきと割り切って

馬ごみにつっこませる教育レースだった可能性があり、

次走巻き返しに要注意です。

 

●ひまわり賞
レースレベル:5位/10R

ペースの速さ:3位(同率1R)/10R

年月日 馬名 GS 残3F
220827 2 テイエムユメキュウ 79 33.9 36.5
220827 1 サツマノオンナ 84 33.9 36.0
160827 1 カシノマスト 91 34.0 35.3
140830 1 エフェクト 89 34.1 35.3
220827 7 オバケノキンタ 73 34.2 36.8
190824 1 イロゴトシ 82 34.2 35.9
200829 1 ヨカヨカ 86 34.3 35.5
150829 1 キリシマオジョウ 81 34.3 35.9
170826 1 レグルドール 85 34.4 35.4
220827 9 キリシマラッキー 70 34.5 36.8
220827 5 カシノスターリング 74 34.5 36.4
220827 17 ヒイズル 25 34.7 41.1
130824 1 テイエムキュウコー 93 34.7 34.3
220827 3 ゴーツウキリシマ 78 34.7 35.8
180825 1 カシノティーダ 83 34.8 35.2
220827 6 エイヨーチャクラ 74 34.9 36.0
220827 4 コウユーオモイノセ 75 35.0 35.8
220827 14 カシノアルバ 51 35.1 38.1
220827 8 ネオシエル 72 35.2 35.9
220827 10 セロンテソーロ 66 35.5 36.2
210828 1 ヒノクニ 77 35.6 35.1
220827 12 カムカムキリシマ 58 35.8 36.7
220827 16 タイムオブライフ 39 35.9 38.5
220827 15 テイエムハヤカケン 51 36.2 37.0
220827 11 カシノジャッカル 63 36.3 35.7
220827 13 カシノスパイス 55 37.1 35.7

 

このレースからの活躍馬というと、ヨカヨカが記憶に新しいですが

時計的には、このあと活躍するのは少し厳しそうです。

 

●新潟2歳S
レースレベル:10位/10R

ペースの速さ:10位/10R

年月日 馬名 GS 残3F 皐月賞 東京優 桜花賞 NHK
200830 1 ショックアクション 102 60.1 33.9 13
140831 1 ミュゼスルタン 104 60.3 33.6 6 3
210829 3 オタルエバー 95 60.6 34.1 16
210829 4 コムストックロード 94 60.8 34.0
210829 7 タガノフィナーレ 88 61.0 34.4
150830 1 ロードクエスト 104 61.0 32.8 8 11 2
210829 12 サイード 84 61.1 34.7
210829 6 キミワクイーン 91 61.2 33.9
210829 1 セリフォス 98 61.4 33.0 4
210829 2 アライバル 96 61.4 33.2
210829 1 セリフォス 98 61.4 33.0 4
210829 11 クレイドル 84 61.5 34.3
210829 8 グランドライン 87 61.5 34.0 15
160828 1 ヴゼットジョリー 92 61.5 33.5 10
210829 9 ウインピクシス 85 61.7 34.0
210829 5 スタニングローズ 93 61.8 33.1 2
210829 10 クラウンドマジック 84 61.8 34.0
170827 1 フロンティア 92 62.0 33.1 13
130825 1 ハープスター 93 62.3 32.7 1 2
220828 4 バグラダス 74 62.6 34.2
190825 1 ウーマンズハート 86 62.6 33.0 16 12
220828 9 タマモブラックタイ 69 62.7 34.6
180826 1 ケイデンスコール 82 62.7 33.3 2
220828 6 グラニット 72 62.8 34.2
220828 5 アイスグリーン 72 62.9 34.1
220828 3 シーウィザード 76 63.0 33.6
220828 7 ロードディフィート 71 63.0 34.1
220828 2 ウインオーディン 76 63.2 33.4
220828 8 ピンクジン 69 63.3 34.0
220828 10 スタンレー 67 63.3 34.2
220828 1 キタウイング 77 63.3 33.2
220828 11 チカポコ 66 63.6 34.0

 

GS的に過去10年で最低レベルだったのですが、

ペース差+2.5秒と新馬戦並のドスローで、

単純に過去の新潟2歳Sと比較するのは困難です。

 

●2022年新潟2歳Sと同条件2歳戦との比較

年月日 クラス 馬名 GS 残3F
190804 新馬 1 ショコラブリアン 73 63.0 34.0
160806 新馬 1 サンライズソア 74 63.1 33.7
180825 新馬 1 レッドアネモス 66 63.1 34.5
150829 新馬 1 ダンディーアロー 69 63.2 34.2
220828 G3 1 キタウイング 77 63.3 33.2
151025 新馬 1 ワンスインナムーン 63 63.3 34.6
220806 新馬 1 ニシノコウフク 65 63.3 34.4
140823 新馬 1 ダイワバーチュー 71 63.4 33.8
211010 新馬 1 グランデレジーナ 71 63.4 33.7
220821 未勝利 1 キタウイング 72 63.4 33.6
200829 新馬 1 モメントグスタール 68 63.4 34.0
161023 未勝利 1 ゴールドケープ 68 63.5 33.9
190811 新馬 1 サンクテュエール 67 63.5 34.0

前半1000mが63秒台前半の2歳戦と比較すると、

勝ったキタウイングの上がり33.2秒というのは破格の数字といえます。

(あくまで新馬戦・未勝利戦との比較ですが)

しかも後ろからだったことを考えれば楽なレースではなく、

GSは低くても評価は保留としておくのが賢明でしょう。

 

一方、4着バグラダス、5着アイスグリーン、6着グラニット、

この3頭に関しては前目から残しただけで、

4着バグラダスの62.6-34.2は、新馬ですらあやうい内容でした。

新馬勝ち→新潟2歳S4着と、

次走500万下にまわってきたときに、馬柱だけ見た感じだと

上位人気におされておかしくありませんが

むしろ危険馬といえる存在になるので名前は憶えておいたほうがよいかもしれません。

 

2着のウインオーディンも勝ち馬と差のない競馬で、

評価は保留としておきたいです。

9着タマモブラックタイ、11着しんがりチカポコは

2頭とも1200mから一気の距離延長が響いたのか

新馬の内容がよかったのにまったく通用しませんでした。

次走、再び1200mの500万下などでは再評価が必要です。

 

 

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