●阪神JF
レースレベル:1位/11R
ペースの速さ:6位/11R
年月日 | 順 | 馬名 | GS | 前 | 3F | 桜 | オ | 秋 | N | 皐 | ダ | 菊 |
221211 | 1 | リバティアイランド | 108 | 58.2 | 35.9 | 1 | 1 | |||||
191208 | 1 | レシステンシア | 108 | 58.4 | 35.7 | 2 | 2 | |||||
151213 | 1 | メジャーエンブレム | 101 | 58.9 | 35.9 | 4 | 1 | |||||
231210 | 5 | シカゴスティング | 101 | 59.1 | 35.7 | |||||||
231210 | 12 | ナナオ | 98 | 59.2 | 35.9 | |||||||
161211 | 1 | ソウルスターリング | 108 | 59.3 | 34.8 | 3 | 1 | |||||
231210 | 11 | テリオスルル | 98 | 59.4 | 35.7 | |||||||
231210 | 18 | ミライテーラー | 71 | 59.4 | 38.4 | |||||||
231210 | 16 | カルチャーデイ | 95 | 59.5 | 35.9 | |||||||
201213 | 1 | ソダシ | 108 | 59.5 | 34.6 | 1 | 8 | 10 | ||||
231210 | 3 | コラソンビート | 107 | 59.6 | 34.6 | |||||||
231210 | 13 | クイックバイオ | 98 | 59.7 | 35.4 | |||||||
231210 | 1 | アスコリピチェーノ | 109 | 59.8 | 34.2 | |||||||
231210 | 15 | プシプシーナ | 95 | 59.8 | 35.6 | |||||||
231210 | 2 | ステレンボッシュ | 109 | 60.0 | 34.0 | |||||||
231210 | 4 | サフィラ | 102 | 60.0 | 34.7 | |||||||
231210 | 10 | キャットファイト | 98 | 60.0 | 35.1 | |||||||
231210 | 7 | スウィープフィート | 100 | 60.2 | 34.7 | |||||||
231210 | 9 | コスモディナー | 99 | 60.2 | 34.8 | |||||||
231210 | 6 | ルシフェル | 101 | 60.2 | 34.6 | |||||||
131208 | 1 | レッドリヴェール | 102 | 60.3 | 34.4 | 2 | 6 | 12 | ||||
211212 | 1 | サークルオブライフ | 104 | 60.3 | 34.2 | 4 | 12 | |||||
231210 | 8 | ドナベティ | 100 | 60.4 | 34.5 | |||||||
231210 | 17 | ニュージェネラル | 83 | 60.5 | 36.1 | |||||||
231210 | 14 | スプリングノヴァ | 95 | 60.6 | 34.8 | |||||||
141214 | 1 | ショウナンアデラ | 101 | 60.7 | 34.2 | |||||||
181209 | 1 | ダノンファンタジー | 98 | 60.7 | 34.4 | 4 | 5 | 8 | ||||
171210 | 1 | ラッキーライラック | 97 | 61.2 | 34.0 | 2 | 3 | 9 |
このレースの平均で考えるとペースは並でした。
ただ、2歳牝馬にとって楽なペースとはいえません。
特筆すべきはレースレベルで、これまで名牝を何頭も輩出したこのレースで
最もハイレベルなレースとなりました。
しかも上位3頭は、 いく馬の逃げ粘りを許さず、
3着馬が4着馬に3馬身差をつける内容で、
例年で考えればどの馬が勝っていてもおかしくないレベルです。
アスコリピチェーノは、新潟2歳Sが例年比較だと並レベルでしたが
一気に時計を詰めてきました。
たとえば2013年のレッドリヴェールや、2021年のサークルオブライフといった
差し・追い込み馬のさらに前から速い上がりを使った計算で、
あのソダシも差し切られていた計算です。
クラシック戦線は、この馬が主役で、どう渡り合うかが焦点になると思います。
そのアスコリにクビ差のステレンボッシュは生まれた年が悪すぎました。
500万下まではある程度ポジションをとっていましたが、
今回控える形で上がり最速。こちらの脚質のほうが合っていると思います。
3着コラソンビートは上位2頭には若干劣りますが、
例年なら勝ち負け以上の時計でした。こちらも生まれた年が悪すぎる。
4着サフィラあたりから平凡な時計になってきます。
平凡というのはけなしているわけではなく、あくまでGIにおける平凡です。
ほかの年なら勝ち負けしていてもおかしくありませんでした。
上位3頭が強すぎただけで、逃げるシカゴスティングを、
直線でサフィラがとらえてVという場面は十分考えられたと思います。
5着シカゴスティングは展開が向きました。
GS的なパフォーマンスとしてはファンタジーSと同等で、
このあたりがこの馬の限界だとすると、
3歳以降大きく成長しないとクラシックでは厳しいでしょう。
当ブログ本命のカルチャーデイは、展開が向いたにもかかわらず負けすぎです。
ファンタジーSで負かした馬たちから大きく遅れをとってのゴールで、
敗因は距離かなという気がします。
●朝日杯FS
レースレベル:5位/11R
ペースの速さ:5位/11R
年月日 | 順 | 馬名 | GS | 前 | 3F |
191215 | 1 | サリオス | 109 | 58.2 | 35.8 |
201220 | 1 | グレナディアガーズ | 117 | 58.4 | 34.8 |
221218 | 1 | ドルチェモア | 104 | 58.5 | 36.0 |
231217 | 10 | シュトラウス | 98 | 58.7 | 36.4 |
231217 | 7 | セットアップ | 101 | 58.9 | 35.9 |
231217 | 3 | タガノエルピーダ | 104 | 59.1 | 35.4 |
231217 | 8 | ダノンマッキンリー | 101 | 59.3 | 35.5 |
231217 | 12 | バンドシェル | 97 | 59.3 | 35.9 |
231217 | 16 | クリーンエア | 94 | 59.3 | 36.2 |
231217 | 1 | ジャンタルマンタル | 106 | 59.3 | 35.0 |
211219 | 1 | ドウデュース | 109 | 59.3 | 34.7 |
231217 | 4 | ジューンテイク | 104 | 59.4 | 35.1 |
231217 | 13 | エンヤラヴフェイス | 97 | 59.4 | 35.8 |
231217 | 5 | タガノデュード | 103 | 59.5 | 35.1 |
231217 | 14 | オーサムストローク | 96 | 59.5 | 35.8 |
231217 | 11 | ナムラフッカー | 97 | 59.6 | 35.6 |
231217 | 17 | ミルテンベルク | 93 | 59.7 | 35.9 |
231217 | 9 | タイキヴァンクール | 100 | 59.8 | 35.1 |
141221 | 1 | ダノンプラチナ | 101 | 59.8 | 35.0 |
231217 | 6 | サトミノキラリ | 102 | 59.9 | 34.8 |
231217 | 15 | アスクワンタイム | 94 | 59.9 | 35.6 |
231217 | 2 | エコロヴァルツ | 105 | 60.1 | 34.3 |
171217 | 1 | ダノンプレミアム | 109 | 60.1 | 33.9 |
181216 | 1 | アドマイヤマーズ | 102 | 60.5 | 34.2 |
161218 | 1 | サトノアレス | 101 | 60.9 | 33.9 |
151220 | 1 | リオンディーズ | 103 | 61.2 | 33.4 |
ペース、レベルともに並、といったところでした。
勝ったジャンタルマンタルはドウデュースと同じ位置取りで
上がりにして0.3秒劣っています。
ただ、こちらにまとめているように、デイリー杯の内容が優秀で、
今回の比較対象がドウデュースなら悲観するほどの差でもないと思います。
ハイレベルな今年の2歳GIを勝ったという事実が重要かと思いました。
2着エコロヴァルツはコスモス賞がそこそこハイレベルだったにもかかわらず
しまいに余裕がありましたし、この2着はそれほど驚きはありません。
前走のように逃げてよし、今回のように控えてよしで
似たような位置取りの歴代勝ち馬たちと比較しても、時計的に遜色ありません。
3歳以降も注目すべき1頭かと思います。
こういう大きな舞台であえて(のように見えましたが)最後方から
追い込む競馬をやってのける武騎手を尊敬します。
タガノエルピーダあたりから、GIとしては
時計的に若干微妙になってきます。
人気どころが2頭コケました。
まず10着シュトラウスは出遅れがすべてかと思いますが、
こちらの記事でも書いたように、
今年の東スポ杯はレベルを疑う内容でした。
東スポ杯勝ち馬というだけで押し出された2人気のような気がします。
秋明菊賞が圧巻だった私の本命ダノンマッキンリーは案外すぎる8着。
向こう正面でかかってしまい、なだめているうちに
出遅れたはずのシュトラウスがハナを奪う奇襲で
そろそろ内外の馬場差が現れていておかしくありませんが
にしても、サトミノキラリにすら先着を許しています。
折り合いがつけばもっとやれると思いますが、
人気をさげてくれないなら、次走以降なんとも買いづらいです。
●中京2歳S
レースレベル:3位/4R
ペースの速さ:2位/4R
年月日 | 順 | 馬名 | GS | 前 | 3F |
211218 | 1 | ジャングロ | 103 | 33.9 | 34.9 |
231216 | 3 | ジャスパーノワール | 100 | 34.0 | 35.1 |
231216 | 6 | レーザーショー | 95 | 34.0 | 35.6 |
231216 | 1 | クリスアーサー | 101 | 34.2 | 34.8 |
231216 | 2 | ビッグドリーム | 100 | 34.3 | 34.8 |
231216 | 4 | エトヴプレ | 100 | 34.8 | 34.3 |
221217 | 1 | ビッグシーザー | 104 | 35.0 | 33.6 |
231216 | 7 | ハッピーサプライズ | 93 | 35.2 | 34.6 |
201219 | 1 | ゴールドチャリス | 90 | 35.3 | 34.8 |
231216 | 5 | アイファーバトル | 100 | 35.6 | 33.5 |
231216 | 8 | テイエムチュララン | 90 | 35.6 | 34.5 |
231216 | 9 | スタビライザー | 72 | 36.2 | 35.7 |
2013年以降のレース施行回数が少なく、
レベル感はまだわかりません。
一応序列をつけるとレースレベルとしては真ん中より下ですが、
1位、2位のレースと大きな差があるわけではなく、
ペースも速かった点に注意です。
2021年のジャングロ、2022年のビッグシーザーともに、
その後短いところで連勝しており、
その2頭よりやや劣るのが今年の勝ち馬、という感じです。
ただ、1200mでは0.1秒が大きな差をうむので
今年は若干レベルが低いことは覚えておいたほうがよさそうです。
クリスアーサーを福島2歳Sで負かしているエトヴプレが4着でしたが
展開自体は向いたと思います。この馬にしても0.1差の4着ですし、
このレースに限った評価ですが、上位にそれほどの実力差はなさそうです。
–ここから新基準のGSです–
●ホープフルS
レースレベル:2位(同率1R)/11R
ペースの速さ:4位(同率1R)/11R
※2013年はOP特別、2013年~2016年はGII
年月日 | 順 | 馬名 | GS | 前 | 3F |
211228 | 1 | キラーアビリティ | 102 | 84.9 | 35.9 |
131222 | 1 | エアアンセム | 95 | 85.0 | 36.6 |
231228 | 10 | ヴェロキラプトル | 85 | 85.0 | 37.5 |
231228 | 15 | アンモシエラ | 76 | 85.1 | 38.3 |
231228 | 7 | ショウナンラプンタ | 90 | 85.2 | 36.8 |
231228 | 2 | シンエンペラー | 97 | 85.3 | 36.0 |
231228 | 3 | サンライズジパング | 94 | 85.4 | 36.2 |
231228 | 8 | インザモーメント | 90 | 85.4 | 36.6 |
161225 | 1 | レイデオロ | 98 | 85.5 | 35.7 |
231228 | 9 | ディスペランツァ | 89 | 85.6 | 36.5 |
231228 | 12 | ウインマクシマム | 80 | 85.6 | 37.4 |
231228 | 6 | シリウスコルト | 92 | 85.7 | 36.1 |
231228 | 14 | センチュリボンド | 79 | 85.8 | 37.3 |
191228 | 1 | コントレイル | 92 | 85.9 | 35.9 |
231228 | 1 | レガレイラ | 98 | 85.9 | 35.3 |
201226 | 1 | ダノンザキッド | 89 | 85.9 | 36.2 |
231228 | 4 | アドミラルシップ | 93 | 86.0 | 35.7 |
231228 | 5 | ミスタージーティー | 93 | 86.0 | 35.7 |
231228 | 11 | ホルトバージ | 82 | 86.2 | 36.6 |
171228 | 1 | タイムフライヤー | 91 | 86.3 | 35.7 |
231228 | 13 | テンエースワン | 80 | 86.3 | 36.7 |
181228 | 1 | サートゥルナーリア | 88 | 86.7 | 35.5 |
141228 | 1 | シャイニングレイ | 85 | 86.7 | 35.8 |
221228 | 1 | ドゥラエレーデ | 90 | 86.9 | 35.2 |
151227 | 1 | ハートレー | 86 | 87.9 | 34.5 |
ペースはそこそこでしたが、決して遅いペースではなく
この時期の2歳にとっては厳しいペースだったといえます。
過去のこのレースとの比較では、2番目にハイレベルで
2016年のレイデオロと同じレベルでした。
勝ったレガレイラは、2019年のコントレイルと同じ位置から
0.6秒も速い上がりを使っています。
牝馬であえてこのレースに挑戦してきましたが、
中長距離志向なのでしょうか、
新馬、アイビーSから大幅に時計を詰めてきました。
出遅れてポジションが悪くなり、4角でも外をまわっていたにもかかわらず
直線では余裕すら漂わせながら差し切りました。
1kgの斤量差があるとはいえ、完勝といえます。
2着シンエンペラーは、ややハイペースだったことは事実ですが、
GIを勝ち切るにはやや物足りない時計でした。
この馬が直線でヨレた影響を受けたのが3着サンライズジパングで、
レガレイラにも劣らない脚色で伸びてきたところを妨害されました。
これがなければ勝ち切ったとはいえませんが、
ヨレているということはシンエンペラーも脚が残っていないわけで
少なくとも2着はあったんじゃないかと思います。
もしもの話はさておき、4角で距離損なく内を回れたシンエンペラーに対し
大きく外をまわってきたことも考えれば、
サンライズジパングは2着相当の内容だったと思います。
不運なレースでした。
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