【展望】20221022_富士ステークス

日付 馬場差 着順 馬番 馬名 3F順 P差 残3F差 3角 4角 GS
211023 -0.6 1 1 ソングライン 2 -1.2 0.6 8 7 111
2 17 サトノウィザード 1 1.2 17 17 111
3 7 タイムトゥヘヴン 2 1.0 16 15 107
201024 -0.1 1 5 ヴァンドギャルド 1 -2.8 1.4 6 8 114
2 11 ラウダシオン 3 1.0 3 3 112
3 9 ケイアイノーテック 2 1.7 11 11 110
191019 -0.7 1 16 ノームコア 2 -0.9 0.9 13 12 112
2 9 レイエンダ 1 1.2 16 15 111
3 2 レッドオルガ 6 0.6 7 9 111
181020 -1.2 1 8 ロジクライ 9 -2.1 0.4 2 2 120
2 11 ワントゥワン 1 1.4 14 14 117
3 14 レッドアヴァンセ 6 0.9 7 7 117
171021 1.8 1 6 エアスピネル 3 -1.6 0.0 3 1 119
2 15 イスラボニータ 2 0.4 6 5 116
3 13 クルーガー 1 0.8 14 13 115
161022 -0.3 1 3 ヤングマンパワー 6 -0.3 0.4 3 3 106
2 4 イスラボニータ 3 0.6 5 6 105
3 2 ダノンプラチナ 7 0.4 3 3 104
151024 -0.7 1 3 ダノンプラチナ 1 -0.8 0.9 14 13 115
2 11 サトノアラジン 2 0.7 12 11 115
3 14 ロゴタイプ 7 0.1 2 2 113
141025 -1.0 1 16 ステファノス 2 -0.2 0.9 10 10 107
2 7 シャイニープリンス 5 0.6 9 9 107
3 11 レッドアリオン 1 1.1 12 12 106
131019 0.0 1 9 ダノンシャーク 5 -0.6 0.3 4 4 114
2 12 リアルインパクト 11 0.1 2 2 113
3 4 シャイニープリンス 8 0.3 4 4 113

 

上がり最速馬が連がらみするケースが多い反面、

先行馬の前残りが目立ちます。

特に、ペースの緩かった年は前残りが多発しており、

まずはペース読みからしてみたいと思います。

今年いきそうなのは以下の馬たちです。

 

・アルサトワ

マイルは前走が初で、そこまで速いペースでは逃げられず、

マイルでハイペースで逃げるかというと「?」。

ちなみに前走のポートランドS自体は、逃げ得スローで評価に値せず。

 

・シュリ

関屋記念を逃げて2着も内容は低レベル。

ペースが遅かったが、2021年の谷川岳Sでは

それなりのペース差で逃げているが、

富士S基準で考えると超ハイペースというわけではなかった。

 

・ダイワキャグニー

ここ1年逃げていないが、東京マイルでは2回逃げている。

ただしペースはそれなり。

いくとなればいききることもあるので注意が必要。

 

・ノルカソルカ

オープン昇級初戦の小倉大賞典で逃げたが、

どちらかというとじわっと逃げる形。

 

と、この距離にしてはハイペースを演出するほどの逃げを打つ馬は

見当たりませんでした。

今年は、ミドルからスローで流れると見ます。

つまり、逃げ馬という意味ではなく、先行馬全般に注意が必要です。

 

臨戦過程から

まずは1人気必至のNHKマイル勝ち馬のダノンスコーピオンです。

こちらの記事に書いたように、

今年のNHKマイルは2013年以降、3番目に高いパフォーマンスでした。

マイルの3歳チャンピオンというよりも、

クラシックに足りない馬たちのレース、という位置づけではあるものの

今年の3歳馬がハイレベルなのはもうはっきりしていますし、

ハイペースを前目からで後続をしのぎきった内容は評価に値します。

数字以上の評価が必要でしょう。

過去、NHKマイルを勝った馬たちのその後の成績を見てみます。

 

●NHKマイル勝ち馬のその後の成績

日付 馬名 GS 安田 毎日王冠 富士S MCS
220508 ダノンスコーピオン 112
210509 シュネルマイスター 116 3 1 2
200510 ラウダシオン 107 2 15
190505 アドマイヤマーズ 111 9
180506 ケイアイノーテック 107 5 11
170507 アエロリット 116
160508 メジャーエンブレム 111
150510 クラリティスカイ 108 15 12
140511 ミッキーアイル 110 16 13
130505 マイネルホウオウ 112

 

2020年のラウダシオンは、ダノンスコーピオンより緩いペースを

前目から勝っていますが、GS指数にするとあきらかにパフォーマンスは下です。

2019年アドマイヤマーズ、2015年クラリティスカイが惨敗していますが

この2頭はNHKマイルを緩いペースで前残りしており、

総合的に判断するとダノンスコーピオンの馬券圏内は当確に思えます。

脚質的にも、ギアチェンできないタイプではないので、

今回そこまで前が速くならなければ、楽勝もありえるでしょう。

 

次に、前走安田記念組を見てみましょう。

安田記念についてはこちらにまとめてあります。

超低レベルでしたが、ここまでペースが遅いと

これ以上の上がりを出すのは物理的に難しく、

後方の馬たちには情状酌量の余地があります。

ただ、2013年以降の府中芝マイルのOP以上のレースを

世代を問わず比較してみると以下のようになります。

 

年月日 馬名 GS 残3F
200209 1 プリモシーン 107 60.2 34.1
130203 1 クラレント 115 60.2 33.2
150208 1 ヴァンセンヌ 106 60.2 34.1
191019 1 ノームコア 112 60.2 33.5
200215 1 ミヤマザクラ 99 60.3 34.7
151024 1 ダノンプラチナ 115 60.3 33.1
161022 1 ヤングマンパワー 106 60.4 33.9
180204 1 リスグラシュー 109 60.4 33.6
171028 1 ラッキーライラック 96 60.5 34.9
170514 1 アドマイヤリード 110 60.5 33.4
220605 1 ソングライン 108 60.5 33.6
141101 1 ココロノアイ 98 60.5 34.6
181124 1 グァンチャーレ 109 60.6 33.4
191005 1 サリオス 106 60.6 33.7
181006 1 グランアレグリア 99 60.6 34.4
141011 1 クラリティスカイ 96 60.6 34.7
131123 1 サトノギャラント 107 60.7 33.5

 

これをどう評価するかですが、

自分としてはOP特別並の内容と判断するのが自然かなと思います。

安田記念組からは、ソウルラッシュとエアロノノアは低評価とします。

また、セリフォスも人気すると思いますが、

ダノンスコーピオンと並ぶような人気になるようなら

思い切って消しもありかなと思いました。

ソウルラッシュはマイラーズカップを勝っていますが、

阪神牝馬Sと比較しても低いパフォーマンスで、実績と呼べるかどうか。

 

こう考えると、ダノンスコーピオンが勝ち負けで、

残りの実績馬、人気馬はいうほど内容がともなっているとは思えません。

そこで1頭、気になる馬としてピースワンパラディをあげたいと思います。

東京マイルは2020年のキャピタルSがあり、

このときのGS111はぎりぎり富士Sでも馬券圏内があっておかしくない数字でした。

屈腱炎で長期休養を経て、前走関屋記念で5着。

レースレベル自体が低く、この馬も重賞でどうのという内容ではありませんでしたが、

一度叩かれて、次走本領発揮なら3着があっておかしくありません。

先行脚質も魅力です。

 

 

 

 

 

 

 

コメント

  1. 田口 より:

    こんにちは。GS指数、以前は過去の指数も見れましたが今は7月の途中迄しか見れません。以前のように過去は見れるようにはならないでしょうか?又、GS指数は長く続けて欲しいですので有料の配信をご一考できないしょうか?よろしくお願いします。

  2. 高田泰蔵 takadataizo より:

    >田口さん

    いつも見ていただいてありがとうございます
    過去のGS表は、諸事情により全部のせきれておりませんが、もし見たい日のものがあればアップいたします

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