【反省】2022_11月・古馬・芝・重賞(アルゼンチン共和国杯、エリザベス女王杯、福島記念、マイルチャンピオンシップ、ジャパンカップ、京阪杯)

●アルゼンチン共和国杯
レースレベル:?/10R

ペースの速さ:5位/10R

年月日 馬名 GS 残3F
171105 1 スワーヴリチャード 115.8 35.2
131103 1 アスカクリチャン 117.0 35.0
141109 1 フェイムゲーム 117.7 34.4
201108 1 オーソリティ 118.0 34.7
221106 18 キングオブドラゴン 118.2 39.7
221106 10 アフリカンゴールド 118.6 35.9
221106 1 ブレークアップ 118.7 35.0
221106 4 カントル 118.9 35.0
221106 6 テーオーロイヤル 119.0 34.9
221106 17 レッドサイオン 119.2 36.0
221106 3 ヒートオンビート 119.2 34.7
221106 9 ディアマンミノル 119.3 35.2
221106 2 ハーツイストワール 119.4 34.5
221106 15 マイネルファンロン 119.4 35.7
151108 1 ゴールドアクター 119.4 34.0
221106 5 ラストドラフト 119.6 34.3
221106 14 ボスジラ 119.6 35.4
191103 1 ムイトオブリガード 119.7 34.4
221106 7 ユーキャンスマイル 119.8 34.3
221106 8 キラーアビリティ 119.8 34.4
211107 1 オーソリティ 119.9 34.3
221106 12 コトブキテティス 120.0 34.7
221106 13 プレシャスブルー 120.1 34.7
161106 1 シュヴァルグラン 120.2 33.8
221106 11 レインカルナティオ 120.3 34.4
221106 16 ダンディズム 120.9 34.2
181104 1 パフォーマプロミス 122.7 33.1

 

東京芝2500mは1000万下のレースがないため、

GS集計対象外レースとなっております。

ただ、単純に馬場差から位置取りと上がりを見ると、

勝ったブレークアップのパフォーマンスは、

おそらく決して高いものではなかったであろうと推測できます。

118.7-35.0は、過去ハイペースだったときの勝ち馬たちが

さらに前目から速い上がりを使っており、

54kgという斤量を考えるとさらに評価は下がります。

今回は、メンバーにも恵まれた印象があります。

次走以降、強い相手になってまるでダメ、というケースもありそうです。

 

●福島記念
レースレベル:7位/9R(2015年は馬場差計時不能)

ペースの速さ:5位(ほか1R)/9R(2015年は馬場差計時不能)

年月日 馬名 GS 残3F
211114 1 パンサラッサ 116 81.6 37.6
181111 1 スティッフェリオ 121 82.7 36.0
131117 1 ダイワファルコン 119 83.5 35.4
221113 1 ユニコーンライオン 110 83.7 36.1
221113 10 シャムロックヒル 101 83.8 36.9
221113 9 ベレヌス 101 84.0 36.7
191110 1 クレッシェンドラヴ 112 84.1 35.5
221113 16 ロザムール 78 84.1 38.9
221113 11 コスモカレンドゥラ 100 84.2 36.6
201115 1 バイオスパーク 114 84.3 35.1
141116 1 ミトラ 119 84.3 34.6
221113 2 サトノセシル 107 84.3 35.8
161113 1 マルターズアポジー 105 84.6 35.8
221113 3 アラタ 106 84.8 35.4
221113 4 オニャンコポン 104 84.8 35.6
171112 1 ウインブライト 102 85.2 35.4
221113 5 フォワードアゲン 103 85.2 35.3
221113 6 フィオリキアリ 103 85.2 35.3
221113 12 ヴァンケドミンゴ 100 85.2 35.6
221113 13 カテドラル 97 85.3 35.8
221113 15 エフェクトオン 93 85.5 36.0
221113 14 パトリック 96 85.6 35.6
221113 7 ゴールドスミス 102 85.6 35.0
221113 8 サトノエルドール 102 85.9 34.7

 

レベルが低く、特に今後どうのこうのというレースではありませんでした。

2着サトノセシルにしても、特に位置取りが不利だったわけでもなく

斤量53kgですからここは相手に恵まれました。

 

●エリザベス女王杯
レースレベル:1位/3R

ペースの速さ:2位/3R

年月日 馬名 GS 残3F
221113 13 ローザノワール 102 95.9 38.3
221113 18 マジカルラグーン 76 96.3 40.5
221113 16 ウインマイティー 95 96.3 38.6
221113 15 ウインキートス 96 96.4 38.4
221113 2 ウインマリリン 120 96.5 35.9
211114 1 アカイイト 120 96.6 35.8
221113 9 ピンハイ 108 96.6 37.0
221113 14 スタニングローズ 98 96.6 38.0
221113 12 テルツェット 104 96.7 37.3
221113 6 デアリングタクト 113 96.8 36.3
221113 11 クリノプレミアム 108 96.8 36.8
221113 5 ナミュール 116 96.9 35.9
221113 1 ジェラルディーナ 123 96.9 35.2
221113 8 ルビーカサブランカ 111 97.1 36.2
221113 10 イズジョーノキセキ 108 97.1 36.5
221113 2 ライラック 120 97.1 35.3
221113 4 アカイイト 116 97.3 35.5
221113 7 ホウオウエミーズ 111 97.3 36.0
221113 17 アンドヴァラナウト 80 97.3 39.1
201115 1 ラッキーライラック 121 97.9 34.5

 

馬場が悪く、その割に前が速くなり

後ろの馬にとっては向く展開となりました。

参考までに、宝塚記念と比較してみましょう。

 

●宝塚記念と2022年エリザベス女王杯の比較

レースレベル:6位/12R

ペースの速さ:6位/12R

年月日 馬名 GS 残3F
220626 1 タイトルホルダー 132 94.7 36.5
180624 1 ミッキーロケット 130 95.7 35.8
160626 1 マリアライト 126 95.8 36.1
190623 1 リスグラシュー 133 95.9 35.3
170625 1 サトノクラウン 120 96.8 35.7
200628 1 クロノジェネシス 114 96.9 36.2
221113 1 ジェラルディーナ 123 96.9 35.2
130623 1 ゴールドシップ 122 97.3 35.0
140629 1 ゴールドシップ 124 97.4 34.7
210627 1 クロノジェネシス 121 97.5 34.8
150628 1 ラブリーデイ 101 99.6 34.8

 

宝塚記念と比較してもまずまず及第点の時計で、

次走以降、牡馬相手にどこまでやれるかは未知ですが

ここは素直に勝ったジェラルディーナを認めるべきかと思います。

というのも、個人的にジェラルディーナの 戦績から

過大評価を受けている印象があり、血統だけのカモだと思っていました。

まだ4歳で、いよいよ本格化してきたということでしょう。

 

また、2着ウインマリリンは上位で唯一前目に位置しており、

同着だったライラックより若干内容としては上でしょう。

4着以下は展開が向いたと思われる馬が多く、特に気になる馬はいませんでした。

 

●マイルチャンピオンシップ
レースレベル:2位(同率1R)/3R

ペースの速さ:1位/3R

年月日 馬名 GS 残3F
221120 13 ファルコニア 104 59.1 35.4
221120 9 ピースオブエイト 110 59.3 34.6
221120 15 ホウオウアマゾン 103 59.4 35.2
221120 3 ソダシ 112 59.6 34.1
221120 8 ロータスランド 111 59.6 34.2
201122 1 グランアレグリア 116 59.6 33.7
221120 4 ソウルラッシュ 112 59.7 34.0
221120 11 ダノンスコーピオン 107 59.7 34.5
221120 12 ウインカーネリアン 106 59.7 34.6
221120 2 ダノンザキッド 113 59.8 33.8
221120 5 シュネルマイスター 112 59.9 33.8
221120 7 エアロロノア 111 59.9 33.9
221120 10 マテンロウオリオン 108 60.0 34.1
221120 14 サリオス 104 60.1 34.4
221120 1 セリフォス 115 60.1 33.3
221120 6 ジャスティンカフェ 111 60.3 33.5
221120 16 ハッピーアワー 100 60.3 34.6
221120 17 ベステンダンク 98 60.4 34.7
211121 1 グランアレグリア 115 60.4 33.0

 

阪神コースで3年目なのですが、

過去2回の勝ち馬がマイルで無双状態だったグランアレグリア ですから

比較対象としては申し分ないでしょう。

今年の3歳馬は強く、ここもセリフォスが勝ちました。

勝ち馬をけなすつもりはありませんが、ハイペースで控えた馬に向く展開で、

なおかつ斤量恩恵もありましたので、若干の割引は必要な気がします。

GS的には秋以降ぐんと伸びており、今後も相手次第では

十分勝ち負けできるのではないでしょうか。

それでも、あえて暫定マイル王であり、絶対王者ではないと思います。

3着ソダシはついに芝マイルで負けてしまいました。

今回は展開が向かなかったともいえますが、

逆に、このペースでもこの馬にとってはぬるかったのかもしれません。

もっと飛ばして、道中後続に脚を使わせる競馬のほうが向くのではないでしょうか。

実際、桜花賞のパフォーマンスを考えると同じ舞台で

格段にいい競馬をしています(今回GS:112、桜花賞:120)。

マイルでは並の馬ではないと思っていて、牡馬混合だから負けた、

という単純な話ではなさそうに見えます。

 

●ジャパンカップ
レースレベル:8位/10R

ペースの速さ:9位/10R

年月日 馬名 GS 残3F
181125 1 アーモンドアイ 146 108.2 34.7
141130 1 エピファネイア 141 108.3 35.1
191124 1 スワーヴリチャード 125 108.7 36.3
201129 1 アーモンドアイ 131 109.3 35.0
171126 1 シュヴァルグラン 126 109.8 35.0
161127 1 キタサンブラック 120 110.8 34.6
221127 16 ユニコーンライオン 96 111.4 36.4
221127 11 ハーツイストワール 101 111.5 35.8
221127 14 テーオーロイヤル 96 111.6 36.2
221127 17 ボッケリーニ 92 111.7 36.5
221127 3 ヴェルトライゼンデ 111 111.7 34.6
221127 15 シムカミル 96 111.7 36.1
151129 1 ショウナンパンドラ 115 111.7 34.2
221127 10 ユーバーレーベン 102 111.8 35.4
221127 5 ダノンベルーガ 106 111.8 35.0
221127 8 カラテ 105 111.8 35.1
221127 1 ヴェラアズール 112 111.9 34.3
221127 7 オネスト 105 111.9 35.0
221127 2 シャフリヤール 111 112.0 34.3
221127 6 グランドグローリー 106 112.0 34.8
221127 4 デアリングタクト 110 112.1 34.3
221127 13 トラストケンシン 99 112.1 35.4
221127 9 テュネス 102 112.2 35.0
221127 12 シャドウディーヴァ 100 112.3 35.1
211128 1 コントレイル 105 112.7 34.3
221127 18 リッジマン 85 112.7 36.2
131124 1 ジェンティルドンナ 100 113.2 34.2

 

いまいち盛り上がりにかける手薄なメンバー構成でしたが

レース内容も凡庸…というより低レベルでした。

通常、JCは殺人的なペースになりがちで、

歴代の勝ち馬たちは道中脚を使いつつ、しまいもしっかり伸びて

勝ち抜いてきた馬たちです。

ヴェラアズールと比較的位置取りの近い馬として、

2015年のショウナンパンドラがあげられますが

パンドラ:111.7-34.2

ヴェラ:111.9-34.3

ですから、牝馬で斤量差があったとはいえ、

ここに強い先行馬が出走していれば、

おそらく勝ち負けにすら持ち込めなかったのではないかと思います。

 

2着シャフリヤールもだいぶ迫力がなくなった印象を受けますし

3着ヴェルトライゼンテは前残りといっていいでしょう。

4着デアリングタクトは、実に丸2年、勝ち切れていないという事実を

そろそろ受け入れる時期かなと思いました。

5着以下は少なくともG1競走のパフォーマンスとしては論外です。

 

●京阪杯
レースレベル:1位/3R(セントウルS、CBC賞を含むと4位/11R)

ペースの速さ:1位/3R(セントウルS、CBC賞を含むと6位/11R)

年月日 馬名 GS 残3F
200705 1 ラブカンプー 107 33.5 35.2
160911 1 ビッグアーサー 107 33.6 35.0
221127 16 ビアンフェ 70 33.8 38.4
140914 1 リトルゲルダ 111 33.8 34.4
130908 1 ハクサンムーン 116 33.9 33.8
221127 2 キルロード 108 34.0 34.4
180909 1 ファインニードル 105 34.2 34.6
221127 6 テイエムスパーダ 102 34.2 34.8
190908 1 タワーオブロンドン 112 34.2 33.9
150913 1 アクティブミノル 108 34.4 34.2
221127 3 スマートクラージュ 105 34.4 34.3
170910 1 ファインニードル 109 34.6 33.9
221127 1 トウシンマカオ 110 34.7 33.5
221127 5 ライトオンキュー 102 34.8 34.2
221127 15 ダイメイフジ 94 34.8 35.0
201129 1 フィアーノロマーノ 105 34.8 34.0
221127 7 ファストフォース 101 34.9 34.2
221127 9 ヴァトレニ 100 35.0 34.2
221127 4 マリアズハート 102 35.1 33.9
221127 8 ビリーバー 101 35.3 33.8
221127 10 ジュビリーヘッド 99 35.3 34.0
221127 11 エイティーンガール 99 35.5 33.8
221127 14 タイセイビジョン 95 35.5 34.2
211128 1 エイティーンガール 100 35.5 33.7
221127 12 プルパレイ 98 35.7 33.7
221127 13 サンライズオネスト 97 35.7 33.8

 

例によってサンプル数が少ないため、

2013-2019年のセントウルSと、2020年のCBC賞も含めてまとめました。

同日のジャパンカップは凡戦でしたが、あまり注目度の高くない京阪杯は

むしろハイレベルだったといえます。

ただ、スプリント戦としてはペースが物足りず、

2着キルロードは前残り、3着スマートクラージュもやや前目で

展開が向いての前残りといえそうです。

勝ったトウシンマカオは向かない展開で上がり最速の差し切り。

キーンランドカップでは4着と敗れましたが、

大外枠から前残りする中での4着で、

1200mになってからはいい競馬が続いています。

2歳~3歳夏にかけてはそもそも1200mのレースに出走しておらず

無理やり長い距離を走っていましたが、父と同じスプリンターなのだと思います。

来春、順調にきて宮記念に出走してきたら非常におもしろいでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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