【反省】2024_2月・古馬・芝・重賞(東京新聞杯、京都記念、京都牝馬S、小倉大賞典、中山記念、阪急杯)

●東京新聞杯
レースレベル:10位/19R
ペースの速さ:6位(同率1R)/19R
※含む富士S

年月日 馬名 GS 3F
230205 1 ウインカーネリアン 114 58.0 35.2
181020 1 ロジクライ 117 58.6 34.4
171021 1 エアスピネル 116 58.7 34.3
240204 2 ウインカーネリアン 108 58.7 35.1
190203 1 インディチャンプ 120 58.8 33.8
140217 1 ホエールキャプチャ 114 58.9 34.3
240204 10 トゥードジボン 103 58.9 35.4
240204 14 サウンドビバーチェ 91 59.1 36.4
210207 1 カラテ 108 59.3 34.5
240204 3 ホウオウビスケッツ 108 59.3 34.5
240204 16 コナコースト 81 59.4 37.1
240204 1 サクラトゥジュール 110 59.5 34.1
240204 5 マテンロウスカイ 107 59.6 34.3
240204 9 ウンブライル 104 59.6 34.6
240204 11 フリームファクシ 103 59.9 34.4
220206 1 イルーシヴパンサー 111 60.0 33.6
131019 1 ダノンシャーク 111 60.0 33.5
240204 4 アスクコンナモンダ 108 60.0 33.8
200209 1 プリモシーン 104 60.2 34.1
130203 1 クラレント 112 60.2 33.2
150208 1 ヴァンセンヌ 103 60.2 34.1
240204 6 マスクトディーヴァ 106 60.2 33.8
191019 1 ノームコア 109 60.2 33.5
240204 8 ルージュリナージュ 104 60.2 34.0
240204 12 ジャスティンカフェ 99 60.3 34.4
151024 1 ダノンプラチナ 112 60.3 33.1
161022 1 ヤングマンパワー 103 60.4 33.9
240204 7 アヴェラーレ 105 60.4 33.7
240204 15 ダノンタッチダウン 85 60.4 35.7
180204 1 リスグラシュー 106 60.4 33.6
240204 13 ドルチェモア 96 60.8 34.2
141025 1 ステファノス 104 60.9 33.3
160207 1 スマートレイアー 99 61.0 33.7
170205 1 ブラックスピネル 89 62.7 33.0

 

2013年以降のこのレースと富士Sと比較するに、

レベルとしては真ん中くらいでした。

ペースはまあまあ速かったので、まずは前目につけた馬からみていきましょう。

善戦したのが2着のウインカーネリアンで、逃げて2着に残しました。

ただ、例年このくらいの位置にいた勝ち馬たち…

エアスピネルやインディチャンプなどと比べると

上がりが全く出ておらず、むしろなんでこれを差せなかったのか

という差し・追い込み馬のポカに思えます。

スピネルやインディは、このレースをステップにGIで活躍しましたが

今年のカーネリアンの2着はフロックと判断してよいと思います。

となると、番手のトゥードジボンは低評価せざるを得ず、

前走京都金杯3着も条件戦並のパフォーマンスでしたし、

今後はGIIIかOPで、展開次第の前残りを狙うのが現実的に思えます。

3番手サウンドビバーチェは論外でしょう。

 

3着ホウオウビスケッツは、2021年の勝ち馬カラテとほぼ同じパフォーマンス。

ただ、カラテのその後をみると、次走以降で

GIでどうのというパフォーマンスではないように思えます。

 

勝ったサクラトゥジュールは、ちょうどいい位置にいて

前が垂れてくれてごっつぁんしたように思えます。

 

人気を裏切ったマスクトディーヴァは、

みなさんご存じの通り、ゲートに突進して開くのが遅れました。

大出遅れからの6着ですからむしろがんばったほうで

今回は参考外とできそうです。

 

2人気ジャスティンカフェは、このペースでこのメンバーなら

もう少しやれてよかったと思います。評価は保留します。

3人気ウンブライルはNHKマイル2着を買われての人気だと思いますが、

こちらに書いたように2023年のNHKマイルは低レベル。

弱い4歳そのもので過剰人気だったといえます。

 

●京都記念
レースレベル:4位/6R
ペースの速さ:1位/6R

年月日 馬名 GS 3F
240211 10 アフリカンゴールド 106 96.5 36.8
240211 3 バビット 113 97.1 35.5
240211 4 シュヴァリエローズ 112 97.3 35.4
240211 9 マテンロウレオ 107 97.3 35.9
240211 1 プラダリア 117 97.4 34.8
240211 5 ラヴェル 112 97.5 35.2
240211 2 ベラジオオペラ 116 97.7 34.6
240211 6 ブレイヴロッカー 111 97.7 35.1
240211 12 ジェットモーション 98 97.8 36.3
150215 1 ラブリーデイ 121 97.8 34.0
240211 8 ルージュエヴァイユ 110 97.9 35.0
170212 1 サトノクラウン 115 98.0 34.4
130210 1 トーセンラー 120 98.0 33.9
240211 7 プラチナトレジャー 111 98.0 34.8
240211 11 ナイママ 105 98.0 35.4
140216 1 デスペラード 122 98.8 32.9
190210 1 ダンビュライト 103 99.0 34.6

レベルとしては微妙でしたが、2013年以降もっともハイペースでした。

ただ、この時期馬場差計時不能になるケースがあり、

また今年も3年京都で行われておらず、サンプル数が少ない点に注意です。

今年は逃げたアフリカンゴールドが速いラップを刻みましたが、

番手のバビットは残り3F地点で0.6秒離れており、

番手で考えるとそこまで超ハイペースというわけではありませんでした。

上位2頭はペースに乗じてつっこんできた印象を受けます。

2頭とも人気でしたが、展開が向き、相手関係が楽だったともいえ

GIIのワンツーと単純に評価はしたくありません。

 

●京都牝馬S
レースレベル:2位/4R
ペースの速さ:2位/4R

年月日 馬名 GS 3F
240217 12 モズメイメイ 101 46.0 35.6
240217 11 プレサージュリフト 102 46.1 35.4
240217 16 ジューンオレンジ 99 46.1 35.7
190216 1 デアレガーロ 117 46.2 33.8
240217 8 モズゴールドバレル 106 46.3 34.8
240217 17 スリーパーダ 98 46.3 35.6
240217 18 ウインシャーロット 86 46.3 36.8
240217 10 メイケイエール 104 46.5 34.8
240217 9 ドロップオブライト 105 46.6 34.6
240217 1 ソーダズリング 110 46.6 34.1
240217 5 シングザットソング 108 46.7 34.2
240217 14 ボンボヤージ 100 46.8 34.9
240217 13 ムーンプローブ 101 46.8 34.8
240217 2 ナムラクレア 110 46.9 33.8
240217 4 スマートリアン 108 46.9 34.0
240217 7 テンハッピーローズ 107 47.2 33.8
240217 3 コムストックロード 108 47.2 33.7
240217 15 アルーリングウェイ 100 47.2 34.5
240217 6 ロータスランド 107 47.5 33.5
170218 1 レッツゴードンキ 103 47.9 33.5
180217 1 ミスパンテール 91 48.7 33.9

 

サンプル数が少なくなんともいえませんが、

ペースを考えると差し馬にチャンスがあったレースだと思います。

この展開、このメンバーだと、56kgだったとはいえ、

2着ナムラクレアは勝ち切ってほしかった感じはします。

やはり生粋のスプリンターなのでしょうか。

ただ、一般論として京都芝1400mで、

GS110は、阪急杯と比較しても遜色のない時計で、

なまじフローラSで2着したので中長距離を使われて

クラシック戦線ではいまいちだったソーダズリングですが、

単距離戦線に活路を見出せたのではないでしょうか。

外差し馬場だったことを考えると、多少割引は必要ですが、

次走VMではなく宮記念にまわってきたら、

メンバー次第ではヒモにいれるべきかもしれません。

 

1頭気になったのが6着ロータスランドです。

ただ1頭、最内をついてきたのですが、

通ったコースは伸びなかったはずで、

上位馬の距離損を考えるととんとんかなという気もしますが

もともと時計のかかる馬場が得意ですし、今後馬場がしぶれば

注意したほうが良いかもしれません。

 

●小倉大賞典
レースレベル:1位/12R
ペースの速さ:1位/12R
※含む中京記念

年月日 馬名 GS 3F
240218 3 セルバーグ 112 68.7 36.8
240218 5 フェーングロッテン 108 69.3 36.6
170219 1 マルターズアポジー 109 69.3 36.5
240218 10 アドマイヤビルゴ 106 70.0 36.1
240218 4 アルナシーム 112 70.3 35.2
240218 14 シフルマン 97 70.3 36.7
240218 9 イクスプロージョン 107 70.5 35.5
240218 1 エピファニー 115 70.6 34.6
210221 1 テリトーリアル 109 70.7 35.1
240218 6 クリノプレミアム 108 70.8 35.1
240218 12 ゴールドエクリプス 104 70.8 35.5
140223 1 ラストインパクト 109 71.0 34.8
240218 2 ロングラン 113 71.1 34.3
240218 13 マイネルファンロン 101 71.2 35.4
240218 11 アサマノイタズラ 105 71.4 34.8
240218 8 ダンディズム 107 71.4 34.6
240218 7 カテドラル 107 71.7 34.3
160221 1 アルバートドック 108 71.8 34.1
200223 1 カデナ 104 71.9 34.4
180218 1 トリオンフ 101 72.2 34.4
220724 1 ベレヌス 93 72.3 35.1
130217 1 ヒットザターゲット 99 72.4 34.4
190217 1 スティッフェリオ 100 72.5 34.2
220220 1 アリーヴォ 95 72.6 34.6
210718 1 アンドラステ 95 72.6 34.6

 

ローカルGIIIといって切り捨てるにしては、

例年比較で抜群にハイレベルでした。

2013年以降、最も優秀な時計です。

くわえて、ペースも速く、今後要注意なレースといえそうです。

 

逃げ馬から番手が大きく離されており、

1着エピファニー、2着ロングランは展開が向いたといえますが、

それを差し引いても時計が優秀でした。

比較にしたいのは2014年のラストインパクトで

懐かしすぎて戦績を覚えていない方も多いと思いますが

私もその一人なのでざっとおさらいすると、

このレースを足掛かりに、GIIを2勝し、JCでも2着と善戦しました。

そのラスパクと比較しても1-2着馬の内容は優秀で、

GIでいきなりというのはともかく、次走GII、GIIIなら

十分注意すべきかと思います。

特に2着ロングランは、1800mに良績が集中しており、

よくいる非根幹距離得意マンの可能性があります。

 

3着セルバーグも、このハイペースを逃げ切ったのは評価に値します。

いききることが好走条件で、なおかつ半端なペースより

後続に脚を使わせる競馬が合っているように思えます。

近2走の惨敗はポジションがとれなかったので参考外として、

関屋記念の8着は、中途半端なペースで他馬に迎合したことが敗因に思えます。

 

4着アルナシーム、5着フェーングロッテンも次走超注意で

馬券圏内にきていない分、オッズも期待できそうです。

 

●中山記念
レースレベル:3位(同率1R)/10R
ペースの速さ:2位/10R
※2014、2015年は馬場差計時不能

年月日 馬名 GS 3F
220227 1 パンサラッサ 113 69.6 37.5
240225 2 ドーブネ 112 69.7 37.5
240225 13 エエヤン 101 69.9 38.4
240225 1 マテンロウスカイ 115 70.1 36.8
240225 7 エルトンバローズ 106 70.2 37.6
240225 14 テーオーシリウス 94 70.2 38.8
240225 3 ジオグリフ 111 70.4 36.9
240225 10 ボーンディスウェイ 102 70.4 37.8
240225 11 ヒシイグアス 102 70.7 37.5
240225 12 ソーヴァリアント 102 70.8 37.4
240225 16 イルーシヴパンサー 56 70.9 41.9
240225 8 ホウオウリアリティ 104 71.1 36.9
240225 9 ラーグルフ 103 71.1 37.0
240225 4 ソールオリエンス 110 71.4 36.0
240225 5 マイネルクリソーラ 108 71.4 36.2
240225 6 タイムトゥヘヴン 107 71.4 36.3
210228 1 ヒシイグアス 120 71.7 34.7
130224 1 ナカヤマナイト 114 71.8 35.2
160228 1 ドゥラメンテ 117 72.3 34.4
190224 1 ウインブライト 115 72.7 34.2
200301 1 ダノンキングリー 109 72.9 34.6
240225 15 レッドモンレーヴ 87 72.9 36.8
180225 1 ウインブライト 104 73.0 35.0
230226 1 ヒシイグアス 105 73.0 34.9
170226 1 ネオリアリズム 103 73.6 34.5

 

ペースが速いわりに、前の馬たちが残しました。

時計のかかる馬場でしたので、その適正があったのかもしれません。

最初、後方の馬たちは何を悠長にかまえているのかと思ったのですが

結果的には間違っていなかったように思えます。

 

勝ったマテンロウスカイは、戦績から重馬場が得意という印象がなく

それもそのはず、ここまで時計のかかる馬場は経験してきていませんでした。

今回の内容からすると、湿った馬場が得意な可能性もありますし、

5歳にして全般的に才能が開花した可能性もあります。

 

2着ドーブネは、2022年のパンサラッサと勝ち負けできる内容で

今回は相手が悪かったといえます。

自ら逃げてペースを作り、粘りこんだことは高く評価すべきだと思います。

 

2着以下は展開が向いたにもかかわらず、前の馬を追い詰めきれませんでした。

特に4歳の人気2頭は、過剰人気だったと言わざるをえません。

 

●阪急杯
レースレベル:5位/11R
ペースの速さ:2位/12R
※2015年は馬場差計時不能

年月日 馬名 GS 3F
140302 1 コパノリチャード 112 44.7 35.6
240225 2 アサカラキング 109 45.0 35.6
240225 13 メイショウチタン 92 45.1 37.2
240225 4 サトノレーヴ 105 45.2 35.8
240225 1 ウインマーベル 109 45.3 35.3
240225 10 スマートクラージュ 95 45.4 36.6
240225 16 エンペザー 86 45.4 37.5
230226 1 アグリ 119 45.5 34.1
240225 15 タマモブラックタイ 87 45.5 37.3
240225 17 メイショウホシアイ 79 45.5 38.1
160228 1 ミッキーアイル 111 45.5 34.9
240225 3 サンライズロナウド 108 45.6 35.1
240225 14 サトノアイ 91 45.6 36.8
240225 9 ダノンティンパニー 95 45.7 36.3
240225 8 カルロヴェローチェ 96 45.7 36.2
240225 18 カリボール 77 45.7 38.1
240225 5 ボルザコフスキー 101 45.8 35.6
240225 7 ホープフルサイン 99 45.9 35.7
180225 1 ダイアナヘイロー 107 45.9 34.9
240225 12 ワールドウインズ 93 46.0 36.2
240225 11 デュガ 94 46.1 36.0
170226 1 トーキングドラム 101 46.1 35.3
210228 1 レシステンシア 110 46.1 34.4
220227 1 ダイアトニック 107 46.2 34.6
240225 6 ルプリュフォール 100 46.3 35.2
130224 1 ロードカナロア 108 46.3 34.4
200301 1 ベストアクター 105 46.7 34.3
190224 1 スマートオーディン 105 47.3 33.7

 

GSは低かったのですが、ペースに関してはシビアでした。

勝ったウインマーベルは前走が優秀で、今回も展開を考えれば

評価を下げる必要はないと思います。

2着馬とは僅差ですが、斤量差を考えれば完勝です。

 

2着アサラカキングはいま売り出し中といったかんじで

古馬OP初挑戦でハイペースを逃げて2着なので

フロックとは呼べないと思います。

3歳時は中長距離を使われてきましたが、

短いところが合ってそうです。

 

3着サンライズロナウドは展開に乗じてつっこんできた印象です。

4着サトノレーヴは昇級後いきなりの重賞でしたが、

展開を考えるときびしいレースだったはずで

次走OP特別なら人気でもさからえません。

5着~9着は時計的にも展開的にも一切評価できません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました