【反省】2024_3月・3歳・芝・オープン&重賞(1)(チューリップ賞、弥生賞、アネモネS、フィリーズR)

●チューリップ賞
レースレベル:3位/12R
ペースの速さ:1位/12R
※GIII時代含む
※2015年は馬場差計時不能

年月日 馬名 GS 3F N
240302 2 セキトバイースト 105 58.1 35.8
240302 9 エラトー 99 58.2 36.3
240302 4 タガノエルピーダ 102 58.4 35.8
240302 13 ワイドラトゥール 98 58.6 36.0
240302 6 ミラビリスマジック 101 58.7 35.6
240302 10 スティールブルー 99 58.7 35.8
240302 11 ラーンザロープス 98 58.8 35.8
240302 15 イツモニコニコ 94 58.8 36.2
240302 5 エポックヴィーナス 102 58.9 35.3
240302 8 ガルサブランカ 100 58.9 35.5
240302 7 ラヴァンダ 100 59.0 35.4
240302 3 ハワイアンティアレ 104 59.1 34.9
240302 12 ブルーアイドガール 98 59.1 35.5
240302 1 スウィープフィート 107 59.2 34.5
210306 1 メイケイエール 97 59.6 35.1 18
240302 14 ショウナンマヌエラ 97 59.6 35.1
170304 1 ソウルスターリング 108 59.7 34.0 3 1
130302 1 クロフネサプライズ 103 59.7 34.4 4 12
220305 1 ナミュール 102 59.9 34.3 10 3 2
200307 1 マルターズディオサ 102 60.0 34.2 8 10 7
210306 1 エリザベスタワー 97 60.1 34.6 13
160305 1 シンハライト 110 60.2 33.2 2 1
240302 16 フルレゾン 87 60.3 35.4
140308 1 ハープスター 105 60.4 33.6 1 2
230304 1 モズメイメイ 95 60.5 34.4 13
190302 1 ダノンファンタジー 96 60.5 34.3 4 5 8
180303 1 ラッキーライラック 102 60.6 33.6 2 3 9

 

波乱の決着でしたが、時計は優秀でした。

そして特筆すべきはそのペースです。

逃げたセキトバイーストは暴走ともいえるペースで2着に残しました。

 

まず、勝ったスウィープフィートは、ここまで勝ちみに遅いタイプでしたが

振り返ってみると白菊賞はドスローを後方からで脚を余しており

前にいればだいたい残せる展開で差のない2着。実質勝利といえます。

続く阪神JFは出遅れ参考外。

エルフィンSは伸びない内を通らされました。

それぞれ敗因をあげることはできますが、

だからといっていきなりこのパフォーマンスは予想できませんでした。

こういってはなんですが、本来強い馬が鞍上強化で…とも思えます。

過去のチューリップ賞馬と比較すると、メイケイエールは子ども扱い。

ソウルスターリングより0.5秒前で、0.5秒遅い上がりですから

ゴール前で鼻づらをあわせられていた計算です。

今回ペース差-2.4秒で後方でしたが、本来ここまで下げる馬でもなく

本番ではもう少しポジションをとるのではないかと思います。

展開が向いたことも事実ですが、

この位置から補正上がりで34.5秒は相当な末脚です。

 

2着セキトバイーストはハイペースで逃げて2着に粘りました。

2013年以降のチューリップ賞でここまでハイペースになることがなかったので

本番・桜花賞と比較してみます。

 

●2013年以降の桜花賞とチューリップ賞・スウィープフィートの比較

年月日 馬名 GS 3F
240302 2 セキトバイースト 105 58.1 35.8
200412 1 デアリングタクト 101 58.4 35.9
210411 1 ソダシ 115 58.4 34.5
170409 1 レーヌミノル 108 58.5 35.1
130407 1 アユサン 100 59.1 35.3
190407 1 グランアレグリア 111 59.8 33.5
230409 1 リバティアイランド 113 59.8 33.3
220410 1 スターズオンアース 104 60.1 33.9
180408 1 アーモンドアイ 108 60.2 33.4
140413 1 ハープスター 104 60.8 33.2
160410 1 ジュエラー 102 60.9 33.3
150412 1 レッツゴードンキ 90 62.1 33.3

 

2020年のデアリングタクトより0.3秒前から、

ほぼ同じ上がりを使っています。

後方からデアリングがきていてもしのいだ計算です。

ただ、ソダシやレーヌミノルには差されている計算で

今年のレースレベルにもよると思いますが、

少なくともフロックで出せる時計ではないことが分かります。

桜花賞でも最低限ヒモにいれるべき1頭かと思います。

 

3着ハワイアンティアレも上記2頭にはおよびませんでしたが

年によっては勝っていてもおかしくない内容でした。

このレースの1,2,3着は本番でもまとめ買いすべきでしょう。

 

4着タガノエルピーダはこのペースを3番手からで展開に泣きました。

まだ500万下に出れますが、そちらにまわれば1倍台前半でしょう。

5着エポックヴィーナスも同様で、500万下なら確勝級です。

 

●弥生賞
レースレベル:3位/12R
ペースの速さ:4位(同率1R)/12R

年月日 馬名 GS 3F N
150308 1 サトノクラウン 103 85.3 35.4 6 3
240303 3 シリウスコルト 98 85.4 35.8
200308 1 サトノフラッグ 101 85.4 35.5 5 11 3
140309 1 トゥザワールド 100 85.4 35.6 2 5 16
190303 1 メイショウテンゲン 93 85.5 36.2 15 10 12
240303 5 シュバルツクーゲル 95 85.6 35.9
240303 1 コスモキュランダ 102 85.6 35.2
240303 7 ダノンエアズロック 93 85.7 36.0
220306 1 アスクビクターモア 98 85.8 35.4 5 3 1
240303 2 シンエンペラー 100 85.9 35.1
240303 6 トロヴァトーレ 93 85.9 35.8
130303 1 カミノタサハラ 100 86.0 35.0 4
240303 4 エコロレイズ 98 86.1 35.1
240303 9 ファビュラススター 90 86.1 35.9
240303 10 ニシノフィアンス 86 86.4 36.0
240303 11 レッドテリオス 84 86.5 36.1
240303 8 アドミラルシップ 91 86.6 35.3
230305 1 タスティエーラ 90 86.8 35.2 2 1 7
160306 1 マカヒキ 103 86.9 33.8 2 1
180304 1 ダノンプレミアム 97 87.1 34.2 6
210307 1 タイトルホルダー 90 87.5 34.5 2 6 1
170305 1 カデナ 74 88.9 34.7 9 11

 

チューリップ賞に続き、波乱の決着となりましたが

内容としては2013年以降3番目にハイレベルで

展開もまずまずタイトなペースでした。

 

勝ったコスモキュランダは、3角4角でポジションを押し上げるという

後方一気がききづらい中山芝でお手本のようなレースを見せました。

強い世代だった2022年のアスクビクターモアより前に位置して

速い上がりを使っていますが、アスクビクターは

番手をキープし続けていたので単純な比較はつきません。

ただ、2着シンエンペラーがアスクビクターと似たような位置から

速い上がりを使えており、その馬をおさえきったのですから評価しないわけにはいきません。

本番で即勝ち負け、という内容ではないと思いますが

波乱決着だからといって展開利などのフロックではなく、

馬券圏内はみすえておいたほうがよさそうです。

 

一方、3着シリウスコルトから内容としては厳しいでしょう。

本番で挽回するには、相当時計を詰める必要があります。

このレースからは、1-2着馬までを皐月賞での馬券対象としたいです。

 

●アネモネS
レースレベル:3位(同率1R)/12R
ペースの速さ:4位/12R

年月日 馬名 GS 3F N
210314 1 アナザーリリック 102 58.2 36.1 7 7
200315 1 インターミッション 99 58.6 36.0 14 18
240310 3 メイショウヨゾラ 96 58.7 36.2
240310 10 トーアアイギス 90 58.9 36.6
240310 1 キャットファイト 97 59.0 35.8
240310 8 ガジュノリ 91 59.1 36.3
240310 7 ソルトクィーン 91 59.3 36.1
240310 2 テウメッサ 97 59.4 35.4
240310 6 エリカエスティーム 93 59.4 35.8
240310 9 コスモディナー 91 59.4 36.0
230312 1 トーセンローリエ 96 59.5 35.4 18
190310 1 ルガールカルム 97 59.7 35.2 18
140315 1 ペイシャフェリス 93 59.7 35.5 11 17 15
170311 1 ライジングリーズン 96 59.7 35.2 8
240310 4 サクセスカラー 94 59.7 35.4
240310 5 ラヴスコール 94 59.7 35.4
130309 1 クラウンロゼ 92 59.8 35.5 16 18
240310 12 エチャケナ 79 60.0 36.6
180311 1 ハーレムライン 91 60.2 35.2 14 15
220313 1 クロスマジェスティ 95 60.3 34.7 13
240310 11 スプリングノヴァ 83 60.5 35.7
160312 1 チェッキーノ 86 60.6 35.4 2
150314 1 テンダリーヴォイス 76 61.9 35.0 12 18

 

ペースもそこそこで、レースレベルも低くありませんが

あくまでアネモネSの縦比較なので、

いかんせん本番でどうかというと微妙なレースです。

キャットファイトはアスター賞の時計が2歳9月時点としてはまずまずで

悪い馬ではないと思いますが、3歳春になった今は成長力が問われます。

少なくともこのレースで、本番で通用するだけの時計は出せませんでした。

軽視でよいと思います。

 

●フィリーズR
レースレベル:2位/13R
ペースの速さ:2位(同率2R)/13R

年月日 馬名 GS 3F N
240310 1 エトヴプレ 107 45.4 35.4
240310 14 オアシスドール 70 45.5 39.0
240310 12 シカゴスティング 98 45.5 36.2
240310 13 ジューンブレア 93 45.5 36.7
240310 7 カルチャーデイ 100 45.7 35.8
240310 2 コラソンビート 106 45.7 35.2
240310 9 マーシーラン 100 45.8 35.7
230312 1 シングザットソング 99 45.8 35.8 7 11
240310 6 ロゼフレア 101 45.9 35.5
200315 1 エーポス 104 46.0 35.1 9
240310 4 バウンシーステップ 103 46.0 35.2
240310 3 セシリエプラージュ 104 46.1 35.0
220313 1 サブライムアンセム 108 46.2 34.5 9
210314 1 シゲルピンクルビー 98 46.2 35.5 16
240310 7 ドナベティ 100 46.2 35.3
240310 10 レディマリオン 99 46.2 35.4
240310 11 ポエットリー 99 46.3 35.3
240310 5 オメガウインク 101 46.5 34.9
180311 1 リバティハイツ 93 46.6 35.6 6
170312 1 カラクレナイ 101 46.8 34.6 4 17
140316 1 ベルカント 94 46.9 35.2 10
130310 1 メイショウマンボ 98 47.1 34.6 10 1 1
150315 1 クイーンズリング 95 47.3 34.7 4 9 2
190310 1 プールヴィル 94 47.4 34.7 6 12
190310 1 ノーワン 94 47.6 34.5 11 18
160313 1 ソルヴェイグ 90 47.7 34.8 17

 

ハイペースを逃げてそのままでした。

勝ったエトブプレにとってはかなり厳しい展開で

ここは素直に評価すべきだと思います。

ただ、桜花賞で同じことをできるかというと疑問です。

スプリンター適性が高そうで、マイルで惨敗したあと

1200mで狙う手があると思います。

過去、このレースを勝って桜花賞で馬券になった

2013年メイショウマンボ、2015年クイーンズリングは

いずれもスローを差し切るという競馬でした。

桜花賞で問われるのはこういう末脚の能力かと思います。

 

2着コラソンビートは善戦ウーマンっぽい流れになってきました。

特に上がりがキレるわけではなく、かといってスピードタイプともいえません。

よくも悪くも大崩れしませんが、決め手に欠けるタイプに思えます。

いい位置からバテないので、桜花賞でも相手候補とはなりますが

ここから逆転して桜花賞を勝つまでのシナリオは見えません。

 

3着セシリエプラージュは展開が向いただけのフロックに思えます。

 

 

 

 

 

 

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