【反省】2023_9月・2歳・芝・オープン&重賞(札幌2歳S、すずらん賞、小倉2歳S、ききょうS、カンナS、野路菊S、芙蓉S)

●札幌2歳S
レースレベル:6位(同率2R)/10R

ペースの速さ:5位(同率2R)/10R

年月日 馬名 GS 3F JF FS
200905 1 ソダシ 98 72.2 37.1 1
180901 1 ニシノデイジー 96 72.7 36.8 3
210904 1 ジオグリフ 92 73.5 36.4 5
190831 1 ブラックホール 92 73.6 36.3 9
230902 1 セットアップ 87 73.9 36.5
160903 1 トラスト 87 74.2 36.2 5
230902 2 パワーホール 80 74.3 36.8
230902 3 ギャンブルルーム 74 74.4 37.3
230902 4 マーゴットソラーレ 72 74.4 37.5
220903 1 ドゥーラ 89 74.4 35.8 6
140906 1 ブライトエンブレム 87 74.5 35.9 7
230902 6 ガイアメンテ 70 74.5 37.6
230902 5 トレミニョン 72 74.6 37.3
150905 1 アドマイヤエイカン 86 74.7 35.8
230902 10 グランルーチェ 15 74.8 42.8
230902 7 ロジルーラー 67 74.9 37.5
230902 8 カイコウ 54 74.9 38.8
170902 1 ロックディスタウン 81 75.0 36.0 9
230902 9 ウールデュボヌール 54 75.1 38.6

 

ペースが緩く、前にいれば残せるレースでした。

2着以降で特に前目にいた馬は、

今後きびしいレースが続くを思います。

後方にいた馬にとっては厳しい展開でしたが、

この着差を考えると言い訳にはなりません。

勝ち馬のセットアップは着差をつけた勝利でしたが、

しまいに余裕があったとはいいがたいレースでした。

2着以下の馬のパフォーマンスが未勝利以下ですから

今回は相手に恵まれました。着差自体は評価できません。

たとえばのちに皐月賞を勝つ2021年のジオグリフと比べると

セットアップより前1400mは厳しいペースで

さらに速い上がりを使っています。

ここを勝ってその後パッとしなかったトラストと同等、

ブラックホールより低いパフォーマンスです。

今後の2歳重賞戦線を見つつになりますが、

次走以降人気を背負ってコケる可能性があります。

 

●小倉2歳S
レースレベル:5位(同率2R)/10R

ペースの速さ:3位/10R

年月日 馬名 GS 3F JF FS
130901 1 ホウライアキコ 101 33.0 35.2 7
230903 8 ドナヴィーナス 91 33.4 35.9
160904 1 レーヌミノル 102 33.5 34.7 3
170903 1 アサクサゲンキ 90 33.5 35.8 10
230903 9 メイプルギャング 89 33.6 35.9
180902 1 ファンタジスト 93 33.6 35.5 4
230903 3 キャンシーエンゼル 93 33.8 35.3
230903 4 ビッグドリーム 93 33.9 35.2
230903 6 パッシングシャワー 91 34.0 35.3
200906 1 メイケイエール 97 34.0 34.6 4
230903 2 ミルテンベルク 96 34.1 34.7
230903 7 セイウンデセオ 91 34.1 35.2
230903 5 フォルテローザ 92 34.2 35.0
210905 1 ナムラクレア 101 34.2 34.1 5
150906 1 シュウジ 93 34.2 34.9 5
230903 1 アスクワンタイム 96 34.3 34.5
140907 1 オーミアリス 96 34.3 34.5 9
230903 10 テイエムチュララン 88 34.6 35.0
220904 1 ロンドンプラン 96 35.3 33.4

 

1000万下平均より若干速いペースで

この時期の2歳馬にとってはきびしいペースでした。

道中脚をためることができた上位2頭は、展開が向いたといえるでしょう。

 

3着キャンシーエンゼルは展開が向かない中、よく残しました。

2018年のファンタジストと比較して同等の内容でしたので

少なく見積もっても上位2頭との差はありません。

先行馬にとって有利なコースに替われば、

さらなる巻き返しが考えられます。

京王杯2歳Sにまわってきたら要注意でしょう。

 

●すずらん賞
レースレベル:5位(同率2R)/10R

ペースの速さ:1位/10R

年月日 馬名 GS 3F JF FS
230903 3 スカイキャンバス 91 33.8 36.8
230903 7 イイデスカイハイ 85 33.8 37.4
230903 5 ピコサン 89 34.0 36.8
190901 1 ケープコッド 94 34.1 36.4
230903 2 レガテアドール 91 34.1 36.5
230903 9 ピンクヴェノム 84 34.2 37.1
140907 1 ペイシャオブロー 92 34.3 36.3 16
230903 6 レイニングキャット 85 34.3 36.9
230903 4 ビコーズウイキャン 90 34.4 36.3
230903 12 セントキルダ 75 34.5 37.7
200906 1 ラストリージョ 92 34.6 36.1
180902 1 ハッピーアワー 95 34.7 35.7
170903 1 リュウノユキナ 95 34.7 35.7
210905 1 ヴィアドロローサ 93 35.0 35.6 11
220904 1 コスモイグローク 92 35.1 35.5
230903 8 アスクアイルビゼア 84 35.1 36.2
230903 10 デュアルロンド 82 35.3 36.2
230903 1 ドナベティ 93 35.3 35.1
230903 11 オソレ 77 35.5 36.5
230903 13 マイドオオキニ 62 35.5 38.0
160904 1 リエノテソーロ 93 35.5 35.0
150906 1 オデュッセウス 84 35.6 35.8
230903 14 ムーヴィングオン 57 35.7 38.3

 

このレース自体が2015年をのぞくと、

GS指数で92~95の範囲におさまっており、

1200mということを考えても±0.2秒の範囲におさまっているので

2013年以降5位とはいえ、例年と大差はないといえます。

注目すべきはペースで、2013年以降もっとも速いペースで流れました。

古馬1000万下以上でも厳しいペースだったといえます。

勝ったドナベティは、これまで番手での競馬でしたが

ゲートが悪く出遅れたことで新味をみせたといえます。

今回は展開と、外差し馬場も向いたかなという印象で

しまいの楽な手応えを考えても、例年並のパフォーマンスといえます。

 

2着レガテアドール、3着スカイキャンバスは、

展開が向かない中残していますので、

次走自己条件なら人気でもさからえません。

4着ビコーズウイキャンは展開が向いたフロックでしょう。

5着ピコサンは、距離損がない内をまわったことも事実ですが

おそらく伸びなかった内を通って粘りこんでいますし、

ハイペースの消耗戦が得意なタイプでしょう。

また、勝ち上がりの馬場もよくなかったので、

渋った馬場では注目に値します。

 

●ききょうS
レースレベル:6位/11R

ペースの速さ:3位/11R

年月日 馬名 GS 3F JF FS
170923 1 タワーオブロンドン 92 47.0 35.5 3
180922 1 イッツクール 89 47.2 35.6 9
230916 5 レディーエンジェル 80 47.5 36.2
230916 3 シークレットキー 83 47.8 35.6
211017 1 カジュフェイス 79 47.9 35.9 14
230916 1 クイックバイオ 86 48.0 35.1
140927 1 ナヴィオン 90 48.1 34.6 11
230916 6 ステラスプレンダー 70 48.2 36.5
230916 4 ジューンテイク 82 48.2 35.3
130921 1 ウインスプラッシュ 84 48.3 35.0
150926 1 シャドウアプローチ 84 48.3 35.0 3
230916 2 セントメモリーズ 85 48.4 34.8
160924 1 ジューヌエコール 88 48.6 34.3 11
221016 1 ウンブライル 89 48.7 34.1 15
190921 1 プリンスリターン 83 49.2 34.2 5

 

レースレベルは中くらいで、ペースは数字の上では3位ですが

4位以下に比べて極端に速いわけではありません。

このレースから2歳G1で馬券になった馬は2頭いますが

2017年のタワーオブロンドンの年は古馬並のハイペースで

今年と比較するのは困難です。

2着セントメモリーズが2015年の勝ち馬シャドウアプローチより

若干高いパフォーマンスをみせており、

そのシャドウアプローチは朝日杯FSで3着でした。

ただ、この年の朝日杯は2着と3着の間は4馬身離れており名目3着といえます。

特に今後注目するレースではないかなと思いました。

 

●カンナS
レースレベル:1位/10R

ペースの速さ:1位(同率1R)/10R

年月日 馬名 GS 3F JF FS
230923 4 モンシュマン 94 33.5 36.4
230923 10 スカイキャンバス 80 33.6 37.7
230923 5 オンザヴィーナス 93 33.8 36.2
230923 3 ビッグドリーム 97 33.8 35.8
230923 6 イサチルシーサイド 91 34.0 36.2
161001 1 タイムトリップ 95 34.0 35.7
230923 1 オーキッドロマンス 100 34.0 35.3
200926 1 オールアットワンス 93 34.2 35.7
220924 1 ウメムスビ 92 34.2 35.8 15
230923 2 マスクオールウィン 99 34.3 35.1
230923 7 アスクアイルビゼア 90 34.3 36.0
130917 1 アポロスターズ 94 34.4 35.3 13
230923 8 セントキルダ 88 34.6 35.9
180929 1 ディアンドル 92 34.6 35.3
170930 1 ペイシャルアス 93 34.6 35.2
151003 1 ボーダレス 98 34.7 34.6
230923 9 ハッピーサプライズ 88 35.0 35.5
190928 1 アルムブラスト 92 35.1 34.9
210925 1 コラリン 93 35.2 34.8

 

 

 

例年、次走以降大きいところにつながるレースではないのですが

今年の勝ち馬オーキッドロマンスは、2013年以降で最も高いパフォーマンス、

2歳9月時点で古馬1000万下と遜色なく、今後要注意です。

カンナSというだけでなめられるなら、おいしい馬券がとれる可能性があります。

例年、このレースはGSでいうと92~94で大差なく推移しており、

それを基準にすると5着馬までは、生まれた年が違えば

勝ち切ってもおかしくない内容でした。

 

●野路菊S
レースレベル:2位/11R

ペースの速さ:1位/11R

※含む2021~2022萩S

年月日 馬名 GS 3F JF FS
230923 2 メイショウゴーフル 96 72.1 35.9
230923 6 モアリジット 88 72.1 36.7
230923 4 ラケダイモーン 92 72.3 36.1
230923 1 ヴェロキラプトル 97 72.3 35.6
230923 3 ヘルモーズ 95 72.5 35.6
230923 5 フナデ 90 72.5 36.1
230923 7 アナベルエクラ 75 72.6 37.5
221029 1 トップナイフ 100 73.2 34.4 2
150919 1 ロスカボス 89 73.4 35.2
130914 1 サンダラス 96 74.2 33.7
180915 1 カテドラル 87 74.5 34.3
190914 1 マイラプソディ 81 75.3 34.1
160917 1 アメリカズカップ 76 75.3 34.6 9
211030 1 ダノンスコーピオン 80 75.7 33.9 3
170916 1 ワグネリアン 85 76.1 32.9
140920 1 ダノンメジャー 77 76.2 33.6

 

このレースとしては、2013年以降最もペースが速く、

それも僅差というより例年スローになりがちなので

このレースだけ突出したハイペースです。

ほかのドスローのレースと比較するのは難しいのですが

勝ったヴェロキラプトルはGSにして97が出ており、

この時期の2歳馬としては及第点以上です。

萩Sも含めているのでレースレベルは2位ですが、

萩Sより1か月早く開催されるので、GSの差は誤差でしょう。

2着だったメイショウゴーフルも、ハイペースを逃げたことを考えれば

勝ち馬との差は1馬身より小さいと思います。

3着以降は、500万下突破を目標とするのが現実的に思えます。

 

●芙蓉S
レースレベル:4位/9R

ペースの速さ:5位/9R

年月日 馬名 GS 3F JF FS
201003 1 ランドオブリバティ 103 86.1 35.5
211002 1 ラーグルフ 93 87.0 35.6 3
180923 1 ミッキーブラック 89 87.3 35.7 9
150927 1 プロディガルサン 100 87.3 34.6
230930 3 ドゥレイクパセージ 80 87.6 36.4
230930 5 マテンロウゴールド 75 87.6 36.9
230930 4 ティンク 80 87.7 36.3
230930 8 クラート 68 87.8 37.4
230930 1 シリウスコルト 84 87.8 35.8
230930 2 キャントウェイト 81 87.9 36.0
230930 6 フユソウビ 75 88.1 36.4
230930 7 アクアヴァーナル 75 88.2 36.3
160925 1 キングズラッシュ 67 89.9 35.3
170924 1 サンリヴァル 72 90.3 34.4 4
190922 1 オーソリティ 71 90.4 34.4 5
221001 1 シーウィザード 62 90.7 35.0 9

 

似たようなペースだと、ミッキーブラックが勝った2018年と同等ですが

勝ち馬はおそらくこの年だと厳しいレースになっていたかと思います。

GS的には4位ですが、上位はプロディガルサンが100、

ラーグルフが93ですので、このあと重賞で活躍するには

シリウスコルトの84はこころもとない内容です。

 

 

 

 

 

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