【反省】2024_1月・3歳・芝・オープン&重賞(ジュニアカップ、フェアリーS、シンザン記念、紅梅S、京成杯、若駒S、クロッカスS)

●ジュニアカップ
レースレベル:2位/12R
ペースの速さ:5位/12R

年月日 馬名 GS 3F N
230105 1 クルゼイロドスル 100 58.6 35.9
190106 1 ヴァッシュモン 101 58.7 35.7
200106 1 サクセッション 103 58.7 35.5 14
240106 1 キャプテンシー 102 59.0 35.3
240106 10 カズゴルティス 84 59.2 36.9
240106 2 チャンネルトンネル 98 59.3 35.4
240106 9 ボーモンド 85 59.3 36.7
240106 3 ポッドテオ 96 59.4 35.5
240106 4 アレンジャー 96 59.6 35.3
240106 8 チザルピーノ 88 59.6 36.1
240106 5 ソニックライン 96 59.7 35.2
170105 1 ナイトバナレット 92 59.8 35.5 16
240106 7 シンドリームシン 88 59.8 35.9
160105 1 ダンツプリウス 96 60.6 34.3 4
150104 1 ナイトフォックス 90 60.9 34.6 15
240106 6 エイムフォーエース 94 60.9 34.2
220105 1 インダストリア 90 61.0 34.5 5
210105 1 ヴェイルネビュラ 83 61.2 35.0 11
130105 1 マイネルホウオウ 84 61.6 34.5 1 15
140105 1 エスメラルディーナ 73 62.4 34.8
180106 1 テンクウ 58 64.4 34.3

 

クラシックに直結するレースとはいいがたいのですが、

2013年以降で2番目にハイレベルなレースとなりました。

GS指数は1000万下の勝利条件を100と設定しているので

現時点でキャプテンシーは1000万下並といえます。

この数字はトライアルくらいまでは通用しておかしくないレベルです。

ただ、過去このレースでGS指数100以上をマークした馬たちの

その後をみるに、

2023年クロゼイロドスル:NHKマイルカップ取り消し後、1600万下で足踏み

2020年サクセッション:スプリングSで3着、ちなみに現在は障害馬

2019年ヴァッシュモン:振るわず中央からフェイドアウツ

と、一言でいうと冴えません。

 

勝ったキャプテンシーは鮮やかに逃げ切りましたが、

重賞で活躍するとなるともうワンパンチほしいところです。

しまいに若干の余裕があったので、もう少し時計はつまりそうで、

トライアルにまわってくるなら3着の可能性は考えておいたほうがよさそうです。

 

●フェアリーS
レースレベル:9位(同率1R)/12R
ペースの速さ:7位(同率1R)/12R

年月日 馬名 GS 3F N
200113 1 スマイルカナ 99 59.4 35.2 3 16
170108 1 ライジングリーズン 95 59.5 35.5 8
210111 1 ファインルージュ 99 59.5 35.1 3 11 2
230109 1 キタウイング 95 59.8 35.2 12 15
160111 1 ビービーバーレル 96 60.0 34.9 9
240107 12 ジークルーネ 73 60.0 37.2
130112 1 クラウンロゼ 92 60.1 35.2 16 18
240107 6 キャットファイト 84 60.1 36.0
240107 9 キャプテンネキ 83 60.2 36.0
240107 10 メイショウヨゾラ 83 60.3 35.9
240107 1 イフェイオン 87 60.3 35.5
150112 1 ノットフォーマル 87 60.4 35.4 5 13 15
180107 1 プリモシーン 94 60.4 34.7 10 7 5
240107 8 ティンク 83 60.4 35.8
240107 3 ラヴスコール 86 60.5 35.4
240107 13 エリカリーシャン 72 60.7 36.6
240107 14 メジャーデビュー 68 60.7 37.0
220110 1 ライラック 88 60.8 34.9 16 11 10
240107 5 ニシノティアモ 84 60.8 35.3
240107 11 カレンナオトメ 81 60.8 35.6
140113 1 オメガハートロック 83 60.8 35.4 11
240107 4 スティールブルー 86 60.9 35.0
240107 2 マスクオールウィン 87 61.2 34.6
240107 7 テリオスサラ 83 61.4 34.8
190112 1 フィリアプーラ 79 61.9 34.7 15 10

ひとまず数字の上では平凡以下のレベルでした。

特にペースが速いわけでもなく、

勝ったイフェイオンは前残りとみていいでしょう。

過去のこのレースの勝ち馬たちと比較しても物足りない時計で、

クラシック戦線でどうのという馬ではないと思います。

 

2着マスクオールウィンは実質このレースの勝ち馬といえます。

高速馬場でしまいが加速ラップですから、

控えた馬にとってはかなり厳しいレースでした。

それで惜しいところまで勝ち馬を追い詰めていますし、

次走もメンバー次第、展開次第でやれそうです。

ただ、ここまでレースを重ねている割には、

これというGS指数を出せておらず、

今回の2着で次走そこそこ人気もすることを考えると

買い時はここで、もう過ぎたかなと思います。

 

●シンザン記念
レースレベル:1位/8R
ペースの速さ:1位/8R

※2017年は馬場差計時不能

年月日 馬名 GS 3F N
240108 16 メイショウサチダケ 85 58.2 37.5
240108 8 ゼルトザーム 93 58.2 36.7
240108 12 フェリーニ 89 58.3 37.0
240108 4 ラーンザロープス 97 58.4 36.1
240108 2 エコロブルーム 98 58.4 36.0
240108 5 ショーマンフリート 94 58.5 36.3
240108 6 テイエムリステット 94 58.6 36.2
240108 18 シトラール 77 58.6 37.9
240108 1 ノーブルロジャー 100 58.6 35.6
240108 10 タイキヴァンクール 91 58.6 36.5
130106 1 エーシントップ 98 58.7 35.7 7
240108 13 ナイトスラッガー 87 58.7 36.8
240108 11 バレルターン 90 58.8 36.4
240108 9 ケーブパール 93 59.0 35.9
240108 17 デルシエロ 82 59.1 36.9
240108 15 タイセイレスポンス 86 59.1 36.5
240108 7 アルトゥーム 94 59.3 35.5
240108 3 ウォーターリヒト 98 59.3 35.1
240108 14 ノボリショウリュウ 86 59.3 36.3
160110 1 ロジクライ 94 59.3 35.5
200112 1 サンクテュエール 95 59.7 35.1 6 13 16
140112 1 ミッキーアイル 99 60.0 34.3 1
190106 1 ヴァルディゼール 88 60.2 35.2 6
150111 1 グァンチャーレ 86 61.6 34.0 12 8
180108 1 アーモンドアイ 86 61.8 33.8 1 1 1

 

20134年以降、もっともハイペースとなりました。

アーモンドアイが勝った2018年や、

ミッキーアイルが勝った2015年と比較すると、

あまりにもペースが違い過ぎて比較対象にはなりえません。

2016年や2013年と比較するのが妥当でしょう。

 

勝ったノーブルロジャーは、展開が向いたといえます。

また、直線では外を通ってきたのですが、

もともと改修直後で馬場が緩く時計の出る馬場ではなかった上に、

開催3日目で、だいぶ内外の時計の出方に差が出ていたようです。

となると、馬場差もやや疑わしいところがあり、

今回のGS100は多少下駄を履かされているのではないかなと思います。

2013年のエーシントップとほぼ同じ評価で、

そのエーシンはNZT勝利後、NHKでは1人気におされつつも盛大にトビました。

次走以降の活躍は、メンバー次第のように思えます。

 

2着エコロブルームは、ポジションをとっての競馬だったので

展開を考えると今回はがんばったといえるでしょう。

 

3着ウォーターリヒトは単200倍超の激走。

まだ500万下を走れるのでこの実績が買われて人気すると思いますが、

こちらも勝ち馬同様、展開利があり、外を通ってきました。

500万下でオッズがつくとは思えず、買いづらい馬になってしまいました。

 

●紅梅S
レースレベル:8位/9R
ペースの速さ:7位/9R

年月日 馬名 GS 3F N
170117 1 アロンザモナ 101 46.7 34.9 14
130114 1 レッドオーヴァル 100 46.8 34.9 2 17
190114 1 メイショウケイメイ 95 47.3 34.9 12
180114 1 モルトアレグロ 91 47.9 34.7
160117 1 シンハライト 97 48.1 33.9 2 1
150118 1 コンテッサトゥーレ 95 48.4 33.8 3 16
240113 3 クリノハレルヤ 82 48.5 35.0
240113 5 セイウンデセオ 78 48.6 35.3
240113 6 ラブディーヴァ 76 48.7 35.4
240113 4 ロゼフレア 80 48.7 35.0
240113 8 ミスキャサリン 75 48.8 35.4
240113 1 ワイドラトゥール 85 48.8 34.4
240113 2 セキトバイースト 83 48.9 34.5
240113 9 ラブコメディ 74 49.0 35.3
240113 7 キーパフォーマー 75 49.3 34.9
200118 1 ヒルノマリブ 80 49.4 34.3 15
140119 1 アドマイヤビジン 77 50.3 33.7 6 12 14

 

レッドオーヴァル、シンハライト、コンテッサトゥーレと

桜花賞で馬券圏内に入るような馬たちが勝っており、

牝馬クラシック戦線において隠れ注目レースではありますが

今年はさすがにレベルが低すぎてなんもいえねぇという感じです。

ペースもゆるく、馬群も団子でしたので

展開を理由に走った走らなかったは通用しないと思います。

 

ワイドラトゥール、赤兎馬イーストともに

前半かなり楽をしつつ34秒台の上がりは

過去の強い牝馬たちと比較してもかなり物足りない内容です。

3着クリノハレルヤにいたっては、

シンハライトやコンテッサとほぼ同じ位置取りなので比較が容易ですが

どうのこうのいえる上がりではありませんでした。

上位3頭とも、次走以降、トライアルなどでは

軽視していいんじゃないかなと思います。

 

●京成杯
レースレベル:8位/12R
ペースの速さ:10位(同率1R)/12R

年月日 馬名 GS 3F N
140119 1 プレイアンドリアル 101 84.8 36.1
180114 1 ジェネラーレウーノ 93 85.3 36.5 3 16 9
200119 1 クリスタルブラック 96 86.2 35.2 16
190114 1 ラストドラフト 91 86.4 35.5 7
220116 1 オニャンコポン 95 86.7 34.8 6 8
240114 6 アスクナイスショー 83 87.0 35.7
170115 1 コマノインパルス 83 87.0 35.7 14
240114 3 コスモブッドレア 86 87.1 35.3
240114 4 ハヤテノフクノスケ 85 87.3 35.2
160117 1 プロフェット 89 87.3 34.8 11 17
240114 5 ニシノフィアンス 84 87.4 35.2
130121 1 フェイムゲーム 89 87.5 34.6 12
240114 1 ダノンデサイル 87 87.7 34.6
240114 7 バードウォッチャー 82 87.8 35.0
240114 12 ジュンゴールド 73 87.8 35.9
150118 1 ベルーフ 83 87.8 34.9 12 6
230115 1 ソールオリエンス 86 87.8 34.6 1 2 14
240114 2 アーバンシック 86 88.0 34.4
240114 9 ドゥレイクパセージ 82 88.0 34.8
240114 8 エコロマーズ 82 88.1 34.7
240114 10 マイネルフランツ 75 88.2 35.3
240114 14 グローリーアテイン 61 88.3 36.6
210117 1 グラティアス 78 88.3 34.9 6 8 15
240114 11 レイデラルース 73 88.4 35.3
240114 13 ロードヴェスパー 72 88.6 35.2

 

このレース自体が毎年低レベルで、今年もよくある京成杯でした。

もちろん重賞を勝つ馬に弱い馬はおりませんが、

こと3歳の芝中距離となると、当然クラシック戦線でどうか

という視点で語らなければいけないと思います。

その意味では、今年の上位勢は軽視でいいかなと思います。

 

勝ったダノンデサイルと2着アーバンシックの位置取りには、

フェイムゲーム、ベルーフ、ソールオリエンスあたりがおり、

前2頭はクラシック戦線でいまいちでしたし、

ソールオリエンスは世代レベルに疑問があります。

2着アーバンシックについては、展開が向かない中、

つっこんできたともいえますが、

ダノンデサイルと上がりにして0.2秒しか差がなく、

きびしいレースだったことは事実にせよ、今後に期待するほどの

パフォーマンスを見せたとは言えないと思います。

 

3着以降としては、6着までがポジションをとった馬で

これらはスロー前残りと見てよさそうです。

 

人気を裏切ったジュンゴールドは

新馬、紫菊賞ともにスローでGS指数的には評価のしづらい馬でした。

バードウォッチャーも同様で、新馬がスローすぎてなんとも、

という感じでしたが、2頭とも特に敗因はなく、

メンバーが強化されめっきがはがれたという印象です。

 

●若駒S
レースレベル:5位/9R
ペースの速さ:2位/9R

年月日 馬名 GS 3F N
240120 2 ミカエルパシャ 95 84.7 36.3
240120 5 ストーンズ 91 84.8 36.6
240120 7 キーウェーブ 61 84.8 39.6
200126 1 ケヴィン 99 84.9 35.7
240120 4 エルフストラック 91 84.9 36.5
240120 3 ブエナオンダ 92 85.0 36.3
240120 6 スノーブリザード 81 85.1 37.3
240120 1 サンライズジパング 98 85.2 35.5
170121 1 アダムバローズ 99 85.3 35.3 17 17
190119 1 ヴェロックス 105 86.0 34.0 2 3 3
140125 1 トゥザワールド 103 86.5 33.7 2 5 16
130119 1 リヤンドファミユ 96 86.9 34.0
180120 1 ケイティクレバー 85 87.4 34.6 11
150124 1 アダムスブリッジ 93 87.9 33.3 17
160123 1 マカヒキ 74 90.3 32.8 2 1

その後のクラシックにそこそこつながるレースですが、

今年はどうでしょうか、レベルとしては並でした。

勝ったサンライズジパングは2017年のアダムバローズとの比較で

ほぼほぼ同じかやや劣るパフォーマンス。

アダムはその後、若葉Sを勝ちますがクラシック本番では用無しでした。

ただ、ジパングの場合は前走GIで結果を出せている点に注意です。

クラシック戦線で活躍するとなると、さらに上の時計がほしいですが

GIIIくらいでは馬券圏内は当然ありえる前提で考えないといけなそうです。

ただ、もう人気が落ちることはしばらくないでしょう。

レースレベルが並でもペースは速く、

ひかえたジパングにとっては向く展開だったといえます。

 

その意味で、2着のミカエルパシャは逃げて残せていますし、

まだ500万下を走れるので、次走自己条件に戻ってくるなら勝ち負けでしょう。

ただ、オッズは渋いと思います。

 

3着以下は、特に気になる馬はいませんでした。

ブエナオンダはこの展開でこれだけの着差をつけられるなら

今回の2人気は過剰人気だった可能性があります。

 

●クロッカスステークス
レースレベル:7位(同率1R)/12R
ペースの速さ:6位/(同率1R)12R

年月日 馬名 GS 3F N
160130 1 トウショウドラフタ 103 47.6 34.1 5
150131 1 ニシノラッシュ 94 47.9 34.7 8
140201 1 マイネルディアベル 97 48.0 34.3 16
240127 8 ジャスパーノワール 86 48.1 35.3
180127 1 リョーノテソーロ 98 48.1 34.1 11
240127 2 オーキッドロマンス 94 48.2 34.4
230128 1 ヤクシマ 96 48.2 34.2
200201 1 ラウダシオン 97 48.3 34.0 1
130126 1 シーブリーズライフ 99 48.3 33.8 12
240127 5 ダノンマッキンリー 91 48.5 34.4
240127 3 エリカカリーナ 94 48.5 34.1
240127 10 イサチルシーサイド 76 48.7 35.7
240127 1 ロジリオン 94 48.7 33.9
240127 9 スピリットガイド 84 48.9 34.7
190126 1 ディキシーナイト 92 48.9 33.9
240127 4 エイムフォーエース 93 49.0 33.7
240127 6 アイファーバトル 87 49.1 34.2
170128 1 タイムトリップ 91 49.3 33.6 6
220129 1 トウシンマカオ 89 49.4 33.7 8
240127 7 ヴェルトラウム 87 49.5 33.8
210130 1 ストライプ 87 49.7 33.6 12 17

 

特にどうということはない平凡なレースに思えます。

この程度の時計なら、3歳でも500万下で出る時計ですし

スローである程度ポジションをとった馬たちが

上がり勝負をした結果、以上のものには思えませんでした。

特に2着、3着は展開利もありましたし、

言及するなら1着、4着の馬でしょうか。

 

勝ったロジリオンは決して悪い馬ではないと思いますが、

勝ち切るとなるとこのレベルの時計で決着するレースで

重賞でどうのという器には思えません。

同様に、4着エイムフォーエースも、

中央の馬に交じってよくやっていますが、

メンバーレベルがあがったとたんに掲示板すらおぼつかない、

そういうレベルだと思います。

 

5着ダノンマッキンリーは、ここは勝ってほしかったレース。

序盤、かかってずいぶんと手綱を引かれていました。

このレースを勝つ負けるの話でいうなら、

秋明菊賞をハイペースで勝った馬ですから

ペース差+0.7秒のレースで手綱を引かれれば

あとはギアチェン勝負をするしかなく、

この馬にとっては展開も向かなかっただろうなと思います。

ただ、次走買いたいかというと、

能力以前に厩舎はそういう方針なんでしょうし、

控える形を覚えさせることに終始すればいいのではないでしょうか。

それがこの馬の持ち味をいかせるとは思いませんが、

30倍くらいまで下がらないと買う気はおきません。

 

 

 

 

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