【展望】20231104_京王杯2歳ステークス

日付 馬場差 着順 馬番 馬名 3F順 P差 残3F差 3角 4角 GS
221105 -1.5 1 10 オオバンブルマイ 8 -0.1 0.3 4 4 97
2 7 フロムダスク 13 0.0 1 1 95
3 16 スピードオブライト 12 0.1 2 2 95
211106 -1.1 1 3 キングエルメス 8 0.5 0.0 2 2 97
2 8 トウシンマカオ 7 0.3 4 3 95
3 11 ラブリイユアアイズ 4 0.5 5 5 94
201107 -0.7 1 6 モントライゼ 9 0.1 0.2 2 2 96
2 17 ロードマックス 1 1.0 10 11 96
3 16 ユングヴィ 3 0.8 7 8 95
191102 -1.5 1 4 タイセイビジョン 1 0.2 0.6 6 6 98
2 8 ビアンフェ 3 0.0 1 1 95
3 5 ヴァルナ 2 0.4 4 3 92
181103 -1.3 1 1 ファンタジスト 2 4.6 0.3 3 3 61
2 5 アウィルアウェイ 1 0.7 5 7 61
3 6 カルリーノ 4 0.3 3 3 58
171104 -0.6 1 1 タワーオブロンドン 1 1.1 0.6 6 7 96
2 6 カシアス 4 0.3 3 3 93
3 8 アサクサゲンキ 7 0.1 2 2 92
161105 -0.4 1 13 モンドキャンノ 1 0.6 0.5 9 8 98
2 8 レーヌミノル 4 0.1 2 2 97
3 9 ディバインコード 8 0.2 4 2 92
151107 -0.7 1 18 ボールライトニング 3 2.1 0.1 3 2 88
2 15 アドマイヤモラール 7 0.2 5 4 86
3 4 シャドウアプローチ 3 0.3 3 4 86
141108 -0.7 1 3 セカンドテーブル 6 0.4 0.0 1 1 99
2 1 サフィロス 1 0.8 10 7 97
3 9 ニシノラッシュ 3 0.7 7 7 96
131109 -0.6 1 13 カラダレジェンド 8 1.8 0.3 2 2 84
2 7 クインズハリジャン 7 0.5 3 3 83
3 6 ラブリープラネット 8 0.4 3 3 83

 

例年、前目の馬が残す傾向にあります。

理由の1つとしてペースがあげられます。

この時期の2歳馬にとっての適正なペースがどのくらいかにもよりますが、

少なくとも1000万下平均よりは遅くなる傾向にあり、

年によっては新馬並のペースまでゆっくりになることもあります。

2013年以降、馬券になった30頭中、3頭が逃げ馬、

11頭が4角2番手以内、18頭が4角3番手以内に位置しており、

半数以上が4角3番手以内にいたことになります。

 

●京王杯2歳Sで馬券になった馬の位置取り(2013年以降)

4角位置 頭数 先頭からの累計
先頭 3 3
番手 8 11
3番手 7 18
4番手 3 21
5番手 1 22
6番手 1 23
7番手 4 27
8番手 2 29
9番手 0 29
10番手 0 29
11番手 1 30

 

前につける馬には要注意といえます。

 

今年の隊列は

登録馬から隊列を予想してみましょう。

 

▼逃げ
ジャスパーノワール
タイガードラゴン
レディーエンジェル

 

▼番手・先行
アンバーニードル
オーキッドロマンス
コラソンビート
セントメモリーズ
ゼルトザーム
ミルテンベルク
ロジリオン

 

▼中団以降
アグラード
アスクワンタイム
タヤスロンドン
バロン
バンドシェル

 

まず、逃げそうな3頭のうち、

ジャスパーノワールの前走はかなり優秀でした。

スタートも、いきっぷりもそれほどよくありませんでしたが

インからハナを奪うとそのまま上がり最速から余裕の1着でした。

距離延長も問題ないように思えます。

ただ、気になるのが新馬で、前走より楽なペースで番手でしたが

内容としては平凡でした。

強い競馬ができるのはハナを切ったときだけ、

という注文がつくとなると安定感に欠けます。

今回のメンバーならハナを切ること自体は難しくなさそうで

レースの脚質傾向からも最低限、相手には入れたい1頭でしょう。

 

同型をみると、タイガードラゴンは前走1600mでドスローでした。

1400mでハナを切れるかどうか。

レディーエンジェルは2走続けて逃げており、

新馬はそこそこ速いペースでした。

時計的に勝ち負けは別として、ジャスパーノワールの逃げに

待ったをかける可能性はあります。

 

GS指数トップはオーキッドロマンス

先行勢からは、オーキッドロマンスが注目に値すると思います。

前走カンナSは、2013年以降もっともハイレベルでした。

 

●前走カンナS組の成績(2013年以降)

日付 馬名 着順 前着 前3角 前4角
221105 フロムダスク 2 10 7 9
211106 コラリン 4 1 8 8
211106 シゲルファンノユメ 11 2 10 10
201107 クムシラコ 11 2 3 3
191102 アポロニケ 10 11 10 10
161105 タイムトリップ 7 1 3 4
161105 ダノンハイパワー 10 2 12 12
151107 ヒルダ 10 4 9 9
151107 ボーダレス 11 1 7 7
141108 コウソクコーナー 9 4 9 9
131109 アポロスターズ 8 1 7 6

 

苦戦しています。

前走実績としてはゼロに等しいフロムダスクが2着したのみで

あとは惨敗という馬が多いです。

なお、2014年にサフィロスがカンナSを勝って

京王杯2歳Sで2着していますが、この年のカンナSは新潟開催でした。

 

●カンナS勝ち馬の京王杯2歳S成績

日付 馬名 着順 前着 補・前 補・上
230923 オーキッドロマンス 1 34.0 35.3
161105 タイムトリップ 7 1 34.0 35.7
131109 アポロスターズ 8 1 34.4 35.3
151107 ボーダレス 11 1 34.7 34.6
211106 コラリン 4 1 35.2 34.8

 

ただし、上記の表のように、

オーキッドロマンスのパフォーマンスは最も高く

今年のカンナS勝ち馬は物が違うといえます。

 

その他GS上位馬の取捨選択は

オーキッドロマンスに続くGS上位馬は以下の通りです。

アスクワンタイム
ミルテンベルク
ジャスパーノワール
バンドシェル

 

アスクワンタイムは小倉2歳Sをすでに制しており実績上位。

あとは1400mへの対応だけでしょう。

その小倉2歳S、時計的には平凡で、ペースが2013年以降

3番目に速く、いく馬には厳しいレースでした。

アスクワンタイムは後方からの競馬で天下が向いた格好で、

2着ミルテンベルクにしても、不利な位置からの競馬ではありませんでした。

 

●小倉2歳S組の前走着順と3角、4角位置(2013年以降)

日付 馬名 着順 前着 前3角 前4角
181103 ファンタジスト 1 1 3 2
201107 モントライゼ 1 2 2 2
141108 セカンドテーブル 1 7 13 14
161105 レーヌミノル 2 1 2 1
201107 ロードマックス 2 7 3 3
171104 アサクサゲンキ 3 1 3 2
131109 ラブリープラネット 3 3 8 5
191102 グランチェイサー 4 16 7 7
181103 シングルアップ 7 6 4 4
161105 ダイイチターミナル 8 2 8 6
151107 サイモンゼーレ 8 2 6 3
201107 ブルーシンフォニー 8 2 7 3
191102 マイネルグリット 9 1 5 3
201107 ファルヴォーレ 9 4 9 10
221105 ロンドンプラン 14 1 13 13

 

小倉2歳組自体が、このレースで活躍しているのですが

前走の3コーナー、4コーナーの位置取りをみると

先行した馬が京王杯2歳Sでも活躍しています。

一方で位置取りが後ろになるほど、着順を落としている傾向にあり、

今年の1着馬、2着馬はあくまで例年のパターンとしては

京王杯2歳Sでは上位にこない方のグループになるでしょう。

そこへきて、レースレベルは真ん中くらいで決して高くなかったことを考えると

人気になるこの2頭はヒモにまわしたいなというのが個人的な見解です。

 

ジャスパーノワールは冒頭でふれましたので割愛します。

 

バンドシェルの前走は、重馬場で前58.2秒(生時計)で

ペース差-1.3秒とかなりのハイペースでした。

中団から差すかっこうとなり、展開が向いた感は否めません。

 

その他人気馬について

1人気になりそうなのがコラソンビートです

(ネット競馬の予想オッズでは水曜日時点で1人気)。

前走ダリア賞は、2013年以降で2番目に高いパフォーマンスでした。

GSでは上位になりませんでしたが、前走が6月の頭なので、

まだ時計の出る時期ではありませんでした。

未勝利では、1600mをハイペースで逃げきっており、

位置取りに注目がつくタイプでもなさそうです。

GSは低いですが、人気でも切れません。

 

函館2歳Sを勝ったゼルトザームも当然人気でしょう。

馬場が悪く、GS指数は出せないのですが、

どちらかというとポジションをとった馬は

展開が向いた印象を受けます。

ゼルトザームは4角5番手、残り3F地点で逃げ馬から0.5秒差ですから

楽な展開だったとは言い切れませんが、

特に厳しい位置取りでもありませんでした。

2着以下の上位馬は、その後OPでそこそこやれていますので

一応、及第点のレースだったかなとは思います。

 

まとめると、個人的にはGSトップ・オーキッドロマンスより

ジャスパーノワールが気になります。

枠とオッズ次第なところはありますが、そこから

GS上位&人気どころに流す感じかなあと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました