【反省】2024_4月・3歳・芝・オープン&重賞(1)(NZT、忘れな草賞、桜花賞、アーリントンカップ、皐月賞)

●NZT
レースレベル:5位(同率1R)/12R
ペースの速さ:5位(同率1R)/12R

年月日 馬名 GS 3F N
230408 1 エエヤン 102 58.1 36.2 9
210410 1 バスラットレオン 105 59.1 34.9 15
240406 3 ユキノロイヤル 97 59.1 35.7
240406 16 キャプテンシー 85 59.2 36.8
140412 1 ショウナンアチーヴ 103 59.4 34.8 6
240406 6 クリーンエア 94 59.4 35.7
200411 1 ルフトシュトローム 105 59.4 34.6 5
240406 8 オーサムストローク 93 59.5 35.7
220409 1 ジャングロ 98 59.6 35.2 7
240406 2 ボンドガール 97 59.6 35.2
240406 1 エコロブルーム 98 59.6 35.1
160409 1 ダンツプリウス 98 59.6 35.1 4
240406 4 カズミクラーシュ 96 59.7 35.2
240406 12 シャインズオンユー 89 59.7 35.9
240406 10 スパークリシャール 91 59.8 35.6
240406 11 ルージュスエルテ 90 59.9 35.6
240406 9 エンヤラヴフェイス 92 60.0 35.3
150411 1 ヤマカツエース 95 60.0 35.0 13
240406 14 デビッドテソーロ 86 60.1 35.8
240406 7 エイムフォーエース 93 60.1 35.1
240406 5 ドリーミングアップ 95 60.3 34.7
240406 15 ブライトマン 85 60.4 35.6
170408 1 ジョーストリクトリ 95 60.5 34.5 12 18
130406 1 エーシントップ 93 60.6 34.7 7
240406 13 サトミノキラリ 89 60.6 35.0
180407 1 カツジ 97 60.7 34.1 8
190406 1 ワイドファラオ 93 60.9 34.3 9

 

レースレベルとしては平凡でした。

ペースも平凡で先行勢が上位を占めましたが、

特に展開が向いたとは思えないし、逆に無理なペースだったとも思えません。

ところでNZT勝ち馬は、2013年以降1頭もNHKマイルで馬券になっていません。

2012年のカレンブラックヒルまでさかのぼります。

2013年以降でNZTをステップにNHKマイルで馬券になった馬は以下の通りです。

 

日付 馬名 脚質
230507 シャンパンカラー
230507 ウンブライル
220508 マテンロウオリオン
180506 ケイアイノーテック
170507 ボンセルヴィーソ 番手
160508 レインボーライン
130505 マイネルホウオウ

 

圧倒的に中団以降に位置取った馬が多く、

レインボーラインやマイネルホウオウはNZTで馬券にすらなっていませんでした。

中山マイルと東京マイルでは、求められる能力がまったく違うというのが

理由の1つだと思いますが、今年でいうと差してきた馬たちがのきなみ

出走すらあやしく、馬券作戦には応用できないかもしれません。

 

●忘れな草賞
レースレベル:3位/12R
ペースの速さ:3位/12R

年月日 馬名 GS 3F N
180408 1 オールフォーラヴ 94 84.5 36.6 9 14
240407 6 パレハ 79 85.1 37.5
240407 8 オオナミコナミ 30 85.2 42.3
240407 1 タガノエルピーダ 95 85.2 35.8
210411 1 ステラリア 103 85.2 35.0 13 6
240407 2 ステラクラウン 91 85.3 36.1
240407 7 プシプシーナ 39 85.4 41.2
240407 4 ジョセフィーナ 88 85.5 36.2
240407 3 ヒヒーン 91 85.6 35.8
240407 5 ウォータープイプイ 84 85.7 36.4
230409 1 グランベルナデット 100 85.9 34.6
130407 1 セレブリティモデル 76 86.1 36.8 13 16
140413 1 ディルガ 87 86.3 35.5 15 9
190407 1 ラヴズオンリーユー 92 86.5 34.8 1
220410 1 アートハウス 88 87.3 34.4 7 5
170409 1 ハローユニコーン 73 87.5 35.7 14 15
200412 1 ウインマイティー 82 87.9 34.4 3 9
150412 1 ミッキークイーン 78 88.9 33.8 1 1
160410 1 ロッテンマイヤー 62 90.3 34.0 13

 

レースレベルとしては3番目に高かったのですが、

上位がGS指数でいうと103、100ですので離れた3位です。

勝ったタガノエルピーダは2021年のステラリアと比較すると

なんとも心もとない内容で、それだけだと高く評価したくないのですが、

 

1.しまいの手応えが楽だった点

2.阪神JFの上位2頭が結果的に桜花賞ワンツーでこの馬は差のない3着

3.次走はもう阪神マイルではなくオークス

 

という点から、軽視はできない気はしています。

ただ、頭で軸にするパフォーマンスとはいいきれないと思います。

 

●桜花賞
レースレベル:4位/12R
ペースの速さ:7位/12R

年月日 馬名 GS 3F N
200412 1 デアリングタクト 101 58.4 35.9 1 1 1
210411 1 ソダシ 115 58.4 34.5 1 8 10
170409 1 レーヌミノル 108 58.5 35.1 1 13 14
240407 17 ショウナンマヌエラ 91 58.9 36.4
240407 5 エトヴプレ 106 59.1 34.7
130407 1 アユサン 100 59.1 35.3 1 4
240407 7 セキトバイースト 103 59.2 34.9
240407 18 キャットファイト 90 59.3 36.1
240407 16 コラソンビート 95 59.4 35.5
240407 12 シカゴスティング 99 59.4 35.1
240407 13 チェルヴィニア 97 59.4 35.3
240407 8 クイーンズウォーク 103 59.5 34.6
240407 11 イフェイオン 102 59.5 34.7
240407 2 アスコリピチェーノ 108 59.6 34.0
240407 1 ステレンボッシュ 109 59.6 33.9
190407 1 グランアレグリア 111 59.8 33.5 1
240407 6 ワイドラトゥール 106 59.8 34.0
230409 1 リバティアイランド 113 59.8 33.3 1 1
240407 9 テウメッサ 103 59.9 34.2
240407 15 セシリエプラージュ 96 59.9 34.9
240407 10 ハワイアンティアレ 102 60.0 34.2
220410 1 スターズオンアース 104 60.1 33.9 1 1 3
240407 14 マスクオールウィン 96 60.1 34.7
180408 1 アーモンドアイ 108 60.2 33.4 1 1 1
240407 4 スウィープフィート 107 60.2 33.5
240407 3 ライトバック 108 60.3 33.3
140413 1 ハープスター 104 60.8 33.2 1 2
160410 1 ジュエラー 102 60.9 33.3 1 4
150412 1 レッツゴードンキ 90 62.1 33.3 1 10 17

 

まずペースの話からですが、桜花賞としてはやや緩いペースでした。

よって、上位4頭はすべて差し・追い込みですが、

彼女らの評価を下げる必要はないと思います。

5着エトブプレ、7着セキトバイーストは、

外回りに向かない先行策をとったにしては健闘した、

という評価もあるかと思いますが、個人的には展開利があった点を留意したいです。

 

レースレベルは高いですが抜けた4位というわけでもなく、

平均をとるとだいたい真ん中くらいで、

展開も考慮した上で、上位4頭は例年比較でまずまず、という評価でしょうか。

悪くはないです。

 

勝ったステレンボッシュは、ちょうど2頭の三冠馬と似たような位置取りでした。

 

ステレンボッシュ:59.6-33.9

グランアレグリア:59.8-33.5

リバティアイランド:59.8-33.3

 

他2頭とは、若干前目の位置から残り3Fを迎えましたが、

やや末脚の伸びに不満が残ります。

手応えとしては、ほんのり余裕があるようにも見えましたが、

三冠クラスの牝馬かというと疑問が残りました。

ただ、父エピファネイアという点から距離が伸びてさらによくなる可能性もあり

オークスでも軽視はできませんが、まだまだ他の馬にもチャンスがありそうな気がします。

 

冒頭でペースが緩かったと書きましたが、

その意味で3着ライトバック、4着スウィープフィートは

上位2頭よりだいぶ後ろからの競馬となっており、

もう少しシビアなペースだったら結果も変わっていたのではないかと思います。

特にスウィープフィートはチューリップ賞の内容がよく、

今回4着で次走評価を落とすと思いますが、

巻き返しての馬券圏内は十分警戒すべきかなと思いました。

 

その他、人気どころだと3人気クイーンズウォークは

低レベルクイーンCを勝って、鞍上が川田騎手ということで過剰人気しただけに思えます。

4人気チェルヴィニアはアルテミスSの勝ち馬が、

過去傾向的に桜花賞で活躍しているからか、

前走○○組がどうのというデータを重視する層から支持されたのかもしれません。

当ブログ的には謎人気でした。

 

エトヴプレ、セキトバイーストはNHKにまわってくるなら大注目だと思います。

 

●アーリントンカップ
レースレベル:11位(同率1R)/12R
ペースの速さ:12位(同率1R)/12R

年月日 馬名 GS 3F N
200418 1 タイセイビジョン 99 58.2 36.3 4
140301 1 ミッキーアイル 101 59.0 35.3 1
210417 1 ホウオウアマゾン 108 59.0 34.6 9
230415 1 オオバンブルマイ 106 59.2 34.6 3
180414 1 タワーオブロンドン 101 59.8 34.5 12
160227 1 レインボーライン 97 59.9 34.8 3 8 2
220416 1 ダノンスコーピオン 102 60.0 34.2 1
190413 1 イベリス 98 60.1 34.6 16
170225 1 ペルシアンナイト 103 60.1 34.0 2 7
130223 1 コパノリチャード 93 61.0 34.1 8 13
150228 1 ヤングマンパワー 83 61.3 34.8 6
240413 5 ポッドテオ 86 61.8 34.0
240413 7 タイキヴァンクール 85 62.0 33.9
240413 2 アレンジャー 89 62.1 33.4
240413 8 ジュンヴァンケット 83 62.3 33.8
240413 9 シヴァース 82 62.4 33.8
240413 3 チャンネルトンネル 89 62.5 33.0
240413 11 ケイケイ 77 62.5 34.2
240413 1 ディスペランツァ 89 62.6 32.9
240413 6 オフトレイル 85 62.6 33.3
240413 10 タガノデュード 81 62.8 33.5
240413 14 グローリーアテイン 74 62.9 34.1
240413 13 アスクワンタイム 75 62.9 34.0
240413 4 ワールズエンド 88 63.0 32.6
240413 15 シンドリームシン 73 63.1 34.0
240413 12 セレスト 77 63.2 33.5
240413 16 トップオブザロック 49 63.4 36.1

 

ドスローで例年比較が難しいレースでした。

前にいれば残せていて当然というレースで、

それでも差してきた馬たちには一定の評価が必要でしょう。

同レースで比較がつかないのすが、勝ったディスペランツァは

前走500万下も阪神芝1600mでした。

このときのパフォーマンスがなかなかでしたので、

こちらとアーリントンカップを比較してみます。

 

●24/03/10の500万下とアーリントンカップの比較

年月日 馬名 GS 3F N
200418 1 タイセイビジョン 99 58.2 36.3 4
140301 1 ミッキーアイル 101 59.0 35.3 1
210417 1 ホウオウアマゾン 108 59.0 34.6 9
230415 1 オオバンブルマイ 106 59.2 34.6 3
180414 1 タワーオブロンドン 101 59.8 34.5 12
160227 1 レインボーライン 97 59.9 34.8 3 8 2
220416 1 ダノンスコーピオン 102 60.0 34.2 1
190413 1 イベリス 98 60.1 34.6 16
170225 1 ペルシアンナイト 103 60.1 34.0 2 7
240310 1 ディスペランツァ 102 60.8 33.4
130223 1 コパノリチャード 93 61.0 34.1 8 13
150228 1 ヤングマンパワー 83 61.3 34.8 6

 

NHKマイルで勝ち負けした馬たちと互角の内容でした。

それをふまえると、今回むしろ向かない展開できっちり差し切ったことは

強さの証明としてもよいのではないかと思います。

2歳までは長いところを使われてきましたが、

マイルでいよいよ本領を発揮した可能性があります。

本番でも人気すると思いますが、NZTがイマイチでしたし、

あとはクラシックあきらめ組との力関係かと思います。

 

2着アレンジャーは15人気激走でした。

こちらは展開が味方した部分もあるかと思いますが、

それをいうなら5着と7着の馬も同様ですから、

チャンスを最大限にいかしたといえます。

とはいえ、次走以降でどうのという馬ではなさそう。

 

3着チャンネルトンネル、4着ワールズエンドは

位置取りを考えるとよくやっています。

ただ、両馬とも次走現実路線で500万下にまわってくれば

おそらく1倍台ですし、買い時はとうにすぎたといえます。

 

●皐月賞
レースレベル:2位/12R
ペースの速さ:1位/12R

年月日 馬名 GS 3F N
240414 17 メイショウタバル 99 82.6 38.5
240414 14 シリウスコルト 106 83.3 37.1
130414 1 ロゴタイプ 119 83.5 35.6 1 5
240414 3 ジャンタルマンタル 120 83.6 35.4
240414 1 ジャスティンミラノ 121 83.7 35.2
240414 15 アレグロブリランテ 105 83.7 36.8
240414 10 ミスタージーティー 111 83.8 36.1
240414 5 シンエンペラー 117 84.0 35.3
240414 9 サンライズジパング 112 84.0 35.8
210418 1 エフフォーリア 101 84.1 36.8 1 2
240414 2 コスモキュランダ 121 84.2 34.7
240414 11 ホウオウプロサンゲ 110 84.4 35.6
160417 1 ディーマジェスティ 122 84.5 34.3 1 3 4
240414 12 サンライズアース 107 84.6 35.7
240414 8 ルカランフィースト 113 84.6 35.1
240414 4 アーバンシック 117 84.7 34.6
230416 1 ソールオリエンス 108 84.8 35.4 1 2 14
190414 1 サートゥルナーリア 117 84.8 34.5 1 4
240414 16 ウォーターリヒト 100 84.9 36.1
170416 1 アルアイン 113 84.9 34.8 1 5 7
240414 6 レガレイラ 116 85.0 34.4
240414 13 ビザンチンドリーム 107 85.1 35.2
240414 7 エコロヴァルツ 114 85.2 34.4
150419 1 ドゥラメンテ 115 85.2 34.3 1 1
200419 1 コントレイル 111 85.2 34.7 1 1 1
140420 1 イスラボニータ 110 85.3 34.7 1 2
180415 1 エポカドーロ 101 85.8 35.1 1 2 8
220417 1 ジオグリフ 103 86.1 34.6 1 7

 

これまで皐月賞で前が速くなったのは

2013年:-3.2秒

2016年:-3.1秒

がトップ2ですが、そのときよりも速く

ペース差-3.5秒は異常なハイペースでした。

番手を0.7秒離しており、勝ったジャスティンミラノは

残り3F地点で逃げ馬から1.1秒離れていました。

シリウスコルトが逃げたと考えると、実質、-2.8秒のペース差を

差してきた計算となり展開が向いたことは事実です。

2013年のロゴタイプと比較すると、数字の上では

まず負けなかっただろうと推測できます。

デビュー以来2走はドスローでいまいち評価しづらかった馬ですが

皐月賞の内容からフロックはありえず、

クラシックホースとしてふさわしい1頭であるといえます。

 

2着コスモキュランダはさらに展開が向いたともいえます。

今回は前走と違い、3角でポジションをおしあげる競馬ではありませんでしたが、

2016年のディーマジェスティと比較しても惜敗レベルで、生まれた年が不運でした。

 

3着ジャンタルマンタルは、ジャスティンと似たような位置からでしたので

ここはもう力負けといっていいでしょう。

ただ、こちらも生まれた年が違えば皐月賞馬だった可能性はあります。

 

4着アーバンシックは完全に展開が向いたクチで

勝負が決するななかつっこんできただけにも思えますが、

昨年のソールオリエンスとほぼ同じ位置取りから

差し引き0.7秒速い上がりを使っています。

 

5着シンエンペラー、6着レガレイラも悪い内容ではなく

今年の3歳がハイレベルすぎた結果でしょう。

7着エコロヴァルツにいたっては、2015年のドゥラメンテと

数字の上ではほとんど差のない競馬をしています。

 

こうなると次走興味深いのは、ここを着順の上では惨敗し

NHKマイルにまわってくる馬です。

8着ルカランフィーストあたりまでは十分チャンスがあると思いますし、

なんなら皐月賞組はまるごとおさえたほうがよいかもしれません。

 

最後に、当ブログ本命で、世の中的にも4人気だったメイショウタバルは

戦前、個人的に浜中騎手の消極騎乗を懸念したのですが

残り3F地点で番手につけた差は0.7秒。

そんな心配をふっとばす、むしろおつりがくる大暴走でした。

コメント通りかかったのならしかたないところではありますが

少なくとも毎日杯では負けるほどかかっていません。

次走坂井騎手に戻れば買いたいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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