【反省】2023_4月前半・3歳・芝・オープン&重賞(NZT、忘れな草賞、桜花賞)

●NZT
レースレベル:4位/11R
ペースの速さ:1位/11R

年月日 馬名 GS 3F N
230408 7 ドルチェモア 99 58.1 36.8
230408 12 バグラダス 95 58.1 37.2
230408 1 エエヤン 105 58.1 36.2
230408 8 ジョウショーホープ 99 58.5 36.4
230408 15 サンライズジーク 82 58.5 38.1
230408 3 シャンパンカラー 102 58.7 35.9
230408 11 メイクアスナッチ 97 58.7 36.4
230408 6 ルミノメテオール 100 58.7 36.1
230408 4 モリアーナ 102 58.8 35.8
230408 14 オマツリオトコ 91 59.0 36.7
230408 2 ウンブライル 103 59.0 35.5
230408 9 エイシンエイト 98 59.0 36.0
210410 1 バスラットレオン 108 59.1 34.9 15
230408 13 ミスヨコハマ 94 59.2 36.2
230408 5 ミシシッピテソーロ 100 59.2 35.6
230408 16 ロードディフィート 73 59.3 38.2
140412 1 ショウナンアチーヴ 106 59.4 34.8 6
200411 1 ルフトシュトローム 108 59.4 34.6 5
230408 10 シーウィザード 97 59.5 35.6
220409 1 ジャングロ 101 59.6 35.2 7
160409 1 ダンツプリウス 101 59.6 35.1 4
150411 1 ヤマカツエース 98 60.0 35.0 13
170408 1 ジョーストリクトリ 98 60.5 34.5 12 18
130406 1 エーシントップ 96 60.6 34.7 7
180407 1 カツジ 100 60.7 34.1 8
190406 1 ワイドファラオ 96 60.9 34.3 9

 

このレースの勝ち馬の次走は、NHKマイルにつながらない傾向にあります。

詳しくはNHKマイルの週にまとめますが、皐月賞組がダービーをあきらめて

現実路線でこちらにまわってくるのが一番の理由かと思っています。

脚質的な話をすると、2013年以降、NZT→NHKマイルで馬券になった馬は5頭で

そのうち4頭が差し・追い込み馬でした。

中山で脚を余して、東京で挽回、という構図かと思います。

 

話を今年のNZTに戻して、

ひとまずレベルとしてはそこそこで、ペースは2013年以降最速でした。

前目から押し切ったエエヤンは注目に値すると思いますが、

上記したようにNZT好走の先行馬はNHKマイルで

馬券にからまない傾向にあるため、あくまで一般論としての話となります。

ただ、2017年にボンセルヴィーソがNZT番手から3着→NHKで逃げて3着しました。

今年の3歳牡馬はレベルが低く、今回のレースレベルも決して低くはないので

エエヤンのNHKマイル馬券圏内は一応注意すべきでしょう。

しまいは多少余裕がありましたし、時計はさらに詰まったと思います。

 

2着ウンブライルは展開が向きました。

クイーンカップ、阪神JFでも展開が向きましたが、掲示板を外しており、

今回はメンバーが楽だったということでしょう。

本番でどうのという印象はありません。

 

案外だったのが朝日杯FS勝ち馬のドルチェモアで、

当然ハイペースで展開が向かなかったこともありますが

この程度のハイペースなら朝日杯FSでそれ以上のペースで先行していますし

今回は能力のすべてを出し切れなかったように思えます。

本番でもヒモには入れるべきでしょう。

 

●忘れな草賞
レースレベル:2位/11R
ペースの速さ:4位/11R

年月日 馬名 GS 3F N
180408 1 オールフォーラヴ 108 84.5 36.6 9 14
210411 1 ステラリア 117 85.2 35.0 13 6
230409 2 ミッキーツインクル 113 85.8 34.8
230409 1 グランベルナデット 114 85.9 34.6
230409 3 ジェモロジー 111 86.0 34.8
130407 1 セレブリティモデル 90 86.1 36.8 13 16
230409 5 ラレーヌデリス 109 86.2 34.8
230409 8 トリオンファルマン 107 86.2 35.0
140413 1 ディルガ 101 86.3 35.5 15 9
230409 10 ダルエスサラーム 103 86.4 35.2
190407 1 ラヴズオンリーユー 106 86.5 34.8 1
230409 7 マスクトディーヴァ 108 86.6 34.5
230409 6 ミヤビ 108 86.7 34.4
230409 4 マテンロウアルテ 109 86.8 34.2
230409 9 ゴールドプリンセス 105 86.9 34.5
220410 1 アートハウス 102 87.3 34.4 7 5
170409 1 ハローユニコーン 87 87.5 35.7 14 15
200412 1 ウインマイティー 96 87.9 34.4 3 9
150412 1 ミッキークイーン 92 88.9 33.8 1 1
160410 1 ロッテンマイヤー 76 90.3 34.0 13

 

ペースはまずまず速く、レースレベルも申し分ない内容でした。

このレースをステップにオークスで好走している馬も少なくありません。

ただ、2点ほど注意したいのは、まずペースについて。

2013年以降で順位をつけると4番目に速かったのですが、

-3.3、-1.7、-0.8についでの-0.5なので、上位2レースとは

だいぶペースの差があります。

もう1点は、このコース自体、先行馬にとってかなり有利なコースで

上位3頭にとっては今回特に好走をさまたげる要素がなかったという点です。

過去、このレースをステップにオークスで馬券になった3頭ですが

以下のような位置取りでした。

 

●忘れな草賞勝ち馬の位置取りとオークス成績

日付 馬名 GS 残3F 1角 2角 3角 4角 オークス成績
230409 グランベルナデット 114 0.1 2 2 2 2
220410 アートハウス 102 0.4 4 4 5 4 7
210411 ステラリア 117 0.6 7 6 7 6 13
200412 ウインマイティー 96 0.4 5 5 4 5 3
190407 ラヴズオンリーユー 106 0.4 7 7 4 4 1
180408 オールフォーラヴ 108 1.5 7 7 6 3 9
170409 ハローユニコーン 87 0.8 10 10 9 8 14
160410 ロッテンマイヤー 76 0.0 1 1 1 2 13
150412 ミッキークイーン 92 0.7 9 9 9 7 1
140413 ディルガ 101 0.3 7 7 5 5 15
130407 セレブリティモデル 90 0.6 12 11 10 5 13

 

GSの低い馬は論外として、先行馬の成績がそれほどよくありません。

勝ったラヴズとミッキークイーンは道中中団以降で、

3角あるいは4角で進出開始しています。

こういう競馬のできる馬ではないと、本番では厳しいのかなと思いました。

2021年のステラリアにしても、隊列中では中団でしたが、

この年はハイペースで、実質前目にいたに等しいです。

また、今年は(ダービーにまわるという噂もありますが)

リバティアイランドという強敵がいるのも向かい風といえます。

 

●桜花賞

レースレベル:2位/11R
ペースの速さ:5位/11R

年月日 馬名 GS 3F N
230409 13 モズメイメイ 107 58.2 36.0
200412 1 デアリングタクト 106 58.4 35.9 1 1 1
230409 2 コナコースト 116 58.4 34.9
210411 1 ソダシ 120 58.4 34.5 1 8 10
170409 1 レーヌミノル 113 58.5 35.1 1 13 14
230409 18 トーセンローリエ 95 58.6 36.8
230409 3 ペリファーニア 116 58.8 34.5
230409 7 シングザットソング 110 58.8 35.1
230409 4 ハーパー 113 59.0 34.6
230409 9 ブトンドール 110 59.0 34.9
130407 1 アユサン 105 59.1 35.3 1 4
230409 5 ドゥアイズ 112 59.2 34.5
230409 8 ライトクオンタム 110 59.2 34.7
230409 15 コンクシェル 106 59.3 35.0
230409 6 シンリョクカ 112 59.5 34.2
230409 14 ドゥーラ 107 59.6 34.6
230409 10 エミュー 110 59.6 34.3
230409 17 ムーンプローブ 100 59.6 35.3
230409 11 ラヴェル 109 59.7 34.3
190407 1 グランアレグリア 116 59.8 33.5 1
230409 1 リバティアイランド 118 59.8 33.3
230409 12 キタウイング 109 60.0 34.0
220410 1 スターズオンアース 109 60.1 33.9 1 1 3
230409 16 ジューンオレンジ 105 60.1 34.3
180408 1 アーモンドアイ 113 60.2 33.4 1 1 1
140413 1 ハープスター 109 60.8 33.2 1 2
160410 1 ジュエラー 107 60.9 33.3 1 4
150412 1 レッツゴードンキ 95 62.1 33.3 1 10 17

 

ハイレベルな桜花賞でした。

勝ったリバティアイランドは2019年のグランアレグリアと同じ位置から

0.2秒速い上がりを使っています。

アレグリアは先行して、コーナーもそれほど外に振られず出したものなのに対し、

リバティは前の馬もがんばる中、大外ぶんまわしで問答無用の競馬でした。

やっていることがディープインパクトと同じです。

数字以上の評価が必要でしょう。

去年のスターズと比較しても優秀な時計です。

2021年のソダシが2013年以降最も高いGSをマークしており、

この馬もマイルでは相当強い部類に入ると思いますが、

差し馬という意味ではここ10年ではリバティが最強と言い切ってよいと思います。

 

2着コナコースト、3着ペリファーニアも、生まれた年が不運なだけで

実質桜花賞勝ち馬といってさしつかえないパフォーマンスです。

特にコナコーストは、このペースで番手から2着に残したのは

高く評価すべきで、コース形態を考えるとさらに価値があがります。

チューリップはスローで逃げ馬に不覚をとりましたが、

前走は展開、今回は相手と敗因がしっかりしているので

2着続きだからといって「勝ち切れない馬」にはあたらないと思います。

リバティがいなければ、このあとG1をとってもおかしくない馬なので

空き巣できるチャンスがあれば期待でしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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