●オークス
レースレベル:5位/11R
ペースの速さ:2位/11R
年月日 | 順 | 馬名 | GS | 前 | 3F | 桜 | オ | 秋 | N | 皐 | ダ | 菊 |
190519 | 1 | ラヴズオンリーユー | 122 | 110.1 | 35.1 | 1 | ||||||
230521 | 17 | ライトクオンタム | 74 | 110.2 | 39.8 | |||||||
230521 | 18 | キミノナハマリア | 50 | 110.3 | 42.1 | |||||||
230521 | 4 | ラヴェル | 103 | 110.5 | 36.6 | |||||||
230521 | 16 | イングランドアイズ | 83 | 110.5 | 38.6 | |||||||
230521 | 11 | ゴールデンハインド | 87 | 111.0 | 37.7 | |||||||
230521 | 1 | リバティアイランド | 114 | 111.3 | 34.7 | |||||||
230521 | 10 | レミージュ | 92 | 111.3 | 36.9 | |||||||
170521 | 1 | ソウルスターリング | 116 | 111.3 | 34.5 | 3 | 1 | |||||
230521 | 2 | ハーパー | 104 | 111.5 | 35.5 | |||||||
230521 | 5 | シンリョクカ | 101 | 111.5 | 35.8 | |||||||
130519 | 1 | メイショウマンボ | 110 | 111.5 | 34.9 | 10 | 1 | 1 | ||||
220522 | 1 | スターズオンアース | 117 | 111.6 | 34.2 | 1 | 1 | 3 | ||||
210523 | 1 | ユーバーレーベン | 107 | 111.8 | 35.0 | 1 | 13 | |||||
230521 | 6 | ヒップホップソウル | 101 | 111.8 | 35.5 | |||||||
230521 | 12 | ペリファーニア | 86 | 111.8 | 37.0 | |||||||
230521 | 8 | ソーダズリング | 95 | 111.9 | 36.0 | |||||||
150524 | 1 | ミッキークイーン | 111 | 112.0 | 34.3 | 1 | 1 | |||||
230521 | 7 | コナコースト | 95 | 112.1 | 35.8 | |||||||
180520 | 1 | アーモンドアイ | 116 | 112.1 | 33.7 | 1 | 1 | 1 | ||||
230521 | 3 | ドゥーラ | 104 | 112.2 | 34.8 | |||||||
230521 | 13 | エミュー | 84 | 112.2 | 36.8 | |||||||
230521 | 9 | ドゥアイズ | 93 | 112.4 | 35.7 | |||||||
230521 | 14 | ミッキーゴージャス | 84 | 112.4 | 36.6 | |||||||
230521 | 15 | キタウイング | 83 | 112.4 | 36.7 | |||||||
140525 | 1 | ヌーヴォレコルト | 105 | 112.4 | 34.5 | 3 | 1 | 2 | ||||
160522 | 1 | シンハライト | 107 | 112.8 | 33.9 | 2 | 1 | |||||
200524 | 1 | デアリングタクト | 102 | 113.4 | 33.8 | 1 | 1 | 1 |
レースレベルとしては真ん中くらいですが、
直線に入ってからのしびれるような手応え、しまいの余裕も加味すると
目下3歳牝馬でリバティの敵になる馬はいないでしょう。
ただ、着差自体はメンバーにめぐまれた部分もあるので注意が必要です。
2着ハーパーは、2017年のソウルスターリングと比較しても1秒以上差をつけられており、
3着ドゥーラにしてもアーモンドアイに1秒以上差をつけられています。
生まれた年にリバティアイランドがいたことは不運でしたが、
逆にこのメンバー構成でなければ馬群に沈んでおかしくないパフォーマンスです。
ペースが速かったことを考えると、4着ラベルは検討したといえるでしょう。
坂井騎手は、こういうハイペースで積極的に前につけると
結果につなげてくるケースが多く要注意の騎手です。
「ハイペースは後ろ、スローは前」という
平成初期くらいまでの競馬の常識(今となっては先入観)にとらわれず
騎乗できる信頼すべき騎手かと思います。
今回、追い込んで結果につながっていない馬が
リバティを逆転することは難しそうで、
6着~9着の馬は底が割れた感じがします。
とはいえ、先行して垂れた16~18着の馬は
展開を言い訳にするには負けすぎです。
●葵S
レースレベル:1位/9R
ペースの速さ:7位(同率1R)/9R
年月日 | 順 | 馬名 | GS | 前 | 3F |
200530 | 1 | ビアンフェ | 103 | 33.8 | 34.9 |
170513 | 1 | アリンナ | 102 | 34.1 | 34.8 |
180526 | 1 | ゴールドクイーン | 104 | 34.2 | 34.4 |
230527 | 1 | モズメイメイ | 106 | 34.6 | 33.9 |
140518 | 1 | リアルヴィーナス | 102 | 34.7 | 34.2 |
230527 | 9 | タマモブラックタイ | 99 | 34.8 | 34.4 |
230527 | 17 | アンビバレント | 88 | 34.8 | 35.5 |
190525 | 1 | ディアンドル | 100 | 34.8 | 34.2 |
230527 | 3 | ビッグシーザー | 105 | 34.9 | 33.7 |
150517 | 1 | ジャストドゥイング | 104 | 34.9 | 33.7 |
160515 | 1 | ナックビーナス | 103 | 34.9 | 33.8 |
230527 | 5 | アームズレイン | 101 | 35.1 | 33.9 |
230527 | 6 | トラベログ | 101 | 35.2 | 33.8 |
230527 | 2 | ルガル | 105 | 35.2 | 33.4 |
230527 | 11 | ヤクシマ | 98 | 35.4 | 33.9 |
130512 | 1 | ティーハーフ | 99 | 35.4 | 33.7 |
230527 | 10 | メイショウピース | 99 | 35.5 | 33.7 |
230527 | 4 | ブーケファロス | 103 | 35.6 | 33.2 |
230527 | 7 | テラステラ | 101 | 35.7 | 33.3 |
230527 | 12 | コーパスクリスティ | 95 | 35.7 | 33.9 |
230527 | 8 | カンチェンジュンガ | 99 | 35.8 | 33.4 |
230527 | 18 | コスモイグローク | 86 | 36.0 | 34.5 |
230527 | 14 | トールキン | 93 | 36.0 | 33.8 |
230527 | 15 | エレガントムーン | 92 | 36.2 | 33.7 |
230527 | 16 | ペースセッティング | 92 | 36.2 | 33.7 |
230527 | 13 | タツダイヤモンド | 95 | 36.4 | 33.2 |
あくまで去年まで3年間は重賞、
その前はOP特別でしたので、
G3昇格初年度の今年はメンバーがそろったであろう
という推測は立ちますが、
「葵S」という名を冠したレースとしては
2013年以降もっとも高いパフォーマンスでした。
また、2位以下のレースを見ても、
GS的に大きく差があるわけではなく、
単純に優秀な内容だったと考えるべきでしょう。
勝ったモズメイメイは異次元のロケットスタートで主導権を握り
そのまま逃げ切りました。
ただ、ペースとしては遅く、2着、3着馬とは
実力という意味で大きな差があるとは思えません。
チューリップ賞ではスローを味方に付けて逃げ切りましたが
桜花賞では型通りに垂れており、スタートのうまさや
脚質からも、今後はマイルより1200mのほうが合っている気がします。
2着ルガル、3着ビッグシーザーも例年なら勝ち切っておかしくない時計で
もう少し前が流れていれば、着順が入れ替わっていてもおかしくないでしょう。
上位3頭は今後たのしみです。
4着ブーケファロスも向かない展開でよくつっこんできました。
賞金加算ができず、次走は1000万下だと思いますが勝ち負けでしょう。
●日本ダービー
レースレベル:10位/11R
ペースの速さ:10位/11R
年月日 | 順 | 馬名 | GS | 前 | 3F | 桜 | オ | 秋 | N | 皐 | ダ | 菊 |
190526 | 1 | ロジャーバローズ | 120 | 109.6 | 35.8 | 1 | ||||||
220529 | 1 | ドウデュース | 129 | 110.2 | 34.4 | 3 | 1 | |||||
150531 | 1 | ドゥラメンテ | 126 | 110.5 | 34.3 | 1 | 1 | |||||
180527 | 1 | ワグネリアン | 115 | 111.0 | 34.9 | 7 | 1 | |||||
210530 | 1 | シャフリヤール | 118 | 111.4 | 34.2 | 1 | ||||||
140601 | 1 | ワンアンドオンリー | 112 | 111.8 | 34.4 | 4 | 1 | 9 | ||||
200531 | 1 | コントレイル | 108 | 112.0 | 34.6 | 1 | 1 | 1 | ||||
160529 | 1 | マカヒキ | 115 | 112.1 | 33.8 | 2 | 1 | |||||
130526 | 1 | キズナ | 113 | 112.2 | 34.0 | 1 | ||||||
230528 | 13 | パクスオトマニカ | 83 | 112.2 | 36.9 | |||||||
230528 | 6 | ホウオウビスケッツ | 89 | 113.7 | 34.8 | |||||||
230528 | 7 | シーズンリッチ | 87 | 113.8 | 34.9 | |||||||
230528 | 1 | タスティエーラ | 91 | 114.0 | 34.3 | |||||||
230528 | 12 | メタルスピード | 83 | 114.0 | 35.1 | |||||||
230528 | 3 | ハーツコンチェルト | 91 | 114.1 | 34.2 | |||||||
230528 | 17 | スキルヴィング | 40 | 114.1 | 39.3 | |||||||
230528 | 2 | ソールオリエンス | 91 | 114.2 | 34.1 | |||||||
230528 | 5 | ノッキングポイント | 89 | 114.3 | 34.2 | |||||||
170528 | 1 | レイデオロ | 88 | 114.4 | 34.2 | 5 | 1 | |||||
230528 | 8 | ファントムシーフ | 87 | 114.4 | 34.3 | |||||||
230528 | 4 | ベラジオオペラ | 91 | 114.5 | 33.8 | |||||||
230528 | 10 | フリームファクシ | 86 | 114.6 | 34.2 | |||||||
230528 | 15 | グリューネグリーン | 80 | 114.6 | 34.8 | |||||||
230528 | 9 | シャザーン | 87 | 114.7 | 34.0 | |||||||
230528 | 16 | ショウナンバシット | 72 | 115.1 | 35.1 | |||||||
230528 | 11 | サトノグランツ | 84 | 115.1 | 33.9 | |||||||
230528 | 14 | トップナイフ | 81 | 115.4 | 33.9 |
今年の3歳牡馬の低レベルさを象徴する低レベルダービーでした。
また、展開が特殊で、 パクスオトマニカが大逃げを打つ中、
残り3F地点で番手のホウオウビスケッツは1.5秒離されています。
ただ、そのパクスオトマニカにしたって、2013年のキズナと
1800m通過が同じタイムですからたいして速い流れではありませんでした。
勝手に逃げて勝手に垂れたパクスオトマニカを
走っていないものとして考えれば、番手以降の馬にとっては
実質ドスローのレースだったといえるでしょう。
勝ったタスティエーラは、道中4番手で
残り3F地点で番手馬からの差は0.3秒と前目に位置しており
展開が味方したといえます。
歴代のダービー馬はさらに前の位置からさらに速い上がりを使っている馬もいます。
馬券をとらせてもらってなんですが、特に今後注目に値する内容ではありません。
ソールオリエンスは位置取りの差で追い詰めきれませんでしたが、
道中はタスティエーラの直後に位置していましたし、
それほど不利な位置取りだったとも思えず、
この2頭はペース次第で着順が入れ替わる実力差と考えてよいでしょう。
3着ハーツコンチェルトは早めに動いてポジションをあげたことが奏功しました。
鞍上のファインプレーと呼ぶべきでしょう。
4着ベラジオオペラは、展開は向きませんでしたがインを差せたのが大きかったようです。
いずれにせよ、日本ダービーにふさわしいレース内容だったとは思えません。
●白百合S
レースレベル:5位/9R
ペースの速さ:6位/9R
年月日 | 順 | 馬名 | GS | 前 | 3F | 桜 | オ | 秋 | N | 皐 | ダ | 菊 |
180527 | 1 | メイショウテッコン | 111 | 71.9 | 34.9 | 14 | ||||||
140531 | 1 | ステファノス | 114 | 72.4 | 34.1 | 5 | ||||||
170527 | 1 | サトノクロニクル | 105 | 72.5 | 34.9 | 10 | ||||||
130525 | 1 | ノボリディアーナ | 97 | 72.9 | 35.3 | 14 | ||||||
230528 | 3 | セオ | 99 | 73.1 | 34.9 | |||||||
230528 | 7 | ウインスノーライト | 94 | 73.1 | 35.4 | |||||||
230528 | 2 | アイスグリーン | 101 | 73.2 | 34.6 | |||||||
230528 | 4 | ワイドアラジン | 97 | 73.3 | 34.9 | |||||||
230528 | 5 | ワンダイレクト | 97 | 73.4 | 34.8 | |||||||
230528 | 8 | メモリーズオブユー | 80 | 73.5 | 36.4 | |||||||
150530 | 1 | アルバートドック | 110 | 73.6 | 33.3 | 12 | ||||||
230528 | 6 | スズカハービン | 96 | 73.6 | 34.7 | |||||||
230528 | 1 | バルサムノート | 101 | 73.6 | 34.2 | |||||||
200531 | 1 | ヒュッゲ | 87 | 74.7 | 34.5 | |||||||
190526 | 1 | レッドアネモス | 88 | 75.0 | 34.1 | 17 | ||||||
160528 | 1 | ブラックスピネル | 89 | 75.1 | 33.9 |
結論からいうと特に注目すべきレースではありませんでした。
ペースもゆるく、前目にいたら残せていないと
今後OPや重賞では厳しいレース展開でした。
勝ったバルサムノートは、向かない展開でつっこんできたことは事実ですが
2015年のアルバートドックと比較すると見劣りします。
2着アイスグリーンと2017年のサトノクロニクルと比較しても
やはり物足りず、低レベルと決めつけていいような気がします。
ただ、次走ラジオNIKKEIにまわってくる場合、
あくまで世代限定戦になるので、
いくらこのレースが低レベルだとしても、
まわりも低レベルで、相対的に上位に食い込む可能性は
考えておいたほうがいいでしょう。
逆に、古馬と一緒に走るとなると、
強い4歳たちの前ではここでの実績はかすみます。
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